JP2016210537A - 均し装置、均し方法及び組合せ計量装置 - Google Patents

均し装置、均し方法及び組合せ計量装置 Download PDF

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Abstract

【課題】物品を効果的に均すことができる均し装置、均し方法及び組合せ計量装置を提供する。【解決手段】均し装置70は、物品の供給を受けるときは、ホッパ72の収容部73の内面積を排出するときよりも大きくする。すると、収容部73内に供給された物品の間に隙間が多く形成されるため、物品は振動等により移動し易く、物品の自重によって自動的に収容部73内にて整列される(棒状物品では高さが揃えられる)。一方、物品を排出するときは、収容部73の内面積を供給を受けたときよりも小さくする。すると、物品は整列して纏まり、その最大径が排出先の容器の内径よりも小さくなって収容部73から排出される。したがって、物品の一部が容器から突出することが抑制される。【選択図】図3

Description

本発明は、均し装置、均し方法及び組合せ計量装置に関する。
従来の均し装置としては、供給された棒状の物品を筒状のホッパに一時的に貯留し、貯留された物品に振動を与えた後に、物品を排出するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−37216号公報
上述の棒状の物品は、筒状の容器に対して、容器の軸方向に物品の長手方向(縦方向)が沿うように収容される。このように収容される物品は、容器内において物品同士に隙間ができるだけ生じないように、密集して収容される。この場合、物品を容器に充填させる装置、例えば組合せ計量装置は、物品の長手方向が揃うように物品を整列させ、且つ、纏まった状態の物品の最大径を容器の内径よりも小さくする必要がある。そのため、上記組合せ計量装置に取り付けられ部材であって、上記容器への投入前に物品を一時的に貯留するホッパは、通常、容器と同様の形状(内径)とされている。
より具体的に、上記組合せ計量装置は、上記ホッパに対して、組合せ計量が実施された物品を供給する。このとき、物品は、シュート等を介してホッパに供給される。この場合、シュート等の形状に依存して、棒状の物品における長手方向の向きは、ホッパに投入される時点においてそれぞれ異なる。その後、ホッパから容器に物品が投入される場合、容器に収容される物品の一部は、その全体が容器内にすべて収まりきらず、容器の上方に突出する。作業者は、この状態で容器に物品の充填を試みた場合、蓋を閉める際に物品を破損させるおそれがある。
そのため、棒状の物品を容器に充填させる装置は、上記従来の装置のように、ホッパに物品を貯留した状態で、当該物品に対して振動を与える。その結果、物品を均し、物品の高さが揃うように整列を図る。しかしながら、物品がホッパ内にて密集している場合、充填させる装置は、ホッパ内に貯留された物品に対していくら振動を与えたとしても、物品の高さを整列させ難い。要するに、個々の物品がホッパ内で移動できるスペースが僅かであるため、充填させる装置は、物品に振動を与えたとしても、物品全体が揺れるだけで、突出した物品を整列させる、又は沈み込ませ難い。そのため、均すための動作が効果的に作用せず、物品が整列さていない状態で容器に充填されるという状況が依然として生じ得る。
本発明は、物品を効果的に均すことができる均し装置、均し方法及び組合せ計量装置を提供することを目的とする。
本発明に係る均し装置は、物品の供給を受けて当該物品を一時的に貯留させ、さらに貯留させた物品を排出するホッパと、ホッパにおける物品を収容する収容部の内面積を変更させる制御部と、を備える。収容部の内面積とは、収容部を例えば鉛直方向から見たときの、収容部の内側の面積である。
この均し装置では、制御部は、ホッパにおける物品を収容する収容部の内面積を変更させる。この構成により、例えば、物品の供給を受けるときには、収容部の内面積を、排出するときよりも大きくできる。
上記のように構成することにより、均し装置は、例えばホッパにおける物品を収容する収容部の内面積を大きくできる。この場合、シュート等からホッパ内に供給された物品は、物品間に隙間が多く形成される。そのため、物品は、例えば振動等による移動が制限され難い。よって、シュート等から容器内に供給された物品は、その自重によって自動的に容器内にて整列できる(棒状の場合には、高さが揃えられる)。
一方、均し装置は、物品を排出する場合、ホッパの収容部の内面積を、供給を受けたときよりも小さくできる。このとき、内面積を小さくする過程で、物品を整列させつつ、物品を纏められる。したがって、均し装置は、物品を効果的に均せる。そして、均し装置は、収容部の内面積を排出先の例えば容器の形状に合わせた大きさに設定することで、物品が整列し、且つ、纏まった状態の物品の最大径が容器の内径よりも小さい状態で、物品をホッパから排出できる。したがって、例えば、容器に充填された物品の一部が突出する状態を抑制できる。
一実施形態においては、制御部は、ホッパの動作状態に応じて、内面積を変更させてもよい。この構成では、例えば、上述のように、制御部は、ホッパが物品の供給を受ける状態と判断する場合、収容部の内面積を大きくできる。さらに制御部は、ホッパが物品を排出する状態と判断する場合、収容部の内面積を小さくできる。これにより、均し装置は、物品を効果的に均せる。
一実施形態においては、制御部は、ホッパに物品が供給されるときには収容部が第1の内面積となり、ホッパから物品が排出されるときには収容部が第1の内面積よりも小さい第2の内面積となるように、ホッパの動作を制御してもよい。言い換えれば、制御部は、ホッパに物品が供給される場合、物品を排出するときの第2の内面積よりも大きい第1の内面積となるようにホッパの動作を制御する。このように、均し装置は、収容部を第1の内面積と第2の内面積との間で、その内面積を変更できる。その結果、均し装置は、物品を効果的に均せると共に、物品が収容される容器等に対応した状態で物品を排出できる。
一実施形態においては、制御部は、ホッパに物品が供給された後で且つホッパから当該物品が排出される前までは収容部が第2の内面積よりも小さい第3の内面積となり、その後、ホッパから物品が排出されるときには第2の内面積となるようにホッパの動作を制御してもよい。ホッパから物品が排出される際、少なくともホッパの内面と接触する物品は、この内面と物品との間に発生する摩擦抵抗により物品排出が妨げられる。そこで、物品を均すときには第3の内面積となり、物品を排出するときには第3の内面積よりも大きい第2の内面積となるようにホッパを制御する。これにより、物品をホッパから排出するときの物品とホッパとの摩擦抵抗を小さくできる。したがって、均し装置は、物品をホッパからスムーズに後段に配置される所定の装置に対して排出できる。
一実施形態においては、ホッパを揺動させる揺動部を備え、制御部は、揺動部の動作を制御してもよい。このように、ホッパ内の物品を揺らすことにより、物品をより効果的に均せる。
一実施形態においては、揺動部は、鉛直方向の軸を中心にホッパを正逆転させる。この構成によれば、物品がホッパ内において左右に揺さぶられる。このように、物品を2方向に移動させることにより、物品の移動量を大きくできる。したがって、物品をより効果的に均せる。
一実施形態においては、軸は、収容部を鉛直方向から見て、収容部の中心に設定されていてもよい。これにより、ホッパは、収容部を中心として正逆転する。そのため、収容部内の物品をまんべんなく揺らせる。したがって、上記のように構成した均し装置は、物品をより効果的に均せる。
一実施形態においては、制御部は、揺動部を動作させた状態で、収容部の内面積が第1の内面積から第2の内面積に時間的に連続して変更されるようにホッパの動作を制御してもよい。
このように、揺動部を動作させながら収容部の内面積を徐々に小さくすることにより、収容部の内面積を小さくする過程においてホッパ内に収容される物品の破損を低減できる。つまり、均し装置は、揺動部を動作させることにより物品間の隙間を小さくすると共に、この隙間が小さくなる際に形成されるホッパと物品との隙間を、ホッパ自体を小さくすることにより小さくできる。したがって、上記のように構成した均し装置は、単に収容部の内面積を変動させる場合と比較して、物品の破損を低減させながら物品を均せる。
一実施形態においては、制御部は、揺動部を停止させた状態で、収容部の内面積が第2の内面積から第1の内面積に変更されるようにホッパの動作を制御してもよい。第2の内面積から第1の内面積に変更されるときには、収容部に物品が貯留されていない。そのため、第2の内面積から第1の内面積に変更するときに揺動部を停止させることにより、均し装置は、不要な動作を停止できる。その結果、均し装置は、省エネルギー化を図ることができる。
一実施形態においては、制御部は、揺動部を動作させた状態で、収容部の内面積を小さくする動作と内面積を大きくする動作とが交互に連続的に行われるようにホッパの動作を制御してもよい。このように、収容部の内面積が連続的に変更される動作と揺動部による揺動とを一緒に行うことにより、収容部内の物品の移動がよりダイナミックになる。したがって、物品を均す効果を更に得ることができる。
一実施形態においては、ホッパの収容部は、筒状を呈しており、制御部は、収容部の内径が変化するようにホッパの動作を制御してもよい。ホッパは、収容部の内径が変化させられることにより、収容部の内面積が変化する。したがって、均し装置では、ホッパの収容部の内径を変化させることにより、収容部の内面積を自在に変更できる。
本発明に係る均し方法は、物品の供給を受けて当該物品を一時的に貯留させ、さらに貯留させた物品を排出するホッパと、ホッパの動作を制御する制御部と、を備える均し装置における前記物品の均し方法であって、制御部によって、ホッパにおける物品を収容する収容部の内面積を変更させる。
この均し方法では、制御部によって、ホッパにおける物品を収容する収容部の内面積を変更させる。これにより、例えば、物品の供給を受けるときには、収容部の内面積を、排出するときよりも大きくできる。
上記の均し方法では、例えばホッパにおける物品を収容する収容部の内面積を大きくできる。この場合、シュート等からホッパ内に供給された物品は、物品間に隙間が多く形成される。そのため、物品は、例えば振動等による移動が制限され難い。よって、シュート等から容器内に供給された物品は、その自重によって自動的に容器内にて整列できる(棒状の場合には、高さが揃えられる)。
一方、均し方法では、物品を排出する場合、ホッパの収容部の内面積を、供給を受けたときよりも小さくできる。このとき、内面積を小さくする過程で、物品を整列させつつ、物品を纏められる。したがって、均し方法では、物品を効果的に均せる。
本発明に係る組合せ計量装置は、物品を計量する複数の計量部と、計量部で計量された物品を目標重量になるように組合せ選択を行う組合せ制御部と、組合せ制御部にて選択された計量部から排出される物品を集合させる集合シュートと、集合シュートから物品の供給を受けて当該物品を一時的に貯留させ、さらに貯留させた物品を排出するホッパと、ホッパにおける物品を収容する収容部の内面積を変更させるホッパ制御部と、を備える。
この組合せ計量装置では、組合せ計量された物品を次の工程(装置)に排出するホッパにおける物品を収容する収容部の内面積を変更させるホッパ制御部を備えている。この構成により、例えば、物品の供給を受けるときには、収容部の内面積を、排出するときよりも大きくできる。
上記のように構成することにより、組合せ計量装置の均し装置は、例えばホッパにおける物品を収容する収容部の内面積を大きくできる。この場合、シュート等からホッパ内に供給された物品は、物品間に隙間が多く形成される。そのため、物品は、例えば振動等による移動が制限され難い。よって、シュート等から容器内に供給された物品は、その自重によって自動的に容器内にて整列できる(棒状の場合には、高さが揃えられる)。
一方、組合せ計量装置の均し装置は、物品を排出する場合、ホッパの収容部の内面積を、供給を受けたときよりも小さくできる。このとき、内面積を小さくする過程で、物品を整列させつつ、物品を纏められる。したがって、組合せ計量装置の均し装置は、物品を効果的に均せる。
本発明によれば、物品を効果的に均すことができる。
一実施形態に係る均し装置を備える組合せ計量装置の構成を模式的に示す図である。 本実施形態に係る組合せ計量装置の電気的構成を模式的に説明するブロック図である。 均し装置を示す斜視図である。 均し装置を上から見た平面図である。 均し装置を下から見た平面図である。 変更機構の動作を説明するための図である。 変更機構の動作を説明するための図である。 揺動装置の動作を説明するための図である。 揺動装置の動作を説明するための図である。
以下、適宜図面を参照しながら、本実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(1)全体構成
図1は、一実施形態に係る均し装置を備える組合せ計量装置の構成を模式的に示す図である。図2は、本実施形態に係る組合せ計量装置の電気的構成を模式的に説明するブロック図である。
組合せ計量装置1は、物品供給シュート10と、分散テーブル20と、複数の放射フィーダ30と、複数のプールホッパ40と、複数の計量ホッパ(計量部)50と、集合排出シュート部(集合シュート)60と、均し装置70と、制御部(組合せ制御部、ホッパ制御部)100と、を備えている。
上記構成を有する組合せ計量装置1は、以下のように機能する。組合せ計量装置1には、クロスフィーダCFにより、組合せ計量装置1の被計量物としての物品が搬送される。
ここで、クロスフィーダCFにより搬送される物品は、以下説明の便宜上、棒状を呈しているものとして説明する。ただし、搬送に係る物品は上記のような棒状の物品に限定されるものではなく、物品を貯留する部材において物品間に隙間が生じ、その結果均しが必要となるものであればどのようなものを用いても構わない。例えば、搬送される物品は、ポテトチップス等であっても構わない。
クロスフィーダCFによって搬送されてくる物品は、物品供給シュート10に投入される。物品供給シュート10に投入された物品は、分散テーブル20に供給される。分散テーブル20は、物品を分散させながら搬送し、分散テーブル20の周囲に配置された複数の放射フィーダ30に物品を供給する。放射フィーダ30のそれぞれは、分散テーブル20から供給された物品を、各放射フィーダ30に対応して設けられたプールホッパ40まで搬送し、そのプールホッパ40に供給する。
各プールホッパ40に供給された物品は、そのプールホッパ40の下方に配置された計量ホッパ50へと受け渡される。制御部100は、計量ホッパ50が有する後述のロードセル56の計量値(計量ホッパ50内の物品の計量値)を基に組合せ計量演算を行い、組合せ計量演算の結果が所定の許容範囲内で、かつ最も目標値に近くなる物品の組合せを選択する。選択された組合せに含まれる計量ホッパ50内の物品は、集合排出シュート部60へと排出される。集合排出シュート部60に排出された物品は、均し装置70に供給される。均し装置70は、例えば、容器に物品を供給する。
(2)詳細構成
続いて、組合せ計量装置1の構成について詳細に説明する。
(2−1)物品供給シュート
物品供給シュート10は、物品供給シュート10に物品を投入するクロスフィーダCF(図1参照)の端部(物品供給シュート10に物品を投入する側の端部)の下方に配置される。物品供給シュート10は、分散テーブル20の上方に配置される。物品供給シュート10は、クロスフィーダCFが搬送してくる物品の供給を受け、分散テーブル20へと物品を供給する。
(2−2)分散テーブル
分散テーブル20は、円錐状に形成されたテーブル状の部材である。分散テーブル20は、分散テーブル20の上方に設置されたクロスフィーダCFから、物品供給シュート10を介して物品の供給を受ける。分散テーブル20は、例えば、図示しない電磁石により振動させられることで、供給された物品を周方向に分散させながら径方向外向きに搬送する。分散テーブル20の外縁まで搬送された物品は、分散テーブル20の外縁側下方に配置された複数の放射フィーダ30に供給される。
なお、分散テーブル20における分散方式は、上記の構成に限定されるものではなく、略鉛直方向に設定された回転軸を中心にこの分散テーブル20自体が正又は逆回転することにより、分散させる方式であっても構わない。
(2−3)放射フィーダ
組合せ計量装置1は、複数の放射フィーダ30を有する。複数の放射フィーダ30は、分散テーブル20の周囲に環状に配置されている。複数の放射フィーダ30は、分散テーブル20を中心として放射状に延びている。
各放射フィーダ30は、例えば、図示しない駆動部(電磁石)により振動させられることで、分散テーブル20から供給された物品を、径方向外向き(分散テーブル20から遠ざかる向き)に搬送する。各放射フィーダ30の外縁まで搬送された物品は、各放射フィーダ30の外縁側下方に配置されるプールホッパ40に供給される。
(2−4)プールホッパ
組合せ計量装置1は、放射フィーダ30と同数のプールホッパ40を有する。図1に示されるように、プールホッパ40は、各放射フィーダ30の外縁側下方に1つ配置されている。プールホッパ40には、上方に配置された放射フィーダ30から供給される物品が一時的に貯留される。
各プールホッパ40の下部には、PHゲート42が設けられている。PHゲート42が開かれることで、プールホッパ40の下方に配置された計量ホッパ50に、プールホッパ40内の物品が供給される。各PHゲート42は、図示しないリンク機構が、ステッピングモータ44により動作させられることで開閉する。ステッピングモータ44の開閉は、制御部100により制御される。
(2−5)計量ホッパ
組合せ計量装置1は、プールホッパ40と同数の計量ホッパ50を有する。各プールホッパ40の下方には、計量ホッパ50が1つ配置される。計量ホッパ50は、プールホッパ40から供給された物品の質量、すなわち放射フィーダ30からプールホッパ40を介して供給された物品の質量を計量する。
各計量ホッパ50の下部には、WHゲート52が設けられている。WHゲート52が開かれることで、集合排出シュート部60に、計量ホッパ50内の物品が供給される。各WHゲート52は、図示しないリンク機構が、ステッピングモータ54により動作させられることで開閉する。ステッピングモータ54の開閉は、制御部100により制御される。
各計量ホッパ50は、計量ホッパ50に保持される物品を計量するためのロードセル(計量部)56を有する。ロードセル56は、計量機構の一例である。ロードセル56の計量結果は、計量信号として、図示しない増幅器を介して後述する制御部100のマルチプレクサ106に送信される。
(2−6)集合排出シュート部
集合排出シュート部60は、排出経路部材の一例である。集合排出シュート部60には、ロードセル56の計量結果に基づいた組合せ計量後に、計量ホッパ50から組合せに選択された計量済みの物品が供給される。集合排出シュート部60は、計量ホッパ50から供給された物品を集合させて均し装置70に供給する。
(2−7)均し装置
均し装置70は、集合排出シュート部60から供給された物品を均して、容器等に物品を受け渡す。本実施形態における棒状を呈する物品は、筒状の容器に対して、容器の軸方向に物品の長手方向(縦方向)が沿うように収容される。
例えば、容器は、略円筒形状を有しており、その高さ方向と鉛直方向が一致し、かつ均し装置70の下方に配置される。この容器は、その上方が開口し、下方は閉口している。つまり、均し装置70にて均された物品が容器に投入可能に構成されている。また例えば、容器の軸方向とは、略鉛直方向に設定される所定の軸を意味する。
均し装置70は、物品に対して直接的又は間接的に外力を与えることにより、物品の長手方向を揃えながら、長手方向の端部の高さを均一とする。
均し装置70は、均し装置70内に貯留する複数の物品をまとめた物品群の最大径が、当該物品群を投入させる容器の内径よりも小さくなるまで均し、その後に容器に対して物品を排出する。
均し装置70は、物品の供給を受けて当該物品を一時的に貯留させ、さらに貯留させた物品を排出するホッパ72を備えている。図3は、均し装置を示す斜視図である。図4は、均し装置を上から見た平面図である。図5は、均し装置を下から見た平面図である。各図に示されるように、ホッパ72は、物品を収容する収容部73を有している。収容部73は、筒状を呈している。ホッパ72は、4つのホッパ部材72a,72b,72c,72dにより構成されている。4つのホッパ部材72a〜72dのそれぞれは、周方向の端部が互いに重なっている。ホッパ部材72a〜72dの上端部は、外側に向かって屈曲している。これにより、ホッパ72の入口部分は、外側に広がるテーパー状を成している。
図5に示されるように、ホッパ72の下端部には、排出機構78が設けられている。排出機構78は、ホッパ72に貯留させた物品を排出する。本実施形態では、排出機構78は、絞り機構である。排出機構78は、3つの開閉部材78a,78b,78cと、開閉部材78a〜78cを開閉させる開閉機構79と、を有する。開閉機構79は、図示しないモータの出力軸に連結されたピン79aを、リンク部79bに設けられた長穴79c内で移動させることにより、開閉部材78a〜78cを開閉させる。排出機構78において、開閉部材78a〜78cが開いたときの最大径は、容器の内径と同等、又は、容器内径以下に設定されている。排出機構78の動作(モータの駆動)は、制御部100により制御される。
均し装置70は、ホッパ72の収容部73の内面積を変更させる変更機構74と、ホッパ72を揺動させる揺動機構76と、を備えている。変更機構74及び揺動機構76の動作は、制御部100により制御される。
変更機構74は、ホッパ72のホッパ部材72a〜72dを移動させることにより、ホッパ72の収容部73の内面積(内径)を変更させる。収容部73の内面積とは、図4に示されるように、収容部75を鉛直方向から見たときの、収容部73の内側の面積である。つまり、収容部73の内面積は、4つのホッパ部材72a〜72dの内周面により規定される面積である。収容部73は、内面積が変更されることにより、容積が変化する。
変更機構74は、シリンダ80と、シリンダ80の動作に連動して搖動する4つの揺動部材82a,82b,82c,82dと、4つの揺動部材82a〜82dそれぞれの揺動に応じて往復動する4つの連結部材84a,84b,84c,84dと、を備えている。シリンダ80と4つの揺動部材82a〜82dのそれぞれとは、リンク機構86により接続されている。リンク機構86は、シリンダ80の動きを揺動部材82a〜82dに伝達する。すなわち、リンク機構86により、シリンダ80の動作に応じて揺動部材82a〜82dが略同時に揺動する。
シリンダ80は、例えば、エアシリンダである。シリンダ80のロッド80aの端部は、リンク機構86に接続されている。揺動部材82a〜82dのそれぞれは、同じ構成を有している。そのため、揺動部材82aを一例に具体的に構成を説明する。揺動部材82aは、軸83aを中心に揺動可能に設けられている。揺動部材82aには、直線状の長穴82ahが設けられている。同様に、揺動部材82b〜82dのそれぞれは、各軸83b〜83dを中心に揺動可能に設けられており、長穴82bh,82ch,82dhが設けられている。
連結部材84a〜84dのそれぞれは、同じ構成を有している。そのため、連結部材84aを一例に具体的に構成を説明する。連結部材84aは、板状の部材である。連結部材84aは、一端部がホッパ72のホッパ部材72aに連結されている。連結部材84aの他端部には、ピン85aが設けられている。ピン85aは、揺動部材82aの長穴82ah内に位置している。連結部材84aは、揺動部材82aの揺動によりピン85aが長穴82ah内を移動することにより、円筒形状のホッパ72の径方向に沿って往復動する。これにより、連結部材84aに連結されたホッパ部材72aは、ホッパ72の径方向に沿って移動する。
連結部材84b〜84dのそれぞれは、一端部がホッパ72のホッパ部材72b〜72dに連結されている。連結部材84b〜84dの他端部には、ピン85b〜85dが設けられている。ピン85b〜85dは、揺動部材82b〜82dの長穴82bh〜82dh内に位置している。連結部材84b〜84dは、揺動部材82b〜82dの揺動によりピン85b〜85dが長穴82bh〜82dh内を移動することにより、円筒形状のホッパ72の径方向に沿って往復動する。これにより、連結部材84b〜84dに連結されたホッパ部材72b〜72dのそれぞれは、ホッパ72の径方向に沿って移動する。
変更機構74では、シリンダ80の動作に応じてホッパ部材72a〜72dを径方向に沿って移動させることにより、収容部73の内径を変化させ、収容部73の内面積を変更させる。収容部73は、内面積が変更されると、これに応じて、容積も変化する。
変更機構74の動作について、図6及び図7を参照して説明する。図6及び図7は、変更機構74の動作を説明するための図である。
図6(a)に示されるように、シリンダ80のロッド80aが伸びていない状態では、収容部73のホッパ部材72a〜72dは、最も外側に位置している。この状態では、収容部73の内面積は、最大の状態となっている。図6(b)に示されるように、シリンダ80のロッド80aが伸びると、揺動部材82a〜82dは、反時計回りに揺動する。これに応じて、連結部材84a〜84dは、ホッパ72(収容部73)の中心に向かって内側に移動する。そうすると、連結部材84a〜84dに連結されたホッパ部材72a〜72dが内側に向かって移動する。これにより、収容部73の内面積は、図6(a)に示される状態に比べて小さくなる。
図7(a)に示されるように、シリンダ80のロッド80aが更に伸びると、揺動部材82a〜82dは、反時計回りに更に揺動し、連結部材84a〜84dは、更に内側に向かって移動する。これにより、収容部73の内面積は、図6(b)に示される状態に比べて更に小さくなる。図7(b)に示されるように、シリンダ80のロッド80aが更に伸びると、揺動部材82a〜82dは、反時計回りに更に揺動し、連結部材84a〜84dは、最大移動量まで移動する。これにより、連結部材84a〜84dに連結されたホッパ部材72a〜72dは、最も内側にまで移動する。この状態では、収容部73の内面積は、最小の状態となっている。
変更機構74では、収容部73の内面積を大きくする場合には、シリンダ80のロッド80aを縮める。これにより、揺動部材82a〜82dは、時計回りに揺動する。これに応じて、連結部材84a〜84dは、外側に向かって移動する。そうすると、連結部材84a〜84dに連結されたホッパ部材72a〜72dが外側に向かって移動する。これにより、収容部73の内面積は、大きくなる。以上のように、変更機構74は、収容部73の内面積を変更する。
図3〜図5に戻って、揺動機構76は、鉛直方向の軸Ax(図8参照)を中心にホッパ72を正逆転させる。軸Axは、ホッパ72の収容部73の中心に設定されている。揺動機構76は、モータ90と、モータ90の出力軸に一端部が固定されたクランク部材92と、可動部材94(図8(b)参照)と、可動部材94に連結されたベース部96と、ベース部96を支持する複数のガイドローラ98と、を備えている。
モータ90は、例えば、均し装置70のベースBに配置されている。モータ90の出力軸は、図示しない機構を介して、クランク部材92に接続されている。クランク部材92は、長尺状を呈する部材である。クランク部材92の一端部には、モータ90の出力軸が固定されている。すなわち、クランク部材92は、モータ90の回転に応じて回動する。クランク部材92の他端部には、ピン92aが設けられている。
可動部材94は、板状の部材である。可動部材94は、ベース部96に固定されている。可動部材94には、長穴94aが設けられている。長穴94aは、直線状に形成されている。長穴94aには、クランク部材92のピン92aが位置している。ピン92aは、長穴94a内を往復動する。長穴94a内をクランク部材92のピン92aが往復動することにより、可動部材94は時計回り方向及び反時計回り方向に揺動する。
ベース部96は、外形が円形状を呈している。ベース部96は、可動部材94の揺動に応じて回転する。ベース部96には、変更機構74が搭載されている。これにより、変更機構74は、ベース部96と共に回転する。ホッパ72のホッパ部材72a〜72dは、変更機構74の連結部材84a〜84dに連結されている。そのため、ホッパ部材72a〜72dによる構成されるホッパ72は、ベース部96と共に回転する。
ガイドローラ98は、ベース部96を摺動可能に支持している。ガイドローラ98は、ベース部96の周方向において所定の間隔をあけて配置されている。
モータ90の動作に応じてクランク部材92を回転させてピン92aを可動部材94の長穴94a内で往復動させることにより、揺動機構76は、可動部材94を、軸Axを中心に揺動させる。これより、可動部材94が固定されたベース部96が軸Axを中心に回転し、ベース部96に変更機構74を介して搭載されたホッパ72が回転(正逆転)する。
揺動機構76の動作について、図8及び図9を参照して説明する。図8及び図9は、揺動機構76の動作を説明するための図である。図8及び図9においては、変更機構74による収容部73の内面積の変更も図示されている。
図8(a)に示されるように、揺動機構76が動作していない状態では、クランク部材92のピン92aは、可動部材94の長穴94aの一端部(図8(a)では上端部)に位置している。図8(b)に示されるように、揺動機構76では、モータ90が駆動すると、クランク部材92が回転し、ピン92aが可動部材94の長穴94a内を移動する。このとき、可動部材94は、反時計回り方向に揺動し、可動部材94に連結されたベース部96が、軸Axを中心に反時計回り方向に回転する。これにより、ベース部96に搭載された変更機構74に連結されたホッパ72が、軸Axを中心に反時計回り方向に回転する。
図9(a)に示されるように、揺動機構76では、クランク部材92が更に回転してピン92aが可動部材94の長穴94a内を移動すると、可動部材94が時計回り方向に揺動し、ベース部96が時計回り方向に回転して元の位置に戻る。図9(b)に示されるように、揺動機構76では、クランク部材92が更に回転してピン92aが可動部材94の長穴94a内を移動すると、可動部材94が時計回り方向に揺動し、ベース部96が軸Axを中心に時計回り方向に回転する。これにより、ベース部96に搭載された変更機構74に連結されたホッパ72が、軸Axを中心に時計回り方向に回転する。
(2−8)制御部
制御部100は、図2に示されるように、CPU(Central ProcessingUnit)102と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のメモリ104と、を有する。また、制御部100は、マルチプレクサ106と、A/D変換器108と、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)1110と、を有する。制御部100では、CPU102が、メモリ104に記憶されているプログラムを実行することで、組合せ計量装置1の各部を制御する。
マルチプレクサ106は、DSP110の命令に従い、ロードセル56の計量信号から1の計量信号を選択し、A/D変換器108に送信する。
A/D変換器108は、マルチプレクサ106から受け取った計量信号(アナログ信号)を、DSP110から送信されるタイミング信号に従いデジタル信号に変換し、DSP110に送信する。DSP110は、A/D変換器108から送信されたデジタル信号に対してフィルタ処理を行う。
制御部100は、分散テーブル20、放射フィーダ30、ステッピングモータ44、ステッピングモータ54、均し装置70、及びタッチパネル112等、組合せ計量装置1の各部と接続されている。タッチパネル112は、入力と出力の両機能を兼ね備えた液晶ディスプレイ(LCD)であり、入力部及び出力部として機能する。タッチパネル112は、組合せ計量に関する各種設定等の入力を受け付ける。例えば、タッチパネル112は、分散テーブル20及び放射フィーダ30の振動強度や、放射フィーダ30の振動時間等の運転パラメータの入力を受け付ける。
制御部100は、タッチパネル112から入力される、分散テーブル20及び放射フィーダ30の振動強度、及び、放射フィーダ30の振動時間等の運転パラメータに基づいて、分散テーブル20や放射フィーダ30の図示しない電磁石を制御する。その結果、制御部100は、分散テーブル20や、放射フィーダ30を振動させる。運転パラメータには、放射フィーダ30からプールホッパ40を介して計量ホッパ50に供給される物品の目標供給量が含まれる。
制御部100は、例えば、計量ホッパ50における計量値を基に、組合せ計量演算する。具体的には、制御部100は、DSP110によりフィルタ処理された信号を用いて、各計量ホッパ50に保持されている物品の重量を算出し、重量の合計が所定の目標重量範囲で、且つ、最も目標値に近くなるよう組合せ計量演算する。そして、制御部100は、組合せ計量演算の結果を基に、計量ホッパ50の組合せを決定し、決定された計量ホッパ50のWHゲート52が開くよう、ステッピングモータ54の動作を制御する。
制御部100は、均し装置70の動作を制御する。制御部100は、均し装置70の排出機構78の動作を制御し、所定のタイミングで物品を排出させる。所定のタイミングは、組合せ計量装置1の後段に設置される装置(例えば、容器を搬送する装置)等から出力される信号に基づいて設定される。
制御部100は、均し装置70を制御し、均し装置70において物品を均させる。具体的には、制御部100は、ホッパ72の収容部73の内面積を変更させる。制御部100は、変更機構74のシリンダ80の動作を制御することにより、ホッパ72の収容部73の内面積を変更させる。制御部100は、揺動機構76の動作を制御する。制御部100は、モータ90の動作を制御することにより、揺動機構76の動作を制御する。
制御部100は、ホッパ72の動作状態に応じて変更機構74の動作を制御し、ホッパ72の収容部73の内面積を変更させる。具体的には、制御部100は、ホッパ72に物品が供給される場合、収容部73の内面積を第1の内面積(例えば、図6(a)の状態)に変更させる。さらに制御部100は、ホッパ72から物品を排出する場合、収容部73の内面積を第1の内面積よりも小さい第2の内面積(例えば、図7(a)の状態)に変更させる。
なお、制御部100は、ホッパ72に物品が供給された後で且つホッパから72当該物品を排出する前までは収容部73の内面積が第2の内面積よりも小さい第3の内面積(図7(b)の状態)(第1の内面積>第2の内面積>第3の内面積)に変更させる構成にしても構わない。この場合、制御部100は、収容部73の内面積を第3の内面積に設定した後、ホッパ72から物品を排出する場合、第3の内面積から第2の内面積となるようにホッパ72の収容部73の内面積を変更させる。第2の内面積のときの収容部73の内径は、物品が収容される容器の内径と同等又はそれ以下である。
制御部100は、収容部73の内面積が第1の内面積の状態で物品を受け取ると、変更機構74を動作させてホッパ部材72a〜72dを内側に移動させ、収容部73を第3の内面積にさせる。制御部100は、収容部73の内面積を第1の内面積から第3の内面積に変化させるときには、ホッパ部材72a〜72dが時間的に連続して移動するように変更機構74を制御する。このとき、制御部100は、揺動機構76の動作を制御し、ホッパ72を時計回り及び半時計回りに交互に回転させる。つまり、制御部100は、揺動機構76を動作させた状態で、収容部73の内面積が第1の内面積から第3の内面積に時間的に連続して変更されるように変更機構74を制御する。制御部100は、収容部73を第3の内面積とさせると、揺動機構76の動作を停止させて、ホッパ72の回転を停止させる。
制御部100は、排出機構78により物品が排出されるときには、変更機構74を動作させてホッパ部材72a〜72dを外側に移動させ、収容部73を第3の内面積から第2の内面積にさせる。制御部100は、排出機構78の動作により物品が排出されると、ホッパ72の収容部73を第2の内面積から第1の内面積に変更させる。
以上説明したように、本実施形態に係る組合せ計量装置1では、制御部100は、均し装置70のホッパ72における収容部73の内面積を変更させる。具体的には、制御部100は、ホッパ72に物品が供給されるときには収容部73が第1の内面積となり、ホッパ72から物品が排出されるときには収容部73が第1の内面積よりも小さい第2の内面積となるように、ホッパ72の動作を変更機構74により制御する。
上記のように構成することにより、制御部100が収容部73を第1の内面積とした場合、集合排出シュート部60からホッパ72内に供給された物品は、物品間に隙間が多く形成される。そのため、物品は、例えば振動等による移動が制限され難い。よって、シュート等から容器内に供給された物品は、その自重によって自動的に容器内にて整列できる(棒状の場合には、高さが揃えられる)。
一方、制御部100は、物品を排出する場合、ホッパ72の収容部73の内面積を、物品の供給を受けたときよりも小さい第2の内面積とさせる。このとき、内面積を小さくする過程で、物品を整列させつつ、物品を纏められる。したがって、均し装置70は、物品を効果的に均せる。そして、均し装置70は、収容部73の内面積を排出先の容器の形状に合わせた大きさに設定することで、物品が整列し、且つ、纏まった状態の物品の最大径が容器の内径よりも小さい状態で、物品をホッパから排出できる。したがって、例えば、容器に充填された物品の一部が突出する状態を抑制できる。
本実施形態では、制御部100は、ホッパ72に物品が供給された後で且つホッパ72から当該物品が排出される前までは収容部73が第2の内面積よりも小さい第3の内面積となり、その後、ホッパ72から物品が排出されるときには第2の内面積となるようにホッパ72の動作を変更機構74により制御してもよい。ホッパ72から物品が排出される際、少なくともホッパ72の内面と接触する物品は、この内面と物品との間に発生する摩擦抵抗により物品排出が妨げられる。そこで、物品を均すときには第3の内面積となり、物品を排出するときには第3の内面積よりも大きい第2の内面積となるようにホッパ72を変更機構74により制御する。これにより、物品をホッパ72から排出するときの物品とホッパ72との摩擦抵抗を小さくできる。したがって、均し装置70は、物品をホッパ72からスムーズに後段に配置される所定の装置に対して排出できる。
本実施形態では、均し装置70は、ホッパ72を揺動させる揺動機構76を備えている。制御部100は、揺動機構76の動作を制御する。このように、ホッパ72内の物品を揺らすことにより、物品をより効果的に均せる。
本実施形態では、揺動機構76は、鉛直方向の軸Axを中心にホッパを正逆転させる。この構成によれば、物品がホッパ72内において左右に揺さぶられる。このように、物品を2方向に移動させることにより、物品の移動量を大きくできる。特に、軸Axは、収容部73を鉛直方向から見て、収容部73の中心に設定されていている。これにより、ホッパ72は、収容部73を中心として正逆転する。そのため、収容部73内の物品をまんべんなく揺らせる。したがって、均し装置70は、物品をより効果的に均せる。
本実施形態では、制御部100は、揺動機構76を動作させた状態で、収容部73の内面積が第1の内面積から第2の内面積に時間的に連続して変更されるようにホッパ72の動作を変更機構74により制御する。このように、揺動機構76を動作させながら収容部73の内面積を徐々に小さくすることにより、収容部73の内面積を小さくする過程においてホッパ72内に収容される物品の破損を低減できる。つまり、均し装置70は、揺動機構76を動作させることにより物品間の隙間を小さくすると共に、この隙間が小さくなる際に形成されるホッパ72と物品との隙間を、ホッパ72自体を小さくすることにより小さくできる。したがって、上記のように構成した均し装置70は、単に収容部73の内面積を変動させる場合と比較して、物品の破損を低減させながら物品を均せる。
本実施形態では、制御部100は、揺動機構76を停止させた状態で、収容部73の内面積が第2の内面積から第1の内面積に変更されるようにホッパ72の動作を変更機構74により制御する。第2の内面積から第1の内面積に変更されるときには、収容部73に物品が貯留されていない。そのため、第2の内面積から第1の内面積に変更するときに揺動部を停止させることにより、均し装置70は、不要な動作を停止できる。その結果、均し装置70は、省エネルギー化を図ることができる。
本実施形態では、ホッパ72の収容部73は、筒状を呈している。制御部100は、収容部73の内径が変化するようにホッパ72の動作を変更機構74により制御する。ホッパ72は、収容部73の内径が変化させられることにより、収容部73の内面積が変化する。したがって、均し装置70では、ホッパ72の収容部73の内径を変化させることにより、収容部73の内面積を自在に変更できる。
本発明は、上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態では、変更機構74が、シリンダ80、4つの揺動部材82a〜82d、及び、4つの連結部材84a〜84dを備える形態を一例に説明した。しかし、収容部73の内面積を変更させる機構は、これに限定されない。
上記実施形態では、揺動機構76が、モータ90、クランク部材92、可動部材94、ベース部96、及び、ガイドローラ98を備える形態を一例に説明した。しかし、ホッパ72を揺動させる機構は、これに限定されない。
上記実施形態では、組合せ計量装置1の制御部100が均し装置70の動作を制御する形態を一例に説明したが、均し装置70を単体で用いる場合には、均し装置70が制御部を備えていればよい。
上記実施形態では、制御部100は、揺動機構76を動作させた状態で、収容部73の内面積が第1の内面積から第3の内面積に時間的に連続して変更されるように変更機構74を制御している。しかし、制御部100は、揺動機構76を動作させた状態で、収容部73の内面積を小さくする動作と内面積を大きくする動作とが交互に連続的に行われるようにホッパ72の動作を制御してもよい。このように、収容部73の内面積が連続的に変更される動作と揺動機構76による揺動とを一緒に行うことにより、収容部73内の物品の移動がよりダイナミックになる。したがって、物品を均す効果を更に得ることができる。
上記実施形態では、ホッパ72の収容部73が円筒形状を呈する形態を一例に説明したが、ホッパ72の形状はこれに限定されない。
上記実施形態では、分散テーブル20が振動によって物品を分散させる形態を一例に説明したが、分散テーブル20は、回転することによって物品を分散させてもよい。また、放射フィーダ30が振動によって物品を搬送する形態を一例に説明したが、放射フィーダ30は、例えば、回転駆動可能なコイルユニット(スクリュー)によって物品を搬送してもよい。
1…組合せ計量装置、70…均し装置、72…ホッパ、73…収容部、74…変更機構、76…揺動機構(揺動部)、100…制御部(組合せ制御部、ホッパ制御部)、Ax…軸。

Claims (13)

  1. 物品の供給を受けて当該物品を一時的に貯留させ、さらに貯留させた前記物品を排出するホッパと、
    前記ホッパにおける前記物品を収容する収容部の内面積を変更させる制御部と、を備える、均し装置。
  2. 前記制御部は、前記ホッパの動作状態に応じて、前記内面積を変更させる、請求項1に記載の均し装置。
  3. 前記制御部は、前記ホッパに前記物品が供給されるときには前記収容部が第1の内面積となり、前記ホッパから前記物品が排出されるときには前記収容部が前記第1の内面積よりも小さい第2の内面積となるように前記ホッパの動作を制御する、請求項2に記載の均し装置。
  4. 前記制御部は、前記ホッパに前記物品が供給された後で且つ前記ホッパから当該物品が排出される前までは前記収容部が前記第2の内面積よりも小さい第3の内面積となり、その後、前記ホッパから前記物品が排出されるときには前記第2の内面積となるように前記ホッパの動作を制御する、請求項3に記載の均し装置。
  5. 前記ホッパを揺動させる揺動部を備え、
    前記制御部は、前記揺動部の動作を制御する、請求項3又は4に記載の均し装置。
  6. 前記揺動部は、鉛直方向の軸を中心に前記ホッパを正逆転させる、請求項5に記載の均し装置。
  7. 前記軸は、前記収容部を前記鉛直方向から見て、前記収容部の中心に設定されている、請求項6に記載の均し装置。
  8. 前記制御部は、前記揺動部を動作させた状態で、前記収容部の内面積が前記第1の内面積から前記第2の内面積に時間的に連続して変更されるように前記ホッパの動作を制御する、請求項5〜7のいずれか一項に記載の均し装置。
  9. 前記制御部は、前記揺動部を停止させた状態で、前記収容部の内面積が前記第2の内面積から前記第1の内面積に変更されるように前記ホッパの動作を制御する、請求項5〜8いずれか一項に記載の均し装置。
  10. 前記制御部は、前記揺動部を動作させた状態で、前記収容部の内面積を小さくする動作と内面積を大きくする動作とが交互に連続的に行われるように前記ホッパの動作を制御する、請求項5〜9のいずれか一項に記載の均し装置。
  11. 前記ホッパの前記収容部は、筒状を呈しており、
    前記制御部は、前記収容部の内径が変化するように前記ホッパの動作を制御する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の均し装置。
  12. 物品の供給を受けて当該物品を一時的に貯留させ、さらに貯留させた前記物品を排出するホッパと、前記ホッパの動作を制御する制御部と、を備える均し装置における前記物品の均し方法であって、
    前記制御部によって、前記ホッパにおける前記物品を収容する収容部の内面積を変更させる、均し方法。
  13. 物品を計量する複数の計量部と、
    前記計量部で計量された物品を目標重量になるように組合せ選択を行う組合せ制御部と、
    前記組合せ制御部にて選択された前記計量部から排出される前記物品を集合させる集合シュートと、
    前記集合シュートから前記物品の供給を受けて当該物品を一時的に貯留させ、さらに貯留させた前記物品を排出するホッパと、
    前記ホッパにおける前記物品を収容する収容部の内面積を変更させるホッパ制御部と、を備える、組合せ計量装置。
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