JP2002238065A - 大型装置保守システム - Google Patents

大型装置保守システム

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JP2002238065A
JP2002238065A JP2001034408A JP2001034408A JP2002238065A JP 2002238065 A JP2002238065 A JP 2002238065A JP 2001034408 A JP2001034408 A JP 2001034408A JP 2001034408 A JP2001034408 A JP 2001034408A JP 2002238065 A JP2002238065 A JP 2002238065A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速かつ的確に大型装置の保守を行うことが
できる大型装置保守システムを提供する。 【解決手段】 保守装置2がネットワーク3を介して大
型表示装置1の動作状態を表す動作情報を送信するよう
に大型表示装置1に要求すると、大型表示装置1は、こ
の要求に応じて動作情報をネットワーク3を介して保守
装置2へ送信し、保守装置2は、送信された動作情報を
受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の場所に固定
的に設置された大型装置の保守を行うための大型装置保
守システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、映画館、イベント会場、劇場、文
教施設等において多数の視聴者に対して所定の映像等を
表示する場合、液晶ビデオプロジェクションシステム等
の大型表示装置が用いられている。このような大型表示
装置は、装置の大きさが大きいため、映画館場等の所定
の場所に固定的に設置されている。
【0003】上記のような大型表示装置では、エアフィ
ルターの定期的な清掃が必要であったり、偏光板、液晶
パネルおよびランプ等の各部品は、点灯時間や点灯回数
により所定の寿命があり、点灯時間等に応じて各部品を
取りかえることが必要となっている。
【0004】このため、上記の大型表示装置の保守を行
う場合、ユーザが大型表示装置の保守を行う保守事業者
に定期的に保守作業を依頼したり、故障等の異常が発生
した場合にその都度保守事業者に連絡し、大型表示装置
が設置されている場所まで保守事業者が出向いて修理等
を行っている。
【0005】また、例えば、エアフィルターの清掃等に
ついては、取扱説明書に記載することによりユーザ側で
清掃を行うように指示したり、ランプの交換時期につい
ては、ランプの点灯時間を装置内のマイクロコンピュー
タ等により積算して交換時期が近づいた場合に、オンス
クリーン表示により交換時期が近づいたことをユーザに
知らせ、ランプを交換するように指示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
エアフィルター等を定期的に清掃しているユーザは少な
く、このため、エアフィルターの目詰まり等が発生して
大型表示装置が故障する。また、ランプの交換を指示す
るメッセージがオンスクリーン表示されても、すぐにラ
ンプを交換することができない場合、ランプの交換を指
示するメッセージが表示されたままとなり、表示品位が
低下する。
【0007】このような場合、保守事業者に保守を依頼
するため、ユーザは、大型表示装置の故障状態等を保守
事業者に連絡するが、一般に、ユーザは大型表示装置に
ついて十分な知識を持ってない場合が多く、大型表示装
置の故障状態を的確に保守事業者に伝えることができな
い。このため、保守事業者は、ユーザによる説明のみで
は、的確な状態を把握することができず、必ずしも適切
な対処を行うことができない。
【0008】また、上記のような場合に、保守事業者が
実際に大型表示装置が設置されている場所に出向いて故
障原因等を解明した後、必要な部品を手配して部品等の
交換を行ったのでは、保守作業が完了するまでに長時間
を要し、迅速な保守作業を行うことができない。
【0009】本発明の目的は、迅速かつ的確に大型装置
の保守を行うことができる大型装置保守システムを提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)第1の発明 第1の発明に係る大型装置保守システムは、所定の場所
に固定的に設置される大型装置と、所定のネットワーク
を介して大型装置と通信可能に接続され、大型装置の保
守を行うための保守装置とを備え、保守装置は、ネット
ワークを介して大型装置の動作状態を表す動作情報を送
信するように大型装置に要求する要求手段を含み、大型
装置は、大型装置の動作状態を検出する検出手段と、要
求手段により大型装置の動作状態を表す動作情報を送信
するように要求された場合、検出手段により検出された
動作状態を表す動作情報をネットワークを介して保守装
置へ送信する通信手段とを含み、保守装置は、ネットワ
ークを介して通信手段により送信された動作情報を受信
する受信手段をさらに含むものである。
【0011】本発明に係る大型装置保守システムにおい
ては、所定の場所に固定的に設置される大型装置と、大
型装置の保守を行うための保守装置とが所定のネットワ
ークを介して接続され、保守装置は、ネットワークを介
して大型装置の動作状態を表す動作情報を送信するよう
に大型装置に要求し、大型装置は、大型装置の動作状態
を表す動作情報を送信するように要求された場合、検出
された大型装置の動作状態を表す動作情報をネットワー
クを介して保守装置へ送信し、保守装置は、送信された
動作情報を受信する。
【0012】したがって、保守装置は、ネットワークを
介して大型装置の動作状態を表す動作情報を迅速に入手
することができ、当該動作情報を用いて大型装置の保守
を迅速に行うことができる。また、大型装置の動作状態
は、内部の検出手段により自動的に検出されているの
で、大型装置に関する知識の少ないユーザが提供する情
報に比べて信頼性が高くかつ適切な情報を得ることがで
き、このような情報を用いることにより大型装置の保守
を的確に行うことができる。この結果、迅速かつ的確に
大型装置の保守を行うことができる。
【0013】(2)第2の発明 第2の発明に係る大型装置保守システムは、第1の発明
に係る大型装置保守システムの構成において、保守装置
は、受信手段により受信された動作情報から大型装置の
動作に異常があると判断した場合、当該異常を解消する
ための所定の動作を行うようにネットワークを介して大
型装置に指示する指示手段をさらに含み、大型装置は、
指示手段に指示された動作を行うように内部の動作を制
御する制御手段をさらに含むものである。
【0014】この場合、保守装置は、受信された動作情
報から大型装置の動作に異常があると判断した場合、当
該異常を解消するための所定の動作を行うようにネット
ワークを介して大型装置に指示し、大型装置は、指示さ
れた動作を行うように内部の動作を制御している。した
がって、受信した動作情報から適切な対処を行うように
大型装置の動作を制御することができ、大型装置に異常
が発生した場合、迅速かつ的確に当該異常を解消するこ
とができる。
【0015】(3)第3の発明 第3の発明に係る大型装置保守システムは、第1または
第2の発明に係る大型装置保守システムの構成におい
て、保守装置は、受信手段により受信された動作情報か
ら大型装置に対して保守作業が必要であると判断した場
合、当該保守作業の内容を通知するための保守情報をネ
ットワークを介して大型装置に送信する保守情報送信手
段をさらに含み、大型装置は、保守情報送信手段により
送信された保守情報を当該大型装置のユーザに提示する
提示手段をさらに含むものである。
【0016】この場合、保守装置は、受信された動作情
報から大型装置に対して保守作業が必要であると判断し
た場合、この保守作業を通知するための保守情報をネッ
トワークを介して大型装置に送信し、大型装置は、送信
された保守情報を大型装置のユーザに提示する。したが
って、受信された動作情報から的確な保守作業を行うた
めの保守情報を迅速にユーザに提示することができ、大
型装置に関する知識の少ないユーザに対しても常に的確
な保守情報を迅速に提供することができる。
【0017】(4)第4の発明 第4の発明に係る大型装置保守システムは、第1〜第3
のいずれかの発明に係る大型装置保守システムの構成に
おいて、検出手段は、大型装置の動作状態を撮影する撮
影手段を含むものである。
【0018】この場合、大型装置の動作状態を撮影し、
撮影した画像を動作情報として保守装置へ送信すること
ができるので、大型装置の動作状態を視覚的に把握する
ことができ、より適切な保守作業を行うことができる。
【0019】(5)第5の発明 第5の発明に係る大型装置保守システムは、第1〜第4
のいずれかの発明に係る大型装置保守システムの構成に
おいて、大型装置は、光源を用いて所定の表示画面を表
示する大型表示装置を含み、検出手段は、光源の動作状
態を検出するものである。
【0020】この場合、光源の動作状態を検出すること
ができるので、大型装置が大型表示装置の場合に故障等
の原因となりやすい光源に関する動作情報を得ることが
でき、大型表示装置の保守作業を迅速かつ的確に行うこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態によ
る大型表示装置保守システムについて図面を参照しなが
ら説明する。図1は、本発明の一実施の形態による大型
表示装置保守システムの構成を示すブロック図である。
なお、以下の説明では、大型装置として液晶ビデオプロ
ジェクションシステムを例に説明するが、DLP(Digi
tal Light Processing)プロジェクタ等の大型プロジェ
クタにも本発明を同様に適用することができ、また、本
発明が適用される大型装置保守システムは、これらの例
に特に限定されず、所定の場所に固定的に設置される大
型装置であれば、大型表示装置以外の他の大型装置、例
えば、大型プリンタ、大型複写装置、大型ファクシミリ
装置等にも同様に適用することができる。
【0022】図1に示す大型表示装置保守システムは、
大型表示装置1および保守装置2を備える。大型表示装
置1は、表示回路11、液晶パネル12、点灯回路1
3、ランプ14、制御部15、温度センサ16、ファン
17、LED(発光ダイオード)18、通信部19およ
びカメラ20を備える。
【0023】大型表示装置1は、ネットワーク3を介し
て相互に通信可能な状態で保守装置2に接続される。ネ
ットワーク3としては、例えば、インターネットを用い
ることができるが、この例に特に限定されず、イントラ
ネット、専用回線等の種々のネットワークを用いること
ができ、この場合も同様の効果を得ることができる。
【0024】保守装置2は、通常のコンピュータ等から
構成され、所定のプログラムを実行すること等により通
信部21および保守管理部22の各機能を実行する。な
お、図1では、1台の大型表示装置1のみを図示してい
るが、保守装置2により複数の大型表示装置を保守管理
するようにしてもよい。
【0025】表示回路11には、外部から映像信号VS
が入力される。表示回路11は、複数のIC(集積回
路)から構成され、入力された映像信号VSを液晶パネ
ル12に表示可能な映像信号に変換して液晶パネル12
へ出力する。
【0026】表示パネル12は、表示回路11から出力
される映像信号を用いて所定の映像を表示し、カラー表
示を行う場合、RGBの各色ごとに液晶パネルが設けら
れる。
【0027】点灯回路13は、液晶パネル12の光源と
なるランプ14の点灯動作を制御する。
【0028】制御部15は、マイクロコンピュータ等か
ら構成され、表示回路11、点灯回路13、温度センサ
16、ファン17、LED18、通信部19およびカメ
ラ20と接続され、これらの各ブロックの動作を制御し
たり、通信部19を介して必要なデータ等の送受信を行
う。
【0029】温度センサ16は、表示パネル12の温度
を検出し、検出した温度を制御部15へ出力する。
【0030】ファン17は、吸気ファンおよび排気ファ
ン等から構成され、ランプ14等の発熱による装置内部
の温度上昇を防止するため、装置内部と外部との空気の
循環を行う。
【0031】LED18は、液晶パネル12の温度が上
昇して温度センサ16により検出された温度が所定の基
準温度を超えた場合に、温度が上昇しすぎていることを
ユーザに通知するための警告灯として点滅または点灯さ
れる。
【0032】カメラ20は、大型表示装置1の動作状態
に関する画像を撮影するために用いられ、撮影した画像
データを制御部15へ出力する。カメラ20としては、
例えば、撮影した画像をそのままネットワーク3等を介
して転送可能なデジタルカメラ、デジタルビデオカメ
ラ、デジタルカメラ付き携帯電話等を用いることができ
る。
【0033】通信部19は、ネットワーク3と接続さ
れ、ネットワーク3を介して必要なデータ等を送受信す
る。
【0034】通信部21は、ネットワーク3と接続さ
れ、ネットワーク3を介して必要なデータ等を送受信す
る。また、通信部21は、大型表示装置1からネットワ
ーク3を介して送信された動作情報を保守管理部22へ
出力する。
【0035】保守管理部22は、通信部21およびネッ
トワーク3を介して、大型表示装置1に対して大型表示
装置1の動作状態を表す動作情報を送信するように要求
したり、受信した動作情報から大型表示装置1の動作の
異常を解消するための動作を大型表示装置1に指示した
り、大型表示装置1の保守作業の内容を通知するための
保守情報を送信する。
【0036】本実施の形態では、大型表示装置1が大型
装置および大型表示装置に相当し、保守装置2が保守装
置に相当し、通信部21および保守管理部22が要求手
段および受信手段に相当し、点灯回路13および制御部
15が検出手段に相当し、制御部15および通信部19
が通信手段に相当する。また、通信部21および保守管
理部22が指示手段および保守情報送信手段に相当し、
制御部15が制御手段に相当し、表示回路11、液晶パ
ネル12、制御部15およびLED18が提示手段に相
当し、カメラ20が撮影手段に相当し、ランプ14が光
源に相当する。
【0037】次に、上記のように構成された大型表示装
置保守システムの保守動作の一例として、大型表示装置
1の液晶パネル12の温度管理動作について説明する。
図2は、図1に示す大型表示装置保守システムによる液
晶パネル12の温度管理動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【0038】図2に示すように、まず、ステップS1に
おいて、保守管理部22が、大型表示装置1の動作状態
として液晶パネル12の温度を表す動作情報を送信する
ように通信部21およびネットワーク3を介して大型表
示装置1へ要求すると、制御部15は、通信部19を介
して保守装置2からの動作情報の送信要求を受け、温度
センサ16により表示パネル12の温度を計測し、計測
した温度を動作情報として通信部19およびネットワー
ク3を介して保守装置2へ送信し、保守管理部22は、
大型表示装置1の動作状態として通信部21を介して液
晶パネル12の温度を取得する。
【0039】なお、保守装置2が取得する動作情報は、
上記の例に特に限定されず、カメラ20を自動操縦また
は手動操作して大型表示装置1の動作状態を撮影し、撮
影した画像を動作情報として保守装置2へ送信してもよ
い。この場合、大型表示装置1の動作状態を視覚的に伝
えることができ、より適切な保守作業を行うことができ
る。
【0040】また、送信される動作情報は、上記のよう
な特定の一つの部品の動作状態に特に限定されず、大型
表示装置1の複数の動作状態を表す複数の動作情報を受
信し、複数の動作情報の中から保守を行うべき箇所を特
定し、故障箇所等を自動診断できるようにしてもよい。
この場合、大型表示装置1にセルフチャック機能を設け
る必要がなくなり、セルフチャック機能用のプログラム
を記憶するメモリの容量の削減および制御用のマイクロ
コンピュータの付加の軽減等を行うことができるととも
に、自動診断機能のバージョンアップも保守装置1につ
いてのみ行えばよくなる。
【0041】次に、ステップS2において、保守管理部
22は、液晶パネル12の温度が所定の基準温度Crを
超えているか否かを判断し、液晶パネル12の温度が基
準温度Crを超えている場合、ステップS3へ移行し、
液晶パネル12の温度が基準温度Cr以下の場合、ステ
ップS8へ移行する。
【0042】液晶パネル12の温度が基準温度Crを超
えている場合、ステップS3において、保守管理部22
は、液晶パネル12の温度を低下させるため、ファン1
7を高速回転させるように通信部21等を介して大型表
示装置1に指示する。このとき、制御部15は、通信部
19を介して保守管理部22からの指示を受け、ファン
17を高速回転させる。このようにして、ファン17が
高速回転を行うことにより、ファン17等が正常に動作
する場合、外部の空気が大型表示装置1内部に吸引され
るとともに、大型表示装置1内部の空気が外部へ排出さ
れ、液晶パネル12の温度が低下される。
【0043】次に、ステップS4において、保守管理部
22は、ステップS2と同様にして、液晶パネル12の
温度が基準温度Crを超えているか否かを再度判断し、
液晶パネル12の温度が基準温度Crを超えている場
合、ステップS5へ移行し、液晶パネル12の温度が基
準温度Cr以下の場合、ステップS8へ移行する。
【0044】ファン17を高速回転させた後、液晶パネ
ル12の温度が基準温度Crをまだ超えている場合、ス
テップS5において、保守管理部22は、液晶パネル1
2の温度が異常であることをユーザに通知するため、L
ED18を点滅させるように通信部21等を介して大型
表示装置1に指示する。このとき、制御部15は、通信
部19を介して保守管理部22からの指示を受け、LE
D18を点滅させる。このようにして、LED18を点
滅させることにより、液晶パネル12の温度が異常であ
ることをユーザに警告することができる。
【0045】次に、ステップS6において、保守管理部
22は、内部の計時機能を用い、ユーザがLED18の
点滅状態を見て液晶パネル12の温度が異常であること
に気が付き必要な保守作業を行うために必要となる所定
時間が経過しているか否かを判断し、所定時間が経過し
ている場合、ステップS7へ移行し、所定時間が経過し
ていない場合、ステップS4以降の処理を繰り返す。
【0046】所定時間が経過しても、液晶パネル12の
温度が基準温度Crをまだ超えている場合、ステップS
7において、保守管理部22は、液晶パネル12の温度
が異常であり、この異常を解消する対処方法等、例え
ば、ファン17が埃等により詰まっていたり、障害物等
により塞がれているため、ファン17が正常に動作して
いないことが推定される場合、このようなことが原因と
して考えられ、これらの障害を取り除くこと等をユーザ
に通知するための保守情報を通信部21およびネットワ
ーク3を介して大型表示装置1へ送信する。
【0047】このとき、制御部15は、通信部19を介
して入力された保守情報を表示回路11を用いて液晶パ
ネル12の表示画面上に表示し、大型表示装置1のユー
ザに異常箇所および対処方法等として、液晶パネル12
の温度が異常に高くなっており、温度が低下するような
措置を取る必要があることをユーザに通知する。
【0048】なお、保守情報の表示は、上記のように液
晶パネル12に表示するのではなく、大型表示装置1に
設けられた表示パネル(図示省略)等の他の表示部に表
示したり、大型表示装置1のユーザが所有する他のコン
ピュータ等にネットワーク3を介して電子メールとして
送信してもよい。この場合、映画上映中やプレゼンテー
ション中等において保守情報が液晶パネル12に表示さ
れ、表示品位を低下させることを防止することができ
る。
【0049】また、保守情報をネットワーク3等を用い
て送信することなく、保守事業者が大型表示装置1のユ
ーザに対して異常箇所および対処方法等を、郵便により
送付したり、電話等により直接伝えるようにしてもよ
い。この点に関して以下の他の保守情報の送信処理でも
同様である。
【0050】次に、ステップS9において、保守管理部
22は、ステップS2と同様にして、表示パネル12の
温度が基準温度Crを超えているか否かを再度判断し、
表示パネル12の温度が基準温度Crを超えている場
合、ステップS10へ移行し、表示パネル12の温度が
基準温度Cr以下の場合、ステップ8へ移行する。
【0051】表示パネル12の温度が基準温度Crを超
えている場合、ステップS10において、保守管理部2
2は、ステップS6と同様にして、内部の計時機能を用
い、ユーザが保守情報を見て指示された保守作業を行う
のために必要となる所定時間が経過したか否かを判断
し、所定時間が経過している場合、ステップS11へ移
行し、所定時間が経過していない場合、ステップS9以
降の処理を繰り返す。
【0052】このとき、ユーザが所定時間内に保守作業
として、例えば、ファン17の埃による詰まりやファン
17を塞いでいる障害物等の除去を行った場合、ファン
17が正常に動作し、液晶パネル12の温度が低下す
る。
【0053】一方、保守情報を送信した後に所定時間が
経過しても、液晶パネル12の温度が基準温度Crをま
だ超えている場合、ステップS11において、保守管理
部22は、通信部21およびネットワーク3を介して、
ランプ14を消灯させかつLED18を点灯させるよう
に大型表示装置1に指示するとともに、この場合の保守
情報を再度送信する。
【0054】このとき、制御部15は、通信部19を介
して保守管理部22からの指示を受け、点灯回路13を
用いてランプ14を消灯するとともに、LED18を点
灯状態にする。また、制御部15は、通信部19を介し
て入力された保守情報を表示回路11を用いて液晶パネ
ル12の表示画面上に表示させ、ユーザに通知する。
【0055】一方、ステップS2,S4,S9において
液晶パネル12の温度が基準温度Cr以下であると判断
された場合、ステップS8において、保守管理部22
は、液晶パネル12の温度が正常になったと判断し、ス
テップS1へ移行し、上記と同様の動作を繰り返し、大
型表示装置1の温度管理動作を継続する。
【0056】次に、上記の大型表示装置保守システムの
保守動作の他の例として、大型表示装置1のランプ14
の点灯時間管理動作について説明する。図3は、図1に
示す大型表示装置保守システムによるランプ14の点灯
時間管理動作を説明するためのフローチャートである。
【0057】図3に示すように、まず、ステップS21
において、保守管理部22が、大型表示装置1の動作状
態としてランプ14の点灯積算時間を表す動作情報を送
信するように通信部21およびネットワーク3を介して
大型表示装置1へ要求すると、制御部15は、通信部1
9を介して保守装置2からの動作情報の送信要求を受
け、ランプ14の点灯積算時間を計測している点灯回路
13からランプ14の点灯積算時間を検出し、検出した
点灯積算時間を動作情報として通信部19およびネット
ワーク3を介して保守装置2へ送信し、保守管理部22
は、大型表示装置1の動作状態として通信部21を介し
てランプ14の点灯積算時間を取得する。
【0058】次に、ステップS22において、保守管理
部22は、ランプ14の点灯積算時間がランプ14の所
定の基準時間Trを超えているか否かを判断し、点灯積
算時間が基準時間Trを超えている場合、ステップS2
3へ移行し、点灯積算時間が基準時間Tr以下の場合、
ステップS27へ移行する。
【0059】点灯積算時間が基準時間Trを超えている
場合、ステップS23において、保守管理部22は、ラ
ンプ14の点灯積算時間が基準時間Trを超え、ランプ
14の寿命が近くなっており、いつ頃ランプ14を交換
すべきか等をユーザに通知するための保守情報を通信部
21およびネットワーク3を介して大型表示装置1へ送
信する。
【0060】このとき、制御部15は、通信部19を介
して入力された保守情報を表示回路11を用いて液晶パ
ネル12の表示画面上に表示し、大型表示装置1のユー
ザに異常箇所および対処方法等として、ランプ14の寿
命が近くなっており、いつ頃ランプ14を交換すべきか
等を通知する。
【0061】次に、ステップS24において、保守管理
部22は、ステップS22と同様にして、ランプ14の
点灯積算時間が基準時間Trを超えているか否かを再度
判断し、点灯積算時間が基準時間Trを超えている場
合、ステップS25へ移行し、点灯積算時間が基準時間
Tr以下の場合、ステップS27へ移行する。
【0062】点灯積算時間が基準時間Trを超えている
場合、ステップS25において、保守管理部22は、内
部の計時機能を用い、ユーザが保守情報を見て指示され
た保守作業を行うのために必要となる所定時間が経過し
たか否かを判断し、所定時間が経過した場合、ステップ
S26へ移行し、所定時間が経過していない場合、ステ
ップS24以降の処理を繰り返す。
【0063】このとき、ユーザが所定時間内にランプ1
4を交換した場合、点灯回路13が管理する点灯積算時
間がクリアされ、ランプ14の点灯積算時間は基準時間
Tr以下となる。
【0064】一方、保守情報を送信した後に所定時間が
経過しても、ランプ14の点灯積算時間が基準時間Tr
をまだ超えている場合、ステップS26において、保守
管理部22は、通信部21およびネットワーク3を介し
て、ランプ14を消灯させかつLED18を点灯させる
ように大型表示装置1に指示するとともに、この場合の
保守情報を再度送信する。
【0065】このとき、制御部15は、通信部19を介
して保守管理部22からの指示を受け、点灯回路13を
用いてランプ14を消灯するとともに、LED18を点
灯状態にする。また、制御部15は、通信部19を介し
て入力された保守情報を表示回路11を用いて液晶パネ
ル12の表示画面上に表示させ、ユーザに通知する。
【0066】一方、ステップS22,S24においてラ
ンプ14の点灯積算時間が基準時間Tr以下であると判
断された場合、ステップS27において、保守管理部2
2は、ランプ14の点灯積算時間が正常であると判断
し、ステップS21へ移行し、上記と同様の動作を繰り
返し、大型表示装置1の点灯時間管理動作を継続する。
【0067】上記のように、本実施の形態では、保守装
置2がネットワーク3を介して大型表示装置1の動作状
態を表す動作情報を送信するように大型表示装置1に要
求し、大型表示装置1は上記の要求に応じて動作情報を
ネットワーク3を介して保守装置2へ送信し、保守装置
2は送信された動作情報を受信しているので、保守装置
2は、ネットワーク3を介して大型表示装置1の動作状
態を表す動作情報を迅速かつ正確に入手することがで
き、このような動作情報を用いることにより大型表示装
置1の保守を迅速かつ的確に行うことができる。
【0068】なお、上記の説明では、保守動作の一例と
して、温度管理動作および点灯積算時間管理動作につい
て説明したが、本発明による保守動作は上記の例に特に
限定されず、ランプ14の点灯回数管理、エアーフィル
タ(図示省略)の清掃管理、偏光板(図示省略)、電源
(図示省略)、IC(集積回路)等の各部品の交換等に
ついても、本発明を同様に適用することができる。
【0069】また、保守情報を電子メール等によりユー
ザに送信する際、所定の広告等を付加してもよく、この
場合、広告の掲載料を得ることにより、大型表示装置の
保守料金を低く設定することができる。また、上記の広
告等を掲載するだけでなく、例えば、大型表示装置の製
造業者の新製品情報等を添付してもよく、この場合、当
該製品の拡販を図ることができる。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、保守装置がネットワー
クを介して大型装置の動作状態を表す動作情報を送信す
るように大型装置に要求し、大型装置は大型装置の動作
状態を表す動作情報をネットワークを介して保守装置へ
送信し、保守装置は送信された動作情報を受信している
ので、迅速かつ的確に大型装置の保守を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による大型表示装置保守
システムの構成を示すブロック図
【図2】図1に示す大型表示装置保守システムによる液
晶パネルの温度管理動作を説明するためのフローチャー
【図3】図1に示す大型表示装置保守システムによるラ
ンプの点灯時間管理動作を説明するためのフローチャー
【符号の説明】
1 大型表示装置 2 保守装置 11 表示回路 12 液晶パネル 13 点灯回路 14 ランプ 15 制御部 16 温度センサ 17 ファン 18 LED(発光ダイオード) 19 通信部 20 カメラ 21 通信部 22 保守管理部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の場所に固定的に設置される大型装
    置と、 所定のネットワークを介して前記大型装置と通信可能に
    接続され、前記大型装 置の保守を行うための保守装置とを備え、 前記保守装置は、前記ネットワークを介して前記大型装
    置の動作状態を表す動作情報を送信するように前記大型
    装置に要求する要求手段を含み、 前記大型装置は、 前記大型装置の動作状態を検出する検出手段と、 前記要求手段により前記大型装置の動作状態を表す動作
    情報を送信するように要求された場合、前記検出手段に
    より検出された動作状態を表す動作情報を前記ネットワ
    ークを介して前記保守装置へ送信する通信手段とを含
    み、 前記保守装置は、前記ネットワークを介して前記通信手
    段により送信された動作情報を受信する受信手段をさら
    に含むことを特徴とする大型装置保守システム。
  2. 【請求項2】 前記保守装置は、前記受信手段により受
    信された動作情報から前記大型装置の動作に異常がある
    と判断した場合、当該異常を解消するための所定の動作
    を行うように前記ネットワークを介して前記大型装置に
    指示する指示手段をさらに含み、 前記大型装置は、前記指示手段に指示された動作を行う
    ように内部の動作を制御する制御手段をさらに含むこと
    を特徴とする請求項1記載の大型装置保守システム。
  3. 【請求項3】 前記保守装置は、前記受信手段により受
    信された動作情報から前記大型装置に対して保守作業が
    必要であると判断した場合、当該保守作業の内容を通知
    するための保守情報を前記ネットワークを介して前記大
    型装置に送信する保守情報送信手段をさらに含み、 前記大型装置は、前記保守情報送信手段により送信され
    た保守情報を当該大型装置のユーザに提示する提示手段
    をさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載の
    大型装置保守システム。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記大型装置の動作状
    態を撮影する撮影手段を含むことを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の大型装置保守システム。
  5. 【請求項5】 前記大型装置は、光源を用いて所定の表
    示画面を表示する大型表示装置を含み、 前記検出手段は、前記光源の動作状態を検出することを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の大型装置保
    守システム。
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