JP4528407B2 - リニア搬送装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品が載置されるトラフを駆動機によって物品の搬送方向に往復動させて物品を搬送するリニア搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来のリニア搬送装置として、1次巻線鉄心により構成される固定子と磁石とからなるリニアモータ(駆動機)を使用し、前記固定子をベース上に設けるとともに、前記磁石を、物品を載せるトラフの下面に前記固定子と所定の間隔を隔てた状態に取り付け、リニアモータの駆動でトラフを所定の搬送方向に往復動させることにより、トラフ上の物品を搬送するようにしたものが知られている(特公昭54−35395号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のリニア搬送装置では、リニアモータの駆動特性をどのように設定するか、つまり、トラフの動かし方は、作業者の経験や「かん」に頼ったものであったため、物品の所望搬送速度または所望搬送量で搬送されるように、装置を制御することは困難であった。
【0004】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、容易に物品の所望搬送速度で搬送できるリニア搬送装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するために、本発明の一構成は、物品が載置されるトラフを駆動機によって物品の搬送方向に往復動させて物品を搬送するものであり、前記トラフの変位量と時間との関係を示す多数のトラフ変位特性と、前記駆動機を駆動させる駆動信号とを対応付けて求め、前記トラフの与えられた振幅と、トラフと物品間の与えられた動摩擦係数とを用い、前記トラフ変位特性を持つトラフで搬送される物品の運動方程式を解いて、物品の搬送方向の位置を求め、求められた物品の位置の時間変化から物品の搬送速度を求め、求められた物品の搬送速度が目標速度となるように、前記駆動信号を選択するものである。
ここで、動摩擦係数とは、相対運動を行っている動摩擦状態の物品とトラフの接触面に生じる摩擦力と法線作用力との比をいう。
【0006】
本発明の上記一構成によれば、多数のトラフ変位特性とトラフの駆動機を駆動する駆動信号とが対応付けて求められ、かつ、各トラフ変位特性を持つトラフで搬送される物品の搬送速度も求められるので、物品の搬送速度と駆動機の駆動信号との関係が多数求められ、この関係に基づいて、物品の目標速度を入力するだけで、物品の搬送速度が目標速度となるように、駆動機の駆動信号を容易に選択することができる。
【0007】
本発明の他の構成によれば、求められた物品の搬送速度に基づく物品の移動量から物品の搬送量を求め、前記求められた物品の搬送速度が目標速度となるように前記駆動信号を選択するのに代えて、求められた搬送量が目標搬送量となるように前記駆動信号を決定する。
この構成によれば、求められた物品の搬送量は物品の搬送速度に基づいて求められるので、前記物品の搬送速度と駆動機の駆動信号との関係による物品の搬送量と駆動機の駆動信号との関係から、物品の目標搬送量を入力するだけで、物品の搬送量が目標搬送量となるように、駆動機の駆動信号を容易に決定することができる。
【0008】
好ましくは、前記トラフの振幅および搬送往路のトラフの加速時間を含むパラメータを変化させたときのトラフ変位速度と時間との関係を示すトラフ速度特性を多数求めておき、前記トラフ変位速度を時間積分することにより、トラフ変位量と時間との関係を示す多数の前記トラフ変位特性を求める。したがって、トラフ変位特性をトラフ速度特性から容易に求めることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係るリニア搬送装置を備えた組合せ計量装置を示す一部切断した概略正面図である。図1において、搬送コンベア1によって搬送されてきた被計量物であるスナック菓子のような物品Mは、投入シュート2を介して平坦な円錐状の単一の分散フィーダ3上に供給される。この分散フィーダ3は加振器4の駆動により上下に加振されて振動し、物品Mを全方位に分散させる。分散フィーダ3の下方周囲には複数のリニア搬送装置(放射フィーダ)7が放射状に配置され、各リニア搬送装置7の先端部下方には、複数のプールホッパ9が各リニア搬送装置7に個々に対応させて円形に配置されている。さらに、プールホッパ9の下方には、複数の計量ホッパ10が各プールホッパ9に個々に対応させて円形に配置されている。
【0010】
前記各リニア搬送装置7は、分散フィーダ3から受けた物品Mを水平方向の往復動によって対応するプールホッパ9に供給し、プールホッパ9は、投入された物品Mを一時的にプールしたのちに、この物品Mをゲート13の開動により排出して計量ホッパ10に供給する。
【0011】
前記計量ホッパ10は、この計量ホッパ10内の物品Mの重量を計量するロードセルのような計量手段11を介して後述するケース23に支持されている。こうして、プールホッパ9、計量ホッパ10および計量手段11により、計量部が形成されている。計量ホッパ10の下方には、計量ホッパ10から排出された物品Mを中央下部に集める集合排出シュート17が配置されており、この集合排出シュート17は、着脱自在な複数の上段シュート部17aを、固定された下段シュート部17bの回りに放射状に配置することにより構成されている。下段シュート部17bの下端排出口から排出された物品Mは、集合排出シュート17により集合された上で、振分シュート18を通って包装機19に供給されて包装される。
【0012】
図示しない床に支持された支持架台20上に本体フレーム21が載置されており、この本体フレーム21に、複数の支持脚22を介してケース23が支持されている。このケース23の上部に、投入シュート2、分散フィーダ3、リニア搬送装置7およびプールホッパ9が配置されているとともに、ケース23の外周部に計量ホッパ10が、内側に計量手段11が、それぞれ配置されている。ケース23内には、プールホッパ9および計量ホッパ10の制御部や駆動モータなどが収納されている。
【0013】
前記ケース23内の制御部24は、複数の計量ホッパ10の物品Mの計量値を組合せ演算し、許容範囲内の組合せ重量となる計量ホッパ10内の物品Mを選択して、それらの計量ホッパ10のゲート14を開動し、包装機19に供給する。
【0014】
図2に示すように、前記リニア搬送装置7は、搬送する物品Mが載置されるトラフ25と、このトラフ25を水平な搬送方向X−Yに往復動させて物品Mを計量部のプールホッパ9へ搬送させる駆動機26とを備えている。駆動機26は、シリンダ状のハウジング38と、このハウジング38の内壁に固定支持されたコイル28と、前記ハウジング38内をその軸方向に直線移動可能に貫通して、前後のリニア軸受55に支持されたシャフト39と、このシャフト39に固定された磁石27とからなる例えばリニアステッピングモータとで構成されている。この駆動機26は、前記シャフト39が、その軸心を搬送方向X−Yに向けてベース33上に設置される。前記シャフト39には、その前後端に跨がって門形のブラケット40が連結され、このブラケット40の上部に連結部材41を介してトラフ25が連結される。前記駆動機26およびブラケット40は、必要に応じてトラフ25の往復動を妨げないように保護カバー42で被覆される。
【0015】
前記リニア搬送装置7による物品Mの搬送動作は、図3に示すように行われる。すなわち、図3(A)のようにトラフ25の上に物品Mが載せられた状態で、コイル28への通電により駆動機26が作動して、図3(B)のようにトラフ25が、トラフ25に対する物品Mの静摩擦抵抗に打ち勝たない程度のピーク値を持つ速度VF で前進側(X方向)に移動する。これにより、物品Mはトラフ25と一体となって前進側に移動する。なお、物品Mは、わかり易くするために一部分のみを記載している。
【0016】
次に、駆動機26の逆作動により、図3(C)のようにトラフ25が、トラフ25に対する物品Mの静摩擦抵抗に打ち勝つように、前記前進速度VF より大きいピーク値を持つ速度VR で後退側(Y方向)に移動する。これにより、物品Mは、トラフ25上を、静摩擦抵抗より小さい動摩擦抵抗を受けながら相対的に前進側に滑って移動する。以下、図3(D),(E)に示すように、トラフ25の前記往復動を繰り返すことにより、物品Mが搬送方向に順次移動して搬送が行われ、トラフ25の先端側の計量部のプールホッパ9(図1)に物品Mが投入される。
【0017】
また、図2のリニア搬送装置7は、駆動機(リニアモータ)26を制御するコントローラ29、コントローラ29に物品Mの目標速度を入力する入力手段30、および第1,2記憶手段31,32を備える。第1記憶手段31は、トラフ25の変位量と時間との関係を示す多数のトラフ変位特性と、駆動機26を駆動させる駆動信号とを対応付けて記憶する。第2記憶手段32は、トラフ25の振幅および搬送往路のトラフ25の加速時間を含む後述するパラメータを変化させたときのトラフ変位速度と時間との関係を示す多数のトラフ速度特性を記憶する。さらに、コントローラ29は、変位特性演算手段51、位置演算手段52、速度演算手段53、第1の駆動信号選択手段54を備え、駆動機26に物品Mの搬送速度が目標速度となるように駆動信号を出力して制御する。
【0018】
以下、上記リニア搬送装置7の制御方法について説明する。
まず、リニア搬送装置7のトラフ25の駆動信号(運転パターン)が作成される。トラフ25の運転パターンに用いられるパラメータは、往路運転周波数、往路自起動周波数、復路運転周波数、復路自起動周波数、往路加速時間、往路減速時間、復路加速時間、復路減速時間、トラフ25の往復動ストローク(振幅)の9つである。ここで、往路は前進行程、復路は後退行程、自起動周波数は駆動機26への駆動信号の入力によってトラフ25が動き始めるときの周波数を示す。このパラメータの組合せを種々変化させて、トラフ変位速度と時間との関係を示す多数のトラフ速度特性を作成する。これらは、コントローラ29に接続された図示しないコンピュータ上で運転パターンプログラムを実行して、パラメータの組合せごとに作成される。この多数のトラフ速度特性は、第2の記憶手段32に記憶される。
【0019】
この例では、パラメータの組合せが非常に多いので(29 とおり)、各パラメータの物品Mの搬送に対する影響の重要度に応じて、パラメータに重み付けをしている。例えば、トラフ25の振幅のパラメータに加えて、往路自起動周波数、往路加速時間および往路運転周波数のパラメータの組合せを変化させる。これら往路自起動周波数、往路加速時間および往路運転周波数のパラメータにより搬送往路速度の傾き(図4の61)、つまり搬送往路の加速度が定まる。搬送復路の各パラメータは、リニアモータ26の最大能力を示す一定値に固定される。
【0020】
図4は、作成された多数のトラフ速度特性の一例を示す。縦軸の上側は前進速度VF を、下側は後退速度VR を表す。この波形は非正弦波であり、後退速度VR のピーク値は、前進速度VF のピーク値より大きい値とされる。なお、同図において、前進速度VF および後退速度VR の波形と時間軸(横軸)とで囲まれる部分の面積(波形の時間積分値)は、トラフ25の往復動ストロークを表し、前進速度VF の部分の面積FSと後退速度VR の部分の面積RSとは等しく、ピーク値の小さい前進速度VF の波形の時間幅TF は、ピーク値の大きい後退速度VR の波形の時間幅TR よりも長くなる。
【0021】
図2の変位特性演算手段51は、図4のトラフ速度特性に基づいて、トラフ変位速度を時間積分することにより、トラフ変位量と時間との関係を示すトラフ変位特性を求める。図5は、求められた多数のトラフ変位特性の一例を示す。縦軸はトラフ変位量を、横軸は時間を示す。同図において、復路時間は往路時間より短く、例えば往路時間の1/2に設定される。この多数のトラフ変位特性は、第1の記憶手段31に記憶される。トラフ変位特性は、コントローラ29から出力される図6に示す駆動信号によって駆動する駆動機(リニアモータ)26の駆動特性に対応する。駆動機26の駆動信号は、コイル28への供給電力の大きさ、周波数、通電時間等により形成され、トラフ変位特性がわかれば直ちに求められる。こうして、リニア搬送装置7のトラフ25の駆動信号が作成される。
【0022】
位置演算手段52は、トラフ25の与えられた振幅と、トラフ25と物品M間の与えられた動摩擦係数μ(v) とを用い、図5のトラフ変位特性を持つトラフ25で搬送される物品Mの次式(1)の運動方程式を解いて、物品Mの搬送方向の位置を求める。この例では動摩擦係数μ(v) を一定値としているが、物品Mの速度に応じて変化する値としてもよい。
式(1)において、x は物品Mの位置、m は物品Mの質量、g は重力加速度、X はトラフ25の位置、t は時間である。
【0023】
【数1】
Figure 0004528407
【0024】
すなわち、図4のトラフ変位特性に基づいてトラフ25を運転すると仮定した場合に、トラフ25の往路の位置X0におけるトラフ25の速度dX0/dtの値を求めて、これを式(1)に代入してd2x1/dt2を求め、1回積分して物品Mの速度dx1/dtを求め、2回積分して物品Mの位置x1を求める。この場合、初期条件はx0=0、dx0/dt=0である。
【0025】
つぎに、トラフ25の往路の位置X1におけるトラフ25の速度dX1/dtの値を求めて、これを式(1)に代入し、上記の得られたdx1/dtの値を用いてd2x2/dt2を求め、1回積分して物品Mの速度dx2/dtを求め、2回積分して物品Mの位置x2を求める。これらを繰り返すことにより、物品Mの位置を逐次求めることができる。
【0026】
速度演算手段53は、トラフ25の1往復動が終了した時点での物品Mの変位量を1往復時間で除して物品Mの搬送速度を求める。つまり、前記1往復ごとの物品Mの位置の時間変化から物品Mの搬送速度を求める。求められた物品Mの搬送速度は、各トラフ変位特性を持つトラフ25で搬送されたものであるから、多数のトラフ変位特性と物品Mの搬送速度との関係も求められる。この物品Mの搬送速度とトラフ変位特性との関係は上記の第1の記憶手段31に記憶される。したがって、第1の記憶手段31には、トラフ変位特性と駆動機26を駆動する駆動信号とが対応付けて記憶されているので、物品Mの搬送速度と駆動機26の駆動信号との関係が多数記憶される。なお、物品Mの搬送速度と駆動機26の駆動信号との関係は他の記憶手段に記憶させてもよい。
【0027】
第1の駆動信号選択手段54は、入力手段30からの物品Mの目標速度の入力により、求められた物品Mの搬送速度が目標速度となるように、第1の記憶手段31に記憶された物品Mの搬送速度と駆動機26の駆動信号との関係から、駆動機26の駆動信号を選択する。すなわち、物品Mの目標速度に最も近い物品Mの搬送速度に対応する駆動機26の駆動信号を選択する。この選択された駆動機26の駆動信号は、コントローラ29から駆動機26に出力され、物品Mの搬送速度が目標速度となるように制御される。
【0028】
図7は、多数のトラフ変位特性の1つ(T1)と多数の物品Mの変位特性C(C1、C2、…)の一例を示す。縦軸は変位量を、横軸は時間を示す。同図は、トラフ25の振幅が一定で、動摩擦係数μ(v) が種々異なる場合のものである。例えば、上記入力された物品Mの目標速度に対応した物品Mの変位特性は、物品Mの多数の変位特性Cのうち、最も近い変位特性C2となる。
【0029】
こうして、多数のトラフ変位特性とトラフ25の駆動機26を駆動する駆動信号とを対応付けて求められ、かつ、各トラフ変位特性を持つトラフ25で搬送される物品Mの搬送速度も求められているので、物品Mの搬送速度と駆動機26の駆動信号との関係が多数求められ、この関係に基づいて、物品Mの目標速度を入力手段30により入力するだけで、物品Mの搬送速度が目標速度となるように、駆動機26の駆動信号を容易に選択することができる。
【0030】
図8は、第2実施形態を示す。この実施形態は、第1実施形態の物品Mの搬送速度を目標速度とするのと異なり、物品Mの搬送量を目標搬送量とするものである。
このリニア搬送装置は、図2の構成に加えて、移動量演算手段56、搬送量演算手段57を備え、図2の第1の駆動信号選択手段54に代えて、第2の駆動信号選択手段58を備えたものである。
【0031】
上記移動量演算手段56は、上記求められた物品Mの搬送速度に基づいて物品Mの移動量を求める。搬送量演算手段57は、求められた移動量に単位長さ当たりの物品Mの重量を乗算して物品Mの搬送量を求める。求められた物品Mの搬送量は上記の物品Mの搬送速度に基づいて求められるので、前述した物品Mの搬送速度と駆動機26の駆動信号との関係から、物品Mの搬送量と駆動機26の駆動信号との関係も求められる。この物品Mの搬送量と駆動機26の駆動信号との関係は上記の第1の記憶手段31に記憶される。
【0032】
第2の駆動信号選択手段58は、入力手段30からの物品Mの目標搬送量の入力により、求められた物品Mの搬送量が目標搬送量となるように、第1の記憶手段31に記憶された物品Mの搬送量と駆動機26の駆動信号との多数の関係から、駆動機26の駆動信号を決定する。この決定された駆動機26の駆動信号はコントローラ29から駆動機26に出力され、物品Mの搬送量が目標搬送量となるように制御される。
【0033】
こうして、求められた記憶された物品Mの搬送量と駆動機26の駆動信号との関係から、物品Mの目標搬送量を入力するだけで、物品Mの搬送量が目標搬送量となるように、駆動機26の駆動信号を容易に決定することができる。
【0034】
なお、上記各実施形態では、リニア搬送装置の駆動機にリニアステッピングモータを用いているが、他のリニアモータあるいは通常モータとカムリングを組み合わせたものを用いてもよい。また、本発明のリニア搬送装置は組合せ計量装置に限られず、物品を一定量搬送する装置としても広く使用できる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、本発明の一構成によれば、多数のトラフ変位特性とトラフを駆動する駆動信号とが対応付けて求められ、かつ、各トラフ変位特性を持つトラフで搬送される物品の搬送速度も求められるので、物品の搬送速度と駆動機の駆動信号との関係が多数求められ、この関係に基づいて、物品の目標速度を入力するだけで、物品の搬送速度が目標速度となるように、駆動機の駆動信号を容易に選択することができる。
【0036】
本発明の他の構成によれば、求められた物品の搬送量は物品の搬送速度に基づいて求められるので、物品の搬送速度と駆動機の駆動信号との関係による物品の搬送量と駆動機の駆動信号との関係から、物品の目標搬送量を入力するだけで、物品の搬送量が目標搬送量となるように、駆動機の駆動信号を容易に決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るリニア搬送装置を使用した組合せ計量装置を示す一部切断した概略側面図である。
【図2】同リニア搬送装置の制御系を示すブロック図である。
【図3】(A)〜(E)は、同リニア搬送装置の搬送動作を示す説明図である。
【図4】同リニア搬送装置のトラフ速度特性の一例を示す特性図である。
【図5】同リニア搬送装置のトラフ変位特性の一例を示す特性図である。
【図6】同リニア搬送装置の駆動信号の一例を示す特性図である。
【図7】同リニア搬送装置の搬送動作の一例を示す特性図である。
【図8】第2実施形態に係るリニア搬送装置の制御系を示すブロック図である。
【符号の説明】
7…リニア搬送装置、29…コントローラ、31…第1記憶手段、32…第1記憶手段、51…変位特性演算手段、52…位置演算手段、53…速度演算手段、54…第1駆動信号選択手段、56…移動量演算手段、57…搬送量演算手段、58…第2駆動信号選択手段、M…物品。

Claims (6)

  1. 物品が載置されるトラフを駆動機によって物品の搬送方向に往復動させて物品を搬送するリニア搬送装置の制御方法において、
    前記トラフの変位量と時間との関係を示す多数のトラフ変位特性と、前記駆動機を駆動させる駆動信号とを対応付けて求め、
    前記トラフの与えられた振幅と、トラフと物品間の与えられた動摩擦係数とを用い、前記トラフ変位特性を持つトラフで搬送される物品の運動方程式を解いて、物品の搬送方向の位置を求め、
    求められた物品の位置の時間変化から物品の搬送速度を求め、
    求められた物品の搬送速度が目標速度となるように、前記駆動信号を選択することを特徴とするリニア搬送装置の制御方法。
  2. 請求項1において、
    求められた物品の搬送速度に基づく物品の移動量から物品の搬送量を求め、
    前記求められた物品の搬送速度が目標速度となるように前記駆動信号を選択するのに代えて、求められた搬送量が目標搬送量となるように前記駆動信号を決定するリニア搬送装置の制御方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記トラフの振幅および搬送往路のトラフの加速時間を含むパラメータを変化させたときのトラフ変位速度と時間との関係を示すトラフ速度特性を多数求めておき、
    前記トラフ変位速度を時間積分することにより、トラフ変位量と時間との関係を示す多数の前記トラフ変位特性を求めるリニア搬送装置の制御方法。
  4. 物品が載置されるトラフを駆動機によって物品の搬送方向に往復動させて物品を搬送するリニア搬送装置において、
    前記トラフの変位量と時間との関係を示す多数のトラフ変位特性と、前記駆動機を駆動させる駆動信号とを対応付けて記憶する第1記憶手段と、
    前記トラフの与えられた振幅と、トラフと物品間の与えられた動摩擦係数とを用い、前記トラフ変位特性を持つトラフで搬送される物品の運動方程式を解いて物品の搬送方向の位置を求める位置演算手段と、
    求められた物品の位置の時間変化から物品の搬送速度を求める速度演算手段と、
    求められた物品の搬送速度が目標速度となるように、前記駆動信号を選択する第1の駆動信号選択手段とを備えたことを特徴とするリニア搬送装置。
  5. 請求項4において、
    求められた物品の搬送速度に基づく物品の移動量から物品の搬送量を求める搬送量演算手段と、
    前記第1の駆動信号選択手段に代えて、求められた搬送量が目標搬送量となるように、前記駆動信号を決定する第2の駆動信号選択手段とを備えたことを特徴とするリニア搬送装置。
  6. 請求項4または5において、さらに、
    前記トラフの振幅および搬送往路のトラフの加速時間を含むパラメータを変化させたときのトラフ変位速度と時間との関係を示す多数のトラフ速度特性を記憶する第2記憶手段と、
    前記トラフ変位速度を時間積分することにより、トラフ変位量と時間との関係を示す多数の前記トラフ変位特性を求める変位特性演算手段とを備えたことを特徴とするリニア搬送装置。
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