JP2961110B1 - ガスメータ遮断表示の模擬表示器 - Google Patents

ガスメータ遮断表示の模擬表示器

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JP2961110B1 JP25394098A JP25394098A JP2961110B1 JP 2961110 B1 JP2961110 B1 JP 2961110B1 JP 25394098 A JP25394098 A JP 25394098A JP 25394098 A JP25394098 A JP 25394098A JP 2961110 B1 JP2961110 B1 JP 2961110B1
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Abstract

【要約】 【課題】ガスメータの遮断または警報表示の内容をガス
の使用者に解り易く説明することが出来るガスメータ遮
断表示の模擬表示器を提供する。 【解決手段】遮断原因・警報理由選定スイッチと、模擬
表示ランプと、上記スイッチの操作に基づいて模擬表示
ランプの表示を制御する制御部とを設け、遮断原因・警
報理由選定スイッチで、ガスメータの遮断弁の遮断原因
または警報理由を模擬設定することにより、模擬設定さ
れた遮断弁の遮断原因または警報理由が現実に発生した
場合に、ガスメータの表示ランプが点滅するのと同じパ
ターンの点滅を模擬表示ランプに表示させるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスメータ遮断表
示の模擬表示器、詳しくは、一般にマイコンメータと称
されるタイプのガスメータに備えられて、ガス遮断弁の
遮断原因や警報理由を点滅により表示する表示ランプ
の、点滅パターンを模擬的に表示させるための装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ガスメータには、計量機能以外に、ガス
の使用状態が異常な場合や、地震のときにガス遮断弁を
遮断するガス事故防止機能を備えた、一般にマイコンメ
ータと呼ばれるものがあり、通常、この種のガスメータ
では、ガス遮断の原因や、警報理由をガスメータ正面に
設けた1個の表示ランプの点滅により表示している。上
記ガス遮断の原因や、警報の理由は例えば四つに分類さ
れ、各々に表示ランプの点滅パターンが定められてい
る。
【0003】この点滅パターンをガスメータの取り替え
時などにおいて、ガスの使用者に説明する場合は、通
常、説明書を渡して説明しているが、説明書に記載され
た内容と現物のガスメータとを関連付けることが難し
く、なかなか理解してもらえないのが実情である。更
に、何らかの原因でガス遮断又は警報表示が発生した場
合は、ガス使用者からの電話での問い合わせがガス会社
に来るが、電話での説明は困難であり、また現地へ赴い
て説明しても上記と同様の理由でなかなか理解してもら
えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述したよう
な従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処
は、ガスメータの遮断または警報表示の内容をガスの使
用者に解り易く説明することが出来るガスメータ遮断表
示の模擬表示器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のガスメータ遮断表示の模擬表示器では、請
求項1記載のように、ガスメータに設ける表示ランプの
点滅パターンにより表示されるガスメータの遮断弁の遮
断原因または警報理由を模擬設定する遮断原因・警報理
由選定スイッチと、ガスメータの遮断弁の遮断原因また
は警報理由を模擬的にランプの点滅により表示するため
の模擬表示ランプと、遮断原因・警報理由選定スイッチ
で選定されたガスメータ遮断弁の遮断原因または警報理
由に応じて、上記模擬表示ランプを、実際の遮断弁遮断
又は警報事由発生の際、その遮断原因または警報理由を
表示するために現物のガスメータの表示ランプが点滅す
る点滅パターンと同じ点滅パターンで、点滅させるよう
に制御する制御部とを備えるものである。
【0006】上記遮断原因・警報理由選定スイッチは、
請求項2に記載するように、点滅パターンのパターン数
に対応する数だけ設け、各スイッチの近傍にはそのスイ
ッチの操作によって模擬的に設定される遮断原因または
警報理由を説明する表示を施すことが望ましい。
【0007】また、模擬表示ランプは、請求項3に記載
するように、携帯可能なケーシングに、遮断原因・警報
理由選定スイッチや制御部等と共に装備し、ケーシング
表面に施したガスメータの図中において現物のガスメー
タの表示ランプの設置位置に相当する部位に配置するこ
とが出来る。
【0008】また、本発明のガスメータ遮断表示の模擬
表示器は、請求項4に記載するように、遮断原因・警報
理由選定スイッチや制御部等を備えるケーシングとは別
に、ガスメータの形状をした模擬ガスメータ部を備え、
この模擬ガスメータ部に模擬表示ランプを設けるように
しても良い。
【0009】この場合、上記模擬ガスメータ部は、請求
項5に記載するように、現物のガスメータをそのまま利
用して構成し、その表示ランプを制御部に連絡して模擬
表示ランプとして利用することが可能である。
【0010】また本発明のガスメータ遮断表示の模擬表
示器は、請求項6に記載するように、ガスメータに設け
る表示ランプの点滅パターンにより表示されるガスメー
タ遮断弁の遮断原因または警報理由を模擬設定する遮断
原因・警報理由選定スイッチと、ガスメータ遮断弁の遮
断原因または警報理由を模擬的にランプの点滅により表
示するための模擬表示ランプと、ガスメータの表示ラン
プに臨ませることにより表示ランプの点滅を読み取る受
光センサーと、受光センサーが読み取った表示ランプの
点滅パターンが意味するガスメータ遮断弁の遮断原因ま
たは警報理由を表示するための遮断原因表示部と、切り
替えスイッチと、切り替えスイッチの切り替えにより、
遮断原因・警報理由選定スイッチで選定されたガスメー
タ遮断弁の遮断原因または警報理由に応じて、上記模擬
表示ランプを、実際の遮断弁遮断又は警報事由発生の
際、その遮断原因または警報理由を表示するために現物
のガスメータの表示ランプが点滅する点滅パターンと同
じ点滅パターンで、点滅させるように制御するか、また
は、受光センサーが読み取った表示ランプの点滅を予め
記憶させた点滅パターンと比較して、該当する点滅パタ
ーンを判定し、判定された点滅パターンに応じて遮断原
因表示部の表示をその点滅パターンに対応する所定の表
示に制御する制御部とを備えることを特徴とする。
【0011】上記遮断原因表示部は、請求項7に記載す
るように、点滅パターンのパターン数に対応する数だけ
設けられる遮断原因・警報理由選定スイッチに内蔵さ
れ、受光センサーが読み取った点滅パターンに基づいて
点灯を制御されるランプにより構成し、各スイッチの近
傍には、そのスイッチに内蔵されたランプの点灯が意味
するガスメータ遮断弁の遮断原因または警報理由を表記
するようにすることが出来る。
【0012】上記ランプの点灯が意味するガスメータ遮
断弁の遮断原因または警報理由の表記は、ランプを内蔵
するスイッチの操作が模擬的に設定するガスメータ遮断
弁の遮断原因または警報理由の表記を兼用するようにす
ることが望ましい。
【0013】
【発明の作用及び効果】上記のように構成した請求項1
のガスメータ遮断表示の模擬表示器にあっては、遮断原
因・警報理由選定スイッチの操作により、遮断弁の遮断
原因または警報内容に対応するガスメータの表示ランプ
の点滅を、その点滅パターンと同じ点滅パターンで模擬
表示ランプに模擬的に表示することが出来る。従って、
ガスメータに表示ランプの点滅で表示されるガスメータ
遮断弁の遮断または警報表示の内容を、ガスの使用者に
判り易く説明することが出来、ガスの使用者に対してガ
スメータの安全機能をPRすることも出来る。
【0014】また請求項2のガスメータ遮断表示の模擬
表示器によれば、遮断原因・警報理由選定スイッチが、
点滅パターンのパターン数に対応する数だけ設けられて
おり、しかも各スイッチの近傍にはそのスイッチの操作
がガスメータの遮断弁のどのような遮断原因または警報
理由を模擬的に設定するかを説明する表示が施されてい
るため、ガスメータ遮断弁の遮断または警報表示の内容
を説明する人にとっては操作が分かり易く、説明を受け
る人もその操作を見ながら説明を受けることにより理解
が容易になる。
【0015】また、請求項3のガスメータ遮断表示の模
擬表示器によれば、必要な時にはいつでもガス使用者の
自宅に模擬表示器を持参して説明することが出来て便利
である上に、ガスメータの遮断または警報表示の内容
を、ケーシングの表面に表わしたガスメータの図と、当
該図中において現物のガスメータの表示ランプに相当す
る位置に配置された模擬表示ランプを見せながらガス使
用者に説明することが出来るので、説明を受けるガス使
用者は、実際のガスメータに関連づけて理解することが
容易である。
【0016】請求項4では、模擬表示ランプが、ガスメ
ータの形状をした模擬ガスメータ部に設けられているた
め、また請求項5では、模擬ガスメータ部に現物のガス
メータを用い、その表示ランプを模擬表示ランプとして
利用しているため、店頭などにおける説明に適してお
り、ガス使用者が実際のガスメータに関連づけて理解す
る上でも、理解が一層容易になる。
【0017】請求項6のガスメータ遮断表示の模擬表示
器にあっては、ガスメータの遮断表示を模擬表示するた
めの機能と、ガスメータの表示ランプの点滅を読み取っ
てその意味する処を表示する機能とを切り替えスイッチ
で切り替えて使用することができ、二つの機能を併せ持
つため、ガス遮断が発生してガス使用者からガス会社に
連絡が入り、ガス会社の社員が訪問した場合などにおい
ては、この表示器を用いて、遮断の原因または警報の理
由を読み取り、確実に対応することが出来ると共に、そ
の際、同じ表示器を用いて表示内容をガス使用者に説明
することができるなど効果的な使用が可能である。
【0018】また、請求項7では、上記請求項6のガス
メータ遮断表示の模擬表示器において、表示ランプの点
滅パターンが意味するガスメータ遮断弁の遮断原因また
は警報理由を表示するための表示部を遮断原因・警報理
由選定スイッチに内蔵したランプで構成し、上記スイッ
チの近傍にランプの点灯が意味するガスメータ遮断弁の
遮断原因または警報理由を表記し、請求項8では上記ラ
ンプの点灯が意味するガスメータ遮断弁の遮断原因また
は警報理由の表記が、遮断原因・警報理由選定スイッチ
の操作が模擬的に設定するガスメータ遮断弁の遮断原因
または警報理由の表示を兼用するようにしたので、二つ
の機能を併せ持つにもかかわらずコンパクトで携帯に便
利なガスメータ遮断表示の模擬表示器を提供することが
出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
に基づいて説明する。図では、図1乃至図3に第1の実
施形態を、図4に第2の実施形態を、図5及び図7に第
3の実施形態を示している。第1の実施形態において、
模擬表示器Aは、携帯用に構成されており、全体として
例えばW 118×D 60×H 26(mm)程度の大きさの
ボックス状の態様を備えている。
【0020】模擬表示器Aは主として電源(図示せ
ず)、電源スイッチ1、遮断原因・警報理由選定スイッ
チ2、復帰スイッチ3、模擬表示ランプ4、遮断原因・
警報理由選定スイッチ2の操作に応じて模擬表示ランプ
4の点滅表示を制御する制御部5等からなり、この実施
形態においては、これらがすべて一括して前記大きさの
ケーシング6に装備されている。即ち、前記電源スイッ
チ1、遮断原因・警報理由選定スイッチ2、復帰スイッ
チ3、模擬表示ランプ4等がケーシング6の表面に配設
され、電源となる電池と制御部5とがケーシング6内に
収容されている。
【0021】上記遮断原因・警報理由選定スイッチ2
は、遮断原因・警報理由に応じて模擬的に発生させる点
滅パターンを選択するためのもので、押しボタンスイッ
チにより構成されており、ガスメータBの表示ランプ40
の点滅パターンに対応して、点滅パターンのパターン数
に相当する数だけ設けられ、そのいずれかを押圧操作す
ることにより、制御部5に信号を出力してそのスイッチ
に対応する点滅パターンを選択するようになっている。
【0022】前記ガスメータBの表示ランプ40が点滅し
て表示する点滅のパターンは、遮断弁の遮断原因または
警報の理由により定められており、通常、ガス遮断の原
因がガスメータ内蔵の感震器、圧力スイッチ、または外
部に設けられたガス漏れ警報器からの信号入力にある場
合を示す第1のパターン、ガス遮断の原因がガスの流量
に変動が無いまま、異常に長い時間連続してガスが流れ
たことにある場合を示す第2のパターン、ガス遮断の原
因がガスメータを流れるガスの流量が所定の容量を越え
たことにある場合を示すか、または遮断された遮断弁を
復帰した後2分以内にガスが流れた場合を示す第3のパ
ターン、遮断ではないが、遮断弁を復帰した後2分間漏
洩確認中であるか、または30日間連続してガスの流れ
が認められたガスメータが僅かでも動いている場合を示
す第4のパターンの四つのパターンがあり、従って、遮
断原因・警報理由選定スイッチ2も4個(21,22,23,2
4)設けられている。
【0023】上記遮断原因・警報理由選定スイッチ21,2
2,23,24は、ケーシング6表面の上半部に縦一列に配置
されており、これら遮断原因・警報理由選定スイッチ2
1,22,23,24近傍のケーシング6表面には、各遮断原因・
警報理由選定スイッチ21,22,23,24の操作が意味する処
が、文字で印刷表示されている。例えば前記第1のパタ
ーンを選択する遮断原因・警報理由選定スイッチ21の近
傍には「感震、圧力低下」と記載され、第2のパターン
を選択する遮断原因・警報理由選定スイッチ22の近傍に
は「使用時間オーバー」と記載されている。また、第3
のパターンを選択する遮断原因・警報理由選定スイッチ
23の近傍には「流量オーバー、復帰安全確認中遮断」と
記載され、第4のパターンを選択する遮断原因・警報理
由選定スイッチ24の近傍には「復帰安全確認中、内管漏
洩」と記載されている。また、各遮断原因・警報理由選
定スイッチ21,22,23,24は、各々ランプ71,72,73,74を内
蔵しており、所望の遮断原因・警報理由選定スイッチ2
を押圧操作することにより、当該スイッチ2に内蔵され
たランプ7が点灯し、どのスイッチ2が操作されたかが
一目で判るように構成されている。
【0024】模擬表示ランプ4は、ケーシング6表面の
下半部にガスメータの絵8を印刷して、この絵8中にお
いて、現物のガスメータBの表示ランプ40の位置に相当
する位置に設けられている。この模擬表示ランプ4とし
ては、例えば発光ダイオードなどを用いることができる
が、現物のガスメータBの表示ランプ40と同じ物とする
ことが望ましい。
【0025】復帰スイッチ3は、現物のガスメータBに
おける復帰ボタン30を想定して設けられており、上記ガ
スメータの絵8の側方で、前記遮断原因・警報理由選定
スイッチ2の下方位置に配設され、その近傍のケーシン
グ6表面に復帰ボタンの文字と、前記絵8に描かれた復
帰ボタン81からこの復帰スイッチ3に延びる矢印82が印
刷されている。
【0026】制御部5は、論理IC、またはマイクロコ
ンピューターによる電子回路であり、図2に示すよう
に、少なくともスイッチ動作検知回路51、タイマー回路
52、点滅パターン発生回路53、表示制御回路54を備えて
いる。
【0027】スイッチ動作検知回路51は、電源スイッチ
1が「入る」の状態では、遮断原因・警報理由選定スイ
ッチ2の動作状況を常時確認しており、現状が前記四つ
のパターンのいずれの状態であるか、または停止状態で
あるかを検知して、その情報を点滅パターン発生回路53
及びタイマー回路52に信号として送っている。また、こ
のスイッチ動作検知回路51は、遮断原因・警報理由選定
スイッチ2の動作を確認すると当該スイッチ2のランプ
7に電力を供給して点灯させる働きもする。
【0028】タイマー回路52は、現物のガスメータBが
復帰ボタン30が押された後、2分間の漏洩確認操作を行
なっているため、この時間を模擬的なランプ表示に反映
させるものであり、復帰スイッチ3が操作された後、2
分後に停止信号を点滅パターン発生回路53に送るように
なっている。尚、上記復帰スイッチ3の操作後、停止信
号を発生するまでの時間は変更可能であり、説明に要す
る時間を短縮するために上記時間を20秒程度とするこ
とも任意である。
【0029】点滅パターン発生回路53は、前記四つのパ
ターンに対応する点滅信号を記憶しており、スイッチ動
作検知回路51から前記四つのパターンのいずれかの選択
信号を入力すると、予め記憶している四つのパターンの
点滅信号の内、該当するものを表示制御回路54へ送る。
また、タイマー回路52から停止信号を入力すると表示制
御回路54への点滅信号の送出を停止する。
【0030】表示制御回路54は、点滅パターン発生回路
53から送られてくる点滅信号に基づいて模擬表示ランプ
4への電力の供給をON,OFF制御し、模擬表示ラン
プ4を点滅させる。
【0031】従って、この実施形態によれば、任意の遮
断原因・警報理由選定スイッチ2を押圧操作することに
より、模擬表示ランプ4が上記操作されたスイッチ2に
対応するパターンで点滅する。即ち、操作された遮断原
因・警報理由選定スイッチ2が、仮にその近くに「感
震、圧力低下」と印刷表示されているスイッチ21であれ
ば、ガスメータBの遮断弁が、ガスメータ内蔵の感震
器、圧力スイッチ、または外部に設けられたガス漏れ警
報器からの信号入力を原因として遮断した場合に、現実
のガスメータBの表示ランプ40が実際に点滅するのと同
じパターンで点滅する。そして、復帰スイッチ3を押圧
操作すると2分後に点滅を停止する。本実施形態におけ
る模擬表示器の作動をフローチャートで示せば図3の如
くなる。
【0032】次に、図4に示す第2の実施形態について
説明する。この実施形態では、模擬表示器Aが本体部A1
と模擬ガスメータ部A2によって構成されている。本体部
A1は、前記第1実施形態の模擬表示器Aから模擬表示ラ
ンプ4と、復帰スイッチ3を除去した構造、即ち、電源
スイッチ1、遮断原因・警報理由選定スイッチ2がケー
シング6の表面に配設され、電源となる電池と制御部5
とがケーシング6内に収容された構造に構成されてい
る。
【0033】一方、模擬ガスメータ部A2は、現物のガス
メータBを改造又はそのまま利用しており、上記本体部
A1とケーブル9で接続して、現物の表示ランプ40と、復
帰ボタン30を本体部A1の制御部5に電気的に連絡し、夫
々模擬表示ランプ4、復帰スイッチ3として使用するよ
うに構成している。
【0034】尚、本体部A1の制御部5は、前記第1の実
施形態におけるそれと全く同じ構成を備え、第1の実施
形態のものと同様、図3にフローチャートで示す制御を
行なう。このような第2の実施形態は、模擬表示器Aと
して現物のガスメータBを利用するため、より現実的で
あり、ガスメータBの遮断または警報表示の内容が、更
に分かり易くなる。
【0035】次に、図5乃至図7に示す第3の実施形態に
ついて説明する。この実施形態は、前記第1実施形態の
模擬表示器Aに、ガスメータBの遮断表示判読機能を付
加したものであり、第一実施形態におけるケーシング6
とほぼ同じ大きさのケーシング6に、ガスメータBの遮
断表示を模擬表示するための機構5aと遮断表示判読機構
5bを組み込んで、これら両機構5a,5bを切り替えスイッ
チ10で選択的に切り替えて使用できるようになってい
る。
【0036】模擬表示機構5aは、前記第1の実施形態の
説明で述べた通り、制御部5がスイッチ動作検知回路5
1、タイマー回路52、点滅パターン発生回路53、表示制
御回路54を備え、前述のように作動するが、表示制御回
路54は、遮断表示判読機構5bの表示制御も行なうように
構成されている。
【0037】ガスメータの遮断表示判読機構5bは、ガス
メータBの表示ランプ40の点滅パターンを読み取って、
その点滅の意味する処を遮断原因表示部70に表示するも
のであり、ガスメータBの表示ランプ40に臨ませること
により表示ランプ40の点滅を読み取る受光センサー12が
読み取った表示ランプ40の点滅を予め記憶させた点滅パ
ターンと比較して該当する点滅パターンを判定し、判定
した点滅パターンに応じて遮断原因表示部70が所定の表
示をするように制御する制御部5へ送るように構成され
ている。
【0038】この遮断表示判読機構5bは、特許2638
580に詳細に説明されているガスメータ遮断表示器と
実質的に同じもので、制御部5は論理ICまたはマイクロ
コンピュータによる電子回路からなり、パルスのでない
時を確認する時間計測回路55と、パルスのパターンを計
測するカウンター回路56と、表示ランプ40の点滅パター
ンを予め記憶させた判断回路57と、受光センサー12が受
光する表示ランプ40の点滅を上記判断回路57に記憶させ
たパターンと比較して、どの点滅パターンに相当するか
を判定し、その判定に基づき遮断原因表示部70に所定の
表示をさせるようにする表示制御部54を備えるものであ
るが、上記表示制御部54は前述のように模擬表示のため
の機構5aの表示制御部54を兼用している。即ち、この実
施例において表示制御部54は、点滅パターン発生回路53
から送られてくる点滅信号に基づいて模擬表示ランプ4
への電力の供給をON,OFF制御し、模擬表示ランプ
4を点滅させる機能と、受光センサー12が受光する表示
ランプ40の点滅を上記判断回路57に記憶させたパターン
と比較して、どの点滅パターンに相当するかを判定し、
その判定に基づき遮断原因表示部70に所定の表示をさせ
るようにする機能を備えている。
【0039】また、本実施の形態では、前記模擬表示機
構5aの各遮断原因・警報理由選定スイッチ2(21,22,2
3,24)に内蔵させたランプ7(71,72,73,74)が、遮断
表示判読機構5bの上記遮断原因表示部70を兼用し、遮断
表示判読機構5b使用時においては、点滅パターンに応じ
て所定の遮断原因・警報理由選定スイッチ2に内蔵させ
たランプ7が点灯するように制御部5で制御されるよう
になっている。
【0040】模擬表示機構5aと遮断表示判読機構5bとの
切り替えは、前述のように切り替えスイッチ10によって
行なうようになっており、点滅パターン発生回路53と判
断回路57の表示制御回路54への接続が、切り替えスイッ
チ10で選択的に切り替えられるようになっている。従っ
て、斯かる実施形態では、遮断表示判読機能5bを使用す
る場合には、受光センサー12をガスメータBの表示ラン
プ40に近接状に臨ませることにより、受光素子が表示ラ
ンプ40の点滅を受光し、その点滅パターンに応じて遮断
原因表示部70が遮断弁の遮断原因または警報理由を表示
する。
【0041】また、切り替えスイッチ10で模擬表示機能
5aの使用に切り替えれば、遮断原因・警報理由選定スイ
ッチ2を操作することにより、模擬点滅ランプ4が操作
されたスイッチ2に応じて、ガスメータBの表示ランプ
40の点滅を遮断弁の遮断原因または警報理由に対応する
パターンで模擬的に点滅表示する。この実施形態の作動
をフローチャートで示せば、図7のようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すガスメータ遮断
表示の模擬表示器の斜視図。
【図2】機能ブロック図。
【図3】作動を示すフローチャート。
【図4】本発明の第2の実施形態を示すガスメータ遮断
表示の模擬表示器の斜視図。
【図5】本発明の第3の実施形態を示すガスメータ遮断
表示の模擬表示器の斜視図で、使用状態を説明してい
る。。
【図6】機能ブロック図。
【図7】作動を示すフローチャート。
【符号の説明】
A:模擬表示器 B:ガスメータ 2(21〜24):遮断原因・警報理由選定スイッチ 4:模擬表示ランプ 5:制御部 6:ケーシング 7(71〜74):ランプ 8:ガスメータの図 10:切り替えスイッチ 40:表示ランプ 70:遮断原因表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 伸一 福岡県福岡市博多区千代1丁目17番1号 西部瓦斯株式会社内 (72)発明者 井上 勝之 福岡県福岡市博多区千代1丁目17番1号 西部瓦斯株式会社内 (72)発明者 小野田 元 東京都板橋区志村1丁目2番3号 株式 会社金門製作所内 (72)発明者 小野 宣利 福岡県粕屋郡久山町大字久原字原2991番 1 株式会社金門製作所 九州研究所内 (72)発明者 桑原 敏英 福岡県粕屋郡久山町大字久原字原2991番 1 株式会社金門製作所 九州研究所内 (56)参考文献 特開 平8−121628(JP,A) 特開 平8−68678(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01F 3/22

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスメータに設ける表示ランプの点滅パタ
    ーンにより表示されるガスメータの遮断弁の遮断原因ま
    たは警報理由を模擬設定する遮断原因・警報理由選定ス
    イッチと、ガスメータの遮断弁の遮断原因または警報理
    由を模擬的にランプの点滅により表示するための模擬表
    示ランプと、遮断原因・警報理由選定スイッチで選定さ
    れたガスメータ遮断弁の遮断原因または警報理由に応じ
    て、上記模擬表示ランプを、実際の遮断弁遮断又は警報
    事由発生の際に、その遮断原因または警報理由を表示す
    るために現物のガスメータの表示ランプが点滅する点滅
    パターンと同じ点滅パターンで、点滅させるように制御
    する制御部とを備えることを特徴とするガスメータ遮断
    表示の模擬表示器。
  2. 【請求項2】 遮断原因・警報理由選定スイッチが、点
    滅パターンのパターン数に対応する数だけ設けられ、各
    スイッチの近傍にはそのスイッチの操作によって模擬的
    に設定される遮断原因または警報理由を説明する表示が
    施されていることを特徴とする請求項1記載のガスメー
    タ遮断表示の模擬表示器。
  3. 【請求項3】 模擬表示ランプが、携帯可能なケーシン
    グに、遮断原因・警報理由選定スイッチや制御部等と共
    に装備され、ケーシング表面に施されたガスメータの図
    中において現物のガスメータの表示ランプの設置位置に
    相当する部位に配置されていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載のガスメータ遮断表示の模擬表示器。
  4. 【請求項4】 遮断原因・警報理由選定スイッチや制御
    部等を備えるケーシングとは別に、ガスメータの形状を
    した模擬ガスメータ部を備え、この模擬ガスメータ部に
    模擬表示ランプが設けられていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載のガスメータ遮断表示の模擬表示器。
  5. 【請求項5】 模擬ガスーメータ部が、現物のガスメー
    タをそのまま利用して構成され、その表示ランプを制御
    部に連絡して模擬表示ランプとして利用していることを
    特徴とする請求項4記載のガスメータ遮断表示の模擬表
    示器。
  6. 【請求項6】 ガスメータに設ける表示ランプの点滅パ
    ターンにより表示されるガスメータ遮断弁の遮断原因ま
    たは警報理由を模擬設定する遮断原因・警報理由選定ス
    イッチと、ガスメータ遮断弁の遮断原因または警報理由
    を模擬的にランプの点滅により表示するための模擬表示
    ランプと、ガスメータの表示ランプに臨ませることによ
    り表示ランプの点滅を読み取る受光センサーと、受光セ
    ンサーが読み取った表示ランプの点滅パターンが意味す
    るガスメータ遮断弁の遮断原因または警報理由を表示す
    るための遮断原因表示部と、切り替えスイッチと、切り
    替えスイッチの切り替えにより、遮断原因・警報理由選
    定スイッチで選定されたガスメータ遮断弁の遮断原因ま
    たは警報理由に応じて、上記模擬表示ランプを、実際に
    遮断弁遮断又は警報事由発生の際、その遮断原因または
    警報理由を表示するために現物のガスメータの表示ラン
    プが点滅する点滅パターンと同じ点滅パターンで、点滅
    させるように制御するか、または、受光センサーが読み
    取った表示ランプの点滅を予め記憶させた点滅パターン
    と比較して、該当する点滅パターンを判定し、判定され
    た点滅パターンに応じて遮断原因表示部の表示をその点
    滅パターンに対応する所定の表示に制御する制御部とを
    備えることを特徴とするガスメータ遮断表示の模擬表示
    器。
  7. 【請求項7】 遮断原因表示部が、点滅パターンのパタ
    ーン数に対応する数だけ設けられる遮断原因・警報理由
    選定スイッチに夫々内蔵されて、受光センサーが読み取
    った点滅パターンに基づいて点灯を制御されるランプに
    より構成されており、各スイッチの近傍には、そのスイ
    ッチに内蔵されたランプの点灯が意味するガスメータ遮
    断弁の遮断原因または警報理由が表記されていることを
    特徴とする請求項6記載のガスメータ遮断表示の模擬表
    示器。
  8. 【請求項8】ランプの点灯が意味するガスメータ遮断弁
    の遮断原因または警報理由の表記が、遮断原因・警報理
    由選定スイッチの操作が模擬的に設定するガスメータ遮
    断弁の遮断原因または警報理由の表記を兼用することを
    特徴とする請求項7記載のガスメータ遮断表示の模擬表
    示器。
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