JPH11193004A - 振動式搬送装置およびその振動特性検知方法 - Google Patents

振動式搬送装置およびその振動特性検知方法

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JPH11193004A
JPH11193004A JP36932297A JP36932297A JPH11193004A JP H11193004 A JPH11193004 A JP H11193004A JP 36932297 A JP36932297 A JP 36932297A JP 36932297 A JP36932297 A JP 36932297A JP H11193004 A JPH11193004 A JP H11193004A
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weight
vibration
trough
leaf spring
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Yasuaki Morinaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送量をリアルタイムで精度よく制御できる
振動式搬送装置の制御に必要な振動特性検知装置および
その振動特性検知方法を提供すること。 【解決手段】 トラフ4をベース7に板ばね9で支持
し、加振器2で前記トラフ4を搬送方向に振動させる振
動フイーダ1と、それぞれトラフ4上の物品の重量Wを
検出する重量検出器23および板ばね9の振幅Aを検出
する振幅検出器25と、トラフ4上の物品Mの重量Wを
パラメータとした加振器2の加振周波数fdと前記振幅
Aとの関係を示すデータをデータ記憶手段28に記憶さ
せるデータ作成手段29とを備え、当該振動式搬送装置
の作動時に、逐次前記データをデータ記憶手段28に書
き込むようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラフ上に供給さ
れる物品を、トラフを振動させて一定重量ずつ供給する
振動式搬送装置およびその振動特性検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、スナック菓子のような物品を袋
詰めする場合、組合せ計量装置により定量ずつ切り出す
ようにしている。図7に、組合せ計量装置の機構部の概
略側面図を示す。物品Mは、供給シュート40を介して
背の低い円錐形分散フイーダ41の中央に供給される。
そして、分散フイーダ41の振動により放射状に配置さ
れた複数の振動フイーダと呼ばれる振動式搬送装置(以
下、「振動フイーダ」ともいう)1に分散供給される。
次に、物品Mは各振動フイーダ1に搬送されて円周上に
複数配置されたプールホッパ42に送られ、計量動作に
合わせて一時的にプールされた後、プールホッパ42の
排出ゲート43が開放されて計量ホッパ44に投入され
る。ロードセルのような計量手段45は、各計量ホッパ
44にプールされている物品Mの重量Wを計量して計量
信号を出力する。重量Wが計量された物品Mは、計量ホ
ッパ44の排出ゲート46が開放されて集合シュート4
7で集合され、排出シュート48に排出される。この排
出された物品Mは、図示しない包装機により包装されて
目標重量の袋詰め商品となる。各計量ホッパには投入目
標値が設定されており、計量値の目標値に対する大小に
応じて、振動フイーダの振幅または振動時間を調節し
て、計量値が投入目標値に合致するように制御してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この制
御は計量ホッパの計量値を読み取って行われるものであ
り、振動フイーダの搬送量をリアルタイムで精度よく読
み取って行うものではないので、時間遅れが大きくな
り、応答性が悪い。そのため、投入量(搬送量)の制御
を精度よく行うのが難しい。
【0004】本発明は、上記のような問題点を解決し
て、搬送量をリアルタイムで精度よく制御できる振動式
搬送装置およびその振動特性検知方法を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る振動式搬送装置は、物品が載置される
トラフと、ベースと、前記トラフをベースに支持する板
ばねと、前記板ばねを振動させる加振器と、前記トラフ
上の物品の重量を検出する重量検出器と、前記板ばねの
振幅を検出する振幅検出器と、前記トラフによる物品の
搬送中に検出された前記重量をパラメータとし、トラフ
の振動周波数と検出された前記振幅との関係を示すデー
タを作成するデータ作成手段と、作成されたデータを記
憶する記憶手段とを備えている。
【0006】上記構成によれば、データ作成手段は、当
該振動式搬送装置の作動時に、重量検出器によって検出
されたトラフ上の物品の重量をパラメータとした、加振
器の加振周波数と、振幅検出器によって検出された板ば
ねの振幅との関係を示すデータを自動的に作成し、記憶
手段にこのデータを逐次記憶させる。そののち搬送量を
算出するときは、この記憶手段からトラフの振動周波数
と加振周波数とに対応するトラフの振幅データを得て、
物品の搬送量を演算手段によってリアルタイムで精度よ
く算出する。
【0007】また、本発明の他の好ましい実施形態にお
いては、前記重量検出器は、板ばねに装着されて板ばね
の歪量を検知する歪ゲージと、前記歪量に基づいて前記
重量を検出する重量検出回路とで構成されている。上記
構成によれば、板ばねに装着した歪ゲージの歪量からト
ラフ上の物品の重量を検出することができるので、別途
重量検出器を設ける必要がない。
【0008】また、本発明のさらに他の好ましい実施形
態においては、前記振幅検出器は、板ばねに装着されて
板ばねの歪量を検知する歪ゲージと、前記歪量に基づい
て前記振幅を検出する振幅検出回路とで構成されてい
る。上記構成によれば、板ばねに装着した歪ゲージの歪
量から、トラフ上の物品の重量とトラフの振幅とを検出
することができるので、別途振幅検出器を設ける必要が
ない。
【0009】また、本発明に係る振動式搬送装置の振動
特性検知方法は、物品が載置されるトラフをベースに支
持する板ばねを加振器により振動させて物品を搬送しな
がら、前記トラフ上の物品の重量と、板ばねの振幅を検
出し、前記重量をパラメータとした、トラフの振動周波
数と検出された前記振幅との関係を示すデータを作成す
る。
【0010】上記構成によってもやはり、当該振動式搬
送装置の作動時に、重量検出器によって検出されたトラ
フ上の物品の重量をパラメータとして、加振器の加振周
波数と、振幅検出器によって検出された板ばねの振幅と
の関係を示すデータを自動的に作成し、記憶手段にこの
データを逐次記憶させる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
面に基づいて説明する。図1に、振動フイーダの概略側
面図を示す。この振動フイーダ1は、加振器2と、この
加振器2にブラケット3を介して取り付けられているト
ラフ4とを有している。また、前記加振器2は、当該振
動フイーダ1が取り付けられる架台5に複数のゴムまた
はコイルばねのような防振用ないし免振用の弾性体6を
介して取り付けられたベース7と、このベース7に取り
付けられた電磁石8と、ベース7の前部と後部にボルト
B1 によりそれぞれ一端部9aが取り付けられ、他端部
9bがボルトB2 によりそれぞれ前記ブラケット3に取
り付けられて平行に配置されている1対の板ばね9と、
前記ブラケット3に固着されて前記電磁石8に対向する
可動鉄心10とを備えている。前記可動鉄心10は一方
の板ばね9の他端部9bに対応した位置でブラケット3
に固定されている。前記電磁石8には、スイッチング素
子12およびコントローラ13で構成されたインバータ
のような周波数および駆動電流が可変の駆動電源11か
ら給電される。
【0012】前記駆動電源11のスイッチング素子12
は、コントローラ13から出力される駆動制御信号Cd
に基づく周波数fd と電流量Id の交流駆動電流を電磁
石8に給電し、電磁石8の可動鉄心10の吸引力と板ば
ね9のばね定数kによって定まる振幅Aでもって、トラ
フ4を水平姿勢のままで矢印V方向に振動させ、トラフ
4上の物品Mを矢印P方向に搬送する。このように構成
された振動系の固有振動周波数fn は、次式で求められ
る。 fn =(1/2π)(k/m)1/2 ただし、m=(m1 ×m2 )/(m1 +m2 )、kはば
ね定数、m1 はばね上重量、m2 はばね下重量である。
本実施形態では、固有振動周波数fn が商用電源周波数
に近い周波数となるように設定し、これによって、低い
電力でトラフ4の振幅が大きくなるように構成してい
る。
【0013】搬送方向前側の板ばね9の両端部のブラケ
ット3およびベース7への固定部の近傍には、4つの歪
ゲージ14a〜14dが装着されている。この装着部U
は、振動時に板ばね9の歪み量が大きい部分である。つ
まり、1対の板ばね9,9とブラケット3とベース7と
により、平行四辺形の形状を保って変形する一種のロバ
ーバル機構が構成されているので、板ばね9は、一端部
9aを支点として他端部9bが移動する際に、ボルトB
1 ,B2 の近傍、つまり固定部の近傍が屈曲し、この部
分に大きな歪が発生する。歪ゲージ14a〜14dで検
出された歪量は、図1の重量検出回路15に入力され、
ブラケット3、トラフ4、可動鉄心10などの既知の装
置重量が風袋として差し引かれたトラフ3上の物品Mの
重量が検出される。このように、歪ゲージ14a〜14
dと重量検出回路15で、重量検出器23を構成してい
る。また、図1の振幅検出回路24は、歪ゲージ9の歪
量からトラフ4の搬送方向の振幅Aを検出し、歪ゲージ
14a〜14dと振幅検出回路24で、振幅検出器25
を構成している。
【0014】図2は、板ばね9の歪ゲージ14a〜14
dの配設位置を示す正面図である。板ばね9は矩形であ
り、上下方向に合致した長手方向の一端部9aにベース
7に取り付けるための取付孔H1 が、他端部9bにブラ
ケット3に取り付けるための取付孔H2 がそれぞれ形成
されている。各取付孔H1 ,H2 に前記ボルトB1 ,B
2 が挿通される。歪ゲージ14a,14cは取付孔H2
の近傍で、歪ゲージ14b,14dは取付孔H1 の近傍
で、それぞれの固定部よりも板ばね9の中央よりの位置
に、接着剤で貼り付けられており、その出力リードがフ
レキシブル配線シート16の4本の配線16a〜16d
に接続されて、図3に示すブリッジ回路17を構成して
いる。
【0015】図3は、ブリッジ回路17と重量検出回路
15で構成された重量検出器23の一構成例を示す図で
ある。重量検出回路15は、第1〜第4の積分器19a
〜19dと、第1,第2の分圧器20,21と、信号処
理回路22とを有している。ブリッジ回路17の歪ゲー
ジ14aと14cの接続点cは直流定電圧電源18に接
続され、歪ゲージ14bと14dの接続点dは接地され
ている。また、歪ゲージ14aと14bの接続点aは第
1の積分器19aに接続され、歪ゲージ14cと14d
の接続点bは第2の積分器19bに接続3れている。他
方、接続点cと接地との間には、抵抗器RI,R2の直
列体で構成された第1の分圧器20と、抵抗器R3,R
4の直列体で構成された第2の分圧器21とが接続され
ており、第1の分圧器20の出力電圧は第3の積分器1
9cに、第2の分圧器21の出力電圧は第4の積分器1
9dにそれぞれ入力される。
【0016】信号処理回路22には、接続点cの電圧V
C 、接続点dの接地電位、積分器19a,19bの出力
電圧Va ,Vb 、積分器19cから共通電圧Vcom ,積
分器19dから参照電圧Vref がそれぞれ入力され、ト
ラフ4上の重量Wが算出される。つまり、重量Wはブリ
ッジ回路17で得られた振動する重量信号の平均値とし
て求められる。前記振幅検出器25も、図3に示したブ
リッジ回路17と重量検出回路15と同様に構成された
振幅検出回路24とで構成されている。
【0017】図4は、本実施形態の振動系の振動特性を
示す図である。固有振動周波数fnは、前述したように
板ばね9のばね定数kと、ばね上重量m1 で定まるの
で、トラフ4上の物品Mの重量Wに応じて変化し、図4
に示すように、重量WがW1 から大きな値W2 に変化す
るとfn1からfn2のように低くなる。他方、板ばね9の
振幅Aは、駆動電流Id の大きさと、その周波数fd に
よって変化し、駆動電流Id を大きくすると振動特性曲
線が上方にずれた破線で示す形となって振幅AはA3 の
ように大きくなる。また、駆動電流Id の大きさが同一
であっても、加振周波数fd が固有振動周波数fn に近
づくほど振幅Aは大きくなり、重量WがW1 からW2 に
大きくなると振幅AはA1 からA2 のように減少する。
【0018】振動式フイーダ1の供給量(単位時間当り
の搬送量)は、発明者による検討の結果、(トラフ上の
物品の重量W)×(板ばねの振幅A)×(振動時間T)
×(係数)で定まることがわかった。したがって、その
いずれかの値を調整することで、供給量を調節すること
ができる。前記係数は、板ばね9の振動方向Vとトラフ
4の搬送方向Pとの角度ずれ、物品の種類による滑りの
差等を修正するためのもので、経験的に求められる。な
お、トラフ4の搬送方向Pにおける板ばね9またはトラ
フ4の振幅を板ばね9の振幅とみなしてもよい。その場
合、板ばね9は鉛直方向に対して傾斜しているために、
板ばね9の振動方向と前記搬送方向Pとは一致しないか
ら、両方向における振幅は異なる。その振幅の相違は前
記係数により補正する。
【0019】前記供給量をオンラインで調整するには、
トラフ上の物品の重量Wと加振周波数fd とトラフ(板
ばね)の振幅Aのデータをオンラインで得る必要があ
る。本実施形態では、データ記憶手段28にトラフ4上
の物品の重量Wをパラメータとした、加振器2の加振周
波数fd とこれに対応する板ばね9の振幅Aのデータを
記憶させておき、搬送量演算手段26において、重量検
出器23で検出された物品の重量Wとコントローラ13
から入力される加振周波数fd とに基づいて、振幅Aを
データ記憶手段28から読み出したうえで、前記供給量
を算出する。ここで、予め前記データを記憶手段28に
記憶させておいてもよいが、この例では、データ作成手
段29において、稼働時に検出した重量W、振幅A、加
振周波数fd のデータを逐次データ記憶手段28に書き
込むことで、必要なデータを蓄積するように構成してい
る。
【0020】このデータの蓄積手順を、図1を参照しな
がら、図5および図6に基づいて説明する。始めに、コ
ントローラ13は与えられた駆動指令信号で指示された
加振周波数fd1、駆動電流Id で加振器2を駆動する。
重量検出器23と振幅検出器25はこのときの重量W1
と振幅Aw11 を検出する。データ作成手段29は、重量
W1と加振周波数fd1と振幅Aw11 を、図6に示すよう
に、重量Wをパラメータとするデータとしてデータ記憶
手段28に書き込む。搬送量演算手段26は、入力され
た重量W1 と加振周波数fd1に対応する振幅Aw11 とを
データ記憶手段28から読み出し、搬送量Sw1を算出す
る。搬送量制御手段27は、入力された搬送量Sw が与
えられた目標搬送量より小さいときは、加振周波数fd1
を所定量低い加振周波数fd2に変更する周波数制御信号
Cf をコントローラ13に出力する。
【0021】コントローラ13は与えられた周波数制御
信号Cf で指示された加振周波数fd2、駆動電流Id で
加振器2を駆動する。重量検出器23と振幅検出器25
はこのときの重量W2 と振幅Aw12 を検出する。データ
作成手段29は、重量W1 と加振周波数fd2と振幅Aw1
2 とを、図6に示すように、重量Wをパラメータとする
データとしてデータ記憶手段28に書き込む。搬送量演
算手段26は、入力された重量W1 と加振周波数fd2に
対応する振幅Aw12 とをデータ記憶手段28から読み出
し、搬送量Sw2を算出する。搬送量制御手段27は、入
力された搬送量Sw2が与えられた目標搬送量より小さい
ときは、加振周波数fd1を所定量低い加振周波数fd3に
変更する周波数制御信号Cf をコントローラ13に出力
する。
【0022】以下、同じ加振周波数制御動作を、搬送量
Swiと目標搬送量との差が許容範囲内となるまで繰り返
し、許容範囲内の加振周波数fdiに設定する。重量検出
器23で検出された重量WがW2 に変化したときは、図
5に示すように振動特性曲線が周波数の低い方にずれる
ので、前記加振周波数制御動作を繰り返して、目標搬送
量となる加振周波数fdiに設定する。
【0023】データ記憶手段28には、振動フイーダ1
が作動して新たなーデータが得られるたびに書き込まれ
るので、図6に示すように、物品の種類ごとの重量Wを
パラメータとした加振周波数fdiに対応する振幅Ai の
データが蓄積される。前記データを用いて供給量を制御
する場合、搬送量演算手段26は、振幅検知手段25か
ら入力された振幅Aと、重量検出器23から入力された
物品の重量Wと、振幅検知手段25において検出される
か、またはコントローラ13から出力される制御信号C
d の継続時間から求められる搬送時間(加振器2の動作
時間)Tとに基づき、搬送量Sw を算出する。
【0024】搬送量制御手段27は、搬送量制御信号C
swをコントローラ13に出力し、加振周波数fd を調整
することにより振幅Aを変更して、入力された搬送量S
w と目標搬送量との差が許容範囲内となるように補正す
る。コントローラ13は、スイッチング素子12の開閉
周波数により加振周波数を調整することにより、振幅A
が指令された振幅になるように制御する。例えば、図4
において、加振周波数がfd で、重量がW1 であったと
き、加振周波数を共振周波数fn に近づけたfd4にする
と、振幅がA4 のように大きくなる。したがって、搬送
量を1.2倍に補正したい場合、搬送量制御手段27
は、振幅が1.2倍となる加振周波数fd4をデータ記憶
手段24から読み出して、この周波数に設定させるため
の搬送量制御信号Cswをコントローラ13に出力する。
【0025】同じ種類の物品について同じ目標搬送量で
あれば、振幅検出器25で振幅Aを算出するよりも、こ
の例のように、データ記憶手段28から振幅データを読
み出す方がはるかに高速度であるので、搬送量演算手段
26によってデータ記憶手段28から重量Wi と加振周
波数fdiに対応する振幅Ai とを読み出して搬送量Sw
を算出するように作動させることで、搬送量の制御をよ
り精度よく制御することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、トラフを互いに平行な
1対の板ばねでベースに支持し、前記ベースに取り付け
られた加振器で前記トラフを搬送方向に振動させるとと
もに、前記トラフ上の物品の重量と前記板ばねの振幅と
を検出して、前記重量をパラメータとする加振周波数と
振幅のデータをデータ記憶手段に記憶させるようにした
ものであるから、搬送量をリアルタイムで高精度に制御
するような場合に用いられる前記データが自動的に得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る振動式搬送装置の構
成を示す図である。
【図2】本実施形態の板ばねの歪ゲージの配設位置を示
す正面図である。
【図3】本実施形態の重量検出器の構成を示す図であ
る。
【図4】本実施形態の振動系の振動特性を示す図であ
る。
【図5】本実施形態の振動特性データの作成手順を示す
図である。
【図6】本実施形態のデータ記憶手段に記憶されている
振動特性データの一例を示す図である。
【図7】組合せ計量装置の機構部の概略側面図である。
【符号の説明】
1…振動フイーダ、2…加振器、3…ブラケット、4…
トラフ、5…架台、6…弾性体、7…ベース、8…電磁
石、9…板ばね、10…可動鉄心、11…駆動電源、1
2…スイッチング素子、13…コントローラ、14a〜
14d…歪ゲージ、15…重量検出回路、16…フレキ
シブル配線シート、17…ブリッジ回路、22…信号処
理回路、23…重量検出器、24…振幅検出回路、25
…振幅検出器、26…搬送量演算手段、27…搬送量制
御手段、28…データ記憶手段、29…データ作成手
段、A…板ばねの振幅、Cd …駆動制御信号、Cf …周
波数制御信号、fd …加振周波数、Id …駆動電流、M
…物品、Sw …搬送量、T…搬送時間、W…物品の重
量。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品が載置されるトラフと、ベースと、
    前記トラフをベースに支持する板ばねと、前記板ばねを
    振動させる加振器と、 前記トラフ上の物品の重量を検出する重量検出器と、 前記板ばねの振幅を検出する振幅検出器と、 前記トラフによる物品の搬送中に検出された前記重量を
    パラメータとし、トラフの振動周波数と検出された前記
    振幅との関係を示すデータを作成するデータ作成手段
    と、 作成されたデータを記憶する記憶手段とを備えた振動式
    搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記重量検出器は、
    板ばねに装着されて板ばねの歪量を検知する歪ゲージ
    と、前記歪量に基づいて前記重量を検出する重量検出回
    路とからなる物品の振動式搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記振幅検出器は、
    板ばねに装着されて板ばねの歪量を検知する歪ゲージ
    と、前記歪量に基づいて前記振幅を検出する振幅検出回
    路とからなる物品の振動式搬送装置。
  4. 【請求項4】 物品が載置されるトラフをベースに支持
    する板ばねを加振器により振動させて物品を搬送しなが
    ら、 前記トラフ上の物品の重量と、板ばねの振幅を検出し、 前記重量をパラメータとし、トラフの振動周波数と検出
    された前記振幅との関係を示すデータを作成する振動式
    搬送装置の振動特性検知方法。
JP36932297A 1997-12-27 1997-12-27 振動式搬送装置およびその振動特性検知方法 Pending JPH11193004A (ja)

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JP36932297A Pending JPH11193004A (ja) 1997-12-27 1997-12-27 振動式搬送装置およびその振動特性検知方法

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JP (1) JPH11193004A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001253527A (ja) * 2000-03-14 2001-09-18 Ishida Co Ltd リニア搬送装置およびその制御方法
JP2010249590A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Yamato Scale Co Ltd デジタル秤用フィーダ及びそれを備えたデジタル秤

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