JP2001253418A - 紙葉片装着装置 - Google Patents

紙葉片装着装置

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JP2001253418A
JP2001253418A JP2000071030A JP2000071030A JP2001253418A JP 2001253418 A JP2001253418 A JP 2001253418A JP 2000071030 A JP2000071030 A JP 2000071030A JP 2000071030 A JP2000071030 A JP 2000071030A JP 2001253418 A JP2001253418 A JP 2001253418A
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JP2000071030A
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Tetsuaki Kimura
徹朗 木村
Keiichiro Higuchi
計一郎 樋口
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Lintec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の凹部又はミシン目等が形成された紙葉
片の面部分を角度変位させて開口部を形成し、当該開口
部に容器の首部を自動的に挿通して紙葉片を装着できる
ようにすること。 【解決手段】 首部Nを備えた容器Cを搬送する容器搬
送装置20と、この容器搬送装置20に沿って配置され
るとともに、コ字状の切り込み線13が形成された紙葉
片Pを順次送り出す紙葉片供給装置25と、この紙葉片
供給装置25の途中に配置された開口部形成装置66と
を備えて紙葉片装着装置10が構成されている。開口部
形成装置66は、紙葉片Pの切り込み線13で囲まれる
内側領域となる舌片部15を突き上げて開口部17を形
成し、この開口部17を形成した状態で紙葉片Pを送り
出すことで、当該紙葉片Pが容器搬送装置20上を搬送
される容器Pの首部Nにぶら下げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙葉片装着装置に係
り、更に詳しくは、ペットボトル等の容器における首部
に、所定の印刷が付された紙葉片を連続的且つ自動的に
装着することのできる紙葉片装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ペットボトルやガラス瓶等、
首部を備えた各種の容器にあっては、各種キャンペーン
等の内容を印刷した紙葉片を首部にぶら下がるように装
着して陳列、販売することが広く行われている。
【0003】このような紙葉片を首部に装着する場合、
当該紙葉片の面内に、首部の直径に略対応するように打
ち抜いた開口部を予め形成しておき、この開口部に首部
を挿通することにより行われている。この挿通作業は、
もちろん手作業で行うことができるが、ペットボトル等
の容器にあっては、内容物を充填した後の搬送処理が非
常に早いスピードで行われるという量産性を備えている
ため、手作業では十分に対応することができないという
問題がある。
【0004】そこで、例えば、特開平8−85527号
公報に開示されるようなラベル装着装置が提案されてい
る。同公報に開示されたラベル装着装置は、ペットボト
ル等の容器を順次搬送する容器搬送手段と、この容器搬
送手段の上方に併設されてラベルを送り出すラベル供給
手段とを備えて構成されている。ラベルには、その面内
に打ち抜いた開口部が予め形成されており、搬送される
容器の首部にラベルが次第に近づくように供給されるこ
とで当該ラベルの開口部に首部が自動的に引っ掛けられ
る構成が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−85527号公報に開示された装置にあっては、ラ
ベルに予め開口部を形成したものが対象であり、ラベル
の一部領域を、当該ラベルの面から所定角度変位させて
開口部を形成可能とする舌片部を備えたものには適用で
きないという不都合がある。
【0006】しかも、前記ラベルは開口部が予め形成さ
れたものであるため、打ち抜いた開口部の面積分が印刷
面積を減少させるという不利益をも招来する。
【0007】
【発明の目的】ここに、本発明の目的は、打ち抜いた開
口部を形成することなく、紙葉片の面部分を角度変位さ
せて開口部を形成し、当該開口部に容器の首部を自動的
に挿通して紙葉片を装着することのできる紙葉片装着装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る紙葉片装着装置は、首部を備えた容器
を所定方向に搬送する容器搬送装置と、この容器搬送装
置に沿って配置されるとともに、一部に切り込み線と凹
部又はミシン目を設けて舌片部が形成された紙葉片を容
器に向けて供給する紙葉片供給装置と、この紙葉片供給
装置の途中に配置されるとともに、前記舌片部を角度変
位若しくは舌片部を囲む一部領域を凹部又はミシン目か
ら折り曲げて紙葉片の面内に開口部を形成する開口部形
成装置とを備え、前記紙葉片と容器の少なくとも何れか
一方の移動により、開口部内に容器の首部が挿入されて
紙葉片が容器に装着される、という構成を採っている。
このような構成とすれば、紙葉片を供給する途中で舌片
部を角度変位して起立させ、舌片部の印刷面をより効果
的に利用して視認性を高めることができる。
【0009】本発明における紙葉片供給装置は、紙葉片
の面内を表裏から挟み込むプレス部材を含み、このプレ
ス部材は、前記開口部形成装置によって角度変位した舌
片部を反転した位置に折り曲げて折り曲げ癖を付与す
る、という構成も採用されている。これにより、開口部
形成装置によって舌片部を角度変位させたときに、当該
舌片部が角度変位前の元の平面位置に戻ってしまうこと
がなくなり、舌片部に折り曲げ癖を付与した状態で開口
部の形成状態を容易に保つことができる。
【0010】更に、前記プレス部材と開口部形成装置と
の間には、角度変位した舌片部が初期平面位置に戻るの
を規制して紙葉片をプレス部材側に供給可能とする姿勢
維持部材が配置されている。この起立姿勢維持部材を設
けることで、舌片部が元の位置に戻る前に紙葉片がプレ
ス部材に送られるため、当該プレス部材による舌片部の
折り曲げ癖を確実に付けることが可能となる。
【0011】前記開口部形成装置は、舌片部に向かって
進退可能なシリンダ又はカム機構により構成することが
できる。これにより、紙葉片の供給の妨げとなることを
回避しつつ開口部の形成を無理なく行うことができる。
【0012】更に、前記紙葉片供給装置は開口部の形成
を阻害しない位置で紙葉片の一部領域を吸着して当該紙
葉片を送り出す送出装置を含んで構成され、前記開口部
形成装置は、送出装置に吸着されない領域に接して紙葉
片を折り曲げるガイド部材を備えて構成することができ
る。これにより、紙葉片を、より大きな平面積を有する
ものによって形成することができ、印刷可能な面の更な
る拡大を図ることができる。
【0013】なお、本発明が適用される容器としては、
首部を備えた容器一般であればよく、例えば、ペットボ
トル等が好ましい対象容器となる。また、本明細書でい
う「首部」とは、容器の胴部と開口との間の絞られた領域
を示す。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0015】図1(A)には、第1の実施形態に係る紙
葉片PがペットボトルC(以下、単にボトルCと称す
る)に装着された概略斜視図が示され、図1(B)には
紙葉片Pの平面図が示されている。また、図2には、紙
葉片装着装置10の概略側面図が示されている。これら
の図において、ボトルCの首部Nに装着された紙葉片P
は、初期外形が平面視略方形をなす平面形状に設けら
れ、その中央部にコ字状の切り込み線13と、この切り
込み線13の端部間に連なる直線状の折り曲げ線(凹部
又はミシン目)14を備えた形状に設けられている。切
り込み線13と折り曲げ線14で舌片部15が構成され
る一方、その外側領域に周辺部16が構成されている。
なお、切り込み線13は容易なる破断が可能であれば、
ミシン目又はジッパー加工に替えてもよい。舌片部15
は、折り曲げ線14の位置を基端とした状態で、周辺部
16の平面に対して所定角度変位可能に設けられてい
る。この角度変位は、紙葉片Pの面内の略中央部に開口
部17を形成することとなり、この開口部17内にボト
ルCの首部Nを挿通させることで紙葉片Pを首部Nに引
っ掛けた状態で装着可能となる。なお、本実施形態にお
ける開口部17は舌片部15の平面形状に対応する角状
開口であるが、当該開口部17の形状及び位置は特に限
定されるものではなく、首部Nを挿通することができる
限りにおいて種々の形状を採用することができる。ま
た、舌片部15及び周辺部16は印刷面としてキャンペ
ーン等の適宜な内容が印刷される。
【0016】紙葉片装着装置10は、紙葉片Pをボトル
Cに自動的に装着する装置である。この紙葉片装着装置
10は、図2に示されるように、ボトルCを搬送する容
器搬送装置20と、この容器搬送装置20の上方に配置
されるとともに、帯状に連なる原紙P1を供給するリー
ルからなる原紙供給部21と、この原紙供給部21から
繰り出された原紙P1を枚葉の紙葉片Pに切断する切断
装置23を併設した紙葉片供給装置25と、この紙葉片
供給装置25の途中に配置され紙葉片Pの舌片部15を
角度変位させて開口部17を形成する開口部形成装置2
6とを備えて構成されている。
【0017】前記容器搬送装置20は、適宜なベルト又
はチェーンコンベヤによって構成されており、図2中右
側から左側に向かってボトルCを順次搬送可能となって
いる。
【0018】前記原紙供給部21は、容器搬送装置20
の上方位置で、傾斜姿勢でブラケット29を介して回転
可能に支持されている。この原紙供給部21の下部には
図示省略したモータにより駆動される繰り出しローラ3
0と、これに対峙するニップローラ31が配置され、原
紙P1を順次繰り出しできるようになっている。なお、
原紙P1は、所定間隔毎に前述した切り込み線13と折
り曲げ線14が形成されたものであるが、これらの切り
込み線13及び折り曲げ線14は、原紙P1を供給する
過程で形成するようにしてもよい。
【0019】繰り出しローラ30と紙葉片供給装置25
との間には、略U字状の側端形状を備えた緩み形成部3
3が設けられている。この緩み形成部33は、紙葉片供
給装置25の供給速度に対応できるように予め余裕を与
える領域であり、センサS1,S2によって原紙Pの繰
り出し量が検出され制御され、常に一定量の緩みが維持
されるようになっている。
【0020】紙葉片供給装置25は、図2及び図3に示
されるように、相対配置された一対の傾斜した側板Fに
支持されている。また、紙葉片供給装置25は、駆動モ
ータ35にベルト37を介して回転駆動される供給ロー
ラ39及びニップローラ40と、これらの下流側に配置
された上下一対の第1の送りベルト42,42と、この
下流側に位置される切断装置23によって原紙P1を枚
葉に切断された紙葉片Pを送り出す上下一対の第2の送
りベルト43,43と、この第2の送りベルト43,4
3から送り出された紙葉片Pの舌片部15を上方に突き
出し、当該舌片部15を周辺部16に対して所定角度変
位させて開口部17を形成する開口部形成装置26と、
この開口部形成装置26によって角度変位した舌片部1
5が元の平面位置に戻らないように規制する図示しない
動力でスイングする姿勢維持部材としての邪魔板45
と、この邪魔板45によって角度変位が維持された舌片
部15を初期位置とは反対側に折り曲げた状態で紙葉片
Pを下流側に送り出す上下一対のプレスベルト(プレス
部材)47,47と、このプレスベルト47,47の幅
方向外側において、略同一平面位置に配置された上下一
対の補助送りベルト49,49とを備えて構成されてい
る。
【0021】図3に示されるように、第1及び第2の送
りベルト42,43の各一方のローラ支持軸51,55
には、プーリ59,60が固定されており、これらプー
リ59,60は、前記駆動モータ35との間に巻装され
るベルト61及びプーリ62によって回転するようにな
っている。なお、ここでは詳細構造を省略しているが、
第1及び第2の一対の送りベルト42,43は、一方が
時計方向に回転する一方、他方が反時計方向に回転する
ように設けられ、これにより、原紙P1及び紙葉片Pが
図2中左側に送り出されるようになっている。
【0022】前記切断装置23は、図2及び3に示され
るように、原紙P1に対して下方に設けられたカッター
63と、原紙P1の上方に設けられたカッター受け台6
4とにより構成され、予め、原紙P1にマーキングされ
た印刷部又は孔加工部等を図示しないセンサで検出し、
所定の長さ毎に原紙P1を切断して紙葉片Pを形成する
ように設けられている。
【0023】前記開口部形成装置26は、第2の送りベ
ルト43の下流側近傍の下方位置に設けられたシリンダ
66と突上げヘッド66Aとにより構成されている。突
上げヘッド66Aは、図4に示されるように、紙葉片P
の面に対して略直交する方向に沿って進退可能に設けら
れており、突上げヘッド66Aが上方に瞬間的に進出す
ることによって舌片部15を突き上げ、これにより、舌
片部15が予め凹部又はミシン目加工された折り曲げ線
14の位置を基部として角度変位することとなる。この
際、紙葉片Pの上面側には台板68が配置されており、
台板68の端部を基準として折り曲げ線14に沿うコー
ナー形成が容易とされている。また、シリンダ66は、
舌片部15が所定の突き上げ位置に達したことを図示し
ないセンサが検知したときに駆動される。なお、前記シ
リンダ66は、供給される紙葉片Pとタイミングを取り
上下動する図示しないカム機構を採用することもでき
る。
【0024】前記姿勢維持部材を構成する邪魔板45
は、プレスベルト47の上流側直前位置に設けられてい
る。この邪魔板45は、角度変位、つまり、突き上げら
れた舌片部15の上端部に接するように設けられ、これ
により、プレスベルト47によって紙葉片Pが下流側に
送り出される際に、舌片部15を初期の位置とは略18
0度反対側に折り曲げて、折り曲げ癖が付けられるよう
になっている。また、邪魔板45は、ロータリーソレノ
イド又はシリンダーなどの図示しない駆動装置によりス
イングするようにしてもよい。
【0025】前記プレスベルト47は、実質的に、前記
第1及び第2の送りベルト42,43と同様に上下一対
の関係に設けられて紙葉片Pを上下両面から挟み込みな
がら下流側に搬送できるようになっている。このプレス
ベルト47は軸71を介して駆動モータ72に接続さ
れ、図示しないギヤにより相対回転するように設けられ
ている。
【0026】前記補助送りベルト49は、上下一対の関
係をなすように設けられて紙葉片Pの上下両面を挟み込
みながらこれを送り出すようになっている。この補助送
りベルト49は、図3及び図4に示されるように、プレ
スベルト47の外側に配置され、舌片部15が接しない
紙葉片Pの端部領域に接して当該紙葉片Pを下流側に送
り出すものである。具体的には、側板Fの相対面に設け
られた複数の支持軸77の軸先端部にそれぞれ回転可能
に設けられたプーリ78に巻回され、上流側に位置する
通し軸79を介して駆動モータ80に接続され、図示し
ないギヤにより相対回転するようになっている。
【0027】次に、紙葉片Pの装着動作を説明する。
【0028】初期設定として、原紙P1が緩み形成部3
3に所定量の緩みを生じさせた状態で第1の送りベルト
42の所定位置まで案内しセットしておき、図示しない
制御装置の電源を投入することで、装置全体が駆動され
ることとなる。
【0029】これにより、第1の送りベルト42が原紙
P1に予めマーキングされた印刷部又は孔加工等を図示
しないセンサで検出し、所定長を送り出すと、切断装置
23のカッター63が作動し、原紙P1を紙葉片Pに形
成する。第1の送りベルト42はクラッチ等により停止
し原紙P1の送りを一時的に停止し、この時、第2の送
りベルト43は連続状態にある。そして、原紙P1のリ
ード端は、第1の送りベルト42から第2の送りベルト
43に送り込まれている状態となる。
【0030】紙葉片Pのリード端が第2の送りベルト4
3を通過する所定位置に達すると、図示しないセンサに
より検出され、シリンダ66の突上げヘッド66Aが作
動して舌片部15を上方に突き上げて開口部17を形成
する。突き上げられた舌片部15は、紙葉片Pの更なる
送りによって邪魔板45にぶつかり、初期平面位置への
倒伏が規制されながらプレスベルト47,47間に送ら
れる。すると、舌片部15は、プレスベルト47,47
が紙葉片Pを引き込むことによって初期位置から略18
0度反対側に折り曲げ線14から折り込まれ、紙葉片P
の送り方向後部の周辺部16に重なった状態でプレス圧
力を受けることとなる。この際、紙葉片Pの幅方向両端
部領域は、補助送りベルト49,49によって支持さ
れ、従って、プレスベルト47,47を通過した後に下
方に落下するようなことはない。
【0031】紙葉片Pがプレスベルト47,47を通過
して紙葉片挿入部50に搬送され、その時、舌片部15
は、前記周辺部16に重なるプレス圧力が解除されるた
め、周辺部16から離れるように起き上がることとな
る。しかし、プレスベルト47,47によって折り曲げ
癖が付けられているため、初期の平面位置まで戻ること
はなく、図1(A)に示されるように、起立した状態と
なって開口部17を閉塞するようなことはない。この
時、紙葉片Pの搬送動作は、容器搬送装置20からボト
ルCが順次搬送されてくるボトルCの搬送タイミング
を、図示しない容器搬送装置20上のセンサの出力によ
り同期をとって次第に下降しながら繰り出され、紙葉片
Pの開口部17の位置にボトルCの首部Nが位置するタ
イミングになって、当該開口部17に首部Nが挿入さ
れ、更に送られて補助送りベルト49から紙葉片Pの支
持脱落により、紙葉片PがボトルCの首部Nに装着され
た状態で機外へ送出される。更に、次ボトルCの検出に
より予めカッター63によりカットされた紙葉片Pが繰
り出され、前記動作を繰り返し行えるようになる。
【0032】従って、このような第1の実施の形態によ
れば、帯状に連なる原紙P1を用い、これを供給する過
程で枚葉の紙葉片Pを形成しつつ舌片部15を利用した
開口部17の形成を可能としたから、舌片部15に印刷
された各種キャンペーン等、印刷面の視認性をより効果
的に高めることができる。
【0033】次に、本発明に係る第2の実施の形態につ
いて、図6ないし図8を参照しながら説明する。なお、
以下の説明において、前記第1の実施の形態と同一若し
くは同等の構成部分については同一符号を用いるものと
し、説明を省略若しくは簡略にする。
【0034】この第2の実施の形態では、第1の実施の
形態よりも紙葉片Pの幅方向長さが長く設けられたもの
が採用され、ボトルCに紙葉片Pを装着したときに、当
該紙葉片Pの舌片部と周辺部の領域が鉛直方向に位置す
るようにし、印刷された印刷面の平面積をより大きくし
て紙葉片を見易くしたものである。
【0035】すなわち、第2の実施の形態に用いられる
紙葉片Pは、図6(B)に示されるように、図中上下方
向に沿う折り曲げ線14が形成され、この折り曲げ線1
4の中央部にコ字状の切り込み線13を形成したものが
採用されている。図6(A)に示されるように、折り曲
げ線14よりも左側領域は、紙葉片PがボトルCの首部
Nに装着されたときに、略鉛直面内に位置する一部領域
である第1の周辺部16Aと、折り曲げ線14よりも右
側における切り込み線13の内側領域の舌片部15は略
同一面の鉛直面構成となる一方、第2の周辺部16Bは
第1の周辺部16Aに対して折り曲げられて、図6
(A)に示される開口部17を形成する。
【0036】図7には、前記紙葉片PをボトルCの首部
Nに装着する紙葉片供給装置25の概略側面図が示され
ている。この紙葉片供給装置25は、第1の実施の形態
における切断装置23以後の送り構造を異ならせたもの
である。具体的には、前記第1の周辺部16Aを吸着し
た状態で紙葉片Pを搬送する送出装置、例えば、グリッ
トコンベヤー85と、第2の周辺部16Bを第1の周辺
部16Aに対して折り曲げて舌片部15を利用した開口
部17を形成する開口部形成装置としてのガイド部材8
6と、このガイド部材86によって折り曲げられた第2
の周辺部16Bを第1の周辺部16Aに重なるように押
圧するプレス装置87と、このプレス装置87を通過し
た後の紙葉片Pに対して、前記第2の周辺部16Bが第
1の周辺部16Aと略同一平面になるように姿勢変位さ
せる姿勢変位ガイドバー89と、この姿勢変位ガイドバ
ー89に併設されて前記第1の周辺部16Aの上下端部
を挟み込んで紙葉片PをボトルCに装着する紙葉片挿入
部90とを備えて構成されている。
【0037】前記グリットコンベヤー85は、上流側及
び下流側に配置されたプーリ92,93と、このプーリ
93の軸93Aを駆動する図示しないモータと、プーリ
92,93間に巻回されたベルト94とからなり、グリ
ットコンベヤー85には図示しない減圧室が設けられ、
減圧装置によって減圧されることで、紙葉片Pの第1の
周辺部16Aを吸着しながら紙葉片Pを搬送できるよう
になっている。なお、ここでは図示省略しているが、グ
リットコンベヤー85は、第1の周辺部16Aを吸着す
る幅を備えたものであり、第2の周辺部16B領域に
は、吸着力が及ばないように設けられている。
【0038】前記ガイド部材86は、グリットコンベヤ
ー85に吸着されない第2の周辺部16Bに接する部材
であり、図7に示されるように、途中を屈曲した形状を
なして第2の周辺部16Bを次第に下方に折り曲げるよ
うに案内する上流側領域86Aと、第2の周辺部16B
を第1の周辺部16Aに重ねるように案内する下流側領
域86Bとを備えたバー形状に設けられている。
【0039】前記プレス装置87は、グリットコンベヤ
ー85を構成する複数の適宜な孔加工されたベルト94
の中間部下面側において、図7中左右一対の関係に配置
されたローラ96,97に巻回されたベルト98を備え
て構成されている。このプレス装置87は、第1の周辺
部16Aに対して第2の周辺部16Bが重なった状態の
紙葉片Pにプレス圧力を付与して折り曲げ癖を付けるも
のである。
【0040】前記姿勢変位ガイドバー89は、前記プレ
ス装置87を通過した後の第2の周辺部16Bに接して
第2の周辺部16Bを次第に平面姿勢に戻しつつ紙葉片
挿入部90に挟み込ませるように姿勢を変えるものであ
る。
【0041】紙葉片挿入部90は、姿勢変位された第2
の周辺部16Bを上下(表裏)より挟み込んで紙葉片P
を送り出し、これによって開口部17内にボトルCの首
部Nが挿入できるように設けられている。ここで、紙葉
片挿入部90は、紙葉片Pの上面側に位置するベルト1
00と、紙葉片Pの下面側に位置するベルト101と、
これらを駆動する図示しないモータとにより構成され、
ベルト100,101は、グリットコンベヤー85の延
長した位置にあり、これにより、第1の周辺部16A部
を上下から挟み込むようになっている。
【0042】次に、第2の実施の形態における紙葉片P
の装着動作を、図7及び図8をも参照しながら説明す
る。
【0043】切断装置23によって原紙P1が紙葉片P
とされた後に、当該紙葉片Pはグリットコンベヤー85
によって第1の周辺部16Aを吸着しながら一枚ずつ送
り出されることとなる。この搬送の初期の段階で、吸着
力を受けない第2の周辺部16Bは、ガイド部材86に
接するようになり、このガイド部材86が、第2の周辺
部16Bを第1の周辺部16Aに対して折り曲げるとと
もに、次第に相互に180度重なるように折り曲げるこ
ととなる。
【0044】二枚厚に折り曲げられた紙葉片Pは、プレ
ス装置87を通過する際に、その折り曲げ癖が付与され
るが、プレス装置87を通過すると、第2の周辺部16
Bは、第1の周辺部16Aに対して若干元の平面位置に
戻ろうと角度変位することとなる。
【0045】このように角度変位した紙葉片Pを更に送
る過程では、第2の周辺部16Bは、バー形状の姿勢変
位ガイドバー89に当接してこれに案内されるようにな
り、第1の周辺部16Aの平面位置に案内される。そし
て、このように案内された扁平になった第2の周辺部1
6Bは、紙葉片挿入部90に受け渡され第1の周辺部1
6Aの上下両面側が挟み込まれながら更に送り出され
る。そして、供給されるボトルCとタイミングを取りボ
トルCの首部に舌片部15の開口部17に第1の実施の
形態と同様に紙葉片Pを容器Cの首部Nに引っ掛けて装
着することが可能となる。なお、ガイド部材86及び姿
勢変位バー89をバー形状としたが、シリンダ及びモー
タ等の駆動によるアームで第2の周辺部16Bを折り曲
げ案内するようにしてもよい。
【0046】従って、このような第2の実施の形態によ
れば、より平面積の大きな紙葉片Pとすることができる
とともに、舌片部15及び第1の周辺部16Aを略鉛直
方向に向けた装着が可能となるため、舌片部15及び第
1の周辺部16Aを印刷面としてキャンペーン等が印刷
された内容の視認性をより効果的に高めることができ
る。
【0047】なお、本発明における紙葉片Pの送り構造
は、一例を示したものに過ぎず、舌片部15を利用した
開口部17の形成が可能である限りにおいて、種々の送
り構造を採用することができる。また、開口部17及び
紙葉片Pの形状は、本装置動作に影響ない限りにおいて
自由に形成できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれは、
紙葉片の一部に切り込み線を入れ、その端部に凹部又は
ミシン目を設けて舌片部を形成し、紙葉片を供給する過
程で、開口部形成装置を介して舌片部を利用した開口部
の形成を可能とし、前記紙葉片と容器の少なくとも何れ
か一方を移動させることで、開口部内に容器の首部を挿
入可能としたから、紙葉片を供給する途中で舌片部を利
用した開口部の形成が可能となる。従って、舌片部の印
刷面をより効果的に利用することができるという従来に
ない優れた効果を奏する紙葉片装着装置が提供される。
【0049】また、前記紙葉片供給装置に紙葉片の面内
を表裏から挟み込むプレス部材を設け、このプレス部材
が開口部形成装置によって角度変位した舌片部を反転し
た位置に折り曲げる構成としたから、開口部形成装置に
よって舌片部を角度変位させたときに、当該舌片部が角
度変位前の元の平面位置に戻ってしまうことがなくな
り、舌片部に折り曲げ癖を付与した状態で開口部の形成
状態を容易に保つことができる。
【0050】更に、前記プレス部材と開口部形成装置と
の間に姿勢維持部材を配置した構成によれば、舌片部が
元の位置に戻る前に紙葉片がプレス部材に送られるた
め、当該プレス部材による舌片部の折り曲げ癖を確実に
付けることが可能となる。
【0051】また、前記開口部形成装置として舌片部に
向かって進退可能なシリンダ又はカム機構等を用いる構
成では、連続的に供給される紙葉片の供給速度に対応し
つつ当該紙葉片の供給の妨げとなることを回避して開口
部の形成を無理なく行うことができる。
【0052】更に、前記紙葉片供給装置として、開口部
の形成を阻害しない位置で前記紙葉片の一部領域を吸着
するグリットコンベヤーを用いるとともに、開口部形成
装置として、グリットコンベヤーに吸着されない領域に
接して紙葉片を折り曲げるガイド部材を用いた構成で
は、印刷面の視認性のより大きい平面積となる紙葉片を
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、第1の実施の形態における紙葉片が
ボトルに装着された状態を示す概略斜視図、(B)は、
前記紙葉片の平面図。
【図2】第1の実施の形態における紙葉片装着装置の概
略側面図。
【図3】第1の実施の形態における紙葉片供給装置の概
略平面図。
【図4】第1の実施の形態における紙葉片供給装置の要
部概略斜視図。
【図5】第1の実施の形態における紙葉片装着要領を模
式的に示す斜視図。
【図6】(A)は、第2の実施の形態における紙葉片が
ボトルに装着された状態を示す概略斜視図、(B)は、
前記紙葉片の平面図。
【図7】第2の実施の形態における紙葉片装着装置の概
略側面図。
【図8】第2の実施の形態における紙葉片装着要領を模
式的に示す斜視図。
【符号の説明】
10 紙葉片装着装置 13 切り込み線 14 折り曲げ線 15 舌片部 16 周辺部 16A 第1の周辺部 16B 第2の周辺部 17 開口部 20 容器搬送装置 23 切断装置 25 紙葉片供給装置 26 開口部形成装置 45 邪魔板(姿勢維持部材) 47 プレスベルト(プレス部材) 63 カッター 64 カッター受け台 66 シリンダ(開口部形成装置) 85 グリットコンベヤー(送出装置) 86 ガイド部材(開口部形成装置) 87 プレス装置 C ペットボトル(容器) N 首部 P 紙葉片 P1 原紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E095 AA07 BA10 CA01 DA03 DA11 DA24 DA31 DA44 DA82 DA85 DA90 EA02 EA03 EA09 EA24 EA29 FA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 首部を備えた容器を所定方向に搬送する
    容器搬送装置と、この容器搬送装置に沿って配置される
    とともに、一部に切り込み線と凹部又はミシン目を設け
    て舌片部が形成された紙葉片を容器に向けて供給する紙
    葉片供給装置と、この紙葉片供給装置の途中に配置され
    るとともに、前記舌片部を角度変位若しくは舌片部を囲
    む一部領域を凹部又はミシン目から折り曲げて紙葉片の
    面内に開口部を形成する開口部形成装置とを備え、 前記紙葉片と容器の少なくとも何れか一方の移動によ
    り、開口部内に容器の首部が挿入されて紙葉片が容器に
    装着されることを特徴とする紙葉片装着装置。
  2. 【請求項2】 前記紙葉片供給装置は、紙葉片の面内を
    表裏から挟み込むプレス部材を含み、このプレス部材
    は、前記開口部形成装置によって角度変位した舌片部を
    反転した位置に折り曲げて折り曲げ癖を付与することを
    特徴とする請求項1記載の紙葉片装着装置。
  3. 【請求項3】 前記プレス部材と開口部形成装置との間
    には、角度変位した舌片部が初期平面位置に戻るのを規
    制して紙葉片をプレス部材側に供給可能とする姿勢維持
    部材が配置されていることを特徴とする請求項2記載の
    紙葉片装着装置。
  4. 【請求項4】 前記開口部形成装置は舌片部に向かって
    進退可能なシリンダ又はカム機構により構成されている
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載の紙葉片装着
    装置。
  5. 【請求項5】 前記紙葉片供給装置は、開口部の形成を
    阻害しない位置で紙葉片の一部領域を吸着して当該紙葉
    片を送り出す送出装置を含んで構成され、前記開口部形
    成装置は、送出装置に吸着されない領域に接して紙葉片
    を折り曲げるガイド部材を備えて構成されていることを
    特徴とする請求項1記載の紙葉片装着装置。
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