JP2001247005A - 車両安全装置 - Google Patents

車両安全装置

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JP2001247005A
JP2001247005A JP2001023430A JP2001023430A JP2001247005A JP 2001247005 A JP2001247005 A JP 2001247005A JP 2001023430 A JP2001023430 A JP 2001023430A JP 2001023430 A JP2001023430 A JP 2001023430A JP 2001247005 A JP2001247005 A JP 2001247005A
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vehicle
occupant
collision
sensor
seat
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JP2001023430A
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English (en)
Inventor
Eiji Yanagi
英治 柳
Kenji Kitazawa
賢次 北沢
Hiroaki Fujii
弘昭 藤居
Kazumi Kobayashi
一三 小林
Tomoko Amemori
智子 雨森
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Takata Corp
Original Assignee
Takata Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両に関わる各種情報から乗員の傷害リスク
を推定し、この傷害リスクに対応して乗員拘束、通報及
び車両処置等を行う車両安全装置を提供する。 【解決手段】 車両安全装置は、乗員・車両状況検出部
10、乗員傷害リスク推定演算部20、乗員拘束部3
0、車両状況通報部40、事故後処置部50から構成さ
れている。乗員・車両状況検出部10から入力された情
報は、乗員傷害リスク推定演算部20に送られて処理さ
れた後、乗員拘束部30、車両状況通報部40あるいは
事故後処置部50に送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両に関わる各
種情報から乗員の傷害リスクを推定し、この傷害リスク
に対応した乗員拘束、通報及び車両処置等を行う車両安
全装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、車両の安全性能をより向上させるための装置が、数
多く提案されている。その一例として、車両間の衝突を
回避するための衝突防止装置や、衝突を予測して警報を
発する装置が、特開平5−181529号公報、特開平
8−254577号公報等に開示されている。この種の
装置の多くのものは、自車両の前方物標との衝突の可能
性を判定して、自車両の運転手に衝突を回避するための
適切な処置をとるように促すものである。
【0003】又は、車両の衝突が発生した場合に、車両
の現在位置情報を所定の救急機関に通報する装置(特開
平8−287386号公報等)や、車両異常発生の通報
後に救急機関とのコミュニケーションができ、異常発生
後の措置を的確に行えるようにした装置(特開2000
−52901号公報等)も提案されている。この種の装
置は、既に異常が発生した後の、救急機関との対応に主
眼が置かれている。
【0004】ところで、シートベルト装置のプリテンシ
ョナや、運転席用や助手席用等のエアバッグ装置が、現
在のほとんどの車両に装備されている。このようなプリ
テンショナやエアバッグ装置は、現在のところ、車両の
減速度がある程度以上となった場合に作動するものが一
般的である。しかし、近年は、これらの車両状況(車両
姿勢や減速度等)や乗員状況(体重・体格や着座位置
等)を含む複数の情報を複合的に判断し、この情報に応
じてプリテンショナやエアバッグ装置をより適切に作動
させることが指向されている。さらに、このような情報
により、車両異常発生後の処置も自動的に行えるように
なればより好ましい。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、車両に関わる各種情報から乗員の傷害リスク
を推定し、この傷害リスクに基づき乗員拘束、通報及び
車両処置等を行う車両安全装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の車両安全装置は、車両の速度・加速度・姿
勢等の状況を検出する車両状況検出手段と、 前記車両
内における乗員の状況を検出する乗員状況検出手段と、
前記車両周囲の障害物を検出する障害物検出手段と、
前記車両状況検出手段、乗員状況検出手段及び障害物
検出手段の検出信号が入力されて、乗員が受け得る傷害
リスクを推定する乗員傷害リスク推定手段と、 前記車
両内に配置された乗員拘束手段と、 前記乗員傷害リス
ク推定手段の推定した乗員傷害リスクに対応した前記乗
員拘束手段の拘束状態を選択して該手段を制御する拘束
手段制御手段と、 を具備することを特徴とする。
【0007】本発明の車両安全装置においては、さらに
車両状況通報手段を具備するものとすることができる。
【0008】また、本発明の車両安全装置においては、
さらに事故後の車両の処置を行う手段を具備するものと
することもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係る車両安全装置を示
すブロック図である。車両安全装置は、乗員・車両状況
検出部10、乗員傷害リスク推定演算部20、乗員拘束
部30、車両状況通報部40、事故後処置部50から構
成されている。乗員・車両状況検出部10から入力され
た情報は、乗員傷害リスク推定演算部20に送られて処
理された後、乗員拘束部30、車両状況通報部40ある
いは事故後処置部50に送られる。
【0010】以下、車両安全装置の各部の詳細について
説明する。最初に、乗員・車両状況検出部10について
説明する。乗員・車両状況検出部10は、乗車中情報部
11、衝突直前情報部13、衝突中情報部15、衝突後
情報部17を備えている。
【0011】まず、乗車中情報部11について説明す
る。乗車中情報部11は、主に乗員の体格・体重と、乗
員のシートへの着座位置を検出するものであって、シー
トポジションセンサー11Aとウェイトセンサー11B
を備えている。図2は、本発明の一実施例に係るシート
ポジションセンサーとウェイトセンサーを備える車両用
シートの一例を示す側面図である。
【0012】(a)シートポジションセンサー11A シートポジションセンサー11Aは、図2に示すよう
に、車両のシート101を支えるシートレール110に
設置されている。シート101は、乗員が座るシートク
ッション101aと、乗員の背もたれであるシートバッ
ク101bを備えている。このシート101の下面に
は、シートレール110が配置されている。シート10
1はシートレール110に沿って前後方向にスライド可
能である。シートポジションセンサー11Aは、シート
レール110の後端に設置された変位計115と、この
変位計115に接続されたワイヤ116から構成され
る。ワイヤ116は、シート101のシートクッション
101aの両側部及び前部にわたって架け渡されてい
る。シート101のスライド移動に伴うワイヤ116の
繰り出し量が、変位計115で検出される。
【0013】ワイヤ116の繰り出し量が大きいとき
は、シート101は前寄りに位置していることを示して
いる。ワイヤ116の繰り出し量が小さいときは、シー
ト101は後寄りに位置していることを示している。な
お、このようなシートポジションセンサー11A以外
に、赤外線やCCDにより、乗員の位置を直接検出する
ようにしてもよい。
【0014】(b)ウェイトセンサー11B ウェイトセンサー11Bは、シート上に着座した乗員の
体重を検出するセンサーである。図2に示すように、ウ
ェイトセンサー11Bは、シートレール110の下側に
配置されている。このようなウェイトセンサー11Bと
しては、例えば特開平11−310072号公報に開示
されているものを用いることができる。
【0015】なお、この乗車中情報部11には、特に図
示しないが、通常の車両にも搭載されている速度・加速
度センサーや自車両重量装置等も備えている。
【0016】次に、衝突直前情報部13について説明す
る。衝突直線情報部13は、車両近傍の障害物を検出す
る障害物検出センサー13Aと、障害物に衝突する直前
の車両挙動を検出する車両挙動検出センサー13Bを備
えている。 (c)障害物検出センサー13A 障害物検出センサー13Aは、車両近傍の障害物を検出
する画像センサーや、障害物との相対距離・相対速度を
検出する衝突予知センサーからなる。
【0017】(d)車両挙動検出センサー13B 車両挙動検出センサー13Bは、車両傾斜を検出するロ
ールオーバーセンサーや、車両回転を検出するスピンセ
ンサーを含む。これらは、コリオリの力を応用したジャ
イロスコープ等を用いることができる。さらに、タイヤ
スリップを検出するトラクションコントロール用センサ
ー・ABS用センサーや、車両の横滑りを検出するVS
C用センサーを備えている。VSC用センサーは、蛇角
やアクセル開度、ブレーキ力、タイヤ回転数等を検出す
るとともに、タコメータやジャイロスコープ等の値を検
出する。
【0018】次に、衝突中情報部15について説明す
る。衝突中情報部15は、車両の衝突規模を検出する衝
突規模検出センサー15Aと、衝突中の車両挙動を検出
する車両挙動検出センサー15Bを備えている。 (e)衝突規模検出センサー15A 衝突規模検出センサー15Aは、車両の減速度を検出す
る速度センサー・加速度センサーや、衝突による車体の
変形具合を検出する変形検出センサーからなる。
【0019】図3は、本発明の一実施例に係る変形検出
センサーの一例を示す断面図である。図3に示すよう
に、変形検出センサー120は、金属製あるいは樹脂製
の容器121を備えている。この容器121内には、液
体122が封入されている。容器121の一端部(図の
右端部)には、ばね125に付勢された圧力弁123が
配置されている。圧力弁123の背部には、スイッチ1
27が配置されている。このような変形検出センサー1
20は、車両に貼り付けて設置される。衝突等による車
体の変形に伴い変形検出センサー120の容器121が
変形すると、内容積が小さくなって液圧が上昇する。こ
の液圧が設定値を超えると圧力弁123が後退し、スイ
ッチ127が作動する。これにより、車体の変形具合が
検出される。
【0020】(f)車両挙動検出センサー15B この車両挙動検出センサー15Bは、衝突直前情報部1
3の車両挙動検出センサー13Bと同様のロールオーバ
ーセンサーやスピンセンサー、トラクションコントロー
ル用センサー・ABS用センサー、VSC用センサーか
らなる。
【0021】次に、衝突後情報部17について説明す
る。衝突後情報部17は、衝突後の車両状態を検出する
車両状態検出センサー17Aと、衝突後の乗員状態を検
出する乗員状態検出センサー17Bを備えている。 (g)車両状態検出センサー17A 車両状態検出センサー17Aは、火災の発生を検出する
火災センサーや、車両が水没しているか否かを検出する
水没センサーを有する。さらに、衝突後の車体の変形具
合を検出する変形検出センサー(図3に示す衝突中情報
部15の変形検出センサーと同様)や、車両傾斜を検出
するロールオーバーセンサー(衝突前情報部13及び衝
突中情報部15のロールオーバーセンサーと同様)も備
えている。
【0022】車両状態検出センサー17Aの水没センサ
ーの例について説明する。図15(A)は水没センサー
の一例を示す斜視図であり、図15(B)は同センサー
のスイッチOFF状態を説明するための模式図であり、
図15(C)は同センサーのスイッチON状態を説明す
るための模式図である。この図に示す水没センサー20
0は、円筒状の本体201を備えている。本体201の
上端面201A側には、金属切片からなる接点S1、S
2を有するリードスイッチ203が配置されている。本
体201の下端面201Bには、貫通孔204が形成さ
れている。本体201内の中空部には、浮子205が配
置されている。この浮子205としては、例えばピンポ
ン球のようなものを用いることができる。
【0023】この水没センサー200は、例えば車両の
ECUの位置に取り付けられる。車両の通常時には、図
15(B)に示すように浮子205が重力により本体2
01内の下側に下がっており、リードスイッチ203の
両接点S1、S2は離れている。車両が水没すると、本
体201の下端面201Bの貫通孔204から本体20
1内部に水が入り込む。すると、この水により浮子20
5が浮き上がり、図15(C)に示すようにリードスイ
ッチ203の両接点S1、S2に当たる。これにより、
両接点S1、S2が接触し、リードスイッチ203がO
N状態となり、水没センサー200が作動する。
【0024】図16(A)は水没センサーの他の例を示
す斜視図であり、図16(B)は同センサーのスイッチ
部の詳細を示す拡大図である。この図に示す水没センサ
ー210は、円筒状の本体211を備えている。本体2
11の上端面211Aには、リード線L1が貫通してい
る。本体211の下端面211Bには貫通孔214が形
成されており、この貫通孔214内にリード線L2が挿
通されている。本体211内の中空部には浮子215
と、この浮子215の上側の磁石216が配置されてい
る。これら浮子215及び磁石216の中心にはリード
線L2が通されており、リード線L2の端部は磁石21
6の上方に延び出ている。本体211内において、磁石
216の上方にはリードスイッチの接点部217が配置
されている。この接点部217は、図16(B)に分か
り易く示すように、リード線L1端部の金属片接点S1
と、リード線L2端部の金属片接点S2と、これら接点
S1、S2の外側を覆うガラス管219を備えている。
接点部217のガラス管219内は密閉されている。
【0025】この水没センサー210においては、車両
の通常時には、図16(A)に示すように浮子215が
磁石216の重さを受けて本体211の下端面211B
側に下がっている。このとき、リードスイッチの接点部
217の両金属片接点S1、S2は離れている。車両が
水没すると、本体211の下端面211Bの貫通孔21
4から本体211内部に水が入り込む。すると、この水
により浮子215が浮き上がり、磁石216を押し上げ
る。磁石216が押し上げられて接点部217に近付く
と、磁界変動が生じて両金属片接点S1、S2が接触
し、水没センサー210がONとなる。
【0026】(h)乗員状態検出センサー17B 乗員状態検出センサー17Bは、車両に内装された乗員
モニター、及び、シートベルトに付設された心拍センサ
ーを有する。乗員モニターは、画像、赤外線、音、焦電
等により、乗員運動の有無や乗員存在の有無を検出す
る。心拍センサーは、音、焦電等により、乗員の心拍の
有無(乗員の生死等)を検出する。さらに、乗員状態検
出センサー17Bは、乗車中情報部11のウェイトセン
サー11B(図2参照)と同様のウェイトセンサーも備
えている。
【0027】次いで、乗員拘束部30について説明す
る。乗員拘束部30は、シートベルト装置31、エアバ
ッグ装置33、インテリア各装置35を備えている。こ
れらは、低速アクチュエータ37、中速アクチュエータ
38、高速アクチュエータ39により作動する。低速ア
クチュエータ37は乗車中(通常時)に用いられ、モー
タ駆動等により比較的ゆっくりと動作するアクチュエー
タである。中速アクチュエータ38は衝突直前に用いら
れ、ソレノイドや低圧エア等により低速と高速の中間的
な動作をするアクチュエータである。高速アクチュエー
タ39は衝突時に用いられ、火薬や高圧エア等により動
作するアクチュエータである。
【0028】各装置の特徴は次の通りである。 ・シートベルト装置31 図4(A)及び(B)は、本発明の一実施例に係るシー
トベルト装置のロードリミッタによるベルト張力(縦
軸)とベルト引き出し長さ(横軸)の関係を表すグラフ
である。シートベルト装置31のベルト張力は、ロード
リミッタ31Aにより高・中・低の3段階に設定でき
る。図4(A)あるいは(B)に示すように、ロードリ
ミッタ設定によるベルト張力(縦軸)とベルト引き出し
長さ(横軸)の関係は、グラフ中のHi(ロードリミッ
タ高)、Mid(ロードリミッタ中)、及び、Lo(ロ
ードリミッタ低)に示すようになる。
【0029】図5(A)は本発明の一実施例に係る電動
プリテンショナを備えたシートベルト装置の一例を示す
模式的正面図であり、図5(B)は電動プリテンショナ
によるベルト張力(縦軸)と時間(横軸)の関係を表す
グラフである。シートベルト装置31のプリテンショナ
31Bは、電動モータによるプリ・プリテンショナ設定
である。図5(A)に示すように、電動モータmは、シ
ートベルト装置のリトラクタR、バックルB、ショルダ
ーアンカーA1、ラップアンカーA2に組み込まれてい
る。この電動モータmに印加する電流は、高・中・低の
3段階に可変制御される。図5(B)に示すように、電
流可変制御によるベルト張力(縦軸)と時間(横軸)の
関係は、グラフ中のHi(高電流印加時)、Mid(中
電流印加時)、及び、Lo(低電流印加時)に示すよう
になる。なお、このようなプリテンショナ31Bとして
は、例えば特開2000−118352号公報等に開示
されているものを用いることができる。
【0030】図1を参照しつつさらに説明する。シート
ベルト装置31には、エアベルト31Cも設けられてい
る。エアベルト31Cは、シートベルトのショルダー又
は/及びラップウェビングを膨張可能としたものであ
る。このエアベルト31Cは、衝突直前時(中速アクチ
ュエータ38を用いる場合)は圧縮ガス方式で膨張し、
衝突時(高速アクチュエータ39を用いる場合)は火薬
により点火ガス方式で膨張する。いずれの場合も、膨張
圧力は高・中・低の3段階に設定できる。
【0031】図6(A)は圧縮ガス方式のエアベルトの
一例を示す模式図であり、図6(B)は図6(A)のエ
アベルト膨張時におけるベルト張力(縦軸)と時間(横
軸)の関係を表すグラフである。上記エアベルト31C
が圧縮ガスで膨張する際の圧力設定は、図6に示すよう
に、エアベルト130(31C)に接続されたエアタン
ク132内のエア供給量を、圧力調節弁135の開度を
調整して可変にすることで行われる。図6(B)に示す
ように、エア供給量可変制御によるベルト張力(縦軸)
と時間(横軸)の関係は、グラフ中のHi(圧力調節弁
135開度大)、Mid(圧力調節弁135開度中)、
及び、Lo(圧力調節弁開度小)に示すようになる。
【0032】・エアバッグ装置33 エアバッグ装置33は、以下の各手段を備えている。
(a)ベントホール径可変手段33A 図17(A)はベントホール径可変手段を有するエアバ
ッグ装置を模式的に示す側面断面図であり、図17
(B)はベントホール径可変手段の構成を模式的に示す
分解斜視図である。図18(A)〜(D)は、同エアバ
ッグ装置のベントホール径の可変状態を模式的に示す側
面断面図である。
【0033】図17に示すベントホール径可変手段33
Aは、リテーナ301に回動可能に付設された環状プレ
ート303を有する。リテーナ301の中心には大孔3
01aが形成されているとともに、この大孔301aの
周りには複数の小孔301bが形成されている。リテー
ナ301の大孔301a内にインフレータI(図17
(A)参照)が配置される。環状プレート303には、
リテーナ301の小孔301bに対応した孔303bが
複数形成されている。環状プレート303の外周端縁に
は、歯303aが形成されている。環状プレート303
の歯303aは、モータmにより回転するギア305と
噛み合っている。モータmが作動するとギア305が回
転し、ギア305と噛み合っている環状プレート303
が回転する。
【0034】ベントホール径可変手段33Aは、モータ
mが作動して環状プレート303が回動すると、リテー
ナ301の小孔301bと環状プレート303の孔30
3bとの重なり量が変わり、これに応じてバッグ内への
展開ガスの供給量(ガスの通気量)が変わる。図18
(A)に示すように両孔301b、303bが完全にず
れているときはベントホール径が閉となり、図18
(D)に示すように両孔301b、303bが一致して
いるときはベントホール径が全開となる。これらの中間
段階で、図18(B)のように両孔301b、303b
の重なりが比較的小さいときは通気量が少なくなり、図
18(C)のように両孔301b、303bの重なりが
比較的大きいときは通気量が多くなる。
【0035】(b)バッグ容量可変手段33B 図19は、バッグ容量可変手段を有するエアバッグ装置
を模式的に示す分解斜視図である。図20(A)は同エ
アバッグ装置を模式的に示す側面断面図であり、図20
(B)はバッグとプレートとの係合部の詳細を示す拡大
図である。図21は、バッグ容量に対する大小径プレー
トと係合片との係合状態の関係を示す表である。
【0036】バッグ容量可変手段33Bは、リテーナ3
21に付設された2枚の環状プレート(外側の大径プレ
ート322と内側の小径プレート323)を有する。大
小径プレート322、323の外周端縁には、それぞれ
4つの爪322a、323aが形成されている。大小径
プレート322、323のそれぞれには、アクチュエー
タ322A、323Aが付設されている。これらアクチ
ュエータ322A、323Aの作動によって、大小径プ
レート322、323はそれぞれ独立に回動する。
【0037】バッグ320の開口端320aは、リテー
ナ321に固定されている。バッグ320外面には、内
係合片325(計4個)及び外係合片326(計4個)
が取り付けられている。バッグ320外面において、内
係合片325は小径プレート323の爪323aに対応
した位置に取り付けられており、外係合片326は大径
プレート322の爪322aに対応した位置に取り付け
られている。図19に示すように、内係合片325と外
係合片326はオフセットした位置関係にある。図20
(A)に分かり易く示すように、各内係合片325は、
リテーナ321の貫通孔335内から下側に引き出さ
れ、小径プレート323の爪323aに係合可能であ
る。各外係合片326は、リテーナ321の貫通孔33
6内から下側に引き出され、大径プレート322の爪3
22aに係合可能である。
【0038】図20(A)に示すように、バッグ320
の各係合片325、326と大小径プレート322、3
23の各爪322a、323aが係合している状態で
は、バッグ320の広がり量が規制されるので、バッグ
容量が小さくなる。アクチュエータ322Aを作動して
大径プレート322を回動させる、あるいは、アクチュ
エータ323Aを作動して小径プレート323を回動さ
せることで、図20(B)に示すようにプレート32
2、323の爪322a、323aと係合片326、3
25の係合が解除される。これらの係合解除により、バ
ッグ320の広がり量(バッグ容量)を変えることがで
きる。バッグ容量は、小径プレート323の爪323a
と内係合片325のみ解除→大径プレート322の爪3
22aと外係合片326のみ解除→大小径両プレート3
22、323と係合片326、325の係合を完全に解
除、の順で大きくなる。このようなバッグ容量に対する
大小径プレート322、323及び係合片326、32
5の係合状態の関係を纏めると、図21に示す通りにな
る。
【0039】(c)バッグ展開方向制御手段33C 図22は、バッグ展開方向制御手段を有するエアバッグ
装置を模式的に示す斜視図である。図23(A)〜
(C)は、同エアバッグ装置のディフューザーの方向変
化状態を模式的に示す図である。バッグ展開方向制御手
段33Cは、ディフューザー341を備えている。ディ
フューザー341は、天井開口部341aが傾斜面とな
っている布状体である。このディフューザー341はバ
ッグ340基端部内側に位置しており、図では開いた状
態が示されているが、エアバッグ装置が作動しない通常
時にはバッグ340とともに折り畳まれている。ディフ
ューザー341の基端部は、リングギア343に固定さ
れている。このリングギア343は、モータmで回転す
るギア345に噛み合っている。モータmが作動すると
ギア345が回転し、このギア345の回転がリングギ
ア343に伝達されてディフューザー341が回転す
る。
【0040】バッグ展開方向制御手段33Cを備えるエ
アバッグ装置は、倒れ込んだ乗員の頭部位置にバッグ3
40のスイートスポットX(衝撃吸収効率が最も高い領
域)が当たるように、ディフューザー341を予め回転
しておいてからバッグ340を展開する。これにより、
通常のバッグ展開方向(図22の二点鎖線参照)に比べ
て、より効果的に乗員の衝撃が吸収される。ディフュー
ザー341の天井開口部341aの開口方向は、バッグ
340を右方向へ展開する場合(図23(A))、バッ
グ340を手前方向に展開する場合(図23(B))、
バッグ340を左方向へ展開する場合(図23(C))
等に応じてモータmの回転を制御することで決まる。な
お、この際の乗員の頭部位置は、上述した速度センサー
・加速度センサーにより検出された車両速度と、車両の
斜突角度とから予測される。バッグ展開方向制御手段3
3Cは、このディフューザー以外に、インフレータの噴
出し口を回転可能に構成したり、バッグ装置自体を回転
させるように構成してもよい。
【0041】(d)インフレータ出力設定手段33D インフレータ出力設定手段33Dは、衝突時(高速アク
チュエータ39作動時)にのみ作動するものであって、
インフレータの出力を高・中・低の3段階に可変制御す
る手段である。
【0042】・インテリア各装置35 インテリア各装置35は、以下の装置からなる。 (a)ステアリング後退装置35A 図7は、本発明の一実施例に係るステアリング後退装置
の一例を示す模式的断面図である。ステアリング後退装
置35Aは、図7に示すように、車両の衝突時におい
て、アクチュエータ142が解除作動すると、ステアリ
ング140が図中の2点鎖線の位置に後退するものであ
る。このステアリング140のステアリングシャフト1
40bの基端140c側は、スリーブ143内に摺動可
能に挿通されている。ステアリングホイール140a
は、スリーブ143内に配置されたスプリング145に
より後退方向に付勢されているが、通常時はロック部材
147により定位置にロックされている。ステアリング
140と乗員との間隔xは、図示せぬ距離センサーによ
り常時測定されており、この間隔xが例えば150mm
以下になると、アクチュエータ142が解除作動する。
すると、ステアリング140がスプリング145の付勢
力により後退する。なお、この装置35Aは、単にステ
アリングが大幅に後退するものでもよい。
【0043】(b)シート後退装置35B 図8は、本発明の一実施例に係るシート後退装置の一例
を示す模式的側面図である。シート後退装置35Bは、
図8に示すように、車両のシート101下面とシートレ
ール110間に配置されたアクチュエータ147を備え
ている。衝突時において、シートレール110上のシー
ト101を、アクチュエータ147により強制的に後退
させる。
【0044】(c)シート前方座面上昇装置35C この装置は、衝突時における乗員のサブマリン現象(シ
ートクッションへの沈み込み)を防止する装置である。
これは、例えば特開平5−77686号公報のインナー
プリテンショナを、独立したアクチュエータで作動する
ように置き換えることで構成できる。
【0045】(d)ニーボルスター及び膝下エアバッグ
35D 図9(A)は本発明の一実施例に係るニーボルスターの
一例を示す模式的構成図であり、図9(B)は本発明の
一実施例に係る膝下エアバッグの一例を示す模式的構成
図である。これらは、衝突時において、乗員の膝下を押
さえ、乗員のサブマリン現象(シートクッションへの沈
み込み)を防止するための装置である。図9(A)に示
すものは、衝突時にアクチュエータ151が作動する
と、リンク機構153を介してニーボルスター150が
進出する。図9(B)に示すものは、衝突時において、
車両のインスツルメントパネルPから下方に向けて膝下
エアバッグ155が膨張する。
【0046】(e)ステアリングホイール膨張装置35
E 図10(A)は本発明の一実施例に係るステアリングホ
イール膨張装置の一例を示す模式的断面図であり、図1
0(B)は図10(A)の同膨張装置のより詳細な断面
図であり、図10(C)は同膨張装置のバッグの他の例
を示す模式図である。図10(A)に示すように、ステ
アリング160は、ステアリングホイール160aとス
テアリングシャフト160bを備えている。ステアリン
グホイール160aの内部は空洞になっており、ここに
ステアリングチューブ162が配置されている。同パイ
プ162外径は、ステアリングホイール160a内径よ
りも小さい。ステアリングチューブ162内には、図1
0(B)に示すように、バッグ161が折り畳まれて収
納されている。バッグ161は、通常のバッグに用いら
れている柔らかい素材(例えばナイロン等)からなる。
【0047】ステアリングチューブ162は、図示せぬ
インフレータに接続されており、同パイプ162内部が
ガス通路となっている。車両の衝突時に、インフレータ
からのガスがステアリングチューブ162内を通ってバ
ッグ161内に供給される。バッグ161の展開によ
り、ステアリングホイール160a全体がクッションの
役割を果たす。なお、図10(C)に示すように、バッ
グ161を多重に巻いて折り畳まれた場合(図の左側)
はクッションが硬くなり、一重(図の右側)ではクッシ
ョンが柔らかくなる。なお、ステアリングチューブ16
2は、エアベルトであってもよい。
【0048】次に、車両状況通報部40及び事故後処置
部50について説明する。車両状況通報部40は、衝突
データやアクチュエータ作動・設定データ、車両挙動デ
ータ、乗員映像あるいは声、心拍、体温等の情報を所定
の救急機関に通報する。
【0049】図11は、本発明の一実施例に係る浮力装
置を備えた車両の一例を示す模式図である。事故後処置
部50の浮力装置は、図11に示すように、車両Cが水
中に転落した場合等に、車両Cの前端及び後端で展開す
るエアバッグ55を備えるものである。事故後処置部5
0は、この浮力装置の他に、火災消火手段、窓オープン
手段(例えば、ワームギアのシャフトを火薬により可動
する手段で切断する)を備えている。さらに、事故後の
クラッシャブルゾーンを復活させる手段も備えている。
これは、2次衝突や多重衝突に備えてエアバッグ等を展
開させ、クラッシャブルゾーンを復帰させるものであ
る。
【0050】次に、乗員傷害リスク推定部20について
説明する。乗員傷害リスク推定部20は、乗員・車両状
況検出部10で検出された各情報を受けて、図12及び
図13に示すフローチャートにしたがい乗員傷害リスク
を推定し、乗員拘束部30、車両状況通報部40あるい
は事故後処置部50を制御するものである。
【0051】図12〜図14は、本発明の一実施例に係
る乗員傷害リスク推定部の制御フローチャートである。
乗員傷害リスク推定部20は、最初に、ステップS1に
おいてエンジンキーや車両の各種アクセサリー等の電源
が入っているか否かが判定され、YESであればステッ
プS2へと移行し、NOであれば開始へ戻る。ステップ
S2では、乗員・車両状況検出部10の乗車中情報部1
1のシートポジションセンサー11Aからシート位置、
シートバック位置を読み込むとともに、ウェイトセンサ
ー11Bから乗員の体格・体重を読み込み、ステップS
3へと移行する。なお、このとき、通常車両に搭載され
ている速度・加速度センサーや自車両重量装置から、自
車速や自車両重量等も読み込む。
【0052】ステップS3では、ステップS2における
自車速データに基づき、車両が固定バリアや斜め固定バ
リア、ポール等へ正面衝突、オフセット衝突した場合の
リスクを所定のデータベースにより計算し、ステップS
4へと移行する。このデータベースは、乗員・車両状況
検出部10の各部からの情報に基づき、乗員傷害リスク
推定情報及び乗員傷害リスクを最小にする情報を出力す
るものである。推定の確からしさは、乗車中情報部11
のみの情報からの推定→乗車中情報部11と衝突直前情
報部13の情報からの推定→乗車中情報部11、衝突直
前情報部13及び衝突中情報部15の情報からの推定→
乗員・車両状況検出部10の全ての情報からの推定、の
順で高くなっていく。
【0053】ステップS4では、ステップS2で読み込
んだ自車速データと乗員重量データに基づき、乗員拘束
部30のシートベルト装置31、エアバッグ装置33及
びインテリア各装置35の各種装置・手段を衝突前状態
に切り換えておく。ここで、従来は、衝突時に上記各種
装置・手段を切り換えていたために高速の切り換え装置
が必要であったが、本発明では衝突前の走行中に、低速
アクチュエータ37で切り換えておくことができる。こ
のときの各種装置・手段の設定は、以下の通りである。
【0054】(1)乗員重量が軽く、車速が遅い場合
は、各種装置・手段は作動しない。なお、車速がゼロの
場合も、各種装置・手段は作動しない。 (2)乗員重量が軽く、車速が速い場合、又は、乗員重
量が重く、車速が遅い場合は、次の通りに設定する。 (2−1)シートベルト装置31のロードリミッタ設定
は低とする(図4のLo参照)。 (2−2)シートベルト装置31のプリテンショナ31
Bの電動モータmへは低電流印加とする(図5(B)の
Lo参照)。 (2−3)シートベルト装置31のエアベルト31Cの
膨張圧力は低とする。
【0055】(2−4)エアバッグ装置33のベントホ
ール径可変手段33Aは、リテーナと環状プレートの孔
の重なり量が小量となるようにする。 (2−5)エアバッグ装置33のバッグ容量可変手段3
3Bは、バッグに係合した環状プレートのうち、小径プ
レートのみ解除とする。 (2−6)エアバッグ装置33のバッグ展開方向制御手
段33Cは、ステップS2で読み込んだ速度データと、
ステップS3で計算した斜突角度データから乗員の頭部
位置を予測し、倒れ込んだ乗員の頭部位置にバッグのス
イートスポットが当たるようにディフューザーを回転制
御する。 (2−7)エアバッグ装置33のインフレータ出力設定
手段33Dは低とする。
【0056】(3)乗員重量が重く、車速が速い場合
は、次の通りに設定する。 (3−1)シートベルト装置31のロードリミッタ設定
は高とする(図4のHi参照)。 (3−2)シートベルト装置31のプリテンショナ31
Bの電動モータmへは高電流印加とする(図5(B)の
Hi参照)。 (3−3)シートベルト装置31のエアベルト31Cの
膨張圧力は高とする。
【0057】(3−4)エアバッグ装置33のベントホ
ール径可変手段33Aは、リテーナと環状プレートの孔
がほぼ一致するようにする。 (3−5)エアバッグ装置33のバッグ容量可変手段3
3Bは、大径及び小径プレートの係合をいずれも解除と
する。 (3−6)エアバッグ装置33のバッグ展開方向制御手
段33Cは、上記(2−6と同様にディフューザーを回
転制御する。 (3−7)エアバッグ装置33のインフレータ出力設定
手段33Dは高とする。
【0058】ステップS4を経た後は、ステップS5へ
と移行する。ステップS5では、乗員・車両状況検出部
10の衝突直前情報部13の障害物検出センサー13A
及び車両挙動検出センサー13Bから、ABSのブレー
キロック情報、車両のスタビリティコントロール情報、
障害物に衝突する確率情報、障害物との相対速度情報を
読み込む他、乗員モニタによる乗員の居眠り情報、ブレ
ーキング情報等も読み込み、ステップS6へと移行す
る。
【0059】ステップS6では、衝突直前情報部13か
らの各種情報に基づき、ステップS4と同様のデータベ
ースから乗員傷害リスクを計算し、ステップS7へと移
行する。ステップS7では、衝突の危険性が大きいか否
かを判定し、YESであればステップS8へ、NOであ
ればステップS9へと移行する。
【0060】ステップS8では、衝突に備えて乗員傷害
リスクを最小にする安全ディバイスを準備する。これ
は、以下の通りに行う。 (1)シートベルト装置31のプリテンショナ31Bの
電動モータmを低速アクチュエータ37で作動させ、シ
ートベルト張力を徐々に上げる。 (2)乗員がステアリングに近付いて運転している場合
は、インテリア各装置35のステアリング後退装置35
Aのアクチュエータ142と、シート後退装置35Bの
アクチュエータ147の作動準備を指令する。 (3)シート前方座面上昇装置35Cを低速アクチュエ
ータ37で作動させ、シート前方座面を徐々に上昇させ
る。
【0061】ステップS7でNOと判定された後、ある
いは、ステップS8を経た後は、ステップS9へと移行
する。このステップS9では、車両状態検出センサー1
7Aの水没センサー(図15あるいは図16の水没セン
サー200あるいは210参照)により車両が水没か否
かが判定される。ステップS9でYESの場合は、ステ
ップS9−1で事故後処置部50の浮力装置(図11参
照)を作動させ、さらにステップS9−2で事故後処置
部50の窓オープン手段を作動させて、ステップS18
へと移行する。このステップS9→ステップS9−1→
ステップS9−2→ステップS18のフローにより、車
両が衝突せずに水没した場合が検出される。
【0062】ステップS9でNOと判定された場合はス
テップS10へと移行し、ここで車両に火災が発生して
いるか否かが判定される。ステップS10でYESの場
合はステップS10−1へ移行し、ここで事故後処置部
50の火災消火手段を作動させて車両の火災を消火す
る。ステップS10でNOの場合は、ステップS11へ
と移行する。
【0063】ステップS11では、車両が衝突か否かが
判定され、YESであればステップS12へ、NOであ
ればフローが終了する。ステップ12に移行した場合
(つまり車両が衝突した場合)は、乗員・車両状況検出
部10の衝突中情報部15からの情報に基づき衝突形態
が判定され、ステップS13へと移行する。
【0064】ステップS13では、高速アクチュエータ
39によりエアバッグ装置33(正面用、側突用、後突
用)を展開させるとともに、ステアリング後退装置35
Aのアクチュエータ142を作動させてステアリング1
40を後退させ(図7参照)、シート後退装置35Bの
アクチュエータ147を作動させてシート101を後退
させる(図8参照)。また、公知のブレーキペダル引き
込み装置によりブレーキペダルも引き込ませる。さら
に、このステップS13では、インテリア各装置35の
シート前方座面上昇装置35C、ニーボルスター及び膝
下エアバッグ35D(図9参照)、ステアリングホイー
ル膨張装置35E(図10参照)の各装置も作動させ
る。
【0065】ステップS13を経た後は、ステップS1
4へと移行する。このステップS14では衝突ΔVが計
算され、ステップS15へと移行する。ステップS15
では、衝突ΔVがゼロか否かが判定され、YES(つま
りΔV=0)の場合はステップS16へと移行し、NO
の場合(つまりΔV≠0)はステップS14へと戻って
衝突ΔVの計算を再び行う。ステップS16に移行する
と、ここでは乗員・車両状況検出部10の衝突後情報部
17の乗員状態検出センサー17Bにより衝突後の乗員
の動きが検出され、ステップS17へと移行する。
【0066】ステップS17では、データベースにより
衝突に伴う乗員傷害リスクを計算し、ステップS18へ
と移行する。ステップS18では、車両状況通報部40
により事故位置や進行方向、乗員人数、事故形態を通報
する。通報を受けた緊急センター(仮名)は通信チャン
ネルを開き乗員と会話したり、画像チャンネルを開き乗
員の状況を把握する。このステップS18を経た後、ス
テップS19では、車からの事故情報と通信に基づき、
緊急センターはデータベースにより乗員の傷害リスクを
推定する。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、車両に関わる各種情報から乗員の傷害リスク
を推定し、この傷害リスクに対応した乗員拘束、通報及
び車両処置等を行う車両安全装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車両安全装置を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係るシートポジションセン
サーとウェイトセンサーを備える車両用シートの一例を
示す側面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る変形検出センサーの一
例を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係るシートベルト装置のロ
ードリミッタによるベルト張力(縦軸)とベルト引き出
し長さ(横軸)の関係を表すグラフである。
【図5】図5(A)は本発明の一実施例に係る電動プリ
テンショナを備えたシートベルト装置の一例を示す模式
的正面図であり、図5(B)は電動プリテンショナによ
るベルト張力(縦軸)と時間(横軸)の関係を表すグラ
フである。
【図6】図6(A)は圧縮ガス方式のエアベルトの一例
を示す模式図であり、図6(B)は図6(A)のエアベ
ルト膨張時におけるベルト張力(縦軸)と時間(横軸)
の関係を表すグラフである。
【図7】本発明の一実施例に係るステアリング後退装置
の一例を示す模式的断面図である。
【図8】本発明の一実施例に係るシート後退装置の一例
を示す模式的側面図である。
【図9】図9(A)は本発明の一実施例に係るニーボル
スターの一例を示す模式的構成図であり、図9(B)は
本発明の一実施例に係る膝下エアバッグの一例を示す模
式的構成図である。
【図10】図10(A)は本発明の一実施例に係るステ
アリングホイール膨張装置の一例を示す模式的断面図で
あり、図10(B)は図10(A)の同膨張装置のより
詳細な断面図であり、図10(C)は同膨張装置のバッ
グの他の例を示す模式図である。
【図11】本発明の一実施例に係る浮力装置を備えた車
両の一例を示す模式図である。
【図12】本発明の一実施例に係る乗員傷害リスク推定
部の制御フローチャートである。
【図13】本発明の一実施例に係る乗員傷害リスク推定
部の制御フローチャートである。
【図14】本発明の一実施例に係る乗員傷害リスク推定
部の制御フローチャートである。
【図15】図15(A)は水没センサーの一例を示す斜
視図であり、図15(B)は同センサーのスイッチOF
F状態を説明するための模式図であり、図15(C)は
同センサーのスイッチON状態を説明するための模式図
である。
【図16】図16(A)は水没センサーの他の例を示す
斜視図であり、図16(B)は同センサーのスイッチ部
の詳細を示す拡大図である。
【図17】図17(A)はベントホール径可変手段を有
するエアバッグ装置を模式的に示す側面断面図であり、
図17(B)はベントホール径可変手段の構成を模式的
に示す分解斜視図である。
【図18】図18(A)〜(D)は、同エアバッグ装置
のベントホール径の可変状態を模式的に示す側面断面図
である。
【図19】バッグ容量可変手段を有するエアバッグ装置
を模式的に示す分解斜視図である。
【図20】図20(A)は同エアバッグ装置を模式的に
示す側面断面図であり、図20(B)はバッグとプレー
トとの係合部の詳細を示す拡大図である。
【図21】バッグ容量に対する大小径プレートと係合片
との係合状態の関係を示す表である。
【図22】バッグ展開方向制御手段を有するエアバッグ
装置を模式的に示す斜視図である。
【図23】図23(A)〜(C)は、同エアバッグ装置
のディフューザーの方向変化状態を模式的に示す図であ
る。
【符号の説明】
10 乗員・車両状況検出部 11 乗車中情報部 11A シートポジションセンサー 11B ウェイ
トセンサー 13 衝突直前情報部 13A 障害物検出センサー 13B 車両挙
動検出センサー 15 衝突中情報部 15A 衝突規模検出センサー 15B(12
0) 変形検出センサー 17 衝突後情報部 17A 車両状態検出センサー 17B 乗員状
態検出センサー 20 乗員傷害リスク推定演算部 30 乗員拘束部 31 シートベルト装置 31A ロードリミッタ 31B プリテ
ンショナ 31C エアベルト 33 エアバッグ装置 33A ベントホール径可変手段 33B バッグ
容量可変手段 33C バッグ展開方向制御手段 33D インフ
レータ出力設定手段 35 インテリア各装置 35A ステアリング後退装置 35B シート
後退装置 35C シート前方座面上昇装置 35D(15
0) ニーボルスター 35D(155) 膝下エアバッグ 35E ステア
リングホイール膨張装置 37 低速アクチュエータ 38 中速アク
チュエータ 39 高速アクチュエータ 40 車両状況通報部 50 事故後処
置部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/02 B60R 21/02 J 21/045 21/045 G 21/05 21/05 F 21/18 21/18 21/22 21/22 22/14 22/14 22/46 22/46 B62D 1/11 B62D 1/11 1/19 1/19 G08B 25/04 G08B 25/04 C 25/10 25/10 Z (72)発明者 藤居 弘昭 東京都港区六本木1丁目4番30号 タカタ 株式会社内 (72)発明者 小林 一三 東京都港区六本木1丁目4番30号 タカタ 株式会社内 (72)発明者 雨森 智子 東京都港区六本木1丁目4番30号 タカタ 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の速度・加速度・姿勢等の状況を検
    出する車両状況検出手段と、 前記車両内における乗員の状況を検出する乗員状況検出
    手段と、 前記車両周囲の障害物を検出する障害物検出手段と、 前記車両状況検出手段、乗員状況検出手段及び障害物検
    出手段の検出信号が入力されて、乗員が受け得る傷害リ
    スクを推定する乗員傷害リスク推定手段と、 前記車両内に配置された乗員拘束手段と、 前記乗員傷害リスク推定手段の推定した乗員傷害リスク
    に対応した前記乗員拘束手段の拘束状態を選択して該手
    段を制御する拘束手段制御手段と、 を具備することを特徴とする車両安全装置。
  2. 【請求項2】 さらに車両状況通報手段を具備すること
    を特徴とする請求項1記載の車両安全装置。
  3. 【請求項3】 さらに事故後の車両の処置を行う手段を
    具備することを特徴とする請求項1又は2記載の車両安
    全装置。
JP2001023430A 2000-02-01 2001-01-31 車両安全装置 Pending JP2001247005A (ja)

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