JP2001194964A - 画像形成装置管理システム - Google Patents

画像形成装置管理システム

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JP2001194964A
JP2001194964A JP2000006429A JP2000006429A JP2001194964A JP 2001194964 A JP2001194964 A JP 2001194964A JP 2000006429 A JP2000006429 A JP 2000006429A JP 2000006429 A JP2000006429 A JP 2000006429A JP 2001194964 A JP2001194964 A JP 2001194964A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置の画像形成動作に関する機能に
異常が発生した場合の操作者による作業を軽減する。 【解決手段】 画像形成装置1において、例えば画像形
成動作に関する複数の機能のいずれかに異常が発生した
場合、操作パネル8の制御部が、所定のキー操作によ
り、画像形成動作に関する複数の機能の種類をそれぞれ
示す選択項目キー(機能情報)を表示器(LCD)に一
覧表示してそれらを個別に指定(タッチ)可能にし、い
ずれかの選択項目キー(異常が発生した機能の種類を示
すもの)が指定された時に、そのキーが示す機能の使用
不可を設定すると共に、その旨を示す設定情報を通報制
御部4および通報送受信部6によって自動的に集中管理
装置10へ通報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写装置,プリ
ンタ,ファクシミリ装置等の画像形成装置と集中管理装
置とを公衆回線等の通信回線を介して接続した画像形成
装置管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成装置は多機能化され、そ
の画像形成装置を構成するユニット数も増えたため、部
分的な故障が発生した場合に、装置全体を使用不可とし
てしまわず、故障した機能(ユニット)のみを使用不可
(使用禁止)に設定し、その機能以外の機能は使用可能
にした画像形成装置(複写機)が提案されている(例え
ば特開平2−129663号公報参照)。
【0003】一方、画像形成装置としては、既知の感光
体静電プロセスを用いて普通紙に画像形成するものが一
般的であるが、このような感光体静電プロセスを行なう
機構からは、トラブル(異常)が発生する割合も高く、
性能維持のための定期的なオーバーホールの必要性か
ら、保守管理のサービス体制を採っている。
【0004】この保守管理を充実させる目的で、画像形
成装置の管理システムとして、画像形成装置に通信装置
を設け、画像形成装置と管理センタに設置された集中管
理装置とを電話回線(公衆回線)等の通信回線を介して
接続し、画像形成装置の異常発生時にその旨を集中管理
装置に通報するようにしたものが既に開発され(特開平
8−314815号公報参照)、市販されている。
【0005】このような画像形成装置管理システムにお
いて、画像形成装置は、機内の状態を監視し、異常が発
生した場合に、その旨を通信回線を介して管理センタの
集中管理装置へ通知する。管理センタの集中管理装置
は、画像形成装置から異常が発生した旨の通報を受ける
と、その通報内容を表示部に表示してオペレータに知ら
せる。
【0006】オペレータは、表示部の表示を見て画像形
成装置内で異常が発生した旨を認識すると、通報元のユ
ーザへ電話をかけ、異常発生状況を尋ね、解除の方法を
指示したり、必要であればサービスセンタに連絡を取
り、サービスマンを手配するという処置を実施する。
【0007】ところで、画像形成装置では、機械的に異
常を検知(検出)できる機能に関しては、その異常発生
時にその旨を管理センタの集中管理装置へ自動的に通報
することができるが、機械的に異常を検知できない機能
(例えば原稿サイズに合わせて自動的に用紙を選択する
自動用紙選択機能や用紙の搬送に係わる一部の機能)に
関しては、その異常発生時にその旨を集中管理装置へ自
動的に通報することができないため、その異常がそのま
ま放置されてしまい、操作者(ユーザ)が望まない動作
を何度も行なってしまうことがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような場合、異常
が発生した(故障した)機能を使用しないようにすると
同時に、その旨を管理センタに通報して修理を依頼する
ことが望ましいが、従来はそれを実現することができな
かった。つまり、操作者が異常が発生した機能を一時的
に使用不可に設定するための操作を行なった後、管理セ
ンタのオペレータに電話をかけ、状況を説明するという
煩わしい作業を行なう必要があった。
【0009】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、画像形成装置管理システムにおいて、画
像形成装置の画像形成動作に関する機能に異常が発生し
た場合の操作者による作業を軽減することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、複写機,プ
リンタ,ファクシミリ装置等の画像形成装置と、該画像
形成装置に公衆回線等の通信回線を介して接続された集
中管理装置とを備えた画像形成装置管理システムにおい
て、上記の目的を達成するため、以下に示すようにした
ことを特徴とする。
【0011】請求項1の発明は、画像形成装置に、画像
形成動作に関する複数の機能の種類をそれぞれ示す機能
情報を一覧表示する機能情報表示手段と、該手段によっ
て一覧表示された各機能情報を個別に指定する機能情報
指定手段と、該手段によって指定された機能情報が示す
機能の使用不可を設定する機能使用不可設定手段と、該
手段による設定が行なわれたとき、その旨を示す設定情
報を自動的に集中管理装置へ通報する設定情報通報手段
とを設けたものである。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置管理システムにおいて、画像形成装置に、機能情報表
示手段によって一覧表示された各機能情報毎に設定情報
通報手段による設定情報の通報の有無を表示する通報有
無表示手段を設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一実
施形態である画像形成装置管理システムの構成例を示す
ブロック図である。
【0014】この画像形成装置管理システムは、複写
機,プリンタ,ファクシミリ装置等の画像形成装置1
と、それに公衆回線網(他の通信回線でもよい)20を
介して接続された管理センタに設置された集中管理装置
10とによって構成されている。この画像形成装置管理
システムは、画像形成装置1として、実際には遠隔診断
を前提とした複数の画像形成装置を公衆回線網20を介
して集中管理装置10に接続し、その各画像形成装置の
状態を集中管理装置10によって集中的に遠隔管理でき
るようにしたものである。
【0015】画像形成装置1は、画像形成制御部2,状
態監視部3,通報制御部4,通報方式切換部5,通報送
受信部6,計時部7,操作パネル8とを備えている。画
像形成制御部2は、画像形成装置1の画像形成動作を制
御する。状態監視部3は、異常検出手段としての機能を
有しており、画像形成動作時や待機時における画像形成
装置1の内部の状態を常時監視し、その内部で異常が発
生したとき、その異常を検出し、その異常に対応するコ
ード(異常コード)を通報方式切換部5へ通知する。
【0016】通報制御部4は、通報送受信部6と共に自
動通報手段(請求項1の設定情報通報手段を含む)およ
び手動通報手段としての機能を有しており、画像形成動
作に関する複数の機能のうち、少なくとも1個の機能の
使用不可が設定された場合に、その旨を示すデータ(設
定情報)を通報送受信部6によって自動的に集中管理装
置10へ通報(送信)する自動通報を行なわせる。
【0017】また、状態監視部3によって異常(故障)
が検出された場合に、その旨を示すデータを通報送受信
部6によって自動的に集中管理装置10へ通報する自動
通報あるいは所定のキー操作(入力操作)が行なわれた
時に通報する手動通報を行なわせる。さらに、集中管理
装置10から送られてくるデータを通報送受信部6を介
して受け取り、必要な処理を行なう。
【0018】通報方式切換部5は、異常識別手段および
通報方式切換手段としての機能を有しており、状態監視
部3から異常コードが通知されると、その異常コードか
ら状態監視部3によって検出された異常がサービスマン
による処置を必ず必要とする異常であるか必ずしも必要
としない場合がある異常であるかを識別し、その結果に
応じて通報制御部4および通報送受信部6による通報方
式を自動通報か所定のキー操作による手動通報かに切り
換える。
【0019】すなわち、サービスマンによる処置を必ず
必要とする異常であると識別した場合には、通報制御部
4および通報送受信部6による通報方式として自動通報
を選択し、サービスマンによる処置を必ずしも必要とし
ない場合がある異常であると識別した場合には、予め異
常毎に設定された通報方式(自動通報又は手動通報)の
うち、その識別した異常に対応する通報方式を選択す
る。
【0020】また、手動通報を選択した後、計時部7に
よる計測時間が所定時間継続しても所定のキー操作が行
なわれなかった場合には、自動通報に切り換える。通報
送受信部6は、通報制御部4からのデータを公衆回線網
20を介して集中管理装置10へ通報したり、集中管理
装置10から公衆回線網20を介して送られてくるデー
タを受信して内部データに変換するなど、実際の通信処
理を実行する。
【0021】計時部7は、時間計測を行なう。操作パネ
ル(操作表示部)8は、各種情報の入力や表示を行なう
ものであるが、それについては追って詳細に説明する。
集中管理装置10はホストコンピュータからなり、送受
信部11により、公衆回線網(電話回線)20を介して
画像形成装置1からの通報データの受信、および画像形
成装置1へのデータの送信を実施する。
【0022】ここで、画像形成装置1は、異常を検出す
ると、その旨を示すデータを公衆回線網20を介して集
中管理装置10へ送信する。集中管理装置10は、画像
形成装置1から送られるデータにより画像形成装置1の
内部で異常が発生したことを認識し、その旨を表示装置
の画面に表示して管理センタのオペレータに通知する。
管理センタのオペレータは、通報元の画像形成装置1の
ユーザに電話をかけ、その画像形成装置1で発生した異
常に対して速やかに対処する。
【0023】次に、画像形成装置1の状態監視部3につ
いて、もう少し具体的に説明する。状態監視部3は、前
述したように、画像形成動作時や待機時における画像形
成装置1の内部の状態を常時監視し、その内部で異常が
発生したとき、その異常を検出する。検出できる異常
は、画像形成装置1を構成する複数のユニットの状態の
異常であり、例えば定着ユニットの温度状態,周辺機の
接続状態,駆動モータの回転状態等が挙げられるが、こ
れら以外にも多岐にわたっており、通常の場合、数十個
の異常を検出することができる。
【0024】そして、何らかの原因で画像形成装置1の
内部で異常が発生した場合は、画像形成制御部2に画像
形成動作の停止指示を通知すると同時に、例えば図2に
示すように異常が発生した旨を示すメッセージ(異常発
生メッセージ)を操作パネル8の表示器39(図6参
照)に表示する。
【0025】この実施形態の画像形成装置では、自機
(自装置)内で発生する2種類の異常、つまり重大な事
故に繋がる恐れのある異常(サービスマンによる処置を
必ず必要とする異常)とそうでない異常(サービスマン
による処置を必ずしも必要としない場合がある異常)と
を別々に管理しており、重大な事故に繋がる恐れのある
異常が発生した場合には、サービスマンがその発生原因
を調査し、対策実施後、特別な操作を実施しないと異常
状態を解除することができない。
【0026】すなわち、この種の異常が一度発生する
と、機械の動作を停止し、異常状態が継続しないような
処理を実施するが、異常発生メッセージの表示(異常表
示)は解除されず、サービスマンのみに通知されている
特殊なキー操作により異常状態の表示が解除される仕組
みになっている。
【0027】したがって、この種の異常、つまりサービ
スマンによる処置を必ず必要とする異常が発生した場合
は、その異常を識別し、画像形成装置1がその異常を集
中管理装置10へ速やかに通報することで、異常状態の
解消が速やかに行なわれることになる。
【0028】発生した異常が必ずしもサービスマンによ
る処置を必要としない場合がある異常であると識別した
場合には、自動での通報はせず、例えば「管理センタへ
通報する場合は、通報キーを押してください。」等の通
報可能な旨を示すメッセージを操作パネル8の表示器3
9に表示し、手動(所定の入力操作)による異常通報
(手動通報)を可能にする。
【0029】手動による異常通報の仕方としては、例え
ば操作パネル8上に通報キーを設け、その押下により異
常通報を実施可能にすればよい。また、操作パネル8の
表示器39はタッチパネルを有している(後述する)の
で、例えば図3に示すように表示器39に通報キーを表
示してもよい。
【0030】ユーザは、通報キーの押下により、管理セ
ンタの集中管理装置10へ異常を通報させることも可能
であるが、自分で異常を解消できれば、通報させる必要
もなく、どちらを選択してもよい。
【0031】次に、画像形成装置1の通報方式切換部5
について、もう少し具体的に説明する。通報方式切換部
5は、状態監視部3によって異常が検出され、異常コー
ドが通知されると、その異常コードおよび異常通報テー
ブルの記憶内容(予め設定された指示内容)に応じて状
態監視部3によって検出された異常がサービスマンによ
る処置を必ず必要とする異常(自動通報すべき異常)で
あるか必ずしも必要としない場合がある異常であるかを
判断(識別)する。
【0032】異常通報テーブルでは、例えば表1に示す
ように、複数の各異常(複数の異なる異常)にそれぞれ
対応する複数の各異常コードと、その各異常コードにそ
れぞれ対応する通報方式(自動通報又は手動通報)の切
換可(自動通報又は手動通報を選択的に可能にする)否
(自動通報のみを可能にする)と、切換可の異常に対す
る通報方式とが定義(設定)されている。
【0033】
【表1】
【0034】したがって、例えば状態監視部3によって
検出された異常(画像形成装置1の内部で発生した異
常)が自動通報すべき異常の場合、つまり切換可否が
「×」と定義された異常の場合は、サービスマンによる
処置を必ず必要とする異常であるため、通報制御部4に
自動通報を指示する。それによって、通報制御部4は、
状態監視部3によって検出された異常を示すデータ(異
常コードを含む)を通報送受信部6によって集中管理装
置10へ通報する。
【0035】次に、画像形成装置1の通報送受信部6に
ついて、もう少し具体的に説明する。集中管理装置10
への実際の通報は、通報送受信部6が実行する。画像形
成装置1には、予め管理センタに設置されている集中管
理装置10の電話番号が登録されている。
【0036】通報制御部4は、登録されている電話番号
を読み出し、通報送受信部6を通して管理センタの集中
管理装置10に発呼する。集中管理装置10は、発呼に
よる呼び出しを認識すると、画像形成装置1との回線を
接続状態に設定し、画像形成装置1からの通報データを
待つ。
【0037】画像形成装置1の通報制御部4は、画像形
成装置1との回線が接続されると、状態監視部3によっ
て検出された異常を示すデータ(異常通報時の通信デー
タ)を通報送受信部6によって集中管理装置10へ通報
する。集中管理装置10は、送受信部11によって画像
形成装置1からの異常通報時の通信データを受信するこ
とにより、そのデータを送信した(異常通報してきた)
画像形成装置を特定することができる。
【0038】ここで、異常通報時の通信データは、例え
ば図4に示すように構成されている。図4において、
「通報種類」は異常通報であることを示すデータであ
る。「機種コード」は、画像形成装置1の機種毎にユニ
ークに与えられた識別子である。この機種コードによ
り、種類(機種)の異なる画像形成装置1が画像形成装
置管理システムに接続されていても、どの画像形成装置
1が異常通報を行なったかを特定することができる。
【0039】「異常コード」は、複数の異なる異常のう
ち、どの異常が発生したかを示すデータである。「切換
可否」は、サービスマンによる処置を必ず必要とする異
常(重大な異常)か必ずしも必要としない場合がある異
常かに対応するコード、つまり各異常コードにそれぞれ
対応する通報方式の切り換えが不可能(自動通報のみを
可能)か可能(自動通報又は手動通報を選択的に可能)
かを示すコードであり、表1に示したように異常の種類
により予め機種毎に設定されている。
【0040】「通報方式」は、切換可の異常、つまりサ
ービスマンによる処置を必ずしも必要としない場合があ
る異常の場合に対応する集中管理装置10への通報方式
を示すコードである。「連絡先電話番号」は、画像形成
装置1に予め設定されたユーザ指定の電話番号である。
【0041】管理センタでは、集中管理装置10が、画
像形成装置1から上記データを受け取ると、そのデータ
により画像形成装置1の内部で異常が発生したことを認
識し、その旨および連絡先電話番号を表示装置の画面に
表示して管理センタのオペレータに通知する。それによ
って、管理センタのオペレータは、通報先のユーザへ電
話で連絡をとり、速やかに異常解除の処理を実施するこ
とができる。
【0042】図5は、画像形成装置1における異常発生
時の通報制御の一例を示すフロー図である。画像形成装
置1は、自機内で異常が発生し、その異常を検出する
と、操作パネル8の表示器39に異常が発生した旨を示
す異常発生メッセージと発生した異常のコードを表示す
る。
【0043】次いで、発生した異常のコードに対して通
報方式(自動通報/手動通報)の切換可否をチェックす
る。つまり、発生した異常がサービスマンによる処置を
必ず必要とする異常であるか必ずしも必要としない場合
がある異常であるかを識別する。そして、発生した異常
が通報方式の切り換え(自動通報から手動通報への切り
換え)が不可能な異常、つまりサービスマンによる処置
を必ず必要とする異常の場合には、自動通報を選択して
自動通報の処理を実行する。
【0044】すなわち、まず異常が発生した旨を集中管
理装置10に通知するための通報データ(図4に示した
ような異常通報の通信データ)を作成する。次に、「通
報中」のメッセージを操作パネル8の表示器39に表示
し、通報を実施中であることが判るようにする。続い
て、集中管理装置10に対して発呼する。
【0045】発呼後は、集中管理装置10からの応答に
よるその集中管理装置10との回線の接続を待ち、その
接続完了後、先に作成した通報データを集中管理装置1
0へ送信する。通報データの送信完了後は、その旨を示
す送信完了メッセージを操作パネル8の表示器39に表
示し、通報が完了したことをユーザが判るようにして、
処理を終了する。
【0046】発生した異常が通報方式の切り換え(自動
通報から手動通報への切り換え)が可能な異常、つまり
サービスマンによる処置を必ずしも必要としない場合が
ある異常の場合には、通報方式をチェックし、自動通報
が設定されていれば自動通報を選択して上述と同様に自
動通報の処理を実行する。手動通報が設定されている場
合は、手動通報を選択して操作パネル8の表示器39に
通報が可能である旨を示す通報可メッセージを表示し、
通報キーが有効になる(通報キーを表示する)。
【0047】ここで、ユーザは、発生した異常に対して
処置が可能である(異常を解除できる)と判断すれば、
通報キーは押さずに対処し、発生した異常に対して処置
が不可能であると判断すれば、操作パネル8の表示器3
9に表示されている通報キーを押下することにより、管
理センタへ異常を通報することができる。異常が解除さ
れれば、異常発生メッセージの表示は消え、操作パネル
8の表示器39には通常の操作画面が表示される。
【0048】通報方式として手動通報が設定されている
異常が発生した時に、ユーザが画像形成装置1の側にい
ない場合は、異常解除の処置がなされず、画像形成装置
1は異常状態のまま放置されることになり、異常状態か
らの回復が遅れる。これを防止するため、手動通報を選
択して操作パネル8の表示器39に通報キーを表示する
と、計時部7を起動し、計時部7による計測時間が所定
時間経過(所定時間継続)しても異常の回復が図られず
(異常が解除されず)、通報キーの押下もなされなかっ
た場合には、手動通報を自動通報に切り換える。
【0049】すなわち、通報方式として自動通報が設定
されていない場合に、操作パネル8の表示器39に通報
可メッセージを表示した後、計時部7(タイマ)による
時間計時を開始し、異常状態の解除がされないまま、且
つ通報キーが押下されないまま、予め設定された所定時
間が経過した場合は、手動通報を自動通報に切り換えて
自動通報の処理を実行する。
【0050】図6は、操作パネル8の上面の構成例を示
すレイアウト図である。なお、この操作パネル8は、画
像形成装置1が複写機の場合に使用できる。この操作パ
ネル8は、モードクリアキー31,割り込みキー32,
初期設定キー33,プログラムキー34,ガイダンスキ
ー35,スタートキー(プリントキー)36,クリア/
ストップキー37,テンキー38,および表示器39を
備えている。
【0051】モードクリアキー31は、各機能(モー
ド)を標準機能に戻すためのキーであり、このキー操作
によってリピート枚数(コピー枚数)が「1」に、濃度
(トナー濃度)が自動濃度に、給紙が自動給紙に、変倍
率が等倍にそれぞれ設定され、両面モードを含むその他
の機能は全て解除される。割り込みキー32は、コピー
動作(画像形成動作)中に割り込み、別の原稿のコピー
を行なうときに使用するキーである。
【0052】初期設定キー33は、操作者(ユーザ)が
通常よく使用する条件に合わせて、各機能の初期設定値
を変更したり、操作の条件を設定するときに使用するキ
ーである。プログラムキー34は、操作者が頻繁に使用
する機能の登録と呼び出しを行なう時に使用するキーで
ある。
【0053】ガイダンスキー35は、表示器39に基本
操作や機能の説明を表示するときに使用するキーであ
る。スタートキー36は、コピー動作をスタートさせる
ときに使用するキーである。また、このスタートキー3
6はレディ/ウェイト表示を兼ねており、レディ時はグ
リーンのLEDが、ウェイト時はレッドのLEDがそれ
ぞれ点灯する。
【0054】クリア/ストップキー37は、待機中はク
リアキー、コピー動作中はストップキーとしての機能を
持つ。つまり、待機中にクリア/ストップキー37を押
下すると、その時設定されているリピート枚数がクリア
される。また、コピー動作中にクリア/ストップキー3
7を押下すると、その時点でのコピー動作が終了された
時に以後のコピー動作が中断される。
【0055】テンキー38は、リピート枚数(置数)を
設定したり、ズーム変倍や綴代の数値を入力するときに
使用するキーである。表示器39はLCDディスプレイ
(CRTディスプレイでもよい)にタッチパネルを備え
たものであり、表示画面に表示されるキーをタッチする
ことによって各種機能を設定したり、操作の状態やメッ
セージ等の各種情報を表示することができる。
【0056】図7は、操作パネル8の制御系の構成例を
示すブロック図である。この操作パネル8は、図6に示
したスタートキー36等からなるハードキー群41,表
示器(LCD)39の他に、タッチパネル42と、CP
U43,アドレスラッチ44,ROM45,不揮発性R
AM46,リセット回路47,アドレスデコーダ48,
LEDドライバ49,光トランシーバ50,LCDコン
トローラ51,フォントROM52,およびビデオRA
M(以下「VRAM」という)53等からなる制御部と
を備えている。
【0057】タッチパネル42は、表示器39の表示面
上に透明シート状のマトリクスタッチスイッチとして重
ねられ、表示面に表示されているキーがタッチされた時
にそのタッチ位置を検知し、その位置情報をLCDコン
トローラ51へ出力する。なお、タッチ入力が可能なキ
ーは白地に黒文字で表示され、タッチ入力によってON
状態であると判断されたものは白黒反転により黒地に白
文字表示になる。
【0058】CPU43は、この操作パネル8の制御部
全体を統括的に制御する中央処理装置である。アドレス
ラッチ44は、CPU43から入力されるアドレスをラ
ッチして出力する。ROM45は、CPU43に各種処
理を実行させるためのプログラムを含む各種固定データ
を記憶している。
【0059】不揮発性RAM46は、設定された機能
(モード)の内容等を記憶する。リセット回路47は、
アドレスデコーダ48から所定信号が入力された時にC
PU43へリセット信号を出力する。アドレスデコーダ
48は、アドレスラッチ44からのアドレスをデコード
して各部への信号(チップセレクト信号等)を生成す
る。
【0060】LEDドライバ49は、アドレスデコーダ
48からの信号に応じてハードキー群41中の所定キー
(例えばスタートキー36)に埋設されたLEDをON
/OFFしたり、ハードキー群41の入力を行なう。光
トランシーバ50は、CPU43に接続されており、画
像形成装置本体(この例では複写機本体)1aとシリア
ル通信を行なう。
【0061】LCDコントローラ51は、表示器39の
表示制御を司る。フォントROM52は、多数のキャラ
クタフォントのビットパターンを記憶している。VRA
M53は、表示器39に表示すべき画面データをビット
パターンに展開する際に使用する。
【0062】なお、CPU43を含む操作パネル8の各
部が、請求項1,2の機能情報表示手段,機能情報指定
手段,機能使用不可設定手段,および通報有無表示手段
としての機能を果たす。
【0063】この操作パネル8のCPU43は、画像形
成装置本体1a側から所定のコマンドを受け取ると、表
示器39に表示すべき操作画面の内容を決定し、その結
果に対応する画面データ(コード)をROM45,フォ
ントROM52から読み出してLCDコントローラ51
に渡す。LCDコントローラ51は、画面データを受け
取ると、それをVRAM53上に展開することによって
表示器39に対応する操作画面を表示する。
【0064】なお、VRAM53における画面データの
ビットパターン展開エリア(表示エリア)はいくつかに
区切られており、現在表示されている操作画面用の画面
データとは別の画面データをビットパターンに展開して
おくことができ、ビットパターンエリアのアドレスを操
作することにより操作画面を一瞬で切り替えることがで
きる。
【0065】図8は、操作パネル8の表示器39に表示
される機能設定画面の一例を示す図である。この機能設
定画面において、61はメッセージエリアであり、「コ
ピーできます」「コピー中です」等のメッセージを表示
する。62は原稿枚数表示エリアであり、原稿枚数を表
示する。
【0066】63はセット表示エリアであり、セットさ
れたリピート枚数(置数)を表示する。64はコピー枚
数表示エリアであり、完了したコピー枚数を表示する。
65は自動濃度キーであり、原稿の地肌濃度に応じてコ
ピー濃度(画像濃度)を自動的に調整させたいときに使
用する。66は手動濃度キーであり、コピー濃度を手動
で設定するときに使用する。
【0067】67は自動用紙選択キーであり、原稿サイ
ズと倍率により最適なサイズの用紙(給紙トレイ)を自
動的に選択させたいときに使用する。68はトレイ選択
キーであり、使用したい給紙トレイ(用紙)を手動で選
択するときに使用する。69は等倍キーであり、等倍コ
ピーする場合に使用する。
【0068】70は用紙指定変倍キーであり、選択され
た給紙トレイ内の用紙サイズに合わせて原稿の画像を自
動的に縮小又は拡大させたいときに使用する。71はフ
ィニッシャーキー、72は表紙/章区切りキー、73は
綴じ代キー、74はセンター/枠消去キー、75は両面
キー、76は変倍キーである。これらのキーは、機能名
(画像形成動作に関する機能の種類を示す機能情報)を
表題とするキーで、更に細部設定をするために押下す
る。
【0069】ここで、操作者が機能表題の変倍キー76
をタッチすると、図8に示した機能設定画面の下半分に
図9に示すように定形倍率の各選択項目キーを持つ画面
がウインドウ表示され、所要の倍率を設定することがで
きる。つまり、一般的な原稿サイズおよび用紙サイズで
あるA3,A4,A5,B4,B5,B6の組み合わせ
に応じて200%,141%,121%,115%,1
00%,93%,87%,82%,71%,61%,5
0%のいずれかの定形倍率を設定することができる。
【0070】また、操作者が機能表題の両面キー75を
タッチすると、機能設定画面の下半分に図10に示すよ
うに片面→両面キー,両面→両面キー,両面→片面キー
を持つ画面がウインドウ表示され、所要のモード(機
能)を設定することができる。片面→両面キーは2枚の
片面原稿(片面にのみ画像がある原稿)の画像を1枚の
用紙の表裏面にコピーさせたい時、両面→両面キーは1
枚の両面原稿(両面に画像がある原稿)の各画像を1枚
の用紙の両面にコピーさせたい時、両面→片面キーは1
枚の両面原稿の各画像を2枚の用紙の片面にコピーさせ
たい時にそれぞれ使用する。
【0071】なお、その他の機能を設定する場合も同様
に、所要の機能の機能表題キーをタッチし、その後表示
される各選択項目キーを選択的にタッチすることによっ
て所要の機能を設定できる。各機能の設定内容(図8の
例では片面→両面モード,定型倍率121%)が設定表
示エリアに表示される。
【0072】次に、この発明に直接係わる故障(異常)
時の機能削除(機能使用不可)機能について、図11を
参照して説明する。故障時の機能削除機能は、画像形成
装置1を構成する複数のユニットのいずれかが故障した
場合に、そのユニットに関わる機能(この例では状態監
視部3により異常を検出できない機能とする)の種類を
示す(その機能を設定するための)選択項目キー(機能
情報)に対して故障時の機能削除を設定し、その選択項
目キーを図8の機能設定画面から消し去り、その選択項
目キーが示す機能を使用できないようにすることによ
り、画像形成装置1に何度も誤った動作を実行させない
ようにするための機能である。
【0073】例えば、自動用紙選択キー67は、操作者
が用紙サイズを選択する必要がないように、原稿サイズ
に等しい用紙を自動で選択してコピー動作を実行させる
ための機能(自動用紙選択機能)を設定する際に使用す
るキーであるが、原稿サイズを検知するセンサユニット
が故障した場合、誤ったサイズの用紙が選択されて、画
像形成動作が実行されることになり、気がつかないと不
要なコピーを作成することになる。
【0074】操作者が、間違った用紙(給紙トレイ)が
選択されたことに気がついて自動用紙選択機能の使用を
止め、所望の用紙をトレイ選択キー68(第1給紙トレ
イ選択キー68a,第2給紙トレイ選択キー68b,第
3給紙トレイ選択キー68c,第4給紙トレイ選択キー
68d)によって手動で選択することにより、正しくコ
ピーされても、別の操作者によってこの画像形成装置1
が使用されるときに、同じ間違いをする可能性が非常に
高い。
【0075】上述したような故障は、サービスマンが故
障した部品あるいはユニットを交換するまで直らない
が、機械を使用不可状態にすると、業務に差し障る場合
があるため、機械としては使用できることが望ましい。
このような場合、別の操作者が同じ間違いをして無駄な
コピーを作成しないように、自動用紙選択機能を一時的
に使用できなくなるように、自動用紙選択キーに対して
所定の操作により故障時の機能削除を設定しておけば、
その機能を修理により再度使えるようになるまで、機械
の使用を禁止する必要はない。
【0076】また、上記操作と同時に管理センタへ自動
用紙選択キーに対して故障時の機能削除が設定された旨
を示すデータ(設定情報)の通報あるいは自動用紙選択
機能の異常(故障)を示すデータの通報を行なうことに
より、速やかに故障個所が伝わり、内容説明といった行
為を省くことができると同時に、迅速な修理も行なえる
ことになる。以下、故障時の機能削除を設定するための
操作手順を説明する。
【0077】この実施形態の画像形成装置は、操作者
(ユーザ)が別個に使用する条件に合わせて設定するモ
ードであるユーザプログラムモード(UPモード)を持
っており、図6に示した操作パネル8の初期設定キー3
3を押下すると、表示器39の操作画面が図示しないU
Pモード設定画面に切り替わる。
【0078】次に、このUPモード設定画面上の「故障
時の機能削除」の選択項目キーをタッチすると、故障時
の機能削除モードとなり、表示器39の操作画面が図1
1に示す「故障時の機能削除」設定画面に切り替わる。
この画面上には、故障時に削除(使用不可に設定)可能
な機能の種類を示す選択項目キー(機能情報)が一覧表
示されている。
【0079】ここで、所望の機能の種類を示す選択項目
キーを通常のキー操作と同様に操作(タッチ)すること
により、その機能が使用できなくなるように、その選択
項目キーに対して故障時の機能削除(その選択項目キー
が示す機能の使用不可)を設定することができる。例え
ば、自動用紙選択機能を使用しない場合は、自動用紙選
択キー67をタッチすることにより、その自動用紙選択
キー67に対して故障時の機能削除(自動用紙選択機能
の使用不可)が設定され、その自動用紙選択キー67は
白黒反転により黒地に白文字に切り替わる。
【0080】この操作により、図8に示した機能設定画
面の自動用紙選択キー67が表示されなくなり、自動用
紙選択機能は一時的に使用できなくなるが、トレイ選択
キー68による用紙の選択は可能であるため、画像形成
装置1は継続して使用することができる。なお、自動用
紙選択キー67以外の選択項目キーについても同様であ
る。
【0081】タッチされた選択項目キーに対して故障時
の機能削除が設定されると同時に、その旨を示すデータ
(又は選択項目キーに対応する機能の異常を示すデータ
でもよい)が管理センタへ通報されるわけであるが、そ
の通報の処理は、前述した自動通報と同様である。但
し、通報データ(通信データ)は設定状態を通知するも
のに変わる。
【0082】この時の通報データの構造は、「故障時の
機能削除を表わすコード」に、項目別の設定状態を表わ
すコードが続いている。管理センタの集中管理装置10
は、このコードを受信することにより、故障ユニットを
特定することができる。
【0083】通報の有無は、図11に示すように、一覧
表示された各選択項目キー(機能情報)毎にそれぞれの
通報有無表示エリアに表示される。この例では、自動用
紙選択キー67に対しては通報済みである旨が、それ以
外の選択項目キーに対しては通報されていない旨がそれ
ぞれ表示される。
【0084】通報の有無の表示としては、故障時の機能
削除(使用不可)が設定されていない選択項目キーの横
に位置する通報有無表示エリアに「未通報」が表示され
るが、故障時の機能削除が設定され、その旨を示すデー
タが管理センタの集中管理装置10へ通報され、集中管
理装置10から受信完了を示す通報データが通知された
時点で通報有無表示エリアの表示が「未通報」から「通
報済」に切り替わる。
【0085】図12は、画像形成装置1におけるこの発
明に係わる故障時の機能削除設定処理の一例を示すフロ
ー図である。画像形成装置1は、故障時の機能削除モー
ドとなり、表示器39の操作画面が図11に示した「故
障時の機能削除」設定画面に切り替わると、定期的に図
12の処理を開始し、まずその画面上のいずれかの選択
項目キーが押下(指定)されたか否かをチェックする。
【0086】そして、いずれかの選択項目キーが押下さ
れた場合は、どの選択項目キーが押下されたかを順次チ
ェックする。押下(指定)された選択項目キーが判明す
ると、その選択項目キーに対する故障時の機能削除(そ
の選択項目キーが示す機能の使用不可)の設定の有無を
チェックし、その選択項目キーに対して故障時の機能削
除が設定されていなければ故障時の機能削除を設定し、
その選択項目キーを白黒反転により黒地に白文字の表示
に切り替える。
【0087】押下された選択項目キーに対して故障時の
機能削除が既に設定されていた場合は、その設定を解除
する処理を行ない、その選択項目キーを白黒反転により
白地に黒文字の表示に戻すと共に、その選択項目キーの
横に位置する通報有無表示エリアの表示を初期化する
(「通報済」から「未通報」に戻す)。押下された選択
項目キーに対して故障時の機能削除の設定あるいはその
設定の解除を行なった後、各選択項目キーに対する故障
時の機能削除の設定(各選択項目キーが示す機能の使用
不可の設定)の有無を示す通報データを作成する。
【0088】次に、通報処理を実行する。つまり、集中
管理装置10に対して発呼し、集中管理装置10からの
応答によるその集中管理装置10との回線の接続を待
ち、その接続完了後、先に作成した通報データを集中管
理装置10へ送信する。通報データの送信完了により、
集中管理装置10から受信完了を示す通報データが通知
された時に、故障時の機能削除が設定された選択項目キ
ーの横に位置する通報有無表示エリアの表示を「未通
報」から「通報済」に切り替え、処理を終了する。
【0089】ここで、各選択項目キーに対する故障時の
機能削除の設定の有無を示す通報データ(故障時の機能
削除時の通信データ)は、例えば図13に示すように構
成されている。図13において、「通報種類」は故障時
の機能削除であることを示すデータである。
【0090】「機種コード」は、画像形成装置1の機種
毎にユニークに与えられた識別子である。この機種コー
ドにより、前述した自動通報と同様、種類の異なる画像
形成装置1が画像形成装置管理システムに接続されてい
ても、どの画像形成装置1が通報を行なったかを特定す
ることができる。「有効数」は、以降に続く設定データ
の有効数を表わす。
【0091】「設定1」〜「設定8」は、各選択項目キ
ーに対する機能削除の設定(各選択項目キーが示す機能
の使用不可の設定)の有無(ON/OFF)を表わして
いる。「連絡先電話番号」は、画像形成装置1に予め設
定されたユーザ指定の電話番号である。
【0092】管理センタでは、集中管理装置10が、画
像形成装置1から上記データを受け取ると、そのデータ
により画像形成装置1の各選択項目キーに対する故障時
の機能削除の設定の有無を認識し、その旨および連絡先
電話番号を表示装置の画面に表示して管理センタのオペ
レータに通知する。それによって、管理センタのオペレ
ータは、画像形成装置1(機械)の状況を把握でき、対
処方法を決定することができる。
【0093】このように、この実施形態によれば、画像
形成装置1の画像形成動作に関する複数の機能(ユニッ
ト)のいずれかに異常が発生した場合、操作パネル8の
CPU43を含む制御部が、所定のキー操作により、画
像形成動作に関する複数の機能の種類をそれぞれ示す選
択項目キー(機能情報)を表示器(LCD)39に一覧
表示してそれらを個別に指定(タッチ)可能にし、いず
れかの選択項目キー(異常が発生した機能の種類を示す
もの)が指定された時に、その選択項目キーに対して故
障時の機能削除(その選択項目キーが示す機能の使用不
可)を設定すると共に、その旨を示すデータ(設定情
報)を通報制御部4および通報送受信部6によって自動
的に管理センタの集中管理装置10へ通報するので、そ
の通報のためのキー操作を行なう必要がない分だけ、画
像形成動作に関する機能に異常が発生した場合の操作者
による作業を軽減することができる。
【0094】また、表示器(LCD)39に一覧表示し
た各選択項目キー毎に故障時の機能削除の設定の有無を
示すデータの通報の有無も表示するので、異常が発生し
た機能の使用不可の設定を操作者が誤って解除してしま
う恐れもない。さらに、ある機能の異常が回復し、その
機能の種類を示す選択項目キーに対する機能削除の設定
が解除された時にも、その旨を示すデータを管理センタ
の集中管理装置10へ通報するため、集中管理装置10
では、画像形成装置1(機械)の状態を常に監視でき、
画像形成動作に関する各機能の異常(故障)に対してそ
の状況を確実に把握することができ、使用者(ユーザ)
は安心して機械を使うことができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1,2
の発明の画像形成装置管理システムによれば、画像形成
装置が、画像形成動作に関する複数の機能のいずれかに
異常が発生した場合、例えば操作パネル上の所定のキー
操作により、画像形成動作に関する複数の機能の種類を
それぞれ示す機能情報を一覧表示してそれらを個別に指
定可能にし、いずれかの機能情報(異常が発生した機能
の種類を示すもの)が指定された時に、その機能情報が
示す機能の使用不可を設定すると共に、その旨を示す設
定情報を自動的に集中管理装置へ通報するので、その通
報のための操作を行なう必要がない分だけ、画像形成装
置の画像形成動作に関する機能に異常が発生した場合の
操作者による作業を軽減することができる。
【0096】さらに、請求項2の発明によれば、画像形
成装置が、一覧表示した各機能情報毎に設定情報の通報
の有無も表示するので、異常が発生した機能の使用不可
の設定を操作者が誤って解除してしまう恐れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である画像形成装置管理
システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した画像形成装置1における異常の自
動通報時に図6の表示器39に表示される画面の一例を
示す図である。
【図3】図1に示した画像形成装置1における異常の手
動通報時に図6の表示器39に表示される画面の一例を
示す図である。
【図4】図1に示した画像形成装置1で作成される異常
通報時の通信データの構成例を示す図である。
【図5】図1に示した画像形成装置1における異常発生
時の通報制御の一例を示すフロー図である。
【図6】図1の操作パネル8の上面の構成例を示すレイ
アウト図である。
【図7】図6に示した操作パネル8の制御系の構成例を
示すブロック図である。
【図8】図7の表示器39に表示される機能設定画面の
一例を示す図である。
【図9】図8の変倍キー76をタッチした時にウインド
ウ表示される画面の一例を示す図である。
【図10】図8の両面キー75をタッチした時にウイン
ドウ表示される画面の一例を示す図である。
【図11】図7の表示器39に表示される「故障時の機
能削除」設定画面の一例を示す図である。
【図12】図1に示した画像形成装置1におけるこの発
明に係わる故障時の機能削除設定処理の一例を示すフロ
ー図である。
【図13】図1に示した画像形成装置1で作成される故
障時の機能削除時の通信データの構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1:画像形成装置 2:画像形成制御部 3:状態監視部 4:通報制御部 5:通報方式切換部 6:通報送受信部 7:計時部 8:操作パネル 10:集中管理装置 11:送受信部 20:公衆回線網 33:初期設定キー 39:表示器 42:タッチパネル 43:CPU 44:アドレスラッチ 45:ROM 46:不揮発性RAM 47:リセット回路 48:アドレスデコーダ 49:LEDドライバ 50:光トランシーバ 51:LCDコントローラ 52:フォントROM 53:VRAM 67:自動用紙選択キー 68:トレイ選択キー 75:両面キー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写機,プリンタ,ファクシミリ装置等
    の画像形成装置と、該画像形成装置に公衆回線等の通信
    回線を介して接続された集中管理装置とを備えた画像形
    成装置管理システムにおいて、 前記画像形成装置に、画像形成動作に関する複数の機能
    の種類をそれぞれ示す機能情報を一覧表示する機能情報
    表示手段と、該手段によって一覧表示された各機能情報
    を個別に指定する機能情報指定手段と、該手段によって
    指定された機能情報が示す機能の使用不可を設定する機
    能使用不可設定手段と、該手段による設定が行なわれた
    とき、その旨を示す設定情報を自動的に前記集中管理装
    置へ通報する設定情報通報手段とを設けたことを特徴と
    する画像形成装置管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置管理システ
    ムにおいて、前記画像形成装置に、前記機能情報表示手
    段によって一覧表示された各機能情報毎に前記設定情報
    通報手段による設定情報の通報の有無を表示する通報有
    無表示手段を設けたことを特徴とする画像形成装置管理
    システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012084035A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Sharp Corp 情報入力装置及び画像形成装置
JP2012209854A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Kyocera Document Solutions Inc 操作装置及び操作方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012084035A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Sharp Corp 情報入力装置及び画像形成装置
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