JP2001243527A - 自動販売機の制御方法 - Google Patents

自動販売機の制御方法

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JP2001243527A JP2000054793A JP2000054793A JP2001243527A JP 2001243527 A JP2001243527 A JP 2001243527A JP 2000054793 A JP2000054793 A JP 2000054793A JP 2000054793 A JP2000054793 A JP 2000054793A JP 2001243527 A JP2001243527 A JP 2001243527A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種多様な商品を販売できる自動販売機の制
御方法を提供すること。 【解決手段】 人感センサ84の検知信号に基づいて吊
り下げラック4のチェーン34を所定時間駆動させて、
各フック38に吊り下げられた商品を閲覧する。また、
商品販売指令が入力されたときには、当該商品が吊り下
げられたフック38をそのアドレスに基づいて揺動位置
に移動させるようにしたので、商品購入希望者の有無を
自動的に判断して効率的な商品閲覧動作が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動販売機の制
御方法に関し、さらに詳しくは、多種多様な商品を販売
できる吊り下げラックを備え、該商品およびその販売動
作を透視できる自動販売機の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、商品の購入意欲をより喚起できる
ことから、庫内の商品およびその販売動作を透視できる
自動販売機が提供されている。かかる自動販売機は、商
品を収納し搬送するためのラックを庫内に備えており、
当該ラックの種類としては、その商品搬送形態によっ
て、いわゆるスパイラルラックやコンベヤラック、プッ
シャ式ラックなどが知られている。
【0003】これらのラックは、いずれも同種の商品を
所定ピッチで保持可能に構成され、上記スパイラルやコ
ンベヤ、プッシャを販売指令に基づいて当該ピッチ分だ
け送り出すことによって、商品を搬送できるように構成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
パイラルラックやコンベヤラック、プッシャ式ラック
は、形状や大きさが揃っている同種の商品を販売する場
合には適しているものの、これらが異なる多種多様な商
品の販売には適していないという問題点があった。そこ
で、本願出願人は、多種多様な商品を販売できる自動販
売機を提供するに至り(特願2000−034253、
特願2000−034254等)、その制御方法の提供
が望まれていた。
【0005】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、多種多様な商品を販売できる自動販売機の制御
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明の請求項1にかかる自動販売機の制御方
法は、人感センサ手段の検知信号に基づいて前記搬送体
を所定時間駆動させ、商品販売指令が入力されたときに
は、当該商品が吊り下げられた前記フックを当該フック
の位置情報に基づいて揺動位置に移動させるようにした
ものである。
【0007】したがって、人感センサ手段によって商品
購入希望者の有無を判断し、自動的に吊り下げラックの
商品を駆動させるので、商品購入希望者は、所定のボタ
ン操作等をすることなく商品を閲覧することができる。
また、自動販売機の前に商品購入希望者が存在するとき
のみ、吊り下げラックに閲覧動作をさせるので、自動販
売機の運転コストを低減できる。
【0008】また、この発明の請求項2にかかる自動販
売機の制御方法は、商品閲覧スイッチ手段からの入力に
基づいて前記搬送体駆動装置を駆動させ、その後商品販
売指令が入力されたときには、前記商品閲覧スイッチ手
段からの入力の有無にかかわらず、当該商品が吊り下げ
られた前記フックを当該フックの位置情報に基づいて揺
動位置に移動させるようにしたものである。これによ
り、商品購入希望者は、商品閲覧スイッチ手段を操作す
ることによって容易に商品を閲覧することができる。
【0009】また、この発明の請求項3にかかる自動販
売機の制御方法は、自動販売機の電源投入後に前記搬送
体駆動装置を常時駆動させ、商品販売指令が入力された
ときには、当該商品が吊り下げられた前記フックを当該
フックの位置情報に基づいて揺動位置に移動させるよう
にしたものである。これにより、商品購入希望者は、所
定のボタン操作等をすることなく、常時、商品を閲覧す
ることができる。
【0010】また、この発明の請求項4にかかる自動販
売機の制御方法は、予め設定した曜日もしくは時間帯、
または予め設定した曜日の所定時間帯に、前記搬送体駆
動装置を駆動させ、商品販売指令が入力されたときに
は、当該商品が吊り下げられた前記フックを当該フック
の位置情報に基づいて揺動位置に移動させるようにした
ものである。これにより、自動販売機の設置場所等に応
じて予め設定した曜日、時間帯等に、商品購入希望者
は、所定のボタン操作等をすることなく、常時、商品を
閲覧することができる。
【0011】また、この発明の請求項5にかかる自動販
売機の制御方法は、購入希望商品を選択するためのテン
キーボタンからの入力に基づいて前記搬送体駆動装置を
駆動させ、当該購入希望商品が吊り下げられた前記フッ
クを当該フックの位置情報に基づいて揺動位置に移動さ
せるようにしたものである。
【0012】したがって、商品購入希望者は、テンキー
ボタンを操作することによって、希望商品を揺動位置に
移動させ、閲覧または購入することができる。商品購入
時の操作部と商品閲覧時の操作部とを共通化しているの
で、商品閲覧専用の操作部を設ける必要がなくなり、部
品定数の低減にも寄与できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる自動販売
機の制御方法の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細
に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限
定されるものではない。
【0014】実施の形態1.本実施の形態1は、人感セ
ンサからの入力によって吊り下げラックを閲覧動作させ
るものである。図1は、この発明の実施の形態1にかか
る自動販売機の要部を示すブロック図、図2は、自動販
売機の制御動作を示すフローチャート、図3は、吊り下
げラック示す側面図、図4は、吊り下げラックを示す平
面図、図5は、自動販売機を模式的に示す正面図、図6
は、自動販売機の外扉を開いた状態を示す斜視図、図7
は、吊り下げラックを示す斜視図である。
【0015】まず、自動販売機の全体構成について図5
〜図7に基づいて説明する。本体ケース1は、商品を収
納保存し必要に応じてこれを搬出するものであり、透明
板2aを有した外扉2と、透明板3aを有した内扉3と
を開閉自在に備えている。また、本体ケース1は、上部
内壁面1aに吊り下げラック4を2つ備えるとともに、
その下方にスパイラルラック5およびコンベヤラック6
を備えている。スパイラルラック5およびコンベヤラッ
ク6は、本体ケース1に設けられたラック支持板1bに
よって支持されており、設置位置を互いに変更できるよ
うに構成されている。
【0016】内扉3の内側には、各ラック4,5,6の
前面をXY座標面とした、X−Y搬送機構7が設けられ
ている。このX−Y搬送機構7は、各ラック4,5,6
に対し水平方向に移動するX軸搬送部(図示せず)と、
垂直方向に移動するY軸搬送部(図示せず)とから構成
され、後述するメカ制御部86によって制御される。上
記X軸搬送部には、商品を受容するバケット8が設けら
れている。
【0017】また、外扉2の前面には、商品を選択する
テンキーボタン18、表示器19、紙幣挿入口20、硬
貨投入口21、硬貨返却レバー22、硬貨返却口23、
購入希望商品を確認するために吊り下げラック4の商品
を移動させる吊り下げラック回転ボタン(以下、商品閲
覧用回転ボタンと記す)24、搬出扉16と連通する商
品取出口17などが設けられている。一方、外扉2の裏
面には、挿入された紙幣を識別し収納するビルバリデー
タ(図示せず)、硬貨を識別し収納する硬貨処理機構2
5、硬貨回収用のキャッシュボックス26、後述する主
制御部80への入力操作を行うキーボード27などを備
えている。
【0018】つぎに、吊り下げラック4について説明す
る。図3および図4に示すように、吊り下げラック4
は、平面形状がほぼ台形の本体30と、本体30の四隅
に回転自在に配設されたスプロケット32と、当該スプ
ロケット32によって本体30の周囲に沿って回転する
無端状のチェーン34と、スプロケット32に駆動力を
与えてチェーン34を正・逆回転させるチェーン駆動機
構36と、チェーン34に対して所定ピッチで着脱自在
かつ揺動自在に配設され、商品Gを吊り下げるためのフ
ック38と、当該フック38を揺動させて商品Gを落下
させるフック揺動機構40とを備えている。
【0019】本体30には、上部内壁面1aから突設さ
れた係止片1c,1dに係止するための係止穴30aや
ねじ穴30b、係止片30cが設けられている。チェー
ン駆動機構36は、モータ41と、これに減速機構を介
して設けられたプーリ42と、一のスプロケット32に
同軸状に設けられたプーリ43と、モータ41の駆動力
をプーリ42からプーリ43に伝達させるベルト44と
から構成されている。このチェーン駆動機構36は、後
述するメカ制御部86によって制御される。
【0020】フック揺動機構40は、シャフト45を往
復動させる駆動装置46と、シャフト45に後端部を連
結され、本体30のベース板47上をスライドするスラ
イド板48とから構成されている。スライド板48の先
端部には、スライド板48の動作時にフック38の被押
圧片38aを押圧可能に形成した押圧片48aを備えて
いる。
【0021】本体30の前面には、商品情報(商品価
格、商品番号等)を表示するための表示器89を備え、
商品購入者が当該商品情報を確認しやすくなるように構
成されている。この表示器89は、たとえば、LEDも
しくはLCDにより上記商品情報を表示できるように構
成されている。
【0022】フック38は、樹脂にて形成され、被押圧
片38a、係合突起、当て板38d、フック部、突片3
8eとから一体形成されている。上記係合突起は、チェ
ーン34に着脱自在かつ揺動自在に係合するように形成
されている。突片38eは、フック38が押圧片48a
によって跳ね上げられたこと(商品売り切れ状態等)を
センサ50に検出させるために突設したものである。
【0023】チェーン34は、樹脂にて形成され、フッ
ク38を吊り下げるための必要数のチェーン構成体と、
その他の多数のチェーン構成体と、ホームポジション検
出用の1つのチェーン構成体とが互いに連結されて構成
されている。なお、フック38を吊り下げるチェーン構
成体は、フック38を跳ね上げた状態でその姿勢を保持
するための板ばね(図示せず)を設けてある。
【0024】また、上記チェーン構成体には、突片が適
宜設けられており、チェーン34の基準位置情報(ホー
ムポジション)をセンサ61で検出し、アドレス情報を
センサ58で検出できるようになっている。
【0025】以上のように構成された自動販売機の制御
ブロック図は、図1に示す通りである。同図において、
すでに説明した部材には、同一符号を付してある。主制
御部80は、キーボード27によって入力された種々の
データ(たとえば、価格、時間、商品フックアドレス、
お勧め商品等)に基づいて、メカ制御部86のほか、自
動販売機全体を制御するためのものである。扉スイッチ
82は、外扉2(または内扉3)の開閉状態を検知する
ものであり、本体ケース1に設けられている。
【0026】人感センサ84は、外扉2の前面に商品購
入希望者が存在するか否かを検知するためものであり、
たとえば、外扉2に設けられている。メカ制御部86
は、主制御部80からの送信データに基づいて、吊り下
げラック4を制御する。また、メカ制御部86からの制
御情報(たとえば、コラム番号、価格データ、売り上げ
データ、アドレスデータ等)は、メモリ手段に保存でき
るようになっている。
【0027】つぎに、自動販売機の制御方法について図
2に基づいて説明する。同図では、吊り下げラック4の
設置個数を#1、#2、#n(nは任意の整数)とし、
任意の設置数に対応させて示してある。なお、以下、本
発明の要部たる吊り下げラック4の動作に関して説明す
るものとし、スパイラルラック5およびコンベヤラック
6についての動作説明は省略する。
【0028】まず、人感センサ84の出力がONとなっ
ているか否か、すなわち、商品購入希望者が自動販売機
の前にいるかどうかを判断する(ステップS10)。当
該出力がONであれば(ステップS10肯定)、1つ目
(#1)の吊り下げラック4から順次以下の動作をす
る。
【0029】モータ41の出力をONにし、チェーン3
4を、たとえば20秒間回転させる(ステップS11〜
S12)。ここで、回転時間(タイマー)を20秒とし
たのは、吊り下げラック4のすべての商品Gが閲覧でき
るように、チェーン34を1周させるためである。そし
て、つぎに販売動作があったか否かを判断する(ステッ
プS13)。販売動作がなければ(ステップS13否
定)、タイマーセットから20秒経過したか否かを判断
する(ステップS14)。
【0030】20秒経過していたら(ステップS14肯
定)、アドレス検知用のセンサ58からの入力があるか
否かを判断する(ステップS15)。入力があれば(ス
テップS15肯定)、モータ41の出力をOFFにして
チェーン34の回転を停止し(ステップS16)、待機
状態もしくは販売動作とする(ステップS17)。
【0031】また、タイマーセット後(ステップS1
2)に販売動作があれば(ステップS13肯定)、タイ
マーの経過時間にかかわらず、アドレス検知用のセンサ
58からの入力があるか否かを判断する(ステップS1
5)。また、アドレス検知用のセンサ58からの入力が
あるまでは、すなわち、所望の商品が揺動位置(販売動
作位置)に来るまでは、モータ41の出力をOFFにし
ない(ステップS15否定)。
【0032】2つ目以降の吊り下げラック4(#2,・
・・#n)についても、同様の動作をするので(ステッ
プS21〜S26、ステップS31〜S36)、詳細な
動作説明は省略する。
【0033】以上のように、この実施の形態1にかかる
自動販売機の制御方法によれば、人感センサ84によっ
て商品購入希望者の有無を判断し、自動的に吊り下げラ
ック4の商品を回転させるので、商品購入希望者は所定
のボタン操作等をすることなく、商品を閲覧することが
できる。
【0034】また、自動販売機の前に商品購入希望者が
存在するときのみ、吊り下げラック4に上記閲覧動作を
させるので、自動販売機の運転コストを低減できる。
【0035】実施の形態2.本実施の形態2にかかる制
御動作は、商品閲覧用回転ボタン24からの入力によっ
て吊り下げラック4を閲覧動作させるものである。図8
は、この発明の実施の形態2にかかる自動販売機の制御
動作を示すフローチャートである。なお、以下の説明に
おいて、すでに説明した部材には、同一の符号を付して
重複説明を省略する。
【0036】まず、1つ目(#1)の吊り下げラック4
において、商品閲覧用回転ボタン24からの入力がある
か否かを判断し(ステップS40)、入力がなければ、
順次、つぎの吊り下げラック4(#2,・・・#n)に
おける当該入力を判断していく(ステップS40否定、
ステップS50否定)。そして、最後の吊り下げラック
4において上記入力がなければ(ステップS60否
定)、上記動作を繰り返し、入力がある吊り下げラック
4を確定する。
【0037】1つ目(#1)の吊り下げラック4におい
て、商品閲覧用回転ボタン24からの入力があれば(ス
テップS40肯定)、モータ41の出力をONにしてチ
ェーン34を回転させる(ステップS41)。つぎに販
売動作があったか否かを判断する(ステップS42)。
販売動作がなければ(ステップS42否定)、商品閲覧
用回転ボタン24からの入力が続行されているか否かを
判断する(ステップS43)。当該ボタン入力がされて
いなければ(ステップS43肯定)、モータ41の出力
をOFFにしてチェーン34の回転を停止し(ステップ
S44)、待機状態もしくは販売動作とする(ステップ
S45)。
【0038】また、商品閲覧用回転ボタン24からの入
力が続行され、かつ、販売動作がなければ、モータ41
の出力をOFFにせず、チェーン34の回転動作を続行
する(ステップS43否定)。
【0039】2つ目以降の吊り下げラック4(#2,・
・・#n)についても、同様の動作をするので(ステッ
プS51〜S54、ステップS61〜S64)、詳細な
動作説明は省略する。
【0040】以上のように、この実施の形態2にかかる
自動販売機の制御方法によれば、商品購入希望者は、商
品閲覧用回転ボタン24を押すことによって容易に商品
を閲覧することができる。
【0041】実施の形態3.本実施の形態3にかかる制
御動作は、常時、吊り下げラック4を閲覧動作させるも
のである。図9は、この発明の実施の形態3にかかる自
動販売機の制御動作を示すフローチャートである。
【0042】まず、自動販売機の電源が投入されている
か否かを判断し(ステップS70)、投入されていたら
(ステップS70肯定)、モータ41の出力をONにし
てチェーン34を回転させる(ステップS71)。つぎ
に販売動作があったか否かを判断する(ステップS7
2)。販売動作がなければ(ステップS72否定)、モ
ータ41の出力をONにしたままにしておき、販売動作
があれば(ステップS72肯定)、アドレス検知用のセ
ンサ58からの入力があるか否かを判断する(ステップ
S73)。
【0043】当該センサ58からの入力があれば(ステ
ップS73肯定)、モータ41の出力をOFFにしてチ
ェーン34の回転を停止し(ステップS74)、待機状
態もしくは販売動作とする(ステップS75)。なお、
アドレス検知用のセンサ58からの入力があるまでは、
すなわち、所望の商品が揺動位置(販売動作位置)に来
るまでは、モータ41の出力をOFFにしない(ステッ
プS73否定)。
【0044】2つ目以降の吊り下げラック4(#2,・
・・#n)についても、同様の動作をするので(ステッ
プS81〜S84、ステップS91〜S94)、詳細な
動作説明は省略する。
【0045】以上のように、この実施の形態3にかかる
自動販売機の制御方法によれば、商品購入希望者は、所
定のボタン操作等をすることなく、常時、商品を閲覧す
ることができる。
【0046】実施の形態4.本実施の形態4にかかる制
御動作は、自動販売機の設置場所等に応じて予め設定し
ておいた曜日に吊り下げラック4を閲覧動作させるもの
である。図10は、この発明の実施の形態4にかかる自
動販売機の制御動作を示すフローチャートである。
【0047】まず、予め設定しておいた曜日か否かを判
断し(ステップS100)、設定曜日であれば(ステッ
プS100肯定)、各吊り下げラック4のモータ41の
出力をONにしてチェーン34を回転させる(ステップ
S110,S120,S130)。設定曜日でない場合
には(ステップS100否定)、販売動作等によってモ
ータ41の出力がONになったら、アドレス検知用のセ
ンサ58からの入力があるか否かを判断する(ステップ
S101)。
【0048】そして、当該センサ58からの入力があれ
ば(ステップS101肯定)、モータ41の出力をOF
Fにしてチェーン34の回転を停止し(ステップS10
2)、待機状態もしくは販売動作とする(ステップS1
03)。すなわち、所望の商品が揺動位置(販売動作位
置)に来るまでは、モータ41の出力をOFFにしない
(ステップS101否定)。
【0049】2つ目以降の吊り下げラック4(#2,・
・・#n)についても、同様の動作をするので(ステッ
プS121〜S122、ステップS131〜S13
2)、詳細な動作説明は省略する。
【0050】以上のように、この実施の形態4にかかる
自動販売機の制御方法によれば、自動販売機の設置場所
等に応じて予め設定した曜日には、商品購入希望者は、
所定のボタン操作等をすることなく、常時、商品を閲覧
することができる。
【0051】実施の形態5.本実施の形態5にかかる制
御動作は、自動販売機の設置場所等に応じて予め設定し
ておいた時間帯に吊り下げラック4を閲覧動作させるも
のである。図11は、この発明の実施の形態5にかかる
自動販売機の制御動作を示すフローチャートである。
【0052】まず、予め設定しておいた時間帯か否かを
判断し(ステップS200)、設定時間帯であれば(ス
テップS200肯定)、各吊り下げラック4のモータ4
1の出力をONにしてチェーン34を回転させる(ステ
ップS210,S220,S230)。設定時間帯でな
い場合には(ステップS200否定)、販売動作等によ
ってモータ41の出力がONになったら、アドレス検知
用のセンサ58からの入力があるか否かを判断する(ス
テップS201)。
【0053】そして、当該センサ58からの入力があれ
ば(ステップS201肯定)、モータ41の出力をOF
Fにしてチェーン34の回転を停止し(ステップS20
2)、待機状態もしくは販売動作とする(ステップS2
03)。すなわち、所望の商品が揺動位置(販売動作位
置)に来るまでは、モータ41の出力をOFFにしない
(ステップS201否定)。
【0054】2つ目以降の吊り下げラック4(#2,・
・・#n)についても、同様の動作をするので(ステッ
プS221〜S222、ステップS231〜S23
2)、詳細な動作説明は省略する。
【0055】以上のように、この実施の形態5にかかる
自動販売機の制御方法によれば、自動販売機の設置場所
等に応じて予め設定した時間帯には、商品購入希望者
は、所定のボタン操作等をすることなく、常時、商品を
閲覧することができる。
【0056】実施の形態6.本実施の形態6にかかる制
御動作は、自動販売機の設置場所等に応じて予め設定し
ておいた曜日および時間帯に吊り下げラック4を閲覧動
作させるものである。図12は、この発明の実施の形態
6にかかる自動販売機の制御動作を示すフローチャート
である。
【0057】まず、予め設定しておいた曜日か否かを判
断し(ステップS300)、設定曜日であれば(ステッ
プS300肯定)、設定時間帯か否かを判断する(ステ
ップS301)。そして、設定時間帯であれば(ステッ
プS301肯定)、各吊り下げラック4のモータ41の
出力をONにしてチェーン34を回転させる(ステップ
S310,S320,S330)。
【0058】設定時間帯でない場合(ステップS301
否定)および設定曜日でない場合(ステップS300否
定)には、販売動作等によってモータ41の出力がON
になったら、アドレス検知用のセンサ58からの入力が
あるか否かを判断する(ステップS302)。
【0059】そして、当該センサ58からの入力があれ
ば(ステップS302肯定)、モータ41の出力をOF
Fにしてチェーン34の回転を停止し(ステップS30
3)、待機状態もしくは販売動作とする(ステップS3
04)。すなわち、所望の商品が揺動位置(販売動作位
置)に来るまでは、モータ41の出力をOFFにしない
(ステップS302否定)。
【0060】2つ目以降の吊り下げラック4(#2,・
・・#n)についても、同様の動作をするので(ステッ
プS321〜S322、ステップS331〜S33
2)、詳細な動作説明は省略する。
【0061】以上のように、この実施の形態6にかかる
自動販売機の制御方法によれば、自動販売機の設置場所
等に応じて予め設定した曜日の所定の時間帯には、商品
購入希望者は、所定のボタン操作等をすることなく、常
時、商品を閲覧することができる。
【0062】実施の形態7.本実施の形態7にかかる制
御動作は、商品購入用のテンキーボタン18からの入力
によって購入希望商品を吊り下げラック4の揺動位置に
移動させるものである。したがって、商品閲覧用回転ボ
タン24は、必ずしも設けなくてもよい。図13は、こ
の発明の実施の形態7にかかる自動販売機の制御動作を
示すフローチャートである。
【0063】まず、テンキーボタン18からの入力の有
無を判断し(ステップS400)、入力があれば(ステ
ップS400肯定)、購入希望商品の吊り下がったフッ
ク38が揺動位置まで移動するのに必要なアドレス数の
データ、すなわち、アドレス検知用のセンサ58が検知
すべきカウント数nを演算してセットする(ステップS
401)。そして、吊り下げラック4のモータ41の出
力をONにしてチェーン34を回転させる(ステップS
402)。
【0064】つぎに、センサ58が検知すべきカウント
数が、上記設定値nになったか否かを判断し(ステップ
S403)、設定値nになっていたら、モータ41の出
力をOFFにしてチェーン34の回転を停止し(ステッ
プS404)、待機状態とする(ステップS405)。
すなわち、所望の商品が揺動位置(販売動作位置)に来
るまでは、モータ41の出力をOFFにしない(ステッ
プS403否定)。このようにして、テンキーボタン1
8からの入力により購入希望商品を吊り下げラック4の
揺動位置に移動させる。
【0065】以上のように、この実施の形態7にかかる
自動販売機の制御方法によれば、商品購入希望者は、テ
ンキーボタン18を操作することによって、希望商品を
揺動位置に移動させ、閲覧または購入することができ
る。
【0066】また、商品購入時の操作部たるテンキーボ
タン18と商品閲覧時の操作部とを共通化しているの
で、商品閲覧専用の操作部たる商品閲覧用回転ボタン2
4を設ける必要がなくなり、部品定数の低減にも寄与で
きる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
自動販売機の制御方法(請求項1)によれば、人感セン
サ手段の検知信号に基づいて前記搬送体を所定時間駆動
させ、商品販売指令が入力されたときには、当該商品が
吊り下げられた前記フックを当該フックの位置情報に基
づいて揺動位置に移動させるようにしたので、前記人感
センサ手段によって商品購入希望者の有無を判断し、自
動的に吊り下げラックの商品を駆動させることができ
る。したがって、商品購入希望者は、所定のボタン操作
等をすることなく商品を閲覧することができる。また、
自動販売機の前に商品購入希望者が存在するときのみ、
吊り下げラックに閲覧動作をさせるので、自動販売機の
運転コストを低減できる。
【0068】また、この発明にかかる自動販売機の制御
方法(請求項2)によれば、商品閲覧スイッチ手段から
の入力に基づいて前記搬送体駆動装置を駆動させ、その
後商品販売指令が入力されたときには、前記商品閲覧ス
イッチ手段からの入力の有無にかかわらず、当該商品が
吊り下げられた前記フックを当該フックの位置情報に基
づいて揺動位置に移動させるようにしたので、商品購入
希望者は、商品閲覧スイッチ手段を操作することによっ
て容易に商品を閲覧することができる。
【0069】また、この発明にかかる自動販売機の制御
方法(請求項3)によれば、自動販売機の電源投入後に
前記搬送体駆動装置を常時駆動させ、商品販売指令が入
力されたときには、当該商品が吊り下げられた前記フッ
クを当該フックの位置情報に基づいて揺動位置に移動さ
せるようにしたので、商品購入希望者は、所定のボタン
操作等をすることなく、常時、商品を閲覧することがで
きる。
【0070】また、この発明にかかる自動販売機の制御
方法(請求項4)によれば、予め設定した曜日もしくは
時間帯、または予め設定した曜日の所定時間帯に、前記
搬送体駆動装置を駆動させ、商品販売指令が入力された
ときには、当該商品が吊り下げられた前記フックを当該
フックの位置情報に基づいて揺動位置に移動させるよう
にしたので、予め設定した曜日、時間帯等に、商品購入
希望者は、所定のボタン操作等をすることなく、常時、
商品を閲覧することができる。また、自動販売機の設置
場所等に応じた効果的な閲覧動作を実施でき、商品の売
り上げ向上に寄与できる。
【0071】また、この発明にかかる自動販売機の制御
方法(請求項5)によれば、購入希望商品を選択するた
めのテンキーボタンからの入力に基づいて前記搬送体駆
動装置を駆動させ、当該購入希望商品が吊り下げられた
前記フックを当該フックの位置情報に基づいて揺動位置
に移動させるようにしたので、商品購入希望者は、テン
キーボタンを操作することによって、希望商品を揺動位
置に移動させ、閲覧または購入することができる。ま
た、商品購入時の操作部と商品閲覧時の操作部とを共通
化しているので、商品閲覧専用の操作部を設ける必要が
なくなり、部品定数の低減にも寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかる自動販売機の
要部を示すブロック図である。
【図2】自動販売機の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】吊り下げラック示す側面図である。
【図4】吊り下げラックを示す平面図である。
【図5】自動販売機を模式的に示す正面図である。
【図6】自動販売機の外扉を開いた状態を示す斜視図で
ある。
【図7】吊り下げラックを示す斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態2にかかる自動販売機の
制御動作を示すフローチャートである。
【図9】この発明の実施の形態3にかかる自動販売機の
制御動作を示すフローチャートである。
【図10】この発明の実施の形態4にかかる自動販売機
の制御動作を示すフローチャートである。
【図11】この発明の実施の形態5にかかる自動販売機
の制御動作を示すフローチャートである。
【図12】この発明の実施の形態6にかかる自動販売機
の制御動作を示すフローチャートである。
【図13】この発明の実施の形態7にかかる自動販売機
の制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
4 吊り下げラック G 商品 18 テンキーボタン 24 商品閲覧用回転ボタン 27 キーボード 34 チェーン 36 チェーン駆動機構 38 フック 40 フック揺動機構 41 モータ 46 駆動装置 50、58、61 センサ 80 主制御部 84 人感センサ 86 メカ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 武史 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 川上 浩二 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 BA01 BA02 CA01 CA02 CA03 CB03 CB05 CC03 CC10 DB05 DB12 DB20 DC01 EA03 EA20 EB01 FB01 FB05 FB07 FB09 3E046 AA04 BB01 CB01 CB03 CB06 CB10 CC03 DA03 DA07 EA01 EA11 EA13 EB01 FA04 FA10 GA01 GA07 HA01 HA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を吊り下げるフックを揺動自在に保
    持する無端状の搬送体と、 前記搬送体を駆動する搬送体駆動装置と、 前記搬送体に保持された任意のフックを当該フックの位
    置情報および姿勢情報に基づいて揺動させ、吊り下げら
    れた商品を落下させるフック揺動装置と、 を有した吊り下げラックと、 商品購入希望者が自動販売機の近傍にいることを検知す
    る人感センサ手段と、を備えた自動販売機の制御方法に
    おいて、 前記人感センサ手段の検知信号に基づいて前記搬送体を
    所定時間駆動させ、商品販売指令が入力されたときに
    は、当該商品が吊り下げられた前記フックを当該フック
    の位置情報に基づいて揺動位置に移動させるようにした
    ことを特徴とする自動販売機の制御方法。
  2. 【請求項2】 商品を吊り下げるフックを揺動自在に保
    持する無端状の搬送体と、 前記搬送体を駆動する搬送体駆動装置と、 前記搬送体に保持された任意のフックを当該フックの位
    置情報および姿勢情報に基づいて揺動させ、吊り下げら
    れた商品を落下させるフック揺動装置と、 を有した吊り下げラックと、 前記フックに吊り下げられた商品を閲覧するために前記
    搬送体駆動装置を駆動させる商品閲覧スイッチ手段と、
    を備えた自動販売機の制御方法において、 前記商品閲覧スイッチ手段からの入力に基づいて前記搬
    送体駆動装置を駆動させ、その後商品販売指令が入力さ
    れたときには、前記商品閲覧スイッチ手段からの入力の
    有無にかかわらず、当該商品が吊り下げられた前記フッ
    クを当該フックの位置情報に基づいて揺動位置に移動さ
    せるようにしたことを特徴とする自動販売機の制御方
    法。
  3. 【請求項3】 商品を吊り下げるフックを揺動自在に保
    持する無端状の搬送体と、 前記搬送体を駆動する搬送体駆動装置と、 前記搬送体に保持された任意のフックを当該フックの位
    置情報および姿勢情報に基づいて揺動させ、吊り下げら
    れた商品を落下させるフック揺動装置と、 を有した吊り下げラックを備えた自動販売機の制御方法
    において、 前記自動販売機の電源投入後に前記搬送体駆動装置を常
    時駆動させ、商品販売指令が入力されたときには、当該
    商品が吊り下げられた前記フックを当該フックの位置情
    報に基づいて揺動位置に移動させるようにしたことを特
    徴とする自動販売機の制御方法。
  4. 【請求項4】 商品を吊り下げるフックを揺動自在に保
    持する無端状の搬送体と、 前記搬送体を駆動する搬送体駆動装置と、 前記搬送体に保持された任意のフックを当該フックの位
    置情報および姿勢情報に基づいて揺動させ、吊り下げら
    れた商品を落下させるフック揺動装置と、 を有した吊り下げラックを備えた自動販売機の制御方法
    において、 予め設定した曜日もしくは時間帯、または予め設定した
    曜日の所定時間帯に、前記搬送体駆動装置を駆動させ、
    商品販売指令が入力されたときには、当該商品が吊り下
    げられた前記フックを当該フックの位置情報に基づいて
    揺動位置に移動させるようにしたことを特徴とする自動
    販売機の制御方法。
  5. 【請求項5】 商品を吊り下げるフックを揺動自在に保
    持する無端状の搬送体と、 前記搬送体を駆動する搬送体駆動装置と、 前記搬送体に保持された任意のフックを当該フックの位
    置情報および姿勢情報に基づいて揺動させ、吊り下げら
    れた商品を落下させるフック揺動装置と、 を有した吊り下げラックと、 購入希望商品を選択するためのテンキーボタンと、を備
    えた自動販売機の制御方法において、 前記テンキーボタンからの入力に基づいて前記搬送体駆
    動装置を駆動させ、当該購入希望商品が吊り下げられた
    前記フックを当該フックの位置情報に基づいて揺動位置
    に移動させるようにしたことを特徴とする自動販売機の
    制御方法。
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