JP2001256171A - データ転送方法及びモジュール - Google Patents

データ転送方法及びモジュール

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JP2001256171A
JP2001256171A JP2000070961A JP2000070961A JP2001256171A JP 2001256171 A JP2001256171 A JP 2001256171A JP 2000070961 A JP2000070961 A JP 2000070961A JP 2000070961 A JP2000070961 A JP 2000070961A JP 2001256171 A JP2001256171 A JP 2001256171A
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JP2000070961A
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Harunobu Miyashita
晴信 宮下
Yuji Yoshino
勇司 吉野
Kei Hatano
圭 波多野
Jun Fukui
純 福井
Kenji Imamura
健二 今村
Kazumichi Kawasome
一路 川染
Takahiro Iwabuchi
孝寛 岩渕
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータ内のモジュール間のデータ転送
において、効率よく転送サイズを最適化する。 【解決手段】 データ転送の際、まずマスタ側モジュー
ル10の転送要求処理部102が、自モジュールの転送
能力から決定した希望の転送サイズをターゲット側モジ
ュール20に通知する。これを受けたターゲット側モジ
ュール20では、転送可能サイズ決定部202が、通知
された転送サイズと自モジュールの転送能力の双方を考
慮して、転送可能サイズを決定し、これをマスタ側モジ
ュール10に返す。その後、この転送可能サイズ分だけ
のデータが、マスタ側モジュール10とターゲット側モ
ジュール20との間で転送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理システ
ムを構成する各モジュール間でのデータ転送の技術に関
し、特にモジュール間のデータ転送サイズの最適化のた
めの手法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムは、文字や数値等
の取扱を中心に発展してきた経緯がある。一般に文字や
数値などのデータは、比較的サイズが小さいため、モジ
ュール(例えばホストや周辺装置)間のデータ転送サイ
ズは比較的小さい値に固定されていた。
【0003】ところが、近年、DTP(デスクトップパ
ブリッシング)等の応用分野の発展により、コンピュー
タシステムがイメージデータ等の大きなサイズのデータ
を扱うようになっている。このような大容量のデータを
転送する場合、1回当たりの転送サイズ(すなわち、1
回のバス占有時間の間に転送するデータのサイズ)が小
さいと、何回も繰り返しデータ転送を行わなければなら
ず、システムのオーバヘッドの増加の原因となり、ひい
ては転送レートの劣化を引き起こす。したがって、この
ような場合、1回当たりの転送サイズを大きくとる方が
望ましい。
【0004】データ転送1回当たりの転送サイズは、送
り手側のモジュールと受け手側のモジュールの転送処理
能力(例えばデータバッファの容量)によって左右され
る。コンピュータシステムには、様々な機能モジュール
が組み込まれ、その中には画像データなどの大容量デー
タを対象としたものもあればそうでないものもある。そ
れら各モジュールごとに転送処理能力が異なることも多
い。また、1つのモジュールでも、各時点でのバッファ
の空き容量等に応じて、転送可能なデータサイズが動的
に変化することもある。
【0005】このような状況に対応する技術として、特
開平4−340643号公報に開示されたものがある。
この技術では、ホストとI/O(入出力)装置との間の
データ転送において、ホスト側からI/O装置に1回の
転送サイズを指示し、これを受けたI/O装置はその転
送サイズが受け入れ可能か否かをホストに通知し、受入
可能な場合にその転送サイズでデータ転送を行う。一
方、I/O装置側がその転送サイズを受入不可能な場合
は、ホストが転送サイズを小さくして再度I/O装置に
指示を行う。この処理が、I/O装置が受け入れ可能の
通知を返すまで繰り返される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、ホ
ストからI/O装置に指示した転送サイズが受け入れら
れなかった場合、転送サイズを低減して再度ホストから
同じ処理を行わなければならず、繰り返しによるオーバ
ヘッドが多くなりがちである。また、I/O装置がいっ
たん転送サイズを受け入れたにもかかわらず、その後何
らかの事情でI/O装置がその転送サイズのデータ転送
を実行できなかった場合には、単に転送エラーとなって
しまい、その転送サイズ分を再度転送し直すしかなかっ
た。
【0007】本発明はこのような問題に鑑みなされたも
のであり、まず第一に、モジュール間のデータ転送にお
いて、適切な転送サイズで速かに決定して転送ができる
ようにすることを目的とする。更に本発明は、いったん
決定された転送サイズが満たされなかった場合に柔軟に
対応できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る方法は、マスタモジュールがターゲッ
トモジュールに対し、要求するデータ転送サイズを通知
する要求ステップと、ターゲットモジュールが、マスタ
モジュールから要求されたデータ転送サイズと自己のデ
ータ転送能力とに基づき、転送可能なデータサイズを決
定し、この転送可能データサイズをマスタモジュールに
返信する応答ステップと、マスタモジュールとターゲッ
トモジュールとの間で、前記転送可能データサイズをそ
れら両者間で合意されたデータ転送サイズとして、デー
タ転送を実行する転送ステップとを含む。
【0009】この方法によれば、データ転送能力が異な
る可能性のあるモジュール間で随時適切な転送サイズが
決定されて転送が行われる。更には、1回の要求・応答
だけで適切な転送サイズが決定されるので、処理が高速
化される。なお、転送可能サイズを決定する際の「自己
のデータ転送能力」は、固定的に設定されたものと、モ
ニタリングにより動的に検知されるものの双方を含む。
【0010】また、本発明の好適な態様では、前記転送
ステップの完了の際に、前記転送ステップで実際に転送
できたデータサイズを前記ターゲットモジュールから前
記マスタモジュールに通知するステップを更に含み、前
記マスタモジュールは、この通知に従って次回のデータ
転送のパラメータを制御する。
【0011】この態様によれば、マスタ・ターゲット間
で合意された転送データサイズ分のデータ転送が完全に
成功しなかった場合でも、実際に転送できたサイズをマ
スタ側で把握できるので、次回の転送はその続きから始
めることができる。したがって、転送に失敗したからと
いってまったく最初からリトライする必要がなくなり、
無駄が減る。
【0012】また別の好適な態様では、前記応答ステッ
プにおいて、前記ターゲットモジュールが前記マスタモ
ジュールに対し転送可能データサイズを返信する際に、
その転送可能データサイズが保証できるものか否かを示
す情報を付加して返信する。
【0013】この態様では、ターゲットモジュールは、
決定した転送可能データサイズのデータがほぼ確実に転
送できる場合に、そのサイズを保証する旨をマスタモジ
ュールに通知する。マスタモジュールは、転送可能サイ
ズを保証する旨の通知を受けた場合、データ転送の完了
を待たずに、そのサイズ分のデータ転送が成功するもの
と仮定して次回の転送のパラメータを設定することがで
き、転送処理を高速化できる。
【0014】また、本発明に係るモジュールは、コンピ
ュータシステムに組み込まれるデータ転送機能を有する
モジュールであって、データ転送の開始に当たって、要
求するデータ転送サイズを相手方のモジュールに通知す
る手段と、この通知に対する応答として相手方モジュー
ルから返信されてきた転送可能データサイズを受信し、
この転送可能データサイズを相手方モジュールとの間で
合意したデータ転送サイズとして、データ転送処理を実
行する手段と、を備える。
【0015】また、本発明に係るデータ転送機能を有す
るモジュールは、相手方のモジュールからデータ転送サ
イズの要求を受け付け、この要求転送サイズと自モジュ
ールのデータ転送能力とに基づきデータ転送可能サイズ
を決定し、このデータ転送可能サイズを相手方モジュー
ルに返信する手段と、返信したデータ転送可能サイズを
相手方モジュールとの間で合意したデータ転送サイズと
して、データ転送処理を実行する手段と、を備える。
【0016】これら両モジュール間でデータ転送処理を
行えば、お互いが事前に相手の転送能力を知らなくて
も、個々のモジュールの固有の、又はその時々の転送能
力に合わせて迅速且つ適切に転送サイズを決定してデー
タ転送を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0018】[実施形態1]図1は、本発明に係るデー
タ転送方法を実行するシステムの要部構成を示す図であ
る。マスタ側モジュール10は、データ転送を要求する
側のモジュールであり、ターゲット側モジュール20は
このデータ転送の相手方のモジュールである。これらモ
ジュール10及び20は、コンピュータシステム内にあ
るデータ転送機能を備えた機能モジュールであり、例え
ばDMAコントローラやPCIインタフェース、メモリ
コントローラ、I/Oコントローラなどである。モジュ
ール10及び20は、典型的にはシステムバスに接続さ
れているが、他の形式の接続も可能である。
【0019】マスタ側モジュール10及びターゲット側
モジュール20は、バス等を介した相手方とのデータ転
送処理を制御する転送制御部100及び200をそれぞ
れ有する。マスタ側モジュール10の転送制御部100
は、転送要求処理部102と転送実行部104を備え、
ターゲット側モジュール20の転送制御部200は、転
送可能サイズ決定部202と転送実行部204を備え
る。このうち、転送実行部104及び204は、データ
の送受信を実行する手段であり、これらは従来から存在
するものと同様でよい。
【0020】マスタ側の転送要求処理部102は、転送
要求のためのプロトコルを実行する手段であり、ターゲ
ットの指定や転送対象のデータのアドレス、転送の方向
(送信又は受信)、転送サイズなどの要求事項のデータ
をコマンド・アドレス信号線Cとして送出する。ここ
で、転送サイズは、1回のバースト転送において転送す
るデータサイズである。
【0021】一方、ターゲット側の転送可能サイズ決定
部202は、マスタ側から要求された転送サイズと自モ
ジュールの転送能力とに基づき、転送可能なデータサイ
ズを決定し、この転送可能サイズをステータス信号線S
を介してマスタ側モジュール10に返す。
【0022】転送可能サイズ決定部202が転送可能サ
イズを返信すると、ターゲット側モジュール20では転
送実行部204がそのサイズのデータの転送処理を開始
する。ターゲット側モジュール20から転送可能サイズ
の返信を受けたマスタ側モジュール10でも、転送実行
部104がそのサイズでのデータ転送処理を開始する。
これにより、両転送実行部104,204間でデータ信
号線Dを介してデータ転送が行われる。
【0023】以上の構成で、アドレスや転送サイズ等の
送信にコマンド・アドレス信号線Cを用いたが、アドレ
ス用の信号線と転送サイズ等の信号線とを別々に設けて
もよい。また、転送方向(送信/受信)ごとに個別にデ
ータ信号線Dを設けるようにしてもよい。この逆に、こ
れら信号線C,D,Sを共用するような構成にも本発明
は適用可能である。
【0024】図2は、この実施形態におけるデータ転送
処理の手順を示す図である。まずこの手順では、データ
転送を行いたいマスタ側モジュール10が、ターゲット
側モジュール20宛に要求を送信する(ステップ30
0)。この要求には、マスタ側モジュール10が希望す
る転送サイズの情報が含まれる。この転送サイズは、転
送制御部100に固定的に設定された値でもよいし、あ
るいは転送制御部100のその時々の転送能力に応じて
動的に決定してもよい。動的に決定する場合は、例え
ば、転送制御部100が備えるデータ転送用のバッファ
メモリに蓄積されているデータ量等から決定する方法な
どが考えられる。
【0025】この要求を受け付けたターゲット側モジュ
ール20では、転送可能サイズ決定部202が、要求さ
れた転送サイズと自モジュールの転送能力を考慮して転
送可能サイズを決定する(ステップ305)。この場
合、自モジュールの転送能力からみて、要求された転送
サイズが実行可能な場合は、そのサイズを転送可能サイ
ズに決定する。要求サイズでの転送ができない場合は、
自モジュールの転送能力で転送可能な最大のサイズを転
送可能サイズに決定する。この場合、基準となる自モジ
ュールの転送能力は、予め固定値として設定しておいて
もよいし、各時点でのデータ転送用バッファの空き容量
などから動的に決定してもよい。このようにして決定さ
れた転送可能サイズは、要求元のマスタ側モジュール1
0に対して返信される(ステップ310)。
【0026】この転送可能サイズをマスタ側モジュール
10が受け取ると、両モジュール10及び20の転送実
行部104及び204の間で、データ線Dを介してデー
タ転送が行われる(ステップ320)。この転送処理で
は、ターゲット側が決定した転送可能サイズを、両者で
合意した転送サイズとして転送が行われる。
【0027】このデータ転送が終了すると、ターゲット
側モジュール20の転送実行部204は、転送が成功し
たか失敗したかの通知をマスタ側モジュール10に送
り、バスを解放する(ステップ330)。合意した転送
サイズ分の送信又は受信ができていれば、成功の旨を通
知する。何らかの原因で転送サイズ未満のデータしか送
信又は受信できなければ、失敗の旨通知する。マスタ側
モジュール10では、成功の通知を受けた場合は、その
まま次の転送トランザクションの処理に移り、失敗の通
知を受けた場合は同じアドレスについての転送処理をリ
トライする。
【0028】以上、本実施形態の構成及び処理手順につ
いて説明した。以上説明したように、本実施形態では、
ターゲット側モジュール20が、マスタ側から要求され
た転送サイズを考慮した上で転送可能なデータサイズを
決定し、これをマスタ側に返信することにより、実際に
データ転送を行うサイズが決定(合意)される。この方
式によれば、データ転送能力(例えばバッファサイズな
ど)が様々に異なるモジュール群をコンピュータシステ
ムに組み込んだとしても、それらモジュール間で随時適
切な転送サイズが決定される。しかも、前述した特開平
4−340643号公報の方式と異なり、1回の要求・
応答だけで適切な転送サイズが決定されるので、処理が
高速化される。また、各モジュールが自己のデータ転送
能力をモニタし、これに応じて動的に要求転送サイズや
転送可能サイズ等を決定するようにすれば、各時点の状
況に応じて転送サイズを最適化することができる。
【0029】[実施形態2]図3は、本発明の第2の実
施形態のシステムの要部構成を示す図である。この図に
おいて、図1に示した構成要素と同様の構成要素には同
一符号を付してその説明を省略する。また、図4は、こ
の実施形態の処理手順を示す図であり、図2に示したス
テップと同様の処理を行うステップには同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0030】図3に示すように、本実施形態は、実施形
態1(図1)の構成に加えて、ターゲット側モジュール
10に実転送サイズ通知部206を、マスタ側モジュー
ル10に転送パラメータ制御部106を、それぞれ設け
たものである。
【0031】ターゲット側モジュール20の実転送サイ
ズ通知部206は、データ転送の終了後、転送の成功・
失敗の通知を行う代わりに、転送実行部204が実際に
転送できたデータのサイズ(実転送サイズと呼ぶ)を、
ステータス信号線Sを介してマスタ側モジュール10に
通知する(ステップ340)。
【0032】マスタ側モジュール10の転送パラメータ
制御部106は、通知されてきた実転送サイズに従っ
て、次回のバースト転送トランザクションのための各種
パラメータを設定する(ステップ345)。このパラメ
ータには、例えば次回転送の対象データのアドレスなど
がある。また、通知されてきた実転送サイズを考慮し
て、次回転送の際の転送サイズを設定してもよい。次回
のトランザクションの転送要求(ステップ300)は、
この設定に従って行われる。
【0033】本実施形態では、このように実際に転送で
きたサイズをターゲット側モジュールからマスタ側モジ
ュールに通知するので、マスタ・ターゲット間でデータ
転送の無駄が低減できる。すなわち、実施形態1で示し
た手順により合意された転送可能サイズが何らかの要因
で実現できなくなる場合も考えられるが、本実施形態で
は、マスタ側は実際に転送できたデータサイズを知るこ
とができるので、仮にそのように転送が途中で失敗した
としても、正常に転送できた部分を生かして次回の転送
をその続きの部分から行うことができる。
【0034】[実施形態3]次に、図5を参照して、本
発明の第3の実施形態について説明する。この実施形態
は、装置構成上は実施形態2のものと同様でよい。実施
形態2との差異は、転送可能サイズ決定部202がマス
タ側モジュール10に対して、転送可能サイズだけでな
く、そのサイズが保証できるものか否かを示す情報(保
証/非保証情報)を返信する点である(ステップ310
a)。
【0035】例えば、マスタ側から要求された転送サイ
ズに比して、自モジュールの転送能力に余裕がある場合
は、転送可能サイズ決定部202は、要求された転送サ
イズをそのまま転送可能サイズに決定し、そのサイズを
保証する旨の情報を付加してマスタに返信する。また、
マスタ側からターゲットに対してデータリードの要求を
行った場合において、転送可能サイズとして通知するサ
イズ分のデータを既にターゲット側モジュールが自己の
バッファ内に持っている場合などは、そのサイズ分のデ
ータ転送は極めて高い確率で成功するので、そのような
場合には「保証」の旨のデータを通知する。
【0036】ターゲット側から転送可能サイズ及び保証
/非保証情報を受けたマスタ側モジュールでは、転送制
御部100がその保証/非保証情報が「保証」、「非保
証」のいずれであるかを判定する(ステップ312)。
【0037】判定結果が、「保証」であれば、ステップ
314に進んで即座に転送パラメータ制御部106が次
回の転送トランザクションのパラメータを設定する(ス
テップ314)。この場合は、合意した転送可能サイズ
のデータが送信されると高い蓋然性でいえるので、デー
タ転送が終わる前のその時点(ステップ314)で転送
パラメータを設定しても無駄にならない確率が極めて高
い。逆にその時点でパラメータ設定を行うことにより、
次回の転送処理に速やかに移行できるという利点があ
る。
【0038】これに対し判定結果が「非保証」であれ
ば、マスタ・ターゲット間で合意した転送可能サイズが
実行できない可能性がある程度あるということなので、
その場合は、次回の転送パラメータの設定は、実施形態
2と同様、ターゲット側からの実転送サイズの通知を待
ってから行う(ステップ345)。
【0039】なお、ターゲット側が転送可能サイズを
「保証」した場合も、予期せぬ原因からそのサイズ分の
データが転送できなくなる場合もないわけではない。マ
スタ側モジュール10は、転送終了後にターゲット側か
ら送られてくる実転送サイズの通知(ステップ340)
により、そのような問題が起こったかどうかを確認で
き、もしそのサイズ分のデータが転送できなかったと判
明した場合は、先に設定した次回パラメータをステップ
345で修正する。
【0040】このように、本実施形態によれば、マスタ
側モジュールは、転送可能サイズが保証される場合は即
座に次の転送のための処理に移れるので、転送処理が効
率化できる。
【0041】以上、本発明の好適な実施形態を説明し
た。以上の各実施形態では、データ転送の概要を説明す
る必要上、一方のモジュールがマスタとして動作し、他
方のモジュールがターゲット(スレーブ)として動作す
る場合を説明したが、コンピュータシステムに組み込ま
れる具体的な個々の機能モジュールは、各実施形態で説
明したマスタ側モジュールの転送制御機能とターゲット
側モジュールの転送制御機能の双方を有するようにして
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1のシステム構成を示す図である。
【図2】 実施形態1の処理手順を示す図である。
【図3】 実施形態2のシステム構成を示す図である。
【図4】 実施形態2の処理手順を示す図である。
【図5】 実施形態3の処理手順を示す図である。
【符号の説明】
10 マスタ側モジュール、20 ターゲット側モジュ
ール、100,200転送制御部、102 転送要求処
理部、104,204 転送実行部、202転送可能サ
イズ決定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波多野 圭 埼玉県岩槻市本町3丁目1番1号 WAT SUビル西館4F 富士ゼロックス株式会 社内 (72)発明者 福井 純 埼玉県岩槻市本町3丁目1番1号 WAT SUビル西館4F 富士ゼロックス株式会 社内 (72)発明者 今村 健二 埼玉県岩槻市本町3丁目1番1号 WAT SUビル西館4F 富士ゼロックス株式会 社内 (72)発明者 川染 一路 埼玉県岩槻市本町3丁目1番1号 WAT SUビル西館4F 富士ゼロックス株式会 社内 (72)発明者 岩渕 孝寛 埼玉県岩槻市本町3丁目1番1号 WAT SUビル西館4F 富士ゼロックス株式会 社内 Fターム(参考) 5B014 FA16 GC11 GD18 GD45

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタモジュールとターゲットモジュー
    ルとの間でデータ転送を行う際の制御方法であって、 マスタモジュールがターゲットモジュールに対し、要求
    するデータ転送サイズを通知する要求ステップと、 ターゲットモジュールが、マスタモジュールから要求さ
    れたデータ転送サイズと自己のデータ転送能力とに基づ
    き、転送可能なデータサイズを決定し、この転送可能デ
    ータサイズをマスタモジュールに返信する応答ステップ
    と、 マスタモジュールとターゲットモジュールとの間で、前
    記転送可能データサイズをそれら両者間で合意されたデ
    ータ転送サイズとして、データ転送を実行する転送ステ
    ップと、 を含むデータ転送方法。
  2. 【請求項2】 前記転送ステップの完了の際に、前記転
    送ステップで実際に転送できたデータサイズを前記ター
    ゲットモジュールから前記マスタモジュールに通知する
    ステップを更に含み、前記マスタモジュールは、この通
    知に従って次回のデータ転送のパラメータを制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ転送方法。
  3. 【請求項3】 前記応答ステップにおいて、前記ターゲ
    ットモジュールが前記マスタモジュールに対し転送可能
    データサイズを返信する際に、その転送可能データサイ
    ズが保証できるものか否かを示す情報を付加して返信す
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ転送方法。
  4. 【請求項4】 データ転送機能を有するモジュールであ
    って、 データ転送の開始に当たって、要求するデータ転送サイ
    ズを相手方のモジュールに通知する手段と、 この通知に対する応答として相手方モジュールから返信
    されてきた転送可能データサイズを受信し、この転送可
    能データサイズを相手方モジュールとの間で合意したデ
    ータ転送サイズとして、データ転送処理を実行する手段
    と、 を備えるモジュール。
  5. 【請求項5】 データ転送処理の完了後、前記相手方モ
    ジュールから実際に転送できたデータサイズの通知を受
    け付け、このサイズに基づき、次回のデータ転送のパラ
    メータを制御する手段、を更に備えることを特徴とする
    請求項4記載のモジュール。
  6. 【請求項6】 前記相手方モジュールから前記転送可能
    データサイズと対応づけて返信されてくる、その転送可
    能データサイズが保証できるものであるか否かを示す情
    報を受け付け、保証できないことを示す情報を受け付け
    た場合は、データ転送処理の完了後に前記相手方モジュ
    ールから送られてくる実際に転送できたデータサイズの
    通知を待ち、この通知に従って次回転送のパラメータを
    設定し、保証できることを示す情報を受け付けた場合
    は、即座にその転送可能データサイズから次回のデータ
    転送のパラメータを設定する手段、を更に備えることを
    特徴とする請求項4記載のモジュール。
  7. 【請求項7】 データ転送機能を有するモジュールであ
    って、 相手方のモジュールからデータ転送サイズの要求を受け
    付け、この要求転送サイズと自モジュールのデータ転送
    能力とに基づきデータ転送可能サイズを決定し、このデ
    ータ転送可能サイズを相手方モジュールに返信する手段
    と、 返信したデータ転送可能サイズを相手方モジュールとの
    間で合意したデータ転送サイズとして、データ転送処理
    を実行する手段と、 を備えるモジュール。
  8. 【請求項8】 前記データ転送可能サイズを決定する手
    段は、動的に変化する自モジュールのデータ転送能力を
    モニタする手段を備え、この手段で動的に検知された前
    記データ転送能力を考慮して前記転送可能サイズを決定
    することを特徴とする請求項7記載のモジュール。
  9. 【請求項9】 データ転送処理の完了後、実際に転送で
    きたデータサイズを前記相手方モジュールに対して通知
    する手段、を更に備えることを特徴とする請求項7記載
    のモジュール。
  10. 【請求項10】 前記データ転送可能サイズと対応づけ
    て、そのサイズが保証できるものであるか否かを示す情
    報を前記相手方モジュールに対して通知する手段、を更
    に備えることを特徴とする請求項7記載のモジュール。
JP2000070961A 2000-03-14 2000-03-14 データ転送方法及びモジュール Pending JP2001256171A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008269467A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Hitachi Ltd 転送システム、イニシエータデバイス及びデータ転送方法
JP2019054350A (ja) * 2017-09-13 2019-04-04 株式会社東芝 転送装置、転送方法及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008269467A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Hitachi Ltd 転送システム、イニシエータデバイス及びデータ転送方法
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