JP2001249486A - トナー、二成分現像剤及び画像形成方法 - Google Patents
トナー、二成分現像剤及び画像形成方法Info
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Abstract
性が優れていて、熱ローラー清掃機構を持たない装置に
おいても長期使用時に熱ロール汚染が発生しないトナ
ー、二成分現像剤及び画像形成方法の提供。 【解決手段】 少なくとも結着樹脂と着色剤とワックス
類を含有するトナーにおいて、該ワックス類がDSCに
より測定される吸熱ピークが少なくとも60〜105℃
の領域にある脂肪酸エステル類、DSCにより測定され
る吸熱ピークが少なくとも60〜105℃の領域にある
低融点炭化水素系ワックス及びDSCにより測定される
吸熱ピークが少なくとも120〜160℃の領域にある
高融点炭化水素系ワックスからなることを特徴とするト
ナー。
Description
録、静電印刷等における静電荷像を現像するためのトナ
ー、該トナーを用いた二成分現像剤及び該トナーを用い
た画像形成方法に関する。
式は熱ローラー方式である。処理する情報量の増大に伴
い、印字速度はますます増大する傾向にある。プロセス
スピードが380mm/sを越える高速複写機や高速プ
リンターでは、印字後に丁合、製本するフィニッシャー
の普及により厚紙に対する定着性能の要求水準が高くな
っている。従って、定着荷重が伝わりにくい厚紙におい
ても定着可能で、定着像が機械的強度を有し、オフセッ
ト発生を生じないトナーの開発が強く望まれている。ま
た装置の小型化のため、ウェブ方式、ブラシローラー方
式などの熱ローラー清掃機構を持たない定着装置の開発
が進んでいるが、その性能は未だ十分ではない。特に厚
紙使用時には、トナーと転写紙の接着性の低下が著し
く、長期使用においてはトナーが熱ローラーに付着し、
分離爪、温度センサーなど熱ローラーに接触する部位に
蓄積した後、付着したトナーが転写紙に再転写して画像
不良が生じる。
平8−334920号、特開平9−96920号等の各
公報にはワックスによる滑り定着性の向上を目的とした
技術が開示されている。しかしながら、これらのトナー
においても、熱ローラー清掃機構を排除した装置におい
て、長期使用時に熱ローラー汚染の問題が解決できてい
ない。従って、低熱量で定着し、定着荷重が伝わりにく
い厚紙においても定着性が優れていて、熱ローラー清掃
機構を持たない装置においても長期使用時に熱ローラー
汚染が発生しないトナーの開発が強く望まれている。
温定着又は高温定着の何れにおいてもオフセットの発生
がなく、従ってまた清掃機構を持たない装置においても
長期使用時に熱ローラー汚染の発生がなく、かつ定着荷
重が伝わりにくい厚紙においても定着性が優れているト
ナー、該トナーを用いた二成分現像剤及び画像形成方法
を提供することにある。
結果、トナー中に、結着樹脂と該結着樹脂脂に対して相
溶性が高く、DSC(示差走査熱量測定法)により測定
される吸熱ピークが少なくとも60〜105℃の領域に
ある脂肪酸エステル類、DSCにより測定される吸熱ピ
ークが少なくとも60〜105℃の領域にある低融点炭
化水素系ワックス及びDSCにより測定される吸熱ピー
クが少なくとも120〜160℃の領域にある高融点炭
化水素系ワックスを海島状に分散含有(以下、ドメイン
状態ともいう)させることにより、これらのワックス類
が緻密にして均一に分散含有されたトナーが得られ、そ
のため定着条件の低温領域から高温領域にわたり、オフ
セット現象を生ずることがなく、従ってまた熱ローラー
汚染を生ずることがなく長期に亘り良質の画像形成が可
能なトナーを見出すに至ったのである。更には、転写紙
とトナー層の界面に存在し、定着率を低下させる低融点
ワックスを好適な範囲に制御することで、上質紙200
g/m2の厚紙に対しても優れた定着性を発揮すること
ができ、その結果、定着システムに熱ローラー清掃機構
を持たない複写機やプリンターの設計が可能となり、と
りわけ、従来、熱ローラー清掃機構、オイル塗布機構が
必須であったプロセススピード380mm/s以上の高
速複写機や高速プリンターにおいても上記機構を不要と
することにより装置の小型化が達成できることが分かっ
てきた。
れる。 1.少なくとも結着樹脂と着色剤とワックス類を含有す
るトナーにおいて、該ワックス類がDSCにより測定さ
れる吸熱ピークが少なくとも60〜105℃の領域にあ
る脂肪酸エステル類、DSCにより測定される吸熱ピー
クが少なくとも60〜105℃の領域にある低融点炭化
水素系ワックス及びDSCにより測定される吸熱ピーク
が少なくとも120〜160℃の領域にある高融点炭化
水素系ワックスからなることを特徴とするトナー。
スドメイン径が0.3〜1μmであり、且つ短軸径が
2.0μm以上のワックスドメインが1個数%未満であ
ることを特徴とする前記1に記載のトナー。
エステル類を1〜6質量部、前記低融点炭化水素系ワッ
クスを3〜9質量部、前記高融点炭化水素系ワックスを
3〜6質量部含有することを特徴とする前記1又は2に
記載のトナー。
脂肪酸エステル類と高融点炭化水素系ワックスとの含有
量の和が4〜10質量部であることを特徴とする前記1
〜3の何れか1項に記載のトナー。
ン−オレフィンブロック共重合体が1〜6質量部含有さ
れてなることを特徴とする前記1〜4の何れか1項に記
載のトナー。
重合体の重量平均分子量が5000〜50万であること
を特徴とする前記1〜5の何れか1項に記載のトナー。
ス類を含有するトナーとキャリアからなる二成分現像剤
において、該ワックス類がDSCにより測定される吸熱
ピークが少なくとも60〜105℃の領域にある脂肪酸
エステル類、DSCにより測定される吸熱ピークが少な
くとも60〜105℃の領域にある低融点炭化水素系ワ
ックス及びDSCにより測定される吸熱ピークが少なく
とも120〜160℃の領域にある高融点炭化水素系ワ
ックスからなり、且つ該キャリアがシリコーン樹脂被覆
キャリアであることを特徴とする二成分現像剤。
積%であることを特徴とする前記7に記載の二成分現像
剤。
くとも結着樹脂と着色剤とワックス類を含む現像剤で現
像して感光体上にトナー画像を形成し、該トナー画像を
画像形成支持体上に転写し、該画像形成支持体上のトナ
ー画像を固定配置された加熱部材を内包する加熱ローラ
ーと、対向配設された加圧ローラーとからなる定着装置
により定着する画像形成方法において、該加熱ローラー
が厚さ5〜300μmのフッ素樹脂で被覆された、表面
粗さRaが0.1〜1.0μmである加熱ローラーであ
り、該加圧ローラーが厚み10〜500μmのフッ素樹
脂で被覆された、表面粗さRaが0.2〜2.0μmで
ある加圧ロールであり、且つ該ワックス類がDSCによ
り測定される吸熱ピークが少なくとも60〜105℃の
領域にある脂肪酸エステル類、DSCにより測定される
吸熱ピークが少なくとも60〜105℃の領域にある低
融点炭化水素系ワックス及びDSCにより測定される吸
熱ピークが少なくとも120〜160℃の領域にある高
融点炭化水素系ワックスからなるトナーを用いたことを
特徴とする画像形成方法。
ックス類を含むことに特徴があり、結着樹脂中に該ワッ
クス類の他、着色剤及び必要によりスチレン−オレフィ
ンブロック共重合体、荷電制御剤等を添加して着色粒子
を得、該着色粒子に外添剤を添加してトナーが得られ
る。以下上記各材料を順に説明する。
SCにより測定される吸熱ピークが少なくとも60〜1
05℃の領域にある脂肪酸エステル類(以後ワックスA
ともいう)、DSCにより測定される吸熱ピークが少な
くとも60〜105℃の領域にある低融点炭化水素系ワ
ックス(以後ワックスBともいう)及びDSCにより測
定される吸熱ピークが少なくとも120〜160℃の領
域にある高融点炭化水素系ワックス(以後ワックスCと
もいう)が微細に分散含有されてワックスドメインを形
成している。上記ワックスAは、結着樹脂との相溶性が
高いため吸熱ピークが異なる上記ワックスB及びワック
スCをトナー中に微細にして均一に分散含有させること
ができ、熱ローラー接触時にトナーと該熱ローラーとの
間にあって、ワックスB及びワックスCとともに十分な
液膜を迅速に形成することができる。上記吸熱ピークの
高いワックスCは、吸熱ピークの低いワックスA及びワ
ックスBと併用することで、熱ローラー表面に保護層と
して残留し、後述するようにフッ素樹脂で形成される熱
ローラー自身の離型性を長期にわたり維持することがで
きる。
ピークが60℃未満の場合は保存時にトナー間の融着等
の問題が発生し、105℃を越えるとトナー定着時の離
型性を確保できないなどの問題を生ずる。また、ワック
スCの吸熱ピークが120℃未満の場合はワックス類が
全て低融点のものだけとなり、トナーの保存安定性が失
われ、吸熱ピークが160℃を越えると定着時の離型性
が確保できず、いわゆる高温オフセットが発生する。
に対しワックスAを1〜6質量部、ワックスBを3〜9
質量部、ワックスCを3〜6質量部含有し、且つワック
スAとワックスCとの和が4〜10質量部となるように
含有させるのが好ましく、トナー中のワックス類の含有
量が上記範囲未満の場合には本発明の定着性の効果(耐
オフセット性、耐熱ローラー汚染性、厚紙定着性)が失
われ、上記範囲を越える場合にはワックスがトナー中に
過度に存在するようになり、結果としてトナーの耐久性
が低下してしまう。
測定)DSCにより測定されたワックス類の吸熱ピーク
とは、いわゆる示差走査熱量分析装置により測定された
もので、下記条件で測定された値を示す。
大値を示す。なお、測定装置としては特に限定されるも
のではないが、例えばパーキンエルマー社製DSC−7
などを挙げることができる。
のワックス類はトナー中にドメイン状態で存在している
ことが好ましく、トナー中の平均ワックスドメイン径が
0.3〜1μmであり、且つ短軸径2μm以上のワック
スドメインが1個数%未満のワックス類から構成され
る。上記ワックス類のトナー中の平均ワックスドメイン
径が上記範囲未満ではワックス類がトナーに与える離型
性自体が発揮されず、本発明のトナーの定着性の効果が
低下してしまう。またトナー中の平均ワックスドメイン
径が上記範囲を越えるとトナー中へのワックス類の偏在
が発生し、トナー間での定着性にバラツキを生じ易くな
り、長期に渡る使用では微小なトナーのオフセットが蓄
積し易くなり、結果として定着ローラーの汚染等の問題
を引き起こし易い。
はトナーを透過型電子顕微鏡により断面観察を行い測定
されたものである。具体的には、トナーを少なくとも2
0個ランダムに選択し、選択したトナーの断面を透過型
電子顕微鏡により拡大撮影し、得られた影像をさらに拡
大して2000倍とし、トナーに分散含有されているワ
ックスドメインのフェレ方向径を画像解析装置(SPI
CCA:日本アビオニクス社)により測定し、得られた
フェレ方向径の算術平均を求め、これをトナー中のワッ
クスの平均ワックスドメイン径とする。
ナー中の各ワックスドメインの長軸を求め、その長軸に
対して直交する径の最大値を短軸径として求め、短軸径
が20μm以上のワックスドメインを選択し、選択され
たワックスドメインの全ワックスドメインに対する個数
%を求める。
例としては例えばカルナウバワックス、ライスワック
ス、特開平9−96920号公報に記載されるセバシン
酸ジドデセニル、リグノセリン酸ミリスチル、ベヘン酸
ペンタエリストール、ステアリン酸ペンタエリストール
等を挙げることができる。
例としては、例えばパラフィンワックス、マイクロクリ
スタリンワックス、天然ガス系フィッシャートロプシュ
ワックス、石炭系フィッシャートロプシュワックス、ま
たはそれらのワックスを分子蒸留して得られたワック
ス、メタロセン触媒により合成された低分子量ポリプロ
ピレン、低分子量ポリエチレン等を挙げることができ
る。
例としては、低分子量ポリプロピレンを挙げることがで
き、例えばビスコール770P、ビスコール660P、
ビスコール550P及びビスコール330P等の市販品
(三洋化成工業社製)、NP505及びNP055等の
市販品(三井石油化学社製)を挙げることができる。
結着樹脂は好ましくはビニル系重合体が70質量%以上
で構成される。ビニル系重合体以外の樹脂をブレンドし
て使用してもよい。ビニル系重合体以外の配合成分とし
ては、ポリエステル樹脂、ポリエーテルポリオールなど
が用いられる。また、上記ビニル系重合体としては、好
ましくはスチレン系単量体及び/又は(メタ)アクリル酸
エステル系単量体を主成分とするビニル系重合体が多く
用いられ、低分子量重合体成分と高分子量重合体成分と
を含有し、分子量分布の広いものが好ましい。
本発明のトナーに用いられる結着樹脂のGPCにより測
定される分子量分布では、分子量10万〜150万及び
分子量3000〜5万の範囲にそれぞれピークを有する
ものが好ましい。さらには、分子量20万〜100万の
領域にピークを有し、且つ分子量3000〜8000の
範囲にそれぞれピークを有することがより好ましい。な
お、分子量分布を重量平均分子量/数平均分子量(Mw
/Mn)で表した場合は11〜40の範囲が好ましい。
知の何れの方法によってもよいが溶液重合による方法が
好ましい。また、結着樹脂は、トナーの定着強度及び耐
久性の観点から高分子量重合体と低分子量重合体を組み
合わせることが行われている。この結着樹脂を製造する
製造方法は以下の方法がある。
別個に製造し、乾式混合する。 (2)高分子量重合体と低分子量重合体を別個に製造
し、加熱した溶剤中で混合し、脱溶剤、固化、冷却、粉
砕する。
合し、得られたこの溶液中で低分子量重合体を重合した
後、脱溶剤、固化、冷却、粉砕する。
に露出させる観点から(3)の方法が好ましい。低分子
量重合体成分と高分子量重合体成分の含有比率は、1
0:90〜40:60が好ましく、特には15:85〜
25:75が好ましい。
ましく用いられるビニル系樹脂を形成するためのモノマ
ーとしては、例えばスチレン、o−メチルスチレン、m
−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルス
チレン、p−クロロスチレン、3,4−ジクロロスチレ
ン、p−フェニルスチレン、p−エチルスチレン、2,
4−ジメチルスチレン、p−t−ブチルスチレン、p−
n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p
−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−
n−ドデシルスチレンの様なスチレンあるいはスチレン
誘導体、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソプロピル、メ
タクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタ
クリル酸n−オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシ
ル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ラウリル、
メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジエチルアミノエ
チル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル等のメタクリ
ル酸エステル誘導体、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸イソブチル、ア
クリル酸n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸ラウリル、アク
リル酸フェニル、アクリル酸ジメチルアミノエチル、ア
クリル酸ジエチルアミノエチル等のアクリル酸エステル
誘導体等が具体的に樹脂を構成する単量体として挙げら
れ、これらは単独あるいは組み合わせて使用することが
できる。
体〉スチレン−オレフィンブロック共重合体はトナー中
へのワックス類の分散を更に可善することができる。例
えば下記構造式にて表されるスチレン−オレフィンブロ
ック共重合体(ここでAはスチレン成分、Bはオレフィ
ン成分)を結着樹脂に添加する方法が好ましく用いられ
る。
A 上記ブロック共重合体の分子量分布は、好ましくは重量
平均分子量で5000〜50万、好ましくは2万〜20
万であり、さらに好ましくは5万〜10万である。この
重量平均分子量が過小の場合はワックス類と溶解し易く
なり、ワックス類の分散を向上することができにくくな
り、この重量平均分子量が大き過ぎる場合は溶融時の粘
度が高くなるためワックス類の分散を改良できにくくな
る。
合体の結着樹脂に対する添加量は1〜6質量%が好まし
い。上記スチレン−オレフィンブロック共重合体の結着
樹脂に対する添加量が過小の場合はトナー中へのワック
ス類の分散性を向上させることができにくくなり、また
過大の場合は定着性(紙等の画像形成支持体への接着
性)が低下する場合がある。
色剤としては無機顔料、有機顔料を挙げることができ
る。無機顔料としては、従来公知のものを用いることが
でき、特に制限はなく、黒色の顔料としては、例えば、
ファーネスブラック、チャンネルブラック、アセチレン
ブラック、サーマルブラック、ランプブラック等のカー
ボンブラック、更にマグネタイト、フェライト等の磁性
粉も用いられる。これらの無機顔料は所望に応じて単独
または複数を選択併用することができ、また顔料の添加
量は重合体に対して2〜20質量部であり、好ましくは
3〜15質量部が選択される。また、有機顔料として
は、従来公知のものを用いることができ、特に制限はな
く、具体的な有機顔料としては、例えばマゼンタまたは
レッド用の顔料としては、C.I.ピグメントレッド
2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメント
レッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグ
メントレッド7、C.I.ピグメントレッド15、C.
I.ピグメントレッド16、C.I.ピグメントレッド
48:1、C.I.ピグメントレッド53:1、C.
I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレ
ッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.
I.ピグメントレッド139、C.I.ピグメントレッ
ド144、C.I.ピグメントレッド149、C.I.
ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド1
77、C.I.ピグメントレッド178、C.I.ピグ
メントレッド222等が挙げられる。また、オレンジま
たはイエロー用の顔料としては、C.I.ピグメントオ
レンジ31、C.I.ピグメントオレンジ43、C.
I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエ
ロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.
ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー
17、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグ
メントイエロー94、C.I.ピグメントイエロー13
8等が挙げられる。また、グリーンまたはシアン用の顔
料としては、C.I.ピグメントブルー15、C.I.
ピグメントブルー15:2、C.I.ピグメントブルー
15:3、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピ
グメントブルー60、C.I.ピグメントグリーン7等
が挙げられる。これらの有機顔料は所望に応じて単独ま
たは複数を選択併用することが可能である。また顔料の
添加量は重合体に対して2〜20質量%であり、好まし
くは3〜15質量%が選択される。
に用いる内部添加剤(トナーの任意成分)としては、ア
ゾ系金属錯体、サリチル酸金属錯体、カリックスアレン
系化合物などの負帯電性荷電制御剤が挙げられ、ニグロ
シン染料、4級アンモニウム塩系化合物、トリフェニル
メタン化合物などの正帯電性荷電制御剤が挙げられる。
び有機微粒子を使用することができるが、得られる着色
粒子に流動性を付与する観点から無機微粒子を使用する
ことが好ましい。かかる無機微粒子を構成する化合物と
しては、各種の無機酸化物、窒化物、ホウ化物等を挙げ
ることができ、その具体例としては、シリカ、アルミ
ナ、チタニア、ジルコニア、チタン酸バリウム、チタン
酸アルミニウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸マ
グネシウム、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化セリウム、酸
化アンチモン、酸化タングステン、酸化スズ、酸化テル
ル、酸化マンガン、酸化ホウ素、炭化ケイ素、炭化ホウ
素、炭化チタン、窒化ケイ素、窒化チタン、窒化ホウ素
等が挙げられる。これら無機微粒子としては疎水性のも
のが好ましく、具体的には、シリカ微粒子として、例え
ば日本アエロジル(株)製の市販品R−805、R−9
76、R−974、R−972、R−812、R−80
9、ヘキスト(株)製のHVK−2150、H−20
0、キャボット(株)製の市販品TS−720、TS−
530、TS−610、H−5、MS−5等が挙げられ
る。チタン微粒子としては、例えば、日本アエロジル
(株)製の市販品T−805、T−604、テイカ
(株)製の市販品MT−100S、MT−100B、M
T−500BS、MT−600、MT−600SS、J
A−1、富士チタン(株)製の市販品TA−300S
I、TA−500、TAF−130、TAF−510、
TAF−510T、出光興産(株)製の市販品IT−
S、IT−OA、IT−OB、IT−OC等が挙げられ
る。アルミナ微粒子としては、例えば、日本アエロジル
(株)製の市販品RFY−C、C−604、石原産業
(株)製の市販品TTO−55等が挙げられる。また、
有機微粒子としては数平均一次粒子径が10〜2000
nm程度の球形の有機微粒子を使用することができる。
このものとしては、スチレンやメチルメタクリレートな
どの単独重合体やこれらの共重合体を使用することがで
きる。
えばステアリン酸の亜鉛、アルミニウム、銅、マグネシ
ウム、カルシウム等の塩、オレイン酸の亜鉛、マンガ
ン、鉄、銅、マグネシウム等の塩、パルミチン酸の亜
鉛、銅、マグネシウム、カルシウム等の塩、リノール酸
の亜鉛、カルシウム等の塩、リシノール酸の亜鉛、カル
シウムなどの塩等の高級脂肪酸の金属塩が挙げられる。
これらの外添剤の添加量は、トナーに対して0.1〜5
質量%程度が好ましい。
は50〜70℃、保存性と厚紙定着性を両立するために
52〜56℃が特に好ましい。また、トナーのガラス転
移点とはDSCにて測定された値で、ベースラインと吸
熱ピークの傾きとの交点をガラス転移点とする。具体的
には、示差走査熱量計を用い、100℃まで昇温しその
温度にて3分間放置した後に降下温度10℃/分で室温
まで冷却する。ついで、このサンプルを昇温速度10℃
/分で測定した際に、Tg以下のベースラインの延長線
と、ピークの立ち上がり部分からピークの頂点までの間
での最大傾斜を示す接線との交点をTgとして示す。
のDSC−7等を使用することができる。
樹脂の分子量分布はGPCにて測定されたスチレン換算
分子量を示す。GPCによる結着樹脂の重量平均分子量
(Mw)及び数平均分子量(Mn)等の分子量の測定方
法は、テトラハイドロフラン(THF)を溶媒としたG
PC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)によ
る測定であり、測定試料0.5〜5mg、具体的には1
mgに対してTHFを1ml加え、室温にてマグネチッ
クスターラーなどを用いて攪拌を行い、十分に溶解させ
る。ついで、ポアサイズ0.45〜0.50μmのメン
ブランフィルターで処理した後GPCへ注入する。GP
Cの測定条件は、40℃にてカラムを安定化させ、TH
Fを毎分1mlの流速で流し、1mg/mlの濃度の試
料を約100ml注入して測定する。カラムは、市販の
ポリスチレンジェルカラムを組み合わせて使用すること
が好ましい。例えば、昭和電工社製のShodex G
PC KF−801、802、803、804、80
5、806、807の組み合わせや東ソー社製のTSK
gelG1000H、G2000H、G3000H、
G4000H、G5000H、G6000H、G700
0H、TSK guard columnの組み合わせ
などを挙げることができる。また、検出器としては、屈
折率検出器(IR検出器)、あるいはUV検出器を用い
ると良い。試料の分子量測定では、試料の有する分子量
分布を単分散のポリスチレン標準粒子を用いて作製した
検量線を用いて算出する。検量線作製用のポリスチレン
としては10点程度用いるとよい。
体積平均粒径は、コールターカウンターTA−II、コー
ルターマルチサイザー、SLAD1100(島津製作所
製レーザー回折式粒径測定装置)等を用いて測定するこ
とができる。コールターカウンターTA−II及びコール
ターマルチサイザーではアパーチャー径=100μmの
アパーチャーを用いて2.0〜40μmの範囲における
粒径分布を用いて測定される。
造する方法としては特に限定されるものではない。しか
しワックス類を効果的に分散させ、好適な分散状態とす
るためには、結着樹脂を重合法により合成する段階でワ
ックス類の少なくとも1種を存在させて重合すること
で、好適な分散状態を得ることができるので好ましい。
すなわち、本発明では少なくとも3種のワックスを併用
するため、これらのワックス類のそれぞれを混練時に混
合する通常の手法ではワックス類の分散が不安定になる
傾向がある。この理由としては、明確ではないが、3種
のワックス類の間に溶融粘度差があるためと推察され
る。重合法の具体例としては、ビニル系モノマー、少な
くとも1種のワックス類、重合開始剤及び溶媒を混合し
て均一な溶液とするが、この際他の樹脂やスチレン−オ
レフィンブロック共重合体などを添加してもよく、得ら
れた溶液は加熱重合されて結着樹脂が得られる。次いで
得られた結着樹脂には着色剤、他のワックス、必要によ
り荷電制御剤を添加し、加熱、混練、冷却、粉砕、分級
して着色粒子を得、得られた着色粒子に外添剤を添加し
て本発明のトナーが得られる。上記結着樹脂の重合時に
添加される少なくとも1種のワックス及びトナー混練時
に添加されるワックスを含むワックス類は、前記トナー
の項で説明したように、少なくともワックスA、ワック
スB及びワックスCを含んでいる。本発明のトナー製造
では上記結着樹脂の重合時に1種類のワックスが含有さ
れた場合にはトナー混練時には少なくとも他の2種類の
ワックスが含有され、上記結着樹脂の重合時に他の2種
類のワックスが含有された場合にはトナー混練時には少
なくとも1種類のワックスが含有され、上記結着樹脂の
重合時に3種類のワックスが含有された場合にはトナー
混練時にはワックスが含有されなくてもよい。
却、粉砕を行う工程の粉砕方法に用いられる公知の粉砕
器としては、ラボジェット(日本ニューマチック社製)
のような気流式の粉砕器や、ターボミル(ターボ工業社
製)のような機械式粉砕器が知られている。本発明にお
いては、含有されるワックスをトナー表面に露出させる
効果の高い、機械式粉砕器で粉砕することが好ましい。
上記トナーと後述するキャリアとをトナー濃度が1〜1
0質量%となるよう混合して得られる。
像剤の樹脂被覆キャリアを構成する芯材粒子としては、
鉄粉、マグネタイト、各種フェライト等を挙げることが
でき、これらのうち、マグネタイト及びフェライトが好
ましい。
ニッケル、マンガン等の金属を含有するフェライト、ア
ルカリ金属(例えばLi、Na)及び/又はアルカリ土
類金属(例えばMg、Ca、Sr、Ba)を含有する軽
金属フェライトを使用することが好ましい。本発明で
は、装置の高速化の観点から、比較的磁化が高く、抵抗
が適正であるため下記構造式で示されるマンガンフェラ
イトを使用することが特に好ましい。
は、シリコーン樹脂が用いられ、該シリコーン樹脂は、
芯材との密着性に優れ、被覆樹脂、又はその離脱物によ
りトナー表面を汚染することがないため、トナーによる
熱ロール汚染を防止することができる。
が5〜30面積%であるシリコーン樹脂被覆キャリアが
好ましく用いられる。コア露出量は、コア(キャリア芯
材)において主成分となる元素、例えば鉄の占有する面
積率をESCAにより測定し、且つ樹脂被覆キャリア表
面における同元素(例えば鉄)の占有面積率を測定し、下
記式によりコアの表面露出量を算出する。
鉄の占有面積率)/(コア表面における鉄の占有面積
率)×100(%) ここで、シリコーン樹脂としては、特に限定されない
が、加熱脱水縮合反応、室温湿気硬化反応等で硬化する
縮合反応型シリコーン樹脂が好ましく用いられる。
は電子写真方式で形成されたトナー像を定着して定着画
像を得るための加熱ローラー及び加圧ローラーに特徴が
ある。
トナーは、厚み5〜300μmのフッ素樹脂で被覆さ
れ、表面粗さRaが0.1〜1.0μmである加熱ロー
ラーと、厚み10〜500μmのフッ素樹脂で被覆さ
れ、表面粗さRaが0.2〜2.0μmである加圧ロー
ルとの挟持下に加熱搬送されて定着される。
は、例えば芯金上に厚さ10〜30μmにポリパーフル
オロアルキルエーテル樹脂が塗布加工された、又はポリ
パーフルオロアルキルエーテル製のチューブで被覆され
た、表面粗さRaが0.2〜0.5μmである加熱ロー
ラーが好ましい。また、上記加圧ローラーの具体例とし
ては、例えば芯金上にHTV、RTVで形成されたゴム
層にポリパーフルオロアルキルエーテルを塗布加工又は
ポリパーフルオロアルキルエーテル製のチューブを好ま
しくは50〜140μmに被覆させ、ゴム硬度がJIS
−K6301アスカーCスケールで60〜75度で、表
面粗さRaが0.3〜0.8μmの加圧ローラーが好ま
しい。前記加熱ローラーと加圧ローラーを組み合わせる
と、とりわけ優れた定着性能が発揮され、加熱ローラー
を清掃するクリーニング機構を持たなくても長時間に渡
って安定した定着装置が得られる。
られるフッ素樹脂としてはPTFE(ポリテトラフルオ
ルエチレン)及びPFE(テトラフルオルエチレン−パ
−フルオロアルキルビニルエーテル共重合体)などを例
示することができる。特に、このましくはPFA(テト
ラフルオロエチレン−パ−フルオロエチレンビニルエー
テル共重合体である。
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
クスBの具体例としてフィッシャートロプシュワックス
「FT−100」(シェルMDR社製)を分子蒸留し、
融点89℃(針入度3)のワックスb1及び融点102
℃(針入度1)のワックスb2を得た。さらに、フィッ
シャートロプシュワックスFT−70(シェルMDR社
製)を分子蒸留し、融点70℃(針入度5)のワックス
b3を得た。
コにトルエン600gを入れ、重量平均分子量120万
のスチレン−n−ブチルアクリレート−メチルメタクリ
レート共重合体250g、スチレン−オレフィンブロッ
ク共重合体としてのスチレン/水添イソプレン/スチレ
ン三元ブロック共重合体(Mw=7万)24g(結着樹
脂100質量部当たり1.9質量部)、並びに融点77
℃のフィッシャートロプシュワックス「C−77」(サ
ゾール公社製)75g(トナー100質量部当たり4.
4質量部)を投入し、溶解した。気層を窒素ガスにて置
換した後、加温し、トルエンの環流が起きた状態で攪拌
しながら、スチレン760g、メチルメタクリレート1
80g、n−ブチルアクリレート60g、及び重合開始
剤としてアゾビスイソブチロニトリル80gを溶解した
混合物を2.5時間かけて滴下しながら、溶液重合を行
った。滴下終了後、さらにトルエンの環流温度で攪拌し
ながら30分熟成したあと、オイルバス温度を160℃
に昇温しながら、減圧下でトルエンを除くための脱溶剤
工程をへて冷却後粉砕し、本発明のトナー用の結着樹脂
Aを得た。
においてフィッシャートロプシュワックス「C−77」
の代わりにワックスb3を使用した以外は、同様にして
結着樹脂Bを製造した。
においてフィッシャートロプシュワックス「C−77」
の代わりにワックスb1を使用した以外は、同様にして
結着樹脂Cを製造した。
においてフィッシャートロプシュワックス「C−77」
の代わりにテトラベヘン酸ペンタエリストール(融点8
2℃)を使用し、且つスチレン/水添イソプレン/スチ
レン三元ブロック共重合体を12g(結着樹脂100質
量部当たり1.0質量部)使用した以外は、同様にして
結着樹脂Dを製造した。
においてスチレン/水添イソプレン/スチレン三元ブロ
ック共重合体を使用しない以外は、同様にして結着樹脂
Eを製造した。
においてフィッシャートロプシュワックス「C−77」
の代わりにワックスb2を使用した以外は、同様にして
結着樹脂Fを製造した。
においてフィッシャートロプシュワックス「C−77」
を24g(トナー100質量部当たり1.6質量部)と
した以外は、同様にして結着樹脂Gを製造した。
においてフィッシャートロプシュワックス「C−77」
を120g(トナー100質量部当たり7.6質量部)
とした以外は、同様にして結着樹脂Hを製造した。
量部当たり1.7質量部であり、「ビスコール660
P」4質量部は、トナー100質量部当たり3.3質量
部である。
た後、110℃に設定した2軸混練押し出し機にて溶融
混練した。得られた混練物を冷却し、ハンマーミルにて
粗粉砕した後、ローターを備えた気流式粉砕機を用いて
微粉砕し、風力分級機で分級し体積平均粒径9.5μm
の着色粒子Aを得た。さらに、 着色粒子A 100質量部 疎水性シリカ粒子 0.6質量部 上記材料をヘンシェルミキサーを用い攪拌バネの周速2
4m/秒となる回転数にて15分間混合しトナー1を得
た。
結着樹脂Aを結着樹脂Bに、カルナバワックスをテトラ
ステアリン酸ペンタエリストール(融点77℃)とした
以外は同様にしてトナー2を得た。
結着樹脂Aを結着樹脂Cに、カルナバワックスをテトラ
ベヘン酸ペンタエリストール(融点82℃)とした以外
は同様にしてトナー3を得た。
結着樹脂Aを結着樹脂Dに、カルナバワックスをポリエ
チレンワックス(融点72℃)とした以外は同様にして
トナー4を得た。
結着樹脂Aを結着樹脂Eとした以外は同様にしてトナー
5を得た。
結着樹脂Aを結着樹脂Fに、カルナバワックスを1−4
ブタンジステアリル(融点65℃)とした以外は同様に
してトナー6を得た。
結着樹脂Aを結着樹脂G、カルナバワックスを0.4質
量部とした以外は同様にしてトナー7を得た。
はトナー100質量部当たり0.3質量部である。
結着樹脂Aを結着樹脂H、カルナバワックスを7質量部
とした以外は同様にしてトナー8を得た。
ナー100質量部当たり5.9質量部である。
た。
ス「H1−N6」2質量部はトナー100質量部当たり
1.7質量部であり、上記「ビスコール660P」5質
量部はトナー100質量部当たり4.2質量部である。
る。
た。
℃)、ポリエチレンワックス(融点127℃)2質量部
はトナー100質量部当たり1.8質量部である。
た。
トナー100質量部当たり4.4質量部であり、上記
「ビスコール660P」3質量部はトナー100質量部
当たり2.5質量部である。
酸エステル系ワックスA、低融点炭化水素系ワックスB
及び高融点炭化水素系ワックスCの融点(Mp)℃、ト
ナー中の含有量(質量部)、添加時期(トナー混練時又
は結着樹脂の重合時)を表1及び表2に示した。また、
結着樹脂中ヘのワックスドメイン径制御用のスチレン−
オレフィンブロック共重合体の添加量(質量部)を表1
に示した。
のマンガンフェライト粒子をキャリア芯材として、シリ
コーン樹脂「商品名SR−2411、固形分濃度20質
量%」(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)の固
形分に対し、N−フェニル−γ−アミノプロピルメチル
トリメトキシシランを8質量%混合し、トルエンに溶解
させ、流動床コーティング装置を用いて、キャリア芯材
に対し0.5質量%コーティングし、さらに200℃で
2時間焼成し、冷却した後、振動ミルで10分間処理
し、コア露出量8面積%のキャリア1を得た。
び比較用トナー1〜3をキャリア1とトナー濃度4質量
%となるよう混合し、11種類の現像剤(本発明の現像
剤1〜8及び比較現像剤1〜3)を調製した。
ナー1〜3におけるワックス類(脂肪酸エステル系ワッ
クス、低融点炭化水素系ワックス及び高融点炭化水素系
ワックス)の平均ワックスドメイン径及び短軸径2μm
以上のワックスドメインの個数%を測定し、その結果を
表3に示した。なお、上記ワックス類の平均ワックスド
メイン径及び短軸径2μm以上のワックスドメインの個
数%の測定は以下のようである。
択したトナーをミクロトームにて裁断して約0.2μm
の厚さの切片を作製し、この切片を透過型電子顕微鏡に
てネガ倍率:280倍の写真を撮り、引き伸ばして20
00倍の写真を作製し、これを画像解析装置(SPIC
CA)により、ワックスドメインの数平均径を平均ワッ
クスドメイン径として求め、さらに全ワックスドメイン
の数に対する短軸径2μm以上のドメインの数から個数
%を算出した。
(接触現像方式)を改造して実写評価を実施した。条件
は下記に示す条件である。感光体としては積層型有機感
光体を使用した。
を厚さ25μmのPFA(テトラフルオロエチレン−パ
ーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)で被覆さ
れた表面粗さRaが0.8μmの加熱ローラーを使用
し、加圧ローラーとして鉄の芯金を使用し、HTVシリ
コーンゴムの上に厚み120μmのPFAチューブを被
覆した表面粗さRaが0.8μmの加圧ローラーを用い
た。なお、ニップ幅は5.8mmであり、線速は420
mm/secである。
リコンオイル供給機構は装着していない。定着の温度は
加熱ローラーの表面温度で制御し、195℃の設定温度
とした。
0g/m2の厚紙を使用し、紙進行方向(熱ローラー周
方向)に平行な、幅0.3〜1.0mm、長さ150m
mの線画像を形成した。また、画像形成条件としては常
温常湿環境(25℃/55%RH)にて1万枚の連続し
た画像形成を実施した。1万枚後の厚紙定着性(%)
は、トナー付着量0.6mg/cm2の1インチ角ベタ
画像を採取し、該画像をスコッチメンディングテープ
(住友3M社製)で剥離し、剥離前後の画像濃度(剥離
前の画像濃度に対する剥離後の画像濃度の比%)から求
め、その結果を表3に示した。また100万枚までコピ
ーを行った時の定着用の熱ローラーの汚れの度合いを目
視で評価し、その結果を表3に示した。
しての脂肪酸エステル系ワックスA、低融点炭化水素系
ワックスB及び高融点炭化水素系ワックスCが均一、且
つ微細なワックスドメインを形成して分散含有されてい
て長期に亘る画像形成の過程で熱ローラーの汚染を生ず
ることがなく、かつ厚紙を用いた場合でも定着性が優れ
ているが、比較のトナーはワックスのトナー中の分散性
が悪く、長期に亘る画像形成の過程で熱ローラーの汚染
を生じ、且つ厚紙定着性が悪く、実用性に乏しいことが
分かる。
のトナー、二成分現像剤及び画像形成方法によれば、定
着荷重が伝わりにくい厚紙においても定着性が優れてい
て、熱ローラー清掃機構を持たない装置においても長期
使用時に熱ローラー汚染が発生しない等、優れた効果を
有する。
Claims (9)
- 【請求項1】 少なくとも結着樹脂と着色剤とワックス
類を含有するトナーにおいて、該ワックス類がDSCに
より測定される吸熱ピークが少なくとも60〜105℃
の領域にある脂肪酸エステル類、DSCにより測定され
る吸熱ピークが少なくとも60〜105℃の領域にある
低融点炭化水素系ワックス及びDSCにより測定される
吸熱ピークが少なくとも120〜160℃の領域にある
高融点炭化水素系ワックスからなることを特徴とするト
ナー。 - 【請求項2】 前記トナーのワックス類の平均ワックス
ドメイン径が0.3〜1μmであり、且つ短軸径が2.
0μm以上のワックスドメインが1個数%未満であるこ
とを特徴とする請求項1に記載のトナー。 - 【請求項3】 前記トナー100質量部に対し脂肪酸エ
ステル類を1〜6質量部、前記低融点炭化水素系ワック
スを3〜9質量部、前記高融点炭化水素系ワックスを3
〜6質量部含有することを特徴とする請求項1又は2に
記載のトナー。 - 【請求項4】 前記トナー100質量部に対して前記脂
肪酸エステル類と高融点炭化水素系ワックスとの含有量
の和が4〜10質量部であることを特徴とする請求項1
〜3の何れか1項に記載のトナー。 - 【請求項5】 前記結着樹脂100質量部中にスチレン
−オレフィンブロック共重合体が1〜6質量部含有され
てなることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記
載のトナー。 - 【請求項6】 前記スチレン−オレフィンブロック共重
合体の重量平均分子量が5000〜50万であることを
特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のトナー。 - 【請求項7】 少なくとも結着樹脂と着色剤とワックス
類を含有するトナーとキャリアからなる二成分現像剤に
おいて、該ワックス類がDSCにより測定される吸熱ピ
ークが少なくとも60〜105℃の領域にある脂肪酸エ
ステル類、DSCにより測定される吸熱ピークが少なく
とも60〜105℃の領域にある低融点炭化水素系ワッ
クス及びDSCにより測定される吸熱ピークが少なくと
も120〜160℃の領域にある高融点炭化水素系ワッ
クスからなり、且つ該キャリアがシリコーン樹脂被覆キ
ャリアであることを特徴とする二成分現像剤。 - 【請求項8】 前記キャリアがコア露出量5〜30面積
%であることを特徴とする請求項7に記載の二成分現像
剤。 - 【請求項9】 感光体上に形成された静電潜像を少なく
とも結着樹脂と着色剤とワックス類を含む現像剤で現像
して感光体上にトナー画像を形成し、該トナー画像を画
像形成支持体上に転写し、該画像形成支持体上のトナー
画像を固定配置された加熱部材を内包する加熱ローラー
と、対向配設された加圧ローラーとからなる定着装置に
より定着する画像形成方法において、該加熱ローラーが
厚さ5〜300μmのフッ素樹脂で被覆された、表面粗
さRaが0.1〜1.0μmである加熱ローラーであ
り、該加圧ローラーが厚み10〜500μmのフッ素樹
脂で被覆された、表面粗さRaが0.2〜2.0μmで
ある加圧ロールであり、且つ該ワックス類がDSCによ
り測定される吸熱ピークが少なくとも60〜105℃の
領域にある脂肪酸エステル類、DSCにより測定される
吸熱ピークが少なくとも60〜105℃の領域にある低
融点炭化水素系ワックス及びDSCにより測定される吸
熱ピークが少なくとも120〜160℃の領域にある高
融点炭化水素系ワックスからなるトナーを用いたことを
特徴とする画像形成方法。
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