JP4081191B2 - リニア搬送装置およびこれを用いた組合せ計量計数装置 - Google Patents

リニア搬送装置およびこれを用いた組合せ計量計数装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リニアモータを駆動源として、物品を所定の搬送方向へ搬送するリニア搬送装置およびこれを用いた組合せ計量計数装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来のリニア搬送装置として、1次巻線鉄心により構成される固定子と磁石とからなるリニアモータを使用し、前記固定子をベース上に設けるとともに、前記磁石を、物品を載せるトラフの底面に前記固定子と所定の間隔を隔てた状態に取り付け、リニアモータの駆動でトラフを所定の搬送方向に往復動させることにより、トラフ上の物品を搬送するようにしたものが知られている(特公昭54−35395号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記構成のリニア搬送装置では、トラフ上に載せられて搬送される物品の重量を検出できないので、たとえば組合せ計量計数装置において、物品を計量部に供給するフィーダに使用しても、計量部への物品供給重量が目標重量となるように搬送速度などを正しく制御できないという問題があった。
すなわち、計量部で計量された物品重量を帰還量として搬送速度を制御することになるので、実際にトラフ上を搬送されている物品の重量に対応した搬送速度に正しく設定できず、計量部への物品供給重量が目標重量とならない。
【0004】
本発明は、以上のような問題に鑑みてなされたもので、トラフ上を搬送中の物品の重量を検出することのできるリニア搬送装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項に係るリニア搬送装置は、物品が載置されるトラフと、前記トラフを水平な搬送方向に往復動させて物品を搬送させるリニアモータ式の駆動機と、前記トラフ上の物品の重量を検出する重量検出器とを備え、前記駆動機は、ハウジングに固定されたコイルと、ハウジングに直線移動可能に支持されたシャフトに固定された磁石とで構成され、前記シャフトにブラケットを介して前記トラフが支持されており、前記重量検出器は、前記ブラケットに装着された歪ゲージと、この歪ゲージから出力されるブラケットの歪量に基づいて前記重量を検出する重量検出回路とを有するものとしている。
【0012】
前記リニア搬送装置によれば、駆動機をコンパクトに構成できるとともに、トラフ上を搬送中の物品の重量を検出する重量検出器も簡単な構造にできるので、計量部に向けて複数のフィーダを放射状に配置する組合せ計量計数装置などにおけるフィーダとして使用する場合にも、さほど設置スペースを要することなく、コンパクトに配置できる。
また、前記リニア搬送装置によれば、重量検出器をトラフの前後部に配置した場合には、トラフ上で物品が前方や後方に偏在して搬送されている場合でも、前後2つの重量検出器の検出値により、前記物品の偏り状態を検知できるので、直ちに物品の偏在を解消する対策を講じることができ、適正に物品の定量搬送を行うことができる。
また、前記リニア搬送装置によれば、トラフに電気配線が不要なので、必要に応じて、トラフを容易にリニア搬送装置から取り外すことができるので、トラフの洗浄などを容易に行うことができる。
【0013】
また、本発明の請求項に係るリニア搬送装置は、請求項1の構成において、さらに、検出された物品重量に基づき、所望の搬送量が得られるように前記駆動機を制御するコントローラを備えている。
【0014】
前記リニア搬送装置によれば、検出された物品重量に応じて、コントローラが所望の搬送量が得られるように駆動機を制御するので、所望量の物品の搬送を行うことができる。
【0015】
また、本発明の請求項に係るリニア搬送装置は、請求項1または2の構成において、さらに、検出された物品重量を表示する表示器を備えている。
【0016】
前記リニア搬送装置によれば、表示器に表示される物品重量を監視して、作業者が物品重量の変化に対応した対策を手早く講じることができ、所望量の物品の搬送を適正に行うことができる。
【0017】
また、本発明の請求項に係る組合せ計量計数装置は、複数の計量器による物品の計量値計数値を組み合わせ演算し、許容範囲内の組合せ重量または組合せ個数となる計量器 内の物品を選択して組み合わせる装置であって、物品を前記計量器に供給するフィーダが、請求項1からのいずれかに記載のリニア搬送装置で構成されている。
【0018】
前記組合せ計量計数装置によれば、計量器への物品の所望量の供給が適正に行わ れるので、物品を正確に組合せ演算できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るリニア搬送装置を備えた組合せ計量装置を示す一部切断した概略正面図である。図1において、搬送コンベア1によって搬送されてきた被計量物である例えばスナック菓子のような物品Mは、投入シュート2を介して平坦な円錐状の単一の分散フィーダ3上に供給される。この分散フィーダ3は加振器4の駆動により上下に加振されて振動し、物品Mを全方位に分散させる。分散フィーダ3の下方周囲にはリニア搬送装置からなる複数の移送フィーダ7が放射状に配置され、各移送フィーダ7の先端部下方には、複数のプールホッパ9が各移送フィーダ7に個々に対応させて円形に配置されている。さらに、プールホッパ9の下方には、複数の計量ホッパ10が各プールホッパ9に個々に対応させて円形に配置されている。前記プールホッパ9および計量ホッパ10は、これらの下部排出口を開閉するゲート13,14を有する。
【0020】
前記各移送フィーダ7は、分散フィーダ3から受けた物品Mを水平方向の往復動によって対応するプールホッパ9に供給し、プールホッパ9は、投入された物品Mを一時的にプールしたのちに、この物品Mをゲート13の開動により排出して計量ホッパ10に供給する。
【0021】
前記計量ホッパ10は、この計量ホッパ10内の物品Mの重量を計量するロードセルのような計量手段11を介して後述するケース23により支持されてい る。計量ホッパ10の下方には、計量ホッパ10から排出された物品Mを中央下部に集める集合排出シュート17が配置されており、この集合排出シュート17は、着脱自在な複数の上段シュート部17aを、固定された下段シュート部17bの回りに放射状に配置することにより構成されている。下段シュート部17bの下端排出口から排出された物品Mは、集合排出シュート17により集合された上で、振分シュート18を通って包装機19に供給されて包装される。
【0022】
図示しない床に支持された支持架台20上に本体フレーム21が載置されており、この本体フレーム21に、複数の支持脚22を介してケース23が支持されている。このケース23の上部に、投入シュート2、分散フィーダ3、移送フィーダ7およびプールポッパ9が配置されているとともに、ケース23の外周部の計量ホッパ10内部に計量手段11が配置されている。ケース23内には、プールホッパ9および計量ホッパ10の制御部や駆動モータなどが収納されている。
【0023】
前記ケース23内の制御部は、複数の計量ホッパ10の物品Mの計量値を組合せ演算し、許容範囲内の組合せ重量となる計量ホッパ10内の物品Mを選択して、それらの計量ホッパ10のゲート14を開動し、包装機19に供給する。
【0024】
図2は、前記移送フィーダ7の制御系の構成を示すブロック図である。この移送フィーダ7はリニア搬送装置からなる。このリニア搬送装置は、搬送する物品Mが載置されるトラフ25と、このトラフ25を水平な搬送方向X−Yに往復動させて物品Mを計量部のプールホッパ9へ搬送させるリニアモータ式の駆動機26と、前記トラフ25の水平な底面の前後部を上述した往復動が可能となるように支持してトラフ25上の物品Mの重量を検出する2つの重量検出器30と、これらの重量検出器30により検出された物品重量に基づき、所望の搬送量が得られるように前記駆動機26を制御するコントローラ29とを備える。また、重量検出器30により検出された物品重量は表示器36に表示される。
【0025】
前記移送フィーダ7の駆動機26は、前記トラフ25の底面に設けた磁石27と、前記トラフ25を前記重量検出器30を介して支持するベース33の上面に設けたコイル28とを有する。前記ベース33はケース23の上壁により形成されている。トラフ25は、前記磁石27とコイル28との間に所定の上下隙間が生じる高さとなるように、上述した前後部の重量検出器30で支持される。このように、駆動機26の磁石27とコイル28とが、トラフ25とベース33に分けて設けられているので、必要に応じてトラフ25をベース33上から容易に取り外すことができ、しかも、トラフに電気配線が不要なので、トラフ25の洗浄を容易に行うことができる。
【0026】
前記重量検出器30は左右の固定部30aおよび可動部30bと、これらを連結する上下のビーム部30c、30cとを有するロードセルからなる。そのロードセルの30の可動部30bには、上方に突出してトラフ25の底面を水平摺動可能に支持する支持ロッド31が設けられ、また固定部30aは、下方に延びたブラケット32を介して前記ベース33に支持されている。
【0027】
前記移送フィーダ7による物品Mの搬送動作は、図3に示すように行われる。すなわち、図3(A)のようにトラフ25の上に物品Mが載せられた状態で、コイル28への通電により駆動機26が作動して、図3(B)のようにトラフ25が、トラフ25に対する物品Mの静止摩擦抵抗に打ち勝たない程度のピーク値を持つ速度VF で前進側(X方向)に移動する。これにより、物品Mはトラフ25と一体となって前進側に移動する。なお、物品Mは、わかり易くするために一部分のみ記載している。
【0028】
次に、駆動機26の逆作動により、図3(C)のようにトラフ25が、トラフ25に対する物品Mの静止摩擦抵抗に打ち勝つように、前記前進速度VF より大きいピーク値を持つ速度VR で後退側(Y方向)に移動する。これにより、物品Mは、トラフ25上を、静止摩擦抵抗より小さい動摩擦抵抗を受けながら相対的に前進側に滑って移動する。以下、図3(D),(E)に示すように、トラフ25の前記往復動を繰り返すことにより、物品Mが搬送方向に順次移動して搬送が行われ、トラフ25の先端側の計量部のプールホッパ9(図1)に物品Mが投入される。
【0029】
なお、前記組合せ計量装置において、放射状に配置される複数の移送フィーダ7の往復動作は1〜数秒間継続するが、各移送フィーダ7の往復動の動作タイミングは、隣接する移送フィーダ7の相互間で前記サイクル時間より短い時間(例えば0.1秒)だけずれるように設定される。これにより、複数の移送フィーダ7間で往復動のタイミングが一致して大きな振動が起きるのを防止できる。
【0030】
図4は、前記移送フィーダ7の動作時のトラフ25の速度変化を示す波形図である。図4(A)は、例えばポテトチップスなどの物品Mが所定の搬送量で搬送される場合の波形図であって、縦軸はトラフ25の移動速度を表し、横軸は時間を表す。また、縦軸の上側は前進速度VF を表し、下側は後退速度VR を表す。上述したように、後退速度VR のピーク値は、前進速度VF のピーク値より大きい値とされる。
【0031】
なお、同図において、前進速度VF および後退速度VR の波形と時間軸横軸とで囲まれる部分の面積(波形の時間積分値)は、トラフ25の往復動のストローク(振幅)を表し、前進速度VF の部分の面積と後退速度VR の部分の面積とは等しく、ピーク値の小さい前進速度VF の波形の時間幅TF は、ピーク値の大きい後退速度VR の波形の時間幅TR よりも長くなる。また、前進速度VF および退速度VR の面積は、トラフ25の往復動のストロークが長くなるほど大きくなる。コイル28の磁束密度に比例するコイル28への通電電流の波形は、前記速度波形を時間微分した波形に相当する。
【0032】
トラフ25による物品の搬送量は、トラフ上の物品重量に比例し、トラフの往復動のストローク、継続時間および速度等の動作パラメータに依存する。そこで、前記パラメータが決まり、搬送量が予め設定された一定値である場合、物品重量も予め定まる。そこで、搬送時に、重量検出器30の検出する物品重量が、設定された搬送量に応じて定められた値よりも小さくなると、コントローラ29は、例えば図4(B)に示すように、後退速度VR をそのピーク値が物品重量の減少分に対応する値だけ大きくなるように制御する。これにより、トラフ後退時のトラフ25と物品Mとの滑りが大きくなり、それだけ物品Mの前進距離が大きくなるので、搬送量が増加する。こうして、物品重量の減少により搬送量が所望量より少なくなるのが回避される。
【0033】
逆に、重量検出器30の検出する物品重量が、設定された搬送量に応じて定められた値よりも大きくなると、コントローラ29は、後退速度VR をそのピーク値が物品重量の増大分に対応する値だけ小さくなるように制御する。これにより、物品重量の増大によって搬送量が所望量より多くなるのが回避される。このような制御により、物品Mは常に所望の搬送量で搬送される。トラフ25の移動速度VF ,VR のピーク値の加減は、駆動機26のコイル28に入力する電流の周波数を増減することにより行うことができる。
【0034】
なお、前記説明では、検出される物品重量の増減に応じて、トラフ25の後退速度VR のピーク値を可変制御する例を示したが、後退速度VR のピーク値を可変制御する代わりに、トラフ25の往復動ストロークの長さを可変制御するようにしてもよい。すなわち、検出される物品重量が増大すると、トラフ25の往復動ストロークを短くし、物品重量が減少すると、往復動ストロークを長くして、所望の搬送量に維持する。また、検出される物品重量の増減に応じて、トラフ25の後退速度VR のピーク値と、往復動ストロークの長さの両方を可変制御することにより、所望の搬送量に維持するようにしてもよい。
【0035】
このようにして、物品Mの搬送量が常に所望の値となるように制御されるので、計量部のプールホッパ9への物品Mの定量供給が適正に行われることになり、物品を正確に組合せ演算できる。
【0036】
また、この実施形態では、重量検出器30で検出される物品重量が表示器36に表示されるので、その表示値を監視することにより、その重量が異常に変化した場合などにおいても、これに対する対応を瞬時に講じることができる。
【0037】
さらに、この実施形態では、トラフ25の前後部に1つずつ配置されている重量検出器30でトラフ25上の物品Mの重量を検出するようにしているので、物品Mがトラフ25の前部側や後部側に偏在している場合には、各重量検出器30の検出値に差が生じることになる。このため、物品Mがトラフ25の前後に偏在する場合でも、コントローラ29は前記検出値の差から、物品Mがトラフ25の前部側に偏在しているか、後部側に偏在しているかを判別することができ、その判別結果に基づき、上述したトラフ25の後退速度VR のピーク値や、往復動ストロークの大きさを可変制御する適正なタイミングを決めることができる。例えば、物品Mがトラフ25の前部側に偏在している場合、直ちに後退速度VR を小さくして、トラフ後退時に物品Mも後退させ、物品がトラフ前端から計量部へ不測に落下するのを防止する。これにより、正確に物品Mの搬送量を所望値に維持できる。
【0038】
なお、前記トラフ25上の物品Mの重量を正しく検出できるなら、トラフ25は、前記実施形態の場合のように前後の重量検出器30で支持する構成に限らず、トラフ25の前後方向中央部を1つの重量検出器30で支持するようにしてもよい。
【0039】
図5は、リニア搬送装置からなる前記移送フィーダ7の他の実施形態の構成を示す。この移送フィーダ7では、駆動機26が、シリンダ状のハウジング38と、このハウジング38の内壁に固定支持されたコイル28と、前記ハウジング38内をその軸方向に直線移動可能に貫通して支持されたシャフト39と、このシャフト39に固定された磁石27とからるリニアステッピングモータで構成されている。この駆動機26は、前記シャフト39が、その軸心を搬送方向X−Yに向けてベース33上に設置される。前記シャフト39には、その前後端に跨がって門形のブラケット40が連結され、このブラケット40の横部材40aの上部に連結部材41を介してトラフ25が連結される。これにより、トラフ25がブラケット40を介してシャフト39が支持されている。前記駆動機26およびブラケット40は、必要に応じてトラフ25の往復動を妨げないように保護カバー42で被覆される。
【0040】
トラフ25上の物品Mの重量を検出する重量検出器30は、前記ブラケット40の2つの縦部材40bに装着された歪みゲージ34と、この歪みゲージ34から出力されるブラケット40の歪量に基づいて物品重量を検出する重量検出回路35とを有している。前後の縦部材40b,40bにはトラフ25上の物品重量に応じた歪が発生するので、その歪量を歪ゲージ34により検出し、歪量から重量検出回路35で重量を求める。重量検出回路35から出力される物品重量に基づき、所望の搬送量が得られるようにコントローラ29が前記駆動機26を制御する。また、重量検出器30によって検出された物品重量を表示器36で表示する構成は、先の実施形態の場合と同様である。
【0041】
この実施形態の場合には、駆動機26をコンパクトに構成できるので、図1に示す組合せ計量装置のように多数の移送フィーダ7を放射状に配置する場合にも、さほど設置スペースを要することなく、コンパクトに配置することができる。
【0042】
なお、前記実施形態では、物品を定量ずつ切り出す組合せ計量装置について説明したが、飴やチョコレートのように、1個のばらつきが小さく、重量(計量値)を単品重量で除して正確な個数(計数値)が求められる物品について、所定の個数となる計量ホッパの組合せを選択し、それらの計量ホッパから物品を排出させる組合せ計数装置にも、本発明を同様に適用することができる。
【0043】
さらに、本発明のリニア搬送装置は、単体で使用して、薬剤のような物品の秤量装置に物品を所望量ずつ供給する、いわゆるコンスタントフィーダとして用いることができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明の請求項1のリニア搬送装置によれば、駆動機がハウジングに固定されたコイルと、ハウジングに直線移動可能に支持されたシャフトに固定された磁石とで構成され、前記シャフトにブラケットを介してトラフが支持されているため、駆動機をコンパクトに構成できるので、組合せ計量装置のように多数の移送フィーダを放射状に配置する場合にも、さほどスペースを要することなく、コンパクトに配置できる。
【0045】
本発明の請求項の組合せ計量計数装置によれば、複数の計量器による物品の計量値または計数値を組み合わせ演算し、許容範囲内の組合せ重量または組合せ個数となる計量器内の物品を選択して組み合わせるものにおいて、物品を前記計量器に供給するフィーダが、前記構成のリニア搬送装置からなるものとしたため、計量器へ所望量の物品の供給が適正に行われることになり、物品を正確に組合せ演算できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るリニア搬送装置を使用した組合せ計量装置を示す一部破断した概略側面図である。
【図2】同リニア搬送装置の制御系を示すブロック図である。
【図3】同リニア搬送装置の搬送動作を示す側面図である。
【図4】同リニア搬送装置におけるトラフ移動速度の波形図を示す。
【図5】本発明の他の実施形態に係るリニア搬送装置の側面図である。
【符号の説明】
7…移送フィーダ(リニア搬送装置)、25…トラフ、26…駆動機、27…磁石、28…コイル、29…コントローラ、30…重量検出器、34…歪みゲージ、35…重量検出回路、36…表示器、38…ハウジング、39…シャフト、40…ブラケット、M…物品

Claims (4)

  1. 物品が載置されるトラフと、
    前記トラフを水平な搬送方向に往復動させて物品を搬送させるリニアモータ式の駆動機と、
    前記トラフ上の物品の重量を検出する重量検出器とを備え、
    前記駆動機は、ハウジングに固定されたコイルと、ハウジングに直線移動可能に支持されたシャフトに固定された磁石とで構成され、前記シャフトにブラケットを介して前記トラフが支持されており、
    前記重量検出器は、前記ブラケットに装着された歪ゲージと、この歪ゲージから出力されるブラケットの歪量に基づいて前記重量を検出する重量検出回路とを有しているリニア搬送装置。
  2. 請求項において、さらに、検出された物品重量に基づき、所望の搬送量が得られるように前記駆動機を制御するコントローラを備えたリニア搬送装置。
  3. 請求項1または2において、さらに、検出された物品重量を表示する表示器を備えたリニア搬送装置。
  4. 複数の計量器による物品の計量値または計数値を組み合わせ演算し、許容範囲内の組合せ重量または組合せ個数となる計量器内の物品を選択して組み合わせる組合せ計量計数装置において、物品を前記計量器に供給するフィーダが、請求項1からのいずれかに記載のリニア搬送装置で構成されていることを特徴とする組合せ計量計数装置。
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