JP2001034122A - 画像形成装置管理システム - Google Patents

画像形成装置管理システム

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JP2001034122A
JP2001034122A JP11204928A JP20492899A JP2001034122A JP 2001034122 A JP2001034122 A JP 2001034122A JP 11204928 A JP11204928 A JP 11204928A JP 20492899 A JP20492899 A JP 20492899A JP 2001034122 A JP2001034122 A JP 2001034122A
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JP11204928A
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Masami Higuchi
正己 樋口
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サービスの質を低下させることなく、また、
装置コストを上昇させることのない通報機能を有する画
像形成装置を実現させる。 【解決手段】 通報方式切換部5は、状態監視部3によ
って異常が検出されたとき、その異常がサービスマンに
よる処置を必ず必要とする異常であるか必ずしも必要と
しない場合がある異常であるかを識別し、サービスマン
による処置を必ず必要とする異常であれば通報制御部4
および通報送受信部6による通報方式として自動通報を
選択し、サービスマンによる処置を必ずしも必要としな
い場合がある異常であれば予め設定された指示内容に応
じて自動通報又は手動通報を選択する。通報制御部4
は、自動通報が選択された時には自動的に、手動通報が
選択された時には所定の入力操作が行なわれた時にそれ
ぞれ状態監視部3によって検出された異常を通報送受信
部6によって集中管理装置10へ通報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写装置,プリ
ンタ,ファクシミリ装置等の画像形成装置と集中管理装
置とを公衆回線等の通信回線を介して接続した画像形成
装置管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置としては、既知の感光体静
電プロセスを用いて普通紙に画像形成するものが一般的
であるが、このような感光体静電プロセスを行なう機構
からは、トラブル(異常)が発生する割合も高く、更に
性能維持のための定期的なオーバーホールの必要性か
ら、保守管理のサービス体制を採っている。
【0003】この保守管理を充実させる目的で、画像形
成装置の管理システムとして、画像形成装置に通信装置
を設け、画像形成装置と管理センタに設置された集中管
理装置とを電話回線(公衆回線)等の通信回線を介して
接続し、画像形成装置の異常発生時にその旨を集中管理
装置に通報するようにしたものが既に開発され(特開平
8−314815号公報参照)、市販されている。
【0004】このような画像形成装置管理システムにお
いて、画像形成装置は、機内の状態を監視し、異常が発
生した場合に、その旨を通信回線を介して管理センタの
集中管理装置へ通知する。管理センタの集中管理装置
は、画像形成装置から異常が発生した旨の通報を受ける
と、その通報内容を表示部に表示してオペレータに知ら
せる。
【0005】オペレータは、表示部の表示を見て画像形
成装置内で異常が発生した旨を認識すると、通報元のユ
ーザへ電話をかけ、異常発生状況を尋ね、解除の方法を
指示したり、必要であればサービスセンタに連絡を取
り、サービスマンを手配するという処置を実施する。
【0006】ところで、画像形成装置内部で発生する異
常の中には、メーカのサービスマンによらなければ回復
できない重大な異常がある一方、機械の再起動等、ユー
ザによる操作で容易に回復できる軽微な異常も存在す
る。
【0007】前者の例としては、定着ユニットの異常が
ある。定着ユニットは、ヒータが存在することにより、
異常回復のための処置を誤ると火災に繋がる恐れがある
ため、異常が発生した場合には、サービスマンがチェッ
クした後でないと、異常の解除は不可能なようになって
いる。
【0008】また、後者の例としては、画像形成装置が
感光体静電プロセスを使用していることにより発生する
高圧のリークが挙げられる。例えば、画像形成時の用紙
搬送により画像形成部に紙粉等が付着し、一時的に放電
を起こす場合があり、その場合には画像形成装置は異常
を検知する。
【0009】このような原因で発生したリークは、リー
クの発生により紙粉等が除去されてしまい、一度発生し
ても続けては起こらない場合が多い。また、紙粉等が除
去されない場合でも、その紙粉等を取り除くのみで異常
が発生しなくなるため、ユーザでも簡単な処置で異常か
ら復帰することが可能である。
【0010】しかし、これらの異常は、同じ現象であっ
ても、ケースによっては、前者の場合にあてはまり、他
の場合は後者にあてはまるものもある。上記リークの場
合、放電器が何らかの原因で故障したり、放電ワイヤが
断線したりした場合は、放電を繰り返すことになり、紙
粉等により引き起こされる異常とは違い、サービスマン
による処置が必要になる。
【0011】このように1つの異常をみても、当然なが
ら様々なケースがあり、どちらの場合に当てはまるかを
一義的に決められないのが一般的ではあるが、通常の場
合、清掃やごみの除去といったユーザによる簡単な処置
で異常が解除される場合が多い。実際のところ、管理セ
ンタから通報元のユーザへ電話をかけた時には、既にユ
ーザの手で異常が解除されている場合が多いことも事実
である。このことは、画像形成装置は、既に、極めて一
般的なもので、その仕組み等は周知のものであることに
起因している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の画像
形成装置では、発生する異常を全て集中管理装置へ自動
で通報していたため、通報機能を有する画像形成装置の
増加により、管理センタでの対応業務が増大し、対応の
遅れや、対応の遅れを防止するための設備の増加による
サービスコストの増加を招くといった問題が発生してき
た。
【0013】これらの問題に対処するため、機械からの
通報を少なくしようとすると、発生した異常が重大な異
常か、そうでないかを機械が判断しなければならず、そ
のためには更に多くの検知装置を搭載することが必要に
なり、装置コストの増大を招くことにつながる(特開平
10−333505号公報参照)
【0014】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、画像形成装置管理システムにおいて、サ
ービスの質を低下させることなく、また、装置コストを
上昇させることのない通報機能を有する画像形成装置を
実現させることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、複写装置等
の画像形成装置と、該装置に公衆回線等の通信回線を介
して接続された集中管理装置とを備えた画像形成装置管
理システムにおいて、上記の目的を達成するため、以下
に示すようにしたことを特徴とする。
【0016】請求項1の発明は、画像形成装置に、自機
内で発生する異常を検出する異常検出手段と、該手段に
よって検出された異常を自動的に集中管理装置へ通報す
る自動通報手段と、異常検出手段によって検出された異
常を所定の入力操作が行なわれた時に集中管理装置へ通
報する手動通報手段と、異常検出手段によって検出され
た異常がサービスマンによる処置を必ず必要とする異常
であるか必ずしも必要としない場合がある異常であるか
を識別する異常識別手段と、該手段により異常検出手段
によって検出された異常がサービスマンによる処置を必
ず必要とする異常であると識別された場合には、自動通
報手段による通報方式を選択し、サービスマンによる処
置を必ずしも必要としない場合がある異常であると識別
された場合には、予め設定された指示内容に応じて自動
通報手段又は手動通報手段による通報方式を選択する通
報方式切換手段とを設けたものである。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置管理システムにおいて、画像形成装置に、時間計測を
行なう計時手段を設け、通報方式切換手段に、手動通報
手段による通報方式を選択した後、計時手段による計測
時間が所定時間継続しても上記所定の入力操作が行なわ
れなかった場合には、自動通報手段による通報方式に切
り換える手段を備えたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一実
施形態である画像形成装置管理システムの構成例を示す
ブロック図である。
【0019】この画像形成装置管理システムは、画像形
成装置(複写装置等)1と、それに公衆回線網(他の通
信回線でもよい)20を介して接続された管理センタに
設置された集中管理装置10とによって構成されてい
る。この画像形成装置管理システムは、画像形成装置1
として、実際には遠隔診断を前提とした複数の画像形成
装置を公衆回線網10を介して集中管理装置10に接続
し、その各画像形成装置の状態を集中管理装置10によ
って集中的に遠隔管理できるようにしたものである。
【0020】画像形成装置1は、画像形成制御部2,状
態監視部3,通報制御部4,通報方式切換部5,通報送
受信部6,計時部7,操作パネル8とを備えている。画
像形成制御部2は、画像形成装置1の画像形成動作を制
御する。状態監視部3は、請求項1の異常検出手段とし
ての機能を有しており、画像形成動作時や待機時におけ
る画像形成装置1の内部の状態を常時監視し、その内部
で異常が発生したとき、その異常を検出し、その異常に
対応するコード(異常コード)を通報方式切換部5へ通
知する。
【0021】通報制御部4は、通報送受信部6と共に請
求項1の自動通報手段および手動通報手段としての機能
を有しており、状態監視部3によって異常が検出された
場合に、通報送受信部6によって集中管理装置10へそ
の異常を示すデータを自動的に通報(送信)する自動通
報あるいは所定のキー操作(入力操作)が行なわれた時
に通報する手動通報を行なわせたり、集中管理装置10
から送られてくるデータを通報送受信部6を介して受け
取り、必要な処理を行なったりする。
【0022】通報方式切換部5は、請求項1,2の異常
識別手段,通報方式切換手段としての機能を有してお
り、状態監視部3から異常コードが通知されると、その
異常コードから状態監視部3によって検出された異常が
サービスマンによる処置を必ず必要とする異常であるか
必ずしも必要としない場合がある異常であるかを識別
し、その結果に応じて通報制御部4および通報送受信部
6による通報方式を自動通報か所定のキー操作による手
動通報かに切り換える。
【0023】すなわち、サービスマンによる処置を必ず
必要とする異常であると識別した場合には、通報制御部
4および通報送受信部6による通報方式として自動通報
を選択し、サービスマンによる処置を必ずしも必要とし
ない場合がある異常であると識別した場合には、予め設
定された指示内容に応じて自動通報又は手動通報を選択
する。
【0024】また、手動通報を選択した後、計時部7に
よる計測時間が所定時間継続しても所定のキー操作が行
なわれなかった場合には、自動通報に切り換える。通報
送受信部6は、通報制御部4からのデータを公衆回線網
20を介して集中管理装置10へ通報したり、集中管理
装置10から公衆回線網20を介して送られてくるデー
タを受信して内部データに変換するなど、実際の通信処
理を実行する。
【0025】計時部7は、請求項2の計時手段に相当す
るものであり、時間計測を行なう。操作パネル8は、各
種情報を入力する各種操作キーと、画像形成動作に必要
な各種設定内容や異常が発生した旨を示すメッセージな
どの各種情報を表示する表示器とを備えている。図2
は、画像形成装置1の操作パネル8の構成例を示すレイ
アウト図である。
【0026】この操作パネル8は、テンキー71,クリ
ア/ストップキー72,プリントキー73,エンタキー
74,割り込みキー75,予熱/モードクリアキー7
6,モード確認キー77,画面切り替えキー78,呼び
出しキー79,登録キー80,ガイダンスキー81,表
示用コントラストボリューム82,及び文字表示器83
を備えている。
【0027】テンキー71は、画像形成枚数(コピー枚
数)や倍率等の数値を入力するためのキーである。クリ
ア/ストップキー72は、置数(画像形成枚数)をクリ
アしたり、コピー動作をストップさせたりするためのキ
ーである。プリントキー73は、画像形成(コピー)動
作を実行開始させるためのキーである。
【0028】エンタキー74は、ズーム倍率や綴じ代寸
法用置数等の数値や指定を確定させるためのキーであ
る。割り込みキー75は、コピー中に割り込んで別の原
稿をコピーする時などに使用するキーである。予熱/モ
ードクリアキー76は、設定した全ての画像形成モード
の内容を取り消したり、予熱を設定して節電状態にした
りするためのキーである。
【0029】モード確認キー77は、文字表示器83に
選択的に表示される各画像形成モードを一覧表示で確認
するためのキーである。画面切り替えキー78は、文字
表示器83の表示形態を熟練度に応じて切り替えるため
のキーである。呼び出しキー79は、ユーザプログラム
を呼び出すためのキーである。
【0030】登録キー80は、ユーザプログラムを登録
するためのキーである。ガイダンスキー81は、文字表
示器83にガイダンスメッセージ等を表示するためのキ
ーである。表示用コントラストボリューム82は、文字
表示器83のコントラストを調整するためのものであ
る。
【0031】文字表示器83は、液晶(LCD),蛍光
表示管等のフルドット表示素子を用い、その上に多数の
タッチセンサを内蔵(例えば8×8表示画素毎にある)
した略透明シート状のマトリックスタッチパネルを重ね
ており、画像形成枚数,用紙サイズ(給紙段),画像濃
度(コピー濃度),変倍率,両面モード,綴じ代モー
ド,ソートモード等の画像形成動作に関わる各種の画像
形成モードを任意に設定および表示したり、各種メッセ
ージを表示することができる。
【0032】集中管理装置10はホストコンピュータか
らなり、送受信部11により、公衆回線網(電話回線)
20を介して画像形成装置1からの通報データの受信、
および画像形成装置1へのデータの送信を実施する。こ
こで、画像形成装置1は、異常を検出すると、その異常
を示すデータを公衆回線網20を介して集中管理装置1
0へ送信する。
【0033】集中管理装置10は、画像形成装置1から
送られるデータにより画像形成装置1の内部で異常が発
生したことを認識し、その旨を表示装置の画面に表示し
て管理センタのオペレータに通知する。管理センタのオ
ペレータは、通報元の画像形成装置1のユーザに電話を
かけ、その画像形成装置1で発生した異常に対して速や
かに対処する。
【0034】次に、画像形成装置1の状態監視部3につ
いて、もう少し具体的に説明する。状態監視部3は、前
述したように、画像形成動作時や待機時における画像形
成装置1の内部の状態を常時監視し、その内部で異常が
発生したとき、その異常を検出する。検出できる異常
は、画像形成装置1を構成する各ユニットの状態の異常
であり、例えば定着ユニットの温度状態,周辺機の接続
状態,駆動モータの回転状態等が挙げられるが、これら
以外にも多岐にわたっており、通常の場合、数十個の異
常を検出することができる。
【0035】そして、何らかの原因で画像形成装置1の
内部で異常が発生した場合は、画像形成制御部2に画像
形成動作の停止指示を通知すると同時に、例えば図3に
示すように異常が発生した旨を示すメッセージ(異常発
生メッセージ)を操作パネル8の文字表示器83に表示
する。
【0036】この実施形態の画像形成装置では、自機
(自装置)内で発生する2種類の異常、つまり重大な事
故に繋がる恐れのある異常(サービスマンによる処置を
必ず必要とする異常)とそうでない異常(サービスマン
による処置を必ずしも必要としない場合がある異常)と
を別々に管理しており、重大な事故に繋がる恐れのある
異常が発生した場合には、サービスマンがその発生原因
を調査し、対策実施後、特別な操作を実施しないと異常
状態を解除することができない。
【0037】すなわち、この種の異常が一度発生する
と、機械の動作を停止し、異常状態が継続しないような
処理を実施するが、異常発生メッセージの表示(異常表
示)は解除されず、サービスマンのみに通知されている
特殊なキー操作により異常状態の表示が解除される仕組
みになっている。
【0038】したがって、この種の異常、つまりサービ
スマンによる処置を必ず必要とする異常が発生した場合
は、その異常を識別し、画像形成装置1がその異常を集
中管理装置10へ速やかに通報することで、異常状態の
解消が速やかに行なわれることになる。
【0039】発生した異常が必ずしもサービスマンによ
る処置を必要としない場合がある異常であると識別した
場合には、自動での通報はせず、例えば「管理センタへ
通報する場合は、通報キーを押してください。」等の通
報可能な旨を示すメッセージを操作パネル8の文字表示
器83に表示し、手動(所定の入力操作)による異常通
報(手動通報)を可能にする。
【0040】手動による異常通報の仕方としては、例え
ば操作パネル8上に通報キーを設け、その押下により異
常通報を実施可能にすればよい。また、操作パネル8の
文字表示器83はタッチパネルを有しているので、例え
ば図4に示すように文字表示器83に通報キーを表示し
てもよい。ユーザは、通報キーの押下により、管理セン
タの集中管理装置10へ異常を通報させることも可能で
あるが、自分で異常を解消できれば、通報させる必要も
なく、どちらを選択してもよい。
【0041】次に、画像形成装置1の通報方式切換部5
について、もう少し具体的に説明する。通報方式切換部
5は、状態監視部3によって異常が検出され、異常コー
ドが通知されると、その異常コードおよび後述する異常
通報テーブルの記憶内容(予め設定された指示内容)に
応じて状態監視部3によって検出された異常がサービス
マンによる処置を必ず必要とする異常(自動通報すべき
異常)であるか必ずしも必要としない場合がある異常で
あるかを判断(識別)する。
【0042】異常通報テーブルは、例えば表1に示すよ
うに、それぞれ異なる異常に対応する複数の異常コード
と、その各異常コードにそれぞれ対応する通報方式の切
換可(自動通報又は手動通報を選択的に可能にする)否
(自動通報のみを可能にする)と、切換可の異常に対す
る通報方式とを定義している。
【0043】
【表1】
【0044】したがって、例えば状態監視部3によって
検出された異常(画像形成装置1の内部で発生した異
常)が自動通報すべき異常の場合、つまり切換可否が
「×」と定義された異常の場合は、サービスマンによる
処置を必ず必要とする異常であるため、通報制御部4に
自動通報を指示する。それによって、通報制御部4は、
状態監視部3によって検出された異常を示すデータ(異
常コードを含む)を通報送受信部6によって集中管理装
置10へ通報する。
【0045】次に、画像形成装置1の通報送受信部6に
ついて、もう少し具体的に説明する。集中管理装置10
への実際の通報は、通報送受信部6が実行する。画像形
成装置1には、予め管理センタに設置されている集中管
理装置10の電話番号が登録されている。
【0046】通報制御部4は、登録されている電話番号
を読み出し、通報送受信部6を通して管理センタの集中
管理装置10に発呼する。集中管理装置10は、発呼に
よる呼び出しを認識すると、回線を接続状態に設定し、
画像形成装置1からの通報データを待つ。
【0047】画像形成装置1の通報制御部4は、回線が
接続されると、状態監視部3によって検出された異常を
示すデータ(異常通報時の通信データ)を通報送受信部
6にによって集中管理装置10へ通報する。集中管理装
置10は、送受信部11によって画像形成装置1からの
異常通報時の通信データを受信することにより、そのデ
ータを送信した(異常通報してきた)画像形成装置を特
定することができる。
【0048】ここで、異常通報時の通信データは、例え
ば図5に示すように構成されている。図5において、
「通報種類」は異常通報であることを示すデータであ
る。「機種コード」は、画像形成装置1の機種毎にユニ
ークに与えられた識別子である。この機種コードによ
り、種類の異なる画像形成装置1が画像形成装置管理シ
ステムに接続されていても、どの画像形成装置1が異常
通報を行なったかを特定することができる。
【0049】「異常コード」は、複数の異なる異常のう
ち、どの異常が発生したかを示すデータである。「切換
可否」は、サービスマンによる処置を必ず必要とする異
常(重大な異常)必ずしも必要としない場合がある異常
かに対応するコード、つまり各異常コードにそれぞれ対
応する通報方式の切り換えが不可能(自動通報のみを可
能)か可能(自動通報又は手動通報を選択的に可能)か
を示す示すコードであり、表1に示したように異常の種
類により予め機種毎に設定されている。
【0050】「通報方式」は、切換可の異常、つまりサ
ービスマンによる処置を必ずしも必要としない場合があ
る異常の場合に対応する集中管理装置10への通報方式
を示すコードである。「連絡先電話番号」は、画像形成
装置1に予め設定されたユーザ指定の電話番号である。
【0051】管理センタでは、集中管理装置10が、画
像形成装置1から上記データを受け取ると、そのデータ
により画像形成装置1の内部で異常が発生したことを認
識し、その旨および連絡先電話番号を表示装置の画面に
表示して管理センタのオペレータに通知するそれによっ
て、管理センタのオペレータは、通報先のユーザへ電話
で連絡をとり、速やかに異常解除の処理を実施すること
ができる。
【0052】図6は、画像形成装置1におけるこの発明
に係わる異常発生時の通報制御の一例を示すフロー図で
ある。画像形成装置1は、自機内で異常が発生し、その
異常を検出すると、操作パネル8の文字表示器83に異
常が発生した旨を示す異常発生メッセージと発生した異
常のコードを表示する。
【0053】次いで、発生した異常のコードに対して通
報方式(自動通報/手動通報)の切換可否をチェックす
る。つまり、発生した異常がサービスマンによる処置を
必ず必要とする異常であるか必ずしも必要としない場合
がある異常であるかを識別する。そして、発生した異常
が通報方式の切り換え(自動通報から手動通報への切り
換え)が不可能な異常、つまりサービスマンによる処置
を必ず必要とする異常の場合には、自動通報を選択して
自動通報の処理を実行する。
【0054】すなわち、まず異常が発生した旨を集中管
理装置10に通知するための通報データ(図5に示した
ような異常通報の通信データ)を作成する。次に、「通
報中」のメッセージを操作パネル8の文字表示器83に
表示し、通報を実施中であることが判るようにする。
【0055】続いて、集中管理装置10に対して発呼す
る。発呼後は、集中管理装置10の応答による接続を待
ち、接続完了後、先に作成した通報データを集中管理装
置10へ送信する。通報データの送信完了後は、その旨
を示す送信完了メッセージを操作パネル8の文字表示器
83に表示し、通報が完了したことをユーザが判るよう
にして、処理を終了する。
【0056】発生した異常が通報方式の切り換え(自動
通報から手動通報への切り換え)が可能な異常、つまり
サービスマンによる処置を必ずしも必要としない場合が
ある異常の場合には、通報方式をチェックし、自動通報
が設定されていれば自動通報を選択して上述と同様に自
動通報の処理を実行する。手動通報が設定されている場
合は、手動通報を選択して操作パネル8の文字表示器8
3に通報が可能である旨を示す通報可メッセージを表示
し、通報キーが有効になる(通報キーを表示する)。
【0057】ここで、ユーザは、発生した異常に対して
処置が可能である(異常を解除できる)と判断すれば、
通報キーは押さずに対処し、発生した異常に対して処置
が不可能であると判断すれば、操作パネル8の文字表示
器83に表示されている通報キーを押下することによ
り、管理センタへ異常を通報することができる。異常が
解除されれば、異常発生メッセージの表示は消え、操作
パネル8の文字表示器83には通常の操作画面が表示さ
れる。
【0058】通報方式として手動通報が設定されている
異常が発生した時に、ユーザが画像形成装置1の側にい
ない場合は、異常解除の処置がなされず、画像形成装置
1は異常状態のまま放置されることになり、異常状態か
らの回復が遅れる。これを防止するため、手動通報を選
択して操作パネル8の文字表示器83に通報キーを表示
すると、計時部7を起動し、計時部7による計測時間が
所定時間経過(所定時間継続)しても異常の回復が図ら
れず(異常が解除されず)、通報キーの押下もなされな
かった場合には、手動通報を自動通報に切り換える。
【0059】すなわち、通報方式として自動通報が設定
されていない場合に、操作パネル8の文字表示器83に
通報可メッセージを表示した後、計時部7(タイマ)に
よる時間計時を開始し、異常状態の解除がされないま
ま、且つ通報キーが押下されないまま、予め設定された
所定時間が経過した場合は、手動通報を自動通報に切り
換えて自動通報の処理を実行する。
【0060】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1,2
の発明の画像形成装置管理システムによれば、画像形成
装置が、自機内で異常が発生し、その異常を検出したと
き、その異常がサービスマンによる処置を必ず必要とす
る異常であるか必ずしも必要としない場合がある異常で
あるかを識別し、検出した異常がサービスマンによる処
置を必ず必要とする異常であればその異常を自動的に集
中管理装置へ通報し、検出した異常がサービスマンによ
る処置を必ずしも必要としない場合がある異常であれば
その異常を予め設定された指示内容に応じて自動的に又
は所定の入力操作が行なわれた時に集中管理装置へ通報
するので、サービスの質の低下を回避すると共に、画像
形成装置のコストの上昇を抑えることができる。
【0061】すなわち、画像形成装置は、ユーザの対処
により処置可能な異常については、自動通報を行なわな
いため、管理センタに設置されている集中管理装置のオ
ペレータが通報元のユーザへ電話をかけた時には、既に
ユーザの手で異常が解除されているというケースの処理
業務を実施する必要がなくなる。また、ユーザにとって
も、既に異常に対する電話応対をとる必要がなくなり、
無駄な処理を不要にできる。さらに、容易に解除可能な
異常であっても、処置方法を知らないユーザの場合や、
従来のように異常通報を希望する場合は、所定の入力操
作によって容易に異常通報を実行することが可能なた
め、サービスの質を落とすことはない。
【0062】さらに、請求項2の発明によれば、画像形
成装置が、所定の入力操作が行なわれた時に検出した異
常を集中管理装置へ通報する手動通報が可能な状態の場
合であっても、その状態が所定の入力操作が行なわれな
いまま所定時間継続した場合には、検出した異常を自動
的に集中管理装置へ通報するので、手動通報が可能な状
態であっても、ユーザが画像形成装置から離れていて異
常の発生に気づかず、画像形成装置が異常状態のまま放
置されるというようなサービスの質の低下を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である画像形成装置管理
システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した画像形成装置1の操作パネルの構
成例を示すレイアウト図である。
【図3】図1に示した画像形成装置1における異常の自
動通報時に図2の文字表示器83に表示される画面の一
例を示す図である。
【図4】図1に示した画像形成装置1における異常の手
動通報時に図2の文字表示器83に表示される画面の一
例を示す図である。
【図5】図1に示した画像形成装置1で作成される異常
通報時の通信データの構成例を示す図である。
【図6】図1に示した画像形成装置1におけるこの発明
に係わる異常発生時の通報制御の一例を示すフロー図で
ある。
【符号の説明】
1:画像形成装置 2:画像形成制御部 3:状態監視部 4:通報制御部 5:通報方式切換部 6:通報送受信部 7:計時部 8:操作パネル 10:集中管理装置 11:送受信部 20:公衆回線網 83:文字表示器
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AQ06 HH03 HJ06 HK19 HV02 HV22 HV23 HV32 HV35 2H027 DA32 DA38 EJ13 EJ15 EK01 EK09 EK11 GA03 GA12 GA23 GA34 GA47 GB07 GB09 5B021 AA01 BB10 CC07 NN16 5K101 KK01 KK14 LL01 MM07 NN03 NN21 RR12 RR13 RR16 TT06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写装置等の画像形成装置と、該装置に
    公衆回線等の通信回線を介して接続された集中管理装置
    とを備えた画像形成装置管理システムにおいて、 前記画像形成装置に、 自機内で発生する異常を検出する異常検出手段と、 該手段によって検出された異常を自動的に前記集中管理
    装置へ通報する自動通報手段と、 前記異常検出手段によって検出された異常を所定の入力
    操作が行なわれた時に前記集中管理装置へ通報する手動
    通報手段と、 前記異常検出手段によって検出された異常がサービスマ
    ンによる処置を必ず必要とする異常であるか必ずしも必
    要としない場合がある異常であるかを識別する異常識別
    手段と、 該手段により前記異常検出手段によって検出された異常
    がサービスマンによる処置を必ず必要とする異常である
    と識別された場合には、前記自動通報手段による通報方
    式を選択し、サービスマンによる処置を必ずしも必要と
    しない場合がある異常であると識別された場合には、予
    め設定された指示内容に応じて前記自動通報手段又は前
    記手動通報手段による通報方式を選択する通報方式切換
    手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置管理シス
    テム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置管理システ
    ムにおいて、 前記画像形成装置に、時間計測を行なう計時手段を設
    け、 前記通報方式切換手段が、前記手動通報手段による通報
    方式を選択した後、前記計時手段による計測時間が所定
    時間継続しても前記所定の入力操作が行なわれなかった
    場合には、前記自動通報手段による通報方式に切り換え
    る手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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