JP2001247443A - 皮膚化粧料 - Google Patents
皮膚化粧料Info
- Publication number
- JP2001247443A JP2001247443A JP2000063095A JP2000063095A JP2001247443A JP 2001247443 A JP2001247443 A JP 2001247443A JP 2000063095 A JP2000063095 A JP 2000063095A JP 2000063095 A JP2000063095 A JP 2000063095A JP 2001247443 A JP2001247443 A JP 2001247443A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- effect
- mass
- cosmetic
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
果に優れる皮膚化粧料を提供すること。 【解決手段】特定の薬効成分と微生物産生多糖類を含有
させる。
Description
る。更に詳しくは、荒れ肌改善効果、角質改善効果、し
わの減少効果に優れる皮膚化粧料に関する。
来、老化した皮膚は柔軟性、弾力性を失い、皮膚のしわ
が増大し、乾燥した滑らかさのない荒れ肌で、角質細胞
剥離現象が認められる。また、しみが増加する。近年、
皮膚のしわやたるみ、ハリの低下を防止し、若々しい肌
の状態を維持する機能を備えた皮膚化粧料が、(例えば
特開平11−335226号公報、特開平11−335
235号公報)種々提案されているが、これらを詳細に
検討すると効果は十分とは言えない。
効果、角質改善効果、しわの減少効果に優れる皮膚化粧
料を提供することを目的とした。
めに種々の検討を行った結果、次のような皮膚化粧料が
上記の目的を満足することを見出した。すなわち、本願
の請求項1の発明は、メバロノラクトン、ナイアシンア
ミド、N−メチルセリン、塩化カルニチン、スフィンゴ
糖脂質、α−エチルグリコシド、6,6’−デヒドロ−
ジクレオソール及びビタミンEニコチネートの群から選
ばれる一種又は二種以上と、微生物産生多糖類を含有す
ることを特徴とする皮膚化粧料である。また本願の請求
項2の発明は、微生物産生多糖類が、アルカリゲネス・
レータス(Alcaligenes latus)B−16株(FERM BP-201
5号)の産生多糖類であることを特徴とする請求項1に
記載の皮膚化粧料である。
る。メバロノラクトン(メバロン酸ラクトン)は本発明
の皮膚化粧料に好ましくは0.001〜1.0質量%含
有される。0.001質量%未満では、効果が十分では
なく、1.0質量%を超えるとき、それに見合った効果
がないことが多い。ナイアシンアミドは本発明の皮膚化
粧料に好ましくは0.005〜1.0質量%含有され
る。0.005質量%未満では、効果が十分ではなく、
1.0質量%を超えるとき、それに見合った効果がない
ことが多い。N−メチルセリンは公知の化合物であり、
本発明の皮膚化粧料に好ましくは0.005〜2.0質
量%含有される。0.005質量%未満では、効果が十
分ではなく、2.0質量%を超えるとき、それに見合っ
た効果がないことが多い。塩化カルニチンは公知の化合
物であり、本発明の皮膚化粧料に好ましくは0.001
〜2.0質量%含有される。0.001質量%未満で
は、効果が十分ではなく、2.0質量%を超えるとき、
それに見合った効果がないことが多い。スフィンゴ糖脂
質は、ガラクトシルセラミド、グルコシルセラミド、ガ
ラクトシルフィトセラミド、グルコシルフィトセラミ
ド、スフィンゴミエリンなどの総称であり、動物表皮あ
るいは植物より抽出して得られる。これらのスフィンゴ
糖脂質は本発明の皮膚化粧料に好ましくは0.0001
〜5.0質量%含有される。0.0001質量%未満で
は、効果が十分ではなく、5.0質量%を超えるとき、
それに見合った効果がないことが多い。α−エチルグリ
コシドは公知の化合物であり、例えば、α−エチルグル
コースα−エチルガラクトース、α−エチルマンノー
ス、α−エチルアロース、α−エチルアルトロース、α
−エチルグロース、α−エチルタロース、α−エチルキ
シロース、α−エチルアラビノース、α−エチルマルト
ース、α−エチルセルビオース等が挙げられ、中でもα
−エチルグルコースが好ましい。α−エチルグリコシド
は本発明の皮膚化粧料に好ましくは0.001〜5.0
質量%含有される。0.001質量%未満では、効果が
十分ではなく、250質量%を超えるとき、それに見合
った効果がないことが多い。6,6’−デヒドロ−ジク
レオソールは本発明の皮膚化粧料に好ましくは0.00
01〜5.0質量%含有される。0.0001質量%未
満では、効果が十分ではなく、5.0質量%を超えると
き、それに見合った効果がないことが多い。ビタミンE
ニコチネートは本発明の皮膚化粧料に好ましくは0.0
1〜2.0質量%含有される。0.01質量%未満で
は、効果が十分ではなく、2.0質量%を超えるとき、
それに見合った効果がないことが多い。
ばキサンタンガム、アルカリゲネス・レータス(Alcalig
enes latus)B−16株(FERM BP-2015号)の微生物産
生多糖類(以下、B-16ポリマーと略称する)、バク
テリアセルロース、Fucogel-1000、プルラン、ジュラン
ガム、カードランなどが挙げられる。この中で特にB-
16ポリマーが効果の点で好ましい。これらの微生物産
生多糖類は、通常本発明の皮膚外用剤に好ましくは0.
0001〜0.5質量%含有される。0.0001質量
%未満では、効果が十分ではなく、0.5質量%を超え
るとき、それに見合った効果がないことが多い。
成分から選ばれる一種または二種以上、水、微生物産生
多糖増粘剤から選ばれる一種または二種以上の増粘剤を
含有するものであって、これらが相乗的に皮膚に作用し
て、活性成分の経皮吸収を促進し、皮膚機能を亢進し
て、優れた皮膚改善効果(荒れ肌改善効果、角質改善効
果、しわの減少効果など)を短時間に発現し、持続する
等、顕著な効果を表す。
医薬品として適用することができ、剤型としてはローシ
ョン類,乳液類,クリーム類,パック類等に適用するこ
とができる。本発明の皮膚外用剤には上記の他に、ワッ
クス類、色素、香料、防腐剤、界面活性剤、顔料、ビタ
ミン類、キレート剤、清涼剤、湿潤剤、乳化助剤、ホル
モン類、抗酸化剤等を本発明の目的を達成する範囲内で
適宜配合することができる。
詳細に説明する。尚、実施例に記載の配合量は質量%で
ある。評価試験は次の通りである。
を対象として8週間連用後の効果を調べた。被験者の左
側下脚試験部位に1日2回約1gの皮膚化粧料を試料と
して塗布し、連用開始前及び終了後の皮膚の乾燥状態を
次の基準によって評価した。右側下脚は試料を塗布せ
ず、対照とした。 − : 正常 +− :軽微乾燥、落屑なし + :乾燥、落屑軽度 ++ :乾燥、落屑中程度 +++ :乾燥、落屑顕著 連用前後の試験部位と対照部位の判定結果を比較し、皮
膚の乾燥状態が2段階以上改善された場合を(例えば+
から−,+++から+のように)「有効」、1段階改善
された場合を「やや有効」、変化がなかった場合を「無
効」とした。尚、連用後に皮膚の乾燥が進んだ例はなか
った。
を対象として8週間連用後の効果を調べた。被験者の左
側下脚試験部位に1日2回約1gの皮膚化粧料を試料と
して塗布し、連用開始前及び終了後の皮膚の状態を次の
方法によって評価した。皮膚にスコッチテープ(ニチバ
ンメンディングテープ)を貼付し、これを剥離して皮表
の角質細胞をテープに付着せしめた。この角質細胞の状
態観察を走査型電子顕微鏡を用いて行い、種々の角質細
胞の状態を次の基準によって数値化した。 スケールを認めず :1 小スケールが点在 :2 小〜中スケールが点在:3 大スケールが点在 :4 連用前後の試験部位と対照部位の数値を比較し、その差
があ2点以上の場合を「有効」、1点以上の場合を「や
や有効」、0点の場合を「無効」とした。この角質細胞
の剥離特性は角質層の構造特性を判断する指標であっ
て、一般的に乾燥皮膚、老化皮膚においては細胞間結合
量が少なく、その構造の緻密性も低いことから上記の数
値が大きくなる。
週間連用後の実用特性を調べた。顔面に皮膚化粧料を試
料としてパネラー本人が試験終了後の皮膚の状態を試験
開始前と比較して「しわの減少効果」の点を評価した。
ン、塩化カルニチン及びB-16ポリマーを表1に記載
の組成で下記の調製方法の通りに皮膚化粧料を調製し、
これを試料として上記の試験方法に従って評価した。
(A)に(B)を加え、乳化分散を行い調製する。これ
を試料とする。
膚化粧料は比較例1,2のそれよりも荒れ肌改善効果、
角質改善効果、しわの減少効果に優れていた。
コシド、6,6’−デヒドロ−ジクレオソール、ビタミ
ンEニコチネート及びB-16ポリマーを表2に記載の
組成で下記の調製方法の通りに皮膚化粧料を調製し、こ
れを試料として上記の試験方法に従って評価した。
(A)に(B)を加え、乳化分散を行って調製する。こ
れを試料とする。
膚化粧料は比較例2のそれよりも荒れ肌改善効果、角質
改善効果、しわの減少効果に優れていた。
効果、角質改善効果、しわの減少効果に優れる皮膚化粧
料を提供することは明らかである。
Claims (2)
- 【請求項1】 メバロノラクトン、ナイアシンアミド、
N−メチルセリン、塩化カルニチン、スフィンゴ糖脂
質、エチルグルコシド、6,6’−デヒドロ−ジクレオ
ソール及びビタミンEニコチネートの群から選ばれる一
種又は二種以上と、微生物産生多糖類を含有することを
特徴とする皮膚化粧料。 - 【請求項2】 微生物産生多糖類が、アルカリゲネス・
レータス(Alcaligenes latus)B−16株(FERM BP-201
5号)の産生多糖類であるをことを特徴とする請求項1
に記載の皮膚化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000063095A JP2001247443A (ja) | 2000-03-08 | 2000-03-08 | 皮膚化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000063095A JP2001247443A (ja) | 2000-03-08 | 2000-03-08 | 皮膚化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001247443A true JP2001247443A (ja) | 2001-09-11 |
Family
ID=18583010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000063095A Pending JP2001247443A (ja) | 2000-03-08 | 2000-03-08 | 皮膚化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001247443A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002060314A (ja) * | 2001-09-18 | 2002-02-26 | Hakuto Co Ltd | 皮膚外用剤 |
WO2003082225A1 (fr) * | 2002-03-28 | 2003-10-09 | Hakuto Co., Ltd. | Procede de stabilisation de mousse pour mousse cosmetique |
JP2007070304A (ja) * | 2005-09-08 | 2007-03-22 | Hakuto Co Ltd | 化粧料およびその製造方法 |
JP2007091717A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-04-12 | Toyo Shinyaku:Kk | スクラブ剤 |
JP2011102281A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-05-26 | Adeka Corp | シート状パック剤 |
WO2011074643A1 (ja) | 2009-12-16 | 2011-06-23 | ポーラ化成工業株式会社 | 色素沈着予防又は改善剤 |
JP2014221748A (ja) * | 2013-05-14 | 2014-11-27 | 昭和電工株式会社 | 表皮関連因子活性剤 |
KR20180114391A (ko) * | 2017-04-10 | 2018-10-18 | 주식회사 엘지생활건강 | 메발로노락톤을 유효성분으로 포함하는 피부 미백용 조성물 |
JP2019064977A (ja) * | 2017-10-03 | 2019-04-25 | 花王株式会社 | 液状皮膚外用剤 |
WO2021041363A1 (en) * | 2019-08-28 | 2021-03-04 | Danisco Us Inc | Skin care composition comprising mevalonolactone |
-
2000
- 2000-03-08 JP JP2000063095A patent/JP2001247443A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002060314A (ja) * | 2001-09-18 | 2002-02-26 | Hakuto Co Ltd | 皮膚外用剤 |
WO2003082225A1 (fr) * | 2002-03-28 | 2003-10-09 | Hakuto Co., Ltd. | Procede de stabilisation de mousse pour mousse cosmetique |
JP2007091717A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-04-12 | Toyo Shinyaku:Kk | スクラブ剤 |
JP2007070304A (ja) * | 2005-09-08 | 2007-03-22 | Hakuto Co Ltd | 化粧料およびその製造方法 |
JP2011102281A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-05-26 | Adeka Corp | シート状パック剤 |
US9414998B2 (en) | 2009-12-16 | 2016-08-16 | Pola Chemical Industries Inc. | Preventing or ameliorating agent for pigmentation |
WO2011074643A1 (ja) | 2009-12-16 | 2011-06-23 | ポーラ化成工業株式会社 | 色素沈着予防又は改善剤 |
JP2014221748A (ja) * | 2013-05-14 | 2014-11-27 | 昭和電工株式会社 | 表皮関連因子活性剤 |
KR20180114391A (ko) * | 2017-04-10 | 2018-10-18 | 주식회사 엘지생활건강 | 메발로노락톤을 유효성분으로 포함하는 피부 미백용 조성물 |
KR102324181B1 (ko) * | 2017-04-10 | 2021-11-09 | 주식회사 엘지생활건강 | 메발로노락톤을 유효성분으로 포함하는 피부 미백용 조성물 |
JP2019064977A (ja) * | 2017-10-03 | 2019-04-25 | 花王株式会社 | 液状皮膚外用剤 |
JP7060936B2 (ja) | 2017-10-03 | 2022-04-27 | 花王株式会社 | 液状皮膚外用剤 |
WO2021041363A1 (en) * | 2019-08-28 | 2021-03-04 | Danisco Us Inc | Skin care composition comprising mevalonolactone |
CN114728185A (zh) * | 2019-08-28 | 2022-07-08 | 丹尼斯科美国公司 | 包含甲羟戊酸内酯的皮肤护理组合物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH1067641A (ja) | 架橋ポリ(2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸)および少なくとも1つの活性成分前駆体を含有する化粧品および/または皮膚用組成物 | |
JP2001247443A (ja) | 皮膚化粧料 | |
JP3922311B2 (ja) | 皮膚老化防止化粧料 | |
JPH08283139A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH10279466A (ja) | 外用剤 | |
JP3426436B2 (ja) | 皮膚化粧料 | |
KR101605324B1 (ko) | 각질 제거 및 수분량 증가를 통한 건조 및 가려움 완화 효과를 가지는 보습용 화장료 조성물 | |
JP3534945B2 (ja) | 皮膚化粧料 | |
JP2000186025A (ja) | 消臭剤組成物 | |
JP3479048B2 (ja) | 化粧料及び不織布含浸化粧料 | |
JP2002047119A (ja) | 化粧料 | |
JP3534941B2 (ja) | 皮膚老化防止化粧料 | |
JP2000290153A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP3710564B2 (ja) | 経皮吸収促進性皮膚外用剤 | |
JP3277033B2 (ja) | 化粧料 | |
JP2001278768A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP3534934B2 (ja) | 皮膚化粧料 | |
JP2001199865A (ja) | 美白化粧料 | |
JP3534933B2 (ja) | 皮膚外用組成物 | |
JP2000026269A (ja) | 化粧料 | |
JP3534947B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP3532713B2 (ja) | 皮膚化粧料 | |
JPH0899861A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH11180833A (ja) | 頭皮頭髪用組成物 | |
KR20160123070A (ko) | 피부 각질 박리용 화장료 조성물 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20040805 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040806 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20060328 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060425 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070829 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070904 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080104 |