JP2001248008A - ユニフォーム類 - Google Patents

ユニフォーム類

Info

Publication number
JP2001248008A
JP2001248008A JP2000058416A JP2000058416A JP2001248008A JP 2001248008 A JP2001248008 A JP 2001248008A JP 2000058416 A JP2000058416 A JP 2000058416A JP 2000058416 A JP2000058416 A JP 2000058416A JP 2001248008 A JP2001248008 A JP 2001248008A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
uniforms
fiber
fabric
weight
yarn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000058416A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumio Hishinuma
澄男 菱沼
Koji Asada
康治 浅田
Kazutoshi Kushitani
和俊 櫛谷
Hiroaki Sakamoto
浩昭 坂本
Sadao Tomioka
貞雄 富岡
Taizo Horiike
泰三 堀池
Kazumitsu Takeda
一光 武田
Hideo Miura
英雄 三浦
Naoaki Ito
直明 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2000058416A priority Critical patent/JP2001248008A/ja
Publication of JP2001248008A publication Critical patent/JP2001248008A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Outer Garments And Coats (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】使用に際して変色や劣化がなく、持続性のある
着臭防止、消臭効果があり、更に、抗菌、防カビおよび
防汚性を同時に満足する、優れた機能を有するユニフォ
ーム類を提供する。 【解決手段】繊維表面に、アルキルシリケート系樹脂、
シリコーン系樹脂およびフッ素系樹脂から選ばれた少な
くとも1種のバインダーと、光触媒剤を有するユニフォ
ーム類。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来なかった耐久
性のある着臭防止性、消臭性、抗菌性、防カビ性および
防汚性などの優れた機能性を有するユニフォーム類に関
する。さらに詳しくは、作業服、介護衣、学生服、白
衣、ドライバー服などのユニフォーム類に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、国民の生活水準の向上に伴い、ス
ポーツ、健康および衛生に関する意識も高まっており、
衣食住の各分野において、消臭、抗菌、防カビおよび防
汚加工を施した衣料製品が実用化されている。
【0003】しかしながら、従来の技術は、特定の薬剤
を繊維布帛に付着せしめたりコーティングしたりしなけ
ればならず、布帛が着色したり変色したりするとか、繊
維が劣化してしまうというような問題があった。また、
布帛に一度しみ込んだ臭いは消してしまうことが困難で
あり、また布帛に付着した細菌やカビを完全に除去して
しまうことも容易ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、使用に際し
て変色や劣化がなく、持続性のある着臭防止・消臭効果
があり、更に、抗菌、防カビおよび防汚性を同時に満足
する、優れた機能を有するユニフォーム類を提供せんと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。
【0006】すなわち、 繊維を主たる構成材料として
なるユニフォーム類であり、該繊維表面に、アルキルシ
リケート系樹脂、シリコーン系樹脂およびフッ素系樹脂
から選ばれた少なくとも1種のバインダーと、光触媒剤
を有するユニフォーム類である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、光触媒剤とは、
紫外線により励起され、強い酸化力によって有機物を酸
化分解する特性を有するものであり、具体的には、アナ
ターゼ型、ルチル型と呼ばれる結晶型の構造をもつもの
が含まれる。かかる光触媒は、消臭性、着色物分解除去
性(防汚性)、殺菌性(抗菌、防カビ)を有するもので
ある。
【0008】かかる光触媒剤の作用は、皮膚下のエクリ
ン腺、アポクリン腺から出た水分に皮膚の周囲にある常
在菌により汗の臭い(主成分:アンモニアやイソ吉草
酸)が発生し、この臭いに光触媒剤で励起された・OH
基(水酸基ラジカル)が汗の主成分に触れ、これをCO
2(炭酸ガス)とH20(水)に分解して消臭すると考え
られている。また、加齢臭(中高年臭)では、主成分:
ノネナールが、老人臭(中高年臭)では、主成分:イン
ドール、スカトールが 、糞尿臭では、主成分:アンモ
ニアが、他の体臭では、主成分:アセトアルデヒド、メ
チルメルカプタンが、タバコ臭では、主成分:ニコチン
が、それぞれ同様に光触媒剤で分解することができるの
である。
【0009】本発明において、光触媒剤の中でも、チタ
ンとケイ素の複合酸化物を使用することが好ましく使用
されるが、かかる複合酸化物は、特公平5−55184
号公報に記載された方法で製造した触媒を用いればよ
い。一般に、チタンとケイ素からなる二元系複合酸化物
は、例えば、田部浩三(触媒、第17巻、No.3、72
頁、1975年、触媒学会発行)に記載されているように、
固体酸として知られ、チタンとケイ素の割合は、酸化物
に換算して酸化チタンが20〜95モル%、酸化ケイ素
が5〜80モル%の範囲にあるものが好ましい結果を与
える。
【0010】かかる光触媒剤の粒子径は、大きすぎた
り、比表面積が小さすぎたりすると、有機物、特に細菌
に対する分解速度が低下する傾向がある。また消臭反応
は、上述したように悪臭成分が触媒に吸着し、その後、
紫外線酸化分解を受ける過程を経ると考えられ、悪臭成
分の吸着の良し悪しが、消臭効率に大きく影響を与える
と考えられるので、平均一次粒子径としては、好ましく
は1〜20nmのもので、比表面積が好ましくは100
〜300m2/gであるものが好ましく使用される。かか
る光触媒剤の繊維構造物に対する付着量は、プリントや
グラビアによる布地に塗布する方法では、好ましくは
0.05〜30重量%、更に好ましくは0.05〜20
重量%である。またパディングで含浸する方法では、風
合いのソフトさの点から、好ましくは0.08〜10重
量%の範囲に制御するのがよい。
【0011】本発明においては、たとえばチタンとケイ
素の複合酸化物の如き光触媒剤を繊維表面に付着させる
ため、アルキルシリケート系樹脂、シリコーン系樹脂お
よびフッ素系樹脂から選ばれた少なくとも1種のバイン
ダーを用いる。かかるバインダーの存在により、有機系
樹脂特有の光触媒剤の酸化による分解、着色、臭気の発
生を防止することができる。
【0012】本発明に用いられるアルキルシリケート
は、主にSi−Oの結合部分と直鎖または分岐のある飽
和アルキルから成り、その両端にOH基をもつことを特
徴とするものである。すなわち下記に示される構造を含
むものである。
【0013】OH−(Si−O)n −R−OH 式中、Rは、炭素数1〜10の直鎖または分岐のある飽
和アルキル基であり、nは1以上の整数を意味し、無機
性を高めるために、好ましくは1000〜10000の
範囲である。
【0014】かかるアルキル基は、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル等直鎖または分岐のある飽和アル
キルである。
【0015】かかる樹脂の付着量は、風合いを良くする
点から、塗布法では、繊維に対して0.05〜30重量
%が好ましく、また、含浸法では、繊維に対して0.0
5〜10重量%が好ましい。
【0016】また、シリコーン系樹脂としては、シリコ
ーンレジンもしくはシリコーンワニスという分類に属す
る縮合架橋型樹脂を使用することができ、かかる樹脂
は、テトラエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン
などの縮合架橋型樹脂を、単独または数種の配合物を縮
合して得ることができるものが含まれる。これらは、3
次元構造の樹脂を形成し、シリコーン樹脂の中でも、最
も耐熱性や耐薬品性に優れたものである。かかる樹脂の
付着量は、風合いを良くする観点から、塗布法では、繊
維に対して0.05〜100重量%が好ましく、また、
含浸法では、繊維に対して0.05〜30重量%が好ま
しい。
【0017】また、フッ素系樹脂としては、ビニルエー
テルおよび/またはビニルエステルとフルオロオレフィ
ン重合性化合物が、非常に優れた特性を持っていて好ま
しく使用される。例えば、ポリフッ化ビニルやポリ四フ
ッ化エチレン、四フッ化エチレン−パーフルオロアルキ
ルビニルエステルやビニルエステル−フルオロオレフィ
ンなどが分解、劣化が少ないので好ましく使用される。
かかる樹脂の付着量は、シリコーン系樹脂と同量の条件
で好ましく使用される。かかる樹脂の付着量は、風合い
を良くする観点から、塗布法では、繊維に対して0.0
5〜100重量%が好ましく、また、含浸法では、繊維
に対して0.05〜30重量%が好ましい。
【0018】かかるシリコーン系樹脂及びフッ素系樹脂
と、通常よく使用されるアクリル樹脂、ウレタン樹脂、
エポキシ樹脂などとの違いは、熱や薬品の作用で分解さ
れやすい炭化水素基をほとんど含まず、シリコーン系樹
脂はSi−O結合、フッ素系樹脂はF−C結合を主体に
構成されており、末端基や側鎖に少量のメチル基やフェ
ニル期が炭化水素として含まれる程度であるところにあ
る。
【0019】また、かかるバインダーに、ゼオライトを
さらに添加すると、抗菌性能を更に高める効果があるの
で好ましい。すなわち、臭い成分の吸着力の向上と構造
物中の無機系成分比を増加させ、光触媒剤による分解を
抑制する作用がある。かかるゼオライトは、金、白金、
銀、パラジウム等の貴金属を、好ましくは0.01〜5
重量%の範囲で担持したものを用いると、更に抗菌効果
が向上するという機能を発揮する。かかるゼオライトの
付着量は、繊維に対して、塗布法では好ましくは0.0
1〜10重量%であり、また、含浸法では、風合いの点
から、好ましくは0.01〜5重量%の範囲に制御する
のがよい。
【0020】次に、上述のバインダーにシランカップリ
ング剤などのカップリング剤をさらに添加すると、無機
物と有機物の接着力を向上させることができる。かかる
カップリング剤より、繊維、バインダー、光触媒剤の相
互間に化学的結合力が働き、洗濯耐久性を著しく向上さ
せる効果を発揮する。かかるカップリング剤の付着量
は、繊維に対して、塗布法では好ましくは0.01〜3
0重量%であり、また、含浸法では、風合いの点から、
好ましくは0.01〜10重量%の範囲に制御するのが
よい。
【0021】次に、ユニフォーム類を構成する繊維表面
に、バインダーと光触媒剤を付与する方法の一例につい
て説明する。
【0022】かかる光触媒剤とバインダーを含む加工液
を、布地に付与すればよい。その方法については、特に
限定されるものでないが、たとえばバインダーと光触媒
剤を含む加工液を布地に含浸させて、マングルロールで
絞り、ドライ−キュアの工程を経る、いわゆる通常の布
地の樹脂加工に準じて行うが、好ましくは通気性を保持
させる方向に考慮する条件が選択される。ドライ−キュ
アのそれぞれの温度×時間条件は、ドライ:110〜1
35℃×1〜3分、キュア:160〜190℃×1〜3
分程度の条件が好ましく採用される。
【0023】プリント、グラビアなどの塗布工程では、
この加工液を糊剤で適当な粘度に調整して、ナイフコー
ターやグラビアロールコーター、印捺などで塗布した
後、170〜200℃×5〜30分の温度条件で固定す
る、いわゆる通常のプリント加工、グラビア加工を好ま
しく採用することができる。
【0024】かくして従来になかった耐久性のある着臭
防止性、消臭性、抗菌性、防カビ性および防汚性を満足
する極めて優れた機能性を有するユニフォーム類を提供
できる。ユニフォーム類は繰り返し用いられるもので、
工業洗濯などの厳しい条件で洗濯、乾燥されるので、従
来の方法で付与した機能性は、当初有していた性能が経
時的に低下してしまう。しかし、本発明によれば、光触
媒剤が繊維布帛に特定のバインダーと共に付与されてい
るので、工業洗濯によっても機能性が低下しない。ま
た、光触媒剤を用いているので洗濯時の洗浄剤などによ
り性能が低下することもない。
【0025】本発明のユニフォーム類は、ポリエステ
ル、ポリアミド、アクリルなどの合成繊維、アセテー
ト、レーヨンなどの半合成繊維、羊毛、絹、木綿、麻な
どの天然繊維を用いてなる繊維布帛を使用することがで
きる。耐久性、寸法安定性、軽量性、高強力性をよくす
る観点からは、ポリエステル繊維を主に用いてなるもの
が好ましく、吸湿性、吸水性を向上させる上からは、ポ
リエステル繊維と綿との混紡糸を用いた繊維布帛、ある
いはポリエステル繊維と綿糸との交織、交編が好ましく
使用される。
【0026】ここでポリエステル繊維としては、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリヘキサメチレン
テレフタレートなどが好ましく使用される。また、かか
るポリエステル繊維を構成するポリエステルとしては、
第3成分を共重合したものも使用することができ、かか
る第3成分としては、イソフタル酸、5−スルホイソフ
タル酸、メトオキシポリオキシエチレングリコールなど
を共重合させてが好ましく使用される。
【0027】本発明において、ポリエステル繊維中に不
活性酸化チタンを含有していてもよい。その不活性酸化
チタンとは、特定波長の光、特に好ましくは紫外線に対
して励起されることなく不活性である酸化チタン、好ま
しくはポリエステル系合成繊維の製造において艶消し剤
として用いられる酸化チタンが使用される。かかる不活
性酸化チタンを添加することにより、有機性100%の
ポリエステル繊維中に無機性の酸化チタンが添加したこ
とで無機性が高められ、繊維表面に存在する光触媒剤が
ポリエステル繊維におよぼす酸化還元作用の影響を減少
化させると考えられる。かかる不活性酸化チタンは、ポ
リエステル繊維の重合時に添加することができ、製糸性
や糸物性からして、平均粒子径が好ましくは0.1〜
0.7μm、さらに好ましくは0.2〜0.4μmの範
囲のものがよい。
【0028】また、かかる不活性酸化チタンの添加量と
しては、繊維重量に対して好ましくは0.3〜5重量
%、より好ましくは0.5〜4重量%含有しているもの
が使用される。0.3重量%未満であれば、ポリエステ
ル繊維が光触媒剤にて分解されやすくなり、光触媒機能
および繊維構造物としての物性が耐久性よく持続するこ
とができなくなる。また5重量%を越えれば、製糸性や
糸物性が満足するものが得られない。
【0029】本発明で用いる繊維の断面形状は特に限定
されず、丸断面、異形断面のいずれも用いることができ
る。異形断面の場合、繊維の表面積が広くなるので丸断
面よりも繊維に付与される機能性が高くなるので好まし
い。異形度が高くなると紡糸が難しくなるので、異形断
面係数としては1.2〜2が好ましく、1.3〜1.8
であることがより好ましい。ここでいう異形断面係数と
は、異形断面と同じ断面積を有する真円の外周長さに対
するその異形断面の外周長さの比であり、具体的には、
異形断面繊維の外周を真円断面繊維の外周で割った値で
ある。この数値が大きくなるほど、糸重量当たりの表面
積が多くなるので、それに伴い光触媒の層の面積も多く
なり、繊維に付与される機能性が向上すると考えられ
る。
【0030】また、ポリアミド繊維としてはナイロン
6、ナイロン66が好ましく用いられる。
【0031】ポリエステル、ポリアミドなどの合成繊維
の繊維形態としては、特に限定するものではないが、紡
績糸、フィラメント糸が好ましく用いられる。フィラメ
ント糸ではストレッチ性を付与できることから、捲縮加
工糸(ウーリー糸、ブレリア糸、複合加工糸など)が好
ましく使用される。また、かかる合成繊維に、アセテー
ト、レーヨン等の半合成繊維、羊毛、絹、木綿、麻等の
天然繊維が含まれていてもよい。
【0032】本発明でいうユニフォーム類には、作業
服、介護衣、白衣、学生服、ドライバー服が含まれる。
【0033】作業服は、上衣、下衣、シャツのみなら
ず、これに付帯する襟、袖口、ポケットなどの帯状物、
紐状物または糸状物などが含まれ、土木、建築、工事、
山林、水産などの分野で用いられる作業服、清掃作業
(ゴミ収集、くみ取り作業)、食品取り扱い作業(魚、
肉、野菜などの調理や加工)、工場で用いられる服など
が含まれる。
【0034】かかる作業服を構成する布地の形態として
は、織物、編物が好ましく、また、不織布も採用するこ
とができる。織物としては、たとえば糸繊度としては、
好ましくは100〜500デシテックス、組織は、好ま
しくはツイル織物(サージ)、サテン織物(カシミア・
ドスキン)およびマットウースなどの平織物が高物性、
高耐久性があり、好ましく用いられる。また、編物とし
ては、編組織が好ましくはピッケ、トリコチン、バーズ
アイなどのもので、繊度としては好ましくは150〜4
00デシテックスのものが、ストレッチ性や動きやすさ
のために、好ましく使用される。
【0035】本発明の作業服は、発汗が激しく、汗や異
臭を伴う作業環境で用いられる服に好適であり、さらに
喫煙する場合にも本発明の効果は大きく発揮される。
【0036】介護衣は、病院、保健所、療養所、診察
所、自宅等で介護を受ける患者、およびそこで従事する
ヘルパー等が着用する上衣、下衣、シャツなどが含まれ
る。
【0037】かかる介護衣を構成する布地の形態として
は、織物、編物いずれも適用できる。織物の場合、ポリ
エステル繊維を用いるときは70〜400デシテック
ス、ポリエステル綿混紡糸では10〜60番手、ポリエ
ステル羊毛混紡糸では10〜60番手が好ましく、組織
は平織、ツイル織、変化ツイル織、二重織物等が好まし
く用いられる。また編物の場合、ポリエステル繊維を用
いるときは50〜200デシテックス、ポリエステル綿
混紡糸では10〜60番手、ポリエステル羊毛混紡糸で
は10〜60番手が好ましく、組織はトリコットが好ま
しく用いられる。
【0038】白衣は、病院、食品関係に従事する作業者
が着用する衣服であり、病院、保健所、療養所、診察
所、食品および薬品製造、学校を含めた研究試験機関等
に従事する作業白衣が含まれる。
【0039】かかる白衣を構成する布地の形態は、織
物、編物いずれも適用できる。織物の場合、ポリエステ
ル繊維を用いるときは100〜400デシテックス、ポ
リエステル綿混紡糸では10〜60番手、ポリエステル
羊毛混紡糸では10〜60番手が好ましく、組織は平
織、ツイル織、変化ツイル織、二重織物等が好ましく用
いられる。また編物の場合、ポリエステル繊維を用いる
ときは50〜200デシテックス、ポリエステル綿混紡
糸では10〜60番手、ポリエステル羊毛混紡糸では1
0〜60番手が好ましく、組織はトリコットが好ましく
用いられる。
【0040】学生服は、学童、学生が着用する衣服であ
り、スラックス、半スラ、セーラ、スカート、ブレザ
ー、スーツ、詰襟、コート、シャツ、ブラウス等の学生
服類が含まれる。
【0041】かかる学生服を構成する布地の形態は、織
物、編物いずれも適用できる。織物の場合、ポリエステ
ル繊維を用いるときは50〜400デシテックス、ポリ
エステル綿混紡糸では10〜60番手、ポリエステル羊
毛混紡糸では10〜60番手が好ましく、組織は平織、
ツイル織、変化ツイル織、二重織物等が好ましく用いら
れる。
【0042】ドライバー服は、ドライバーに着用される
衣服であり、タクシー、トラック、バス、建築用車両、
鉄道、飛行機、船舶等の上衣、下衣、シャツなどが含ま
れる。
【0043】かかるドライバー服を構成する布地の形態
は、織物、編物いずれも適用できる。織物の場合、ポリ
エステル繊維を用いるときは50〜400デシテック
ス、ポリエステル綿混紡糸では10〜60番手、ポリエ
ステル羊毛混紡糸では10〜60番手が好ましい。な
お、ポリエステル繊維を用いる中厚地クラスでは100
〜400デシテックス、薄地クラスでは50〜300デ
シテックスがより好ましい。組織は平織、ツイル織物、
変化ツイル織物、二重織物等が好ましく用いられる。
【0044】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。
【0045】実施例中での品質評価は次の方法を用い
た。 (洗濯)自動反転渦巻き式電気洗濯機VH−3410
((株)東芝製)を用い、市販洗剤0.2%、温度40
±2℃、浴比1:50で5分間強反転で洗濯し、その
後、排水、オーバーフローさせながらすすぎを2分間行
う操作を2回繰り返しこれを洗濯1回とした。 (検知管法による消臭性評価)試料を10g入れた50
0mlの容器に初期濃度が200ppmになるようにア
ンモニアガスをいれて密閉し、1時間放置後、ガス検知
管で残留アンモニア濃度を測定した。そして下記の式に
従い消臭率(%)として算出した(臭気A)。
【0046】消臭率(%)=〔1−(ガス検知管測定濃
度)/(初期濃度)〕×100 同様な方法でアセトアルデヒド200ppm−1時間後
(臭気B)。メチルメルカプタン60ppm−3時間後
(臭気C)の残留ガス濃度を測定し、各気体の消臭率を
算出した。 (タバコ臭に対する消臭性の臭覚評価)500mlのガ
ラス製三角フラスコを入り口を下にして、入り口の直下
に発煙している紙巻きタバコを5秒間置いた後、すばや
く三角フラスコを横にして試料3gを投入し、ガラス栓
で密閉した。1時間放置後、ガラス栓を開け、10人の
人に残臭を嗅いで官能評価した。その時の臭気を下記評
価点数で評価し、平均値を出した。
【0047】 5:強烈な臭い 4:強い臭い 3:楽に感知できる 2:何の臭いかわかる弱い臭い 1:無臭 (イソ吉草酸臭による着臭防止性の臭覚評価)0.01
%のイソ吉草酸水溶液をマイクロシリンジにて5μl秤
量し、これを10cm×10cmの大きさに切り取った布帛
中央部に5点滴下する。滴下の方法は布帛中央部に1
点、続いて中央部の1点を取り囲むようにちょうどサイ
コロの五の目を成すがごとく4点滴下する。この布帛を
蛍光灯下に3時間放置後、10人の人に布帛の臭いを嗅
いで官能評価した。その時の臭気を下記評価点数で評価
し、平均値を出した。
【0048】 5:強烈な臭い 4:強い臭い 3:楽に感知できる 2:何の臭いかわかる弱い臭い 1:無臭 (抗菌性評価方法)評価方法は、統一試験法を採用し、
試験菌体は黄色ブドウ状球菌臨床分離株を用いた。試験
方法は、滅菌試験布に上記試験菌を注加し、18時間培
養後の生菌数を計測し、殖菌数に対する菌数を求め、次
の基準にしたがった。log(B/A)>1.5の条件
下、log(B/C)を菌数増減値差とし、2.2以上
を合格とした。
【0049】ただし、Aは無加工品の接種直後分散回収
した菌数、Bは無加工品の18時間培養後分散回収した
菌数、Cは加工品の18時間培養後分散回収した菌数を
表す。 (防汚性評価方法) 手順1:ポリエチレン袋(20リットル)に100℃×
2時間乾燥させた表1に示す組成の汚染物0.2gとタ
テ10cm、ヨコ16cmのサンプルと ICIピリン
グ用ゴム管を1本入れる。20℃×65%RHの空気で
袋を膨らませ(約10リットルにする)、輪ゴムで止め
る。
【0050】
【表1】
【0051】手順2:手順1のポリエチレン袋をICI
試験器の箱の中にいれ、1時間回転させる。その後サン
プルを取り出す。 手順3:処理サンプルを標準洗濯条件で1回洗濯する。
手順1〜3をさらに2回繰り返す。 手順4:上記のとおり汚染剤付着・洗濯を10回繰り返
したサンプルと未処理のサンプルのL値(明度)を測色
計で測定し、△L値を計算する。△L値が小さいほど、
汚れがつきにくく、且つ汚れが落ちやすく、良好。
【0052】実施例1 ポリエステルフィラメント繊維の330デシテックス、
72フィラメントの捲縮加工糸(ウーリー加工糸)を経
糸に、同繊維の165デシテックス、48フィラメント
の捲縮加工糸を緯糸に用い、経糸密度152本/吋、緯
糸密度102本/吋でカシミア・ドスキン織物のサテン
組織に製織した。次いで、通常の加工条件により精練、
乾燥、中間セット、染色(蛍光白の分散染料)を行っ
た。
【0053】次いで、下記の加工剤、使用量で加工液を
調合した。 A、チタンとケイ素の複合酸化物 (濃度20%) 1.8重量% 平均一次粒子径が7nm、平均比表面積が150m2
gであるチタンとケイ素の複合酸化物を水溶液の分散体
にし、平均粒子径が0.3μmとしたものを用いた。 B、アルキルシリケート系樹脂(濃度20%) 0.6重量% シリコーン系樹脂(濃度45%) 2.2重量% C、貴金属担持型ゼオライト(濃度20%) 0.4重量% D、シランカップリング剤(濃度100%) 0.4重量% これに上記染色後の繊維布帛を浸し、マングルロールで
ピックアップ84重量%で絞り、130℃で1.5分乾
燥した後、180℃で1分間熱処理し、繊維表面に光触
媒を含む布地を得、工事用作業服に縫製した。この布地
について、着臭防止性、消臭性、抗菌性、防汚性の評価
をして、結果を表2に示した。
【0054】実施例2 経糸にポリエステル65%/綿36%の混紡糸:34番
3本合糸を、緯糸に同混紡糸:34番2本合糸をそれぞ
れ用い、経糸密度153本/吋、緯糸密度53本/吋で
ツイル織物(サージ)に製織した。次いで、通常の加工
条件により糊抜き精練、乾燥、中間セット、染色(蛍光
白の分散染料および反応染料)を行った。
【0055】次いで、実施例1と同様に染色後の繊維布
帛を加工液に浸し、マングルロールでピックアップ85
重量%で絞り、130℃で1.5分乾燥した後、180
℃で1分間熱処理し、繊維表面に光触媒を含む布地を
得、清掃用作業服(上、下服)に縫製した。この布地に
ついて、着臭防止性、消臭性、抗菌性、防汚性の評価を
して、結果を表2に併記した。
【0056】実施例3 ポリエステルフィラメント:247デシテックス、72
フィラメントの捲縮加工糸(ブレリア加工糸)と同捲縮
加工糸:165デシテックス、48フィラメントと,ポ
リエステル65%/綿36%の混紡糸:34番単糸を、
上糸、中糸、下糸としてそれぞれ用いて、交編丸編地ジ
ャージに編成した。次いで、通常の加工条件により精
練、乾燥、中間セット、染色(ポリエステル側のみを淡
カーキ色の分散染料で染めた。)を行った。
【0057】次いで、下記の加工剤、および使用量で加
工液を調合した。 A、チタンとケイ素の複合酸化物 (濃度20%) 10.6重量% 平均一次粒子径が7nm、平均比表面積が150m2
gであるチタンとケイ素の複合酸化物を水溶液の分散体
にし、平均粒子径が0.2μmとしたものを用いた。 B、アルキルシリケート系樹脂(濃度20%) 5.0重量% シリコーン系樹脂(濃度45%) 20.0重量% C、貴金属担持型ゼオライト(濃度20%) 2.0重量% D、シランカップリング剤(濃度100%) 1.6重量% かかる加工液:45部に更に糊剤を115部の割合にて
調合し、スクリーンで印捺、プリント加工を行った。印
捺後、120℃で2分乾燥した後、180℃で20分間
過熱蒸気で熱処理し、糊剤を洗浄し、仕上げた。このよ
うにして、繊維表面に光触媒を含む布地を得、食品加工
用作業服(上着とズボン)に縫製した。この布地につい
て、着臭防止性、消臭性、抗菌性、防汚性の評価をし
て、結果を表2に併記した。
【0058】実施例4 経糸にポリエステル繊維167デシテックス、48フィ
ラメントを用い、緯糸にポリエステル167デシテック
ス、48フィラメントを用い、経糸密度129本/吋、
緯糸密度82本/吋でツイル織物に製織した。次いで、
通常の加工条件により精練、乾燥、中間セット、染色
(淡ベージュの分散染料)を行った。
【0059】次いで、実施例1と同様に染色後の繊維布
帛を加工液に浸し、マングルロールでピックアップ80
重量%で絞り、130℃で1.5分乾燥した後、180
℃で1分間熱処理し、繊維表面に光触媒を含む布地構造
物を得、ヘルパー用介護衣に縫製した。この布地につい
て、着臭防止性、消臭性、抗菌性、防汚性の評価をし
て、結果を表2に示した。
【0060】実施例5 ポリエステル繊維56デシテックス、24フィラメント
およびポリエステル繊維22デシテックス、1フィラメ
ントおよび綿100%紡績糸40番を用い、28ゲージ
のシングルトリコット編機で機上コース密度50本/吋
のトリコット生地に製編した。次いで、通常の加工条件
により精練、乾燥、中間セット、染色(淡グレーの分散
染料および直接染料)を行った。
【0061】次いで、実施例1と同様に染色後の編地を
加工液に浸し、マングルロールでピックアップ75重量
%で絞り、130℃で1.5分乾燥した後、180℃で
1分間熱処理し、繊維表面に光触媒を含む布地を得、患
者用介護衣に縫製した。この布地について、着臭防止
性、消臭性、抗菌性、防汚性の評価をして、結果を表2
に併記した。
【0062】実施例6 経糸にポリエステル繊維334デシテックス、96フィ
ラメントを用い、緯糸にポリエステル65%綿35%の
綿混紡績糸23番を用い、経糸密度67本/吋、緯糸密
度54本/吋で平織物に製織した。次いで、通常の加工
条件により精練、乾燥、中間セット、染色(蛍光白の分
散染料および直接染料)を行った。
【0063】次いで、実施例1と同様に染色後の繊維布
帛を加工液に浸し、マングルロールでピックアップ80
重量%で絞り、130℃で1.5分乾燥した後、180
℃で2分間熱処理し、繊維表面に光触媒を含む布地構造
物を得、病院用白衣に縫製した。この布地について、着
臭防止性、消臭性、抗菌性、防汚性の評価をして、結果
を表2に示した。
【0064】実施例7 ポリエステル繊維56デシテックス、36フィラメント
およびポリエステル繊維22デシテックス、1フィラメ
ントおよびポリエステル繊維84デシテックス、36フ
ィラメントおよび綿100%紡績糸40番を用い、32
ゲージのシングルトリコット編機で機上コース密度48
本/吋のトリコット生地に製編した。次いで、通常の加
工条件により精練、乾燥、中間セット、染色(蛍光白の
分散染料および直接染料)を行った。
【0065】次いで、実施例1と同様に染色後の繊維布
帛を加工液に浸し、マングルロールでピックアップ75
重量%で絞り、130℃で1.5分乾燥した後、180
℃で1分間熱処理し、繊維表面に光触媒を含む布地構造
物を得、病院用白衣に縫製した。この布地について、着
臭防止性、消臭性、抗菌性、防汚性の評価をして、結果
を表2に併記した。
【0066】実施例8 経糸にポリエステル繊維167デシテックス、72フィ
ラメントおよびポリエステル繊維110デシテックス、
24フィラメントを用い、緯糸にポリエステル繊維16
8デシテックス、72フィラメントおよびポリエステル
繊維110デシテックス、24フィラメントを用い、経
糸密度97本/吋、緯糸密度84本/吋でポーラー(変
化ウネ組織)織物に製織した。次いで、通常の加工条件
により精練、乾燥、中間セット、染色(蛍光白の分散染
料)を行った。
【0067】次いで、実施例1と同様に染色後の繊維布
帛を加工液に浸し、マングルロールでピックアップ80
重量%で絞り、130℃で1.5分乾燥した後、180
℃で2分間熱処理し、繊維表面に光触媒を含む布地構造
物を得、夏用学童男子スラックスに縫製した。この布地
について、着臭防止性、消臭性、抗菌性、防汚性の評価
をして、結果を表2に示した。
【0068】実施例9 経糸にポリエステル繊維334デシテックス、96フィ
ラメントおよびポリエステル繊維84デシテックス、3
6フィラメントを用い、緯糸にポリエステル繊維334
デシテックス、96フィラメントおよびポリエステル6
5%/綿35%の混紡糸:34番を用い、経糸密度88
本/吋、緯糸密度72本/吋でポーラー(経緯二重織)
織物に製織した。次いで、通常の加工条件により精練、
乾燥、中間セット、染色(淡グレーの分散染料および直
接染料)を行った。
【0069】次いで、実施例1と同様に染色後の繊維布
帛を加工液に浸し、マングルロールでピックアップ75
重量%で絞り、130℃で1.5分乾燥した後、180
℃で1分間熱処理し、繊維表面に光触媒を含む布地構造
物を得、夏用学童女子スカートに縫製した。この布地に
ついて、着臭防止性、消臭性、抗菌性、防汚性の評価を
して、結果を表2に併記した。
【0070】実施例10 経糸にポリエステル繊維225デシテックス、72フィ
ラメントおよびポリエステル繊維78デシテックス、2
5フィラメントを用い、緯糸にポリエステル繊維334
デシテックス、96フィラメントを用い、経糸密度89
本/吋、緯糸密度60本/吋で2/2ツイル織物に製織
した。次いで、通常の加工条件により精練、乾燥、中間
セット、染色(カーキ色の分散染料)を行った。
【0071】次いで、実施例1と同様に染色後の繊維布
帛を加工液に浸し、マングルロールでピックアップ80
重量%で絞り、130℃で1.5分乾燥した後、180
℃で1分間熱処理し、繊維表面に光触媒を含む布地構造
物を得、秋冬用タクシー運転手衣服に縫製した。この布
地について、着臭防止性、消臭性、抗菌性、防汚性の評
価をして、結果を表2に示した。
【0072】実施例11 経糸にポリエステル繊維84デシテックス、36フィラ
メントおよびポリエステル繊維78デシテックス、25
フィラメントを用い、緯糸にポリエステル繊維167デ
シテックス、48フィラメントおよびポリエステル65
%/綿35%の混紡糸:34番を用い、経糸密度147
本/吋、緯糸密度96本/吋で緯二重織物に製織した。
次いで、通常の加工条件により精練、乾燥、中間セッ
ト、染色(蛍光白の分散染料および直接染料)を行っ
た。
【0073】次いで、実施例1と同様に染色後の繊維布
帛を加工液に浸し、マングルロールでピックアップ75
重量%で絞り、130℃で1.5分乾燥した後、180
℃で1分間熱処理し、繊維表面に光触媒を含む布地構造
物を得、夏用タクシー運転手衣服に縫製した。この布地
について、着臭防止性、消臭性、抗菌性、防汚性の評価
をして、結果を表2に併記した。
【0074】比較例1、比較例2、比較例3 実施例1〜3で用いた、染色上がり時点での繊維布帛に
ついて、着臭防止性、消臭性、抗菌性、防汚性を比較評
価をして、結果を表2に示した。
【0075】
【表2】
【0076】表2から明らかなように、実施例1〜11
のものは、比較例1〜3のものに比較して、極めて優れ
たレベルの着臭防止消臭性を発揮しており、しかも、抗
菌性、防汚性および耐久性に優れていることがわかる。
【0077】なお、作業服、介護衣、白衣、学生服、ド
ライバー服の縫製製品について、実際に着用して、汗
臭、ゴミ臭、食品臭などの異臭およびタバコ臭などの着
臭防止消臭性を評価したところ、布地と同様に優れたレ
ベルの性能が得られた。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、耐久性のある着臭防止
消臭性、抗菌性、防カビ性および防汚性を同時に有する
優れた機能性を有するユニフォーム類を提供することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 15/277 D06M 15/643 15/643 A41D 13/00 Z // A41D 13/00 13/12 13/12 D06M 11/12 (72)発明者 坂本 浩昭 大阪市北区堂島1丁目6番20号 東レ株式 会社大阪事業場内 (72)発明者 富岡 貞雄 東京都中央区日本橋室町2丁目2番1号 東レ株式会社東京事業場内 (72)発明者 堀池 泰三 大阪市北区堂島1丁目6番20号 東レ株式 会社大阪事業場内 (72)発明者 武田 一光 大阪市北区堂島1丁目6番20号 東レ株式 会社大阪事業場内 (72)発明者 三浦 英雄 東京都中央区日本橋室町2丁目2番1号 東レ株式会社東京事業場内 (72)発明者 伊藤 直明 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内 Fターム(参考) 3B011 AA01 AB06 AB08 4L031 AB31 BA09 BA19 BA20 DA12 DA13 4L033 AB04 BA96 CA59 DA06

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維を主たる構成材料としてなるユニフォ
    ーム類であり、該繊維表面に、アルキルシリケート系樹
    脂、シリコーン系樹脂およびフッ素系樹脂から選ばれた
    少なくとも1種のバインダーと、光触媒剤を有すること
    を特徴とするユニフォーム類。
  2. 【請求項2】該バインダーが、繊維に対して0.05〜
    100重量%含まれている請求項1記載のユニフォーム
    類。
  3. 【請求項3】該光触媒剤が、チタンとケイ素からなる複
    合酸化物である請求項1または2記載のユニフォーム
    類。
  4. 【請求項4】該光触媒剤が、100〜300m2/gの
    比表面積を有する粒子である請求項1〜3のいずれかに
    記載のユニフォーム類。
  5. 【請求項5】該光触媒剤の平均一次粒子径が、1〜20
    nmの範囲にある請求項1〜4のいずれかに記載のユニ
    フォーム類。
  6. 【請求項6】該光触媒剤が、繊維に対して0.05〜3
    0重量%含まれている請求項1〜5のいずれかに記載の
    ユニフォーム類。こと。
  7. 【請求項7】該バインダーが、ゼオライトを含有するも
    のである請求項1〜6のいずれかに記載のユニフォーム
    類。
  8. 【請求項8】該ゼオライトが、繊維に対して0.01〜
    10重量%含まれている請求項7記載のユニフォーム
    類。
  9. 【請求項9】該バインダーが、シランカップリング剤を
    含有するものである請求項1〜8のいずれかに記載のユ
    ニフォーム類。
  10. 【請求項10】該シランカップリング剤が、繊維に対し
    て0.01〜30重量%含まれている請求項9記載のユ
    ニフォーム類。
  11. 【請求項11】作業服であることを特徴とする請求項1
    〜10いずれかに記載のユニフォーム類。
  12. 【請求項12】介護衣であることを特徴とする請求項1
    〜10いずれかに記載のユニフォーム類。
  13. 【請求項13】白衣であることを特徴とする請求項1〜
    10いずれかに記載のユニフォーム類。
  14. 【請求項14】学生服であることを特徴とする請求項1
    〜10いずれかに記載のユニフォーム類。
  15. 【請求項15】ドライバー服であることを特徴とする請
    求項1〜10いずれかに記載のユニフォーム類。
JP2000058416A 2000-03-03 2000-03-03 ユニフォーム類 Pending JP2001248008A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000058416A JP2001248008A (ja) 2000-03-03 2000-03-03 ユニフォーム類

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000058416A JP2001248008A (ja) 2000-03-03 2000-03-03 ユニフォーム類

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001248008A true JP2001248008A (ja) 2001-09-14

Family

ID=18579013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000058416A Pending JP2001248008A (ja) 2000-03-03 2000-03-03 ユニフォーム類

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001248008A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100648428B1 (ko) 탈취 또는 항균성을 보유하는 섬유구조물
JP2002194642A (ja) 紙糸織編物
JP2005213686A (ja) 再生セルロース繊維を含む繊維材料
JP2001248008A (ja) ユニフォーム類
JP2001254275A (ja) 防風防水衣料
JP2001245778A (ja) 敷物類
JP2001247175A (ja) 袋 類
JP2001288678A (ja) 機能性織物および編物
JP2004154209A (ja) マスク
JP2001248064A (ja) 副資材
JP2001254265A (ja) 婦人服
JP2001248061A (ja) 和 服
JP2001248062A (ja) スポーツ衣料
JP2001245781A (ja) カーテン類
JP2002339239A (ja) 繊維構造物
JP2002069839A (ja) ポリエステル系繊維構造物
JP2001248077A (ja) 帽子材料
JP2002263044A (ja) ワイピングクロス
JP2002030568A (ja) ポリエステル系繊維構造物
JP2001248063A (ja) インナーウェア
JP2002242074A (ja) 消臭性繊維構造体
JP2001238777A (ja) 寝装類
JPH07243180A (ja) 抗菌性繊維の製造法
JP2001254266A (ja) ワイピングクロス
JP3952602B2 (ja) 機能性を有する繊維構造物