JP2001258518A - 冷凍餃子及びその製造方法 - Google Patents

冷凍餃子及びその製造方法

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JP2001258518A
JP2001258518A JP2000078539A JP2000078539A JP2001258518A JP 2001258518 A JP2001258518 A JP 2001258518A JP 2000078539 A JP2000078539 A JP 2000078539A JP 2000078539 A JP2000078539 A JP 2000078539A JP 2001258518 A JP2001258518 A JP 2001258518A
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JP
Japan
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gyoza
water
frozen
dumplings
moisture
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JP2000078539A
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English (en)
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Hisashi Oka
久恣 岡
Hiroaki Sato
宏昭 佐藤
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NIPPN Corp
Original Assignee
Nippon Flour Mills Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、加熱解凍時にもソフト感のある
餃子を得ることを目的としたものである。 【解決手段】 この発明は、少くともひだの部分に餃子
の全重量に対し、水分2%〜80%(質量)となるように
水を付着させたことを特徴とする冷凍餃子によりその目
的を達成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷凍餃子を電子
レンジなどで加熱解凍する場合に、予め水分を補給しな
くても、ひだその他の部分が硬くならないようにするこ
とを目的とした冷凍餃子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来焼成し、冷凍した餃子を電子レンジ
などでそのまま加熱解凍すると、餃子の皮部(特にひだ
部の皮)が硬くなるので、加熱解凍に際しては少量の水
を吹きかけ、又はトレーなどに水を入れている。
【0003】従来餃子の皮の硬化を防止する為に、フレ
ーバー油脂を添加する発明が知られている(特開平08
−233号)。また焼餃子の表面に油脂を付着させる発
明も提案されている(特開平10−271978号)。
【0004】
【発明により解決しようとする課題】前記餃子の加熱解
凍時に水を添加する方法は、適水量がむつかしいのみな
らず、時々水分の添加を忘れる問題点がある。また前記
公知の発明は、油脂を添加するので、皮質が変り、嗜好
に合わない場合もあり得るなどの問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、餃子の外面
に、予め必要な水分を付着させそのまま冷凍処理するの
で、解凍時に必要な水分が氷となって付着しており、過
不足なく水分を補給して柔かく美味しい解凍餃子を得る
ことができる。
【0006】即ちこの発明は、少くともひだの部分に餃
子の全重量に対し、水分2%〜80%(質量)となるよう
に水を付着させたことを特徴とする冷凍餃子であり、餃
子の外側へ、全重量に対し、水分2%〜80%(質量)と
なるように水を付着させたことを特徴とする冷凍餃子で
ある。
【0007】また方法の発明は、餃子を冷凍する際に、
その外側へ冷凍後氷となるように余分の水分を付着させ
ることを特徴とした冷凍餃子の製造方法である。更に餃
子は、生餃子、蒸し餃子又は焼餃子とするものであり、
水分の付着は、浸漬、塗布又はスプレーとするものであ
る。
【0008】前記発明において、水分を2%(質量)以
下にすると、加熱解凍時に十分な水分を補給することが
困難となり、特にひだ部分の硬い餃子となるおそれがあ
った。
【0009】また水分を80%(質量)以上にすると、冷
凍した場合に氷が餃子の外面に付着しないものが多く、
結局水分不足を招いたり、全部氷として緊密に付着して
いる場合には、水分過多となって味覚を損するおそれが
あるなどの問題点があった。
【0010】前記発明において、必要水分は餃子の形
態、加熱処理条件と解凍方法によって異なり、次のよう
になる。即ち電子レンジ対応については2%〜30%(質
量)であり、フライパン(焼成)対応は、蒸し冷凍タイ
プで5%〜50%(質量)であり、生冷凍タイプで10%〜8
0%程度である。
【0011】この発明において、水分の付着場所を少く
ともひだの部分としたのは、ひだの部分が最も硬くなり
易いと共に、ひだの部分の水分を多くしておけば、その
蒸発により、全体の雰囲気の湿度を上昇させ、ひだ以外
の外面も十分柔かく仕上げるからである。
【0012】前記のように、生餃子、蒸し餃子又は焼餃
子の外面に水分を付着させ、これを冷凍して氷化するこ
とが、水分補給を確実にすると共に、過不足なく、かつ
食用に供する際何等の手数をかけることなく、美味しく
加熱解凍できるからである。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明は、生餃子、蒸し餃子又
は焼餃子を冷凍保存する直前に餃子の表面に、水を付着
させることを特徴とした冷凍餃子及びその製造方法であ
る。
【0014】前記発明における水量は、餃子の重量に対
し2%〜80%(質量)であるが、これは加熱解凍した場
合の水分量を予定するものである。従って付着水量、凍
結氷量、解凍水量の相互関係を勘案して定める。
【0015】水分を付着させる方法は、トレーに少量の
水を入れて、その中へ餃子を並べたり、餃子に水を刷毛
塗りしたり、水を噴霧するなど適宜の手段を採用する。
要は解凍時に必要な水分量を確保させることである。
【0016】
【実施例1】合挽き肉、キャベツ、ネギ、ニラ、たまね
ぎ等に食用油、調味料等を加えてみじんきりにして混捏
して具を作った。次に通常の製法で皮を試作し、厚さ
0.5mmで、直径80mmの餃子皮に、通常の量(例
えば15g)の具を入れて成形した後、生餃子、蒸し餃
子、蒸し焼き餃子(フライパン、ホットプレート等を2
00℃前後に加熱した後、餃子をのせ少量の水を加え蓋
をして焼いたもの)3種類のタイプの製品を試作し、こ
れをそのまま−40℃の急速冷凍庫にて冷凍し対照品
(A)とする。
【0017】一方、冷凍する前の同一製品を容器の底面
にひだの部分が接地するように寝かしておき、餃子にシ
ャワー、もしくはスプレー等で、ひだの一部に散水して
製品B(重量の5%の水分)とし、10%の水分を加え
て製品Cとし、20%の水分を加えて製品Dとし、30
%の水分を加えて製品Eとした後、夫々−40℃に冷凍
した。
【0018】前記対照品Aと、各製品B、C、D、Eと
を500Wの電子レンジで2分〜4分間加熱解凍した
後、10人のパネラーにより食味した所、表1の結果を
得た。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、餃子のひだ部その他
に氷を付着させたので、冷凍製品を解凍した場合であっ
て、ひだ部及び全体が柔かく仕上り、味覚も向上する効
果がある。
【0021】然して特に氷が多い時(例えば全体の80
%)以外は解凍時間も著しく長くなることなく、ソフト
感のある出来立てと同一の美味の餃子を得ることができ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くともひだの部分に餃子の全重量に対
    し、水分2%〜80%(質量)となるように水を付着させ
    たことを特徴とする冷凍餃子。
  2. 【請求項2】 餃子の外側へ、全重量に対し、水分2%
    〜80%(質量)となるように水を付着させたことを特徴
    とする冷凍餃子。
  3. 【請求項3】 餃子を冷凍する際に、その外側へ冷凍後
    氷となるように余分の水分を付着させることを特徴とし
    た冷凍餃子の製造方法。
  4. 【請求項4】 餃子は、生餃子、蒸し餃子又は焼餃子と
    することを特徴とした請求項3記載の冷凍餃子の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 水分の付着は、浸漬、塗布又はスプレー
    とすることを特徴とした請求項3記載の冷凍餃子の製造
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006296428A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Ajinomoto Co Inc 冷凍餃子
WO2017131167A1 (ja) 2016-01-28 2017-08-03 味の素株式会社 包餡麺帯食品及びその製造方法
KR101950150B1 (ko) * 2018-09-28 2019-02-19 마영모 냉동 만두 제조 방법

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