JP7060936B2 - 液状皮膚外用剤 - Google Patents

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Description

本発明は、液状皮膚外用剤に関する。
近年、肌のハリや弾力を改善する効果を訴求した皮膚外用剤が提案されている。
例えば、常温で固形状の高級アルコール、液状の高級アルコール、リン脂質を含有し、肌のハリと弾力性を上げる乳化化粧料(特許文献1参照)、特定の共重合体を配合することで、皮膚上に共重合体による皮膜を形成させ、肌のはり・弾力などを改善する化粧料(特許文献2参照)、また、特定のグリセリン誘導体、高重合ポリエチレングリコールを含有し、肌上でののびが良く、肌にハリ感を与える皮膚化粧料(特許文献3参照)などが知られている。
特開2005-53879号公報 特開平10-316550号公報 特開2012-197253号公報
特許文献1に記載された乳化化粧料では、皮膚上に固形油による油膜を形成することでハリ感を付与しているが、比較的多くの固形状油分を配合する必要があるため、塗布時ののびが重い、被膜が硬いなど、使用感が悪化してしまう。また、使用感を高めるため、液状油分を配合し、固形状油分の配合量を少なくした場合、ハリ感が不十分となるだけでなく、べたつき感を感じる、保湿感に欠けるといった問題も生じていた。
特許文献2に記載された化粧料では、塗布直後には共重合体による皮膜によって、ハリ感が感じられることがあるが、皮膜の柔軟性が低く、肌への密着感が弱いため、目元、口元等の動きの大きい箇所では、皮膚の動きによって皮膜が断裂されやすく、さらには剥離してしまう場合もあった。
また、特許文献3に記載された皮膚化粧料では、高重合ポリエチレングリコールを多く用いることで、ハリ感を演出しているが、ポリエチレングリコールに由来するきしみやべたつき感が強く感じられる場合があり、自然な肌の柔らかさが得られないという問題があった。
本発明者は、ポリアルキレングリコールと、特定のアミノ酸、特定の皮膜感がほとんどない水溶性高分子を併用することにより、ポリアルキレングリコールによる保湿性及び特異なハリ効果を発揮させつつ、肌本来の柔らかさも感じられ、きしみ感やべたつき感がない、心地よい使用感の皮膚外用剤が得られることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、下記成分(A)~(D)を含有する液状皮膚外用剤に関する。
(A)数平均分子量700~40000のポリアルキレングリコール 0.01~3.2質量%、
(B)酸性アミノ酸及び/又は中性アミノ酸 0.01~2.5質量%、
(C)ヒドロキシアルキル基を有するセルロース系高分子及び/又はフコースを含む多糖系高分子 0.001~1.2質量%、
(D)水
本発明の液状皮膚外用剤は、塗布中にきしみ感がなく、塗布後にはべたつき感がなく、肌の柔らかさが感じられるとともに、ハリ感が得られ、心地よい使用感であり、明らかな保湿効果の持続性を感じるものである。
本発明で用いられる成分(A)は、ポリアルキレングリコールである。
ポリアルキレングリコールの数平均分子量は、きしみ感のなさ、べたつき感のなさ、ハリ感の良さを向上させる観点から、700~40000であり、800~25000が好ましく、800~15000がより好ましく、900~9000がさらに好ましく、900~4000がよりさらに好ましい。
ポリアルキレングリコールの数平均分子量は、医薬部外品原料規格に記載の平均分子量試験により、末端基定量法によって、具体的には滴定によって得られる水酸基価によって測定される。
成分(A)のポリアルキレングリコールにおけるアルキレン基の炭素数は、べたつき感のなさの観点から、2~4が好ましく、2又は3がより好ましく、2がさらに好ましい。具体的なアルキレン基としては、エチレン基又はプロピレン基が好ましく、エチレン基がより好ましい。
成分(A)としては、数平均分子量700~40000のポリエチレングリコールが好ましい。
成分(A)は、市販品を使用することができ、例えば、PEG#1000、PEG#1500、PEG#2000、PEG#4000、PEG#6000、PEG#11000、PEG#20000(以上、日油社製)、PEG-1000、PEG-1500,PEG-2000、PEG-6000N、PEG-20000(以上、三洋化成社製)、PEG-1000、PEG-1540、PEG-2000、PEG-4000、PEG-6000(以上、東邦化学社製)等を使用することができる。
成分(A)は1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、含有量は、ハリ感の良さ、保湿効果の持続性、きしみ感のなさ、べたつき感のなさ、肌の柔らかさを向上させる観点から、全組成中に0.01~3.2質量%であり、0.03~2.8質量%が好ましく、0.05~2.3質量%がより好ましく、0.1~2質量%がさらに好ましい。
成分(B)は、酸性アミノ酸及び/又は中性アミノ酸である。
酸性アミノ酸は、等電点が5未満のアミノ酸をいう。例えば、アスパラギン酸、グルタミン酸等が挙げられる。
中性アミノ酸は、等電点が5~6.5のアミノ酸をいう。例えば、グリシン、トリメチルグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、スレオニン、トレオニン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン、グルタミン等が挙げられる。
また、これらのアミノ酸の塩、N-アルキル体(例えばN-メチル体)等も用いることができる。
成分(B)としては、肌の柔らかさ、ハリ感の良さを向上させる観点から、中性アミノ酸が好ましく、N-メチル-L-セリン、L-プロリン、L-アラニン、グリシン、N-アミジノ-L-プロリンがより好ましく、N-メチル-L-セリン、L-アラニン、グリシンがさらに好ましい。
成分(B)は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、含有量は、べたつき感のなさ、肌の柔らかさ、保湿効果の持続性を向上させる観点から、全組成中に0.01~2.5質量%であり、0.02~2.2質量%が好ましく、0.04~2質量%がより好ましく、0.05~1.5質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)は、きしみ感のなさ、べたつき感のなさ、肌の柔らかさの向上の観点から、0.1~30が好ましく、0.2~15がより好ましく、0.5~8がさらに好ましい。
成分(C)は、(C-1)ヒドロキシアルキル基を有するセルロース系高分子及び/又は(C-2)フコースを含む多糖系高分子である。
(C-1)ヒドロキシアルキル基を有するセルロース系高分子としては、ヒドロキシアルキルセルロース、ヒドロキシアルキルアルキルセルロースが挙げられ、ヒドロキシC1-6アルキルセルロース、ヒドロキシC1-6アルキル-C1-6アルキルセルロースが好ましい。ここで、C1-6アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基等が挙げられる。
より具体的には、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロースから選ばれる1種以上を用いるのが好ましく、使用感の点から、ヒドロキシプロピルメチルセルロースがさらに好ましい。ヒドロキシプロピルメチルセルロースの市販品として、例えば、メトローズ(信越化学工業社製)等を使用することができる。
(C-2)フコースを含む多糖系高分子としては、フコース、ガラクトース及びガラクツロン酸が連続的に結合されてなる多糖類(a)であるビオサッカリドガム-1、α-L-Rhap-(1→3)-β-D-Galp-(1→2)-α-L-Rhap-(1→4)-β-D-GlepA-(1→3)-[α-L-Rhap-(1→2)-]-α-D-Galp-(1の重合体であるビオサッカリドガム-2、L-フコース、2-D-グルコース及びグルクロン酸を繰り返し単位とする脱アセチル化した分岐重合体であるビオサッカリドガム-4等が挙げられる。これらのうち、好ましくは多糖類(a)であり、多糖類(a)中には、フコースが20質量%以上含まれているのが、べたつきが少ないので好ましい。このような多糖類(a)としては、例えば、下記式で示されるような結合を有するものが挙げられる。
Figure 0007060936000001
多糖類(a)は、例えば、炭素基質としてトウモロコシ由来のソルビトールを、窒素基質として大豆ペプトンを原料として用い、微生物により縮合することにより製造することができる。また、ビオサッカリドガム-1である「FUCOGEL 1000 PP」、「FUCOGEL 1.5P」(フランス、ソルビア社製)、ビオサッカリドガム-2である「Rhamnosoft HP」(フランス、ソルビア社製)、ビオサッカリドガム-4である「Glycofilm 1.5P」(フランス、ソルビア社製)等の市販品を使用することができる。
また、フコースを含む多糖系高分子(C-2)として、ラムノース、フコース、グルコース、マンノース及びグルクロン酸を含む多糖類(b)であって、アルカリゲネス産生多糖体が挙げられる。
アルカリゲネス産生多糖体としては、アルカリゲネス(Alcaligenes)属細菌である、アルカリゲネス・レータス(Alcaligenes latus)B-16株(FERM BP-2015号)の産生多糖類が好ましい。
また、アルカリゲネス レータス B-16 ポリマーである「アルカシーラン」(伯東社製)等の市販品を使用することができる。
成分(C)としては、低濃度配合による被膜形成性が低いにもかかわらず適度な保湿感が得られるという観点から、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アルカリゲネス レータス B-16 ポリマー及びビオサッカリドガム-1から選択される1種又は2種以上が好ましい。
成分(C)は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、含有量は、ハリ感の良さ、保湿効果の持続性の観点から、全組成中に0.001~1.2質量%であり、0.003~0.8質量%が好ましく、0.005~0.3質量%がより好ましく、0.008~0.08質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(C)に対する成分(B)の質量割合(B)/(C)は、べたつき感のなさ、肌の柔らかさ、ハリ感の良さの向上の観点から、0.08~50が好ましく、0.15~40がより好ましく、0.5~25がさらに好ましい。
成分(D)の水の含有量は、液状皮膚外用剤の肌当たり、心地よい使用感の観点から、全組成中に65~99.979質量%が好ましく、70~99.979質量%がより好ましく、75~99.979質量%がさらに好ましい。
本発明の液状皮膚外用剤は、保湿効果を高める観点から、さらに(E)多価アルコールを含有することができる。
多価アルコールとしては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、2価アルコール、3価アルコール、4価以上のアルコールのいずれでも良い。
2価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,3-ブチレングリコール、3-メチル-1,3-ブタンジオール、1,2-ペンチレングリコール、1,3-ペンチレングリコール、1,4-ペンチレングリコール、1,5-ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール等のアルキレングリコール類;ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール等が挙げられる。
3価アルコールとしては、グリセリン、トリメチロールプロパン等が挙げられる。
4価以上のアルコールとしては、ジグリセリン、トリグリセリン等のポリグリセリン、マルチトール、マンニトール、ソルビトール、キシリトール等の糖アルコールなどが挙げられる。
成分(E)の多価アルコールとしては、塗布後の肌の柔らかさ、ハリ感の良さの向上の観点から、2価アルコール、3価アルコール、4価アルコールから選択される1種又は2種以上を含むことが好ましく、3価アルコールを含むことがより好ましい。
より具体的には、グリセリン及び/又はジグリセリンを含むことが好ましく、グリセリンを含むことがより好ましい。
成分(E)の多価アルコールは、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、含有量は、塗布後の肌の柔らかさ、ハリ感の良さの向上の観点から、全組成中に0.5~15質量%が好ましく、1~12質量%がより好ましく、2~10質量%がさらに好ましく、3~8質量%がよりさらに好ましい。
本発明の液状皮膚外用剤は、べたつき感を抑える観点から、さらに(F)エタノールを含有することができる。
エタノールの含有量は、べたつき感のなさ、肌の柔らかさの向上の観点から、全組成中に1~12質量%が好ましく、2~10質量%がより好ましく、3~8質量%がさらに好ましい。
本発明の液状皮膚外用剤は、肌の柔らかさを向上させる観点から、さらに(G)油剤を含有することができる。油剤としては、揮発性油剤又は不揮発性油剤のいずれも含有することができ、ハリ感を向上させる観点から、揮発性油剤が好ましい。本発明において揮発性油剤は、1気圧下における沸点が260℃以下の油剤であり、不揮発性油剤は、1気圧下における沸点が260℃超の油剤である。
1気圧下における沸点が260℃以下の油剤としては、直鎖状、分岐状のいずれの炭化水素、シリコーン油が挙げられ、具体例としては、ドデカン、テトラデカン、ヘキサデカン等のC12-C16アルカン類、イソデカン、イソドデカン、イソヘキサデカン等のC8-C16イソアルカン(イソパラフィンとしても知られる)等の炭化水素;メチルトリメチコン、ジメチルポリシロキサン(動粘度2mm2/s(25℃)未満)、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン類、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン等の環状ポリシロキサン類、またはカプリリルメチコン等のシリコーン油が挙げられる。
1気圧下における沸点が260℃超の油剤としては、具体的には、α-オレフィンオリゴマー、流動イソパラフィン、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素;トリオクタン酸グリセリル、アボカド油、オリーブ油、ゴマ油、コメヌカ油、サフラワー油、ダイズ油、トウモロコシ油、ナタネ油、ヒマシ油、綿実油、ミンク油等のトリグリセリド;オレイン酸、イソステアリン酸等の脂肪酸;セバシン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、カプリル酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリル、ジオレイン酸プロピレングリコール、オレイン酸イソデシル、イソステアリン酸イソプロピル、2-エチルヘキサン酸セチル、2-エチルヘキサン酸ステアリル、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル等のエステル油;2-オクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール等の分岐又は不飽和の高級アルコール;ジメチルポリシロキサン(動粘度2mm2/s(25℃)以上)、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン油などが挙げられる。
成分(G)の油剤は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができる。
成分(G)の含有量は、べたつきを抑制し、ハリ感の良さを向上させる観点から、揮発性油剤の場合、全組成中に0.5質量%以上が好ましく、1質量%以上がより好ましく、2質量%以上がさらに好ましく、また、10質量%以下が好ましく、7質量%以下がより好ましく、4質量%以下がさらに好ましい。不揮発性油剤の場合、全組成中に0.1質量%以上が好ましく、0.2質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上がさらに好ましく、また、4質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、2質量%以下がさらに好ましい。
本発明の液状皮膚外用剤は、粘度を調整する観点から、さらに(H)成分(C)以外の高分子を含有することができる。
成分(H)の高分子としては、通常の化粧料に用いられる水溶性高分子が好ましく、水溶性のカチオン性高分子、アニオン性高分子、非イオン性高分子、及び、両性高分子又は双極性高分子等が挙げられる。
カチオン性高分子としては、具体的には、塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]基を有するヒドロキシエチルセルロース(ポリクオタニウム-10)、(ビニルピロリドン-ジメチルアミノメチルエチルメタクリレート共重合体ジエチル硫酸塩(ポリクオタニウム-11)、塩化メチルビニルイミダゾリウム・ビニルピロリドン共重合体等が挙げられる。
アニオン性高分子としては、具体的には、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、カラゲーナン、キサンタンガム、ポリスチレンスルホネート、寒天、ガッチガム、カラヤガム、ペクチン、アルギネート塩、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、ヒアルロン酸又はそのアルカリ金属塩が挙げられる。
非イオン性高分子としては、具体的には、プロピレングリコールアルギネート、ポリアクリルアミド、ポリ(エチレンオキシド)、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、アミロース、ヒドロキシエチルアミロース及びこれらの混合物等が挙げられる。
両性高分子又は双極性高分子としては、具体的には、オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、ポリクオタニウム-47、ポリクオタニウム-43等が挙げられる。
成分(H)の高分子は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができる。成分(C)に対する成分(H)の質量割合(H)/(C)は、成分(C)中に成分(C-2)を含有しない場合、ハリ感の良さ、保湿効果の持続性を維持する観点から、0.1以下が好ましく、0.05以下がより好ましく、0.01以下がさらに好ましく、成分(H)を実質的に含有しないことがよりさらに好ましい。また、成分(C)中に成分(C-2)を含有する場合、ハリ感の良さを向上させ、経時安定性の向上、瑞々しい使用感が得られる観点から、2以上が好ましく、5以上がより好ましく、8以上がさらに好ましく、また、20以下が好ましく、15以下がより好ましく、12以下がさらに好ましい。
本発明の液状皮膚外用剤は、経時安定性を向上させる観点から、さらに(I)界面活性剤を含有することができる。
成分(I)の界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤等、公知のものが使用できるが、べたつき感のなさ、皮膚刺激抑制の観点から、非イオン界面活性剤以外の界面活性剤の含有量は、全組成中に1質量%以下であるのが好ましく、0.1質量%以下がより好ましく、実質的に含有しないことがされに好ましい。
非イオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコール脂肪酸エスエル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、レシチン等が挙げられる。
非イオン界面活性剤の含有量は、べたつき感のなさ、肌の柔らかさ、ハリ感の良さを向上させる観点から、全組成中に0.001~1質量%が好ましく、0.005~0.8質量%がより好ましく、0.01~0.5質量%がさらに好ましい。
本発明の液状皮膚外用剤は、前記以外に、通常の皮膚外用剤に用いられる成分、例えば、前記以外の油成分、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、金属イオン封鎖剤、中和剤、pH調整剤、酸化防止剤、抗菌剤、制汗剤、薬剤、各種の抽出液、香料等を含有することができる。なお、これらの各剤は、各剤としての用途に限られず、目的に応じて他の用途、例えば、制汗剤を香料として使用したり、他の用途との併用として、例えば、制汗剤と香料としての効果を奏するものとして使用することができる。
本発明の液状皮膚外用剤は、通常の方法に従って製造することがでる。
本発明の液状皮膚外用剤は、例えば、ローション、乳液、美容液等の水系組成物とするのが好ましく、皮膚化粧料として好適である。
なお、本発明において水系組成物とは、水相が連続相である組成物であって、水溶性成分を含む水溶液組成物、連続相に水を含む水中油型乳化組成物、W/O/W型乳化組成物を包含するものである。
本発明の液状皮膚外用剤において、液状とは、25℃において、粘度1~20,000mPa・sのものをいう。粘度は、B型粘度計(ビスメトロン粘度計:型式VS-A1(芝浦システム製))、ローターNo.4、回転数12rpmで30秒測定し、10,000mPa・s未満の場合、ローターNo.3、回転数12rpmで30秒、2,500mPa・s未満の場合、ローターNo.2、回転数12rpmで30秒、又、500mPa・s未満の場合、ローターNo.1、回転数12rpmで30秒にて測定する。
実施例1~25及び比較例1~11
表1~表3に示す組成の液状皮膚外用剤を製造し、塗布中のきしみ感のなさ、塗布後のべたつき感のなさ、塗布後の肌の柔らかさ、塗布後のハリ感の良さ及び保湿効果の持続性を評価した。結果を表1~表3に併せて示す。
(製造方法)
(1)事前に成分(C)又は(C’)を成分(D)の一部に混合溶解し、調製物1を作成する。
(2)残りの成分(D)に成分(A)又は(A’)、(B)又は(B’)を混合溶解し、調製物1を最後に投入してよく撹拌し、均一にして、液状皮膚外用剤を得た。
(評価方法)
女性パネル(10名)に対し、洗顔後に各皮膚外用剤(2mL)を顔に塗布したとき、塗布中のきしみ感のなさ、塗布後のべたつき感のなさ、塗布後の肌のやわらかさ、塗布後のハリ感の良さ及び保湿効果の持続性に関して、下記基準に基づき、アンケートを行い、評価を行った。
(基準)
2点:明らかに感じた。
1点:やや感じた。
0点:どちらともいえない又は感じない。
(判定)
4:合計点15点以上。
3:合計点10点以上15点未満。
2:合計点5点以上10点未満。
1:合計点5点未満。
Figure 0007060936000002
Figure 0007060936000003
Figure 0007060936000004
以下、本発明の処方例を記す。いずれも実施例と同等の効果を奏するものである。
<処方例1:化粧水>
1.エタノール 10.0(質量%)
2.ジプロピレングリコール 3.0
3.1,3-ブチレングリコール 2.0
4.ポリエチレングリコール1500(*3) 1.0
5.濃グリセリン 1.0
6.マルチトール 0.5
7.ジグリセリン 0.5
8.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
9.ヒドロキプロピルメチルセルロース(*8) 0.1
10.L-アラニン 0.05
11.L-プロリン 0.03
12.リン酸二水素カリウム 0.05
13.リン酸一水素ナトリム 0.05
14.ヒアルロン酸ナトリウム(*14) 0.01
15.メチルパラベン 0.1
16.香料 0.05
17.精製水 残量
合計 100
*14 ヒアルロン酸FCH-SU(キッコーマンバイオケミファ社製)
<処方例2:化粧水>
1.エタノール 5.0(質量%)
2.濃グリセリン 4.0
3.1,3-ブチレングリコール 3.0
4.ポリエチレングリコール2000(*15) 2.0
5.ソルビトール 1.0
6.マルチトール 0.5
7.ジグリセリン 0.5
8.ショ糖脂肪酸エステル 0.2
9.ヒドロキエチルセルロース(*9) 0.1
10.グリシン 0.1
11.ゲットウ葉エキス(*16) 0.05
12.海藻エキス(1)(*17) 0.04
13.クエン酸 0.04
14.クエン酸ナトリウム 0.06
15.ヒアルロン酸ナトリウム(2)(*18) 0.001
16.メチルパラベン 0.2
17.香料 0.05
18.精製水 残量
合計 100
*15 PEG #2000(平均分子量:2000)、日油社製
*16 月桃葉抽出液BG(丸善製薬社製)
*17 ALARIANE(BiotechMarine社製)
*18 ヒアルロン酸FCH-120(キッコーマンバイオケミファ社製)
<処方例3:乳液>
1.エタノール 6.0(質量%)
2.1,3-ブチレングリコール 5.0
3.ジプロピレングリコール 3.0
4.濃グリセリン 2.0
5.ミリスチン酸オクチルドデシル 1.0
6.マカデミアナッツ油 0.5
7.スクワラン 0.5
8.水素添加大豆リン脂質 0.3
9.コレステロール 0.2
10.ポリエチレングリコール4000(*1) 0.2
11.N-メチル-L-セリン 0.15
12.アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(*19)
0.1
13.アルカリゲネス レータス B-16 ポリマー(*10)
0.02
14.ビオサッカリドガム-1(*11) 0.02
15.N-アセチルグルコサミン(*20) 0.01
16.オランダガラシエキス(*21) 0.01
17.オウゴンエキス(*22) 0.01
18.フェノキシエタノール 0.3
19.香料 0.05
20.精製水 残量
合計 100
*19 PEMULEN TR-1(ルーブリゾール社製)
*20 マリンスウィートF(焼津水産化学工業社製)
*21 ウォータークレスKB(Silab社製)
*22 オウゴン抽出液-J(丸善製薬社製)
なお、各処方例で用いた香料は、以下のフローラル系調合香料である。成分名中に記載される1%DPG、5%DPG、10%DPGとは、香料の有効成分含量がそれぞれ1質量%、5質量%、10質量%のジプロピレングリコール溶液であることを示す。
フローラル系調合香料処方 含有量(質量%)
ベルガモットオイル(天然香料) 2.0
リナリールアセテート 1.5
メチルアンスラニレート 0.2
ペチグレインオイル(天然香料) 0.5
オーランチオール 10%DPG
(別名:ヒドロキシシトロネラールとメチルアンスラニレートとのシッフ塩基)
1.0
アミルアリルグリコレート 1%DPG 0.5
ガルバナムオイル 1%DPG(天然香料) 0.1
ブラックカラントバズアブソリュート 10%DPG(天然香料) 1.5
タジェットオイル 10%DPG(天然香料) 0.8
イランイランオイルエキストラ(天然香料) 2.0
ベンジールアセテート 5.0
メチルジヒドロジャスモネート 13.0
シスジャスモン 10%DPG 1.0
ジャスミンアブソリュート(天然香料) 0.5
インドール 5%DPG 0.5
アルファヘキシルシンナミックアルデヒド 1.5
L-シトロネロール 0.5
ローズオイル(天然香料) 0.5
ローズアブソリュート(天然香料) 0.5
ダマセノン 1%DPG 0.5
L-ローズオキサイド 1%DPG 0.5
ジメチルベンジルカーボニルアセテート 1.0
ヒドロキシシトロネラール 3.0
リラール
(別名:4-(4-ヒドロキシ-4-メチルペンチル)-3-シクロヘキセン-1-カーボキシアルデヒド) 3.5
シクラメンアルデヒド
(別名:2-メチル-3-(4-イソプロピルフェニル)-プロパナール)
0.5
アルファイソメチルヨノン
(別名:5-(2,2,6-トリメチル-2-シクロヘキセニル)-3-メチル-3-ブテン-2-オン) 4.0
オリスコンクリート 10%DPG(天然香料) 0.8
メチルオイゲノール 0.5
イソEスーパー
(別名:7-アセチル-1,2,3,4,5,6,7,8-オクタハイドロ-1,1,6,7-テトラメチルナフタレン) 2.5
ベルトフィックスクール
(別名:4-アセチル-トリメチル-6,8α-エタノ-1,2,3,5,6,7,8,8α-オクタヒドロナフタレノン) 4.0
ベチバーアセテート 2.0
サンダルウッドオイル(天然香料) 1.5
バグダノール 10%DPG
(別名:2-エチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル)-2-ブテン-1-オール) 1.0
パチュリーオイル 10%DPG(天然香料) 0.2
エベルニール 10%DPG
(別名:メチル-2,4-ジヒドロキシ-3,6-ジメチルベンゾエート)
1.5
ガラクソリッド 50%ベンジールベンゾエート
(別名:4,6,6,7,8,8-ヘキサメチル-1,3,4,6,7,8-ヘキサヒドロシクロペンタベンゾピラン) 10.0
シクロペンタデカノリッド 4.0
ヘリオトロピン 0.5
クマリン 0.5
バニリン 10%DPG 0.5
エチルバニリン 10%DPG 2.5
ラズベリーケトン 10%DPG
(別名:4-(4-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノン) 0.5
ガンマウンデカラクトン 10%DPG 1.5
ガンマデカラクトン 10%DPG 1.5
ラブダナム アブソリュート 10%DPG(天然香料) 0.5
ジプロピレングリコール 残 量
合計 100

Claims (4)

  1. 下記成分(A)~(D)
    (A)数平均分子量700~40000のポリアルキレングリコール 0.01~3.2質量%、
    (B)N-メチル-L-セリン、L-プロリン、L-アラニン、グリシン及びN-アミジノ-L-プロリンから選択される1種又は2種以上 0.01~2.5質量%、
    (C)ヒドロキシアルキル基を有するセルロース系高分子及び/又はフコースを含む多糖系高分子 0.001~1.2質量%、
    (D)水
    を含有し、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)が、0.1~30である液状皮膚外用剤。
  2. さらに、(E)多価アルコールを含有する請求項1記載の液状皮膚外用剤。
  3. さらに、(F)エタノールを含有する請求項1又は2に記載の液状皮膚外用剤。
  4. 成分(C)が、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アルカリゲネス レータス B-16 ポリマー及びビオサッカリドガム-1から選択される1種又は2種以上である請求項1~のいずれか1項に記載の液状皮膚外用剤。
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