JPH07276681A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH07276681A
JPH07276681A JP7202094A JP7202094A JPH07276681A JP H07276681 A JPH07276681 A JP H07276681A JP 7202094 A JP7202094 A JP 7202094A JP 7202094 A JP7202094 A JP 7202094A JP H07276681 A JPH07276681 A JP H07276681A
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JP
Japan
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image
color material
sheet
image recording
material sheet
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7202094A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Sasaki
義 晴 佐々木
Hideaki Seijiri
尻 秀 明 聖
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】加熱手段として光ビームを利用した剥離転写に
よる画像記録装置であって、カラー画像記録であって
も、高画質な画像を迅速に記録することができる画像記
録装置を提供する。 【構成】剥離可能な色材層を有する色材シートおよび受
像材料を用い、走査露光によって画像記録を行う画像記
録装置であって、使用する色材シートの感度に応じて光
ビーム強度および/または記録速度を調整する機能を有
することにより、あるいは色材シートに入射する光ビー
ムの径の比率を0.7〜1.7とすることにより、ある
いは色材シートを画像記録位置に保持する保持部材の表
面を光反射材で形成することにより、あるいは色材シー
トに入射する光ビームの光軸を、色材シート面の法線に
対して5〜15°傾けて設定することにより、前記目的
を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色材層を有する色材シ
ートと、色材シートから画像が転写される受像材料とを
用い、色材層を画像様に加熱して、色材を受像材料の受
像層に加熱転写する画像記録装置に関し、特にカラー画
像記録であっても、高速かつ高画質な画像記録が可能な
画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】加熱転写が可能な色材層を有する色材シ
ートと、受像材料とを用い、色材層を画像様に加熱し
て、色材層の露光部分を受像層に転写することにより、
受像材料上に画像を得る画像記録装置が各種知られてい
る。具体的には、支持体上に熱溶融性の色材層が形成さ
れた色材シートを用い、少なくとも記録位置において、
色材シートと受像材料とを重ねて色材層と受像材料とを
十分密着して、色材シートの裏面側(色材層と逆面)か
らサーマルヘッドやレーザビーム等の光ビームで画像様
に加熱して色材層に潜像を形成し、その後、色材シート
と受像材料とを剥離することによって、色材層の露光部
分を受像層に転写して、受像材料上に画像を転写する方
法が例示される。
【0003】このような転写による画像記録において
は、受像材料への画像転写性をより良好にするために、
受像材料の表面(画像転写面)を粘着性とし、かつ色材
シートの色材層を熱剥離性とし、色材層の画像記録部分
を受像材料に剥離転写する方法も知られている。さら
に、受像材料が支持体(受像材料本体)と剥離可能な受
像層とを有し、色材シートから受像層への画像転写後、
受像層を剥離して画像ごと紙等の永久支持体に貼着・転
写することによって、永久支持体をハードコピーとする
画像記録装置も知られている。この画像記録装置は、永
久支持体として印刷本紙等を使用することにより、実際
の印刷物に近いハードコピーが得られるので、印刷分野
におけるプルーフの作成等への応用が期待される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
色材シートと受像材料とを用いた転写による画像記録装
置によってカラー画像を記録する際には、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)さらに必要に
応じてスミ(K)の4色の色材シートを用い、各色の画
像を順次受像材料に転写して画像記録を行う。すなわ
ち、例えば、最初にC色材層を有するC色材シートを用
いて、C色材シートを像様に加熱して受像材料にC画像
を転写し、次いで、次ぎに記録すべき色の色材シート、
例えば、M色材層を有するM色材シートを用いて、先に
記録したC画像に位置合わせ(見当合わせ)してM画像
を受像材料に転写し、以下、同様にY画像、次いでK画
像と、4色(あるいはこれに加えて、いわゆる特色)を
順次受像材料に転写して、カラー画像の記録が行われ
る。
【0005】また、高画質なカラー画像を記録するため
には、すべて色の見当が50μm以下、特に高画質が要
求される用途、例えば前述の印刷分野におけるカラープ
ルーフ等では、30μm以下、好ましくは20μm以下
の精度ですべての色の見当が合っていることが要求され
る。
【0006】つまり、転写による画像記録でカラー画像
を記録する際には、結果的に4回の画像記録を行うこと
になる。また、印刷分野における、いわゆる特色を使用
する際には、それ以上の回数の画像記録を行う結果とな
る。しかも、各色の画像記録(転写)毎に、高精度な見
当合わせも行う必要がある。そのため、色材シートと受
像材料とを用いた転写によるカラー画像記録は、非常に
時間がかかってしまうという問題点がある。
【0007】特に、高分解能で高画質な画像記録が可能
な、加熱手段として光ビームを用い色材層を画像様に露
光して色材シートを加熱する画像記録装置においては、
画像はミクロンオーダの線または点で記録されるので、
例えば、A2サイズの画像を1枚記録するのに1時間以
上もの時間を要し、記録速度はより大きな問題となって
いる。
【0008】さらに、C、M、YおよびK等の各種の色
材シートは、それぞれ感度、すなわち色材層の色材を良
好に受像材料に転写するのに(転写可能な状態とするの
に)必要な熱エネルギの量に差がある場合が多い。この
場合には、通常は最も感度の低い(熱量が必要な)色材
シートに合わせて画像記録条件(記録速度等)を設定す
るので、比較的高速での画像記録が可能な色材シートを
使用する場合にも低速での画像記録を行う結果となり、
カラー画像の記録速度はさらに遅くなってしまう。しか
も、同じ条件で画像記録を行っても、使用する色材シー
トによって記録される画像の濃度(受像材料に転写され
る1画素の面積)が異なってしまい、色バランスの崩れ
た画像となってしまう。
【0009】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、色材シートと受像材料とを用い、
光ビームによって色材層を画像様に加熱して、色材層の
露光部分を受像層に転写することにより、受像材料上に
画像を得る画像記録装置であって、カラー画像記録であ
っても、高画質な画像を迅速に記録することができる画
像記録装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の画像記録装置の第1の態様は、剥離可能な
色材層を有する色材シートおよび受像材料を用い、前記
色材シートを搬送方向に搬送しつつ前記搬送方向と略直
交する移動方向に光ビームを移動して前記色材層を像様
に加熱し、色材層の加熱部分を前記受像材料に剥離転写
することにより画像を記録する画像記録装置であって、
複数種の色材シートが使用可能であり、各色材シートの
感度に応じて前記光ビーム強度および/または記録速度
を調整する機能を有することを特徴とする画像記録装置
を提供する。
【0011】また、本発明の画像記録装置の第2の態様
は、剥離可能な色材層を有する色材シートおよび受像材
料を用い、前記色材シートを搬送方向に搬送しつつ前記
搬送方向と略直交する移動方向に光ビームを移動して前
記色材層を像様に加熱し、色材層の加熱部分を前記受像
材料に剥離転写することにより画像を記録する画像記録
装置であって、色材シートに入射する前記光ビームの前
記搬送方向と移動方向の径の比率が、搬送方向/移動方
向=0.7〜1.7となるように前記光ビームを成形す
ることを特徴とする画像記録手段を提供する。
【0012】また、本発明の画像記録装置の第3の態様
は、剥離可能な色材層を有する色材シートおよび受像材
料を用い、前記色材シートを所定の画像記録位置に保持
して搬送方向に搬送しつつ前記搬送方向と略直交する移
動方向に光ビームを移動して前記色材層を像様に加熱
し、色材層の加熱部分を前記受像材料に剥離転写するこ
とにより画像を記録する画像記録装置であって、前記色
材シートを画像記録位置に保持する保持部材の表面を光
反射材で形成することを特徴とする画像記録装置を提供
する。
【0013】さらに、本発明の画像記録装置の第4の態
様は、剥離可能な色材層を有する色材シートおよび受像
材料を用い、前記色材シートを搬送方向に搬送しつつ前
記搬送方向と略直交する移動方向に光ビームを移動して
前記色材層を像様に加熱して、色材層の加熱部分を前記
受像材料に剥離転写することにより画像を記録する画像
記録装置であって、前記色材シートに入射する光ビーム
の光軸を、色材シート面の法線に対して5〜15°傾け
て設定したことを特徴とする画像記録装置を提供する。
【0014】また、前記画像記録装置の第4の態様にお
いて、前記光ビーム光軸の色材シート面の法線対象位置
に光反射部材を配置し、光反射部材による反射光を前記
色材シートに入射するのが好ましい。
【0015】
【発明の作用】前述のように、色材シートと受像材料と
を用た加熱転写による画像記録装置においては、カラー
画像の記録に時間がかかり、特に、加熱手段として光ビ
ームを使用する装置では、光ビームによる記録ピッチが
ミクロンオーダと小さいため、記録速度はより大きな問
題となっている。
【0016】これに対し、本発明の画像記録装置は、剥
離可能な色材層を有する色材シートおよび受像材料を用
い、色材シートを搬送方向に搬送しつつ搬送方向と略直
交する移動方向に移動する光ビームで露光(ヒートモー
ド露光)することによって色材層を像様に加熱して潜像
を記録し、色材層に記録した潜像を受像材料に剥離転写
することにより画像を記録する画像記録装置であって、
第1の態様においては、C、M、YおよびKの各色材シ
ート等、使用する色材シートの感度、すなわち受像材料
に画像を転写可能とするのに必要な熱エネルギの量に応
じて、前記光ビーム強度および/または記録速度を調整
する。すなわち、感度の低い色材シートを使用する場合
には、光ビーム強度の向上あるいは記録速度の低下の少
なくとも一方を実施し、逆に、感度の高い色材シートを
使用する場合には、光ビーム強度の低下あるいは記録速
度の上昇の少なくとも一方を実施する。従って、本発明
の画像記録装置の第1の態様によれば、使用する色材シ
ートのそれぞれの感度に応じて、最も適した記録速度や
光ビーム強度で画像記録(色材シートの露光・加熱)を
行うことができるので、例えば、感度の高い色材シート
を使用する際には通常よりも高速で画像記録を行って、
1枚の画像を記録するための全体的な記録速度を向上で
きると共に、色ムラ等のない高画質な画像記録を行うこ
とができる。
【0017】また、本発明の画像記録装置の第2の態様
は、同様に光ビーム走査を利用する加熱転写の画像記録
装置であって、色材シートに入射する光ビームの、色材
シート(受像材料)の搬送方向(主走査方向)と光ビー
ムの移動方向(副走査方向)の径の比率が、搬送方向/
移動方向=0.7〜1.7、特に好ましくは0.9〜
1.3となるように光ビームを成形して、色材シートを
像様露光する。従来の同様の画像記録装置では、色材シ
ートに入射する光ビームは短軸と長軸との比が大きな楕
円形ビームであり、光ビームのエネルギ密度が低く、記
録速度を遅くしなければならない。これに対して、本発
明の第2の態様においては、前記所定形状の光ビームを
使用することにより、高密度な光エネルギで良好な熱効
率で画像記録を行うことができるので、良好な光エネル
ギ効率で高速の画像記録を実現できる。
【0018】また、本発明の画像記録装置の第3の態様
は、同様に光ビーム走査を利用する加熱転写の画像記録
装置であって、色材シート(受像材料)を画像記録位置
に保持する、回転ドラム等の保持部材の表面を光反射材
で形成する。このような本発明の画像記録装置の第3の
態様においては、色材シートに入射した光ビームは、一
部が色材シート(および受像材料)を透過して、保持部
材表面で反射され再度色材シートに入射する。そのた
め、色材シートは保持部材表面からの反射光によって予
備加熱(プレヒート)された状態となるので、記録速度
を向上しても十分な熱量で潜像を記録して確実な剥離転
写を行うことができ、高速かつ高画質な画像記録を実現
できる。
【0019】さらに、本発明の第4の態様の画像記録装
置は、同様に光ビーム走査を利用する加熱転写の画像記
録装置であって、色材シートに入射する光ビームの光軸
を、画像記録位置における色材シート面の法線に対して
5〜15°傾ける。このような本発明の画像記録装置の
第4の態様においては、色材シート等に反射された光が
光源に戻る、いわゆる戻り光による光源の出力低下、波
長変動を生じることがなく、かつ光ビームが法線に対し
て大きな角度を持ちすぎることによる色材シート上にお
けるビームスポットサイズの増大がないので、これに起
因する転写ムラ等のない高画質な画像記録を安定して行
うことができ、しかも、この画質低下を防止するための
記録速度の減速を不要として、高速での画像記録を行う
ことができる。
【0020】また、前記本発明の画像記録装置の第4の
態様において、光ビーム光軸の色材シート面の法線対象
位置に光反射部材を配置し、光反射部材による反射光を
色材シートに入射してもよい。このように構成すること
により、前述の本発明の第3の態様と同様に、光反射部
材からの反射光によって色材シートをプレヒートした状
態とできるので、記録速度を向上しても十分な熱量で潜
像を記録して確実な剥離転写を行うことができ、高速か
つ高画質な画像記録を実現できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の画像記録装置について、添付
の図面に示される好適実施例を基に詳細に説明する。
【0022】図1に本発明の画像形成装置の一実施例の
線図的断面図を示す。図1に示す画像形成装置の説明に
先立ち、図2を参照して、本発明の画像形成装置に適用
されるカラー画像記録方法について簡単に説明する。な
お、本発明の画像形成装置に用いられる色材シートおよ
び受像材料の構成および材料は、特願平5−27574
9号明細書に記載されているものを用いることができ
る。
【0023】図2に、本発明の画像形成装置で実施され
るカラー画像記録方法を利用するカラー画像記録工程の
一例を概念的に示す。本発明に適用されるカラー画像記
録方法は、色材シート10、受像材料12および画像の
永久支持体である本紙14を用いた画像記録であって、
色材シート10に記録された画像を受像材料12の受像
層16に転写して、その後、受像層16を本紙14に転
写(貼着)することにより、カラー画像が記録された本
紙14をハードコピーとして得るものである。このよう
な本発明の画像記録方法は、本紙14として印刷本紙等
を利用することにより、実際の印刷物に近いハードコピ
ーを得ることができるので、印刷分野におけるカラープ
ルーフの作製に特に好適に利用可能である。
【0024】図2に示される例において、色材シート1
0は、支持体18、支持体18上に形成され、光熱変換
物質を含む光熱変換層19、光熱変換層19上に形成さ
れる熱剥離層20および熱剥離層20上に形成されるト
ナー等の顔料を含む色材薄膜(以下、色材層という)2
2とを有する。支持体18は、光熱変換層19、熱剥離
層20、および色材層22を機械的に支持する働きを
し、光源、例えば光ビームによる光照射を支持体18側
から行う場合には、光透過率が大である必要があり、高
解像度、例えば10μm以下のスポット径に絞り込む場
合には複屈折率が小さいことが好ましく、例えばポリエ
チレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、
ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の各種の樹脂材料が好
適に例示されるが、特に、二軸延伸ポリエチレンテレフ
タレートが好ましく例示される。また、その膜厚は、5
〜300μm、好ましくは25〜150μmの厚みがよ
い。
【0025】光熱変換層19は、レーザビーム、キセノ
ンフラッシュ等の光源から照射される高密度エネルギ光
を吸収して熱エネルギに変換する働きをする層で、カー
ボンブラック等の黒色顔料、フタロシアニン等の大環状
化合物を用いた顔料、有機色素等の光吸収材料をアクリ
ル系(共)重合体、セルロース系ポリマー、ビニル系ポ
リマー等のバインダーに混合して形成してなる層や、金
属材料を真空蒸着してなる層等が好適に例示される。良
好な剥離転写性を実現するために、光熱変換層19の膜
厚としては、例えば平均0.05〜2μm、好ましくは
0.1〜1μmでかつ光吸収率70%以上であるのが好
ましい。
【0026】熱剥離層20は、高密度エネルギ光非照射
状態で色材層22と光熱変換層19との間に介在し、両
者を結合させる機能を有し、高密度エネルギ光照射によ
り光熱変換層19で吸収した熱を受けて熱分解反応等の
熱反応を生じ、光熱変換層19と熱剥離層20との間の
結合力、熱剥離層20と色材層22との間の結合力、も
しくは熱剥離層20の凝集力のいずれかを低下させる作
用を有する。熱剥離層20の材料としては、例えば、上
記機能を有する比較的低い熱分解温度を持つ各種のポリ
マーが利用可能であるが、特に、ニトロセルロース等の
自己酸化性ポリマー、塩素化ポリオレフィン等のハロゲ
ン含有ポリマー、ポリイソブチルメタクリレート等のア
クリル系ポリマー、エチルセルロース等のセルロースエ
ステル等のポリマーと、ジアゾ化合物、アジド化合物、
ガス発生性材料等の熱分解性低分子化合物と、熱分解性
のバインダーポリマーとを含有する熱分解性の熱剥離層
20が好適に例示される。このような熱剥離層20は、
光熱変換層19より低い温度で熱変化するように設計さ
れる。また、良好な記録感度および高速記録性を実現す
るために、熱剥離層20の厚さ(塗布量)は、0.03
〜0.3μm程度であるのが好ましい。
【0027】色材層22は、画像を可視化するための色
素、顔料、染料などの色材、およびバインダの混合物か
らなる層である。顔料としては、有機顔料および無機顔
料のいずれも好適に用いられ、各種の画像記録分野にお
ける、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)、ブラック(K)の各色や、さらには印刷分野に
おいて特色と呼ばれる各種の色等に使用される、公知の
顔料がいずれも利用可能であるが、高解像力を実現する
ために、平均粒径を1μm以下、好ましくは0.5μm
以下とするのが好ましい。また、バインダーとしてはメ
チルセルロース等のセルロース誘導体、アクリル酸、ア
クリル酸エステル等のアクリル系モノマーの単独重合体
または共重合体等が好適に例示される。これらのバイン
ダーの平均分子量は、解像度等の点で、5,000-100,000
程度、特に10,000-30,000 が好ましい。また、後述する
が、良好な剥離転写を実現して高画質な画像を記録する
ためには、色材層22は比較的薄く0.1〜2μm程度
の厚さとするのがよく、好ましくは0.1〜1μm、よ
り好ましくは0.2〜0.4μm程度である。
【0028】以上のように構成された色材シート10
は、通常では熱剥離層20と色材層22とが強く接着さ
れた状態となっているが、サーマルヘッドや光ビーム等
の加熱記録手段によって直接もしくは光熱変換層19で
光熱変換されて加熱されると、露光部分の熱剥離層20
には熱分解反応等の熱反応が生じ、光熱変換層19もし
くは支持体18と色材層22との接着力を大幅に低下さ
せ、この加熱部粉のみが容易に剥離可能な状態となる。
このように、本発明に用いられる色材シート10におい
て、最も特徴的な部分は転写、すなわち画像形成に際
し、色材層22は変化せず、色材層22の下層に色材層
22の接着力を低下させる熱剥離層20を有している点
であり、この熱剥離層20を有していることから、色材
層22の厚みを従来に比べ大幅に、約10分の1程度に
薄くすることができ、かつ解像度も、特にレーザビーム
等の光ビーム方式では大幅に、例えば約2〜13倍程度
(例えば、レーザヘッド方式で1000〜4000dp
i)高めることができる。すなわち、光ビームのスポッ
ト径を10μm以下としても、色材層22の厚みが5μ
mを超えることはなく、通常0.1〜2μmであること
から、十分に再現可能である。また、図示しないが、色
材シート10の色材層22の表面には、取り扱い時の傷
防止、保存時の膜面同士の接着などを防ぐため、必要に
応じてカバーフィルムが設けられていてもよい。
【0029】一方、受像材料12は、支持体26、支持
体26上に形成されるクッション層28、およびクッシ
ョン層28上に形成される受像層16とを有する。支持
体26は、受像層16およびクッション層を機械的に支
持する働きを持ち、フィルム状もしくは板状であれば特
に制限的ではなく、その厚さはフィルム状の場合、一般
的に10〜400μm、好ましくは25〜200μmが
よい。
【0030】クッション層28は、弾性を有する層で、
転写時における色材シート10と受像材料12との押圧
力を吸収し、かつ色材層22と受像層16との良好な密
着を可能とし、両者間に介在するゴミやチリなどを埋め
込むことができるものである。ここでその膜厚は、20
〜50μmが好ましく、より好ましくは20〜30μm
である。
【0031】受像層16は、レーザビーム等の光ビーム
による色材シート10の露光・加熱によって接着力の低
下した色材層22を剥離し、受容するためのもので、粘
着性を有し、特色も含めて4色以上の色像(色材層2
2)を受容でき、そのため膜厚の変形が可能であるもの
が好ましく、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル
酸エステル−エチレン共重合体等のビカー(Vicat) 法に
よる軟化温度が約80℃より低いポリマー層が好まし
い。さらに、受像層16は、必要に応じて印刷本紙に転
写するために、画像受容後、適度のレリース性を得るこ
とのできる光重合性材料からなる受像層であるのが好ま
しい。このような光重合性の受像層としては、付加重合
によって光重合体を形成しうる多官能ビニルまたはビニ
リデン化合物の少なくとも一種、有機重合体結合剤、光
重合開始剤、および必要に応じて熱重合禁止剤等の添加
剤を含有するものである。受像層16の膜厚は、画像形
成後の4色以上の色像を受容するために変形される必要
があるが、そのための十分な厚さが最低あればよい。光
重合性物質の適正な塗布膜厚は、色像の膜厚によって異
なるが、1〜50μmが好適である。
【0032】受像層16は必要に応じて、二層構成であ
ってもよい。特に、印刷本紙等の永久支持体に画像を転
写する際、二層のうち上層を画像と共に転写し、下層
(支持体側)を受像支持体に残留させることもできる。
また、図2(a)に示される積層前の状態では、受像材
料12の受像層16は保護シート17で覆われており、
積層直前に保護シート17を剥離して廃棄するようにす
るのが好ましい。
【0033】受像材料12においては、受像層16は粘
着性を有する。従って、色材層22の被露光部分は、受
像層16と接触することで、容易に受像層16に剥離転
写される。また、受像層16は剥離可能であり、本紙1
4と受像材料とを密着積層して、加熱圧着した後、両者
を剥離することにより、受像層16はクッション層28
から剥離して本紙14に転写される。
【0034】図2に示される画像記録工程においては、
図2(a)に示されるように、受像材料12と色材シー
ト10とを色材層22と受像層16とが対面するように
搬送し、図2(b)に示されるように、保護シート17
を受像材料12から剥がして、色材シート10と受像材
料12とを加熱ローラなどのラミネート手段によって加
圧、さらに必要に応じて加熱して積層し、色材層22と
受像層16とを均一の粘着力で接着する。
【0035】次いで、図2(c)に示されるように、露
光ヘッド24の光源24aから射出され結像レンズ24
bでスポット径が絞られたレーザビーム等の光ビームに
よって色材シート10が像様に露光されると、色材シー
ト10の光熱変換層19によって光ビームが熱に変換さ
れ、その熱が熱剥離層20に伝導され、画像が潜像とし
て記録される。この画像記録によって、露光部分の熱剥
離層20による色材層22の接着力は低下し、色材層2
2は容易に剥離可能な状態となる。図中参照符号23
は、熱剥離層20に生じた接着力低下部分を示す。な
お、ラミネート手段による色材シート10と受像材料1
2との積層(色材層22と受像層16との粘着)は、光
ビームの照射部分だけでもよく、あるいは両材料全面的
であってもよい。
【0036】次いで、図2(d)に示されるように、色
材シート10と受像材料12を剥離し、現像する。ここ
で、前述のように色材シート10の色材層22の露光部
分は、光熱変換層19との結合力が低下し、受像層16
との粘着力の方が大きくなっているため、容易に剥離可
能な状態となっている。受像層16は粘着性を有するの
で、色材シート10と受像材料12とを剥離することに
よって、色材層22の非露光部分を剥離ムラを生じさせ
ることなく受像層16から剥離するとともに、色材層2
2の露光部分を受像層16に剥離転写して現像し、受像
層16に画像を形成する。また、色材層22を前述の比
較的薄い厚さ範囲としておくことにより、剥離現像を正
確かつ確実に行うことができ、剥離ムラや見当ズレのな
い高画質な画像を形成することが可能となる。
【0037】受像材料12の受像層16への1色の画像
形成が終了すると、次いで、別の色の色材シートを用
い、同様に図2(b)〜(d)の操作を繰り返して、別
の色の画像を受像材料12に剥離現像して形成する。こ
のようにして、C,M,YさらにはKの4色(あるいは
C,M,Yの3色、あるいはさらに、印刷分野において
特色と呼ばれる複数色)全ての画像を剥離現像して受像
材料12(受像層16)に転写し、カラー画像を形成す
る。全ての色の画像形成が終了した後、図2(e)に示
されるように、本紙14と受像材料12(受像層16)
を積層(ラミネート)して圧着あるいは加熱圧着した後
に、図2(f)に示されるように本紙14と受像材料1
2を剥離する。前述のように、受像材料12の受像層1
6は、紫外線硬化性などを有し、剥離可能であり、ま
た、硬化前の表面は粘着性を有するので、本紙14と受
像層16とを粘着後、受像層16を硬化させて剥離する
ことにより、受像層16はクッション層28から剥離し
て本紙14に貼着されることでカラー画像が本紙に転写
される。
【0038】このような図2に示すカラー画像記録方法
を実施する本発明のカラー画像形成装置の概念図が図1
に示される。同図に示す画像記録装置30は、フルカラ
ー画像を得るためのもので、色材シート10および受像
材料12の供給部32と、色材シート10等を画像記録
位置で保持する保持部材かつ色材シート10の搬送手段
を兼ねる回転ドラム34と、回転ドラム34上に設けら
れる感材固定/解除機構36と、回転ドラム34の外周
に沿って配置されるラミネート機構38と、露光手段4
0と、剥離機構42と、給紙部44と、ラミネート部4
6と、定着部48と、剥離部50と、トレイ部52と制
御部54とを有する。
【0039】このような画像記録装置30においては、
まず、供給部32から回転ドラム34に受像材料12を
供給して感材固定/解除機構36によって固定し、次い
で、感材供給部32から回転ドラム34に色材シート1
0を供給して、ラミネート機構38によって受像材料1
2上に色材シート10を粘着して積層する(図2(a)
〜(b)参照)。その後、制御部54からの画像信号に
応じて制御された露光ヘッド24によって色材シート1
0を像様に光ビームで露光・加熱して潜像として画像を
記録する(図2(c)参照)。続いて、剥離機構42に
よって色材シート10を回転ドラム34上に固定されて
いる受像材料12から剥離して、潜像として記録された
色材シート10の画像を受像材料12に転写して現像し
て、受像材料12上に画像を形成する(図2(d)参
照)。
【0040】以上の操作(図2(b)〜(d)の工程)
を3〜4色について繰り返し、受像材料12上にカラー
画像を形成した後(図2(e)参照)、この受像材料1
2と給紙部44から供給された本紙14とをラミネート
部46で積層・密着し、定着部48で受像材料12の受
像層16を光硬化させた後、剥離部50で剥離し(図2
(f)参照)、フルカラー画像が形成された本紙14は
トレイ52aに、使用済受像材料12は廃材スタッカ5
2bに排出される。こうして、フルカラー画像をハード
コピーとして得ることができる。
【0041】供給部32は、ロール状の受像材料12お
よび複数のロール状の色材シート10、例えばY,M,
C,Kの標準ドナーシートや印刷分野で用いられる特色
シートなどのロール状の色材シートが保持されているス
テーション53と、ロール状の色材シート10および受
像材料10を引き出す1対の引出ローラ54と、引出ロ
ーラ54によってステーション53から引き出された色
材シート10等を所定長に切断するカッタ55と、色材
シート10等を挟持搬送する1対のローラ56と、色材
シート10等を回転ドラム34上に案内し、色材シート
10等の先端を回転ドラム34上の取り付けられた固定
/解除機構36に固定位置まで案内するガイド57とを
有する。
【0042】回転ドラム34には、まず受像シート12
が供給されるが、その先端が固定/解除機構36のクラ
ンプ等により固定され、回転ドラム34の図中矢印方向
への回転によって回転ドラム34の外周上に巻き付けら
れ、後端も固定/解除機構36により固定される。ここ
で、色材シート10固定/解除手段36の先端固定部と
後端固定部の少なくとも一方は、色々な長さの色材シー
ト10の固定が可能なように、回転ドラム34の外周上
を移動可能であるのが好ましい。
【0043】次いで、回転ドラム34の外周上に巻き付
けられた受像シート12上に、同様にして供給部32か
ら搬送されてきた色材シート10が積層して巻き付けら
れる。この色材シート10の受像シート12上への積層
は、内部にヒータを内蔵してもよいラミネートローラ5
8と、ラミネートローラ58を支点59aを中心に回動
し、回転ドラム34の外周に接離させるアーム59と、
ラミネートローラ58を所定押圧力でドラム外周に押圧
する押圧手段60からなるラミネート機構38によって
行われる。
【0044】このようにして回転ドラム34に受像材料
12および色材シート10が積層されて固定されると、
露光手段40からの光ビームL(図3等参照)によって
色材シート10が裏面(支持体18側)から画像様に露
光・加熱されて、色材層22に潜像が記録される。露光
手段40は、変調手段を含み、光ビーム等の高密度エネ
ルギ光を射出する光源24aと光ビームのスポット径を
調整する結像レンズ24b等からなる露光ヘッド24
(図2(c)参照)と、図3に示されるように、露光ヘ
ッド24を回転ドラム34の軸方向(矢印x方向)に移
動することによって、光ビームを移動方向に移動して副
走査を行う副走査手段61とを有する。他方、光ビーム
による色材シート10の主走査、すなわち色材シート1
0(および受像材料12)の搬送は、回転ドラム34の
矢印y方向への回転によって行う。すなわち、図示例の
画像記録装置30においては、いわゆるドラムスキャナ
と同様にして色材シート10を光ビームLによって2次
元的に走査する。なお、露光手段40に副走査移動手段
61を設けず、回転ドラム34に軸方向の移動手段を設
け、回転ドラム34を回転主走査しつつ軸方向に移動さ
せて副走査させてもよい。
【0045】光ビームLの光源24aは、色材シート1
0への潜像形成に十分な高密度エネルギ光を射出できれ
ばよく、例えば、アルゴンイオンレーザ、ヘリウムネオ
ンレーザ、ヘリウムカドミウムレーザ等のガスレーザ、
YAGレーザなどの固体レーザ、半導体レーザなどの他
に、色素レーザ、エキシマーレーザなどを用いることが
できる。本発明における画像記録に用いられる光ビーム
Lは、これらの光源から直接射出された光、もしくはこ
れらの射出光を二次高調波素子を通して、半分の波長に
変換した光等を用いることができ、色材シート10の感
光波長、感度、必要とされる記録速度に応じて、これら
のレーザから適宜選択されるが、これらの中で半導体レ
ーザが価格、出力パワー、大きさ、変調のしやすさ等の
点から、最も好ましい。また、複数の光源からの光ビー
ムを集光して、1本の光ビームとして露光用の光ビーム
Lとしてもよく、複数の光源からの光ビームをアレイ状
に配列させてもよい。さらに、1つの光源からの光ビー
ムを超音波変調素子を通して複数本の光ビームとしても
よい。
【0046】光熱変換層上で集光される光ビームスポッ
トの大きさ、および走査速度は、画像に必要とされる解
像力、材料の記録感度等に応じて設定される。印刷用途
の場合、一般に高い解像力が必要であり、ビームスポッ
トは小さい方が画質的に好ましいが、一方で焦点深度が
小さくなり、機械的な制御が困難になる。また、主走査
速度が小さすぎると、熱転写シート支持体等への熱伝導
による熱損失が大きくなり、エネルギ効率が低下すると
共に、記録時間が長くなり好ましくない。以上から、本
発明での記録条件は、光熱変換層19上のビーム径が5
〜50μm、特に好ましくは6〜30μm、走査速度1
m/秒以上、好ましくは3m/秒以上である。
【0047】ここで、本発明にかかる画像記録装置30
においては、色材シート10(光熱変換層19)に入射
する光ビームLが、主走査方向y(色材シートの搬送方
向)と副走査方向x(光ビームLの移動方向)の径の比
率y/xが0.7〜1.7の楕円形または真円形のスポ
ット形状となるように光ビームLを成形する(図4参
照)。従来の画像記録装置(特に、半導体レーザを光源
として用いる装置)では、光源から射出される光ビーム
のx方向とy方向との射出角度が同一ではないため、色
材シート10に入射する光ビームはy/xが2〜3の楕
円形ビームとなってしまい、光ビームスポットの単位面
積当たりの光エネルギーが低いため、色材層22を十分
な熱量で加熱するためには、記録速度(特に主走査速
度)を低下する必要があった。
【0048】これに対し、本発明の画像記録装置(第2
の態様)では、y/xが0.7〜1.7のスポット形状
の光ビームを使用することにより、高密度な光エネルギ
で良好な熱効率で画像記録を行うことができるので、高
速画像記録を実現できる。例えば、副走査方向xのビー
ム径を一定としてy/xを3から1に調整すると、ビー
ムスポット面積は1/9となり、光出力は一定であるの
で単位面積当たりの光エネルギは9倍となる。一般的
に、高分解能(高精細)な画像記録を実現するために
は、ビームスポット径を10μm以下にする必要がある
ため、光源として半導体レーザを用いる場合には、いわ
ゆるシングルモードの半導体レーザが使用されるが、現
状の技術レベルでは、シングルモード半導体レーザは1
00mW程度の出力が限界である。すなわち、本発明の画
像記録装置によれば、同条件であれば900mWの出力で
画像記録を行ったのと同様の効果があり、記録速度を大
幅に向上することができる。
【0049】ここで、高速かつ良好な画像記録を実現す
るためには、単に光ビームスポットを小さくすればよい
わけではなく、前述のように、光ビームスポットのy/
xが0.7〜1.7となるように光ビームを成形する必
要がある。図5に、光ビームスポットのy/xと画像記
録の可否との関係を示す。前述のように、本発明の画像
記録装置30で使用する色材シート10は、剥離転写に
よる画像記録を行うものである。そのため、通常の熱溶
融型の転写を行う色材シートのように、加熱量が不十分
でも熱量に応じた色材が転写されることはなく、加熱量
(露光量)に応じて、色材層22の転写(画像記録)が
行われるか否かの二値的な特性を有する。本発明者の検
討によれば、図5に示されるように、光ビームスポット
のy/xが0.7〜1.7の範囲外では、光ビームの主
走査方向と副走査方向との光量バランスが悪く、確実な
画像記録を行うことができない。また、より高画質かつ
確実な画像記録を実現するためには、y/xは0.9〜
1.3とするのが好ましい。
【0050】このような本発明の画像記録装置30にお
いては、光ビームLのスポット形状の成形方法は特に限
定はなく、公知の光成形手段がいずれも利用可能であ
る。具体的には、シリンドリカルレンズ、アナモルフィ
ックプリズムペア、プリズム、ミラー等の各種の光学部
材を用いた成形方法が好適に例示される。
【0051】また、本発明にかかる画像記録装置30に
おいては、より高速での画像記録を実現するために、回
転ドラム34の表面を光反射性とする。
【0052】図6に、露光時の回転ドラム34の表面近
傍を模式的に示す。通常の画像記録装置においては、露
光ヘッド24から射出された光ビームLは、色材シート
10の光熱変換層19に集光するように調整される。こ
こで、本発明(第2の態様)の画像記録装置において
は、回転ドラム34の表面34aを光反射性とすること
により、図6に示されるように、(受像材料12が透明
であれば)色材シート10を通過した光ビームLは拡散
しつつ受像材料12内を進行し、回転ドラム34表面で
反射されて、再度色材シート10に入射する。色材シー
ト10の拡散光入射部分は、この光で弱く露光された状
態となるので、画像未記録部分(未露光部分)を予備加
熱(プレヒート)した状態となり、記録速度を向上して
も、画像記録に十分な熱量を確保することができる。そ
のため、高速での画像記録が可能となる。
【0053】本発明においては、回転ドラム34そのも
のを光反射可能な材料で形成してもよく、回転ドラム3
4の表面に光反射材を貼着する等によって、表面を光反
射性としてもよい。光反射材には特に限定はなく、金属
切削表面の光沢、アルミニウム、金、クロム、スズ等の
金属薄膜、誘電体多層膜等、公知の光反射材がいずれも
利用可能である。また、受像材料12が遮光性である場
合等には、受像材料12に光反射層を形成して、同様の
効果を発揮してもよい。
【0054】ここで、このような光ビーム走査による画
像記録装置では、色材シート10等に入射して反射され
た光ビームが再度光源24aに入射して、光源の出力低
下、波長変動を生じる、いわゆる戻り光の問題がある。
特に、本発明の画像記録装置(第3の態様)において
は、回転ドラム34の表面が光反射材であるので、この
戻り光の問題は大きい。これに対し、本発明(第4の態
様)にかかる画像記録装置30においては、図7に示さ
れるように、色材シート10に入射する光ビームLの光
軸を、画像記録位置における色材シート面の法線Aに対
して5〜15°傾ける。
【0055】図8に、光ビームLの光軸と法線Aとの成
す角度と、画像記録の可否との関係を示す。図8に示さ
れるように、光軸と法線Aとの角度が5°未満では、画
像記録を行うことができない。これは、戻り光によって
所定の光ビーム出力および波長を得ることができないた
めである。すなわち、光軸と法線Aとの角度が5°以上
となった時点で、戻り光が急激に低下する。逆に、光軸
と法線Aとの角度が15°を超えると、やはり、画像記
録を行うことができない。この条件では色材シート上に
おけるビームスポットサイズが大きくなりすぎ、単位面
積あたりの光エネルギーが低下して、画像記録に十分な
加熱を行うことができない。
【0056】従って、本発明の画像記録装置によれば、
いわゆる戻り光による光源の出力低下、波長変動を生じ
ることがなく、かつ、光ビームの単位面積あたりの光エ
ネルギー低下を招くことがないので、これに起因する転
写ムラ等のない高画質な画像記録を安定して行うことが
でき、しかも、この画質低下を防止するための記録速度
の減速を不要として、高速での画像記録を行うことがで
きる。
【0057】ここで、このような本発明の第4の態様に
おいても、回転ドラム34によって反射される光の反射
方向を、色材シート10の画像未記録部分に向けること
により、前述の図6に示されるプレヒートによる効果を
得ることができ、より高速での画像記録を行うことが可
能となる。
【0058】図7に示される例は、光ビームLの光軸を
法線Aに対して副走査方向(矢印x方向)に傾けたもの
であるが、本発明はこれに限定されず、図9に示される
ように、光ビームLの光軸を法線Aに対して主走査方向
(矢印y方向)に5〜15°傾けてもよい。図9に示さ
れる例において、(a)は法線Aを水平にして画像記録
位置を設定した例であり、(b)は法線Aを下方に傾け
て、光ビームLを水平に設定した例である。
【0059】さらに、図10に示されるように、回転ド
ラム34に反射された光ビームLを再度色材シート10
に反射する反射鏡25を配置することにより、色材シー
ト10のプレヒートをより良好に行うことができ、さら
なる画像記録の高速化を計ることができる。この態様に
おいては、光源24aへの戻り光を防止するために、反
射鏡25からの反射光は、色材シート10の未記録部分
で、かつ光ビームLの光軸を外れた位置に入射するよう
に配置するのが好ましい。反射鏡25は、凹面鏡であっ
ても平面鏡であってもよいが、より高速の画像記録を実
現するためには、凹面鏡で集光するのが好ましい。
【0060】このような画像記録(露光・加熱による潜
像の形成)を行うためにの画像データは、本発明の画像
記録装置30の外部の画像読取装置、画像処理装置、D
TP機能を持つワークステーション(W/S)、電子出
版システムや各種の記憶媒体(磁気テープ、フロッピー
ディスク、ハードディスク、RAMカード等々)からS
CSIインターフェース等を介してディジタル信号とし
て、制御部54に伝送され、必要な処理が施された後、
露光手段40に伝送され、露光ヘッド24による露光の
制御が行われる。制御部54は、露光手段40の副走査
手段61による副走査および回転ドラム34の回転主走
査の制御を始めとして、本発明の画像記録装置30の各
部の制御および全体シーケンスの制御などを行う。制御
部54からの画像信号による光ビームの変調は、例えば
アルゴンイオンレーザの場合には外部変調器にビームを
通し、また半導体レーザの場合には、レーザーに注入す
る電流を信号により制御(直接変調)する等、公知の方
法により行なわれる。
【0061】剥離機構42は、露光手段40による露光
(加熱)によって潜像として画像が形成された色材シー
ト10を受像シート12から剥離すると同時に色材シー
ト10の潜像を受像シート12に剥離転写して現像する
ためのもので、アーム67に軸支される剥離ローラ62
と、剥離ローラ62に当接する2個の分割ローラ63,
64と、剥離ローラ62に沿って分割ローラ63,64
の分割ローラ片間に設けられる櫛刃ガイド板65等を有
する。
【0062】光ビームによる露光によって熱エネルギが
像様に印加され、色材層22の接着力が低下することで
潜像として画像が形成された色材シート10と、これが
接着された受像層16を持つ受像材料12との積層体に
対し、アーム67が回動して積層体の受像材料12の受
像層16と色材シート10の色材層22との間に櫛刃ガ
イド板65を挿入するとともに積層体を色材シート10
側から剥離ローラ62によって押圧する。ここで、色材
シート10と受像シート12のいずれかの接合長さを変
えておけば櫛刃ガイド板65を両者間に容易に挿入でき
る。この後回転ドラム34を回転するとともに剥離ロー
ラ62、分割ローラ63,64を回転させ、色材シート
10の先端を櫛刃ガイド65に沿って移動させ剥離ロー
ラ62と分割ローラ63の間に挟持させる。こうして、
色材シート10を剥離ローラ62で押圧しながら、剥離
ローラ62と分割ローラ63,64との間で挟持搬送し
て、受像シート12から剥離する。
【0063】このようにして、先頭の一色、例えばC画
像の画像記録および受像材料12への転写が終了する
と、次いで、同様にして、次色、例えばM色材層を有す
るM色材シートが供給部32から回転ドラム34に供給
されて、C画像が転写された受像材料12上に貼着さ
れ、画像(潜像)記録位置合わせ(見当合わせ)が行わ
れた後に、露光ヘッド24による色材シートの露光(潜
像記録)、受像材料12への転写が行われる。以下、同
様にしてYおよびKの残りの色の画像記録・受像材料1
2への転写が行われ、4色のカラー画像が受像材料12
に転写される。
【0064】ここで、C、M、YおよびK等の各種の色
材シートは、それぞれ感度、すなわち色材層の色材を受
像材料に転写可能な状態とするのに必要な露光量(つま
り熱エネルギの量)に差がある場合が多い。そのため、
従来の画像記録装置では、通常は最も感度の低い(熱量
が必要な)色材シートに合わせて画像記録速度等の記録
条件を設定するので、すべての色材シートによる画像記
録を低速で行う結果となり、画像記録に時間がかかる。
しかも、色の違いで記録される画像の濃度(受像材料に
転写される1画素の面積)が異なってしまい、色バラン
スの崩れた画像となってしまう。
【0065】これに対し、本発明にかかる画像記録装置
30においては、C、M、Y等、使用する色材シート1
0の感度に応じて、制御部54は光ビームLの強度、画
像記録速度(回転ドラム34の回転速度、露光ヘッドの
24の移動速度)を調整する。すなわち、感度の低い色
材シート10を使用する場合には、制御部54は光ビー
ムL強度の向上あるいは記録速度の低下の少なくとも一
方を実施し、逆に、感度の高い色材シート10を使用す
る場合には、制御部54は光ビーム強度の低下あるいは
記録速度の上昇の少なくとも一方を実施する。
【0066】従って、本発明(第1の態様)の画像記録
装置によれば、使用する色材シート10のそれぞれの感
度に応じて、最も適した記録速度や光ビーム強度で画像
記録(色材シートへの潜像記録)を行うことができるの
で、例えば、感度の高い色材シート10では高速で画像
記録を行って、1枚の画像を記録するための全体的な記
録速度を向上できる。また、すべての色の画像記録を、
各色材シート10の感度に応じた記録条件で行うので、
色バランスの良好な画像記録を行うことができる。
【0067】このようにしてC,M,YおよびKの4色
の画像が正確に見当合わせされて剥離・転写・現像され
た受像シート12は、ガイド部材70,70に案内され
つつ、搬送ローラ対71によって搬送されて、ラミネー
ト部46に搬送される。ラミネート部46においては、
受像シート12の搬送にタイミングを合わせて、本紙供
給ロール72が本紙カセット73から本紙14を送り出
し、ガイド部材70によって案内しつつ図中左方向に搬
送する。本紙14を手差し供給口44aから本紙供給ロ
ール72に供給してもよい。次いで、受像シート12お
よび本紙14は、レジストローラ対75によって位置合
わせされつつ積層され、定着部48に搬送される。
【0068】定着部48において、ラミネート部46に
おいて積層された受像材料12と本紙14は、圧着ロー
ラ76aおよび加熱ローラ76bより構成される加熱定
着ローラ対76によって加熱定着されつつ挟持搬送さ
れ、さらに紫外線ランプ等の後露光ランプ77によって
さらに受像シート12の受像層16が剥離しやすいよう
に硬化する。なお、加熱ローラ76bは、加熱しない圧
着ローラとしてもよい。次いで、剥離部50において、
剥離ローラ対78および剥離ガイド79によって、硬化
して剥離しやすい受像層16が受像シート12より剥離
され、受像層16が本紙14に貼着されて画像が転写さ
れ、画像が転写された本紙14はハードコピーとしてト
レイ部52のトレイ52aに排出され、受像層16が剥
離された受像シート12は、廃棄トレイ52bに廃棄さ
れる。
【0069】以上説明した例においては、受像材料(シ
ート)12は受像層16のみが剥離可能に構成されてい
たが、本発明においては、これ以外にも、受像層16と
クッション層28とが同時に剥離するように構成されて
いてもよい。なお、受像層16とクッション層28(そ
の他の中間層)とが同時に剥離される構成においては、
クッション層28を透明な材料で形成することにより、
受像層16とクッション層28とを本紙14に転写した
後、クッション層28を画像の保護シートとしてもよ
い。また、クッション層28がハードコピーの支持体の
作用をしてもよく、この場合には、本紙14を透明なシ
ートとして、画像の保護シートとして作用させてもよ
い。
【0070】以上、本発明の画像記録装置について詳細
に説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の要
旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を
行ってもよいのはもちろんである。
【0071】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の画
像記録装置によれば、受像材料とを用い、光ビームによ
って色材層を画像様に加熱して、色材層の加熱部分を受
像層に転写することにより、受像材料上に画像を得る画
像記録装置であって、カラー画像記録であっても、高画
質な画像を迅速に記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例を概念的
に示す線図的断面図である。
【図2】図1に示される画像記録装置による画像記録の
作用を概念的に示す図である。
【図3】図1に示される画像記録装置の光ビーム走査を
説明するための概念図である。
【図4】本発明の第2の態様の画像記録装置の光ビーム
スポット形状を説明するための線図である。
【図5】本発明の第2の態様の画像記録装置において、
光ビームスポット径の主走査方向(搬送方向)/副走査
方向(移動方向)の比と画像記録の可否との関係を示す
グラフである。
【図6】本発明の第3の態様の画像記録装置の作用を説
明するための概念図である。
【図7】本発明の第4の態様の画像記録装置の一例を示
す概念図である。
【図8】本発明の第4の態様の画像記録装置において、
光ビームの光軸および色材シート面の法線が成す角度と
画像記録の可否との関係を示すグラフである。
【図9】(a)および(b)は、本発明の第4の態様の
画像記録装置の別の例を示す概念図である。
【図10】本発明の第4の態様の画像記録装置の別の例
を示す概念図である。
【符号の説明】
10 色材シート 12 受像材料 14 本紙 16 受像層 17 保護シート 18,26 支持体 19 光熱変換層 20 熱剥離層 22 色材層 24 露光ヘッド 24a 光源 24b 結像レンズ 28 クッション層 30 画像記録装置 32 供給部 34 回転ドラム 36 固定/解除機構 38 ラミネート機構 40 露光手段 42 剥離機構 44 給紙部 46 ラミネート部 48 定着部 50 剥離部 52 トレイ部 58 ラミネートローラ 59,67 アーム 60 押圧手段 62 剥離ローラ 63,64 分割ローラ 65 櫛刃ガイド板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/20 117 C 9121−2H B41M 5/26 Q

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】剥離可能な色材層を有する色材シートおよ
    び受像材料を用い、前記色材シートを搬送方向に搬送し
    つつ前記搬送方向と略直交する移動方向に光ビームを移
    動して前記色材層を像様に加熱し、色材層の加熱部分を
    前記受像材料に剥離転写することにより画像を記録する
    画像記録装置であって、 複数種の色材シートが使用可能であり、各色材シートの
    感度に応じて前記光ビーム強度および/または記録速度
    を調整する機能を有することを特徴とする画像記録装
    置。
  2. 【請求項2】剥離可能な色材層を有する色材シートおよ
    び受像材料を用い、前記色材シートを搬送方向に搬送し
    つつ前記搬送方向と略直交する移動方向に光ビームを移
    動して前記色材層を像様に加熱し、色材層の加熱部分を
    前記受像材料に剥離転写することにより画像を記録する
    画像記録装置であって、 色材シートに入射する前記光ビームの前記搬送方向と移
    動方向の径の比率が、搬送方向/移動方向=0.7〜
    1.7となるように前記光ビームを成形することを特徴
    とする画像記録手段。
  3. 【請求項3】剥離可能な色材層を有する色材シートおよ
    び受像材料を用い、前記色材シートを所定の画像記録位
    置に保持して搬送方向に搬送しつつ前記搬送方向と略直
    交する移動方向に光ビームを移動して前記色材層を像様
    に加熱し、色材層の加熱部分を前記受像材料に剥離転写
    することにより画像を記録する画像記録装置であって、 前記色材シートを画像記録位置に保持する保持部材の表
    面を光反射材で形成することを特徴とする画像記録装
    置。
  4. 【請求項4】剥離可能な色材層を有する色材シートおよ
    び受像材料を用い、前記色材シートを搬送方向に搬送し
    つつ前記搬送方向と略直交する移動方向に光ビームを移
    動して前記色材層を像様に加熱して、色材層の加熱部分
    を前記受像材料に剥離転写することにより画像を記録す
    る画像記録装置であって、 前記色材シートに入射する光ビームの光軸を、色材シー
    ト面の法線に対して5〜15°傾けて設定したことを特
    徴とする画像記録装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の画像記録装置において、
    前記光ビーム光軸の色材シート面の法線対象位置に光反
    射部材を配置し、光反射部材による反射光を前記色材シ
    ートに入射する画像記録装置。
JP7202094A 1994-04-11 1994-04-11 画像記録装置 Withdrawn JPH07276681A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002096667A1 (fr) * 2001-05-28 2002-12-05 Fuji Photo Film Co., Ltd. Procede d'enregistrement par transfert thermique par laser
US6803937B2 (en) * 2000-05-23 2004-10-12 Noritsu Koki Co., Ltd. Photographic printer having varied intensities or optical modulation data for laser light sources

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