JP2001255193A - ガスメータおよび光無線通信装置 - Google Patents

ガスメータおよび光無線通信装置

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JP2001255193A
JP2001255193A JP2000069496A JP2000069496A JP2001255193A JP 2001255193 A JP2001255193 A JP 2001255193A JP 2000069496 A JP2000069496 A JP 2000069496A JP 2000069496 A JP2000069496 A JP 2000069496A JP 2001255193 A JP2001255193 A JP 2001255193A
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gas meter
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JP2000069496A
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Kazumitsu Nukui
一光 温井
Mamoru Suzuki
守 鈴木
Mitsuhiro Nakamura
充博 中村
Hitoshi Hayashi
均 林
Kazuo Kon
一生 今
Ikuo Maeda
郁雄 前田
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Toshiba Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮断・警報事由発生履歴のデータの読み出し
や各種設定値の変更を行うに際して、かつ接続ミスや断
線や接続不良や不正な設定変更などが生じるという問題
を解消して、配線操作や接続の手間などが簡便で、接続
ミスや断線や接続不良などが生じることなく正確な通信
を行うことが可能なガスメータを提供する。 【解決手段】 遮断・警報事由を文字や数字によって外
部から直観的に認識できるように表示するためのLCD
パネル71、および各種情報を外部のハンディターミナ
ル2との間で送信/受信するための発光素子81および
受光素子82は、ガスメータ1の上ケース3の前面の、
内部スペースに比較的余裕のある位置の一か所に、窓部
7としてユニット化されて設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスメータおよび光
無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、いわゆるマイクロコンピュータ
(以下、マイコンと略称)のような超小型電子回路を用
いたガスメータのデジタル化が進められているが、膜方
式ガスメータのような機械的に直接にガス量を計測する
方式のガスメータや、ガスの流速などガス流の流体とし
ての物理的数値を計測する方式のガスメータにおいて、
ガス流量値をマイコンのCPUなどの演算回路によって
演算し、その流量値を積算して得られたガス使用量の値
をガスメータ内のRAMのような記憶素子などを用いた
記憶手段にデータとして記憶させておき、それを例えば
ハンディターミナルに接続して読み出したり、あるいは
そのデータを電話線システムあるいは専用有線システム
のような有線通信システムを介して遠隔地の管理センタ
ーなどに伝送するという、いわゆるマイコンガスメータ
が案出されている。
【0003】また、燃料であるガスの安全性を確保する
ために、合計最大流量超過や個別最大流量超過など、過
大流量のガスが流れた場合にそれを検知して警報を発し
たりガス供給を遮断したりする過大流量検知機能、長時
間に亘って微少流量が継続的に流れ続けた場合にそれを
検知して警報を発したりガス供給を遮断したりする微少
漏洩検知や内管漏洩検知機能、あるいは地震や衝撃など
に起因した強い振動を検知して警報を発したりガス供給
を遮断したりする振動検知機能といった、各種の遮断・
警報事由の発生を検知してそれに対処する機能が設けら
れている。また、そのような遮断・警報事由が発生した
場合には、その履歴を記憶手段にデータとして記憶させ
ておき、所定の読み出し命令入力操作が行われると遮断
・警報事由発生履歴のデータを読み出して、LEDのよ
うな発光素子を点滅させるなどして表示したり、ガスメ
ータに有線通信手段を介してハンディターミナルを接続
するなどして読み出したり、電話線システムあるいは専
用有線システムのような有線通信システムを介して遠隔
地の管理センターなどに伝送する技術などが提案されて
いる。
【0004】また、最大流量超過異常などを定義する設
定値、換言すれば最大流量超過異常どの判定基準となる
設定値は、ガスメータの使用環境やユーザのガス使用目
的などに対応して変化するので、それに適合するように
変更することが必要となる。このため、従来のガスメー
タでは、上記のような有線通信手段を介してガスメータ
と電気的な接続を取って、各種設定値の変更を行うよう
にしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のガスメータに係る技術では、データの不正
な読み出しや書き換えなどが為されないようにしている
が、ガス使用量の値や遮断・警報事由発生履歴のデータ
の読み出しや各種設定値の変更を有線通信手段によって
行うに際して、その都度ハンディターミナルの接続端子
を接続することや、電話線システムを介して読み出すた
めの電話回線接続を行うことなどが必要となるので、配
線操作や接続の手間などが煩雑であるという問題があ
る。
【0006】また、従来のガスメータに係る技術では、
LEDのような発光素子を点滅させるというモールス信
号のような手法によって遮断・警報事由発生履歴の情報
を表示していたので、その点滅の意味内容を直観的に把
握することは実際上不可能であり、またそのような予備
知識は持っていても点滅信号とその意味との対応関係を
定義した対応表などを見ながらでなければ、その点滅の
正確な意味内容の把握に困難を伴うことが多いという問
題がある。
【0007】本発明はこのような問題を解決するために
成されたもので、遮断・警報事由発生履歴のデータの読
み出しや各種設定値の変更を行うに際して、配線操作や
接続の手間などが簡便で、かつ接続ミスや断線や接続不
良などが生じることなく正確な通信を行うことが可能な
ガスメータおよび光無線通信装置を提供することにあ
る。
【0008】また、不正な設定変更が為されたり、デー
タの不正な読み出しなどが為されたり、誤動作が生じた
りすることを防ぐことができ、データセキュリティが良
好で信頼性の高い通信が可能であるガスメータおよび光
無線通信装置を提供することにある。
【0009】また、遮断・警報事由発生履歴の情報を、
より直観的に把握できる表示を行うことが可能なガスメ
ータおよび光無線通信装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のガスメータは、
ガスの流量または流速を計測する計測手段と、前記流量
または流速の値から算出されるガス使用量の値を表示す
るガス使用量表示手段とを有するガスメータにおいて、
外部の光無線通信装置との間で情報を発信および/また
は受信する光無線通信手段を備えたことを特徴とするも
のである。
【0011】すなわち本発明のガスメータでは、ガスメ
ータの光無線通信手段と外部の光無線通信装置との間の
発信および/または受信(すなわち情報の送信および受
信のうちすくなくともいずれか一方)を、非接触通信が
可能で、電気的な接続操作の手間が不要であると共に接
続ミスや断線がなく、しかも電話回線等によるアクセス
等が不要である、光無線通信によって行う。
【0012】なお、光無線通信手段が通信する情報とし
ては、計測手段によって計測されたガス流量値やガス使
用量の値のデータ、動作モードなどの設定情報、あるい
は後述のような遮断・警報自由発生情報などが好適であ
る。
【0013】本発明のガスメータは、ガスの流量または
流速を計測する計測手段と、前記流量または流速の値か
ら算出されるガス使用量の値を表示するガス使用量表示
手段と、予め判定基準が設定された遮断・警報事由の発
生を検知してガスの供給を遮断する遮断手段とを有する
ガスメータにおいて、前記検知された遮断・警報事由が
どのような種類の遮断・警報事由であるかについての情
報をその遮断・警報事由の発生時刻または継続時間の情
報と共に前記履歴情報として記憶する記憶手段と、前記
ガス使用量表示手段とは別個に設けられており前記履歴
情報を文字および/または数字を用いて表示素子に表示
する履歴情報表示手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0014】すなわち、従来のガスメータでは、LED
などの発光の点滅によって遮断・警報事由の発生履歴を
表示していたのでその表示が意味する内容の直観的な把
握が不可能であったが、本発明のガスメータでは、履歴
情報表示手段が、ガス使用量表示手段とは別個に履歴情
報表示専用の例えばLCD表示パネルのような表示手段
を備えており、その表示手段によって履歴情報を有意な
情報として直観的に把握が可能である文字や数字によっ
て表示することができる。
【0015】しかも本発明のガスメータでは、遮断・警
報事由発生の履歴情報を表示するLCD表示パネルのよ
うな表示素子をガス使用量表示のための積算流量カウン
タやLCD表示とは別に設けているので、表示内容をガ
ス使用量の表示と遮断・警報事由発生の履歴情報の表示
とに切り替えるという煩雑さや、ユーザあるいは検針者
などがその表示内容を読み取る際にガス使用量と履歴情
報とのどちらの情報が表示されているのか混乱したり見
間違ったりするといった不都合が生じることがない。
【0016】本発明のガスメータは、前記履歴情報表示
手段が、前記遮断・警報事由の種類に応じて予め設定さ
れた表示優先順位に従って前記履歴情報を前記表示素子
に順次表示することを特徴とするものである。
【0017】すなわち、ガスメータの構成をより簡易で
安価なものとするためには、表示素子として例えば1桁
の16セグメント表示の表示容量の小さなLCD表示パ
ネルのような小型の表示素子を用いることが望ましい。
またガスメータ全体の小型化が要請されていることか
ら、履歴情報表示用の表示素子はできるだけ小型である
ことが望ましいが、表示品位や視認しやすさを考慮すれ
ば、表示容量は小さくならざるを得ない。そこで、遮断
・警報事由の種類に応じて予め設定された表示優先順位
に従って、前記履歴情報を前記履歴情報表示手段の表示
素子に順次表示することにより、表示容量の小さな表示
素子を用いて情報量の多い履歴情報の表示が可能とな
る。
【0018】本発明のガスメータは、前記履歴情報表示
手段が、前記履歴情報を複数の文字からなる単語および
/または複数の数字の組み合わせによって表現するもの
とし、その単語の文字および/または数字の組み合わせ
を前記表示素子にシーケンシャルに表示することを特徴
とするものである。
【0019】すなわち、履歴情報をより直観的に把握可
能に表示するためには、複数の文字からなる単語または
複数の数字の組み合わせ、あるいは単語と数字とを混成
した情報などによって履歴情報を表現することが好適で
あるが、そのような単語などを1桁の16セグメント表
示のLCD表示パネルのような表示容量の小さい表示素
子を用いて表示を行うことは、その単語の文字や数字を
シーケンシャルに表示することによって可能となる。例
えば、微少漏洩の履歴をLEAKという単語で表現する
場合を一例として述べると、LEAKという単語を構成
する文字の一つ一つをその綴りに従って1桁のLCD表
示パネルに(L→E→A→K)という順番でシーケンシ
ャルに表示することにより、ユーザがその順番で文字を
読み取って「LEAK」という単語が表示されたことを
認識することができる。あるいは、例えば微少漏洩の履
歴をLという一文字で表現し、その発生時刻の情報をそ
れと連関して表示する場合には、Lと表示した直後にF
→R→O→M→1→2→/→2→3→T→O→1→2→
/→2→7のようにシーケンシャルに表示することによ
り、ユーザがその順番で文字および数字を読み取って、
「Lすなわち微少漏洩が12/23(12月23日)か
ら12/27(12月23日)まで発生していた」とい
うように履歴情報を認識することが可能となる。
【0020】本発明のガスメータは、外部の光無線通信
装置との間で情報を発信あるいは受信する光無線通信手
段であって少なくとも前記履歴情報を発信する光無線通
信手段を備えたことを特徴とするものである。
【0021】すなわち本発明のガスメータでは、非接触
通信が可能で電気的な接続操作の手間が不要であり接続
ミスや断線がなく、しかも電話回線等によるアクセスが
不要で不正なアクセス等を防ぐことができる光無線通信
によって、ガスメータの光無線通信手段から外部の光無
線通信装置への履歴情報の送信を行うことにより、ガス
メータに記録されている履歴情報を情報の漏洩や読み出
しミスを生じることなく外部の光無線通信装置によって
確実に読み出すことが可能となる。
【0022】本発明のガスメータは、光無線通信手段
が、前記光無線通信装置から発信される読み出し命令を
受けた場合に前記ガス使用量の情報または前記履歴情報
を発信することを特徴とするものである。
【0023】すなわち本発明のガスメータでは、光無線
通信手段が、光無線通信装置から発信される読み出し命
令を担持してなる信号(読み出し命令を信号化した光信
号)を受けることによってガス使用量の情報や履歴情報
を発信するようにしているので、そのような読み出し命
令の光信号以外の例えば何らかの不正なアクセス等によ
るガス使用量の情報や履歴情報の読み出しが困難であ
り、また外光がノイズ的に入射した場合などでも誤動作
することがない。
【0024】本発明のガスメータは、前記遮断手段が復
帰スイッチまたはテスト遮断実行スイッチを備えてお
り、予め設定された読み出し命令が前記復帰スイッチま
たはテスト遮断実行スイッチによって入力された場合に
前記光無線通信手段が前記ガス使用量の情報または前記
履歴情報を発信するようにしてもよい。
【0025】すなわち本発明のガスメータでは、予め設
定された読み出し命令が前記復帰スイッチまたはテスト
遮断実行スイッチによって入力された場合に、ガス使用
量の情報または前記履歴情報を発信するようにしている
ので、それ以外の何らかの不正なアクセスを為すことが
困難であり、また外光などが外乱的にノイズとして侵入
した場合などでも誤動作することがない。
【0026】本発明のガスメータは、前記履歴情報表示
手段が、前記光無線通信装置から発信される読み出し命
令の光信号を受けた場合に前記履歴情報を前記表示素子
に表示することを特徴とするものである。
【0027】すなわち、本発明のガスメータでは、煩雑
な電気的有線接続の操作を行わずとも、光無線通信装置
から読み出し命令の光信号をガスメータに送信すること
により、履歴情報を表示素子に表示することが可能であ
る。
【0028】本発明のガスメータは、前記光無線通信手
段が、前記読み出し命令の入力後から所定時間内にのみ
前記履歴情報を発信可能とし、前記所定時間経過後は自
動的に発信可能状態を停止するものであることを特徴と
するものである。
【0029】すなわち本発明のガスメータでは、所定時
間経過後は発信可能状態を自動的に停止することによ
り、例えば必要な情報の読み出し等が終了した後に部外
者等が不正にその情報を読み出したりガスメータにアク
セスしたりすることができないようにする。
【0030】本発明のガスメータは、前記光無線通信装
置から発信される前記所定時間の設定を変更する命令を
担持してなる光信号を前記光無線通信手段が受けた場合
に、その命令に基づいて前記所定時間を変更することを
特徴とするものである。
【0031】すなわち本発明のガスメータでは、前記光
無線通信装置から設定変更信号を発信して所定時間の設
定変更を行うことが可能である。
【0032】本発明のガスメータは、前記光無線通信手
段が、前記情報を光無線発信する発光素子および光無線
受信する受光素子を備えたものであり、前記表示素子が
その表示画面の周囲に前記光無線に用いる光を透過する
光フィルタまたは光半透過性反射板の窓枠部を備えてお
り、前記発光素子および前記受光素子が、前記窓枠部の
表面から直接には視認されないように前記窓枠部の背面
に配設されていることを特徴とするものである。
【0033】すなわち本発明のガスメータでは、表示素
子の前面パネルあるいはその表示素子のさらに前面に配
置される前面パネルなどを、スモークブラウンやアンバ
ー色などに着色されたアクリル板や、赤外光のような光
無線に用いる光は透過するが可視光はフィルタリングあ
るいは反射する光フィルタまたは光半透過性反射板など
から形成し、その表示素子の表示部の周囲に窓枠部を設
け、その窓枠部の背面に光無線用の発光素子および受光
素子を設置することにより、それら発光素子および受光
素子がガスメータの表面から直接には視認されないよう
にすることが可能となる。また、窓枠部の材質を光無線
に用いる光のみを透過する光フィルタまたは光半透過性
反射板のような材質からなるものとすることにより、外
光がノイズ的に受光素子に入射することを回避すること
ができる。また、表示素子の窓枠部を光フィルタまたは
光半透過性反射板として兼用しているので、その構造が
簡易かつ安価なものとなる。また、遮断・警報事由発生
履歴情報を表示する表示素子の近傍に、読み出し命令や
読み出し可能な時間設定を変更したりするための命令入
力信号を受信する受光素子、およびその遮断・警報事由
発生履歴情報を担持する光信号を発信する発光素子を配
置しているので、操作者が遮断・警報事由発生履歴情報
の読み出しを行う際に、ガスメータに対して光無線通信
を行うために本発明に係る光無線通信装置を備えたハン
ディターミナルなどをガスメータの表示素子の方に向け
ればよいということを、予備知識がなくとも直観的に判
断することができる。これは、人間工学的な観点からす
れば、操作者にとって必要な情報を読み出すに際して、
それが表示される表示素子(の表示面)の位置にまず最
初にハンディターミナルなどを向けるようにすることが
最も自然な動作なのであって、そのような人間工学的な
最も好適な位置である表示素子の近傍に受光素子および
発光素子を配置することにより、操作者にとって最も簡
便かつ確実に光無線通信を行うことが可能となるからで
ある。
【0034】本発明の光無線通信装置は、ガスの流量ま
たは流速の計測値に基づいてガス使用量の値を算出する
ガスメータから発信された前記ガス使用量の値の情報を
担持する光信号を受信する受信手段と、前記受信された
光信号の担持する情報を記憶する記憶手段または表示す
る表示手段とを備えたことを特徴としている。
【0035】すなわち本発明の光無線通信装置では、ガ
スメータから発信されるガス使用量の情報を担持する光
信号の受信を、非接触通信が可能で電気的な接続操作の
手間が不要であると共に接続ミスや断線がなく、しかも
電話回線等によるアクセス等が不要な光無線通信によっ
て行う。
【0036】本発明の光無線通信装置は、遮断・警報事
由の種類とその発生時刻または継続時間の情報とを履歴
情報として検知するガスメータから発信された前記履歴
情報を担持する光信号を受信する受信手段と、前記受信
された情報を記憶する記憶手段または表示する表示手段
とを備えたことを特徴とするものである。
【0037】すなわち本発明の光無線通信装置では、ガ
スメータから発信される遮断・警報事由発生履歴情報を
担持する光信号の受信を、非接触通信が可能で電気的な
接続操作の手間が不要であると共に接続ミスや断線がな
く、しかも電話回線等によるアクセス等が不要な光無線
通信によって行う。
【0038】なお、本発明の光無線通信装置は、上記の
ようなガスメータから発信されるガス使用量の情報を担
持する光信号や遮断・警報事由発生履歴情報を担持する
光信号を受信する機能の他にも、上記のような本発明に
係るガスメータに対して、遮断・警報事由発生履歴情報
の読み出し命令の信号や設定変更信号などを送信する機
能などをさらに備えるようにしてもよいことは言うまで
もない。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形
態に係るガスメータおよびその外部の光無線通信装置で
あるハンディターミナルの概要を示す図である。
【0040】ガスメータ1は、ガス流量あるいはガス流
速を計測しそれを積算して得たガス使用量の値を積算流
量カウンタ12に表示する機能や、過大流量や微少流量
漏洩のような異常事態の発生を検知して遮断弁32を閉
じるといった一般的なガスメータ1としての機能を備え
ていることは言うまでもないが、それにさらに加えて、
外部の光無線通信装置であるハンディターミナル2との
間で種々の情報を送信および受信する機能と、遮断・警
報事由の発生履歴の情報やその発生時刻などの情報を記
憶し、またそれを文字や数字を用いて窓部7のLCDパ
ネル71に表示する機能とを備えている。
【0041】さらに詳細には、このガスメータ1が光無
線通信によって発信する情報としては、ガス使用量の情
報、遮断・警報事由の発生の履歴情報などが可能であ
る。この履歴情報には、遮断・警報事由の種類すなわち
予め定義付けられた異常事態のうちどの種類の異常事態
が生じたのかについての情報と、その異常事態の発生時
刻や発生継続時間の情報とが含まれている。遮断・警報
事由としては、図2に一覧表として示すような種々の遮
断・警報事由が可能である。これらの遮断・警報事由の
種類については一般的なもので構わないが、本発明に係
るガスメータ1ではこれらの遮断・警報事由を文字や数
字によって直観的に認識できるように表示することが可
能である。また、ガスメータ1が光無線通信によって受
信する情報としては、履歴情報を外部に向けて発信させ
る命令あるいはLCDパネル71に表示させる命令を信
号化した情報、ガスメータ1の機能に関する各種設定の
変更命令を信号化した情報、その設定内容の情報などが
可能である。各種設定の具体的な項目としては、図3に
一覧表として示すような項目が可能である。これらの項
目については一般的なものでよく、むしろ一般的に実用
されている項目であることが望ましいが、本実施の形態
に係るガスメータ1では、これらの各種設定を外部のハ
ンディターミナル2から光無線通信によって非接触に変
更することが可能となっている。
【0042】上記のような遮断・警報事由を文字や数字
によって外部から直観的に認識できるように表示するイ
ンターフェイスとしての表示素子であるLCDパネル7
1、および各種情報を外部のハンディターミナル2との
間で送信/受信するインターフェイスとしての発光素子
81および受光素子82は、図4に示すように、ガスメ
ータ1のボディを構成する上ケース3の前面の、内部ス
ペースに比較的余裕のある位置の一か所に、窓部7とし
てユニット化されて設けられている。
【0043】さらに詳細には、図5に示すように、肉眼
ではアンバー色やスモークグレー色のような暗色系のガ
ラスあるいはアクリルプレートのように見える光フィル
タからなる前面パネル73が、その窓部7ほぼ全面に嵌
め込まれている。この前面パネル73としては、例えば
赤外光のような光無線通信の信号光として用いられる光
を選択的に透過し、その他の光のうち特に発光素子81
や受光素子82の表面で反射して外部にその発光素子8
1や受光素子82が視認されてしまうような波長の光な
どは吸収あるいは反射するような光学的性質を備えた光
フィルタあるいは光半透過性反射板などが好適である。
【0044】窓部7の中央には、表示素子としてノーマ
リブラックモード・16セグメント×1桁表示のLCD
パネル71(液晶表示パネル;以下、LCDパネルと呼
ぶ)が、前面パネル73の背後に位置するように設置さ
れている。このLCDパネル71は、ガス使用量などを
表示する積算流量カウンタ12とは別に、遮断・警報事
由発生の履歴情報の直観的な視認が可能となるように、
文字や数字の表示あるいはそれらを組み合わせて構成さ
れる単語などのシーケンシャルな表示を行うものであ
る。なお、このLCDパネル71を透過して外部へと出
射される光が前面パネル73による光フィルタの透過特
性と適合するように、このLCDパネル71の旋光特性
等を設定されていることが望ましいことは言うまでもな
い。あるいは、このLCDパネル71の表示画面の位置
に該当する部分の前面パネル73に開口(切り欠き)を
設けて、その開口からLCDパネル71の表示画面を直
接に露出させるようにしてもよい。
【0045】LCDパネル751の表示画面の外周部分
は、横方向(図4中で左右方向)に幅の広い窓枠部とな
っている。LCDパネル71を中央としてその左右に広
い窓枠部には光無線通信用の発光素子81および受光素
子82が前面パネル73の背面に位置するように設置さ
れている。このように発光素子81および受光素子82
は、前面からほとんど視認することができないように、
暗色系の光フィルタあるいは光半透過性反射板である前
面パネル73の背後に覆い隠されている。LCDパネル
71は積算流量カウンタ12とは全く別に設けられてお
り、しかも積算流量カウンタ12のような7〜9桁の表
示とは明らかに異なる、1桁〜4桁程度と少桁数の表示
桁数であるので、本実施の形態に係るガスメータ1に関
して予備知識の少ないユーザあるいは検針者であって
も、このLCDパネル71に表示される情報が積算流量
カウンタ12に表示されるようなガス使用量に関する情
報とは明らかに異なる情報であるということを認識する
ことができる。また予備知識を有するユーザや検針者に
とっても、ガス使用量の情報と履歴情報とを混乱して認
識することや見間違えたりすることなどを防ぐことがで
きる。
【0046】このような1桁〜4桁程度と少桁数のLC
Dパネル71の表示画面に文字や数字を用いて遮断・警
報事由発生の履歴情報を表現するためには、図2に一例
を示すような各遮断・警報事由のそれぞれと対応付けて
定義された表示記号を、その右隣の欄に示したようにあ
らかじめ設定された表示優先順位に従って、順次に表示
する。
【0047】例えば「圧力遮断」という遮断・警報事由
は「圧力(Pressure)低下」の頭文字による最
も自然な連想から、「P」という文字で表現することに
よってそれが意味する内容を直観的に認識可能なものと
することができる。この他にも、例えば「合計最大流量
オーバ遮断」を意味する「Q」は、流体工学で一般に流
量を意味する記号としてQが用いられることから、それ
に基づいた最も自然な連想として「Q」という文字を用
いて「合計最大流量オーバ遮断」を表現するように設定
されている。その他の各種遮断・警報事由についても、
このような手法によってその意味を表す文字を設定すれ
ばよい。なお、図2に示したような各種遮断・警報事由
とそれを意味する文字との対応関係や、その表示優先順
位は一例を示すものであって、これのみに限定されるも
のでないことは言うまでもない。
【0048】あるいは、一つの遮断・警報事由を1文字
ではなく1つの単語で表示してもよい。ただしこの場合
には、1桁のLCDパネル71によって一度に表示でき
るのは1文字だけであるから、1つの単語を構成する各
文字の一つ一つをその綴りに従ってシーケンシャルに表
示する。例えば、内管漏洩が発生したことが検知されて
「内管警報」の履歴が発生していた場合には、それを
「INNER−LEAK」と表現するものと、あらかじ
め設定されていたとする。この場合には、「INNER
−LEAK」という単語を構成する文字を、その綴りの
順に、「I」→「N」→「N」→「E」→「R」→
「−」→「L」→「E」→「A」→「K」のように所定
のタイミングごとに順番に連続して(シーケンシャル
に)1桁のLCDパネル71の表示画面に表示して行
く。このようにしてシーケンシャルに表示された文字を
その順番に従って読み取ることにより、「INNER−
LEAK」という単語の意味する内管漏洩が発生したこ
と、すなわち「内管警報」の発生履歴があったことを認
識することができる。また遮断・警報事由については1
文字で表現し、それが発生した時刻の情報をそれに続け
てシーケンシャルに表示してもよい。例えば「感震遮
断」が8月15日に発生したという履歴情報を表示する
場合には、「感震遮断」を示す文字「G」に続けて、
「0」→「8」→「/」→「1」→「5」のようにシー
ケンシャルに数字を表示する。
【0049】また表示優先順位については、例えば「圧
力遮断」の表示優先順位は「2」つまり第2番目と設定
されている。またこの他に例えば表示優先順位が「1」
つまり第1番目の優先順位に設定されている「電池遮
断」が履歴情報として記憶手段に記憶されていた場合に
は、この「電池遮断」を意味する「V」(Voltag
eの頭文字のV)が最も優先して表示されるように設定
されているのであるから、その「V」がまず最初に数秒
間など所定時間に亘って表示され、それに続いて「圧力
遮断」の「P」が表示される。ここで、例えば「合計最
大流量オーバ遮断」を意味する「Q」の表示優先順位と
「弁異常」を意味する「B」の表示優先順位は共に
「3」であるが、このように表示優先順位が同順位の遮
断・警報事由が複数存在する場合には、その発生時刻の
早いもの順、あるいは継続時間の長いもの順などの規則
をあらかじめ設定しておき、その順番に従って表示して
もよく、あるいはそれらを所定の周期ごとに交互に表示
してもよい。
【0050】なお、遮断・警報事由を表現する英文字
は、例えば図11に示すような手法によりLCDパネル
71の表示画面に表示すればよいことは言うまでもな
い。LCDパネル71としてノーマリブラックモードの
ものを用いることにより、文字や数字などのキャラクタ
を表示していないときにはそのLCDパネル71の表示
画面全体が暗色系一色のような状態となり、窓部7に嵌
め込まれている前面パネル73の暗色とあいまって窓部
7全体が暗色系に統一された部位として視認されるよう
になるので、読み出された履歴情報がこの窓部7に表示
されることを部外者等に気付かれないようにすることが
できる。また意匠的にも、履歴情報を表示する際以外の
通常時には窓部7全体が暗色系のモノトーンに見えてす
っきりとした外観を呈することかできるといった利点も
ある。
【0051】あるいは、一般にリチウム電池(Li電
池)等を電源として内蔵したガスメータに用いられる表
示素子には低消費電力であることが要請されるので、表
示素子としては反射型のLCDパネルが好ましいが、一
般に反射型のLCDパネルはある程度強い光が入射しな
ければその表示が視認し辛いものとなる。そこで、特に
このような点を改善することが必要な場合には、LCD
パネル71の表示画面に該当する位置の前面パネル73
を切り欠いて開口を設けてLCDパネル71を露出さ
せ、その周囲の窓枠部のみに光フィルタのような材質か
らなる前面パネル73を残すようにしてもよい。このよ
うにLCDパネル71の表示画面のみを外部に直接露出
させることによって、窓枠部に配置された発光素子81
や受光素子82は前面パネル73の背後に隠して外部か
ら視認されないようにすると共に、LCDパネル71の
表示画面に表示される文字あるいは数字をさらに見易く
確実に視認可能なものとすることができる。
【0052】いずれにしても、従来は一般にガスメータ
の上ケース前面部分にLED(発光ダイオード)が設置
されていて、そのLEDから用いられるモールス信号の
ような信号光の点滅のみによって遮断・警報事由を表示
していたので、その内容を信号解読表あるいは予備知識
なしに直観的に把握することが極めて困難あるいは不可
能であったが、本実施の形態に係るガスメータ1では、
上ケース3前面部分に窓部7を設け、その中央に簡易で
安価な構造でありながら文字や数字の表示が可能なLC
Dパネル71を設置しているので、遮断・警報事由を文
字や数字によって、より直観的に認識できるように表示
することが可能であり、しかもそのような表示素子が付
設される窓部7の簡素化や小型化ならびに低コスト化を
実現することができる。
【0053】また、検針者あるいは操作者等が本実施の
形態に係るガスメータ1についての予備知識を有してい
ない場合でも、積算流量カウンタ12とは別の部分に窓
部7が設けられているのであるから、検針者あるいは操
作者等であれば、この部分に遮断・警報事由発生の履歴
情報が表示されるものと直観的に考えることができるの
で、この部分に向けてハンディターミナル2から読み出
し命令などの光信号を送信して、電気的接続や電話回線
等の接続のような煩雑な接続操作や何らの困難もなく、
簡易かつ確実に履歴情報を読み出すことができる。
【0054】さらには、その窓部7の大きさあるいはそ
の中央部のLCDパネル71の桁数や、それが設けられ
ている位置が、積算流量カウンタ12とは全く別のもの
であることから、この窓部7のLCDパネル71に表示
される情報が積算流量カウンタ12に表示されるガス使
用量の値とは全く異なる情報であることを明らかに認識
できるので、ユーザや検針者がガス使用量の情報と履歴
情報とを混乱して認識したり見間違ったりすることを防
ぐことができる。
【0055】また、発光素子81や受光素子82は前面
からほとんど視認することができないように前面パネル
73の背後に覆い隠されているので、部外者等によって
不正なアクセスやいたずらなどが為されることを防ぐこ
とができ、また誤動作の発生原因である自然光などが外
乱的あるいはノイズ的に受光素子82へと入射すること
を前面パネル73の光フィルタ機能によって防ぐことが
できる。
【0056】ここで、一般にガスメータの上ケース3の
前面にはテスト遮断実行命令入力に用いられる磁気セン
サキー方式のテストスイッチ34や、弁遮断の復帰命令
入力に用いられるプッシュスイッチ方式の復帰スイッチ
33などが設けられているので、このような既存のスイ
ッチを履歴情報の読み出し命令入力のために流用しても
よい。例えば、通常はプッシュ式スイッチである復帰ス
イッチ33を押下した際に、遮断・警報事由発生の履歴
情報が存在していない場合には、一般的な遮断弁32の
開放動作を単に行うのみとし、履歴情報が存在している
場合には、それを読み出して上記の要領でLCDパネル
71に文字や数字で表示するようにしてもよく、あるい
は光無線通信手段によってハンディターミナル2が受信
可能な光信号として発信するようにしてもよい。
【0057】図6はこのガスメータ1の概要構成を示す
ブロック図である。このガスメータ1は、ガス流量を計
測し、そのガス流量の値を積算してガス使用量の値を得
る計測部10(計測手段)と、そのガス使用量の値を表
示する積算流量カウンタ12(ガス使用量表示手段)
と、遮断弁32の開閉動作を制御する遮断部30(遮断
手段)と、遮断・警報事由の発生履歴の情報を記憶する
記憶部60(記憶手段)と、遮断・警報事由の発生の履
歴情報を文字や数字を用いてLCDパネル71に表示す
る履歴情報表示部70(履歴情報表示手段)と、ガスメ
ータ1の外部のハンディターミナル2(光無線通信装
置)との間で情報の送信/受信を行う光無線通信部80
(光無線通信手段)と、このガスメータ1の動作に必要
な電力を供給するリチウム電池52を備えた電源部50
と、テストスイッチ34と、このガスメータ1全体の電
気・電子デバイス的な動作を制御するマイコン(マイク
ロコンピュータ;以下マイコンと呼ぶ)100とを、そ
の主要部に備えている。
【0058】計測部10(計測手段)は、ガスの流量ま
たは流速を計測し、その値に対応した信号を出力するガ
ス流量計測器13と、その出力信号を処理してマイコン
100における所定の演算が可能なデータにする流量計
測信号処理回路11と、マイコン100によって所定の
演算処理が成されて得られたガス積算流量値をガス使用
量として7〜9桁の数字で表示する積算流量カウンタ1
2(ガス使用量表示手段)とを備えている。この計測部
10は、一般的なガスメータ1としてガス使用量を計測
し、その値をカウンタに表示するものであれば、いわゆ
る膜式のような容積計量方式のものでもよく、あるいは
フルイディック方式などのいわゆる推量式のものでもよ
いことは言うまでもない。
【0059】圧力計測部20は、ガスの圧力を計測して
その値に対応した信号を出力する圧力センサ22と、そ
の出力信号を処理してマイコン100における所定の演
算が可能なデータにする圧力計測信号処理回路21とを
備えて、前記のマイコン100における演算によって圧
力値のデータを得るものである。この圧力計測部20は
一般的なマイコン内蔵型ガスメータに用いられてガスの
圧力値を計測するもので構わない。
【0060】感震部40は、ガスメータ1に接続された
ガス配管やガス器具等に破損や何らかの障害が生じる危
険性の高い衝撃や振動あるいは地震の発生を検知する感
震器42と、その感震器42によって振動が検知された
際に出力される出力信号を処理してマイコン100にお
ける所定の演算が可能なデータにする感震信号処理回路
41とを備えたものである。この感震部40自体につい
ては一般的なマイコン内蔵型ガスメータに用いられるも
ので構わない。
【0061】遮断部30は、遮断弁32と、その開閉動
作を制御する遮断弁駆動回路31と、遮断弁32が閉状
態となった場合にそれを開状態に復帰させる命令を入力
するためのプッシュスイッチを用いた復帰スイッチ33
と、その復帰命令入力を受けて復帰動作を実行させるた
めの信号処理を行う復帰信号処理回路35とを備えてい
る。またこの遮断部30は、テスト遮断の実行命令を入
力するための磁気センサを用いたテストスイッチ34と
テスト信号処理回路37とを備えたテスト部36から入
力されるテスト遮断実行命令を担持してなる信号を受け
て、いわゆるテスト遮断を実行する。この遮断部30
は、一般的なマイコン内蔵型ガスメータに用いられてテ
スト遮断や危険事態発生時などに遮断弁32を閉じてガ
ス供給を遮断する動作や、その後に遮断弁32を開いて
復帰を実行するといった、一般的ないわゆる遮断弁開閉
動作を行うものであればよい。
【0062】電源部50は、このガスメータ1全体の電
気・電子デバイス的な動作用の電源であるリチウム電池
52と、その電源電圧がマイコン100をはじめとした
このガスメータ1内の各回路系の正常動作を可能とする
しきい値電圧未満にまで低下した場合にそれを検知する
電圧低下判定回路51とを備えている。
【0063】記憶部60は、マイコン100のOS(オ
ペレーティング・システム)やガスメータ1の各種動作
として基本的に設定が不変の動作制御プログラムなどを
格納しているROM63と、遮断・警報事由発生の履歴
情報やガス使用量を所定の時間周期ごとにモニタリング
して得られた情報や演算処理途中のデータなどの一時保
存(バックアップ電圧により一時的に記憶)および図2
や図3の一覧表に示すような各種設定の情報を書き換え
可能に記憶するRAM62と、マイコン100に用いら
れるユーティリティ・ソフトウェアなどを記憶するEE
PROM61とを備えている。
【0064】光無線通信部80は、外部のハンディター
ミナル2との間で情報の発信および受信を行うもので、
図2に一覧表として示したような遮断・警報事由の発生
履歴の情報、ガス使用量の情報、ガスメータ1にて現在
使用中の図3に一覧表として示したような各種設定に関
する情報などを信号化した光信号を発信するレーザダイ
オードあるいは赤外線発光素子のような発光素子81
と、それを駆動する発信回路83と、ハンディターミナ
ル2から送信されて来る光信号、すなわち各種の情報の
読み出し命令、各種の設定を変更する命令、変更する新
たな設定値の情報などを担持してなる光信号を受信する
フォトダイオードのような受光素子82と、その受信し
た光信号をマイコン100にて所定の演算処理等が可能
なデータにする受信回路84とを備えている。
【0065】この光無線通信部80では、受光素子82
がハンディターミナル2から発信された読み出し命令の
光信号を受けると、その命令に基づいてマイコン100
が記憶部60のRAM62に記憶されているガス使用量
の情報や遮断・警報事由発生の履歴情報を読み出して、
その情報を発信回路83が信号化し、その信号に基づい
て発光素子81が光信号を発信する。
【0066】あるいは、読み出し命令を受光素子82が
受けるようにするのではなく、復帰スイッチ33または
テストスイッチ34から所定の操作によって読み出し命
令を入力するようにしてもよい。例えば復帰スイッチ3
3を続けて3回押下するという操作が為された場合に、
それをマイコン100が読み出し命令として受け付ける
というようにしてもよい。
【0067】また、受光素子82が読み出し命令の光信
号を受けると、マイコン100が計時動作を開始し、前
記のような各種情報の読み出しから発信までに要する時
間よりも適切に長い時間に設定された所定時間が経過す
ると、読み出し動作可能な状態を停止して、再び読み出
し命令が入力されない限りは読み出し動作を再開しない
ようにしてもよい。
【0068】この光無線通信部80では、受光素子82
がハンディターミナル2から発信された所定時間を変更
する命令およびその変更すべき新たな設定値の情報を信
号化した光信号を受けると、その命令に基づいてマイコ
ン100が記憶部60のEEPROM61に記憶されて
いる所定時間の設定値を読み出し、その情報を発信回路
83で信号化して発光素子81が光信号として発信す
る。そしてハンディターミナル2側では、ガスメータ1
から発信された光信号を受けて現在使用中の設定値を操
作者が確認し、その設定項目のうち変更を所望する設定
値の変更操作を行って、それに対応した光信号を発信す
る。そのハンディターミナル2から発信された新たな設
定値の情報を担持してなる光信号をガスメータ1側の受
光素子82が受けると、それに基づいてマイコン100
が記憶部60のEEPROM61に記憶されている所定
時間の設定値を変更する。なお、このような所定時間の
他にも、光無線通信部80とハンディターミナル2との
間での光無線通信によって、図3の一覧表に示したよう
な各種項目に関する設定変更を上記のような所定時間の
設定変更の手法と同様にして行うことも可能である。
【0069】履歴情報表示部70は、マイコン100に
よって記憶部60のRAM62から読み出された遮断・
警報事由の履歴情報を文字および数字によって表示する
LCDパネル71と、それを駆動するLCD駆動回路7
2とを備えている。
【0070】この履歴情報表示部70では、記憶部60
のEEPROM61に記憶されている図2に示すような
遮断・警報事由とその表示との対応関係の設定および各
遮断・警報事由ごとの表示優先順位の設定に従って、マ
イコン100が読み出した履歴情報をLCDパネル71
に文字や数字で表示する。遮断・警報事由の種類とその
発生時刻および継続時間の情報は、記憶部60のEEP
ROM61およびROM63に記憶されている文字およ
び数字キャラクタジェネレータ・プログラムに従ってL
CDパネル71の1桁のセグメント表示画面にシーケン
シャルに表示される。
【0071】このような履歴情報表示部70における履
歴情報の表示は、光無線通信部80がハンディターミナ
ル2から発信された読み出し命令を受けた場合に実行さ
れる。あるいは、復帰スイッチ33またはテストスイッ
チ34からの所定操作による読み出し命令を受けた場合
に実行されるようにしてもよい。
【0072】マイコン100は、上記のような履歴情報
表示部70や光無線通信部80などの各部位における動
作制御、数値演算処理、データの読み出し/書き込み等
を行うものであり、その詳細な機能については上記の各
部位の説明ごとに述べたので、ここでは説明の繰り返し
の繁雑さを避けるためにその詳述は省略する。
【0073】図7は、ハンディターミナル2の主要部の
外観を示す図である。このハンディターミナル2は、ガ
スメータ1から発信されたガス使用量の値の情報を担持
する光信号や履歴情報を担持する光信号を受信する受光
素子282と、受信された光信号の担持する情報を表示
する8桁×2行のドットマトリックス表示画面を備えた
LCDパネル271と、ガスメータ1に対して設定変更
の命令や新たな設定値の情報あるいは各種情報の読み出
し命令などを担持してなる光信号を発信する発光素子2
81と、前記の読み出し命令の発信操作等に用いられる
操作キー273とを、そのボディ表面に外部インターフ
ェイス用デバイスとして備えている。
【0074】またその内部には、図8にその全体的な構
成の主要部を示すように、LCDパネル271を駆動す
るLCD駆動回路272と、受光素子282で受信した
信号を記憶部260に記憶したりLCDパネル271に
表示したりできるように信号処理する受信回路284
と、ガスメータ1に対して送信する読み出し命令の光信
号を発信するための信号を発光素子281に出力する発
信回路283と、ガスメータ1から送信されて来たガス
使用量の情報や履歴情報などを書き換え/読み出し可能
に記憶する記憶部260と、これらの各部位の動作制御
および演算処理を行う制御回路200と、電源であるリ
チウム電池252とを備えている。
【0075】このハンディターミナル2では、操作者に
よって所定の操作キー273を用いた入力が成される
と、それに対応して制御回路200が発信回路283を
制御して、ガス使用量の読み出し命令を担持した光信
号、履歴情報の読み出し命令を担持した光信号、各種設
定の変更命令およびその新たな設定の情報を担持した光
信号等を発信する。また、ガスメータ1から発信される
光信号を受けると、その光信号が担持している各種情報
すなわちガス使用量の情報や遮断・警報事由発生の履歴
情報などを制御回路200がLCDパネル271に表示
させると共に、それを記憶部260に記憶させる。ある
いはまた、その記憶部260に記憶された情報を読み出
して、LCDパネル271に表示あるいは発光素子28
1から発信する。このハンディターミナル2のLCDパ
ネル271は、遮断・警報事由発生の履歴情報をガスメ
ータ1のLCDパネル271に表示される英文字や数字
等と同様の手法で表示してもよく、あるいはその英文字
や数字等を本来の単語に戻してその単語を表示するよう
にしてもよい。例えば圧力遮断の発生の履歴情報を表示
する場合についてを一例に取ると、この事由に対応する
ように設定された英文字は「P」であるから、この
「P」という英文字をLCDパネル271に表示すると
共にその発生時刻等をその横あるいは下段などに表示し
てもよく、あるいはLCDパネル271の上下2行の表
示桁のうち上段の1行には「Pressure」と表示
すると共に、下段の1行にはその発生時刻の情報を例え
ば「01.15.18」(1月15日18時)のように
表示するようにしてもよい。ここで制御回路200とし
てはガスメータ側に用いられるマイコン100と同様の
マイコンなどを好適に用いることができる。
【0076】なお、このハンディターミナル2がガスメ
ータ1との間で送信および受信する各種情報の内容やそ
の通信手法のさらなる詳細な説明については、上記のガ
スメータ1の説明で既に述べたのでここでは省略する。
【0077】次に、このガスメータ1およびハンディタ
ーミナル2の主要な動作の概要について説明する。図9
は、ガスメータ1に記憶されているガス使用量の情報を
読み出してLCDパネル71に表示すると共に光信号と
して発信する動作、およびそれをハンディターミナル2
側で受信して記憶する動作と読み出す動作の概要を示す
フローチャートである。
【0078】本実施の形態に係るガスメータ1は、一般
的なガスメータと同様の手法によって所定のタイミング
ごとにガス使用量の値を得て、そのデータを記憶部60
に逐次記憶して行くと共に、積算流量カウンタ12に表
示する値をインクリメントして行く。このような計測器
としての動作そのものは一般的なものである。そして読
み出し命令が入力されると(S1)、そのとき記憶部6
0に記憶されているガス使用量のデータをマイコン10
0が読み出して(S2)、それをハンディターミナル2
で受信可能な光信号として光無線通信部80から発信す
る(S3)。この発信可能状態は、所定時間経過すると
(S4のY)、自動的に停止する(S5)。
【0079】図10はガスメータ1にて各種の遮断・警
報事由が発生した場合にその履歴情報を記憶部60に記
憶する動作およびそれを読み出す動作の概要を示すフロ
ーチャートである。
【0080】各種の遮断・警報事由については、図2の
一覧表に示したように、合計最大流量オーバ遮断、個別
最大流量オーバ遮断、圧力遮断、感震遮断、電池遮断、
内管警報、遮断弁異常などがあるが、ここではその具体
的な一例として感震遮断が発生した場合について述べ
る。
【0081】例えば地震が発生した際などにその振動を
感震器42が感知すると(S11)、マイコン100は
その振動の大きさあるいは強さを所定の判定基準と比較
してそれ以上であれば(S12のY)、異常な振動がガ
スメータ1に印加されたものと判定し(S13)、配管
やガスメータ1内部の破損等の恐れがあるため、遮断部
30を制御して遮断弁32を閉じる(S14)。そして
マイコン100は自らのクロック機能を用いてこのとき
の時刻のデータおよびその遮断あるいは警報が継続した
時間のデータを得て(S15)、それを感震遮断が発生
したという遮断・警報事由の種別のデータと共に履歴情
報として記憶部60に記憶させる(S16)。その後、
一般的な遮断弁復帰操作等が行われると(S17の
Y)、遮断弁32が開状態に復帰してガスメータ1の動
作が通常動作状態に戻ると共に(図示省略)、それまで
にインクリメントされていた履歴情報の記憶が保持され
る。なお、それ以後に何らかの遮断・警報事由が別途発
生した場合には、上記と同様の手法でそのときの遮断・
警報事由の種別と発生時刻およびその継続時間のデータ
とを得てそれを記憶する動作を実行することは言うまで
もない。
【0082】こうして記憶部60に記憶された履歴情報
は、ハンディターミナル2から送信された読み出し命令
をガスメータ1の受光素子82が受けた場合あるいは復
帰スイッチ33などを用いた読み出し命令の入力操作が
行われた場合に(S18のY)、マイコン100によっ
て記憶部60から読み出される(S19)。そしてその
履歴情報の一つ一つに対応して設定された表示優先順位
に従って順次にLCDパネル71に表示される一方(S
20)、光信号として発光素子81から発信される(S
21)。この発信可能状態は所定時間経過後には(S2
2のY)自動的に停止される(S23)。このガスメー
タ1では以上のような動作が繰り返される。
【0083】なお、上記実施の形態では、LCDパネル
71として16セグメント×1桁のものを用いた場合に
ついて述べたが、LCDパネル71の仕様としてはこれ
のみには限定されないことは言うまでもない。この他に
も、積算流量カウンタ12とは明らかに異なる桁数ある
いは小型化や低コスト化を妨げないような仕様のもので
あれば好適に用いることが可能である。
【0084】また、ガスメータ1の光無線通信部80と
ハンディターミナル2との間で行われる光無線通信の通
信方式は、ベースバンド方式でもよく、あるいは変調方
式でもよい。その光無線通信に用いられる信号光の波長
としては、ガスメータ1が取り付けられる一般的な環境
下で、受光素子82に外乱的あるいはノイズ的に入射す
ることが想定される光の波長とは異なるものであること
が望ましいが、そのような条件を満たすものであれば、
例えば赤外光やレーザ光あるいはその他の光でもよい。
【0085】また、光無線通信を開始する命令の入力手
段としてテストスイッチ34あるいは復帰スイッチ33
を用いるようにしてもよい。その場合には、テストスイ
ッチ34による入力を受けてから光信号を受信可能状態
を開始し、所定時間を経過した後は自動的にその受信可
能状態を停止(終了)するようにしてもよい。
【0086】また、上記実施の形態では、本発明に係る
技術をガスメータとして最も典型的ないわゆる一般家庭
用の都市ガスのガスメータ1に適用した場合について述
べたが、本発明に係る技術を適用可能なガスメータとし
てはその他にも、工業用ガスメータや業務用ガスメー
タ、あるいは燃焼用のガス以外に化学合成用材料ガスの
計量用ガスメータ等も可能であることは言うまでもな
い。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,5,
6,7,9,10,11のいずれかに記載のガスメータ
または請求項12,13のいずれかに記載の光無線通信
装置によれば、ガスメータの光無線通信手段と外部の光
無線通信装置との間で各種の情報の送受信を非接触通信
が可能で電気的な接続操作の手間が不要であると共に接
続ミスや断線がなく、しかも電話回線等によるアクセス
等が不要である光無線通信によって行うことにより、遮
断・警報事由発生履歴のデータの読み出しや各種設定値
の変更を行うに際して、配線操作や接続の手間などが簡
便で、かつ接続ミスや断線や接続不良などが生じること
なく正確な通信を実現することができる。また、不正な
設定変更が為されたりデータの不正な読み出しなどが為
されたり、誤動作が生じたりすることを防いで、ガスメ
ータと光無線通信装置との間での通信における良好なデ
ータセキュリティと高い信頼性を達成することができ
る。
【0088】また、請求項2,3,4,8,11のいず
れかに記載のガスメータおよび請求項12,13記載の
光無線通信装置によれば、不正な設定変更が為された
り、データの不正な読み出しなどが為されたり、誤動作
が生じたりすることを防いでガスメータおよび光無線通
信装置における良好なデータセキュリティと高い信頼性
を達成しつつ、遮断・警報事由発生履歴の情報を、より
直観的な把握が可能であるように表示することができ
る。しかもそのような表示を実現しつつもガスメータの
構成を簡易で低コストなものに保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るガスメータおよび
その外部の光無線通信装置の概要を示す図である。
【図2】各種の遮断・警報事由を一覧表として示す図で
ある。
【図3】各種設定の項目を一覧表として示す図である。
【図4】上ケース前面の外観の概要を示す図である。
【図5】窓部の概要構成を示す図である。
【図6】ガスメータの概要構成を示すブロック図であ
る。
【図7】ハンディターミナルの主要部の外観を示す図で
ある。
【図8】ハンディターミナルの全体的な構成の主要部を
示す図である。
【図9】ガスメータに記憶されているガス使用量の情報
をLCDパネルに表示する動作および光信号として発信
する動作ならびにハンディターミナル側で取り扱う動作
の概要を示すフローチャートである。
【図10】ガスメータで発生した遮断・警報事由の履歴
情報を記憶部に記憶する動作およびそれを読み出す動作
の概要を示すフローチャートである。
【図11】遮断・警報事由を表現する英文字をLCDパ
ネルの表示画面に表示する手法の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ガスメータ、2 ハンディターミナル、7 窓部、
10 計測部、20圧力計測部、30 遮断部、40
感震部、50 電源部、60 記憶部、70履歴情報表
示部、71 LCDパネル、73 前面パネル、80
光無線通信部、100 マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/00 H04Q 9/00 311H H04Q 9/00 311 H04B 9/00 P (72)発明者 鈴木 守 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 中村 充博 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 林 均 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 今 一生 神奈川県川崎市幸区柳町70 株式会社東芝 内 (72)発明者 前田 郁雄 神奈川県川崎市幸区柳町70 株式会社東芝 内 Fターム(参考) 2F030 CB01 CB02 CB03 CC13 CE09 CE21 CE22 CE25 CE27 CE32 2F031 AA01 AB01 AE01 AE09 AF04 AF10 5K002 AA05 GA07 5K048 AA06 BA36 DB02 EB08 EB10 FB04 FB09 GB08 HA04 HA06 HA23 HA37

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスの流量または流速を計測する計測手
    段と、前記流量または流速の値から算出されるガス使用
    量の値を表示するガス使用量表示手段とを有するガスメ
    ータにおいて、 外部の光無線通信装置との間で情報を発信および/また
    は受信する光無線通信手段を備えたことを特徴とするガ
    スメータ。
  2. 【請求項2】 ガスの流量または流速を計測する計測手
    段と、前記流量または流速の値から算出されるガス使用
    量の値を表示するガス使用量表示手段と、予め判定基準
    が設定された遮断・警報事由の発生を検知してガスの供
    給を遮断する遮断手段とを有するガスメータにおいて、 前記検知された遮断・警報事由がどのような種類の遮断
    ・警報事由であるかについての情報をその遮断・警報事
    由の発生時刻および/または継続時間の情報と共に履歴
    情報として記憶する記憶手段と、 前記ガス使用量表示手段とは別個に設けられており前記
    履歴情報を文字および/または数字を用いて表示素子に
    表示する履歴情報表示手段とを備えたことを特徴とする
    ガスメータ。
  3. 【請求項3】 前記履歴情報表示手段が、前記遮断・警
    報事由の種類に応じて予め設定された表示優先順位に従
    って、前記履歴情報を前記表示素子に順次表示すること
    を特徴とする請求項2記載のガスメータ。
  4. 【請求項4】 前記履歴情報表示手段が、前記履歴情報
    を複数の文字からなる単語および/または複数の数字の
    組み合わせによって表現するものとし、その単語の文字
    および/または数字の組み合わせを前記表示素子にシー
    ケンシャルに表示することを特徴とする請求項2または
    3記載のガスメータ。
  5. 【請求項5】 外部の光無線通信装置との間で情報を発
    信および/または受信する光無線通信手段であって少な
    くとも前記履歴情報を発信する光無線通信手段を備えた
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載
    のガスメータ。
  6. 【請求項6】 光無線通信手段が、前記光無線通信装置
    から発信される読み出し命令の光信号を受けた場合に前
    記ガス使用量の情報または前記履歴情報を発信するもの
    であることを特徴とする請求項1または5記載のガスメ
    ータ。
  7. 【請求項7】 前記遮断手段が、復帰スイッチまたはテ
    スト遮断実行スイッチを備えており、 前記光無線通信手段が、予め設定された読み出し命令が
    前記復帰スイッチまたはテスト遮断実行スイッチによっ
    て入力された場合に前記ガス使用量の情報または前記履
    歴情報を発信するものであることを特徴とする請求項1
    および5ならびに6のいずれか1項に記載のガスメー
    タ。
  8. 【請求項8】 前記履歴情報表示手段が、前記光無線通
    信装置から発信される読み出し命令の光信号を受けた場
    合に前記履歴情報を前記表示素子に表示することを特徴
    とする請求項2乃至7いずれか1項に記載のガスメー
    タ。
  9. 【請求項9】 前記光無線通信手段が、前記読み出し命
    令の入力後から所定時間内にのみ前記履歴情報および/
    または前記ガス使用量の情報を発信可能とし、前記所定
    時間経過後は前記発信可能状態を自動的に停止するもの
    であることを特徴とする請求項1および6乃至8のうち
    いずれか1項に記載のガスメータ。
  10. 【請求項10】 前記光無線通信装置から発信される前
    記所定時間の設定を変更する命令を担持してなる光信号
    を前記光無線通信手段が受けた場合に、その命令に基づ
    いて前記所定時間を変更することを特徴とする請求項9
    記載のガスメータ。
  11. 【請求項11】 前記光無線通信手段が、前記情報を光
    無線発信する発光素子および光無線受信する受光素子を
    備えたものであり、 前記表示素子が、表示画面の周囲に前記光無線の光のみ
    を透過する光フィルタまたは光半透過性反射板の窓枠部
    を備えており、 前記発光素子および前記受光素子が、前記窓枠部の表面
    から直接には視認されないように前記窓枠部の背面に配
    設されていることを特徴とする請求項1および5乃至1
    0のいずれか1項に記載のガスメータ。
  12. 【請求項12】 ガスの流量または流速の計測値に基づ
    いてガス使用量の値を算出するガスメータから発信され
    た前記ガス使用量の値の情報を担持する光信号を受信す
    る受信手段と、 前記受信された光信号の担持する情報を記憶する記憶手
    段または表示する表示手段とを備えたことを特徴とする
    光無線通信装置。
  13. 【請求項13】 遮断・警報事由の種類とその発生時刻
    または継続時間の情報とを履歴情報として検知するガス
    メータから発信された前記履歴情報を担持する光信号を
    受信する受信手段と、 前記受信された光信号の担持する情報を記憶する記憶手
    段または表示する表示手段とを備えたことを特徴とする
    光無線通信装置。
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