JPH10221239A - 被搬送体とコンベアとの間の摩擦係数測定方法及びその装置 - Google Patents

被搬送体とコンベアとの間の摩擦係数測定方法及びその装置

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JPH10221239A
JPH10221239A JP2759197A JP2759197A JPH10221239A JP H10221239 A JPH10221239 A JP H10221239A JP 2759197 A JP2759197 A JP 2759197A JP 2759197 A JP2759197 A JP 2759197A JP H10221239 A JPH10221239 A JP H10221239A
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friction
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Kenji Matsumura
健治 松村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造及び操作手順が簡単な装置によって、作
業員に過重な負担をかけないで、被搬送体とコンベアと
の間の摩擦係数を、効率よくかつ正確に把握することが
できる被搬送体とコンベアとの間の摩擦係数を測定する
方法を提供する。 【解決手段】 被搬送体とコンベアとの間の摩擦係数を
測定する方法であって、表面に潤滑剤が塗布されたコン
ベアによって搬送される被搬送体を、コンベアの上部に
設けられた案内手段によってコンベアの進行方向に移動
させ、この被搬送体を案内手段の終端部に設置した荷重
計によって被搬送体の押し荷重を測定し、この押し荷重
をロードセルコンバータに入力し、このロードセルコン
バータで被搬送体の重量と前記押し荷重とにより、計算
式μ=W/mg(μ=摩擦係数、m=被搬送体の重量kg、
g=重力加速度m/S2、W=押し荷重kgf)によって被
搬送体とコンベアとの摩擦係数を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、壜、缶等の、被
搬送体と、これを搬送するコンベアとの間の摩擦係数を
測定する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビール、ジュース等の流動体を収容した
壜、缶等の倒れ易い被搬送体をステンレス、樹脂等製コ
ンベアに載置して搬送することが広く行われ、その際被
搬送体を安定的に搬送させるために、コンベアの表面に
潤滑剤を塗布している。ところがこのような際、コンベ
アの起動、途中加速、停止時における速度変化によっ
て、被搬送体が倒れる場合がしばしば起こり、コンベア
を停止させなければならなくて、作業効率を低下させる
という問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこでこのような問題
を解消し、被搬送体が倒れるのを防止することが必要で
あり、そのために被搬送体と、コンベアとの間の摩擦係
数を知り、これを適正値に保持することが必要である。
そこで従来は被搬送体の重心位置から、転倒速度を経験
式で算出しているが、潤滑剤によるすべり性と、コンベ
アの表面の摩耗状態を係数化していなくて、被搬送体と
コンベアとの間の摩擦係数の変移を正確に把握し、適正
な摩擦係数に保持することが困難であるという問題があ
る。
【0004】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の摩擦係数測定方法及びその装置のもつ問題を解消
し、構造及び操作手順が簡単な装置によって、作業員に
過重な負担をかけないで、被搬送体とコンベアとの間の
摩擦係数を、効率よくかつ正確に把握することができる
被搬送体とコンベアとの間の摩擦係数測定、適正値保持
方法及びその装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記のような
目的を達成するために、被搬送体とコンベアとの間の摩
擦係数測定方法であって、請求項1に記載の発明は、表
面に潤滑剤が塗布されたコンベアによって搬送される被
搬送体を、コンベアの上部に設けられた案内手段の案内
によって、コンベアの進行方向に移動させ、この被搬送
体を案内手段の終端部に設置した荷重計によって被搬送
体の押し荷重を測定し、この押し荷重を制御手段の摩擦
係数演算部に入力し、この摩擦係数演算部で予めここに
入力されている被搬送体の重量と、前記押し荷重とによ
り、計算式μ=W/mg(μ=摩擦係数、m=被搬送体の
重量kg、g=重力加速度m/S2、W=押し荷重kgf)に
よって演算して、被搬送体とコンベアとの摩擦係数
(μ)を測定することを特徴とするものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、摩擦係数演算部で演算された被搬送体
とコンベアとの間の摩擦係数を制御手段の制御部に入力
し、この測定摩擦係数と制御部に設定された基準摩擦係
数とを対比して、その過不足に対応して制御部によっ
て、潤滑剤供給部を制御して潤滑剤供給量を調節するこ
とを特徴とするものである。
【0007】請求項3に記載の発明は、被搬送体とコン
ベアとの間の摩擦係数測定装置において、コンベアの被
搬送体の載置面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、
コンベアの上方に設けられて、コンベアによって搬送さ
れる被搬送体を、コンベアの進行方向に移動させる案内
手段と、この案内手段の終端部に設置されて被搬送体の
押し荷重を測定する荷重計と、この荷重計によって測定
された被搬送体の押し荷重を入力して、被搬送体の重量
と前記押し荷重とにより、計算式μ=W/mg(μ=摩擦
係数、m=被搬送体の重量kg、g=重力加速度m/S2
W=押し荷重kgf)によって被搬送体と、コンベアとの
摩擦係数(μ)を演算する摩擦係数演算部を有する制御
手段とを具えていることを特徴とするものである。
【0008】請求項4,5に記載の発明は、請求項3に
記載の発明において、荷重計はロードセル又はストレー
ンゲージによって構成され、摩擦係数演算部はロードセ
ルコンバータ又はストレーンゲージアンプと演算部とを
有することを特徴とするものである。
【0009】請求項6に記載の発明は、請求項3ないし
5のいずれかに記載の発明において、コンベアは複数の
チェーンリンクを有し、潤滑剤供給管は被搬送体の荷重
計の上流において、各チェーンリンクの表面に開口する
供給管部を有することを特徴とするものである。
【0010】請求項7に記載の発明は、請求項3ないし
6のいずれかに記載の発明において、潤滑剤供給部は潤
滑剤供給管を有し、潤滑剤供給管には調整弁が設けら
れ、この調整弁は制御手段の制御部によって作動される
インバータによって開閉調節されることを特徴とするも
のである。
【0011】請求項8に記載の発明は、請求項3ないし
7のいずれかに記載の発明において、案内手段は被搬送
体の両側に配置された案内板を有し、この案内板の間隔
は後部が狭くなっており、又は前記案内板の後部開口部
を開放可能な閉鎖板で連結されていることを特徴とする
ものである。
【0012】請求項9に記載の発明は、請求項3ないし
8のいずれかに記載の発明において、荷重計は上下位置
への移動が可能となっていることを特徴とするものであ
る。
【0013】
【実施の形態】図面に示す各実施形態において、同様の
部分には同一の符号を付して説明を省略し、主として異
なる部分について説明することとする。図1に示すこの
発明の第1実施形態において、1は複数(この実施形態
では5個)のステンレス製のチェーンリンク1−1〜5
を有するコンベア、2は壜からなる被搬送体をそれぞれ
示し、コンベア1の両側には案内板3が設けられ、また
コンベア1の上方には案内手段5が配置されている。こ
の案内手段5において、チェーンリンク1−2,4の外
側に沿って外側案内板4が設けられ、この外側案内板4
間に直角方向にフラットバー6を取付け、このフラット
バー6の両端にチェーンリンク1−3の両側に沿って内
側案内板7が設けられている。そしてフラットバー6に
は内側案内板7間において、被搬送体2の押し荷重を測
定するロードセルからなる荷重計9を設置している。
【0014】チェーンリンク1−2,3,4の上方に、
これらの載置面に潤滑剤8を供給する潤滑剤供給手段11
を設け、この潤滑剤供給手段11は潤滑剤供給管13を有
し、潤滑剤供給管13には調整弁14が設けられていて、イ
ンバータ16によって開閉調節されるようになっている。
荷重計9は制御手段17のロードセルコンバータを有する
摩擦係数演算部18と接続され、この摩擦係数演算部18は
制御部19に接続されており、制御部19はインバータ16と
接続されている。
【0015】前記のものにおいて被搬送体2とコンベア
1との摩擦係数を測定するに際しては、潤滑剤供給手段
11によってコンベア1に潤滑剤を供給し、測定用の被搬
送体2′を移動中のコンベア1のチェーンリンク1−3
上の内側案内板7で仕切られた区域に載せて、内側案内
板7間を他のチェーンリンクに載せられて移動する被搬
送体2と同様に図1に矢印に示すように移動させる。そ
して被搬送体2が荷重計9に当接してこれを押圧してひ
ずみを生じ、このひずみが摩擦係演算部18に入力され
て、押し荷重W(kgf)として演算され、その押し荷重
W(kgf)が予め被搬送体2′の重量m(kg)が設定さ
れている制御部19に入力され、これらの押し荷重Wと被
搬送体2′の重量mとにより、計算式μ=W/mg(μ=
摩擦係数、g=重力加速度m/S2)によって被搬送体2
と、コンベア1との摩擦係数(μ)が算出され、このよ
うにして測定された被搬送体とコンベアとの間の摩擦係
数は、制御手段17の図示しない記録部に図3に示すよう
に連続チャートされて表示される。そしてこのような摩
擦係数によって潤滑剤量の過不足を判断し、それが適正
となるように調節する。
【0016】この実施形態においては、それを自動的に
遂行するために、前記のようにして算出された摩擦係数
が制御部19に入力され、この測定摩擦係数μとここに設
定された基準摩擦係数μsとを対比して、μ≒μsの場合
には前記の操作条件をそのままとして操作を続行する。
しかし、μ≠μsの場合には制御部19によって、インバ
ータ16を作動して調整弁14の開閉調節を行うこととな
り、潤滑剤の供給量と摩擦係数との関係は事前の試験に
よって予め求められていて、これに基づいて測定摩擦係
数μが基準摩擦係数μsとなるような適正量となるよう
に制御することとなる。
【0017】ここで基準摩擦係数μsは、この実施形態
では事前の試験によって予め求められていて「5」とな
っており、摩擦係数μがμ>0.5のときはインバータ16
を強にして、潤滑剤供給管13から潤滑剤を多く供給し、
μ<0.5のときインバータ16を弱にして、潤滑剤供給
管13から潤滑剤を少なく供給する。このようにして被
搬送体2と、コンベア1との摩擦係数が、人手を要する
ことなく被搬送体2が転倒することのない適正値に常時
自動的に保持されることになる。
【0018】図2にはこの発明の第2実施形態が示され
ており、この実施形態の第1実施形態と異なる点は、案
内手段5が鈎部材21によって支持棒12に横方向に移動可
能に設けられて、コンベア1のチェーンリンク1−4〜
7との間を移動することができることと、荷重計9が摩
擦係数表示部27を有する制御手段17と接続されているこ
とと、内側案内板7が制御手段17に直接設けられている
こととである。
【0019】この第2実施形態においては、第1実施形
態におけると同様の手順で、被搬送体2と、コンベア1
と各チェーンリンク1−4〜7との摩擦係数μを算出
し、この摩擦係数μを制御手段17に入力して連続チャー
トして摩擦係数表示部27に表示するとともに、算出され
た摩擦係数μが、μ>0.5のときには潤滑剤供給手段11
に潤滑剤を多く供給し、μ<0.5のときには潤滑剤供給
手段11に潤滑剤を少なく供給する。このような測定が案
内手段5を支持棒12に沿って横方向に移動させることに
よって、複数のチェーンリンク1−4,5,6,7毎に
摩擦係数μを測定することができる。
【0020】図3にはこの発明の第3実施形態が示され
ており、この実施形態の第2実施形態と異なる点は、案
内手段5の外側案内板4がフラットバーと一体となっ
て、進行方向前方に向けて彎曲形となっていることと、
荷重計9がロードセルに代わるストレインゲージによっ
て構成されてゲージ台22に取付けられ、摩擦係数演算部
18はロードセルコンバータに代わるストレインゲージア
ンプを有していることと、ゲージ台22にはサーボモータ
23が取付けられていて、このサーボモータ23の作動軸に
ピニオン24が取付けられ、このピニオン24が外側案内板
4間に横架したラック26と噛合していて、ピニオン24の
回転によってゲージ台22が、コンベア1のチェーンリン
ク1−2〜8との間を移動することができることと、内
側案内板7はゲージ台22に取付けられて後方が狭幅とな
っていて、被搬送体2′を包持するようになっているこ
とと、ゲージ台22の移動量を監視する近接無接点リレー
を使用する移動量センサ25が設けられていることとであ
る。
【0021】この第3実施形態においては、被搬送体
2′を内側案内板7で包持して、サーボモータ23を作動
してピニオン24が回転するにつれて、ゲージ台22がラッ
ク26に沿って横方向に往復移動し、コンベア1を停止す
ることなく、各チェーンリンク1−2〜8毎に摩擦係数
μを測定することができる。
【0022】そして第2実施形態におけると同様にし
て、連続的に被搬送体2と各チェーンリンク1−2〜8
との摩擦係数μが算出され、この摩擦係数μを制御手段
17に入力して連続チャートして摩擦係数表示部27に表示
するとともに、その算出された摩擦係数μがμ>0.5の
ときには、潤滑剤供給手段11に潤滑剤を多く供給し、μ
<0.5のときには潤滑剤供給手段11に潤滑剤を少なく供
給する。そしてこの間ゲージ台22の横方向移動量を移動
量センサ25で監視し、各チェーンリンク毎の測定時間を
設定し、自動的にサーボモータ23で移動させて測定する
こととなる。
【0023】図4,5にはこの発明の第4実施形態が示
されており、この実施形態の第2実施形態と異なる点
は、案内手段5の外側案内板4間に案内レール29が横架
されていて、これにサーボモータ23が取付けられている
ゲージ台22が横方向移動可能に装着されていることと、
案内手段5がゲージ台22に取付けられていることと、外
側案内板4間に案内レール29と平行にラック31が横架さ
れていることと、ゲージ台22にはサーボモータ23が取付
けられていて、このサーボモータ23の作動軸にピニオン
24が取付けられ、このピニオン24がラック31と噛合して
いて、ピニオン24の回転によってゲージ台22が、コンベ
ア1のチェーンリンク1−2〜4との間を移動すること
ができることと、一方の内側案内板7の基端は板ゲージ
台22に上下動可能に装着され、他方の内側案内板7′の
基端は内側案内板7に横方向移動が可能なように装着さ
れていることと、両内側案内板7,7′の自由端は、開
閉杆30によって連結可能となっていることとである。
【0024】前記における一方の内側案内板7の基端の
ゲージ台22への取付構造は、ゲージ台22に設けた縦溝32
に内側案内板7に設けた突部33が摺嵌し、他方の内側案
内板7′に設けた横溝34に内側案内板7に設けた突部36
が摺嵌し、ゲージ台22の内側案内板7に面する側面に縦
向ラック37を形成し、内側案内板7の基端部に縦向ラッ
ク37に噛合するねじ棒38が回動可能に支持されている。
そして内側案内板7′の基端部にはストレインゲージに
よって構成されている荷重計9が設けられ、第4実施形
態におけると同様に摩擦係数演算部18及び制御手段17な
らびに図示を省略した潤滑剤供給手段11、潤滑剤供給管
13、調整弁14、インバータ16等が設けられている。
【0025】そして内側案内板7′の基端の内側案内板
7に対する横方向位置は、締着ボルト39の締着によって
保持されることとなる。さらに開閉杆30の基端は内側案
内板7′の自由端に枢支され、その自由端には長孔40が
穿設されており、内側案内板7のこれに対向位置にねじ
孔41が設けられていて、内側案内板7′の横方向変位時
には長孔40を貫通している締着ボルト42を取外して、図
4に示すように開閉杆30を開放してコンベア1上に被搬
送体2′を載置して、内側案内板7′を内側案内板7に
向けて移動し、その終了後開閉杆30を閉鎖し、着ボルト
42を締着することによって被搬送体2′をその位置に保
持することとなる。
【0026】またねじ棒38の上端にはハンドル43が取付
けられてあって、被搬送体2′の高さに応じて、高さが
高くて重心が高位にある場合には、ハンドル43の操作に
よってねじ棒38を回動して荷重計9を上昇させ、重心が
低位にある場合には、ハンドル43の操作によってねじ棒
38を反対方向に回動して荷重計9を下降させる。このよ
うにすることによって被搬送体2′の高さの如何にかか
わらず、その測定精度を一定して正確に行うことができ
る。
【0027】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、請求項
1に記載の発明は、被搬送体とコンベアとの間の摩擦係
数測定方法であって、表面に潤滑剤が塗布されたコンベ
アによって搬送される被搬送体を、コンベアの上部に設
けられた案内手段の案内によって、コンベアの進行方向
に移動させ、この被搬送体を案内手段の終端部に設置し
た荷重計によって被搬送体の押し荷重を測定し、この押
し荷重を制御手段の摩擦係数演算部に入力し、この摩擦
係数演算部で予めここに入力されている被搬送体の重量
と、前記押し荷重とにより、計算式μ=W/mg(μ=摩
擦係数、m=被搬送体の重量kg、g=重力加速度m/
2、W=押し荷重kgf)によって演算して、被搬送体と
コンベアとの摩擦係数(μ)を測定するので、構造及び
操作手順が簡単な装置によって、作業員に過重な負担を
かけないで、被搬送体とコンベアとの間の摩擦係数を、
効率よくかつ正確に把握することができるという効果が
ある。
【0028】請求項2に記載の発明は、摩擦係数演算部
で演算された被搬送体とコンベアとの間の摩擦係数を制
御手段の制御部に入力し、この測定摩擦係数と制御部に
設定された基準摩擦係数とを対比して、その過不足に対
応して制御部によって、潤滑剤供給部を制御して潤滑剤
供給量を調節するので、被搬送体とコンベアとの間の摩
擦係数は、人手を要することなく被搬送体が転倒するこ
とのない適正値に常時自動的に保持されるという効果が
ある。
【0029】請求項3に記載の発明は、被搬送体とコン
ベアとの間の摩擦係数測定装置において、コンベアの被
搬送体の載置面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、
コンベアの上方に設けられて、コンベアによって搬送さ
れる被搬送体を、コンベアの進行方向に移動させる案内
手段と、この案内手段の終端部に設置されて被搬送体の
押し荷重を測定する荷重計と、この荷重計によって測定
された被搬送体の押し荷重を入力して、被搬送体の重量
と前記押し荷重とにより、計算式μ=W/mg(μ=摩擦
係数、m=被搬送体の重量kg、g=重力加速度m/S2
W=押し荷重kgf)によって被搬送体と、コンベアとの
摩擦係数(μ)を演算する摩擦係数演算部を有する制御
手段とを具えているので、前記のような摩擦係数の測定
を効率よく、しかも正確に遂行することができるという
効果がある。
【0030】請求項4,5に記載の発明は、請求項3に
記載の発明において、荷重計はロードセル又はストレー
ンゲージによって構成され、摩擦係数演算部はロードセ
ルコンバータ又はストレーンゲージアンプと演算部とを
有するので、構造が簡単で安価に提供することができる
という効果がある。
【0031】請求項6,7に記載の発明は、請求項3な
いし5のいずれかに記載の発明において、コンベアは複
数のチェーンリンクを有し、潤滑剤供給管は被搬送体の
荷重計の上流において、各チェーンリンクの表面に開口
する供給管部を有し、潤滑剤供給管には調整弁が設けら
れ、この調整弁は制御手段の制御部によって作動される
インバータによって開閉調節されるので、被搬送体とコ
ンベアとの間の摩擦係数は、人手を要することなく被搬
送体が転倒することのない適正値に常時自動的に保持さ
れるという効果がある。
【0032】請求項8に記載の発明は、案内手段は被搬
送体の両側に配置された案内板を有し、この案内板の間
隔は後部が狭くなっており、又は前記案内板の後部開口
部を開放可能な閉鎖板で連結されているので、摩擦係数
の測定中においてコンベアの移動中に被搬送体が進行方
向の垂直方向に移動したり、又は被搬送体が測量区域か
ら外部に飛び出したりすることを有効に阻止することが
できるという効果がある。
【0033】請求項9に記載の発明は、荷重計は上下位
置への移動が可能となっているので、被搬送体の高さの
如何にかかわらず、その測定精度を一定して正確に行う
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態の作動時における状態
を示す平面図である。
【図2】この発明の第2実施形態の作動時における状態
を示す斜面図である。
【図3】この発明の第3実施形態の作動時における状態
を示す斜面図である。
【図4】この発明の第4実施形態の作動時における状態
を示す平面図である。
【図5】同上の要部の正面図である。
【符号の説明】
1 コンベア 2,2′ 被搬送体 3 案内板 4 外側案内板 5 案内手段 6 フラットバー 7 内側案内板 8 潤滑剤 9 荷重計 11 潤滑剤供給手段 12 支持棒 13 潤滑剤供給管 14 調整弁 16 インバータ 17 制御手段 18 摩擦係数演算部 19 制御部 21 鈎部材 22 ゲージ台 23 サーボモータ 24 ピニオン 25 移動量センサ 26 ラック 27 摩擦係数表示部 29 案内レール 30 開閉杆 31 ラック 32 縦溝 33 突部 34 横溝 36 突部 37 縦向ラック 38 ねじ棒 39 締着ボルト 40 長孔 41 ねじ孔 42 締着ボルト 43 ハンドル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に潤滑剤が塗布されたコンベアによ
    って搬送される被搬送体を、コンベアの上部に設けられ
    た案内手段によって、コンベアの進行方向に移動させ、
    この被搬送体を案内手段の終端部に設置した荷重計によ
    って被搬送体の押し荷重を測定し、この押し荷重を制御
    手段の摩擦係数演算部に入力し、この摩擦係数演算部で
    予めここに入力されている被搬送体の重量と、前記押し
    荷重とにより、計算式μ=W/mg(μ=摩擦係数、m=
    被搬送体の重量kg、g=重力加速度m/S2、W=押し荷
    重kgf)によって演算して、被搬送体とコンベアとの摩
    擦係数(μ)を測定することを特徴とする被搬送体とコ
    ンベアとの間の摩擦係数測定方法。
  2. 【請求項2】 摩擦係数演算部で演算された被搬送体と
    コンベアとの間の摩擦係数を制御手段の制御部に入力
    し、この測定摩擦係数と制御部に設定された基準摩擦係
    数とを対比して、その過不足に対応して制御部によっ
    て、潤滑剤供給部を制御して潤滑剤供給量を調節するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の被搬送体とコンベアと
    の間の摩擦係数測定方法。
  3. 【請求項3】 コンベアの被搬送体の載置面に潤滑剤を
    供給する潤滑剤供給手段と、コンベアの上方に設けられ
    て、コンベアによって搬送される被搬送体を、コンベア
    の進行方向に移動させる案内手段と、この案内手段の終
    端部に設置されて被搬送体の押し荷重を測定する荷重計
    と、この荷重計によって測定された被搬送体の押し荷重
    を入力して、被搬送体の重量と前記押し荷重とにより、
    計算式μ=W/mg(μ=摩擦係数、m=被搬送体の重量k
    g、g=重力加速度m/S2、W=押し荷重kgf)によって
    被搬送体と、コンベアとの摩擦係数(μ)を演算する摩
    擦係数演算部を有する制御手段とを具えていることを特
    徴とする被搬送体とコンベアとの間の摩擦係数測定装
    置。
  4. 【請求項4】 荷重計はロードセルによって構成され、
    摩擦係数演算部はロードセルコンバータと演算部とを有
    することを特徴とする請求項3に記載の被搬送体とコン
    ベアとの間の摩擦係数測定装置。
  5. 【請求項5】 押し荷重計はストレーンゲージによって
    構成され、摩擦係数演算部はストレーンゲージアンプと
    演算部とを有することを特徴とする請求項3に記載の被
    搬送体とコンベアとの間の摩擦係数測定装置。
  6. 【請求項6】 コンベアは複数のチェーンリンクを有
    し、潤滑剤供給管は被搬送体の荷重計の上流において、
    各チェーンリンクの表面に開口する供給管部を有するこ
    とを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の被
    搬送体とコンベアとの間の摩擦係数測定装置。
  7. 【請求項7】 潤滑剤供給部は潤滑剤供給管を有し、潤
    滑剤供給管には調整弁が設けられ、この調整弁は制御手
    段の制御部によって作動されるインバータによって開閉
    調節されることを特徴とする請求項3ないし6のいずれ
    かに記載の被搬送体とコンベアとの間の摩擦係数測定装
    置。
  8. 【請求項8】 案内手段は被搬送体の両側に配置された
    案内板を有し、この案内板の間隔は後部が狭くなってお
    り、又は前記案内板の後部開口部を開放可能な閉鎖板で
    連結されていることを特徴とする請求項3ないし7のい
    ずれかに記載の被搬送体とコンベアとの間の摩擦係数測
    定装置。
  9. 【請求項9】 荷重計は上下位置への移動が可能となっ
    ていることを特徴とする請求項3ないし8のいずれかに
    記載の被搬送体とコンベアとの間の摩擦係数測定装置。
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