JP2003007609A - 原版ホルダ、原版搬送装置、露光方法及び露光装置 - Google Patents

原版ホルダ、原版搬送装置、露光方法及び露光装置

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JP2003007609A
JP2003007609A JP2001194746A JP2001194746A JP2003007609A JP 2003007609 A JP2003007609 A JP 2003007609A JP 2001194746 A JP2001194746 A JP 2001194746A JP 2001194746 A JP2001194746 A JP 2001194746A JP 2003007609 A JP2003007609 A JP 2003007609A
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Hiroyuki Koide
博之 小出
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイズの異なるレチクル等の原版を共通して
使用できる原版ホルダ、原版搬送装置、露光方法及び露
光装置を提供する。 【解決手段】 感光体としてのウエハ5に転写されるべ
き転写用パターンが形成された原版として一辺が6イン
チである正方形の6”レチクル3A、一辺が7インチで
ある7”レチクル3B、一辺が9インチである9”レチ
クル3Cの3種類のサイズのレチクルが混在する場合
に、レチクル3A,3B,3Cを移動体としてのレチク
ルステージ7上に保持固定するために、レチクル3A,
3Bに対してはその外周にそれぞれレチクルホルダ20
を設け、レチクルホルダ20上に搭載したホルダ上位置
合わせマーク20mの搭載位置を、使用する最大サイズ
の9”レチクル3Cに搭載した原版上位置合わせマーク
Cmの位置と一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子、液晶
表示素子、薄膜磁気ヘッド等をリソグラフィ工程にて製
造する際に使用される原版ホルダ、原版搬送装置、露光
方法及び露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子等をリソグラフィ工程で製造
する際には、光源となる露光光を転写用パターンが形成
されたレチクルに照射し、投影光学系を介して感光体上
に投影する露光装置が使用されている。
【0003】半導体素子等の高画角化、高密度化に対応
するために、従来から使用されていた6”レチクルに加
えて、近年では7”レチクル、9”レチクル等の種々の
サイズのレチクルが使用されるようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、異なったレチクルサイズに対応する
ために、それぞれ専用のレチクル搬送機構、レチクル位
置合わせ機構等を準備しなければならなかった。このた
め、同一露光装置において、レチクルサイズの異なるレ
チクルを使用し露光を行うことは困難であった。
【0005】本発明は、上記従来技術における問題点に
鑑み、サイズの異なるレチクル等の原版を共通して使用
できる原版ホルダ、原版搬送装置、露光方法及び露光装
置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る原版ホルダは、感光体に転写されるべ
き転写用パターンが形成された原版を移動体上に保持固
定し、かつ、前記原版と前記感光体の位置合わせを行う
ために搭載されるホルダ上位置合わせマークを有するこ
とを特徴とする。また、本発明に係る原版ホルダは、感
光体に転写されるべき転写用パターンが形成された原版
を移動体上に保持固定するために、前記原版の外周に設
けたことを特徴としてもよい。また、本発明に係る原版
ホルダは、感光体に転写されるべき転写用パターンが形
成された原版を移動体上に保持固定し、かつ、前記原版
と前記感光体の位置合わせを行うために搭載されるホル
ダ上位置合わせマークを有し、前記原版を移動体上に保
持固定するために、前記原版の外周に設けたことを特徴
としてもよい。前記原版と前記感光体の位置合わせを行
うためのホルダ上位置合わせマークの搭載位置を、使用
する最大サイズの原版上に搭載した原版上位置合わせマ
ークと一致させることが望ましい。
【0007】また、本発明は、前記いずれかの原版ホル
ダを備え、原版の搬送を行う原版搬送装置にも適用可能
であり、転写用パターンが形成された原版の原版パター
ンを露光光源により感光体に転写する露光方法におい
て、前記いずれかの原版ホルダを用い、前記原版上に搭
載した原版上位置合わせマークと、前記原版ホルダ上に
搭載されたホルダ上位置合わせマークとの誤差を予め計
測し、前記原版と前記感光体の位置合わせ時に、計測し
た前記誤差に基づいて位置合わせの補正を行うことを特
徴としてもよい。
【0008】また、本発明は、露光光源と、転写用パタ
ーンが形成された原版の原版パターンを前記露光光源に
より感光体に転写する照明光学手段と、該原版と感光体
の位置合わせを行う位置合わせ機構とを具備する露光装
置において、前記のいずれかの原版ホルダを備えること
を特徴としてもよい。
【0009】例えば、図1に示すように、サイズの異な
る原版としてのレチクルAとレチクルBの2種類のレチ
クルを考える。レチクルAは一辺がaの正方形、レチク
ルBは一辺がbの正方形の形状をしている。ただし、a
>bとする。
【0010】本発明においては、以下の手段を用いる。
【0011】形状の小さいレチクルBに対し、形状の
大きいレチクルAと同一サイズの原版ホルダとしてのレ
チクルホルダ20を取り付ける。形状の大きいレチクル
Aにはレチクルホルダを取り付けない。
【0012】レチクルBのレチクルホルダ20上に位
置合わせマーク20mを搭載する。この位置合わせマー
ク20mのマーク搭載位置は、レチクルA上の位置合わ
せマークAmと同一とする。
【0013】レチクルホルダ20の取り付け誤差を補
正するために、レチクルB上の位置合わせマークBm
と、レチクルホルダ20上の位置合わせマーク20mと
の誤差を予め計測しておく。
【0014】以上のもと、レチクルBを使用して露光を
行う場合には、レチクルホルダ20上の位置合わせマー
ク20mを使用し、レチクルとウエハの位置合わせを行
う。ただし、で求めた値で補正を行う。レチクルAを
使用して露光を行う場合には、レチクルA上の位置合わ
せマークAmをそのまま使用する。
【0015】本手段を用いることにより、同一露光装置
において、レチクルサイズの異なるレチクルを共通して
使用することが可能となる。
【0016】サイズの異なるレチクルが3枚以上ある場
合に関しても、最大サイズ以外のレチクルに対してレチ
クルホルダを取り付けることにより、上記と同様の方法
を用いることができる。
【0017】また、露光装置においては、複数のレチク
ルを貯えるレチクルチェンジャと、露光中のレチクル保
持やレチクル位置合わせを行うレチクルステージ間でレ
チクル搬送が必要となるが、レチクルホルダを取り付け
ることにより、レチクルサイズに依らず共通のレチクル
搬送装置を使用することが可能となる。
【0018】また、本発明は、上記いずれかの露光装置
を含む各種プロセス用の製造装置群を半導体製造工場に
設置する工程と、該製造装置群を用いて複数のプロセス
によって半導体デバイスを製造する工程とを有する半導
体デバイス製造方法にも適用可能である。前記製造装置
群をローカルエリアネットワークで接続する工程と、前
記ローカルエリアネットワークと前記半導体製造工場外
の外部ネットワークとの間で、前記製造装置群の少なく
とも1台に関する情報をデータ通信する工程とをさらに
有することが望ましく、前記露光装置のベンダもしくは
ユーザが提供するデータベースに前記外部ネットワーク
を介してアクセスしてデータ通信によって前記製造装置
の保守情報を得る、もしくは前記半導体製造工場とは別
の半導体製造工場との間で前記外部ネットワークを介し
てデータ通信して生産管理を行うことが望ましい。
【0019】また、本発明は、上記いずれかの露光装置
を含む各種プロセス用の製造装置群と、該製造装置群を
接続するローカルエリアネットワークと、該ローカルエ
リアネットワークから工場外の外部ネットワークにアク
セス可能にするゲートウェイを有し、前記製造装置群の
少なくとも1台に関する情報をデータ通信することを可
能にした半導体製造工場にも適用可能であり、半導体製
造工場に設置された上記いずれかの露光装置の保守方法
であって、前記露光装置のベンダもしくはユーザが、半
導体製造工場の外部ネットワークに接続された保守デー
タベースを提供する工程と、前記半導体製造工場内から
前記外部ネットワークを介して前記保守データベースへ
のアクセスを許可する工程と、前記保守データベースに
蓄積される保守情報を前記外部ネットワークを介して半
導体製造工場側に送信する工程とを有する露光装置の保
守方法にも適用可能である。
【0020】また、本発明は、上記いずれかの露光装置
において、ディスプレイと、ネットワークインタフェー
スと、ネットワーク用ソフトウェアを実行するコンピュ
ータとをさらに有し、露光装置の保守情報をコンピュー
タネットワークを介してデータ通信することを可能にし
たことを特徴としてもよく、前記ネットワーク用ソフト
ウェアは、前記露光装置が設置された工場の外部ネット
ワークに接続され前記露光装置のベンダもしくはユーザ
が提供する保守データベースにアクセスするためのユー
ザインタフェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記
外部ネットワークを介して該データベースから情報を得
ることを可能にすることが望ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】(露光装置の実施形態)図2は本
発明の実施形態に係る露光装置の概略構成を示す図であ
る。同図において、1はレーザ光源、2は照明領域を設
定する視野絞り、3は転写用集積回路パターンが形成さ
れた原版としてのレチクル、4は投影光学系、5は感光
体としてのウエハであり、レチクル3上に形成された集
積回路パターンが投影光学系4を介してウエハ5上に投
影露光されるようになっている。6は露光量計測センサ
である。
【0022】7はレチクル3を保持して移動することが
可能な移動体としてのレチクルステージ、8はウエハ5
を保持して移動することが可能なウエハステージであ
る。9はレチクルステージ7を、XY平面方向、回転方
向へ駆動するレチクルステージ駆動系であり、10はウ
エハステージ8を、XY平面方向、回転方向へ駆動する
ウエハステージ駆動系である。レチクルステージ7及び
ウエハステージ8は、レーザ干渉計11,12によりそ
れぞれの位置を測定することができる。13は主制御系
であり、レチクルステージ7及びウエハステージ8の位
置制御、レーザ光源1の発光制御を行う。
【0023】図3は本発明の実施形態に係る原版ホルダ
としてのレチクルホルダを示す図である。レチクルホル
ダ20は、レチクル3の外周に取り付けられ、レチクル
3を保持固定する。また、レチクルホルダ20は、その
上に位置合わせマークを搭載する。
【0024】本実施形態においては、一例として、供給
されるレチクル3のサイズとして、一辺が6インチの正
方形である6”レチクル3A、一辺が7インチの正方形
である7”レチクル3B、一辺が9インチの正方形であ
る9”レチクル3Cの3種類が混在する場合を考える。
本実施形態においては、6”レチクル3A、及び7”レ
チクル3Bに対してはそれぞれ、図3に示すように、
9”レチクルサイズのレチクルホルダ20を取り付け
る。ただし、9”レチクル3Cに対しては、レチクルホ
ルダを設けることなくそのまま使用する。
【0025】また、6”レチクル3Aのレチクルホルダ
20上、7”レチクル3Bのレチクルホルダ20上に、
それぞれホルダ上位置合わせマーク20mを搭載する。
位置合わせマーク20mのマーク搭載位置は、9”レチ
クル3Cに搭載した原版上位置合わせマークCmと同一
位置とする。
【0026】6”レチクル3A、及び7”レチクル3B
の場合の露光シーケンスは以下の通りである。 [ステップ1]レチクル3A,3Bに、それぞれのレチ
クルホルダ20を取り付ける。 [ステップ2]レチクル3A,3B上の位置合わせマー
クAm,Bmと、レチクルホルダ20上の位置合わせマ
ーク20mとの誤差を予め計測しておく。 [ステップ3]レチクルホルダ20上の位置合わせマー
ク20mを用いて、レチクル3A,3Bとウエハ5の位
置合わせを行う。ただし、ステップ2で求めた計測値で
補正を行う。 [ステップ4]視野絞り2を用いて、レチクルサイズに
合った画角を設定する。 [ステップ5]露光を行う。
【0027】9”レチクル3Cの場合は、レチクルホル
ダを使用せず、9”レチクル3C上の位置合わせマーク
Cmを使用してレチクル3Cとウエハ5の位置合わせを
行い、露光を行う。
【0028】以上説明したように、本実施形態を用いる
ことにより、同一露光装置において、レチクルサイズの
異なるレチクルを共通して使用することが可能となる。
【0029】(半導体生産システムの実施形態)次に、
本発明に係る装置を用いた半導体デバイス(ICやLS
I等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘ
ッド、マイクロマシン等)の生産システムの例を説明す
る。これは半導体製造工場に設置された製造装置のトラ
ブル対応や定期メンテナンス、あるいはソフトウェア提
供などの保守サービスを、製造工場外のコンピュータネ
ットワークを利用して行うものである。
【0030】図4は全体システムをある角度から切り出
して表現したものである。図中、101は半導体デバイ
スの製造装置を提供するベンダ(装置供給メーカ)の事
業所である。製造装置の実例としては、半導体製造工場
で使用する各種プロセス用の半導体製造装置、例えば、
前工程用機器(露光装置、レジスト処理装置、エッチン
グ装置等のリソグラフィ装置、熱処理装置、成膜装置、
平坦化装置等)や後工程用機器(組立て装置、検査装置
等)を想定している。事業所101内には、製造装置の
保守データベースを提供するホスト管理システム10
8、複数の操作端末コンピュータ110、これらを結ん
でイントラネット等を構築するローカルエリアネットワ
ーク(LAN)109を備える。ホスト管理システム1
08は、LAN109を事業所の外部ネットワークであ
るインターネット105に接続するためのゲートウェイ
と、外部からのアクセスを制限するセキュリティ機能を
備える。
【0031】一方、102〜104は、製造装置のユー
ザとしての半導体製造メーカの製造工場である。製造工
場102〜104は、互いに異なるメーカに属する工場
であっても良いし、同一のメーカに属する工場(例え
ば、前工程用の工場、後工程用の工場等)であっても良
い。各工場102〜104内には、夫々、複数の製造装
置106と、それらを結んでイントラネット等を構築す
るローカルエリアネットワーク(LAN)111と、各
製造装置106の稼動状況を監視する監視装置としてホ
スト管理システム107とが設けられている。各工場1
02〜104に設けられたホスト管理システム107
は、各工場内のLAN111を工場の外部ネットワーク
であるインターネット105に接続するためのゲートウ
ェイを備える。これにより各工場のLAN111からイ
ンターネット105を介してベンダの事業所101側の
ホスト管理システム108にアクセスが可能となり、ホ
スト管理システム108のセキュリティ機能によって限
られたユーザだけにアクセスが許可となっている。具体
的には、インターネット105を介して、各製造装置1
06の稼動状況を示すステータス情報(例えば、トラブ
ルが発生した製造装置の症状)を工場側からベンダ側に
通知する他、その通知に対応する応答情報(例えば、ト
ラブルに対する対処方法を指示する情報、対処用のソフ
トウェアやデータ)や、最新のソフトウェア、ヘルプ情
報などの保守情報をベンダ側から受け取ることができ
る。各工場102〜104とベンダの事業所101との
間のデータ通信および各工場内のLAN111でのデー
タ通信には、インターネットで一般的に使用されている
通信プロトコル(TCP/IP)が使用される。なお、
工場外の外部ネットワークとしてインターネットを利用
する代わりに、第三者からのアクセスができずにセキュ
リティの高い専用線ネットワーク(ISDNなど)を利
用することもできる。また、ホスト管理システムはベン
ダが提供するものに限らずユーザがデータベースを構築
して外部ネットワーク上に置き、ユーザの複数の工場か
ら該データベースへのアクセスを許可するようにしても
よい。
【0032】さて、図5は本実施形態の全体システムを
図4とは別の角度から切り出して表現した概念図であ
る。先の例ではそれぞれが製造装置を備えた複数のユー
ザ工場と、該製造装置のベンダの管理システムとを外部
ネットワークで接続して、該外部ネットワークを介して
各工場の生産管理や少なくとも1台の製造装置の情報を
データ通信するものであった。これに対し本例は、複数
のベンダの製造装置を備えた工場と、該複数の製造装置
のそれぞれのベンダの管理システムとを工場外の外部ネ
ットワークで接続して、各製造装置の保守情報をデータ
通信するものである。図中、201は製造装置ユーザ
(半導体デバイス製造メーカ)の製造工場であり、工場
の製造ラインには各種プロセスを行う製造装置、ここで
は例として露光装置202、レジスト処理装置203、
成膜処理装置204が導入されている。なお図5では製
造工場201は1つだけ描いているが、実際は複数の工
場が同様にネットワーク化されている。工場内の各装置
はLAN206で接続されてイントラネットを構成し、
ホスト管理システム205で製造ラインの稼動管理がさ
れている。
【0033】一方、露光装置メーカ210、レジスト処
理装置メーカ220、成膜装置メーカ230などベンダ
(装置供給メーカ)の各事業所には、それぞれ供給した
機器の遠隔保守を行うためのホスト管理システム21
1,221,231を備え、これらは上述したように保
守データベースと外部ネットワークのゲートウェイを備
える。ユーザの製造工場内の各装置を管理するホスト管
理システム205と、各装置のベンダの管理システム2
11,221,231とは、外部ネットワーク200で
あるインターネットもしくは専用線ネットワークによっ
て接続されている。このシステムにおいて、製造ライン
の一連の製造機器の中のどれかにトラブルが起きると、
製造ラインの稼動が休止してしまうが、トラブルが起き
た機器のベンダからインターネット200を介した遠隔
保守を受けることで迅速な対応が可能であり、製造ライ
ンの休止を最小限に抑えることができる。
【0034】半導体製造工場に設置された各製造装置は
それぞれ、ディスプレイと、ネットワークインタフェー
スと、記憶装置にストアされたネットワークアクセス用
ソフトウェアならびに装置動作用のソフトウェアを実行
するコンピュータを備える。記憶装置としては内蔵メモ
リやハードディスク、あるいはネットワークファイルサ
ーバーなどである。上記ネットワークアクセス用ソフト
ウェアは、専用又は汎用のウェブブラウザを含み、例え
ば図6に一例を示す様な画面のユーザインタフェースを
ディスプレイ上に提供する。各工場で製造装置を管理す
るオペレータは、画面を参照しながら、製造装置の機種
401、シリアルナンバー402、トラブルの件名40
3、発生日404、緊急度405、症状406、対処法
407、経過408等の情報を画面上の入力項目に入力
する。入力された情報はインターネットを介して保守デ
ータベースに送信され、その結果の適切な保守情報が保
守データベースから返信されディスプレイ上に提示され
る。またウェブブラウザが提供するユーザインタフェー
スはさらに図示のごとくハイパーリンク機能410〜4
12を実現し、オペレータは各項目の更に詳細な情報に
アクセスしたり、ベンダが提供するソフトウェアライブ
ラリから製造装置に使用する最新バージョンのソフトウ
ェアを引出したり、工場のオペレータの参考に供する操
作ガイド(ヘルプ情報)を引出したりすることができ
る。ここで、保守データベースが提供する保守情報に
は、上記説明した本発明に関する情報も含まれ、また前
記ソフトウェアライブラリは本発明を実現するための最
新のソフトウェアも提供する。
【0035】次に上記説明した生産システムを利用した
半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図7は半導
体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す。ス
テップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を
行う。ステップ2(マスク製作)では設計した回路パタ
ーンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ3
(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを
製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼
ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラ
フィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次
のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ
4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化す
る工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンデ
ィング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組立
て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作
製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テス
ト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これを出荷(ステップ7)する。前工程と後
工程はそれぞれ専用の別の工場で行い、これらの工場毎
に上記説明した遠隔保守システムによって保守がなされ
る。また前工程工場と後工程工場との間でも、インター
ネットまたは専用線ネットワークを介して生産管理や装
置保守のための情報がデータ通信される。
【0036】図8は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁
膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上
に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン
打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では上記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステップ
17(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ
18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分
を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチ
ングが済んで不要となったレジストを取り除く。これら
のステップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に多
重に回路パターンを形成する。各工程で使用する製造機
器は上記説明した遠隔保守システムによって保守がなさ
れているので、トラブルを未然に防ぐと共に、もしトラ
ブルが発生しても迅速な復旧が可能であり、従来に比べ
て半導体デバイスの生産性を向上させることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同一露光装置において、レチクルサイズの異なるレチク
ルを共通して使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るレチクルホルダ、及
びレチクルホルダ上の位置合わせマークを示す平面図で
ある。
【図2】 本発明の実施形態に係る露光装置の概略構成
図である。
【図3】 本発明の実施形態に係るレチクルホルダを示
す平面図である。
【図4】 本発明に係る装置を用いた半導体デバイスの
生産システムをある角度から見た概念図である。
【図5】 本発明に係る装置を用いた半導体デバイスの
生産システムを別の角度から見た概念図である。
【図6】 ユーザインタフェースの具体例である。
【図7】 デバイスの製造プロセスのフローを説明する
図である。
【図8】 ウエハプロセスを説明する図である。
【符号の説明】
1:レーザ光源、2:視野絞り、3,3A,3B,3
C:レチクル(原版)、4:投影光学系、5:ウエハ
(感光体)、6:露光量計測センサ、7:レチクルステ
ージ(移動体)、8:ウエハステージ、9:レチクルス
テージ駆動系、10:ウエハステージ駆動系、11:レ
チクルステージ用レーザ干渉計、12:ウエハステージ
用レーザ干渉計、13:主制御系、20:レチクルホル
ダ(原版ホルダ)、20m:ホルダ上位置合わせマー
ク、Am,Bm,Cm:原版上位置合わせマーク、10
1:ベンダの事業所、102,103,104:製造工
場、105:インターネット、106:製造装置、10
7:工場のホスト管理システム、108:ベンダ側のホ
スト管理システム、109:ベンダ側のローカルエリア
ネットワーク(LAN)、110:操作端末コンピュー
タ、111:工場のローカルエリアネットワーク(LA
N)、200:外部ネットワーク、201:製造装置ユ
ーザの製造工場、202:露光装置、203:レジスト
処理装置、204:成膜処理装置、205:工場のホス
ト管理システム、206:工場のローカルエリアネット
ワーク(LAN)、210:露光装置メーカ、211:
露光装置メーカの事業所のホスト管理システム、22
0:レジスト処理装置メーカ、221:レジスト処理装
置メーカの事業所のホスト管理システム、230:成膜
装置メーカ、231:成膜装置メーカの事業所のホスト
管理システム、401:製造装置の機種、402:シリ
アルナンバー、403:トラブルの件名、404:発生
日、405:緊急度、406:症状、407:対処法、
408:経過、410,411,412:ハイパーリン
ク機能。b

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に転写されるべき転写用パターン
    が形成された原版を移動体上に保持固定し、かつ、前記
    原版と前記感光体の位置合わせを行うために搭載される
    ホルダ上位置合わせマークを有することを特徴とする原
    版ホルダ。
  2. 【請求項2】 感光体に転写されるべき転写用パターン
    が形成された原版を移動体上に保持固定するために、前
    記原版の外周に設けたことを特徴とする原版ホルダ。
  3. 【請求項3】 感光体に転写されるべき転写用パターン
    が形成された原版を移動体上に保持固定し、かつ、前記
    原版と前記感光体の位置合わせを行うために搭載される
    ホルダ上位置合わせマークを有し、前記原版を移動体上
    に保持固定するために、前記原版の外周に設けたことを
    特徴とする原版ホルダ。
  4. 【請求項4】 前記原版と前記感光体の位置合わせを行
    うためのホルダ上位置合わせマークの搭載位置を、使用
    する最大サイズの原版上に搭載した原版上位置合わせマ
    ークと一致させることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の原版ホルダ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の原版ホ
    ルダを備え、原版の搬送を行うことを特徴とする原版搬
    送装置。
  6. 【請求項6】 転写用パターンが形成された原版の原版
    パターンを露光光源により感光体に転写する露光方法に
    おいて、請求項1〜4のいずれかに記載の原版ホルダを
    用い、前記原版上に搭載した原版上位置合わせマーク
    と、前記原版ホルダ上に搭載したホルダ上位置合わせマ
    ークとの誤差を予め計測し、前記原版と前記感光体の位
    置合わせ時に、計測した前記誤差に基づいて位置合わせ
    の補正を行うことを特徴とする露光方法。
  7. 【請求項7】 露光光源と、転写用パターンが形成され
    た原版の原版パターンを前記露光光源により感光体に転
    写する照明光学手段と、前記原版と前記感光体の位置合
    わせを行う位置合わせ機構とを具備する露光装置におい
    て、請求項1〜4のいずれかに記載の原版ホルダを備え
    ることを特徴とする露光装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の露光装置を含む各種プ
    ロセス用の製造装置群を半導体製造工場に設置する工程
    と、該製造装置群を用いて複数のプロセスによって半導
    体デバイスを製造する工程とを有することを特徴とする
    半導体デバイス製造方法。
  9. 【請求項9】 前記製造装置群をローカルエリアネット
    ワークで接続する工程と、前記ローカルエリアネットワ
    ークと前記半導体製造工場外の外部ネットワークとの間
    で、前記製造装置群の少なくとも1台に関する情報をデ
    ータ通信する工程とをさらに有することを特徴とする請
    求項8に記載の半導体デバイス製造方法。
  10. 【請求項10】 前記露光装置のベンダもしくはユーザ
    が提供するデータベースに前記外部ネットワークを介し
    てアクセスしてデータ通信によって前記製造装置の保守
    情報を得る、もしくは前記半導体製造工場とは別の半導
    体製造工場との間で前記外部ネットワークを介してデー
    タ通信して生産管理を行うことを特徴とする請求項9に
    記載の半導体デバイス製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の露光装置を含む各種
    プロセス用の製造装置群と、該製造装置群を接続するロ
    ーカルエリアネットワークと、該ローカルエリアネット
    ワークから工場外の外部ネットワークにアクセス可能に
    するゲートウェイを有し、前記製造装置群の少なくとも
    1台に関する情報をデータ通信することを可能にしたこ
    とを特徴とする半導体製造工場。
  12. 【請求項12】 半導体製造工場に設置された請求項7
    に記載の露光装置の保守方法であって、前記露光装置の
    ベンダもしくはユーザが、半導体製造工場の外部ネット
    ワークに接続された保守データベースを提供する工程
    と、前記半導体製造工場内から前記外部ネットワークを
    介して前記保守データベースへのアクセスを許可する工
    程と、前記保守データベースに蓄積される保守情報を前
    記外部ネットワークを介して半導体製造工場側に送信す
    る工程とを有することを特徴とする露光装置の保守方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項7に記載の露光装置において、
    ディスプレイと、ネットワークインタフェースと、ネッ
    トワーク用ソフトウェアを実行するコンピュータとをさ
    らに有し、露光装置の保守情報をコンピュータネットワ
    ークを介してデータ通信することを可能にしたことを特
    徴とする露光装置。
  14. 【請求項14】 前記ネットワーク用ソフトウェアは、
    前記露光装置が設置された工場の外部ネットワークに接
    続され前記露光装置のベンダもしくはユーザが提供する
    保守データベースにアクセスするためのユーザインタフ
    ェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記外部ネット
    ワークを介して該データベースから情報を得ることを可
    能にすることを特徴とする請求項13に記載の露光装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017521697A (ja) * 2014-07-08 2017-08-03 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. リソグラフィ装置及び方法
CN116088283A (zh) * 2023-04-12 2023-05-09 深圳市龙图光罩股份有限公司 掩模版预校准方法、系统、电子设备以及可读存储介质

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