JP2001244187A - 保守システム、保守方法、露光装置及び記憶媒体 - Google Patents

保守システム、保守方法、露光装置及び記憶媒体

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JP2001244187A
JP2001244187A JP2000056477A JP2000056477A JP2001244187A JP 2001244187 A JP2001244187 A JP 2001244187A JP 2000056477 A JP2000056477 A JP 2000056477A JP 2000056477 A JP2000056477 A JP 2000056477A JP 2001244187 A JP2001244187 A JP 2001244187A
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JP2000056477A
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Hajime Nakamura
肇 中村
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Original Assignee
Nikon Corp
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  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数の保守対象装置が異なる場所に分散して
いる場合に、これら保守対象装置を効率的に保守し、迅
速に異常に対応することを可能とする。 【解決手段】 複数の装置(Ti)を保守管理する保守
システム(1000)において、各装置(Ti)の異常
を検出する異常検出手段(1001)で異常が検出され
た場合であって、かつ、該異常に対処するための保守情
報が保守情報記憶手段(1008)に記憶されていない
場合に、該異常を対処方法通知手段(1004)に通知
する異常通知手段(1002)と、保守情報記憶手段
(1008)に記憶されている保守情報を更新する保守
情報更新手段(1003)と、異常通知手段(100
2)による異常の通知があった場合、該異常に対処する
ために新たに作成された対処方法を、前記複数の装置の
うち少なくとも該異常が検出された装置に通知する対処
方法通知手段(1004)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は装置を保守するため
の保守システム、保守方法及び保守方法を実現するプロ
グラムを記録した記録媒体並びに保守機能を備えた露光
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、保守を必要とする装置について異
常が検出された際、保守要員が異常検出された保守対象
装置のオペレータと異常に係わる情報及び異常に係わる
情報を解析した結果等を電話等でやりとりしたり、保守
要員が直接保守対象装置の設置場所に赴いたりしてい
た。また、定期保守は、保守要員が保守対象装置の設置
場所に赴いて行なっていた。異常対応及び定期保守の結
果は、各保守対象装置毎にオペレータが保管するマニュ
アルに定期的に反映されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、保守対象装置
が遠隔地に設置されている場合、異常から保守対象装置
を復旧するために、又は定期保守のために、保守要員が
現地に赴くことは困難であり、かつ、現地に赴いていた
のでは、保守対象装置が異常から復旧するまで時間がか
かるという問題があった。
【0004】また、保守対象となる装置が複雑な場合や
保守対象となる装置が多数存在する場合、保守対象装置
の異常に対する対応や定期保守に関する保守情報は膨大
になる。膨大な保守情報に基づいて、複雑な装置の異常
を解析することには時間がかかるため、異常から迅速に
復旧することは困難であった。さらに、保守対象装置が
多数存在する場合、各保守対象装置で起こった異常に対
処するために作成された対処方法に基づいて、異常の起
こった保守対象装置のみならず、同じ異常が起こりうる
他の保守対象装置についてもその対処方法を反映するよ
うにマニュアルを改訂することには時間が必要であっ
た。
【0005】ある保守対象装置で既に発生したことのあ
る異常であっても、マニュアルを改訂するまでの間に他
の保守対象装置で同じ異常が生じることが多い。しか
し、マニュアルの改訂があるまで他の保守対象装置で
は、その異常に対処する対処方法が分からない。対処方
法が分かれば保守要員が対応しなくとも迅速に復旧でき
るような異常であっても、マニュアルの改訂までの間、
保守要員が複数の保守対象装置について同じ作業を何度
も繰り返すという問題もあった。
【0006】さらに、保守対象装置が特殊な使用環境の
もとで使用されている場合、又は保守対象装置の仕様が
変更されている場合、保守要員が想定していた使用環境
及び仕様と実際の使用環境及び仕様が異なっていたため
に予想もつかなかったような特殊な異常が発生したりす
ることがあった。この場合、異常が起こる前に予め使用
環境等を変更したことを保守要員に通知していなけれ
ば、保守要員が異常に対して適切な対処をすることは難
しい。特に、使用環境等を変更した直後に異常が起こり
やすい傾向にある。しかし、事前に保守対象装置から保
守要員に対して、装置の使用環境や仕様変更に関する情
報を迅速に提供する手だてがなかった。
【0007】本発明は、上記問題を解決し、特に多数の
保守対象装置が異なる場所に分散している場合に、これ
ら保守対象装置を効率的に保守し、迅速に異常に対応
し、かつ保守対象装置と保守要員が双方向に情報を通信
しあうことを可能とする保守システム、保守方法及び保
守方法を実現するプログラムを記録した記録媒体並びに
保守機能を備えた露光装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段を、実施形態を示す各図に対応づけて説明する。
【0009】請求項1記載の保守システムは、複数の装
置(Ti(i=1、2、・・・、n))を保守管理する
保守システム(1000)において、各装置(Ti)の
異常を検出する異常検出手段(1001)と、各装置
(Ti)の異常に対処するための各種保守情報を記憶す
る保守情報記憶手段(1008)と、異常検出手段(1
001)で異常が検出された場合であって、かつ、該異
常に対処するための保守情報が保守情報記憶手段(10
08)に記憶されていない場合に、該異常を対処方法通
知手段(1004)に通知する異常通知手段(100
2)と、保守情報記憶手段(1008)に記憶されてい
る保守情報を更新する保守情報更新手段(1003)
と、異常通知手段(1002)による異常の通知があっ
た場合、該異常に対処するために新たに作成された対処
方法を、複数の装置(Ti)のうち少なくとも異常が検
出された装置に通知する対処方法通知手段(1004)
を備える。保守情報更新手段(1003)は、対処方法
通知手段(1004)から新たな対処方法が通知された
場合に、対処方法に基づき保守情報記憶手段(100
8)に記憶された保守情報のうち、新たな対処方法が通
知された装置の保守情報を更新する。
【0010】保守情報記憶手段(1008)は、各装置
(Ti)の異常に対処するための各種保守情報を記憶す
る。異常検出手段(1001)が各装置(Ti)のうち
いずれかに異常を検出した場合であって、その異常に対
処するための保守情報が保守情報記憶手段(1008)
に記憶されていない場合に、異常通知手段(1002)
はその異常を対処方法通知手段(1004)に通知す
る。対処方法通知手段(1004)は、異常通知手段
(1002)による異常の通知があった場合、該異常に
対処するために新たに作成された対処方法を、複数の装
置(Ti)のうち少なくともその異常が検出された装置
に通知する。保守情報更新手段(1003)は、対処方
法通知手段(1004)から新たな対処方法が通知され
た装置の保守情報を更新する。
【0011】保守情報を保守情報記憶手段(1008)
に記憶しておき、保守情報記憶手段(1008)に記憶
してある保守情報では対処方法が分からないような異常
が保守対象装置(Ti)に検出された場合、異常通知手
段(1002)は異常を検出したことを対処方法通知手
段(1003)に通知する。対処方法通知手段(100
3)は異常の通知に基づいて作成された新たな対処方法
を少なくとも異常を検出された装置に通知する。
【0012】これにより、ある保守対象装置に異常が起
こり、その異常に対する保守情報が予め記憶されていな
かったような場合であっても、その異常に対する新たな
対処方法が、少なくとも異常の起こった保守対象装置に
迅速に提供されることになる。しかも、異常の起こった
保守対象装置のみならず、他の保守対象装置にも新たな
対処方法が通知されるようにすることも可能である。こ
のようにすれば、ある保守対象装置に起こった異常につ
いて作成された対処方法が有効に他の保守対象装置でも
活用されることになる。延いては、ある保守対象装置で
既に発生したことのある異常が、マニュアルを改訂する
までの間に他の保守対象装置でも起こった場合に、マニ
ュアルの改訂があるまで他の保守対象装置ではその異常
に対する対処方法が分からないために、保守要員が複数
の保守対象装置について同じ作業を何度も繰り返すとい
う問題を解決することが可能となる。
【0013】請求項2記載の保守システムは、保守の対
象となる複数の装置(Ti)と、複数の装置(Ti)を
保守管理する管理手段(M)と、複数の装置(Ti)と
管理手段(M)との間の情報通信を可能にする通信手段
(1009(M)、1009(Ti))とを備える保守
システム(1000' )において、複数の装置(Ti)
のそれぞれは、装置(Ti)の異常を検出する異常検出
手段(1001(Ti))と、装置(Ti)の異常に対
処するための各種保守情報を記憶する保守情報記憶手段
(1008(Ti))と、異常検出手段(1001(T
i))で異常が検出された場合であって、かつ、異常に
対処するための保守情報が保守情報記憶手段(1008
(Ti))に記憶されていない場合に、通信手段(10
09(Ti))を介して異常を対処方法通知手段(10
04(M))に通知する異常通知手段(1002(T
i))と、保守情報記憶手段(1008(Ti))に記
憶されている保守情報を更新する保守情報更新手段(1
003(Ti))とを備える。一方、管理手段(M)
は、異常通知手段(1002(Ti))による異常の通
知があった場合、その異常に対処するために新たに作成
された対処方法を、複数の装置(Ti)のうち少なくと
も異常が検出された装置へ通信手段(1009(M))
を介して通知する対処方法通知手段(1004(M))
を備える。保守情報更新手段(1003(Ti))は、
対処方法通知手段(1004(M))から新たな対処方
法が通知された場合に、その対処方法に基づき保守情報
記憶手段(1008(Ti))の保守情報を更新する。
【0014】保守システム1000を構成する各手段を
保守対象装置(Ti)と管理装置(M)とに分けて配置
している。各保守対象装置(Ti)の異常検出手段(1
001(Ti))は装置本体の異常を検出し、各保守対
象装置(Ti)の保守情報記憶手段(1008(T
i))は各装置についての保守情報を記憶する。異常検
出手段(1001(Ti))で異常が検出された場合で
あって、かつ、異常に対処するための保守情報が保守情
報記憶手段(1008(Ti))に記憶されていない場
合に、異常通知手段(1002(Ti))は通信手段
(1009(Ti))を介して異常を管理装置(M)に
備えられた対処方法通知手段(1004(M))に通知
する。管理手段(M)の対処方法通知手段(1004
(M))は、異常通知手段(1002(Ti))による
異常の通知があった場合、その異常に対処するために新
たに作成された対処方法を、複数の装置(Ti)のうち
少なくとも異常が検出された装置へ通信手段(1009
(M))を介して通知する。新たな対処方法の通知を受
けた装置の保守情報更新手段(1003(Ti))は、
その対処方法に基づき保守情報記憶手段(1008(T
i))の保守情報を更新する。
【0015】保守システム(1000)を構成する各手
段の一部を保守対象装置(Ti)に備える。請求項1と
同様の利点がある。請求項3によれば、保守情報は、異
常と対処方法とを関連づけた情報を含むようにすること
か可能である。
【0016】請求項4によれば、保守システム(100
0、1000' )は、さらに、各装置(Ti)について
の個別情報を記憶する個別情報記憶手段(1005、1
005(M))と、個別情報記憶手段(1005、10
05(M))に記憶された個別情報及び異常の通知に基
づいて、複数の装置(Ti)のうちで同じ異常が起こり
うる他の装置を判定する判定手段(1006、1006
(M))とをさらに備え、対処方法通知手段(100
4、1004(M))は新たな対処方法を、異常の検出
された装置及び同じ異常の起こりうる他の装置に通知
し、保守情報更新手段(1003、1003(Ti))
は、対処方法に基づいて、保守情報記憶手段(100
8、1008(Ti))に記憶されている前記異常が検
出された装置及び他の装置の保守情報を更新する。
【0017】個別情報記憶手段(1005、1005
(M))は各装置(Ti)についての個別情報を記憶
し、判定手段(1006、1006(M))は個別情報
記憶手段(1005、1005(M))に記憶された個
別情報及び異常の通知に基づいて、複数の装置(Ti)
のうちで同じ異常が起こりうる他の装置を判定する。対
処方法通知手段(1004、1004(M))は新たな
対処方法を異常の検出された装置及び同じ異常の起こり
うる他の装置に通知し、保守情報更新手段(1003、
1003(Ti))は、通知された対処方法に基づい
て、保守情報記憶手段(1008、1008(Ti))
に記憶されている異常が検出された装置及び他の装置の
保守情報を更新する。
【0018】異常の通知及び個別情報に基づいて、検出
された異常と同じ異常が起こりうる保守対象装置を判定
し、同じ異常が起こりうると判定された保守対象装置に
新たに作成された対処方法を通知し、通知された対処方
法に基づいて保守情報を更新する。従って、異常が起こ
った保守対象装置以外の他の保守対象装置は、起こりう
る異常についての対処方法を異常に先立って入手するこ
とができ、ある保守対象装置に起こった異常について作
成された対処方法を他の装置でも有効に活用することが
可能となる。さらに、異常が起こる前に予め、装置の使
用環境や仕様変更に関する情報を通知するため、異常が
起こったときに適切な対応を取ることが可能となる。
【0019】請求項5によれば、前記個別情報は、各装
置のタイプ、仕様及び使用環境についての情報を含むよ
うにすることが可能である。請求項6によれば、保守シ
ステム(1000、1000' )は、保守情報記憶手段
(1008、1008(Ti))を検索する検索手段
(1007、1007(Ti))をさらに備え、前記異
常検出手段(1001、1001(Ti))が異常を検
出した場合であって、検索手段(1007、1007
(Ti))がその異常が検出された装置の保守情報を検
索した結果、その異常に係わる該保守情報が存在する場
合に、検索手段(1007、1007(Ti))は検索
された保守情報を異常が検出された装置に通知し、異常
通知手段(1002、1002(Ti))は異常を対処
方法通知手段(1004、1004(M))に通知しな
い。
【0020】異常検出手段(1001、1001(T
i))が異常を検出した場合に、検索手段(1007、
1007(Ti))は、保守情報記憶手段(1008、
1008(Ti))に記憶された異常が検出された装置
の保守情報を検索し、検索した結果、検出された異常に
係わる保守情報が存在する場合に、検索手段(100
7、1007(Ti))は、検索された保守情報を異常
が検出された装置に通知する。この場合、新たな対処方
法は不要なため、異常通知手段(1002、1002
(Ti))は異常を対処方法通知手段(1004、10
04M))に通知しない。
【0021】これにより、検出された異常に対する対処
方法を保守情報記憶手段(1008)に記憶された保守
情報を効率的に活用することが可能となる。さらに、新
たな対処方法が不要な場合に、対処方法通知手段(10
04)は異常を通知しないため、保守要員が装置の保守
に当てる時間を低減することが可能となる。
【0022】請求項7によれば、保守対象装置(Ti)
は露光装置(100)とすることが可能である。請求項
8によれば、複数の装置(Ti)は回線(200)を介
して前記保守システム(1000、1000' )に接続
されていることを特徴とする。
【0023】回線(200)を介して装置(Ti)を接
続し、保守することにより、保守対象装置が遠隔地にあ
る場合であっても、迅速に異常に対処することが可能と
なる。
【0024】請求項9記載の保守方法によれば、複数の
装置(Ti)を保守管理する方法において、前記複数の
装置(Ti)のそれぞれについて、該装置の異常に対処
するための各種保守情報を保守情報記憶手段(100
8、1008(Ti))に記憶する過程と、該装置のそ
れぞれについて異常を検出した場合であって、かつ、該
装置の異常に対処するための各種保守情報が保守情報記
憶手段(1008、1008(Ti))に記憶されてい
ない場合に、その異常に対処するための対処方法を作成
する過程と、新たな対処方法を複数の装置(Ti)のう
ち少なくとも異常の検出された装置へ通知する過程と、
新たな対処方法に基づいて、新たな対処方法の通知され
た装置についての保守情報記憶手段(1008、100
8(Ti))に記憶された保守情報を更新する過程とを
含む。
【0025】前記複数の装置(Ti)のそれぞれについ
て、装置の異常に対処するための各種保守情報を保守情
報記憶手段(1008、1008(Ti))に記憶し、
該装置のそれぞれについて異常を検出した場合であっ
て、かつ、装置の異常に対処するための各種保守情報が
保守情報記憶手段(1008、1008(Ti))に記
憶されていない場合に、その異常に対処するための対処
方法を作成し、新たな対処方法を複数の装置(Ti)の
うち少なくとも異常の検出された装置へ通知し、新たな
対処方法に基づいて、新たな対処方法の通知された装置
についての保守情報記憶手段(1008、1008(T
i))に記憶された保守情報を更新する。
【0026】請求項10記載の保守方法によれば、通信
手段(1009、1009(Ti)、1009(M))
を介して複数の装置(Ti)を管理手段(M)で保守管
理する方法において、複数(Ti)の装置のそれぞれ
が、装置の異常に対処するための各種保守情報を保守情
報記憶手段(1008、1008(Ti))に記憶する
過程と、装置(Ti)のそれぞれが、異常を検出した場
合であって、かつ、装置の異常に対処するための各種保
守情報が保守情報記憶手段(1008、1008(T
i))に記憶されていない場合に、その異常を通信手段
(1009、1009(Ti)、1009(M))を介
して管理手段(M)に通知する過程と、該異常を通知さ
れた管理手段(M)が、その異常に対処するために新た
に作成された対処方法を複数の装置(Ti)のうち少な
くとも異常の検出された装置へ通信手段(1009、1
009(Ti)、1009(M))を介して通知する過
程と、その新たな対処方法を通知された装置が、その対
処方法に基づいて保守情報記憶手段(1008、100
8(Ti))の保守情報を更新する。
【0027】請求項9及び10記載の保守方法によれ
ば、ある保守対象装置に異常が起こり、この異常に対す
る保守情報が予め記憶されていなかったような場合であ
っても、その異常に対する新たな対処方法が、少なくと
も異常の起こった保守対象装置に迅速に提供されること
になる。しかも、異常の起こった保守対象装置のみなら
ず、他の保守対象装置にも新たな対処方法が通知される
ようにすることも可能である。このようにすれば、ある
保守対象装置に起こった異常について作成された対処方
法が、通知を受けた他の保守対象装置でも有効にその対
処方法を活用することが可能となる。延いては、マニュ
アルの改訂があるまでの間、複数の装置について同じ異
常に対処するために保守要員が同じ作業を繰り返す必要
があったという問題を解決することが可能となる。
【0028】請求項11記載の記録媒体は、複数の装置
を保守する保守方法を実現するプログラムを記録した、
コンピュータによって読み込み可能な記録媒体であっ
て、請求項9及び10記載の方法における各過程を実行
するコンピュータプログラムを格納するものである。
【0029】請求項12記載の記録媒体によれば、前記
個別情報として、各装置のタイプ、仕様及び使用環境に
ついての情報を記憶するプログラムを格納する領域をさ
らに含むようにすることも可能である。
【0030】請求項13によれば、記録媒体に、対処方
法と異常とを関連づけて保守情報として記憶するプログ
ラムを格納する領域をさらに含むようにすることも可能
である。
【0031】請求項14によれば、請求項11乃至請求
項13記載の保守方法を露光装置の保守方法に適用する
ことも可能である。請求項15乃至請求項19記載の露
光装置によれば、マスクのパターンを基板上に投影する
ことによって前記基板に露光する露光装置(Ti)に、
請求項2乃至請求項6記載の保守システム(1000'
)を構成する各手段の一部を備えるようにすることも
可能である。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。本実施形態に係わる保守システムは
任意の装置に適用できるが、ここでは保守対象装置を露
光装置と仮定して説明する。露光装置は、例えば半導体
素子、液晶表示素子、撮像素子(CCD、Charge
Coupled Device)及び薄膜磁気ヘッド
等の製造工程におけるフォトリソグラフィー工程におい
て、半導体層や金属配線層に回路パターンを形成させる
ために用いられる。この露光装置では、回路パターンの
形成されたレチクルやフォトマスク等(以下、レチクル
と総称する)を用いる。露光装置のレチクルステージに
レチクルを載置し、フォトレジスト等の感光剤が塗布さ
れた半導体ウエハや液晶基板等(以下、基板と総称す
る)を基板ステージに載置する。そして、レチクルに形
成された回路パターンを基板に転写する。
【0033】図1は、露光装置の装置構成を示す図であ
る。露光装置100は、露光部10及び制御部20から
構成される。露光部10は、上述の露光処理を行なうも
のであり、ユニット群で構成される。制御部20は、露
光部を構成する各ユニットを制御する。露光部10は、
露光ユニット11、アライメントユニット12、フォー
カスユニット13、ステージユニット14及びローダユ
ニット15を備える。
【0034】露光ユニット11は、不図示の露光光源、
楕円鏡、コンデンサーレンズ等を備える。これら一連の
装置を用いて露光光の平均化等を行ない、ステージユニ
ット14に露光光を投影する。
【0035】アライメントユニット12は、露光すべき
回路パターンの各層を正確に重ねあわせるためにアライ
メントを行なう。ステージユニット14を構成する不図
示のレチクルステージ及び基板ステージに載置されたレ
チクル及び基板の相対位置を測定し、その測定結果に基
づいてレチクルや基板のアライメントを行なう。
【0036】フォーカスユニット13は、露光ユニット
11からの露光光を不図示の投影光学系を介して不図示
の基板ステージ上の基板にフォーカスさせる。ステージ
ユニット14は、不図示のレチクルや基板を載置する不
図示のレチクルステージ及び基板ステージ及びそれらの
ステージを駆動する駆動系を備える。
【0037】ローダユニット15は、不図示のレチクル
ステージ及び基板ステージにそれぞれ不図示のレチクル
及び基板を搬送する。制御部20は、ユニット制御部2
1、入出力部22、記憶部23を備える。ユニット制御
部21は、上述の露光部10を構成する各ユニット11
乃至15を制御する。入出力部22は、装置の外部から
装置に命令やデータ等を入力するための入力装置、装置
から外部にデータ等を出力するための出力装置である。
【0038】記憶部23は、露光装置100を制御する
ために必要な情報等を記憶する。図2は、本発明の原理
構成図である。図2に示すように、本発明の保守システ
ム100は、複数の保守対象装置Ti(i=1、2、・
・・、n)を保守する。複数の保守対象装置Tiは、任
意の装置であり、例えば図1に示す露光装置100であ
ってもよい。各保守対象装置Tiはネットワーク200
を介して保守システムに接続されている。ネットワーク
200として、例えば、LAN(Local Area
Network)やインターネットのようなWAN
(WideArea Network)、公衆回線、専
用回線等が考えられる。図2において、保守対象装置T
1及びT2はWAN201を介して保守システム100
0に接続され、保守対象装置Tnは回線202を介して
保守システム1000に接続されている。
【0039】保守システム1000は、異常検出部10
01、異常通知部1002、保守情報更新部1003、
対処方法通知部1004、個別情報記憶部1005、判
定部1006、検索部1007、保守情報記憶部100
8、通信部1009及び入出力部1010を備える。
【0040】異常検出部1001は、各保守対象装置T
iの動作をネットワーク200を介して監視し、異常を
検出する。異常検出部1001は、入力に基づいて、又
は、予め設定された時間に各保守対象装置Tiの動作を
監視する。さらに、異常検出部1001は各保守対象装
置Tiの仕様等を監視し、仕様変更等があった場合に、
各保守対象装置Tiの個別情報を作成することも可能で
ある。さらにまた、異常検出部1001は、定期保守の
際に保守対象装置Tiの動作に係わる情報を収集するこ
とも可能である。
【0041】1つの異常検出部1001が複数の保守対
象装置Tiについて異常を検出する構成としてもよい
し、異常検出部1001を各保守対象装置Tiについて
設けて、各異常検出部1001が別々に各保守対象装置
Tiの異常を検出する構成としてもよい。
【0042】異常通知部1002は、異常検出部100
1が保守対象装置Tiのいずれかに異常を検出した場合
であって、検出された異常に対処するための保守情報が
保守情報記憶部1008に記憶されていない場合に、検
出された異常を対処方法通知部1004に通知する。異
常の通知には、例えば、エラーコード、エラーの発生し
たプロセス等についての情報が含まれる。検出された異
常に対処するための保守情報が保守情報記憶部1008
に記憶されているかどうかは、後述の検索部1007が
保守情報記憶部1008に記憶されている保守情報を検
索することにより分かる。
【0043】対処方法通知部1004は、異常通知手段
1002から異常の通知があった場合に、異常の通知に
基づいて新たに作成された対処方法を、複数の保守対象
装置Tiのうち少なくとも異常が検出された装置に通知
する。新たな対処方法を通知すべき保守対象装置の判定
は、後述の判定部1006が行なう。ここで、新たな対
処方法は、例えば、異常通知部1002から通知された
異常に係わる情報に基づいて、保守要員等が作成し、入
出力部1010を介して入力する。
【0044】保守情報更新部1003は、対処方法通知
部1004から新たな対処方法が通知された場合に、そ
の対処方法に基づいて保守情報記憶部1008に記憶さ
れた保守情報を更新する。
【0045】これにより、迅速に保守情報を保守対象装
置を使用するオペレータに提供することが可能となる。
個別情報記憶部1005は、保守システム1000が保
守する各保守対象装置Tiの個別情報を記憶する。個別
情報は、例えば、各保守対象装置Tiの型番(タイ
プ)、仕様、使用環境、用途等が考えられる。例えば、
保守対象装置が露光装置である場合、露光装置の型番、
アライメント方式、露光方式、露光光源、使用している
部屋の空気清浄度、ユーザ名等が考えられる。個別情報
は、入出力部1010による入力に基づいて、又は上述
の異常検出部1001により作成される。
【0046】判定部1006は、個別情報記憶部100
5に記憶された個別情報に基づいて、複数の保守対象装
置Tiのうちで、同じ異常が起こりうる他の装置を判定
する。例えば、保守対象装置T1で異常が検出され、そ
の異常に対処するための新たな対処方法が作成された場
合、判定部1006は、他の保守対象装置T2・・・T
nの個別情報に基づいて、同じ異常が各保守対象装置に
起こりうるかどうかを判定する。対処方法通知部100
4は、異常が検出された保守対象装置だけでなく、同じ
異常が起こりうると判定された装置にも作成された新た
な対処方法を通知する。保守情報更新部1003は、対
処方法通知部1004から新たな対処方法の通知があっ
た場合、保守情報記憶部1008に記憶された保守情報
を更新する。
【0047】従って、ある保守対象装置で起こった異常
について作成された対処方法が、異常が検出された保守
対象装置だけでなく、まだその異常は起こってはいない
が、同じ異常が起こりうる保守対象装置にも通知され、
その対処方法は、保守情報として、通知を受けた保守対
象装置の保守情報として保守情報記憶部1008に記憶
される。保守情報記憶部1008に異常についての保守
情報が記憶されているため、次に同じ異常がこれら通知
を受けた保守対象装置に起こった場合に、検索部100
7が保守情報記憶部1008に記憶された保守情報を検
索することにより、対処方法を知ることができる。延い
ては、既にある保守対象装置で起こった異常であって
も、マニュアルの改訂があるまで他の保守対象装置のオ
ペレータには対処方法が分からないため、対処方法が分
かれば保守要員が対応しなくとも復旧できるような異常
であっても、マニュアルの改訂までの間、保守要員が複
数の装置について同じ作業を何度も繰り返すという従来
の問題を解決することが可能となる。
【0048】検索部1007は、保守情報記憶部100
8に記憶された保守情報を検索する。より具体的には、
異常が検出された場合、異常の通知に基づいて、保守情
報記憶部1008に記憶された異常が検出された装置の
保守情報を検索する。異常の通知には、エラーコードや
プロセス等が含まれているので、検索部1007はこれ
らに基づいて、保守情報記憶部1008に記憶された保
守情報を検索する。検索の結果、検出された異常に係わ
る保守情報が存在する場合、検索された保守情報を異常
が検出された保守対象装置に通知する。検出された異常
に係わる保守情報が存在する場合、検索された保守情報
に基づいて対処方法が分かるため、その異常に対処する
ための新たな対処方法を作成する必要はない。従って、
異常通知部1002は異常を対処方法通知部1004に
通知しない。
【0049】これにより、保守対象装置が複雑であった
り、保守情報が膨大であったりする場合でも、迅速に異
常に対処する対処方法を知ることができるため、保守対
象装置を迅速に異常から復旧させることが可能となる。
なお、検索部1007は、保守対象装置Tiに異常が検
出されなくとも、入出力部1010からの入力に従って
保守情報記憶部1008に記憶された保守情報を検索す
ることも可能である。
【0050】保守情報記億部1008は、各保守対象装
置Tiについての保守情報を記憶する。保守情報は、少
なくとも異常と対処方法を関連付けた情報である。従っ
て、ある異常に係わる保守情報から、その異常に対処す
る対処方法を知ることができる。
【0051】通信部1009はネットワーク200を介
して保守対象装置Tiを保守する場合に、各保守対象装
置Tiとの情報のやり取りのインターフェースを行な
う。これにより、異常が検出された場合、又は定期保守
をする場合に、保守対象装置Tiを保守する保守要員は
保守対象装置Tiの設置場所まで赴かなくとも、異常に
係わる情報、又は装置の動作状態に関する情報を入手す
ることができる。延いては、異常から復旧するまでに要
する時間及び定期保守に要する時間を短縮することが可
能となる。
【0052】入出力部1010は、保守システム100
0にデータ等を入力したり、保守システム1000から
データ等を出力したりするためのものである。保守シス
テム1000を構成する各部は、ネットワークを介して
接続された任意の装置に、任意に配置することが可能で
ある。図3は、保守システム1000を構成する各部の
配置の一例を示す図である。
【0053】図3に示すように、保守システム1000
を構成する各部を保守対象装置Ti及び管理装置Mに分
散させて配置することも可能である。図3において、装
置Tiは、図1に示す装置本体に加えて、保守システム
1000を構成する各部のうち、異常検出部1001
(Ti)、異常通知部1002(Ti)、保守情報更新
部1003(Ti)、検索部1007(Ti)、保守情
報記憶部1008(Ti)、通信部1009(Ti)及
び入出力部1010(Ti)を備える。管理装置Mは対
処方法通知部1004(M)、個別情報記憶部1005
(M)、判定部1006(M)、通信部1009(M)
及び入出力部1010(M)を備える。
【0054】ここで、管理装置Mから、ネットワーク2
00を介して、各保守対象装置Tiに接続し、各保守対
象装置Tiに備えられた異常検出部1001(Ti)等
の保守システム1000を構成する各部の一部又は全部
を遠隔操作できるようにすることも可能である。逆に、
各保守対象装置Tiから、管理装置Mに備えられた保守
システム1000' を構成する各部の一部又は全部を遠
隔操作できるようにすることも可能である。遠隔操作で
きるようにする場合、管理装置M及び保守対象装置Ti
との間の接続を確立する際に、パスワード等でデータの
安全を確保するように設定することも可能である。
【0055】各保守対象装置Tiに保守システム100
0' を構成する機能の一部を備えることにより、より迅
速に異常を検出し、異常に対する対処方法を提示するこ
とが可能となる。また、保守対象装置以外の装置とネッ
トワーク200を介して情報をやりとりする頻度を低減
することが可能となる。
【0056】また、保守情報記憶部1008(Ti)を
保守対象装置に備えることにより、各保守対象装置Ti
のオペレータが保守情報を編集することにより、使用し
ている保守対象装置についての異常の発生頻度を把握し
たり、保守情報を入出力部1010(Ti)に出力する
際の表示方法を最適化したり等することが可能となる。
保守情報記憶部1008を管理装置Mに備え、保守情報
を管理装置Mで一元管理することももちろん可能であ
る。
【0057】図4は、図2に示す露光装置100の制御
部20及び管理装置Mの装置構成の一例を示す図であ
る。図4において、制御部20又は管理装置Mは、各
々、バス37に接続されたCPU(Central P
rocessing Unit)31、外部記憶部3
2、メモリ33、入力部34、出力部35及び通信イン
ターフェース36を備える。
【0058】CPU31は、バス37を介して接続され
た外部記憶部32、メモリ33等の各機器の動作を制御
する。保守システムを構成する各部の有する各機能を実
現するためのプログラムコードが、外部記憶部32及び
・又はメモリ33から読み出され、CPU31がこれら
を実行することによって、各機能の処理が達成される。
保守システムを構成する各部が図3に示すように配置さ
れている場合、保守対象装置Tiの各制御部20のCP
U31は、異常検出部1001(Ti)、異常通知部1
002(Ti)及び保守情報更新部1003(Ti)の
機能を実現し、管理装置MのCPU31は、対処方法通
知部1004(M)及び判定部1006(M)の機能を
実現する。
【0059】外部記憶部32は、プログラムやデータ等
を記録する。記録媒体として、HD(Hard Dis
k)、FD(Floppy Disk)等のMD(Ma
gnetic Disk)、CD(Compact D
isk)及びMO(Magneto Optical
disk)等の光ディスク及び磁気テープが考えられ
る。外部記憶部32は、図3に示す各保守対象装置Ti
の保守情報記憶部1008(Ti)及び管理装置Mの個
別情報記憶部1005(Ti)の各機能を実現する。
【0060】メモリ33は、実行中のプログラムや処理
中のデータ等を記録する。例えば、RAM(Rando
m Access Memory)、ROM(Read
Only Memory)等が考えられる。保守シス
テムの機能を実現するためのプログラムは、外部記憶部
32から読み出したり、通信インターフェース36を介
して不図示のネットワークからダウンロードしたりする
ことによっても入手可能である。
【0061】入力部34は、露光装置100及び管理装
置Mを操作するオペレータ等が、指示やデータ等を入力
するための装置である。例えば、マウス、キーボード等
が考えられる。出力部35は、露光装置100及び管理
装置Mからオペレータに対し、情報を出力するための装
置である。例えば、ディスプレイ、プロジェクタ、プリ
ンタ、音響装置等が考えられる。入力部34及び出力部
35は、保守対象装置Tiの入出力部1010(Ti)
及び管理装置Mの入出力部1010(M)の機能を実現
する。
【0062】以下、保守システムが行なう保守手順につ
いて説明する。図5は保守対象装置のうちいずれかに異
常を検出した際の保守手順を示すフローチャートであ
る。ここで、保守システムを構成する各部は、図3に示
すように配置されていると仮定する。各部が図3に示す
配置と異なる場合であっても、各機能からの情報がネッ
トワーク200を介してやり取りされるかどうかの違い
であり、各部の動作は基本的に同様である。以下、保守
対象装置Taについての保守手順に着目して説明する。
他の保守対象装置Tiでも同様の動作を行なう。
【0063】各保守対象装置Tiは、個別情報を作成す
る( ステップS1)。各保守対象装置Tiは、通信部1
009(Ti)及びネットワーク200を介して、管理
装置Mに通知する。管理装置Mの個別情報記憶部100
5(M)は、通知された個別情報を記憶する( ステップ
S2)。個別情報は、保守対象装置Tiの入出力部10
10(Ti)からの入力に基づいて作成されてもよい
し、各保守対象装置Tiの異常検出部1001(Ti)
による監視の過程で作成されてもよい。
【0064】保守対象装置Taの異常検出部1001
(Ta)は定期的に又は不定期的に各保守対象装置Ta
の動作を監視する(ステップS3)。監視の結果、異常
が検出されなかった場合に(ステップS3、No)、保
守対象装置Taの異常検出部1001(Ta)は、さら
に監視を続けるかどうか判定する(ステップS13)。
例えば、装置本体100(Ta)が動作している間は定
期的に監視をするように命令されている場合に、異常検
出部1001(Ta)は監視を続けるべきと判定し(ス
テップS13、Yes)、ステップS3に戻る。監視を
続けるように命令されていない場合に(ステップS1
3、No)、異常検出部1001(Ta)は保守対象装
置Taの監視を終了するため、保守手順も終了する。
【0065】監視の結果、異常が検出された場合に(ス
テップS3、Yes)、保守対象装置Taの検索部10
07(Ta)は、検出された異常に基づいて保守情報記
憶部1008(Ta)に記憶されている保守情報を検索
する(ステップS4)。検索の結果、検出された異常に
係わる保守情報が保守情報記憶部1008(Ta)に記
憶されていた場合に(ステップS4、Yes)、保守情
報は、少なくとも、異常とその異常に対する対処方法を
関連付けた情報を含む。従って、検索された保守情報に
基づいて、検出された異常に対処するための対処方法が
分かるため、保守対象装置Taの入出力部1010(T
a)は検索された保守情報に基づいて対処方法を出力す
る(ステップS5)。
【0066】保守対象装置Taは検出された異常に対処
する対処方法を知ることができるため、保守対象装置T
aは新たな対処方法は必要としない。従って、保守対象
装置Taの異常通知手段1002(Ta)は、管理装置
Mの対処方法通知手段1004(M)に異常を通知しな
い。保守対象装置Taは出力された保守情報に基づいて
復旧する(ステップS11)。保守対象装置Taの保守
情報更新部1003(Ta)は、検出した異常に係わる
情報及びその異常に対する対処方法を関連付けて新たな
保守情報として、保守情報記憶部1008(Ta)に保
存された保守情報を更新する(ステップS12)。
【0067】復旧後、異常検出部1001(Ta)はさ
らに監視を続けるかどうか判定する(ステップS1
3)。ステップS13の判定は、予め異常検出部100
2(Ta)に与えられた設定又は、入力に基づいて行な
う。さらに監視を続ける場合に(ステップS13、Ye
s)、ステップS3に戻る。監視を終了する場合に(ス
テップS13、No)、手順は終了する。
【0068】検出された異常に係わる保守情報が保守情
報記憶部1008(Ta)に記憶されていない場合に
(ステップS3、No)、保守対象装置Taの入出力部
1010(Ta)は検出された異常に係わる保守情報が
保守情報記憶部1008(Ta)にない旨を出力する
(ステップS6)。保守情報に基づいてでは対処方法が
分からないため、検出された異常に対処するための対処
方法を作成する必要がある。従って、保守対象装置Ta
の異常通知部1002(Ta)は、通信部1009(T
a)及びネットワーク200を介して、検出した異常を
管理装置Mの対処方法通知部1004(M)に通知する
(ステップS6)。異常通知部1002(Ta)は検出
された異常に対する対処方法が不明なため、管理装置M
に異常を通知する旨を保守対象装置Taの入出力部10
10(Ta)に出力する(ステップS6)。
【0069】管理装置Mの入出力部1010(M)は装
置Taの異常通知部1002(Ta)から異常の通知を
受けた旨を出力する(ステップS7)。管理装置M側に
は、保守要員が待機している。保守要員は保守対象装置
Taの異常通知部1002(Ta)から通知された異常
に係わる情報及び個別情報記憶部1005(M)に記憶
された装置Taの個別情報等に基づいて、対処方法を作
成し、作成された対処方法を管理装置Mに入出力部10
10(M)を介して入力する(ステップS7)。
【0070】管理装置Mの判定部1006(M)は、管
理装置Mの個別情報記憶部1005(M)に記憶された
各保守対象装置Tiの個別情報に基づいて、保守対象装
置Ta以外の同じ異常が起こりうる保守対象装置を判定
する(ステップS8)。個別情報には、各保守対象装置
Tiの型番、仕様、使用環境等の情報が含まれている。
例えば、対処方法を作成する際に、検出された異常が、
異常の検出された保守対象装置の型番に固有の異常であ
ることが分かった場合に、管理装置Mの判定部1006
(M)は、個別情報に基づいて同じ型番の保守対象装置
を同じ異常が起こりうる保守対象装置として判定する。
また、例えば、検出された異常が、ある使用環境で使用
されている保守対象装置に固有の異常であることが分か
った場合に、管理装置Mの判定部1006(M)は、個
別情報に基づいて同じ使用環境で使用される保守対象装
置を、同じ異常が起こりうる保守対象装置として判定す
る。ここで、ステップS8の判定の結果、保守対象装置
Tbが、同じ異常が起こりうる装置として判定されたと
する。
【0071】管理装置Mの対処方法通知部1004
(M)は、通信部1009(M)及びネットワーク20
0を介して、異常の検出された保守対象装置Ta及び同
様の異常が起こりうると判定された保守対象装置Tb
に、新たに作成された対処方法を通知する(ステップS
9)。管理装置Mの入出力部1010(M)は、保守対
象装置Ta及びTbに対処方法を通知した旨を出力す
る。
【0072】異常を検出された保守対象装置Taの入出
力部1010(Ta)は、通知された新たな対処方法を
出力する(ステップS5)。保守対象装置Taは出力さ
れた保守情報に基づいて復旧する(ステップS11)。
保守対象装置Taの保守情報更新部1003(Ta)
は、検出した異常に係わる情報及びその異常に対する対
処方法を関連付けて新たな保守情報として、保守情報記
憶部1008(Ta)に保存された保守情報を更新する
(ステップS12)。さらに、上述と同様に監視を続け
るかどうかを判定(ステップS13)等行なう。
【0073】新たな対処方法を通知された保守対象装置
Tbの入出力部1010(Tb)は、新たな対処方法を
通知された旨を出力する。保守情報更新部1003(T
b)は、通知された対処方法に基づいて新たな保守情報
を作成し、保守情報記憶部1008(Tb)に記憶され
ている保守情報を更新する(ステップS10)。
【0074】これにより、ある装置で起こった異常につ
いて作成された対処方法が、異常が検出された保守対象
装置だけでなく、まだその異常は起こってはいないが、
同じ異常が起こりうる保守対象装置にも通知され、その
対処方法は、保守情報として、通知を受けた保守対象装
置の保守情報として保守情報記憶部1008に記憶され
る。ある装置に起こった異常について作成された対処方
法が、その対処方法が有用であると考えられる他の装置
でも有効に活用されることが可能となる。延いては、マ
ニュアルの改訂があるまでの間、複数の装置について同
じ異常に対処するために保守要員が同じ作業を繰り返す
ことを回避することが可能となる。
【0075】図6は定期保守手順を示すフローチャート
である。定期保守手順は、上述の保守手順と同様であ
る。ここで、保守システムを構成する各部は、図2に示
すような配置であると仮定する。各部が図2に示す配置
と異なる場合であっても、回線やネットワークを介する
かどうかの違いであり、各部の動作は基本的に同様であ
る。以下、定期保守において異常検出部1001は、保
守対象装置Taの動作に係わる情報を収集すると仮定し
て説明する。
【0076】まず、上述のステップS1及びS2の手順
により、予め各保守対象装置Tiから個別情報を管理装
置Mに通知し、管理装置Mの個別情報記憶部1005
(M)は、通知された個別情報を記憶しているものとす
る。定期保守対象装置Taの異常検出部1001(T
a)は、予め設定された時間又は入力等に基づいて、装
置本体100(Ta)の動作に係わる情報を収集する。
ここで、管理装置Mが、ネットワーク200を介して、
異常検出部1001(Ta)を遠隔操作することとして
もよい。動作に係わる情報を収集する際に、装置の個別
情報を同時に収集することとしてもよい(ステップS2
1)。
【0077】保守対象装置Taの異常通知部1002
(Ta)は、通信部1009(Ta)及びネットワーク
200を介して、動作に係わる情報を管理装置Mに通知
する(ステップS22)。保守対象装置Taの入出力部
1010(Ta)は動作に係わる情報を管理装置Mに通
知した旨を出力する。
【0078】管理装置Mは、通知された動作に係わる情
報を解析し、解析結果を保守情報として作成する(ステ
ップS23)。管理装置Mの判定部1007(M)は、
作成された保守情報が有用であると考えられる他の保守
対象装置を判定する(ステップS24)。ここで、保守
対象装置Tbが、作成された保守情報が有用であると判
定されたとする。
【0079】管理装置Mの対処方法通知部1004
(M)は、作成された保守情報を保守対象装置Ta及び
Tbに通知する(ステップS25)。管理装置Mの入出
力部1010(M)は、作成された保守情報を保守対象
装置Ta及びTbに通知した旨を出力する。
【0080】新たな対処方法を通知された保守対象装置
Ta及びTbの入出力部1010(Ta)及び1010
(Tb)は、新たな対処方法を通知された旨を出力す
る。保守情報更新部1003(Ta)及び1003(T
b)は、通知された新たな保守情報に基づいて、それぞ
れ保守情報記憶部1008(Ta)及び1008(T
b)に記憶された保守情報を更新する(ステップS26
及びS27)。
【0081】このようにして、保守要員が保守対象装置
の設置場所に赴かなくとも、定期保守を行なうことが可
能となる。さらに、ある保守対象装置について作成され
た保守情報が他の保守対象装置においても有用であると
判定された場合に、当該他の装置にも、作成された保守
情報を通知することにより、保守情報の効率的な活用が
可能となる。
【0082】さらに、異常に対する対処方法だけでな
く、保守対象装置の仕様変更に伴なう操作方法の変更、
あるいは仕様変更を伴なわない効率的な操作方法につい
ての情報を、図6のステップS23以降の手順と同様に
して通知することが可能である。
【0083】以上、実施形態について説明したが、上述
の実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可
能である。例えば、各保守対象装置Tiと保守装置Mと
の情報のやりとりは暗号化して行なうようにすることも
可能である。
【0084】また、例えば、各保守対象装置Ti及び管
理装置Mは、ネットワーク200を介して接続を常時確
立することとしてもよいし、随時確立することとしても
よい。接続を随時確立する場合、保守対象装置Tiが接
続を切断している際に、管理装置M等から必要に応じて
保守対象装置Tiとの接続を確立することができるよう
にすることも可能である。
【0085】さらに、複数のレンズから構成される照明
光学系及び投影光学系(又は電子光学系)を露光装置本
体に組み込み光学調整するとともに、レチクルステー
ジ、基板ステージ及び本実施形態に係わる保守システム
を構成する各部を露光装置の制御部に設け、さらに総合
調整(電気調整、動作確認等)をすることにより、上記
実施形態の露光装置を製造することができる。なお、露
光装置の製造は温度及び空気清浄度等が管理されたクリ
ーンルームで行なうことが望ましい。
【0086】
【発明の効果】異常から装置を復旧するために又は定期
保守のために、保守要員が保守対象装置の設置場所に赴
くことを不要とし、保守対象装置が異常から復旧するま
での時間を短縮する。
【0087】保守情報の効率的な活用を可能とする。さ
らに、保守対象装置が複数存在する場合、各保守対象装
置で起こった異常について作成された対処方法を、異常
の起こった装置のみならず、同様の異常が起こりうる他
の保守対象装置においても有効に活用することを可能と
する。
【0088】保守対象装置から保守要員に対して、装置
の使用環境や仕様変更に関する情報を迅速に通知するこ
とを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】露光装置の機能構成図である。
【図2】保守システムの原理構成図である。
【図3】保守システムを構成する各部の配置の一例を示
す図である。
【図4】露光装置の制御部及び管理装置装置構成の一例
を示す図である。
【図5】保守手順を示すフローチャートである。
【図6】定期保守手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 露光部 11 露光ユニット 12 アライメントユニット 13 フォーカスユニット 14 ステージユニット 15 ローダユニット 20 制御部 21 ユニット制御部 22 入出力部 23 記憶部 31 CPU 32 外部記憶部 33 メモリ 34 入力部 35 出力部 36 通信インターフェース 37 バス 100 露光装置 200 ネットワーク 201 WAN 202 回線 1000、1000' 保守システム 1001、1001(Ti) 異常検出部 1002、1002(Ta)、1002(Ti) 異常
通知部 1003、1003(Ta)、1003(Ti) 保守
情報更新部 1004、1004(M) 対処方法通知部 1005、1004(M) 個別情報記憶部 1006、1006(M) 判定部 1007、1007(Ta)、1007(Ti) 検索
部 1008、1008(Ta)、1008(Ti) 保守
情報記憶部 1009、1009(M)、1009(Ti) 通信部 1010、1010(Ta)、1010(M) 入出力
部 M 管理装置 T1、T2、Tn、Ti、Ta、Tb 保守対象装置

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の装置を保守管理する保守システム
    において、 各装置の異常を検出する異常検出手段と、 各装置の異常に対処するための各種保守情報を記憶する
    保守情報記憶手段と、 前記異常検出手段で異常が検出された場合であって、か
    つ、該異常に対処するための保守情報が前記保守情報記
    憶手段に記憶されていない場合に、該異常を対処方法通
    知手段に通知する異常通知手段と、 前記保守情報記憶手段に記憶されている保守情報を更新
    する保守情報更新手段と、 前記異常通知手段による異常の通知があった場合、該異
    常に対処するために新たに作成された対処方法を、前記
    複数の装置のうち少なくとも該異常が検出された装置に
    通知する対処方法通知手段を備え、 前記保守情報更新手段は、前記対処方法通知手段から新
    たな対処方法が通知された場合に、該対処方法に基づき
    前記保守情報記憶手段に記憶された保守情報のうち、前
    記新たな対処方法が通知された装置の保守情報を更新す
    ることを特徴とする保守システム。
  2. 【請求項2】 保守の対象となる複数の装置と、該複数
    の装置を保守管理する管理手段と、該複数の装置と該管
    理手段との間の情報通信を可能にする通信手段とを備え
    る保守システムにおいて、 前記複数の装置のそれぞれは、 該装置の異常を検出する異常検出手段と、 該装置の異常に対処するための各種保守情報を記憶する
    保守情報記憶手段と、 前記異常検出手段で異常が検出された場合であって、か
    つ、該異常に対処するための保守情報が前記保守情報記
    憶手段に記憶されていない場合に、前記通信手段を介し
    て該異常を対処方法通知手段に通知する異常通知手段
    と、 前記保守情報記憶手段に記憶されている保守情報を更新
    する保守情報更新手段とを備え、 前記管理手段は、 前記異常通知手段による異常の通知があった場合、該異
    常に対処するために新たに作成された対処方法を、前記
    複数の装置のうち少なくとも該異常が検出された装置へ
    前記通信手段を介して通知する前記対処方法通知手段を
    備え、 前記保守情報更新手段は、前記対処方法通知手段から新
    たな対処方法が通知された場合に、該対処方法に基づき
    前記保守情報記憶手段の保守情報を更新することを特徴
    とする保守システム。
  3. 【請求項3】 前記保守情報は、異常と対処方法とを関
    連づけた情報を含むことを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の保守システム。
  4. 【請求項4】 前記保守システムは、 各装置についての個別情報を記憶する個別情報記憶手段
    と、 前記個別情報記憶手段に記憶された個別情報及び前記異
    常の通知に基づいて、 前記複数の装置のうちで前記異常が起こりうる他の装置
    を判定する判定手段とをさらに備え、 前記対処方法通知手段は前記新たな対処方法を前記異常
    の検出された装置及び前記他の装置に通知し、 前記保守情報更新手段は、前記対処方法に基づいて、前
    記保守情報記憶手段に記憶されている前記異常が検出さ
    れた装置及び前記他の装置の保守情報を更新することを
    特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか記載の保守シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記個別情報は、各装置のタイプ、仕様
    及び使用環境についての情報を含むことを特徴とする請
    求項4記載の保守システム。
  6. 【請求項6】 前記保守システムは、 前記保守情報記憶手段を検索する検索手段をさらに備
    え、 前記異常検出手段が異常を検出した場合であって、前記
    検索手段が前記異常が検出された装置の保守情報を検索
    した結果、前記異常に係わる保守情報が存在する場合
    に、前記検索手段は、前記検索された保守情報を前記異
    常が検出された装置に通知し、前記異常通知手段は前記
    異常を前記対処方法通知手段に通知しないことを特徴と
    する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の保守シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記装置は露光装置であることを特徴と
    する請求項1乃至請求項6いずれか記載の保守システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記複数の装置は回線を介して前記保守
    システムに接続されていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項7いずれか記載の保守システム。
  9. 【請求項9】 複数の装置を保守管理する方法におい
    て、 前記複数の装置のそれぞれについて、該装置の異常に対
    処するための各種保守情報を保守情報記憶手段に記憶す
    る過程と、 該装置のそれぞれについて異常を検出した場合であっ
    て、かつ、該装置の異常に対処するための各種保守情報
    が前記保守情報記憶手段に記憶されていない場合に、該
    異常に対処するための対処方法を作成する過程と、 該新たな対処方法を前記複数の装置のうち少なくとも該
    異常の検出された装置へ通知する過程と、 該対処方法に基づいて、該新たな対処方法の通知された
    装置についての前記保守情報記憶手段に記憶された保守
    情報を更新する過程とを含むことを特徴とする保守方
    法。
  10. 【請求項10】 通信手段を介して複数の装置を管理手
    段で保守管理する方法において、 前記複数の装置のそれぞれが、該装置の異常に対処する
    ための各種保守情報を保守情報記憶手段に記憶する過程
    と、 該装置のそれぞれが、異常を検出した場合であって、か
    つ、該装置の異常に対処するための各種保守情報が前記
    保守情報記憶手段に記憶されていない場合に、該異常を
    前記通信手段を介して前記管理手段に通知する過程と、 該異常を通知された前記管理手段が、該異常に対処する
    ために新たに作成された対処方法を前記複数の装置のう
    ち少なくとも該異常の検出された装置へ前記通信手段を
    介して通知する過程と、 該新たな対処方法を通知された装置が、該対処方法に基
    づいて前記保守情報記憶手段の保守情報を更新すること
    を特徴とする保守方法。
  11. 【請求項11】 複数の装置を保守する保守方法を実現
    するプログラムを記録した、コンピュータによって読み
    込み可能な記録媒体であって、 前記複数の装置の個別情報と、装置に生じた異常とに基
    づいて、前記複数の装置のうちで前記異常が起こりうる
    他の装置を判定するプログラムを格納する領域と、 前記異常に対する対処方法を前記異常の検出された装置
    及び前記他の装置に通知するプログラムを格納する領域
    と、 前記対処方法に基づいて、前記異常の検出された装置及
    び前記他の装置の保守情報を更新するプログラムを格納
    する領域とを含むことを特徴とする記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記個別情報として、各装置のタイ
    プ、仕様及び使用環境についての情報を記憶するプログ
    ラムを格納する領域をさらに含むことを特徴とする請求
    項11記載の記録媒体。
  13. 【請求項13】 対処方法と異常とを関連づけて保守情
    報として記憶するプログラムを格納する領域をさらに含
    むことを特徴とする請求項18又は請求項19いずれか
    記載の記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記保守方法は露光装置の保守方法で
    あることを特徴とする請求項11乃至請求項13いずれ
    か記載の記録媒体。
  15. 【請求項15】 マスクのパターンを基板上に投影する
    ことによって前記基板を露光する露光装置において、 前記露光装置の異常を検出する異常検出手段と、 前記露光装置の異常に対処するための各種保守情報を記
    憶する保守情報記憶手段と、 前記異常検出手段で異常が検出された場合であって、か
    つ、該異常に対処するための保守情報が前記保守情報記
    憶手段に記憶されていない場合に、該異常を対処方法通
    知手段に通知する異常通知手段と、 前記保守情報記憶手段に記憶されている保守情報を更新
    する保守情報更新手段と、 新たに作成された対処方法を通知する対処方法通知手段
    を備えた管理手段に通信回線を介して接続されており、
    前記通信回線を介して前記露光装置の異常及び対処方法
    に関する情報を前記管理手段との間で通信する通信手段
    と、 前記通信手段が前記管理手段から得た対処方法に基づい
    て、前記保守情報記憶手段に記憶されている保守情報を
    更新する更新手段と、 を備えることを特徴とする露光装置。
  16. 【請求項16】 前記保守情報は、異常と対処方法とを
    関連づけた情報を含むことを特徴とする請求項15記載
    の露光装置。
  17. 【請求項17】 前記露光装置は、さらに個別情報を作
    成し、 前記露光装置の前記通信手段は、前記個別情報を前記管
    理手段に通知し、 前記管理手段の前記対処方法通知手段は、前記個別情報
    及び前記異常の通知の少なくとも一方に基づいて、前記
    新たな対処方法を通知することを特徴とする請求項15
    又は請求項16記載の露光装置。
  18. 【請求項18】 前記個別情報は、各装置のタイプ、仕
    様及び使用環境についての情報を含むことを特徴とする
    請求項17記載の露光装置。
  19. 【請求項19】 前記露光装置は、 前記保守情報記憶手段を検索する検索手段をさらに備
    え、 前記異常検出手段が異常を検出した場合であって、前記
    検索手段が前記異常に係わる前記異常が検出された装置
    の保守情報を検索した結果、該保守情報が存在する場合
    に、前記検索手段は、前記検索された保守情報を前記異
    常が検出された露光装置に通知し、前記異常通知手段は
    前記異常を前記対処方法通知手段に通知しないことを特
    徴とする請求項15乃至請求項18のいずれか記載の露
    光装置。
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