JP2001254528A - 縦列型エレベータ式駐車装置 - Google Patents
縦列型エレベータ式駐車装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 上部乗り込み式又は中間部乗り込み式であっ
ても、入出庫のために余分な車路等を必要とせずに２基
以上の縦列が可能であり、これにより容積率を大幅に改
善できる縦列型エレベータ式駐車装置を提供する。 【解決手段】 ２基以上を縦に連結した縦列型エレベー
タ式駐車装置であって、少なくとも１基の乗り込み部
（２）の昇降路（３）を閉鎖可能な可動水平床（１２）
と、該可動水平床を前記昇降路を閉鎖する閉鎖位置Ｂと
昇降路を全開する開口位置Ａとの間で移動可能な開閉装
置（１４）とを備え、奥側への入出庫時に、手前側の可
動水平床を閉鎖位置に移動して昇降路を塞ぎその上を通
過可能とする。
ても、入出庫のために余分な車路等を必要とせずに２基
以上の縦列が可能であり、これにより容積率を大幅に改
善できる縦列型エレベータ式駐車装置を提供する。 【解決手段】 ２基以上を縦に連結した縦列型エレベー
タ式駐車装置であって、少なくとも１基の乗り込み部
（２）の昇降路（３）を閉鎖可能な可動水平床（１２）
と、該可動水平床を前記昇降路を閉鎖する閉鎖位置Ｂと
昇降路を全開する開口位置Ａとの間で移動可能な開閉装
置（１４）とを備え、奥側への入出庫時に、手前側の可
動水平床を閉鎖位置に移動して昇降路を塞ぎその上を通
過可能とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部乗り込み式又
は中間部乗り込み式の縦列型エレベータ式駐車装置に関
する。
は中間部乗り込み式の縦列型エレベータ式駐車装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】図５は、エレベータ式駐車装置の基本形
式である下部乗り込み式エレベータ式駐車装置の全体構
成図である。この形式のエレベータ式駐車装置では、車
１が入出庫する乗り込み部２が装置の下部（例えば地
上）に設けられ、昇降路３内を昇降するケージ４と、昇
降路３に沿ってその両側に多段に設けられた駐車棚５を
備え、乗り込み部２でケージ上に車１が乗り込み、ケー
ジ４が上昇して所定の棚５で停止し、ケージに組み込ま
れた横行装置６により、各棚上に車１を格納するように
なっている。出庫時にはこの逆動作により、同一の乗り
込み部２から車を出庫する。
式である下部乗り込み式エレベータ式駐車装置の全体構
成図である。この形式のエレベータ式駐車装置では、車
１が入出庫する乗り込み部２が装置の下部（例えば地
上）に設けられ、昇降路３内を昇降するケージ４と、昇
降路３に沿ってその両側に多段に設けられた駐車棚５を
備え、乗り込み部２でケージ上に車１が乗り込み、ケー
ジ４が上昇して所定の棚５で停止し、ケージに組み込ま
れた横行装置６により、各棚上に車１を格納するように
なっている。出庫時にはこの逆動作により、同一の乗り
込み部２から車を出庫する。
【０００３】また、ケージ４内にロータリーテーブル
（図示せず）を内蔵し、入出庫時に車の向きを反転させ
て常に前進で入出庫できるようにしたもの（１８０度
型）、更に、ケージ４と駐車棚５の向きを車の走行方向
に直交する配置にし、ロータリーテーブルを９０°水平
回転させて車を入出庫させるようにしたもの（９０度
型）、等がある。
（図示せず）を内蔵し、入出庫時に車の向きを反転させ
て常に前進で入出庫できるようにしたもの（１８０度
型）、更に、ケージ４と駐車棚５の向きを車の走行方向
に直交する配置にし、ロータリーテーブルを９０°水平
回転させて車を入出庫させるようにしたもの（９０度
型）、等がある。
【０００４】図６は、中間乗り込み式のエレベータ式駐
車装置の全体構成図である。この形式のエレベータ式駐
車装置では、図５に示した下部乗り込み式と比較する
と、装置の中間部に車１が入出庫する乗り込み部２が設
けられている点のみが基本的に相違し、その他の構造は
ほぼ同一である。すなわち、下部乗り込み式と同様に、
乗り込み部２でケージ上に車１が乗り込み、ケージ４が
昇降して所定の棚５で停止し、ケージに組み込まれた横
行装置６により、各棚上に車１を格納するようになって
いる。出庫時にはこの逆動作により、乗り込み部２から
車１を出庫する。更に、この形式の発展型として、装置
の上部から入出庫する上部乗り込み式のエレベータ式駐
車装置もある。
車装置の全体構成図である。この形式のエレベータ式駐
車装置では、図５に示した下部乗り込み式と比較する
と、装置の中間部に車１が入出庫する乗り込み部２が設
けられている点のみが基本的に相違し、その他の構造は
ほぼ同一である。すなわち、下部乗り込み式と同様に、
乗り込み部２でケージ上に車１が乗り込み、ケージ４が
昇降して所定の棚５で停止し、ケージに組み込まれた横
行装置６により、各棚上に車１を格納するようになって
いる。出庫時にはこの逆動作により、乗り込み部２から
車１を出庫する。更に、この形式の発展型として、装置
の上部から入出庫する上部乗り込み式のエレベータ式駐
車装置もある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述した下部乗り込み
式エレベータ式駐車装置を２基以上縦に連結した下部乗
り込み式縦列型エレベータ駐車装置では、奥側の入出庫
が必要な場合、手前側の乗り込み部に設けた昇降式の床
を上昇させて、乗り込み部の開口を塞ぎ、車や人等が手
前側の乗り込み部を通り抜けて奥側の乗り込み部に入出
庫するようになっている。従って、この形式の装置で
は、余分なスペースを必要とせずに、２基以上の縦列駐
車装置が可能となり、空間の有効利用率、すなわち容積
率を高くすることができる。
式エレベータ式駐車装置を２基以上縦に連結した下部乗
り込み式縦列型エレベータ駐車装置では、奥側の入出庫
が必要な場合、手前側の乗り込み部に設けた昇降式の床
を上昇させて、乗り込み部の開口を塞ぎ、車や人等が手
前側の乗り込み部を通り抜けて奥側の乗り込み部に入出
庫するようになっている。従って、この形式の装置で
は、余分なスペースを必要とせずに、２基以上の縦列駐
車装置が可能となり、空間の有効利用率、すなわち容積
率を高くすることができる。
【０００６】しかし、上部乗り込み式又は中間部乗り込
み式のエレベータ駐車装置では、手前側の乗り込み部が
昇降路３内にあるため、通常の状態でこの部分に深い開
口ができ、車や人等が通り抜けできない問題点がある。
そのため、上部乗り込み式又は中間部乗り込み式の縦列
型エレベータ駐車装置では、各乗り込み部に通じる車路
をそれぞれ別々に設ける必要があり、余分なスペースが
多く、容積率が大幅に低下する問題点があった。
み式のエレベータ駐車装置では、手前側の乗り込み部が
昇降路３内にあるため、通常の状態でこの部分に深い開
口ができ、車や人等が通り抜けできない問題点がある。
そのため、上部乗り込み式又は中間部乗り込み式の縦列
型エレベータ駐車装置では、各乗り込み部に通じる車路
をそれぞれ別々に設ける必要があり、余分なスペースが
多く、容積率が大幅に低下する問題点があった。
【０００７】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、上
部乗り込み式又は中間部乗り込み式であっても、入出庫
のために余分な車路等を必要とせずに２基以上の縦列が
可能であり、これにより容積率を大幅に改善できる縦列
型エレベータ式駐車装置を提供することにある。
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、上
部乗り込み式又は中間部乗り込み式であっても、入出庫
のために余分な車路等を必要とせずに２基以上の縦列が
可能であり、これにより容積率を大幅に改善できる縦列
型エレベータ式駐車装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、２基以
上を縦に連結した縦列型エレベータ式駐車装置であっ
て、少なくとも１基の乗り込み部（２）の昇降路（３）
を閉鎖可能な可動水平床（１２）と、該可動水平床を前
記昇降路を閉鎖する閉鎖位置Ｂと昇降路を全開する開口
位置Ａとの間で移動可能な開閉装置（１４）とを備え、
奥側への入出庫時に、手前側の可動水平床を閉鎖位置に
移動して昇降路を塞ぎその上を通過可能とする、ことを
特徴とする縦列型エレベータ式駐車装置が提供される。
上を縦に連結した縦列型エレベータ式駐車装置であっ
て、少なくとも１基の乗り込み部（２）の昇降路（３）
を閉鎖可能な可動水平床（１２）と、該可動水平床を前
記昇降路を閉鎖する閉鎖位置Ｂと昇降路を全開する開口
位置Ａとの間で移動可能な開閉装置（１４）とを備え、
奥側への入出庫時に、手前側の可動水平床を閉鎖位置に
移動して昇降路を塞ぎその上を通過可能とする、ことを
特徴とする縦列型エレベータ式駐車装置が提供される。
【０００９】上記本発明の構成によれば、手前側のエレ
ベータ式駐車装置の可動水平床（１２）を開閉装置（１
４）により閉鎖位置Ｂに移動することにより、手前側の
昇降路（３）を塞ぎ、その上を車及び人等が通過して、
奥側のエレベータ式駐車装置の乗り込み部（２）に車を
入出庫することができる。従って、上部乗り込み式又は
中間部乗り込み式であっても、奥側入出庫時に、手前側
に平らな床を形成できるので、車や人等の通り抜けを安
全に行うことができ、かつ入出庫のために余分な車路等
を必要とせずに２基以上の縦列が可能となり、容積率を
大幅に改善できる。
ベータ式駐車装置の可動水平床（１２）を開閉装置（１
４）により閉鎖位置Ｂに移動することにより、手前側の
昇降路（３）を塞ぎ、その上を車及び人等が通過して、
奥側のエレベータ式駐車装置の乗り込み部（２）に車を
入出庫することができる。従って、上部乗り込み式又は
中間部乗り込み式であっても、奥側入出庫時に、手前側
に平らな床を形成できるので、車や人等の通り抜けを安
全に行うことができ、かつ入出庫のために余分な車路等
を必要とせずに２基以上の縦列が可能となり、容積率を
大幅に改善できる。
【００１０】本発明の好ましい実施形態によれば、前記
縦列型エレベータ式駐車装置は、ケージ（４）内にロー
タリーテーブルを内蔵し、ケージと駐車棚（５）の向き
を車の走行方向に直交する配置にした９０度型であり、
更に、入出庫時のパレットより低い下降位置Ｃと乗り込
み部の固定床と同レベルの昇降位置Ｄとの間を昇降可能
な昇降補助床（１６）を備える。この構成により、手前
側のエレベータ式駐車装置の昇降補助床（１６）を昇降
位置Ｄに昇降させることにより、手前側の入出庫時に必
要となるパレットより低い凹部分をなくし、前記可動水
平床（１２）と共に、手前側の乗り込み部（２）を全面
フラットにして、その上を車等を通して、奥側のエレベ
ータ式駐車装置の乗り込み部（２）に車を入出庫するこ
とができる。
縦列型エレベータ式駐車装置は、ケージ（４）内にロー
タリーテーブルを内蔵し、ケージと駐車棚（５）の向き
を車の走行方向に直交する配置にした９０度型であり、
更に、入出庫時のパレットより低い下降位置Ｃと乗り込
み部の固定床と同レベルの昇降位置Ｄとの間を昇降可能
な昇降補助床（１６）を備える。この構成により、手前
側のエレベータ式駐車装置の昇降補助床（１６）を昇降
位置Ｄに昇降させることにより、手前側の入出庫時に必
要となるパレットより低い凹部分をなくし、前記可動水
平床（１２）と共に、手前側の乗り込み部（２）を全面
フラットにして、その上を車等を通して、奥側のエレベ
ータ式駐車装置の乗り込み部（２）に車を入出庫するこ
とができる。
【００１１】前記縦列型エレベータ式駐車装置は、上部
乗り込み式又は中間部乗り込み式である、ことが好まし
い。上部乗り込み式又は中間部乗り込み式では、従来、
各乗り込み部に通じる車路をそれぞれ別々に設ける必要
があり、余分なスペースが多かったことから、特に効果
が大きい。なお、従来の下部乗り込み式にも適用するこ
とができる。
乗り込み式又は中間部乗り込み式である、ことが好まし
い。上部乗り込み式又は中間部乗り込み式では、従来、
各乗り込み部に通じる車路をそれぞれ別々に設ける必要
があり、余分なスペースが多かったことから、特に効果
が大きい。なお、従来の下部乗り込み式にも適用するこ
とができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。図１〜図４は、本発明の縦
列型エレベータ式駐車装置の第１〜第４の実施形態図で
ある。これらの図において、本発明の縦列型エレベータ
式駐車装置１０は、２基を縦に連結した上部乗り込み式
又は中間部乗り込み式のエレベータ式駐車装置である
が、本発明はこれに限定されず、３基以上の縦列であっ
てもよく、下部乗り込み式であってもよい。
を図面を参照して説明する。図１〜図４は、本発明の縦
列型エレベータ式駐車装置の第１〜第４の実施形態図で
ある。これらの図において、本発明の縦列型エレベータ
式駐車装置１０は、２基を縦に連結した上部乗り込み式
又は中間部乗り込み式のエレベータ式駐車装置である
が、本発明はこれに限定されず、３基以上の縦列であっ
てもよく、下部乗り込み式であってもよい。
【００１３】図１〜図４の各図において、（Ａ）は手前
側のエレベータ式駐車装置１０ａの乗り込み部２の昇降
路３が開口状態にある場合であり、（Ｂ）はその昇降路
３が閉鎖状態にある場合である。また、（Ａ）（Ｂ）の
上の図は平面図、下の図はそれぞれＡ−Ａ断面図及びＢ
−Ｂ断面図である。
側のエレベータ式駐車装置１０ａの乗り込み部２の昇降
路３が開口状態にある場合であり、（Ｂ）はその昇降路
３が閉鎖状態にある場合である。また、（Ａ）（Ｂ）の
上の図は平面図、下の図はそれぞれＡ−Ａ断面図及びＢ
−Ｂ断面図である。
【００１４】図１の第１実施形態は、手前側のエレベー
タ式駐車装置１０ａが１８０度型の場合を示している。
すなわち、手前側のエレベータ式駐車装置１０ａは、ケ
ージ４内にロータリーテーブル（図示せず）を内蔵し、
入出庫時に車の向きを反転させて常に前進で入出庫でき
るようになっている。なお、ケージ４内にロータリーテ
ーブルを内蔵しない場合にも同様に適用することができ
る。
タ式駐車装置１０ａが１８０度型の場合を示している。
すなわち、手前側のエレベータ式駐車装置１０ａは、ケ
ージ４内にロータリーテーブル（図示せず）を内蔵し、
入出庫時に車の向きを反転させて常に前進で入出庫でき
るようになっている。なお、ケージ４内にロータリーテ
ーブルを内蔵しない場合にも同様に適用することができ
る。
【００１５】この図に示すように、この縦列型エレベー
タ式駐車装置１０は、可動水平床１２と開閉装置１４と
を備える。手前側のエレベータ式駐車装置１０ａが通常
の作動をする場合には、手前側の乗り込み部２の昇降路
３は、（Ａ）に示すように全開状態にあり、可動水平床
１２は、昇降路３を全開する開口位置Ａ（この例では、
入出庫フロアの固定床１１の下部）に位置している。ま
た、（Ｂ）に示すように、可動水平床１２は、閉鎖位置
Ｂでは、手前側の乗り込み部２の昇降路３による開口を
ほぼ完全に閉鎖するように寸法が定められている。な
お、ＦＬで示す図中の横線は、乗り込み部２のフロアレ
ベルである。
タ式駐車装置１０は、可動水平床１２と開閉装置１４と
を備える。手前側のエレベータ式駐車装置１０ａが通常
の作動をする場合には、手前側の乗り込み部２の昇降路
３は、（Ａ）に示すように全開状態にあり、可動水平床
１２は、昇降路３を全開する開口位置Ａ（この例では、
入出庫フロアの固定床１１の下部）に位置している。ま
た、（Ｂ）に示すように、可動水平床１２は、閉鎖位置
Ｂでは、手前側の乗り込み部２の昇降路３による開口を
ほぼ完全に閉鎖するように寸法が定められている。な
お、ＦＬで示す図中の横線は、乗り込み部２のフロアレ
ベルである。
【００１６】この例では、可動水平床１２は左右に２枚
に分割されている。また、開閉装置１４は、各可動水平
床１２を水平移動可能に支持する支持レール１４ａと、
可動水平床１２を水平移動させる水平移動装置１４ｂ
と、支持レール１４ａを昇降移動させる昇降装置１４ｃ
とからなる。この構成により、開閉装置１４により可動
水平床１２を水平移動及び昇降移動させて、可動水平床
１２を閉鎖位置Ｂと開口位置Ａとの間で移動することが
できる。
に分割されている。また、開閉装置１４は、各可動水平
床１２を水平移動可能に支持する支持レール１４ａと、
可動水平床１２を水平移動させる水平移動装置１４ｂ
と、支持レール１４ａを昇降移動させる昇降装置１４ｃ
とからなる。この構成により、開閉装置１４により可動
水平床１２を水平移動及び昇降移動させて、可動水平床
１２を閉鎖位置Ｂと開口位置Ａとの間で移動することが
できる。
【００１７】図２の第２実施形態は、手前側のエレベー
タ式駐車装置１０ａが９０度型の場合を示している。す
なわち、手前側のエレベータ式駐車装置１０ａは、ロー
タリーテーブル（図示せず）を内蔵し、かつケージ４と
駐車棚５の向きを車の走行方向に直交する配置にし、ロ
ータリーテーブルを９０°水平回転させて車を入出庫さ
せるようになっている。
タ式駐車装置１０ａが９０度型の場合を示している。す
なわち、手前側のエレベータ式駐車装置１０ａは、ロー
タリーテーブル（図示せず）を内蔵し、かつケージ４と
駐車棚５の向きを車の走行方向に直交する配置にし、ロ
ータリーテーブルを９０°水平回転させて車を入出庫さ
せるようになっている。
【００１８】図２に示すように、９０度型では、更に、
入出庫時のパレットより低い下降位置Ｃと乗り込み部の
固定床１１と同レベルの昇降位置Ｄとの間を昇降可能な
昇降補助床１６を備えている。この昇降補助床１６は、
（Ａ）に示すように、手前側（図で右側）のエレベータ
式駐車装置１０ａが通常の作動をする場合には、下降位
置Ｃに移動して、パレット８が入出庫方向（図で左右方
向）に水平回転しそのレベルが固定床１１とほぼ同レベ
ルに位置する時に、パレット８と干渉しないようになっ
ている。また、（Ｂ）に示すように、奥側への入出庫時
には、昇降補助床１６を昇降位置Ｄに昇降させて、可動
水平床１２と共に、手前側の乗り込み部２を全面フラッ
トにして、その上を車等を通して、奥側のエレベータ式
駐車装置の乗り込み部２に車７等を入出庫するようにな
っている。その他の構成は、第１実施形態と同様であ
る。
入出庫時のパレットより低い下降位置Ｃと乗り込み部の
固定床１１と同レベルの昇降位置Ｄとの間を昇降可能な
昇降補助床１６を備えている。この昇降補助床１６は、
（Ａ）に示すように、手前側（図で右側）のエレベータ
式駐車装置１０ａが通常の作動をする場合には、下降位
置Ｃに移動して、パレット８が入出庫方向（図で左右方
向）に水平回転しそのレベルが固定床１１とほぼ同レベ
ルに位置する時に、パレット８と干渉しないようになっ
ている。また、（Ｂ）に示すように、奥側への入出庫時
には、昇降補助床１６を昇降位置Ｄに昇降させて、可動
水平床１２と共に、手前側の乗り込み部２を全面フラッ
トにして、その上を車等を通して、奥側のエレベータ式
駐車装置の乗り込み部２に車７等を入出庫するようにな
っている。その他の構成は、第１実施形態と同様であ
る。
【００１９】図３の第３実施形態は、９０度型の別の例
である。この例では、第１，第２実施形態と相違し、可
動水平床１２は全体が一体に形成されている。この可動
水平床１２は、昇降路３を全開する開口位置Ａで、入出
庫フロアの固定床１１の片側の下部に位置している。ま
た、この可動水平床１２は、通常のパレットと同様のト
ンボ横行装置１７により横行され、かつ図示しない昇降
装置により昇降して、閉鎖位置Ｂと開口位置Ａとの間で
移動可能になっている。その他の構成は、第２実施形態
と同様である。
である。この例では、第１，第２実施形態と相違し、可
動水平床１２は全体が一体に形成されている。この可動
水平床１２は、昇降路３を全開する開口位置Ａで、入出
庫フロアの固定床１１の片側の下部に位置している。ま
た、この可動水平床１２は、通常のパレットと同様のト
ンボ横行装置１７により横行され、かつ図示しない昇降
装置により昇降して、閉鎖位置Ｂと開口位置Ａとの間で
移動可能になっている。その他の構成は、第２実施形態
と同様である。
【００２０】図４の第４実施形態は、９０度型の更に別
の例である。この例では、第１，第２実施形態と同様に
可動水平床１２は２分割されているが、それぞれ昇降補
助床１６にピンで揺動可能に連結されている。（Ａ）に
示すように、各可動水平床１２は、開口位置Ａで、昇降
補助床１６に対して垂直に揺動して、昇降路３を開口状
態にし、ケージ４が昇降路３内を自由に昇降できるよう
にしている。また、（Ｂ）に示すように、奥側への入出
庫時には、昇降補助床１６を上昇させると共に、可動水
平床１２を昇降補助床１６に対して閉鎖位置Ｂまで揺動
させて昇降路３を塞ぐようになっている。この揺動は、
上述したトンボ横行装置または直動シリンダ等で行うこ
とができる。その他の構成は、第２実施形態と同様であ
る。
の例である。この例では、第１，第２実施形態と同様に
可動水平床１２は２分割されているが、それぞれ昇降補
助床１６にピンで揺動可能に連結されている。（Ａ）に
示すように、各可動水平床１２は、開口位置Ａで、昇降
補助床１６に対して垂直に揺動して、昇降路３を開口状
態にし、ケージ４が昇降路３内を自由に昇降できるよう
にしている。また、（Ｂ）に示すように、奥側への入出
庫時には、昇降補助床１６を上昇させると共に、可動水
平床１２を昇降補助床１６に対して閉鎖位置Ｂまで揺動
させて昇降路３を塞ぐようになっている。この揺動は、
上述したトンボ横行装置または直動シリンダ等で行うこ
とができる。その他の構成は、第２実施形態と同様であ
る。
【００２１】上述した本発明の構成によれば、手前側の
エレベータ式駐車装置の可動水平床１２を開閉装置１４
により閉鎖位置Ｂに移動することにより、手前側の昇降
路３を塞ぎ、その上を車及び人等が通過して、奥側のエ
レベータ式駐車装置の乗り込み部２に車を入出庫するこ
とができる。
エレベータ式駐車装置の可動水平床１２を開閉装置１４
により閉鎖位置Ｂに移動することにより、手前側の昇降
路３を塞ぎ、その上を車及び人等が通過して、奥側のエ
レベータ式駐車装置の乗り込み部２に車を入出庫するこ
とができる。
【００２２】また、ケージ４内にロータリーテーブルを
内蔵した９０度型の場合でも、手前側のエレベータ式駐
車装置の昇降補助床１６を昇降位置Ｄに昇降させること
により、手前側の入出庫時に必要となるパレットより低
い凹部分をなくし、可動水平床１２と共に、手前側の乗
り込み部２を全面フラットにして、その上を車等を通し
て、奥側のエレベータ式駐車装置の乗り込み部２に車を
入出庫することができる。
内蔵した９０度型の場合でも、手前側のエレベータ式駐
車装置の昇降補助床１６を昇降位置Ｄに昇降させること
により、手前側の入出庫時に必要となるパレットより低
い凹部分をなくし、可動水平床１２と共に、手前側の乗
り込み部２を全面フラットにして、その上を車等を通し
て、奥側のエレベータ式駐車装置の乗り込み部２に車を
入出庫することができる。
【００２３】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更でき
ることは勿論である。
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更でき
ることは勿論である。
【００２４】
【発明の効果】上述したように、本発明の縦列型エレベ
ータ式駐車装置は、上部乗り込み式又は中間部乗り込み
式であっても、奥側入出庫時に、手前側に平らな床を形
成できるので、車や人等の通り抜けを安全に行うことが
でき、かつ入出庫のために余分な車路等を必要とせずに
２基以上の縦列が可能となり、容積率を大幅に改善でき
る、等の優れた効果を有する。
ータ式駐車装置は、上部乗り込み式又は中間部乗り込み
式であっても、奥側入出庫時に、手前側に平らな床を形
成できるので、車や人等の通り抜けを安全に行うことが
でき、かつ入出庫のために余分な車路等を必要とせずに
２基以上の縦列が可能となり、容積率を大幅に改善でき
る、等の優れた効果を有する。
【図１】本発明の縦列型エレベータ式駐車装置の第１実
施形態図である。
施形態図である。
【図２】本発明の縦列型エレベータ式駐車装置の第２実
施形態図である。
施形態図である。
【図３】本発明の縦列型エレベータ式駐車装置の第３実
施形態図である。
施形態図である。
【図４】本発明の縦列型エレベータ式駐車装置の第４実
施形態図である。
施形態図である。
【図５】従来の下部乗り込み式エレベータ式駐車装置の
全体構成図である。
全体構成図である。
【図６】従来の中間乗り込み式エレベータ式駐車装置の
全体構成図である。
全体構成図である。
１ 車、２ 乗り込み部、３ 昇降路、４ ケージ、５
駐車棚、６ 横行装置、７ 車等、８ パレット、１
０ 縦列型エレベータ式駐車装置、１２ 可動水平床、
１４ 開閉装置、１４ａ 支持レール、１４ｂ 水平移
動装置、１４ｃ 昇降装置、１６ 昇降補助床
駐車棚、６ 横行装置、７ 車等、８ パレット、１
０ 縦列型エレベータ式駐車装置、１２ 可動水平床、
１４ 開閉装置、１４ａ 支持レール、１４ｂ 水平移
動装置、１４ｃ 昇降装置、１６ 昇降補助床
Claims (3)
- 【請求項１】 ２基以上を縦に連結した縦列型エレベー
タ式駐車装置であって、少なくとも１基の乗り込み部
（２）の昇降路（３）を閉鎖可能な可動水平床（１２）
と、該可動水平床を前記昇降路を閉鎖する閉鎖位置Ｂと
昇降路を全開する開口位置Ａとの間で移動可能な開閉装
置（１４）とを備え、奥側への入出庫時に、手前側の可
動水平床を閉鎖位置に移動して昇降路を塞ぎその上を通
過可能とする、ことを特徴とする縦列型エレベータ式駐
車装置。 - 【請求項２】 前記縦列型エレベータ式駐車装置は、ケ
ージ（４）内にロータリーテーブルを内蔵し、ケージと
駐車棚（５）の向きを車の走行方向に直交する配置にし
た９０度型であり、 更に、入出庫時のパレットより低い下降位置Ｃと乗り込
み部の固定床と同レベルの昇降位置Ｄとの間を昇降可能
な昇降補助床（１６）を備える、ことを特徴とする請求
項１に記載の縦列型エレベータ式駐車装置。 - 【請求項３】 前記縦列型エレベータ式駐車装置は、上
部乗り込み式又は中間部乗り込み式であることを特徴と
する請求項１又は２に記載の縦列型エレベータ式駐車装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000067911A JP2001254528A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | 縦列型エレベータ式駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000067911A JP2001254528A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | 縦列型エレベータ式駐車装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001254528A true JP2001254528A (ja) | 2001-09-21 |
Family
ID=18587033
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000067911A Pending JP2001254528A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | 縦列型エレベータ式駐車装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001254528A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008127765A (ja) * | 2006-11-16 | 2008-06-05 | Fuji Hensokuki Co Ltd | 立体駐車場 |
| JP2019157568A (ja) * | 2018-03-15 | 2019-09-19 | Ｉｈｉ運搬機械株式会社 | エレベータ式駐車装置 |
| CN113982331A (zh) * | 2021-09-24 | 2022-01-28 | 梁若枫 | 机电型立体车库采用垂向电梯与水平自动搬运装备的轨式结构 |
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| JPH02101960U (ja) * | 1989-01-27 | 1990-08-14 | ||
| JPH0711670U (ja) * | 1993-08-03 | 1995-02-21 | 三菱重工業株式会社 | 縦列駐車装置 |
| JPH11200653A (ja) * | 1998-01-14 | 1999-07-27 | Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd | 複合型エレベータパーキング |
| JPH11303443A (ja) * | 1998-04-22 | 1999-11-02 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | エレベータ式立体駐車装置 |
-
2000
- 2000-03-13 JP JP2000067911A patent/JP2001254528A/ja active Pending
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| JP7014650B2 (ja) | 2018-03-15 | 2022-02-01 | Ｉｈｉ運搬機械株式会社 | エレベータ式駐車装置 |
| CN113982331A (zh) * | 2021-09-24 | 2022-01-28 | 梁若枫 | 机电型立体车库采用垂向电梯与水平自动搬运装备的轨式结构 |
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