JP2001253527A - リニア搬送装置およびその制御方法 - Google Patents

リニア搬送装置およびその制御方法

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JP2001253527A JP2000069837A JP2000069837A JP2001253527A JP 2001253527 A JP2001253527 A JP 2001253527A JP 2000069837 A JP2000069837 A JP 2000069837A JP 2000069837 A JP2000069837 A JP 2000069837A JP 2001253527 A JP2001253527 A JP 2001253527A
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孝之 小泉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易に物品の所望搬送速度で搬送できるリニア
搬送装置およびその制御方法を提供する。 【解決手段】多数のトラフ変位特性とトラフ25の駆動
機26を駆動する駆動信号とが対応付けて求められ、か
つ、各トラフ変位特性を持つトラフ25で搬送される物
品Mの搬送速度も求められるので、物品Mの搬送速度と
駆動機26の駆動信号との関係が多数求められ、この関
係に基づいて、物品Mの目標速度を入力するだけで、物
品Mの搬送速度が目標速度となるように、駆動機26の
駆動信号を容易に選択することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品が載置される
トラフを駆動機によって物品の搬送方向に往復動させて
物品を搬送するリニア搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のリニア搬送装置として、
1次巻線鉄心により構成される固定子と磁石とからなる
リニアモータ(駆動機)を使用し、前記固定子をベース
上に設けるとともに、前記磁石を、物品を載せるトラフ
の下面に前記固定子と所定の間隔を隔てた状態に取り付
け、リニアモータの駆動でトラフを所定の搬送方向に往
復動させることにより、トラフ上の物品を搬送するよう
にしたものが知られている(特公昭54−35395号
公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のリニア
搬送装置では、リニアモータの駆動特性をどのように設
定するか、つまり、トラフの動かし方は、作業者の経験
や「かん」に頼ったものであったため、物品の所望搬送
速度または所望搬送量で搬送されるように、装置を制御
することは困難であった。
【0004】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
ので、容易に物品の所望搬送速度で搬送できるリニア搬
送装置およびその制御方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明の一構成は、物品が載置されるトラフを
駆動機によって物品の搬送方向に往復動させて物品を搬
送するものであり、前記トラフの変位量と時間との関係
を示す多数のトラフ変位特性と、前記駆動機を駆動させ
る駆動信号とを対応付けて求め、前記トラフの与えられ
た振幅と、トラフと物品間の与えられた動摩擦係数とを
用い、前記トラフ変位特性を持つトラフで搬送される物
品の運動方程式を解いて、物品の搬送方向の位置を求
め、求められた物品の位置の時間変化から物品の搬送速
度を求め、求められた物品の搬送速度が目標速度となる
ように、前記駆動信号を選択するものである。ここで、
動摩擦係数とは、相対運動を行っている動摩擦状態の物
品とトラフの接触面に生じる摩擦力と法線作用力との比
をいう。
【0006】本発明の上記一構成によれば、多数のトラ
フ変位特性とトラフの駆動機を駆動する駆動信号とが対
応付けて求められ、かつ、各トラフ変位特性を持つトラ
フで搬送される物品の搬送速度も求められるので、物品
の搬送速度と駆動機の駆動信号との関係が多数求めら
れ、この関係に基づいて、物品の目標速度を入力するだ
けで、物品の搬送速度が目標速度となるように、駆動機
の駆動信号を容易に選択することができる。
【0007】本発明の他の構成によれば、求められた物
品の搬送速度に基づく物品の移動量から物品の搬送量を
求め、前記求められた物品の搬送速度が目標速度となる
ように前記駆動信号を選択するのに代えて、求められた
搬送量が目標搬送量となるように前記駆動信号を決定す
る。この構成によれば、求められた物品の搬送量は物品
の搬送速度に基づいて求められるので、前記物品の搬送
速度と駆動機の駆動信号との関係による物品の搬送量と
駆動機の駆動信号との関係から、物品の目標搬送量を入
力するだけで、物品の搬送量が目標搬送量となるよう
に、駆動機の駆動信号を容易に決定することができる。
【0008】好ましくは、前記トラフの振幅および搬送
往路のトラフの加速時間を含むパラメータを変化させた
ときのトラフ変位速度と時間との関係を示すトラフ速度
特性を多数求めておき、前記トラフ変位速度を時間積分
することにより、トラフ変位量と時間との関係を示す多
数の前記トラフ変位特性を求める。したがって、トラフ
変位特性をトラフ速度特性から容易に求めることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第
1実施形態に係るリニア搬送装置を備えた組合せ計量装
置を示す一部切断した概略正面図である。図1におい
て、搬送コンベア1によって搬送されてきた被計量物で
あるスナック菓子のような物品Mは、投入シュート2を
介して平坦な円錐状の単一の分散フィーダ3上に供給さ
れる。この分散フィーダ3は加振器4の駆動により上下
に加振されて振動し、物品Mを全方位に分散させる。分
散フィーダ3の下方周囲には複数のリニア搬送装置(放
射フィーダ)7が放射状に配置され、各リニア搬送装置
7の先端部下方には、複数のプールホッパ9が各リニア
搬送装置7に個々に対応させて円形に配置されている。
さらに、プールホッパ9の下方には、複数の計量ホッパ
10が各プールホッパ9に個々に対応させて円形に配置
されている。
【0010】前記各リニア搬送装置7は、分散フィーダ
3から受けた物品Mを水平方向の往復動によって対応す
るプールホッパ9に供給し、プールホッパ9は、投入さ
れた物品Mを一時的にプールしたのちに、この物品Mを
ゲート13の開動により排出して計量ホッパ10に供給
する。
【0011】前記計量ホッパ10は、この計量ホッパ1
0内の物品Mの重量を計量するロードセルのような計量
手段11を介して後述するケース23に支持されてい
る。こうして、プールホッパ9、計量ホッパ10および
計量手段11により、計量部が形成されている。計量ホ
ッパ10の下方には、計量ホッパ10から排出された物
品Mを中央下部に集める集合排出シュート17が配置さ
れており、この集合排出シュート17は、着脱自在な複
数の上段シュート部17aを、固定された下段シュート
部17bの回りに放射状に配置することにより構成され
ている。下段シュート部17bの下端排出口から排出さ
れた物品Mは、集合排出シュート17により集合された
上で、振分シュート18を通って包装機19に供給され
て包装される。
【0012】図示しない床に支持された支持架台20上
に本体フレーム21が載置されており、この本体フレー
ム21に、複数の支持脚22を介してケース23が支持
されている。このケース23の上部に、投入シュート
2、分散フィーダ3、リニア搬送装置7およびプールホ
ッパ9が配置されているとともに、ケース23の外周部
に計量ホッパ10が、内側に計量手段11が、それぞれ
配置されている。ケース23内には、プールホッパ9お
よび計量ホッパ10の制御部や駆動モータなどが収納さ
れている。
【0013】前記ケース23内の制御部24は、複数の
計量ホッパ10の物品Mの計量値を組合せ演算し、許容
範囲内の組合せ重量となる計量ホッパ10内の物品Mを
選択して、それらの計量ホッパ10のゲート14を開動
し、包装機19に供給する。
【0014】図2に示すように、前記リニア搬送装置7
は、搬送する物品Mが載置されるトラフ25と、このト
ラフ25を水平な搬送方向X−Yに往復動させて物品M
を計量部のプールホッパ9へ搬送させる駆動機26とを
備えている。駆動機26は、シリンダ状のハウジング3
8と、このハウジング38の内壁に固定支持されたコイ
ル28と、前記ハウジング38内をその軸方向に直線移
動可能に貫通して、前後のリニア軸受55に支持された
シャフト39と、このシャフト39に固定された磁石2
7とからなる例えばリニアステッピングモータとで構成
されている。この駆動機26は、前記シャフト39が、
その軸心を搬送方向X−Yに向けてベース33上に設置
される。前記シャフト39には、その前後端に跨がって
門形のブラケット40が連結され、このブラケット40
の上部に連結部材41を介してトラフ25が連結され
る。前記駆動機26およびブラケット40は、必要に応
じてトラフ25の往復動を妨げないように保護カバー4
2で被覆される。
【0015】前記リニア搬送装置7による物品Mの搬送
動作は、図3に示すように行われる。すなわち、図3
(A)のようにトラフ25の上に物品Mが載せられた状
態で、コイル28への通電により駆動機26が作動し
て、図3(B)のようにトラフ25が、トラフ25に対
する物品Mの静摩擦抵抗に打ち勝たない程度のピーク値
を持つ速度VF で前進側(X方向)に移動する。これに
より、物品Mはトラフ25と一体となって前進側に移動
する。なお、物品Mは、わかり易くするために一部分の
みを記載している。
【0016】次に、駆動機26の逆作動により、図3
(C)のようにトラフ25が、トラフ25に対する物品
Mの静摩擦抵抗に打ち勝つように、前記前進速度VF
り大きいピーク値を持つ速度VR で後退側(Y方向)に
移動する。これにより、物品Mは、トラフ25上を、静
摩擦抵抗より小さい動摩擦抵抗を受けながら相対的に前
進側に滑って移動する。以下、図3(D),(E)に示
すように、トラフ25の前記往復動を繰り返すことによ
り、物品Mが搬送方向に順次移動して搬送が行われ、ト
ラフ25の先端側の計量部のプールホッパ9(図1)に
物品Mが投入される。
【0017】また、図2のリニア搬送装置7は、駆動機
(リニアモータ)26を制御するコントローラ29、コ
ントローラ29に物品Mの目標速度を入力する入力手段
30、および第1,2記憶手段31,32を備える。第
1記憶手段31は、トラフ25の変位量と時間との関係
を示す多数のトラフ変位特性と、駆動機26を駆動させ
る駆動信号とを対応付けて記憶する。第2記憶手段32
は、トラフ25の振幅および搬送往路のトラフ25の加
速時間を含む後述するパラメータを変化させたときのト
ラフ変位速度と時間との関係を示す多数のトラフ速度特
性を記憶する。さらに、コントローラ29は、変位特性
演算手段51、位置演算手段52、速度演算手段53、
第1の駆動信号選択手段54を備え、駆動機26に物品
Mの搬送速度が目標速度となるように駆動信号を出力し
て制御する。
【0018】以下、上記リニア搬送装置7の制御方法に
ついて説明する。まず、リニア搬送装置7のトラフ25
の駆動信号(運転パターン)が作成される。トラフ25
の運転パターンに用いられるパラメータは、往路運転周
波数、往路自起動周波数、復路運転周波数、復路自起動
周波数、往路加速時間、往路減速時間、復路加速時間、
復路減速時間、トラフ25の往復動ストローク(振幅)
の9つである。ここで、往路は前進行程、復路は後退行
程、自起動周波数は駆動機26への駆動信号の入力によ
ってトラフ25が動き始めるときの周波数を示す。この
パラメータの組合せを種々変化させて、トラフ変位速度
と時間との関係を示す多数のトラフ速度特性を作成す
る。これらは、コントローラ29に接続された図示しな
いコンピュータ上で運転パターンプログラムを実行し
て、パラメータの組合せごとに作成される。この多数の
トラフ速度特性は、第2の記憶手段32に記憶される。
【0019】この例では、パラメータの組合せが非常に
多いので(29 とおり)、各パラメータの物品Mの搬送
に対する影響の重要度に応じて、パラメータに重み付け
をしている。例えば、トラフ25の振幅のパラメータに
加えて、往路自起動周波数、往路加速時間および往路運
転周波数のパラメータの組合せを変化させる。これら往
路自起動周波数、往路加速時間および往路運転周波数の
パラメータにより搬送往路速度の傾き(図4の61)、
つまり搬送往路の加速度が定まる。搬送復路の各パラメ
ータは、リニアモータ26の最大能力を示す一定値に固
定される。
【0020】図4は、作成された多数のトラフ速度特性
の一例を示す。縦軸の上側は前進速度VF を、下側は後
退速度VR を表す。この波形は非正弦波であり、後退速
度V R のピーク値は、前進速度VF のピーク値より大き
い値とされる。なお、同図において、前進速度VF およ
び後退速度VR の波形と時間軸(横軸)とで囲まれる部
分の面積(波形の時間積分値)は、トラフ25の往復動
ストロークを表し、前進速度VF の部分の面積FSと後
退速度VR の部分の面積RSとは等しく、ピーク値の小
さい前進速度VF の波形の時間幅TF は、ピーク値の大
きい後退速度V R の波形の時間幅TR よりも長くなる。
【0021】図2の変位特性演算手段51は、図4のト
ラフ速度特性に基づいて、トラフ変位速度を時間積分す
ることにより、トラフ変位量と時間との関係を示すトラ
フ変位特性を求める。図5は、求められた多数のトラフ
変位特性の一例を示す。縦軸はトラフ変位量を、横軸は
時間を示す。同図において、復路時間は往路時間より短
く、例えば往路時間の1/2に設定される。この多数の
トラフ変位特性は、第1の記憶手段31に記憶される。
トラフ変位特性は、コントローラ29から出力される図
6に示す駆動信号によって駆動する駆動機(リニアモー
タ)26の駆動特性に対応する。駆動機26の駆動信号
は、コイル28への供給電力の大きさ、周波数、通電時
間等により形成され、トラフ変位特性がわかれば直ちに
求められる。こうして、リニア搬送装置7のトラフ25
の駆動信号が作成される。
【0022】位置演算手段52は、トラフ25の与えら
れた振幅と、トラフ25と物品M間の与えられた動摩擦
係数μ(v) とを用い、図5のトラフ変位特性を持つトラ
フ25で搬送される物品Mの次式(1)の運動方程式を
解いて、物品Mの搬送方向の位置を求める。この例では
動摩擦係数μ(v) を一定値としているが、物品Mの速度
に応じて変化する値としてもよい。式(1)において、
x は物品Mの位置、m は物品Mの質量、g は重力加速
度、X はトラフ25の位置、t は時間である。
【0023】
【数1】
【0024】すなわち、図4のトラフ変位特性に基づい
てトラフ25を運転すると仮定した場合に、トラフ25
の往路の位置X0におけるトラフ25の速度dX0/dtの値を
求めて、これを式(1)に代入してd2x1/dt2を求め、1
回積分して物品Mの速度dx1/dtを求め、2回積分して物
品Mの位置x1を求める。この場合、初期条件はx0=0、
dx0/dt=0である。
【0025】つぎに、トラフ25の往路の位置X1におけ
るトラフ25の速度dX1/dtの値を求めて、これを式
(1)に代入し、上記の得られたdx1/dtの値を用いてd2
x2/dt2を求め、1回積分して物品Mの速度dx2/dtを求
め、2回積分して物品Mの位置x2を求める。これらを繰
り返すことにより、物品Mの位置を逐次求めることがで
きる。
【0026】速度演算手段53は、トラフ25の1往復
動が終了した時点での物品Mの変位量を1往復時間で除
して物品Mの搬送速度を求める。つまり、前記1往復ご
との物品Mの位置の時間変化から物品Mの搬送速度を求
める。求められた物品Mの搬送速度は、各トラフ変位特
性を持つトラフ25で搬送されたものであるから、多数
のトラフ変位特性と物品Mの搬送速度との関係も求めら
れる。この物品Mの搬送速度とトラフ変位特性との関係
は上記の第1の記憶手段31に記憶される。したがっ
て、第1の記憶手段31には、トラフ変位特性と駆動機
26を駆動する駆動信号とが対応付けて記憶されている
ので、物品Mの搬送速度と駆動機26の駆動信号との関
係が多数記憶される。なお、物品Mの搬送速度と駆動機
26の駆動信号との関係は他の記憶手段に記憶させても
よい。
【0027】第1の駆動信号選択手段54は、入力手段
30からの物品Mの目標速度の入力により、求められた
物品Mの搬送速度が目標速度となるように、第1の記憶
手段31に記憶された物品Mの搬送速度と駆動機26の
駆動信号との関係から、駆動機26の駆動信号を選択す
る。すなわち、物品Mの目標速度に最も近い物品Mの搬
送速度に対応する駆動機26の駆動信号を選択する。こ
の選択された駆動機26の駆動信号は、コントローラ2
9から駆動機26に出力され、物品Mの搬送速度が目標
速度となるように制御される。
【0028】図7は、多数のトラフ変位特性の1つ(T
1)と多数の物品Mの変位特性C(C1、C2、…)の
一例を示す。縦軸は変位量を、横軸は時間を示す。同図
は、トラフ25の振幅が一定で、動摩擦係数μ(v) が種
々異なる場合のものである。例えば、上記入力された物
品Mの目標速度に対応した物品Mの変位特性は、物品M
の多数の変位特性Cのうち、最も近い変位特性C2とな
る。
【0029】こうして、多数のトラフ変位特性とトラフ
25の駆動機26を駆動する駆動信号とを対応付けて求
められ、かつ、各トラフ変位特性を持つトラフ25で搬
送される物品Mの搬送速度も求められているので、物品
Mの搬送速度と駆動機26の駆動信号との関係が多数求
められ、この関係に基づいて、物品Mの目標速度を入力
手段30により入力するだけで、物品Mの搬送速度が目
標速度となるように、駆動機26の駆動信号を容易に選
択することができる。
【0030】図8は、第2実施形態を示す。この実施形
態は、第1実施形態の物品Mの搬送速度を目標速度とす
るのと異なり、物品Mの搬送量を目標搬送量とするもの
である。このリニア搬送装置は、図2の構成に加えて、
移動量演算手段56、搬送量演算手段57を備え、図2
の第1の駆動信号選択手段54に代えて、第2の駆動信
号選択手段58を備えたものである。
【0031】上記移動量演算手段56は、上記求められ
た物品Mの搬送速度に基づいて物品Mの移動量を求め
る。搬送量演算手段57は、求められた移動量に単位長
さ当たりの物品Mの重量を乗算して物品Mの搬送量を求
める。求められた物品Mの搬送量は上記の物品Mの搬送
速度に基づいて求められるので、前述した物品Mの搬送
速度と駆動機26の駆動信号との関係から、物品Mの搬
送量と駆動機26の駆動信号との関係も求められる。こ
の物品Mの搬送量と駆動機26の駆動信号との関係は上
記の第1の記憶手段31に記憶される。
【0032】第2の駆動信号選択手段58は、入力手段
30からの物品Mの目標搬送量の入力により、求められ
た物品Mの搬送量が目標搬送量となるように、第1の記
憶手段31に記憶された物品Mの搬送量と駆動機26の
駆動信号との多数の関係から、駆動機26の駆動信号を
決定する。この決定された駆動機26の駆動信号はコン
トローラ29から駆動機26に出力され、物品Mの搬送
量が目標搬送量となるように制御される。
【0033】こうして、求められた記憶された物品Mの
搬送量と駆動機26の駆動信号との関係から、物品Mの
目標搬送量を入力するだけで、物品Mの搬送量が目標搬
送量となるように、駆動機26の駆動信号を容易に決定
することができる。
【0034】なお、上記各実施形態では、リニア搬送装
置の駆動機にリニアステッピングモータを用いている
が、他のリニアモータあるいは通常モータとカムリング
を組み合わせたものを用いてもよい。また、本発明のリ
ニア搬送装置は組合せ計量装置に限られず、物品を一定
量搬送する装置としても広く使用できる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明の一構成によれ
ば、多数のトラフ変位特性とトラフを駆動する駆動信号
とが対応付けて求められ、かつ、各トラフ変位特性を持
つトラフで搬送される物品の搬送速度も求められるの
で、物品の搬送速度と駆動機の駆動信号との関係が多数
求められ、この関係に基づいて、物品の目標速度を入力
するだけで、物品の搬送速度が目標速度となるように、
駆動機の駆動信号を容易に選択することができる。
【0036】本発明の他の構成によれば、求められた物
品の搬送量は物品の搬送速度に基づいて求められるの
で、物品の搬送速度と駆動機の駆動信号との関係による
物品の搬送量と駆動機の駆動信号との関係から、物品の
目標搬送量を入力するだけで、物品の搬送量が目標搬送
量となるように、駆動機の駆動信号を容易に決定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るリニア搬送装置を
使用した組合せ計量装置を示す一部切断した概略側面図
である。
【図2】同リニア搬送装置の制御系を示すブロック図で
ある。
【図3】(A)〜(E)は、同リニア搬送装置の搬送動
作を示す説明図である。
【図4】同リニア搬送装置のトラフ速度特性の一例を示
す特性図である。
【図5】同リニア搬送装置のトラフ変位特性の一例を示
す特性図である。
【図6】同リニア搬送装置の駆動信号の一例を示す特性
図である。
【図7】同リニア搬送装置の搬送動作の一例を示す特性
図である。
【図8】第2実施形態に係るリニア搬送装置の制御系を
示すブロック図である。
【符号の説明】
7…リニア搬送装置、29…コントローラ、31…第1
記憶手段、32…第1記憶手段、51…変位特性演算手
段、52…位置演算手段、53…速度演算手段、54…
第1駆動信号選択手段、56…移動量演算手段、57…
搬送量演算手段、58…第2駆動信号選択手段、M…物
品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森中 泰章 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株 式会社イシダ滋賀事業所内 (72)発明者 小泉 孝之 京都府京田辺市多々羅都谷1番地の3 同 志社大学工学部機械系学科内 (72)発明者 辻内 伸好 京都府京田辺市多々羅都谷1番地の3 同 志社大学工学部機械系学科内 Fターム(参考) 3F037 AA09 BA03 CA11 CB03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品が載置されるトラフを駆動機によっ
    て物品の搬送方向に往復動させて物品を搬送するリニア
    搬送装置の制御方法において、 前記トラフの変位量と時間との関係を示す多数のトラフ
    変位特性と、前記駆動機を駆動させる駆動信号とを対応
    付けて求め、 前記トラフの与えられた振幅と、トラフと物品間の与え
    られた動摩擦係数とを用い、前記トラフ変位特性を持つ
    トラフで搬送される物品の運動方程式を解いて、物品の
    搬送方向の位置を求め、 求められた物品の位置の時間変化から物品の搬送速度を
    求め、 求められた物品の搬送速度が目標速度となるように、前
    記駆動信号を選択することを特徴とするリニア搬送装置
    の制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 求められた物品の搬送速度に基づく物品の移動量から物
    品の搬送量を求め、 前記求められた物品の搬送速度が目標速度となるように
    前記駆動信号を選択するのに代えて、求められた搬送量
    が目標搬送量となるように前記駆動信号を決定するリニ
    ア搬送装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記トラフの振幅および搬送往路のトラフの加速時間を
    含むパラメータを変化させたときのトラフ変位速度と時
    間との関係を示すトラフ速度特性を多数求めておき、 前記トラフ変位速度を時間積分することにより、トラフ
    変位量と時間との関係を示す多数の前記トラフ変位特性
    を求めるリニア搬送装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 物品が載置されるトラフを駆動機によっ
    て物品の搬送方向に往復動させて物品を搬送するリニア
    搬送装置において、 前記トラフの変位量と時間との関係を示す多数のトラフ
    変位特性と、前記駆動機を駆動させる駆動信号とを対応
    付けて記憶する第1記憶手段と、 前記トラフの与えられた振幅と、トラフと物品間の与え
    られた動摩擦係数とを用い、前記トラフ変位特性を持つ
    トラフで搬送される物品の運動方程式を解いて物品の搬
    送方向の位置を求める位置演算手段と、 求められた物品の位置の時間変化から物品の搬送速度を
    求める速度演算手段と、 求められた物品の搬送速度が目標速度となるように、前
    記駆動信号を選択する第1の駆動信号選択手段とを備え
    たことを特徴とするリニア搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 求められた物品の搬送速度に基づく物品の移動量から物
    品の搬送量を求める搬送量演算手段と、 前記第1の駆動信号選択手段に代えて、求められた搬送
    量が目標搬送量となるように、前記駆動信号を決定する
    第2の駆動信号選択手段とを備えたことを特徴とするリ
    ニア搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、さらに、 前記トラフの振幅および搬送往路のトラフの加速時間を
    含むパラメータを変化させたときのトラフ変位速度と時
    間との関係を示す多数のトラフ速度特性を記憶する第2
    記憶手段と、 前記トラフ変位速度を時間積分することにより、トラフ
    変位量と時間との関係を示す多数の前記トラフ変位特性
    を求める変位特性演算手段とを備えたことを特徴とする
    リニア搬送装置。
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