JP2001259312A - 金属ろ材を用いたフイルタープレスのろ板 - Google Patents
金属ろ材を用いたフイルタープレスのろ板Info
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- JP2001259312A JP2001259312A JP2000081673A JP2000081673A JP2001259312A JP 2001259312 A JP2001259312 A JP 2001259312A JP 2000081673 A JP2000081673 A JP 2000081673A JP 2000081673 A JP2000081673 A JP 2000081673A JP 2001259312 A JP2001259312 A JP 2001259312A
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Abstract
に適した金属ろ材を用いたフイルタープレスのろ板に関
し、特に、ウエッジワイヤーをうまく利用することによ
り、ケーキの剥離性の良い、強度のあるろ材を提供す
る。 【解決手段】 額縁状のシール面1aを有するろ板1に
その中央部にろ過床1bを形成し、このろ板のろ過床1
bに連通する原液供給路2とろ液の排出孔3を設けたろ
板1において、上記ろ板1のろ過床1bにウエッジワイ
ヤー4を張設し、ウエッジワイヤー4のスリット側をろ
過面としてそのスリットを上下方向に配設すると共に、
ウエッジワイヤー4の拡開された楔状の先端部をろ板1
のろ過床1bに当設させ、ろ板1のろ過床1bにろ液の
排出用のろ過溝1cを設けたものである。
Description
汚泥及び産業排水汚泥等の処理に適したフイルタープレ
スのろ板に関し、特に、ろ材としてろ布を用いずに、剥
離性の良い金属ろ材を直接ろ板に張設したフイルタープ
レスのろ板に関する。
レスは、非圧縮性のあるケーキほど有利であり固液分離
装置として多く採用されている。そして、フイルタープ
レスのろ材としてろ布が用いられており、ろ材は加圧、
圧搾圧力に耐えられる強度が必要であり、1.0〜2.
0mmの厚手のろ布が使用されている。ろ材としてろ布
を用いるフイルタープレスとしては、例えば、この発明
の出願人が、特許第2947061号公報に提案してい
るように公知である。そして、フイルタープレスに用い
るろ材として、ろ板のろ過床に敷設したパンチングメタ
ルにメタルメッシュを張設したろ材も、例えば、実用新
案登録第2527922号公報において、この発明の出
願人が提案しているようによく知られている。
来のフイルタープレスにろ布を用いるものにあっては、
ろ過室からケーキの排出ごとにろ布を洗浄しても、ろ布
の目に微細粒子の固着や結晶の析出等が繰返し行なわ
れ、目詰りによるろ過能力の低下でろ布の使用が不可能
となり、2ヶ月から6ヶ月でろ布を取替える必要があっ
た。また、メタルメッシュを用いたろ材にあっては、ケ
ーキの剥離性は良いものであるが、高圧をかけると破損
する恐れがあった。この発明は、ウエッジワイヤーをう
まく利用することにより、ケーキの剥離性の良い、強度
のあるろ材を提供するものである。
状のシール面を有するろ板にその中央部にろ過床を形成
し、このろ過床に連通する原液供給路とろ液の排出孔を
設けたろ板において、上記ろ板のろ過床にウエッジワイ
ヤーを張設し、そのスリットを上下方向に配設したウエ
ッジワイヤーのスリット側をろ過面とすると共に、ウエ
ッジワイヤーの拡開された楔状の先端部をろ板のろ過床
に当設し、ウエッジワイヤーが楔状に裏面に向って拡開
されるので、ろ液の分離が行われやすいものである。ろ
板のろ過床にろ液の排出用のろ過溝を設けたので、分離
されたろ液の排出が速く行われ、汚泥の固液分離の時間
が短縮されるものである。そして、剥離性のよい金属ろ
材であるウエッジワイヤーのスリットを上下方向に配設
したので、ケーキがその自重でスリットに沿って剥離さ
れるものである。
ろ板は上記のように構成してあり、汚泥を原液供給路か
らろ板間のろ過室に圧入すると、ウエッジワイヤーで固
液分離が行なわれ、ろ液はウエッジワイヤーのスリット
から拡開された楔状の裏面に排出され、ろ板のろ過床を
流下してろ液の排出孔から抜き出される。固形物はウエ
ッジワイヤーのスリット面に捕捉されてケーキ層を形成
して脱水される。そして、ろ板を開板すれば、ケーキは
自重によりウエッジワイヤーのスリット面に沿って剥離
される。
て、図面に基づき詳述すると、先ず、図1及び図2にお
いて、符号1はろ板であって、ろ板1の周部に額縁状の
シール面1aとその中央部にろ過床1bが形成してあ
り、ろ板1のろ過床1bにはろ液の排出用のろ過溝1c
が穿設してある。このろ板1の上部にはろ過床1bに連
通する原液供給路2とこのろ板1の下部にろ液の排出孔
3が設けてある。ろ板1のろ過床1bにはウエッジワイ
ヤー4が張設してあり、図2に示すように、ウエッジワ
イヤー4のスリット4a側をろ過面としてそのスリット
4aを上下方向に配設してあり、ろ板1の上部の原液供
給路2から供給した汚泥をウエッジワイヤー4のスリッ
ト4a側のろ過面に供給するようにしてある。ウエッジ
ワイヤー4の裏面に排出されたろ液をろ板1の下部の排
出孔3から抜出すようにしてある。
ろ過室5を形成するようにしてあり、原液供給路2から
ろ過室5に供給された汚泥は、ウエッジワイヤー4で固
液分離が行なわれ、ろ液はろ板1のろ過床1bのろ過溝
1cを伝って流下し、排出孔3から排出される。ウエッ
ジワイヤー4に捕捉されて脱水されたケーキはろ板1、
1間を開板すればろ過室5から取出すことができる。な
お、必要に応じて排出孔3から圧縮空気を供給すれば、
拡開されたウエッジワイヤー4の裏面から圧縮空気が圧
入されて、ケーキ中の水分をさらに排出することができ
る。そして、ケーキをウエッジワイヤー4から浮き上ら
せて、スリット4aに目詰りするケーキを取除くことも
できるものである。
いたろ板は、ろ板にウエッジワイヤーを張設し、ウエッ
ジワイヤーのスリット面をろ過面として、そのスリット
を上下方向に配設したので、ケーキの剥離性と耐久性の
あるろ材とすることができる。即ち、従来のろ材として
ろ布を用いるものにあっては、目詰りによるろ布の使用
が不可能となる欠点があった。また、メタルスクリーン
をろ材とするものにあっては、高圧をかけると破損する
恐れがあったものであるが、この発明にあっては、ウエ
ッジワイヤーが楔状に裏面に向って拡開されるので、ろ
液の分離が行われやすく、ろ板のろ過床にろ過溝を設け
たので、汚泥の固液分離の時間が短縮されるものであ
る。そして、ケーキはその自重で上下方向のスリット面
に沿って容易にろ過面から剥離できるものである。
イルタープレスのろ板の正面図である。
ある。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 額縁状のシール面(1a)を有するろ板
(1)にその中央部にろ過床(1b)を形成し、このろ
板(1)のろ過床(1b)に連通する原液供給路(2)
とろ液の排出孔(3)を設けたろ板において、上記ろ板
(1)のろ過床(1b)にウエッジワイヤー(4)を張
設し、ウエッジワイヤー(4)のスリット(4a)側を
ろ過面としてそのスリット(4a)を上下方向に配設す
ると共に、ウエッジワイヤー(4)の拡開された楔状の
先端部(4b)をろ板(1)のろ過床(1b)に当設
し、ろ板(1)のろ過床(1b)にろ液の排出用のろ過
溝(1c)を設けたことを特徴とする金属ろ材を用いた
フイルタープレスのろ板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000081673A JP3738649B2 (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 金属ろ材を用いたフイルタープレスのろ板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000081673A JP3738649B2 (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 金属ろ材を用いたフイルタープレスのろ板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001259312A true JP2001259312A (ja) | 2001-09-25 |
JP3738649B2 JP3738649B2 (ja) | 2006-01-25 |
Family
ID=18598581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000081673A Expired - Fee Related JP3738649B2 (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 金属ろ材を用いたフイルタープレスのろ板 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3738649B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006007021A (ja) * | 2004-06-23 | 2006-01-12 | Ishigaki Co Ltd | 分離装置のろ材 |
CN104906842A (zh) * | 2015-06-09 | 2015-09-16 | 长兴星盛新材料有限公司 | 用于压滤机的压滤板 |
WO2021132065A1 (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-01 | 株式会社クボタ | 有機物濃度測定方法および有機物濃度測定設備 |
-
2000
- 2000-03-17 JP JP2000081673A patent/JP3738649B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104906842A (zh) * | 2015-06-09 | 2015-09-16 | 长兴星盛新材料有限公司 | 用于压滤机的压滤板 |
WO2021132065A1 (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-01 | 株式会社クボタ | 有機物濃度測定方法および有機物濃度測定設備 |
JP2021104492A (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-26 | 株式会社クボタ | 有機物濃度測定方法および有機物濃度測定設備 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3738649B2 (ja) | 2006-01-25 |
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