JP4666369B2 - Usbデバイス - Google Patents

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本発明は、USBホストから受信したコントロール転送のリクエストに対して自動応答を行うUSBデバイスにかかわり、特にそのコントロール転送時に発生した転送エラーによる誤動作を防止したUSBデバイスに関するものである。
まず、USBについて簡単に説明する。USBで転送されるデータは、トークンパケット、データパケット、ハンドシェークパケットで構成され、これら3つのパケットで構成される1回のデータ転送はトランザクションと呼ばれる。
トークンパケットには、トランザクションの種類を示すPID(識別子)やデータ転送の相手方となるUSBデバイスのアドレスおよびエンドポイントが格納されており、このトークンパケットの情報に適合したUSBデバイスとUSBホストとの間でデータ転送が可能になる。データパケットには転送データが格納されている。ハンドシェークパケットにはデータ転送が正常に完了したか否かを示す情報が格納されている。
トランザクションには、INトランザクション、OUTトランザクション、SETUPトランザクションの3種類がある。INトランザクションではUSBデバイスからUSBホストへデータが転送される。OUTトランザクションではその反対にUSBホストからUSBデバイスへデータが転送される。SETUPトランザクションはUSBホストからUSBデバイスに対して規格で規定されたコマンドの転送を行うとき使用される。これら3つのトランザクションで、バルク転送、コントロール転送、アイソクロナス転送、あるいはインタラプト転送と呼ばれる転送が構成される。
バルク転送は非周期的に大量データを扱う転送に用いられ、INトランザクション、またはOUTトランザクションの繰り返しで行われる。コントロール転送はUSBデバイスの制御などに必要な情報のやりとりについて使用される転送であり、セットアップトランザクション(セットアップステージ)で始まりINトランザクション又はOUTトランザクションからなるデータトランザクション(データステージ)が続き、ステータストランザクション(ステータスステージ)で終わる。ただし、データトランザクションは無い場合がある。アイソクロナス転送は連続的で周期的な通信に使用され、ハンドシェークパケットの無いINトランザクションまたはOUTトランザクションの並びである。インタラプト転送は周期的でバンド幅が低いデータ転送に使用される1つのINトランザクションである。
これらの各種転送は、フレームと呼ばれる一定期間(フルスピードモードでは1ms、ハイスピードモードでは125μs)に並べられて、1フレーム単位で転送される。フレームの開始は、SOF(Start of Frame)パケットと呼ばれる特殊なパケットで通知される。
図3にUSBシステムの構成を示す。1個のUSBホスト1(パーソナルコンピュータ)に複数のUSBデバイスが接続される。例えば、3台のUSBデバイス2A,2B,2Cが接続された場合では、個々のUSBデバイス2A,2B,2CにはUSBホスト1によりアドレス「1」,「2」,「3」が割り当てられる。そして、各USBデバイス2A,2B,2Cは、USBホスト1から転送されたトークンパケットに含まれるアドレスを確認し、自己のUSBデバイス宛に送信されたパケットか、他のUSBデバイス宛に送信されたパケットかを判断する。
図4はこの処理の概要を示す図で、USBホスト1からUSBデバイス2A→2B→2Cの順にトークンパケットが転送されている場合を示す。例えば、USBデバイス2Aでは、アドレス「1」のトークンパケットに対してはデータDATA_Aを返す。これに対して、USBホスト1はハンドシェークパケットACKを返す。しかし、USBデバイス2Aは他のアドレス「2」,「3」のトークンパケットに対してはデータを返さず、送信されてきたトークンパケットを無視する。また、USBデバイス2Aは、他のUSBデバイス2B,2CからのデータDATA_B、DATA_Cに対してUSBホスト1が返したACKも無視する。
図5はUSBデバイスへのアドレスの設定の説明図である。個々のUSBデバイスのアドレスの初期値は「0」であり、接続後にコントロール転送のSet_Addressリクエストにより「0」以外のアドレス「1」〜「127」のうちの1つ値がセットされる。すなわち、セットアップステージにおいて、USBデバイスはUSBホストから送信されたSETUPトークンパケットと8バイトのデータパケットを受信すると、セットアップデータに含まれるアドレス(例えば「1」)を保持する。そして、ACKハンドシェークパケットをUSBホストに返信する。USBホストはACKハンドシェークパケットを受信すると、次に、ステータスステージにおいて、INトークンパケットを当該USBデバイスに送信する。これを受信した当該USBデバイスは、アドレス「1」の正常受信を知らせる長さ0バイトのデータパケットを送信する。これがUSBホストで受信されると、そのUSBホストからACKハンドシェークパケットがUSBデバイスに返信されるので、これを受信した時点でUSBデバイスはアドレス「1」をセットする。このようにして、USBデバイスは、コントロール転送のステータスステージの完了を示すACKハンドシェークパケットを受信したタイミングでアドレス設定を行う。
図6はUSBデバイス2の構成を示すブロック図である。USBデバイス2はUSBデバイスコントローラ21、USB動作を制御するMPU22、データ格納用のメモリ(RAM)23、そのメモリ23を制御するメモリコントローラ24、内部バス25を具備する。
図7は図6に示したUSBデバイスコントローラ21の内部構成を示すブロック図である。USBデバイスコントローラ21は、パケットの入出力を制御するUSBPHY211、入出力するパケットを制御するパケット制御回路212、データ保持用のエンドポイントバッファ213、DMAコントローラ214、制御レジスタ215を具備する。
ところで、USBの規格では、転送エラーが発生した場合に、その後の通信が停止してしまわないようにエラー発生時のプロトコルが定義されている。コントロール転送のSet_Addressリクエストにおいて、USBホストがUSBデバイスからデータを受け取るIN転送では図8〜10の処理が行われる。
図8にケース1を示す。これは、USBデバイスが、USBホストから返信されるINトークンパケットを正常に受信できなかった場合である。このときは、USBデバイスから長さ0バイトのデータパケットの返信がないので、USBホストは再度INトークンパケットをUSBデバイスに対して送信(リトライ)して、USBデバイスからの長さ0バイトデータの返信を要求する。この2回目のINトークンパケットを受信したUSBデバイスが長さ0バイトのデータパケットを返信し、このデータパケットを受信したUSBホストがACKハンドシェークパケットを送信し、これがUSBデバイスで受信されると、その受信のタイミングでUSBデバイス内のアドレスセットが行われる。
図9にケース2を示す。これは、USBホストが、USBデバイスから返信される0バイトのデータパケットを正常に受信できなかった場合である。データパケットを受信できないため、USBホストからACKハンドシェークパケットが返信されない。そして、USBホストは、再度INトークンパケットをUSBデバイスに対して送信(リトライ)する。USBデバイスはこれに応じて同じ0バイトのデータパケットを送信する。この後は、ケース1と同様に、2回目のINトークンパケットを受信したUSBデバイスが長さ0バイトのデータパケットを返信し、このデータパケットを受信したUSBホストがACKハンドシェークパケットを送信し、これがUSBデバイスで受信されると、その受信のタイミングでUSBデバイス内のアドレスセットが行われる。
INトークンパケットを用いるコントロール転送のステータスステージで、上記ケース1,2のような転送エラーが発生した場合には、USBホストからINトークンパケットを再送信(リトライ)することによってUSBデバイスのアドレスセットが正しく行われ、その後の通信が停止することはない。
ところが、図10に示すケース3の転送エラーが発生した場合は、USBデバイスにアドレスが正しくセットされず、誤動作を起こす。すなわち、図10のケース3はステータスステージにおいて、USBデバイスが、USBホストから返信されたACKハンドシェークパケットを正常に受信できなかった場合である。このとき、USBホストは、USBデバイスから0バイトのデータパケットを受信済みであるため、USBデバイス側でのアドレスセットが正常に行われたと判断して、ACKハンドシェークパケットを返信し、コントロール転送のステータスステージを終了する。そして、次のセットアップステージにおいては、セット済みのアドレス(図10においては「1」)を指定したSETUPトークンパケットを送信する。
しかし、USBデバイス側では、まだUSBホストからのACKハンドシェークパケットを受信できていないので、アドレスのセットが行われておらず、アドレスは初期値「0」のままである。このため、SETUPトークンパケットのアドレス不一致により応答できなくなり、誤動作を起こす。
以上から、接続を再度確立するためには、USBホストのファームウエアで再リクエストを行う処理を予め用意しておくか、これが無い場合は人手によるUSBケーブルの抜き差しが必要になってくる。
本発明の目的は、USBホストからのコントロール転送時のステータスステージで転送エラーが発生した場合にも、誤動作が発生しないか、もしくは少なくとも、誤動作発生が抑制されたUSBデバイスを提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1にかかる発明は、USBホストから受信したコントロール転送のリクエストに対して自動応答を行うUSBデバイスであって、前記リクエストの内容により特定されるタイミングで前記リクエストにより要求された設定を行うようにした。
請求項2にかかる発明は、前記リクエストの内容が、前記設定を行った後に前記USBホストからIN転送要求のリトライを受信したときに該リトライに対して自動応答を行うことが可能なリクエストである場合に、該リクエストに対して前記USBデバイスが送信する応答を受信した前記USBホストが送信する、ACK信号の受信を待つことなく設定を行うようにした。
請求項3にかかる発明は、請求項2にかかる発明において、前記リクエストの内容が、前記USBデバイスが送信する応答を受信した前記USBホストが送信するACK信号の受信を待つことなく設定を行うと、前記USBホストからIN転送要求のリトライを受け取ったときに該リトライに対して自動応答を行うことが不可能である場合に、前記ACK信号の受信を待ってから前記設定を行うようにした。
請求項4にかかる発明は、請求項1乃至3のいずれかにかかる発明において、前記リクエストに対して前記USBデバイスが送信する応答を受信した前記USBホストが前記USBデバイスに対してACK信号に続いて送信する、次のパケットが特定できる場合に、該特定された次のパケットの受信を待ってから前記設定を行うようにした。
請求項5にかかる発明は、請求項4にかかる発明において、前記コントロール転送のセットアップステージにおいて前記USBホストから受信したデータを記憶するセットアップバッファを有するとともに、前記リクエストに対する応答を送信した後に前記USBホストから受信したデータを前記セットアップデータバッファに記憶したデータと比較して、前記特定された次のパケットの受信を識別するパケット識別回路を有するようにした。
請求項6にかかる発明は、請求項1、2、3、4又は5にかかる発明において、前記リクエストをデコードし、該リクエストの内容を判断するリクエストデコーダ回路を有するようにした。
本発明のUSBデバイスによれば、USBホストから受信したコントロール転送のリクエストの内容により特定されるタイミングでそのリクエストにより要求された設定を行うので、転送エラーが発生しても、誤動作を防止することができる。
全てのUSBデバイスで標準対応が必要で、且つ、Set_Addressリクエストと同じ方式のコントロール転送を使用するリクエストは、他に何種類かある。例えば、Set_Feature、Clear_Feature、Set_Configuration、Set_Interface等である。本発明では、このような各種のコントロール転送のリクエスト内容に応じて特定のタイミングでリクエストにより要求された内容の設定を行い、転送エラーが発生しても誤動作を起こさないようにする。
図1は本発明の1つの実施例のUSBデバイスのデバイスコントローラ21の構成を示すブロック図である。図示の構成要素の内、セットアップデータバッファ2161、リクエストデコード回路2162、パケット識別回路2163、設定条件生成回路2164からなる設定回路216が、本実施例のデバイスコントローラ21において新たに追加したものである。その他は、図7で説明した従来のUSBデバイスコントローラ21に含まれていた要素である。
図1に示したUSBデバイスコントローラ21をもつUSBデバイスにおいては、パケット制御回路212によって受信されたリクエストに含まれるアドレスデータ等の設定データがセットアップデータバッファ2161に記憶される。また、受信されたリクエストは、リクエストデコード回路2162に送られ、そのリクエスト内容(種別)が判断される。さらに、パケット識別回路2163は、受信したパケットを識別する。そして、リクエストデコード回路2162によるデコード結果およびパケット識別回路2163によるパケット識別結果に基づいて、設定条件生成回路2164が設定タイミングを設定する。この設定結果に基づいた適切なタイミングで、パケット制御回路212が受信したパケットに含まれる設定データが制御レジスタ215に記憶され、設定が行われる。
本実施例のUSBデバイスでのステータスステップの処理のフローを図2に示す。本実施例では、ステータスステージの転送フローの3箇所に、リクエスト内容により選定される設定(1)〜(3)のステップS3,S5,S8を設けている。この設定(1)〜(3)の選定はUSBデバイスコントローラ21のリクエストデコード回路2162とパケット識別回路2163で行う。ただし、リクエストをUSBデバイスコントローラ21の外部でその都度判断してレジスタ215に書き込むことで切り替えてもよい。
図2において、ステップS1はステータスステージで最初にUSBホストから転送されるINトークンパケットの受信の有無を判断する。ステップS2では該INトークンパケットを受信すると対応するデータをUSBホストに対して送信する。ステップS4は該対応するデータを受信したUSBホストからのACKハンドシェークパケットの受信の有無を判断する。ステップS6はリトライによりUSBホストから再転送されるINトークンパケットの受信の有無を判断する。ステップS7は、ステップS2でデータを送信した後に、このデータを受信したUSBホストがACKハンドシェークパケットに続いて送信する次のパケットの受信の有無を判断する。例えば、ステータスステージに先立つセットアップステージがSet_Addressリクエストであった場合は、セットアップステージで受信されたアドレスデータをセットアップデータバッファ2161に保存しておく。そして、ステップS7において、USBホスト1がそのアドレスヘ次のパケットを送信してきたか否かを判断する。
図2において、ステップS3の設定(1)は、設定を行った後に転送エラーが発生した場合でもそのリトライ動作に影響しない(つまり、リトライに対してファームウエアもしくは人手による対応を必要とせず、自動応答を行うことが可能な)リクエストの内容に応じた設定を行う。例えば、Set_ConfigurationリクエストでConfiguration Valueを設定する場合は、設定後にステータスステージのINトークンパケット転送のリトライが発生してもそのリトライ動作に影響しないので、この設定(1)で設定する。これに対して、例えば、Set_FeatureリクエストでTEST_MODEを設定する場合は、設定(1)で設定してしまうとUSBデバイスが別のモードに移行するため、INトークンパケット転送のリトライが行われてもそれに応答できない。また、Set_Addressリクエストでデバイスアドレスを設定する場合は、設定(1)でアドレスを設定してしまうと、アドレス不一致によりINトークンパケット転送のリトライに応答できない。このようなリクエストの場合には、設定(1)での設定は行われない。
この設定(1)では、リクエストデコード回路2162でデコードされたリクエストが当該ステップS3の設定(1)で行うべき内容である場合に、ステップS1で受信したINトークンパケットをパケット識別回路2163で識別した直後に、設定(1)のタイミングを設定条件生成回路2164で生成して、その設定を制御レジスタ215に対して行う。なお、この設定(1)はステップS2のデータ送信と同時又はそれより前であっても良い。
ステップS5における設定(2)は、設定(1)で設定を行ってしまうと、転送エラーによるステータスステージのINトークンパケット転送のリトライが発生した場合に、リトライ動作に影響を与えるリクエストである場合に行う。
この設定(2)では、リクエストデコード回路2162でデコードされたリクエストが当該ステップS3の設定(1)で行うべきではない内容である場合に、ステップS4で受信したACKハンドシェークパケットをパケット識別回路2163で識別した直後に、設定(2)のタイミングを設定条件生成回路2164で生成して、その設定を制御レジスタ215に対して行う。このように設定(2)では、ステップS4でACKハンドシェークパケットの受信があるとき行うので、Set_Addressのリクエストに対して、前記した図5、図8、図9で説明した設定が可能である。しかし、図10で説明した転送エラーには対応できない。
ステップS8における設定(3)は、設定(1)で設定を行ってしまうと、転送エラーによりINトークンパケット転送のリトライが発生した場合にリトライ動作に影響を与えるリクエストであって、且つ、続くパケットが確定(想定)可能なリクエストの場合に実行される。つまり、USBの接続手順で次に実行されるリクエストが決まっていることが条件である。例えば、Set_AddressリクエストでUSBデバイスのアドレス設定が行われた場合、次には、Get_Descriptiorリクエストが実行されることが決まっている。
この設定(3)は、まずリクエストデコード回路2162でデコードされたリクエストが当該ステップS7の設定(3)で行うべき内容であることが条件である。そして、ACKハンドシェークパケットが受信できず(ステップS4)、リトライのINトークンパケットも受信できなかった(ステップS6)場合に、受信したパケットが特定の次のパケットであることをパケット識別回路2163で識別した(ステップS7)直後に、設定(3)のタイミングを設定条件生成回路2164で生成して、その設定を制御レジスタ215に対して行う。
この設定(3)は、例えば、Set_Addressのリクエストの場合は、具体的には以下のように行われる。まず、リクエストに含まれるセットアップステージのアドレスデータが、セットアップデータバッファ2161に記憶される。また、受信されたSet_Addressのリクエストは、リクエストデコード回路2162に送られ、その内容が判断される。その後、ステップS7において受信したパケットがパケット識別回路2163で識別されるとともに、該受信したパケットに含まれるアドレスとセットアップデータバッファ2161に記憶したアドレスとが比較される。そして、両アドレスが一致するときに該受信したパケットが特定の次のパケットであることが識別される。そして、リクエストデコード回路2162による判断結果がSet_Addressのリクエストであること、およびパケット識別回路2163による識別結果がステップS7の次パケットであることに基づいて、設定条件生成回路2164が設定(3)のタイミングを生成する。このタイミングでセットアップデータバッファ2161に記憶されたアドレスデータが制御レジスタ215に記憶され、アドレス設定が行われる。この設定(3)により、では前記図10で説明した転送エラーが発生しても、次のセットアップステージのSETUPトークンパケットの受信によりそのアドレス設定を行うことができる。従って、誤動作発生を防止できる。
本実施例においては、設定(1)、(2)、(3)の3つの設定タイミングを設け、リクエストの内容に応じて、このいずれかのタイミングにおいて設定を行った。これにより、全ての場合に誤動作の発生を防止できるわけではないが、いずれか1つの設定タイミングしか設けなかった場合に比較すると、はるかに誤動作発生の頻度を低減することができる。ただし、これらの3つの設定タイミングの全てを設けることは必ずしも必須ではない。何れか2つの設定タイミングを設け、リクエストの内容に応じていずれかのタイミングにおいて設定を行うことによっても、いずれか1つの設定タイミングしか設けなかった場合に比較すると誤動作発生の頻度を低減することができる。
例えば、設定(1)のタイミングを設けず、設定(2)、(3)の設定タイミングのみを設けることによっても、図10に示した転送エラーには対応できる。すなわち、Set_Addressリクエストに対する設定を行うためには、設定(1)のタイミングは不要である。この場合、上記の実施例においては設定(1)において設定したSet_ConfigurationリクエストでのConfiguration Value設定も、設定(2)において行う。
本発明の実施例のUSBデバイスのUSBデバイスコントローラの構成のブロック図である。 本発明の実施例のUSBデバイスのステータスステージの処理のフローチャートである。 従来のUSBシステムの構成のブロック図である。 図3のUSBデバイスへのデータ転送のタイミングチャートである。 USBデバイスへのアドレス設定のタイミングチャートである。 従来のUSBホストとUSBデバイスの概略構成の説明用のブロック図である。 従来のUSBデバイスコントローラの構成のブロック図である。 USBデバイスへのアドレス設定の転送エラーがある場合のケース1のタイミングチャートである。 USBデバイスへのアドレス設定の転送エラーがある場合のケース2のタイミングチャートである。 USBデバイスへのアドレス設定の転送エラーがある場合のケース3のタイミングチャートである。
符号の説明
1:USBホスト
2,2A,2B,2C:USBデバイス
21:USBデバイスコントローラ、211:USBPHY、212:パケット制御回路、213:エンドポイントバッファ、214:DMAコントローラ、215:制御レジスタ、216:設定回路
2161:セットアップデータバッファ、2162:リクエストデコード回路、2163:パケット識別回路、2164:設定条件生成回路

Claims (6)

  1. USBホストから受信したコントロール転送のリクエストに対して自動応答を行うUSBデバイスであって、前記リクエストの内容により特定されるタイミングで前記リクエストにより要求された設定を行うことを特徴とするUSBデバイス。
  2. 前記リクエストの内容が、前記設定を行った後に前記USBホストからIN転送要求のリトライを受信したときに該リトライに対して自動応答を行うことが可能なリクエストである場合に、該リクエストに対して前記USBデバイスが送信する応答を受信した前記USBホストが送信する、ACK信号の受信を待つことなく設定を行うことを特徴とする請求項1記載のUSBデバイス。
  3. 前記リクエストの内容が、前記USBデバイスが送信する応答を受信した前記USBホストが送信するACK信号の受信を待つことなく設定を行うと、前記USBホストからIN転送要求のリトライを受け取ったときに該リトライに対して自動応答を行うことが不可能である場合に、前記ACK信号の受信を待ってから前記設定を行うことを特徴とする請求項2に記載のUSBデバイス。
  4. 前記リクエストの内容が、前記リクエストに対して前記USBデバイスが送信する応答を受信した前記USBホストが前記USBデバイスに対してACK信号に続いて送信する、次のパケットが特定できる場合に、該特定された次のパケットの受信を待ってから前記設定を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のUSBデバイス。
  5. 前記コントロール転送のセットアップステージにおいて前記USBホストから受信したデータを記憶するセットアップバッファを有するとともに、前記リクエストに対する応答を送信した後に前記USBホストから受信したデータを前記セットアップデータバッファに記憶したデータと比較して、前記特定された次のパケットの受信を識別するパケット識別回路を有することを特徴とする請求項4記載のUSBデバイス。
  6. 前記リクエストをデコードし、該リクエストの内容を判断するリクエストデコーダ回路を有することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載のUSBデバイス。
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