JP2001250800A - 半導体装置の製造方法、電気光学装置及び電気光学装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法、電気光学装置及び電気光学装置の製造方法

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JP2001250800A
JP2001250800A JP2000061252A JP2000061252A JP2001250800A JP 2001250800 A JP2001250800 A JP 2001250800A JP 2000061252 A JP2000061252 A JP 2000061252A JP 2000061252 A JP2000061252 A JP 2000061252A JP 2001250800 A JP2001250800 A JP 2001250800A
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倍雄 小松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウエハの分割工程を改善することによ
って、半導体装置を実装する場合のテストパターンの破
片に起因する短絡不良を防止し、さらに、半導体装置を
実装した電気光学装置の歩留まりを向上させることので
きる製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体ウエハ360におけるスクライブ
ラインに沿って、まず、半導体ウエハ上のテストパター
ン362の幅よりも厚い刃厚を有する切断刃201を用
いて凹溝363を形成し、次に、この凹溝363内を、
薄い刃厚を有する切断刃202によって切り込み、切断
する。このようにすると、凹溝363の形成によってテ
ストパターン362は完全に除去されるので、ウエハ切
断時にテストパターン362の破片が発生することが防
止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法、電気光学装置及び電気光学装置の製造方法に係り、
特に、電気光学装置に実装される半導体装置を半導体ウ
エハから分割して製造する場合に好適な方法に関する。
【0002】
【背景技術】一般に、電気光学装置の一種である液晶表
示装置は、図8に示すように、ガラス等からなるパネル
基板31,32を図示しないシール材を介して貼り合わ
せてなり、パネル基板31,32の間のシール材によっ
て画成された液晶封入領域30A内に液晶を封入してな
る液晶パネル30を備えている。液晶パネル30は、パ
ネル基板31がパネル基板32の外側に張り出してなる
基板張出部31aを備えており、この基板張出部31a
の表面上には、液晶封入領域30A内(液晶駆動表示領
域)から引き出され、駆動信号が印加される配線部31
b,31c及び基板張出部31aの表面上に形成された
入力端子31dからなる配線パターンが形成されてい
る。この配線パターン上の既定位置には、異方性導電膜
(ACF:Anisotropic Conductive Film)を介して、
液晶駆動用の半導体チップ(半導体装置)36が実装さ
れている。
【0003】図6は、上記の半導体チップ36を製造す
るための半導体ウエハ360の平面図を示す。半導体ウ
エハ360には、その表面360aの近傍(能動面側)
に、略矩形の領域内に液晶駆動回路を構成する集積回路
361が形成され、この集積回路361が個々の半導体
装置となる。個々の半導体装置は、マトリクス状に、縦
横に多数配列するように配置されている。集積回路36
1の表面は通常、シリコン窒化膜等によって被覆されて
いる。これらの集積回路361は、それぞれが独立した
機能を有する機能構造部となっている。また、各集積回
路361の間における半導体ウエハ360の表面360
a上には、図示しないテストパターンに接続されたTE
G(Test Element Group)と呼ばれるテストパターン群
362が形成されている。これらのテストパターン群3
62は各集積回路361の動作を確認するためのテスト
端子等として形成されたもので、通常集積回路360を
構成する複数の配線層と同時に形成され、少なくとも1
層以上の配線層から構成される。
【0004】半導体ウエハ360は、図6に示すスクラ
イブライン360A及び360Bに沿って、図5(a)
に示す切断刃100によってダイシングされ、上記の集
積回路361が個々に分割されて、上記の半導体チップ
36となる。このとき、上記スクライブライン360A
及び360Bは、通常、上記テストパターン362を通
過するように設定されるか、或いは、テストパターン群
362のきわめて近傍を通過するように設定されるた
め、ダイシング時において図5(b)に示すように切断
刃100はテストパターン群362の一部を切断する。
なお、図5には集積回路361の表面上に突出するよう
に形成されたバンプ電極361aを示してある。
【0005】このようにして形成された半導体チップ3
6は、図8に示すように液晶パネル30の基板張出部3
1aの表面上に異方性導電膜35を介して実装される。
このとき、図7に示すように、半導体チップ36の実装
面に形成されたバンプ電極361aは、加熱加圧処理に
よって異方性導電膜35内に分散された図示しない導電
性粒子を介して配線部31c等の配線パターンに導電接
続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にして形成された半導体チップ36においては、半導体
ウエハ360のダイシング時においてテストパターン群
362の一部が切断刃100によって切断されるため、
図5(b)に示すように、テストパターン群362の破
片362aが半導体チップ36の実装面の外縁部におい
て突出した状態になる場合がある。このような状態の破
片362aを外縁部に備えた半導体チップ36を液晶パ
ネル30の基板張出部31aの表面上に実装すると、図
7に示すように、半導体チップ36の外縁部において突
出した破片362aが集積回路361の内部構造、基板
張出部31aの表面上の配線パターン、或いは、バンプ
電極361a等に導電接触する場合があり、その結果、
半導体チップ36の周縁部における回路パターン内、バ
ンプ電極361a間、或いは、配線パターン内の各配線
間において、上記破片362aを介した短絡不良を招来
するおそれがある。
【0007】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、半導体ウエハの分割工程を改善す
ることによって、半導体装置を実装する場合のテストパ
ターンの破片に起因する短絡不良を防止し、さらに、半
導体装置を実装した電気光学装置の歩留まりを向上させ
ることのできる製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の半導体装置の製造方法は、マトリクス状に配
置され、個々に独立した機能を備えた複数の半導体装置
と、前記半導体装置を個々に分離し、前記ウエハの能動
面側にテストパターンを備えたスクライブラインと、を
有するウエハを個々の半導体装置に分割する半導体装置
の製造方法であって、前記ウエハの前記能動面側に、前
記スクライブラインに沿って伸びる第1の幅の凹溝を形
成する工程と、その後、前記第1の幅よりも小さい第2
の幅で、前記凹溝内を切断することによって前記ウエハ
を分割することを特徴とする。
【0009】この発明によれば、半導体ウエハの能動面
側の第1の幅の凹溝を形成する際にテストパターン群を
除去し、その後、第1の幅よりも小さい第2の幅で凹溝
内に切り込みを入れ、半導体ウエハを切断するようにし
ていることにより、テストパターン群の破片が半導体装
置の端部に残存することがなくなるので、当該破片に起
因する短絡不良の発生を防止することができる。
【0010】本発明において、第1の幅の凹溝の深さ
は、前記配線パターンを構成する配線層の前記能動面か
らの深さよりも深いことが好ましい。このようにすれ
ば、第1の幅の凹溝内において、テストパターンを構成
する配線層を除去することができる。
【0011】本発明において、前記半導体装置は、相互
に略平行に設定された複数の第1スクライブラインと、
該第1スクライブラインに対して交差する方向に伸び、
相互に略平行に設定された第2スクライブラインとに沿
って前記ウエハを切断して分割形成したものであり、少
なくとも前記第1スクライブライン又は前記第2スクラ
イブラインの通過領域に形成されている前記テストパタ
ーンは、前記半導体ウエハの表面上における前記第1ス
クライブラインと前記第2スクライブラインの交点位置
に形成され、前記第1スクライブラインについては、前
記第1の幅の前記凹溝を形成した後に前記第2の幅の2
段階で分割し、前記第2スクライブラインについては所
定の幅で分割することを特徴とする。
【0012】この手段によれば、両スクライブラインの
通過領域に形成されているテストパターンが第1スクラ
イブラインと第2スクライブラインとの交点位置に形成
されている場合、両スクライブラインのうちの一方に対
してのみ半導体ウエハの表面に凹溝を形成した後に切断
するようにすれば、半導体ウエハの分割時にテストパタ
ーンの破片が発生しなくなるので、半導体ウエハの分割
時の作業量を低減することができる。
【0013】なお、この場合に、両スクライブラインの
通過領域以外に配置された他のテストパターンが存在し
ていても構わない。このように配置されたテストパター
ンは半導体ウエハの分割時に破片を発生する恐れがない
ものであり、したがって、分割前に除去する必要がない
からである。
【0014】次に、本発明の電気光学装置の製造方法
は、前述した半導体装置の製造方法によって製造された
半導体装置を、電気光学パネルあるいは電気光学パネル
に接続される回路基板に実装する工程を含む。
【0015】次に、本発明の電気光学装置は、前述の半
導体装置の製造方法によって製造された半導体装置が実
装された電気光学パネル、あるいは、前述の半導体装置
の製造方法によって製造された半導体装置が実装された
回路基板に接続される電気光学パネルを含むものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
に係る半導体装置の製造方法、電気光学装置及び電気光
学装置の製造方法の実施形態について詳細に説明する。
本実施形態は、上記背景技術と同様に、図6に示す半導
体ウエハ360を分割して半導体チップ36を形成し、
この半導体チップ36を、異方性導電膜35を介して図
7及び図8に示すように電気光学パネルである液晶パネ
ル30の基板張出部31aの表面上に実装するものであ
る。
【0017】本実施形態においては、図6に示すシリコ
ン製の半導体ウエハ360をスクライブライン360A
に沿って切断する。ここで、例えば、半導体ウエハ36
0の厚さは約550〜650μm程度、スクライブライ
ン360Aに沿ってアルミニウム等の導電性金属の薄膜
からなる配線層(1層あるいは複数の層)で構成された
テストパターン群362の幅Wは100μm程度、隣接
する集積回路361の間の距離は140μm程度であ
る。本実施形態においては、テストパターン362はス
クライブライン360Aと、これに直交するスクライブ
ライン360Bとが交差する位置に形成されている。
【0018】この切断工程では、最初に、図1(a)に
示すように、テストパターン362の幅(スクライブラ
イン360Aと直交する方向に測った幅)Wよりも厚い
刃厚T1を有する切断刃(ダイシングソー)201を用
いて、当該切断刃201の刃厚T1がテストパターン3
62の幅が全て含まれるように重ねた位置に切断刃20
1を位置決めする。そして、スクライブライン360A
に沿って半導体ウエハ360の表面(能動面側)に切断
刃201によって第1の幅の凹溝363を形成する。こ
の凹溝363の幅は刃厚T1とほぼ同様の120μm程
度である。また、凹溝363の深さは、50〜200μ
mの範囲内が好ましく、テストパターンを構成する配線
層を除去できる深さが望ましい。凹溝363の深さは、
凹溝363の形成によって完全にテストパターン360
Aが除去される深さであればよいが、上記範囲を越える
深さにすると、厚い切断刃201を用いているために作
業時間が延び、製造効率が低下する。通常の半導体ウエ
ハでは、凹溝363を約100μm程度の深さにするこ
とが望ましい。
【0019】次に、図1(b)に示すように、上記切断
刃201の刃厚T1よりも薄い刃厚T2を備えた切断刃
(ダイシングソー)202によって、上記凹溝363か
ら切り込みを入れ、そのまま、図2(a)に示すよう
に、スクライブライン360Aに沿って、第2の幅にて
半導体ウエハ360を切断する。切断刃202の刃厚T
2は切断刃202の材質及び耐久性、並びに半導体ウエ
ハ360に対する切断特性によって適宜に設定される。
【0020】このようにして複数のスクライブライン3
60Aの全てについてそれぞれ凹溝363の形成と切断
とを繰り返した後、スクライブライン360Aと直交す
るスクライブライン360Bに沿って、所定の幅で半導
体ウエハ360を切断する。このスクライブライン36
0Bに沿った切断においては、上記のスクライブライン
360Aに沿った凹溝363の形成によって既にテスト
パターン362が完全に除去されているので、スクライ
ブライン360Aに沿った切断時のように凹溝を形成し
た後に切断する2段階の切断処理を行う必要はなく、切
断刃202によって1段階で切断処理を行えばよい。
【0021】上記のようにして半導体ウエハ360がス
クライブライン360A及び360Bに沿って切断され
ると、図2(b)に示す断面構造を備えた個々の半導体
装置である半導体チップ26が形成される。この半導体
チップ26は、バンプ電極361aが形成された長方形
状の外形を備えた実装面26aと、この実装面26aの
外形における対向する2つの短辺に沿って、上記凹溝3
63によって形成された段部26bとを有し、実装面2
6aの表面下近傍には上述の集積回路361が形成され
ている。
【0022】半導体チップ26は、電気光学パネル駆動
用のドライバICとして、従来方法と同様に、図8に示
すように異方性導電膜35を介して、電気光学パネルで
ある液晶パネル30の基板張出部31a上の配線パター
ン上に配置される。そして、上方から図示しない加圧加
熱ヘッドを半導体チップ26に押し付け、加熱しながら
一定の圧力で加圧することによって、液晶パネル30に
実装される。このとき、加熱によって異方性導電膜35
は軟化し、図3に示すように、加圧によって半導体チッ
プ26のバンプ電極361aは異方性導電膜35中に分
散されている導電性粒子(例えば樹脂球の表面に導電性
メッキ層を形成したもの)を介して配線パターンに導電
接続される。
【0023】この実施形態によれば、テストパターン3
62が凹溝363の形成によって除去され、段部26b
が実装面の外縁に形成されているので、テストパターン
362の破片が発生することもなく、したがって、図3
に示すように、半導体チップ26を実装したときに、半
導体チップ26の実装面26aの近傍の内部パターン内
の短絡、バンプ電極間の短絡、半導体チップ26の実装
された配線部31cを含む配線パターン内の配線間の短
絡が生ずる恐れを無くすことができる。
【0024】本実施形態では、半導体装置を電気光学パ
ネル自身に実装する場合を図示したが、本発明はこれに
限定されることはない。例えば、フレキシブル配線基板
あるいはプリント配線基板などの回路基板に、半導体チ
ップ26を実装し、これを電気光学パネルに接続するこ
とによって得られる電気光学装置および電気光学装置の
実装方法であってもよい。
【0025】図4には、上記の図1及び図2に示す2段
階の切断処理を行う場合の切断装置の概略構造を模式的
に示す。この切断装置は、支持フレーム200に対して
支持体200a,200bが上下移動可能に構成され、
これらの支持体200a,200bには上記切断刃20
1,202がそれぞれ複数ずつ、図の紙面方向に並列す
るように回転自在に軸支されている。これらの切断刃2
01,202は図示しない回転駆動源(電動モータな
ど)によって回転駆動されるようになっている。また、
支持フレーム200は全体として図示左右方向、すなわ
ち、上記切断刃201,202の切断方向に沿って移動
可能に構成されている。
【0026】また、上記支持部材200の下方には、上
記半導体ウエハ360をワックス等によって固着させた
台盤205が配置されている。この台盤205は回転軸
205aを中心に回転可能に構成されている。半導体ウ
エハ360は、複数の切断刃201が並列する部分の直
下位置と、複数の切断刃202が並列する直下位置とを
含む、台盤205上における回転軸205aを中心とす
る円に沿った複数の位置に各々固着されている。
【0027】この切断装置においては、まず、支持体2
00a,200bをそれぞれの直下に位置する半導体ウ
エハ360に向けて下降させ、切断刃201,202を
回転させながら支持フレーム200を水平方向に移動さ
せていくことにより、全く凹溝が形成されていない或る
半導体ウエハ360には複数の切断刃201によって上
記の凹溝363を複数同時に形成し、既に凹溝363の
形成された他の半導体ウエハ360に対しては複数の切
断刃202によって上記凹溝363内に切り込み、ウエ
ハの切断を行う。そして、それぞれの半導体ウエハ36
0に対して加工が終了すると、支持体200a,200
bを上方へ退避させた後に、台盤205を回転軸205
aの周りに所定角度だけ回転させ、それぞれの切断刃2
01,202の直下位置にそれぞれ別の半導体ウエハ3
60が配置されるようにする。そして、上記と同様に凹
溝363の形成とウエハの切断とを行う。このような処
理を順次繰り返すことによって、複数の半導体ウエハ3
60に対して、上記の2段階の切断処理を連続的に、し
かも、凹溝形成と切断処理とを同時並行して施すことが
できる。
【0028】尚、本発明の半導体装置の製造方法及び電
気光学装置の製造方法は、上述の図示例にのみ限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0029】例えば、上記実施形態では、テストパター
ン362がスクライブライン360Aとスクライブライ
ン360Bの交点位置に形成され、スクライブライン3
60Aに沿って切断する際にのみ凹溝363を形成して
から切断分離しているが、スクライブライン360Bに
沿って切断する際にのみ凹溝を形成してから切断分離し
てもよい。
【0030】また、テストパターン362が交差するス
クライブライン360Aと360Bのいずれか一方のみ
に沿って凹溝を形成するだけでは除去できない場合(テ
ストパターンの幅或いは長さが大きいとき、或いは、テ
ストパターン群が上記交点から外れた位置にあり、しか
も分離予定線360Aと360Bの双方に沿った位置に
それぞれ形成されているときなど)には、スクライブラ
イン360Aと360Bの双方についてそれぞれ凹溝を
形成してから切断分離するようにしてもよい。
【0031】本実施形態では、凹溝363を有する半導
体装置が実装される電気光学パネルとして、あるいは凹
溝363を有する半導体装置が実装される回路基板が接
続される電気光学パネルとして、液晶パネルの例を用い
て説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、
本発明は、電気光学パネルとして、EL(エレクトロル
ミネッセンス)パネル、プラズマディスプレイパネル、
FED(フィールドエミッションダイオード)パネルな
どを用いた電気光学装置およびその製造方法に適用可能
である。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
半導体ウエハの能動面側の第1の幅の凹溝を形成する際
にテストパターン群を除去し、その後、第1の幅よりも
小さい第2の幅で凹溝内に切り込みを入れ、半導体ウエ
ハを切断するようにしていることにより、テストパター
ン群の破片が半導体装置の端部に残存することがなくな
るので、当該破片に起因する短絡不良の発生を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の半導体装置の製造
方法を示す工程説明図(a)及び(b)である。
【図2】第1実施形態の工程説明図(a)及び(b)で
ある。
【図3】第1実施形態によって形成された半導体装置を
液晶パネルに実装した状態を示す断面図である。
【図4】本発明に係る半導体装置の製造方法において用
いることのできる切断装置の概略構造を模式的に示す説
明図である。
【図5】従来の半導体ウエハのダイシング状態を示す拡
大断面図である。
【図6】半導体ウエハの平面形状の概略を示す平面図で
ある。
【図7】従来の半導体装置を液晶パネルに実装した状態
を示す断面図である。
【図8】液晶パネルに半導体装置を実装した全体構造を
示す概略斜視図である。
【符号の説明】
26 半導体チップ(半導体装置) 26a 実装面 26b 段部 30 液晶パネル 31,32 パネル基板 31a 基板張出部 31b,31c 配線部 31d 入力端子 35 異方性導電膜 201,202 切断刃 360 半導体ウエハ(半導体基板) 361 集積回路(機能構造部) 361a バンプ電極 362 テストパターン 363 凹溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置され、個々に独立し
    た機能を備えた複数の半導体装置と、前記半導体装置を
    個々に分離し、前記ウエハの能動面側にテストパターン
    を備えたスクライブラインと、を有するウエハを個々の
    半導体装置に分割する半導体装置の製造方法であって、 前記ウエハの前記能動面側に、前記スクライブラインに
    沿って伸びる第1の幅の凹溝を形成する工程と、 その後、前記第1の幅よりも小さい第2の幅で、前記凹
    溝内を切断する工程と、を有することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置の製造方法
    であって、前記第1の幅の凹溝の深さは、前記能動面の
    テストパターンが構成される配線層の深さよりも深いこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体装置の製造方法
    であって、前記半導体装置は、相互に略平行に設定され
    た複数の第1スクライブラインと、該第1スクライブラ
    インに対して交差する方向に伸び、相互に略平行に設定
    された第2スクライブラインとに沿って前記ウエハを切
    断して分割形成したものであり、 少なくとも前記第1スクライブライン又は前記第2スク
    ライブラインの通過領域に形成されている前記テストパ
    ターンは、前記半導体ウエハの表面上における前記第1
    スクライブラインと前記第2スクライブラインの交点位
    置に形成され、 前記第1スクライブラインについては、前記第1の幅の
    前記凹溝を形成した後に前記第2の幅の2段階で分割
    し、前記第2スクライブラインについては所定の幅で分
    割することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の半導
    体装置の製造方法によって製造された半導体装置を具備
    した電気光学装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載の半導
    体装置の製造方法によって製造された半導体装置を、電
    気光学パネルに、あるいは電気光学パネルに接続される
    回路基板に、実装する工程を含む電気光学装置の製造方
    法。
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