JPH03221463A

JPH03221463A - 光熱転写型記録装置

Info

Publication number: JPH03221463A
Application number: JP2016209A
Authority: JP
Inventors: Michitoku Kuami; 朽網　道徳; Shigeharu Suzuki; 重治鈴木; Michio Shimura; 志村　美千男; Katsunori Yamagishi; 勝則山岸
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1990-01-29
Filing date: 1990-01-29
Publication date: 1991-09-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】二概　要〕透明基材にインク層を形成したインクシートに、光源か
らの光を照射してインク層のインクを熱溶融させ、この
溶融したインクを記録紙に転写する、プリンタやファク
シミリ等の画像記録に適用される光熱転写記録装置に関
し、インクシートに対する光の照射時間を短くし、その結果
高速の記録が行えるようにすることを目的とし、光源系が複数のレーザ光源からなり、各レーザ光源から
の照射光を前記インクシート上の同一点に同時に集光さ
せるようにした光熱転写型記録装置を構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明はプリンタやファクシミリ等に適用される画像記
録方式に係わり、特にレーザなどの光により高速に画像
を記録する装置に関する。本発明は、さらに詳細には、
透明基材にインク層を形成したインクシートに、光源か
らの光を照射してインク層のインクを熱溶融させ、この
溶融したインクを記録紙に転写する光熱転写記録装置に
関する。

インクシートを使用した熱転写記録方式は、構造が簡単
で小型化が容易である等の特徴をもつため、小型プリン
タの記録方式として広く普及している。特に高精度記録
を必要とする場合には、解像度の高いレーザ光を熱源に
した記録方式が好ましい。このような光のエネルギによ
り熱転写を行う記録方式において、記録速度を向上する
ことが要求されている。

〔従来の技術〕

サーマルヘッドに代えて半導体レーザのような光源を熱
源とした熱転写記録方法が既に提案されている。このよ
うに、小型記録装置に搭載可能な半導体レーザを熱源に
した場合、ビームの直径を数ミクロンに絞れるので、記
録の解像度は、ドツトサイズが数十ミクロンの従来のサ
ーマルヘッドに比べ格段に向上する。

第３図は、このような従来の光熱転写型の記録方式の概
要を示したものであり、第４図は、従来の光熱転写型記
録装置全体を示している。この方式では、透明基材６に
光吸収型の熱転写性インク層７を形成してなるインクシ
ート５に、透明基材６の側よりレーザ光２４を照射し、
インク層７等で光を吸収させ、このときの発熱によりイ
ンクを溶融し、インク層７に密着させた記録紙８にイン
クを転写する画像記録方式である。このような光熱転写
型の記録方式は、装置構成が簡単でかつ解像度の高い記
録ができる利点がある。なお、第３図及び第４図におい
て、１０は回転多面体ミラー１１は偏向レンズ、１２は
プラテン、２１はレンズ光源、２２は光学・変調系、２
３は偏向装置、２４は光ビームである。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、従来の光熱転写型の記録方式では、イン
クの発熱溶融に大きな光エネルギを必要とするため、現
在実用化されている半導体レーザの出力パワーでは、１
ドツト当たりの照射時間を十分とる必要があった。即ち
、記録に必要な時間は、このドツト当たりの照射時間を
基準とした記録周期によって決まるため、高速記録を行
うには、この１ドツトに必要な照射時間、即ちパルス幅
を短くする必要がある。

そこで、本発明は上記従来技術の問題点を解決するもの
で、■ドツト当たりの照射時間を短くし、従って、記録
速度を速くすることのできる光熱転写型の記録装置を提
供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

このような課題を解決するために、本発明によれば、レ
ーデ光源から発せられるレーザ光を光変調器と光偏向器
とにより偏向し、透明基材にインク層を形成したインク
シートに、該レーザ層を照射してインクを熱溶融させ、
この溶融したインクを記録紙に転写する光熱転写記録装
置において、該レーザ光源系が複数のレーザ光源からな
り、これらの照射光をシート上の同一点に同時に集光さ
せることを特徴とする光熱転写型記録装置が提供される
。

〔作　用〕

レーザ光を照射した際のインクシートの発熱量は、光の
照射エネルギに依存する。照射エネルギは、レーザ光の
照射パワーと照射時間を乗じた値であり、同じ発熱量を
得るためには照射パワーが２倍になると、照射時間は１
／２となる。そこで、本発明に基づき複数個例えばｎ個
のレーザ光源を用意しておけば、各レーザ光源の必要照
射時間は１／ｎとなり、記録速度はｎ倍に改善できる。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明
する。

第１図は本発明の一実施例を示す概略図であり、第２図
は同実施例の全体構成図である。インクシート５は、６
μｍの厚さのポリエチレンテレフタレートフオーム（透
明基材６）上に、ワックス及び黒色染料カヤセットブラ
ック（例えば、日本化薬社製）の混合でなる厚さ６μｍ
のインク層７を設けてなる。このインクシート５のイン
ク層７面に記録紙８を重ね、透明基材６側から半導体レ
ーザ４を照射して記録を行う。ここで光源系には、同一
性能のレーザ光源１を３個並列して設け、この３個のレ
ーザ光源１から出射されたレーザ照射ビームを、ハーフ
ミラ−９、変調器２を経て、回転多面体ミラー１０によ
り偏向し、さらに偏向レンズ１１によりインクシート５
上に結像照射する。

この実施例では、３個のレーザ光源１から出射されたレ
ーザビームは変調器２の手前で同一光路に集められる。

各レーザビームのインクシート５上の照射面における光
強度は２×１０４ｉｌｌ／Ｃ［Ｉ！であり、照射時間は
０．０３ｍ５、スポット径は５μｍの条件で、記録濃度
１，１００のドツトが記録できた。

比較のため、従来のように１個の半導体レーザ光源によ
り、同様の記録を行った結果、同一パワーで同じように
　記録濃度　１，１００ドツトを得るには、照射時間は
Ｑ、１ｍｓ　　が必要であり、記録速度は　、本発明の
実施例に比べ１／３であった。

なお、この実施例では使用したインクシート５は、透明
基材であるポリエチレンテレフタレートフィルム６上に
、ワックス及び黒色染料カヤセットブラック（日本化薬
社製）の混合からなるインク層７を設けてなるものであ
ったが、本発明の実施例としては、各種のインクシート
やカラーシートなどについて可能であることは記述する
までもない。またレーザ光源１の数についても同様であ
る。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれは、光照射で熱転写記
録を行う光熱転写型の記録装置において、高速記録を達
成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略図であり、第２図
は同実施例の全体構成図、第３図は従来の光熱転写記録
装置の概略図、第４図は従来の光熱転写記録装置の全体
構成図である。 ■・・・レーザ光源、２・・・光学・変調系、３・・・偏向装置、４・・・光ビーム、５・・・インクシート、６・・・透明基材、７・・・インク層、８・・・記録紙、９・・・ミラー、１０・・・回転多面体ミラー１１・・・偏向レンズ、１２・・・プラテン。

Claims

【特許請求の範囲】

１、透明基材（６）にインク層（７）を形成したインク
シート（５）に、光源系からの光を照射してインク層の
インクを熱溶融させ、この溶融したインクを記録紙（８
）に転写する光熱転写記録装置において、前記光源系が
複数のレーザ光源（１）からなり、各レーザ光源からの
照射光を前記インクシート（５）上の同一点に同時に集
光させることを特徴とする光熱転写型記録装置。