JP2017122059A - 体臭抑制剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】酸化チタン被覆活性炭を含有する体臭抑制効果に優れた体臭抑制剤の品質をより一層向上させ、皮膚に塗布する際には滑り性に優れ、さらに塗布後の白浮きが抑制された体臭抑制剤を提供する。【解決手段】本発明の体臭抑制剤は、ポリエーテル変性シリコーン(成分A)と、エタノール(成分B)と、酸化チタン被覆活性炭(成分C)と、水(成分D)とを含有し、さらに、揮発性シリコーン等の特定のシリコーン(成分E)及び/又はエステル油(成分F)を含有することを特徴とする。【選択図】なし

Description

本発明は体臭抑制剤に関する。詳しくは、皮膚に塗布することなどにより、腋臭などの体臭に対して優れた防臭効果を発揮する体臭抑制剤に関する。
大衆に不快感を与える、腋臭、足臭、汗臭等の体臭は、主に、皮脂等の脂質と汗との混合物が皮膚常在菌により分解されることにより生じる。例えば、腋臭は、腋窩に存在するアポクリン汗腺から分泌される分泌物に含まれる脂質の分解物である脂肪酸の臭気等に起因する。
このような体臭を抑制するために、従来、殺菌、制汗や消臭などの様々な手法が用いられている(例えば、非特許文献1参照)。例えば、消臭成分として、酸化亜鉛を用いたデオドラント組成物が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、近年、より一層の体臭抑制機能向上が求められてきており、例えば、より一層優れた消臭機能を有する消臭成分が求められてきている。
また、上記の体臭抑制剤の中には、塗布後の皮膚にさらさらした感触や滑らかな感触を与え、使用感を向上する観点などから、水やアルコールなどの液体中に粉体を配合したデオドラント剤が知られている(例えば特許文献2参照)。
一方、本発明者らは、酸化亜鉛などの従来一般的に知られている消臭成分と比べて、活性炭が極めて優れた消臭機能を有することを見出し、さらに活性炭が塗布対象を黒く汚す欠点を解消し、酸化チタン被覆活性炭を含有する、体臭抑制効果と実用特性に優れた体臭抑制剤を完成させた(特許文献3参照)。
特開2011−148785号公報 特開2004−262887号公報 国際公開第2014/088039号
光井武夫編、「新化粧品学」、第2版、株式会社南山堂、2001年、p.510−515
しかしながら、特に、上記酸化チタン被覆活性炭を含有する体臭抑制剤が、化粧水(ローション)やジェルである場合、体臭抑制剤を皮膚に塗布する際に滑りが低下し、さらに皮膚に塗布した体臭抑制剤が乾燥した後に白い残留物が残る現象(所謂、白浮き)が生じることがわかった。このため、これらを改良し、より一層高品質な体臭抑制剤を得ることが課題であった。
従って、本発明の目的は、酸化チタン被覆活性炭を含有する体臭抑制効果に優れた体臭抑制剤の品質をより一層向上させ、皮膚に塗布する際には滑り性に優れ、さらに塗布後の白浮きが抑制された体臭抑制剤を提供することにある。
本発明者は、鋭意検討した結果、酸化チタン被覆活性炭を含有する体臭抑制剤において、ポリエーテル変性シリコーン、エタノール、水、並びに、揮発性シリコーン等の特定のシリコーン及び/又はエステル油を配合することによって、皮膚に塗布する際には滑り性に優れ、さらに塗布後の白浮きが抑制された体臭抑制剤を得ることができることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cと、下記成分Dとを含有し、さらに下記成分E及び/又は下記成分Fを含有することを特徴とする体臭抑制剤を提供する。
成分A:ポリエーテル変性シリコーン
成分B:エタノール
成分C:活性炭と、前記活性炭の表面に存在する酸化チタンとを含む酸化チタン被覆活性炭
成分D:水
成分E:揮発性シリコーン、25℃における動粘度が1mm/s以上30mm/s未満のメチルポリシロキサン、及び25℃における動粘度が10mm/s以上20mm/s未満のメチルフェニルポリシロキサンからなる群より選ばれたシリコーン
成分F:エステル油
上記成分Cにおける、上記活性炭の平均粒径は15.0〜50.0μmであることが好ましく、上記酸化チタンの平均粒径は0.01〜0.5μmであることが好ましい。
上記体臭抑制剤は、さらに、下記成分G及び/又は下記成分Hを含むことが好ましい。
成分G:殺菌剤
成分H:制汗剤
加えて、本発明は、ロールオン容器と、上記ロールオン容器内に充填されている上記の体臭抑制剤とを備えるロールオン製品を提供する。
本発明の体臭抑制剤は、酸化チタン被覆活性炭を含有することにより、優れた体臭抑制効果を有する。また、本発明の体臭抑制剤は、上記構成を有することにより、皮膚に塗布する際に滑り性に優れ、塗布性が向上する。さらに、塗布後の白浮きが抑制され、実用性も向上する。従って、本発明によれば、酸化チタン被覆活性炭を含有する体臭抑制剤の品質をより一層優れたものとすることができる。
本発明の体臭抑制剤は、ポリエーテル変性シリコーン、エタノール、酸化チタン被覆活性炭、及び水を必須の成分として含有する。なお、本明細書においては、上記ポリエーテル変性シリコーンを「成分A」;上記エタノールを「成分B」;上記酸化チタン被覆活性炭を「成分C」、上記水を「成分D」と称する場合がある。また、成分Cである酸化チタン被覆活性炭を構成する活性炭を、「活性炭(a)」と称する場合がある。また、成分Cである酸化チタン被覆活性炭を構成する酸化チタンを「酸化チタン(b)」と称する場合がある。
本発明の体臭抑制剤は、さらに、揮発性シリコーン、25℃における動粘度が1mm/s以上30mm/s未満のメチルポリシロキサン、及び25℃における動粘度が10mm/s以上20mm/s未満のメチルフェニルポリシロキサンからなる群より選ばれたシリコーン、及び/又は、エステル油(即ち、揮発性シリコーン、25℃における動粘度が1mm/s以上30mm/s未満のメチルポリシロキサン、及び25℃における動粘度が10mm/s以上20mm/s未満のメチルフェニルポリシロキサンからなる群より選ばれたシリコーン、並びにエステル油のうちの一方又は両方)を必須の成分として含有する。なお、本明細書においては、上記揮発性シリコーン、25℃における動粘度が1mm/s以上30mm/s未満のメチルポリシロキサン、及び25℃における動粘度が10mm/s以上20mm/s未満のメチルフェニルポリシロキサンからなる群より選ばれたシリコーンを「成分E」;上記エステル油を「成分F」と称する場合がある。中でも、本発明の体臭抑制剤は、成分E及び成分F(即ち、成分E及び成分Fのうちの両方)を含むことが好ましい。
また、本発明の体臭抑制剤は、殺菌剤及び/又は制汗剤を含むことが好ましく、殺菌剤及び制汗剤を含むことがより好ましい。なお、本明細書においては、上記殺菌剤を「成分G」;上記制汗剤を「成分H」と称する場合がある。
本発明の体臭抑制剤は、上記成分A、成分B、成分C、成分D、成分E、成分F、成分G、成分H以外の成分を含んでいてもよい。また、本発明の体臭抑制剤に含まれる各成分、例えば、成分A〜Hやそれ以外の成分は、それぞれ、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
[成分A:ポリエーテル変性シリコーン]
上記成分Aは、シロキサン骨格(シリコーン鎖)とポリエーテル基(ポリエーテル鎖)を含むシリコーン化合物である。成分Aは、体臭抑制剤中の成分Cの分散性を向上させ、それによって体臭抑制剤の白浮きを抑制する。さらに、体臭抑制剤を皮膚に塗布する際の滑り性を向上させ、体臭抑制剤の塗布性を向上させる。成分Aは、主鎖内にポリエーテル鎖とシリコーン鎖を含むブロック共重合体タイプや末端変性タイプのシリコーン化合物であってもよいし、シロキサン骨格の側鎖としてポリエーテル基が結合した側鎖変性タイプのシリコーン化合物であってもよい。中でも、使用感の観点から、シロキサン骨格の側鎖および/又は末端にポリエーテル基を有するシリコーン化合物が好ましく、より好ましくは、側鎖にポリエーテル基を有するシリコーン化合物である。成分Aは、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
上記シロキサン骨格(シリコーン鎖)としては、特に限定されないが、例えば、ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサンなどが挙げられる。中でも、ジメチルポリシロキサンが好ましい。
上記ポリエーテル基(ポリエーテル鎖)としては、特に限定されないが、例えば、ポリオキシエチレン基、ポリオキシプロピレン基、ポリオキシブチレン基などが挙げられる。中でもポリオキシエチレン基が好ましい。成分Aにおけるオキシアルキレン(例えば、オキシエチレン)の平均付加モル数は、特に限定されないが、3〜50が好ましく、より好ましくは9〜33である。
中でも、成分Aは、特に限定されないが、直鎖シリコーン鎖を有するポリエーテル変性シリコーンであることが好ましく、より好ましくは、直鎖シリコーン鎖の側鎖にポリエーテル鎖を有するポリエーテル変性シリコーンである。成分Aの好ましい具体例としては、PEG−11メチルエーテルジメチコン、PEG/PPG−20/22ブチルエーテルジメチコン、PEG−9ジメチコン、PEG−10ジメチコンが挙げられる。上記PEG−11メチルエーテルジメチコンは、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第15版,第2巻,Personal Care Products Council,2014年,p.2455):PEG−11 METHYL ETHER DIMETHICONEで表記される化合物である。上記PEG/PPG−20/22ブチルエーテルジメチコンは、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第15版,第2巻,Personal Care Products Council,2014年,p.2475):PEG/PPG−20/22 BUTYL ETHER DIMETHICONEで表記される化合物である。上記PEG−9ジメチコンは、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第15版,第2巻,Personal Care Products Council,2014年,p.2385):PEG−9 DIMETHICONEで表記される化合物である。上記PEG−10ジメチコンは、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第15版,第2巻,Personal Care Products Council,2014年,p.2385):PEG−10 DIMETHICONEで表記される化合物である。
成分Aの市販品としては、例えば、商品名「KF−6028」、商品名「KF−6028P」(HLB=4.0,PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン;信越化学工業社製)、商品名「SH3773M」(HLB=8,PEG−12ジメチコン;東レ・ダウコーニング社製)、商品名「SH3775M」(HLB=5,PEG−12ジメチコン;東レ・ダウコーニング社製)、商品名「SH3749」(HLB=8,PEG/PPG−20/20ジメチコン;東レ・ダウコーニング社製)、商品名「SS2910」(HLB=4,PEG−10ジメチコン;東レ・ダウコーニング社製)、商品名「BY25−339」(HLB=8.5,PEG/PPG−30/10ジメチコン;東レ・ダウコーニング社製)、商品名「KF−6011」(HLB=14.5,PEG−11メチルエーテルジメチコン;信越化学工業社製)、商品名「KF−6012」(HLB=7,PEG/PPG−20/22ブチルエーテルジメチコン;信越化学工業社製)、商品名「KF−6013」(HLB=10.0,PEG−9ジメチコン;信越化学工業社製)、商品名「KF−6015」(HLB=4.5,PEG−3ジメチコン;信越化学工業社製)、商品名「KF−6016」(HLB=4.5,PEG−9メチルエーテルジメチコン;信越化学工業社製)、商品名「KF−6017」(HLB=4.5,PEG−10ジメチコン;信越化学工業社製)、商品名「SILSOFT305」(HLB=5〜8、PEG/PPG−5/3ジメチコン;モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)、商品名「SILSOFT805」(HLB=5〜8、PEG−8ジメチコン;モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)、商品名「SILSOFT810」(HLB=5〜8、PEG−8ジメチコン;モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)などが挙げられる。
本発明の体臭抑制剤中の成分Aの含有量は、本発明の体臭抑制剤100質量%に対して、0.1〜15.0質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜10.0質量%、さらに好ましくは1.0〜5.0質量%である。成分Aの含有量が0.1質量%以上であることにより、体臭抑制剤の白浮き抑制効果や滑り性がより一層向上するため好ましい。また、コスト低減の観点から、成分Aの含有量は15.0質量%以下であることが好ましい。上記成分Aの含有量は、本発明の体臭抑制剤中の全ての成分Aの含有量の合計量である。
[成分B:エタノール]
上記成分Bは、エタノールである。成分Bは速乾性の向上の役割を有する。
本発明の体臭抑制剤中の成分Bの含有量は、本発明の体臭抑制剤100質量%に対して、5.0〜85.0質量%が好ましく、より好ましくは15.0〜80.0質量%である。成分Bの含有量が5.0質量%以上であることにより、速乾性や成分Eや成分Fの溶解性が向上するため好ましい。また、成分Bの含有量が85.0質量%以下であることにより、刺激が低減するため好ましい。
[成分C:酸化チタン被覆活性炭]
上記成分Cである酸化チタン被覆活性炭は、活性炭の表面に酸化チタンが存在する構造を有する複合体である。すなわち、成分Cは、活性炭(a)と、活性炭(a)の表面に存在する酸化チタン(b)を少なくとも含む。成分Cは、活性炭(a)、酸化チタン(b)以外の成分を含んでいてもよい。成分Cは優れた消臭効果を有するため、成分Cを配合することにより、本発明の体臭抑制剤の体臭抑制効果が向上する。成分Cは、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。また、活性炭(a)、酸化チタン(b)、および活性炭(a)、酸化チタン(b)以外の成分は、それぞれ、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
上記活性炭(a)は、特に限定されないが、多孔質の炭素質物質である。活性炭(a)は、炭素以外にも、水素、酸素、無機成分等を含んでいてもよい。活性炭(a)は、特に限定されないが、粉末活性炭が好ましい。
上記活性炭(a)の原料としては、特に限定されず、活性炭の原料として一般的に用いられるものを用いることができる。具体的には、例えば、ヤシ殻、木材、おが屑、石炭、フェノール樹脂、レーヨン、アクリロニトリル、石炭ピッチ、石油ピッチなどが挙げられる。中でも、ヤシ殻、木材、フェノール樹脂、石炭が好ましい。
上記活性炭(a)の平均粒径(平均粒子径)は、特に限定されないが、15.0〜50.0μmが好ましく、より好ましくは18.0〜45.0μm、さらに好ましくは20.0〜42.0μmである。活性炭(a)の平均粒径が上記範囲内であることにより、成分Cが白色となり、本発明の体臭抑制剤を塗布した際に塗布対象である皮膚等を黒く汚すこと(以下、「塗布汚れ」と称する場合がある)が防止される効果がより一層向上し、なおかつ、体臭抑制効果もより一層向上するため好ましい。さらに、皮膚に塗布して用いる場合の使用感がより一層向上するため好ましい。上記平均粒径が15.0μm未満では、白色化するために十分な量の酸化チタンを被覆させると吸着能が低下する場合があり、塗布汚れ防止と体臭抑制効果を両立できなくなる場合がある。一方、上記平均粒径が50.0μmを超えると、体臭抑制剤を皮膚に塗布した場合にざらつきが生じ、使用感が低下する場合がある。
なお、上記「活性炭(a)の平均粒径」は、成分Cを構成する活性炭全体の平均粒径を意味する。また、本明細書において、活性炭(a)の平均粒径は、レーザー回折散乱法により測定することができ、例えば、レーザー回折・散乱式粒度分析計「MT3300」(日機装株式会社製)により測定することができる。
上記活性炭(a)の中心細孔径は、特に限定されないが、成分Cの吸着能を向上させ体臭抑制効果を向上させる観点から、0.1〜10.0nmが好ましく、より好ましくは0.5〜2.0nmである。活性炭(a)の中心細孔径は、特に限定されないが、例えば、BET法により測定することができ、例えば、細孔分布測定装置「Belsorp」(日本ベル株式会社製)により測定することができる。
上記活性炭(a)のヨウ素吸着量は、特に限定されないが、成分Cの吸着能を向上させ体臭抑制効果を向上させる観点から、100〜3000mg/gが好ましく、より好ましくは500〜2000mg/gである。本明細書において、活性炭(a)のヨウ素吸着量は、滴定法(JIS K 1417)により測定することができる。
上記活性炭(a)は、公知の製造方法により製造することができる。例えば、公知の活性炭を粉砕および分級する方法により製造することができる。また、活性炭(a)は市販品を用いることもできる。市販品としては、特に限定されないが、例えば、商品名「太閤A」(フタムラ化学株式会社製)などが挙げられる。
上記酸化チタン(b)としては、特に限定されず、公知の酸化チタン(二酸化チタン)を用いることができる。上記酸化チタン(b)としては、特に限定されないが、例えば、ルチル型、アナターゼ型、ブルッカイト型の酸化チタンが挙げられる。
上記酸化チタン(b)の平均粒径は、特に限定されないが、0.001〜1.0μmが好ましく、より好ましくは0.01〜0.5μm、より好ましくは0.1〜0.4μm、さらに好ましくは0.2〜0.3μmである。酸化チタン(b)の平均粒径が上記範囲内であることにより、成分Cを白色化する効果が向上するため、本発明の体臭抑制剤の塗布汚れを防止する効果がより一層向上するため好ましい。上記平均粒径が0.001μm未満では、酸化チタン被覆活性炭が灰色から黒色の範囲の色調となり、塗布汚れが生じ体臭抑制剤の実用適性が低下する場合がある。
なお、上記「酸化チタン(b)の平均粒径」は、成分Cを構成する酸化チタン全体の平均粒径を意味する。また、本明細書において、酸化チタン(b)の平均粒径(球相当径)は、BET法(又は簡易BET法)により測定される比表面積より算出することができる。
上記酸化チタン(b)は市販品を用いることができる。市販品としては、特に限定されないが、例えば、商品名「タイペークCR−50」(石原産業株式会社製)、商品名「MT−700B」(テイカ株式会社製)などが挙げられる。
成分Cは、樹脂を含んでいてもよい。上記樹脂は、特に限定されないが、バインダー樹脂として用いられる。上記樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリスチレン樹脂、セルロース樹脂などが挙げられる。中でも、アクリル樹脂(特に、水性アクリル樹脂)が好ましく、例えば、アクリル酸アルキル共重合体などが挙げられる。
成分Cは、特に限定されないが、金属塩などを含んでいてもよい。
成分Cにおいて、活性炭(a)100質量部に対する、酸化チタン(b)の質量割合は、特に限定されないが、10〜10000質量部が好ましく、より好ましくは100〜5000質量部、より好ましくは500〜2000質量部、より好ましくは500〜1500質量部、より好ましくは550〜1050質量部、さらに好ましくは600〜1000質量部である。すなわち、[活性炭(a):酸化チタン(b)](質量比)は、1:0.1〜1:100が好ましく、より好ましくは1:1〜1:50、より好ましくは1:5〜1:20、より好ましくは1:5〜1:15、より好ましくは1:5.5〜1:10.5、さらに好ましくは1:6〜1:10である。活性炭(a)に対する酸化チタン(b)の割合が上記範囲よりも小さい(酸化チタン(b)が少ない)場合には、酸化チタン被覆活性炭が灰色から黒色の範囲の色調となり、塗布汚れが生じ体臭抑制剤の実用適性が低下する場合がある。一方、活性炭(a)に対する酸化チタン(b)の割合が上記範囲よりも大きい(酸化チタン(b)が多い)場合には、酸化チタン被覆活性炭の吸着能が低下し、体臭抑制剤の体臭抑制効果が低下する場合がある。
成分C中の、活性炭(a)の含有量と酸化チタン(b)の含有量の合計量は、特に限定されないが、成分C100質量%に対して、50.0質量%以上(50.0〜100質量%)が好ましく、より好ましくは70.0質量%以上、さらに好ましくは80.0質量%以上である。また、上限値は特に限定されず、好ましくは99.95質量%以下である。90.0質量%以下であってもよく、85.0質量%以下であってもよい。
成分C中の、上記樹脂の含有量は、特に限定されないが、活性炭(a)に対する酸化チタン(b)の付着性向上等の観点から、成分C100質量%に対して、0.005〜10.0質量%が好ましく、より好ましくは0.05〜1.0質量%である。
成分Cにおいて、酸化チタン(b)は、活性炭(a)の表面に存在する。すなわち、成分C(酸化チタン被覆活性炭)は、活性炭(a)が酸化チタン(b)により被覆された構造を有している。なお、成分Cにおいては、活性炭(a)の表面の全面が酸化チタン(b)によって被覆されていてもよいし、活性炭(a)の表面の一部のみが酸化チタン(b)によって被覆されていてもよい。
成分Cは、活性炭(a)の表面上に、酸化チタン(b)を付着させることにより形成される。好ましくは、活性炭(a)の表面上に、上記樹脂を介して酸化チタン(b)を付着させることにより形成される。
成分Cの製造方法としては、特に限定されず、公知の方法を用いることが可能で、例えば、特開平4−256436号公報に記載の白色活性炭の製造方法、特開2005−263610号公報に記載の酸化チタン被覆活性炭の製造方法を用いることができる。
成分Cの具体的な製造方法としては、例えば、以下のとおりである。活性炭(a)、酸化チタン(b)、および上記樹脂のエマルションを混合し、活性炭(a)の表面を酸化チタン(b)で被覆する。次いで、得られた酸化チタン(b)で被覆された活性炭(a)を乾燥し、さらに必要に応じて、粒状に解砕して、成分C(酸化チタン被覆活性炭)を得る。
本発明の体臭抑制剤中の成分Cの含有量は、本発明の体臭抑制剤100質量%に対して、0.1〜5.0質量%が好ましく、より好ましくは0.2〜3.0質量%である。成分Cの含有量が0.1質量%以上であることにより、本発明の体臭抑制剤の体臭抑制効果がより一層向上する。また、成分Cの含有量が5.0質量%以下であることにより、本発明の体臭抑制剤の塗布時の滑り性や白浮きの抑制効果がより一層となるため好ましい。
[成分D:水]
上記成分Dとしては、特に限定されないが、精製水が好ましい。本発明の体臭抑制剤中の成分Dの含有量は、特に限定されないが、乾きのはやさの観点から、本発明の体臭抑制剤100質量%に対して、5.0〜69.0質量%が好ましく、より好ましくは10.0〜59.0質量%である。
[成分E:揮発性シリコーン]
上記成分Eは、揮発性シリコーン、25℃における動粘度が1mm/s以上30mm/s未満のメチルポリシロキサン、及び25℃における動粘度が10mm/s以上20mm/s未満のメチルフェニルポリシロキサンからなる群より選ばれたシリコーン(少なくとも1種のシリコーン)である。なお、本明細書において、「揮発性シリコーン」とは、気圧1atmにおける沸点が250℃以下であるシリコーンをいう。上記揮発性シリコーンの気圧1atmにおける沸点は、100〜250℃が好ましく、より好ましくは100〜230℃である。なお、成分Eにはポリエーテル変性シリコーン(成分Aに相当するもの)は含まれないものとする。成分Eは、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
成分Eとしては、例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサン等の環状シリコーン;オクタメチルトリシロキサン、テトラデカメチルヘキサシロキサン、25℃における動粘度が1mm/s以上30mm/s未満(好ましくは、1〜10mm/s)のメチルポリシロキサン、25℃における動粘度が10mm/s以上20mm/s未満のメチルフェニルポリシロキサン等の鎖状シリコーンなどが挙げられる。上記の中でも、滑り性の向上効果に特に優れ、さらに製剤安定性に特に優れる観点から、揮発性シリコーンが好ましく、環状シリコーンが特に好ましい。
[成分F:エステル油]
上記成分Fはエステル油である。成分Fとしては、特に限定されないが、例えば、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、オクタン酸イソセチル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、イソノナン酸イソノニル、コハク酸ジオクチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、モノラウリン酸プロピレングリコール、イソステアリン酸ポリグリセリル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジイソプロピル、オレイン酸エチルなどが挙げられる。中でも、アジピン酸ジイソブチル、イソノナン酸イソノニルが好ましい。成分Fは、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
本発明の体臭抑制剤は、成分E及び/又は成分Fを含む。即ち、成分E及び成分Fのうちの少なくとも一方を含む。成分Eと成分Fは、ともに、本発明の体臭抑制剤の塗布時の滑り性を向上させる。また、本発明の体臭抑制剤の塗布後の乾きやすさを向上させる。好ましくは、本発明の体臭抑制剤は、成分E及び成分F(即ち、成分E及び成分Fのうちの両方)を含む。成分E及び成分Fを併用することにより、体臭抑制剤の肌上での乾きの早さや滑り性がより一層向上するため好ましい。
本発明の体臭抑制剤中の成分Eの含有量と成分Fの含有量の合計量[E+F]は、本発明の体臭抑制剤100質量%に対して、0.2〜30.0質量%が好ましく、より好ましくは1.0〜15.0質量%、さらに好ましくは1.5〜6.0質量%である。上記合計量が0.2質量%以上であることにより、本発明の体臭抑制剤の塗布時の滑り性がより一層向上するため好ましい。また、上記合計量が30.0質量%以下であることにより、体臭抑制剤の液層が可溶化しやすいため好ましい。上記合計量は、本発明の体臭抑制剤中の全ての成分E及び成分Fの含有量の合計量である。
本発明の体臭抑制剤中の成分Eの含有量は、本発明の体臭抑制剤100質量%に対して、0.1〜15.0質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜7.5質量%、さらに好ましくは0.75〜3.0質量%である。成分Eは、滑り性の向上により一層大きな効果を発揮する。成分Eの含有量が0.1質量%以上であることにより、本発明の体臭抑制剤の塗布時の滑り性がより一層向上するため好ましい。上記成分Eの含有量は、本発明の体臭抑制剤中の全ての成分Eの含有量の合計量である。
本発明の体臭抑制剤中の成分Fの含有量は、本発明の体臭抑制剤100質量%に対して、0.1〜15.0質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜7.5質量%、さらに好ましくは0.75〜3.0質量%である。成分Fは、液層の可溶化により一層大きな効果を発揮する。成分Fの含有量が0.1質量%以上であることにより、本発明の体臭抑制剤の液層の可溶化能がより一層向上するため好ましい。上記成分Fの含有量は、本発明の体臭抑制剤中の全ての成分Fの含有量の合計量である。
[成分G:殺菌剤]
上記成分Gは殺菌剤である。殺菌剤は、例えば、体臭の原因となる物質を生成する皮膚常在菌の増殖を抑制する薬剤である。成分Gとしては、特に限定されないが、例えば、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、フェノール、トリクロロカルバニリド、グルコン酸クロルヘキシジン、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、トリクロカルバン、ピロクトンオラミン、ジンクピリチオン、サリチル酸、ソルビン酸、塩化リゾチームなどが挙げられる。中でも、塩化ベンザルコニウム、イソプロピルメチルフェノールが好ましい。上記成分Gは、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
本発明の体臭抑制剤中の成分Gの含有量は、本発明の体臭抑制剤100質量%に対して、0.05〜1.0質量%が好ましく、より好ましくは0.05〜0.5質量%である。成分Gの含有量が0.05質量%以上であることにより、殺菌効果による本発明の体臭抑制剤の体臭抑制効果がより一層向上する。また、成分Gの含有量が1.0質量%以下であることにより、体臭抑制剤の低刺激性がより一層向上するため好ましい。上記成分Gの含有量は、本発明の体臭抑制剤中の全ての成分Gの含有量の合計量である。
[成分H:制汗剤]
上記成分Hは、制汗剤である。制汗剤は、例えば、皮膚を収斂することにより汗の発生を抑制する薬剤である。成分Hとしては、特に限定されないが、例えば、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アルミニウム、酢酸アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛などが挙げられる。中でも、クロルヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛が好ましい。上記成分Hは、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
本発明の体臭抑制剤中の成分Hの含有量は、本発明の体臭抑制剤100質量%に対して、0.1〜50.0質量%が好ましく、より好ましくは0.2〜15.0質量%である。成分Hの含有量が0.1質量%以上であることにより、制汗効果による本発明の体臭抑制剤の体臭抑制効果がより一層向上する。また、成分Hの含有量が50.0質量%以下であることにより、べたつきがより一層抑制され、使用感がより一層向上するため好ましい。上記成分Hの含有量は、本発明の体臭抑制剤中の全ての成分Hの含有量の合計量である。
本発明の体臭抑制剤は、体臭抑制効果をより一層向上させる観点から、成分G及び/又は成分Hを含むことが好ましく、成分G及び成分Hを含むことがより好ましい。
[その他の成分]
本発明の体臭抑制剤は、上記成分A〜H以外の成分(その他の成分)を含んでいてもよい。その他の成分としては、例えば、界面活性剤、油脂、炭化水素油、ロウ類、高級脂肪酸、成分E以外のシリコーン油、高級アルコール、多価アルコール、ステロール類、保湿剤、増粘剤、pH調整剤、無機顔料、色素、酸化防止剤、紫外線吸収剤、ビタミン類、美白剤、動植物抽出物、金属イオン封鎖剤、防腐剤、成分C以外の消臭剤、清涼化剤、香料等が挙げられる。
本発明の体臭抑制剤は、増粘剤を含んでいてもよい。上記増粘剤としては、特に限定されないが、例えば、セルロース系増粘剤、アクリル酸系増粘剤などが挙げられる。上記増粘剤は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
上記セルロース系増粘剤としては、特に限定されないが、例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどが挙げられる。上記アクリル酸系増粘剤は、特に限定されないが、(メタ)アクリル酸モノマー及び/又は(メタ)アクリル酸アルキルモノマーを必須の構成成分として形成されたコポリマーおよびクロスポリマーである。具体的には、例えば、カルボキシビニルポリマー、(メタ)アクリル酸アルキルコポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー;アクリレーツ/メタクリル酸ポリオキシエチレン(20)セチルエーテルコポリマー、アクリレーツ/メタクリル酸ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルコポリマー、アクリレーツ/メタクリル酸ポリオキシエチレン(25)べへニルエーテルコポリマーなどの(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸アルキル/(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルコポリマー;アクリレーツ/イタコン酸ポリオキシエチレン(20)セチルエーテルコポリマー、アクリレーツ/イタコン酸ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルコポリマーなどの(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸アルキル/イタコン酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルコポリマー;アクリレーツ/メタクリル酸ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルクロスポリマーなどの(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸アルキル/(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルクロスポリマー;アクリレーツ/ネオデカン酸ビニルクロスポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー、(N−ビニルピロリドン−N、N−ジメチルアミノエチルメタクリレート)クロスポリマー(ポリアクリレート−1)などが挙げられる。中でも、カルボキシビニルポリマー、(メタ)アクリル酸アルキルコポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマーが好ましい。なお、括弧内の数値は、酸化エチレンの平均付加モル数を表す。
本発明の体臭抑制剤中の上記増粘剤の含有量は、本発明の体臭抑制剤100質量%に対して、0.1〜5.0質量%であり、好ましくは0.2〜2.0質量%である。上記含有量が0.1質量%以上であることにより、本発明の体臭抑制剤が適度に増粘され、塗布後に垂れ落ちにくくなるため好ましい。また、上記含有量が5.0質量%以下であることにより、塗布後の不快なべたつきを低減できるため好ましい。上記増粘剤の含有量は、本発明の体臭抑制剤中の全ての増粘剤の含有量の合計量である。
本発明の体臭抑制剤は、成分C以外の消臭剤を含有してもよい。上記消臭剤は、例えば、臭いを発する物質と反応したり、臭いを発する物質を吸着したり、臭いをマスクしたりして、臭いを消す効果を有する薬剤である。上記消臭剤としては、特に限定されないが、例えば、酸化亜鉛などの金属酸化物、シリカ、アルキルジエタノールアミド、ヒドロキシアパタイト、茶抽出物、香料、酸化防止剤などが挙げられる。
上記油脂としては、特に限定されないが、例えば、アボガド油、つばき油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、ヒマシ油などが挙げられる。上記ロウ類としては、特に限定されないが、例えば、カルナバロウ、キャンデリラロウ、ホホバ油、ミツロウ、ラノリンなどが挙げられる。上記炭化水素油としては、特に限定されないが、例えば、流動パラフィン、パラフィン、ワセリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、スクワレン、スクワランなどが挙げられる。上記高級アルコールとしては、特に限定されないが、例えば、ラウリルアルコール、ステアリルアルコールなどが挙げられる。上記多価アルコールとしては、特に限定されないが、例えば、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−デカンジオールなどが挙げられる。
上記界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、アルキルグリセリルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油、グリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリセリルエーテル脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、シリコーン界面活性剤などのノニオン界面活性剤;アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アシルN−メチルタウリン塩、アルキルエーテルリン酸エステル塩、N−アシルアミノ酸塩などのアニオン界面活性剤;塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウムなどのカチオン界面活性剤;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルアミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタインなどの両性界面活性剤が挙げられる。
上記清涼化剤としては、特に限定されないが、例えば、メントール、メンチルグリセリルエーテル、乳酸メンチル、ハッカ油、ペパーミント油、カンファー、イシリンなどが挙げられる。上記酸化防止剤としては、特に限定されないが、例えば、トコフェロール及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘導体などが挙げられる。上記金属イオン封鎖剤としては、特に限定されないが、例えば、エデト酸塩、リン酸、ポリリン酸ナトリウムなどが挙げられる。上記pH調整剤としては、特に限定されないが、例えば、クエン酸、酒石酸などが挙げられる。
本発明の体臭抑制剤は、特に限定されないが、ローション、ジェル、ロールオン、ウォーターなどの剤型であることが好ましい。中でも、本発明の体臭抑制剤は、ロールオン剤であることが好ましい。なお、本発明の体臭抑制剤の製剤化は、一般に知られている製造方法により行うことができる。
本発明の体臭抑制剤は、体臭を抑制する目的で用いられる防臭剤(消臭剤、デオドラント剤とも称する)である。本発明の体臭抑制剤は、特に限定されないが、塗布汚れを防止する効果を有する観点から、皮膚に対して用いられる皮膚用の体臭抑制剤、衣類に対して用いられる衣類用の体臭抑制剤、または、履物に対して用いられる履物用の体臭抑制剤であることが好ましい。さらに、皮膚、衣類または履物に塗布(特に直接塗布)して用いる体臭抑制剤であることが好ましい。特に、白浮きの防止効果、滑り性に優れる観点から、皮膚に直接塗布して用いる体臭抑制剤であることが好ましい。なお、上記塗布(直接塗布)とは、噴霧、噴射による塗布の意味も含むものとする。本発明の体臭抑制剤を、身体に塗布する場合の塗布部としては、特に限定されないが、例えば、腋下、腕、足、足裏、首、胸、臀部などが挙げられる。上記衣類としては、特に限定されないが、例えば、ジャケット、ワイシャツ、コート、Tシャツ、トレーナー、セーター、ジャージ、ズボン、スラックス、ジーンズ、スカート、ワンピース、ドレス、下着、パジャマ、浴衣、帽子、スカーフ、バンダナ、マフラー、ネクタイ、手袋、帯、ベルト、靴下、足袋、レッグウォーマー、タイツなどが挙げられる。上記履物としては、特に限定されないが、例えば、靴、スニーカー、ハイヒール、パンプス、ミュール、ブーツ、サンダル、スリッパ、下駄などが挙げられる。
本発明の体臭抑制剤を、ロールオン製品として用いる場合について、以下に、より詳細に説明する。上記ロールオン製品は、ロールオン容器と、上記ロールオン容器内に充填されている本発明の体臭抑制剤とを備える。ロールオン容器は、塗布部にロールを備える。ロールは、円筒部材であってもよく、球状部材であってもよい。
上記特許文献3(国際公開第2014/088039号)に記載のとおり、本発明者らは、酸化チタン被覆活性炭(成分C)が従来の体臭抑制剤に用いられている消臭成分と比較して格段に優れた体臭抑制効果を有することを見出し、さらに体臭抑制剤に配合した場合に塗布汚れを引き起こさないことを見出し、酸化チタン被覆活性炭を含有することを特徴とする体臭抑制剤を発明するに至った。
しかしながら、酸化チタン被覆活性炭を含有する体臭抑制剤を、水やエタノールを比較的多量に含むローションやジェル等の剤型(これらをロールオン容器に充填したロールオン製品も含む)とした場合には、活性炭の表面に被覆した酸化チタンの影響によって、体臭抑制剤の塗布時に皮膚上での滑り性が悪くなり塗布性や塗布時の感触が低下したり、体臭抑制剤を塗布、乾燥後に皮膚上に白い残留物が残る現象(白浮き)が生じたりする場合があった。このため、酸化チタン被覆活性炭(成分C)、エタノール(成分B)及び水(成分D)を含有する体臭抑制剤において、滑り性や白浮きを改善し、さらに品質を高めることが課題であった。
この課題に対して、本発明においては、成分B〜Dを含有する体臭抑制剤において、ポリエーテル変性シリコーン(成分A)と、揮発性シリコーン等の特定のシリコーン(成分E)及び/又はエステル油(成分F)をさらに配合することにより、滑り性と白浮き抑止性を向上させている。成分Aは、体臭抑制剤中での成分Cの分散性を高める効果を有する。これにより、成分Cの粗大な凝集物の生成を防ぎ、白浮きの抑制効果を飛躍的に向上させている。また、体臭抑制剤中での成分Eの可溶化の効果を発揮する。さらに、成分Eおよび成分Fは、成分Cによる滑り性の低下の改善に特に優れた効果を発揮する。加えて、成分Cによる白浮きの低減にも特に優れた効果を発揮する。さらに、成分Eおよび成分Fは、乾き際のべたつきが少なく速乾性にも優れる。これらの効果により、成分Aに加えて、成分E及び/又は成分Fを用いることにより、成分B〜Dを含有する体臭抑制剤の滑り性や白浮きを改善し、極めて高品質の体臭抑制剤を得ることに成功した。中でも成分Eは滑り性の向上効果に特に優れ、成分Fは白浮きの抑制効果が特に優れる。このため、成分Eと成分Fを併用する場合には特に優れた効果を発揮する。
本発明の体臭抑制剤は、さらに制汗剤や殺菌剤を含有することにより、体臭抑制効果をより一層向上することができる。このため、本発明の体臭抑制剤は、優れた体臭抑制効果を発揮することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。尚、配合量は、特記しない限り、有効成分の配合量であり、「質量%」で表す。
酸化チタン被覆活性炭の製造例
活性炭(商品名「GW−B32/60」、クラレケミカル株式会社製)を解砕機を用いて破砕し、さらに分級して、平均粒径:40.9μmの活性炭(粉末活性炭)を得た。
45%アクリル酸アルキル共重合体液(商品名「ヨドゾールGH800F」、アクゾノーベル(AkzoNobel)社製)0.1gに、精製水5.1gを加え、十分に撹拌し、混合液(1)を得た。
混合液(1)2.7gを撹拌しながら、混合液(1)を上記で得られた活性炭(平均粒径:40.9μm)1.8gに混合し、混合液(2)を得た。
得られた混合液(2)に酸化チタン(商品名「CR−50」、石原産業株式会社製、平均粒径:0.25μm)10.8gを混合し、混合液(3)を得た。
次いで、得られた混合液(3)を115℃で2時間乾燥し、さらに、乾燥物を解砕機にて粉状に解砕して酸化チタン被覆活性炭を得た。
実施例1〜17、比較例1〜4
上記酸化チタン被覆活性炭を用い、表に示した組成(配合量)に従い、各成分を混合し、体臭抑制剤を調製した。
なお、表に記載の各成分の詳細は、以下の通りである。
PEG−11メチルエーテルジメチコン:商品名「KF−6011」、信越化学工業社製
PEG/PPG−20/22ブチルエーテルジメチコン:商品名「KF−6012」、信越化学工業社製
PEG−9ジメチコン:商品名「KF−6013」、信越化学工業社製
PEG−32メチルエーテルジメチコン:商品名「KF−6004」、信越化学工業社製
デカメチルシクロペンタシロキサン:商品名「TSF405」、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製、沸点(1atm)210℃
メチルポリシロキサン:商品名「DOW CORNING TORAY SH200 C FLUID 5 CS」、東レ・ダウコーニング社製、25℃における動粘度5mm/s
メチルフェニルポリシロキサン:商品名「DOW CORNING TORAY SF 558」、東レ・ダウコーニング社製、25℃における動粘度15mm/s
塩化ベンザルコニウム:商品名「サニゾール B−50」、花王社製
クロルヒドロキシアルミニウム:商品名「PAC♯1000」、多木化学社製
l−メントール:商品名「メントール JP COS」、高砂香料社製
ヒドロキシプロピルセルロース:商品名「ヒドロキシプロピルセルロース」、日本曹達社製
ポリエチレングリコール400:商品名「PEG−400」、三洋化成工業社製
(評価)
実施例および比較例で得られた各体臭抑制剤約0.16gを、前腕内側部に、ロールオン容器で塗布し、以下のとおり、滑り性、白浮きのなさについて評価し、結果を表に記載した。
評価は、専門評価員3名により、25℃、湿度50%RHの恒温恒湿の条件下で実施した。
(1)滑り性
体臭抑制剤を塗布して乾いた後の肌を掌でなでた際の感触から、滑り性を下記の基準で評価した。
<滑り性の評価基準>
◎(優れる):極めて高いさらさら感を感じる。
○(良好):塗布前よりも滑りが高く、さらさら感を感じる。
△(使用可能):わずかに引っ掛かりを感じる。
×(不良):強い引っ掛かりを感じる。
(2)白浮きのなさ
体臭抑制剤を塗布して乾いた後の肌の白浮きの有無を下記の基準で評価した。
<白浮きのなさの評価基準>
◎(優れる):使用後の肌に白浮きがない。
○(良好):使用後の肌にわずかな白浮きを生じるが、十分に使用可能。
×(不良):使用後の肌に白浮きが顕著に生じる。
Figure 2017122059
Figure 2017122059
上記のとおり、本発明の構成を有する実施例の各体臭抑制剤は、いずれも、肌に塗布した際の滑り性に優れ、白浮きの生じない優れた特性を示していた。一方、本発明の構成を有しない比較例の各体臭抑制剤は、滑り性、白浮きの観点で特性の劣るものであった。
なお、実施例の各体臭抑制剤は、塗布後の速乾性にも優れるものであったが、中でも、実施例1〜7、9、10、12、13、15〜17の体臭抑制剤は極めて速乾性に優れるものであった。
また、実施例1〜4、6〜15の体臭抑制剤は、液層が十分に可溶化しており、透明な液層を有していた。一方、実施例5、16、17は液層が不透明な外観を有していた。
以下に、本発明の体臭抑制剤の処方例を示す。
処方例1(デオドラントロールオン)
PEG−11メチルエーテルジメチコン 2.0質量%
エタノール 66.5質量%
酸化チタン被覆活性炭 0.2質量%
デカメチルシクロペンタシロキサン 2.0質量%
アジピン酸ジイソプロピル 2.0質量%
イソプロピルメチルフェノール 0.2質量%
クロルヒドロキシアルミニウム 9.3質量%
l−メントール 0.2質量%
ヒドロキシプロピルセルロース 0.3質量%
ポリエチレングリコール400 2.0質量%
香料 0.4質量%
精製水 残部
処方例2(デオドラントロールオン)
PEG−11メチルエーテルジメチコン 2.0質量%
エタノール 66.5質量%
酸化チタン被覆活性炭 1.0質量%
デカメチルシクロペンタシロキサン 3.0質量%
アジピン酸ジイソプロピル 2.0質量%
塩化ベンザルコニウム 0.1質量%
イソプロピルメチルフェノール 0.2質量%
クロルヒドロキシアルミニウム 9.3質量%
l−メントール 0.2質量%
ヒドロキシプロピルセルロース 0.5質量%
ポリエチレングリコール400 3.0質量%
香料 0.4質量%
精製水 残部
処方例3(デオドラントウォーター)
PEG−11メチルエーテルジメチコン 2.0質量%
エタノール 50.0質量%
酸化チタン被覆活性炭 3.0質量%
デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0質量%
アジピン酸ジイソプロピル 2.0質量%
イソプロピルメチルフェノール 0.2質量%
パラフェノールスルホン酸亜鉛 0.4質量%
l−メントール 0.2質量%
ポリエチレングリコール400 5.0質量%
香料 0.2質量%
精製水 残部

Claims (4)

  1. 下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cと、下記成分Dとを含有し、さらに下記成分E及び/又は下記成分Fを含有することを特徴とする体臭抑制剤。
    成分A:ポリエーテル変性シリコーン
    成分B:エタノール
    成分C:活性炭と、前記活性炭の表面に存在する酸化チタンとを含む酸化チタン被覆活性炭
    成分D:水
    成分E:揮発性シリコーン、25℃における動粘度が1mm/s以上30mm/s未満のメチルポリシロキサン、及び25℃における動粘度が10mm/s以上20mm/s未満のメチルフェニルポリシロキサンからなる群より選ばれたシリコーン
    成分F:エステル油
  2. 前記成分Cにおける、前記活性炭の平均粒径が15.0〜50.0μmであり、前記酸化チタンの平均粒径が0.01〜0.5μmである請求項1に記載の体臭抑制剤。
  3. さらに、下記成分G及び/又は下記成分Hを含む請求項1又は2に記載の体臭抑制剤。
    成分G:殺菌剤
    成分H:制汗剤
  4. ロールオン容器と、前記ロールオン容器内に充填されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の体臭抑制剤とを備えるロールオン製品。
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