JP3689140B2 - 自動販売機におけるコラム変更案内表示装置 - Google Patents

自動販売機におけるコラム変更案内表示装置 Download PDF

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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、同一種類の商品が複数の収納コラムに収納される自動販売機において、過去の売上データに基づき商品を収納する収納コラムの変更を案内表示する自動販売機におけるコラム変更案内表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に、タバコ、缶飲料等の商品を販売する自動販売機は、収納する収納コラムが複数あり、よく売れる商品は同一銘柄を複数の収納コラムに収納して、できるだけ売切れ状態にならないようにしている。
【0003】
自動販売機の管理者が1日の締め上げ時、または、商品の補充時などにどの商品の販売個数が多いのかを、簡単に知り得るようにした自動販売機が最近開発されている。例えば特開平2−132586号公報に記載されているように、操作ボックスの表示部に収納コラム毎の売上数量を表示させたり、複数の収納コラムの売上げを合計した値等を表示させたりするものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記公報に開示されたような自動販売機では、各商品の売上数量を把握することはできるが、その結果からどの商品の収納コラムを減らしてどの商品の収納コラムを増やしたらよいかは、管理者は容易に判断することはできない。なぜなら、各商品の売上数量のみしかわからないため、各商品の売上数量の比率がわからず、収納コラムをどのように変更したらよいかは全くわからず、勘に頼るしかなかった。
【0005】
本発明は、上記点に鑑みなされたもので、過去の売上げデータに基づき商品を収納する収納コラムの変更を自動的に案内表示する自動販売機におけるコラム変更案内表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動販売機におけるコラム変更案内表示装置は、同一種類の商品が複数の収納コラムに収納される自動販売機において、商品毎にその商品を収納する収納コラムを記憶する収納コラム記憶手段と、販売された販売数量を各商品毎に記憶する販売数量記憶手段と、この販売数量記憶手段に記憶された各商品毎の販売数量に基づき、各商品毎にその商品を収納するのに最適なコラム数を算出する算出手段と、この算出手段によって算出された各商品毎の最適コラム数と前記収納コラム記憶手段に記憶された内容とに基づき、現在の収納コラムの数の変更が必要か否かを判断する判断手段と、この判断手段によって現在の収納コラムの数の変更が必要とされたとき、収納コラムの変更を案内表示する表示手段とを具備したものである。
【0007】
【作用】
本発明の自動販売機におけるコラム変更案内表示装置では、各商品毎の販売数量に基づいて各商品毎の最適コラム数を算出し、その最適コラム数と現在の収納コラムの数とを比較し、現在の収納コラムの数の変更が必要なとき、表示手段によって収納コラムの変更を自動的に案内表示する。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の一実施例としてたばこなどの商品を販売する自動販売機の構成を図面を参照して説明する。
【0009】
図4は自動販売機の内部構造を示す斜視図である。自動販売機は、販売機本体1と、扉体2とを備え、販売機本体1の前面に扉体2が開閉可能に取り付けられている。
【0010】
販売機本体1は、前面を開口する箱状に形成され、内部には、たばこなどの矩形の商品を前後に並べて収納する複数の収納コラム11が上下左右に並列に配列されている。
【0011】
図6は収納コラム11の構成を示す斜視図である。販売機本体1の左右内側に配設された側板12間に背板13を有する棚板14が複数段取り付けられ、この各段の棚板14上に複数個のコラム体15が載置される。棚板14は奥側が水平より多少下がる方向に傾いており、背板13は棚板14に対して垂直に設けられている。コラム体15は、直方体状の箱から上面と前面を除いた形状すなわち底面部15a 、後面部15b および両側面部15c からなる形状に形成されており、図7に示すように、底面部15a と後面部15b には磁石16が取り付けられている。そして、コラム体15を棚板14上に載置すると、磁石16が棚板14および背板13に磁気吸着して保持される。コラム体15の載置時には、奥下がりになるため、商品Tは後面部15b に寄った位置を定位置として収納される。
【0012】
販売機本体1内に配列されている各収納コラム11には、連番のコラム番号が割り付けられている。このコラム番号は、例えば、最上段の収納コラム11の左から右へ1、2、3…n、上から2段目の収納コラム11の左から右へn+1、n+2、n+3…というように、全ての収納コラム11に割り付けられている。
【0013】
図5は扉体2の正面図である。扉体2の正面には、商品見本陳列部21、硬貨投入口22、紙幣投入口23、返却レバー24、商品取出口と釣銭取出口を兼ねる取出口25が形成されている。
【0014】
商品見本陳列部21は、前面を透明カバー26で覆われ、その透明カバー26の内方に水平状の棚枠27が上下方向に複数段配設され、各棚枠27の前面には複数の商品選択釦28が透明カバー26を貫通して押動可能に配設され、各棚板27の上側には各商品選択釦28の上側位置に対応して商品見本tおよび価格表示ステッカ29がそれぞれ配置されている。なお、商品選択釦28には商品Tの売り切れを点灯表示する売切ランプが内蔵されている。
【0015】
また、商品見本陳列部21に配列されている各商品選択釦28には、連番の釦番号が割り付けられている。この釦番号は、例えば、最上段の商品選択釦28の左から右へ1、2、3…m、上から2段目の商品選択釦28の左から右へm+1、m+2、m+3…というように、全ての商品選択釦28に割り付けられている。
【0016】
図4において、扉体2の後面には、収納コラム11から商品Tを取り出す商品取出ユニット31、商品取出ユニット31の駆動機構32、商品取出ユニット31用のポンプ33、商品Tが投出される商品投出部34、投入された貨幣類を処理する貨幣処理部35、ハンディ型表示手段としてのリモコン130 等が設けられている。
【0017】
そして、商品取出ユニット31は、水平ガイド部材36に取り付けられ、この水平ガイド部材36に沿って水平移動可能となっている。水平ガイド部材36は、扉体2の左右内側にそれぞれ固定された垂直ガイド部材37に沿って上下移動可能となっている。これら両移動の組み合わせによって、商品取出ユニット31は収納コラム11の前面全域を移動できるようになっている。
【0018】
図7は商品取出ユニット31の側面図を示す。この商品取出ユニット31は、水平ガイド部材36に支持される支持体41と、この支持体41に対して後方へ伸長可能とする伸縮体42と、この伸縮体42を伸縮させる駆動部43と、伸縮体42の先端に取り付けられ収納コラム11内に侵入して商品Tを取り出す取出部44とから構成されている。
【0019】
支持体41は、水平ガイド部材36の後面に沿って形成された上下の略L字状のガイド片部36a の外側に嵌合する略コ字状のホルダ部46を備え、このホルダ部46の上下内壁に回動自在に軸支されたローラ47がガイド片部36a の内側に嵌合するとともに、ホルダ部46の前面壁に回動自在に軸支されたローラ48が上側のガイド片部36a の下側に嵌合し、各ローラ47,48が転動して水平ガイド部材36に沿って水平移動可能となっている。また、ホルダ部46の前面壁には、後述する水平移動用ワイヤ98が連結される連結部49が突設されている。さらに、ホルダ部46の一端から後方に向けて伸縮体42や駆動部43を支持する支持板50が突設されている。
【0020】
伸縮体42は、複数のリンク52を交互に組み合わせて交差する中央部および端部同士をそれぞれ連結軸53で回動自在に連結して伸縮可能に構成されている。伸縮体42の前端下方に突出するリンク52の端部が支持体41に取り付けられたガイド部材54に取付軸55で回動自在に軸支され、前端上方に突出するリンク52の端部がガイド部材54に上下方向に沿って設けられたガイド溝56に沿って移動する摺動軸57で上下動可能に取り付けられている。
【0021】
駆動部43は、支持板50に取り付けられたモータ58と、このモータ58の回転運動を往復運動に変換するリンク機構59とからなる。リンク機構59は、モータ58によって回転駆動される回転軸60に固着されたリンク61と、このリンク61の一端に連結軸62で回転自在に連結されたリンク63とを有し、リンク63の端部はリンク52の摺動軸57に回転自在に連結されている。そして、モータ58によって、回転軸60を図7中実線矢印方向に回転させることにより、摺動軸57を下方へ移動させて、伸縮体42を後方へ伸長させ、一方、図7中破線矢印方向に回転させることにより、摺動軸57を上方へ移動させて、伸縮体42を前方へ収縮させる。また、伸縮体42の収縮時、リンク61の端部をセンサ64で検知することにより、モータ58を停止させ、伸縮体42を収縮位置に停止保持させる。
【0022】
取出部44は、商品Tを吸着する吸着パッド65を有し、この吸着パッド65から延びるチューブ66が扉体2の下部に配置されたポンプ33に接続され、負圧が吸着パッド65に導かれる。吸着パッド65は、伸縮体42の後端に取り付けられた支持部材67に支持されている。この支持部材67には、伸縮体42の後端下方に突出するリンク52の端部が取付軸68で回動自在に取り付けられ、後端上方に突出するリンク52の上端部が支持部材67に上下方向に沿って設けられたガイド溝69に沿って移動する摺動軸70で上下動可能に取り付けられている。そして、取出部44は、伸縮体42の伸縮時に伴って前後方向に略平行移動する。
【0023】
図8(a) は商品取出ユニット31を垂直方向に移動させる駆動機構32の垂直移動機構71を示す。この垂直移動機構71は、扉体2の下部に取り付けられた垂直移動用モータ72を備え、この垂直移動用モータ72の駆動軸73に固着された駆動プーリ74と従動プーリ75とに無端状の駆動伝達ベルト76が張設され、図9に示されるように、従動プーリ75の側面に固定された2つの垂直移動用プーリ77,78に駆動力が伝達される。各プーリ74,75,77,78は、扉体2の下部に取り付けられた取付金具79に支持された支軸80に回転自在に取り付けられている。垂直移動用プーリ77,78には2本の垂直移動用ワイヤ81,82がそれぞれ巻回されており、一方の垂直移動用ワイヤ81は、垂直移動用プーリ77の真上に位置する扉体2に取り付けられた垂直移動用プーリ83に架け回され、その両端部が水平ガイド部材36の一端に連結され、また、他方の垂直移動用ワイヤ82は、水平ガイド部材36の移動領域を囲む位置で扉体2に取り付けられた4つの垂直移動用プーリ78,84,85,86に架け回され、その両端部が水平ガイド部材36の他端に連結されている。そして、垂直移動用モータ72を正逆回転させれば、その回転方向によって水平ガイド部材36が平行に上昇したり、下降したりする。
【0024】
なお、水平ガイド部材36の両端に取り付けられたローラ87が垂直ガイド部材37に係合しており、水平ガイド部材36の移動は上下方向のみに規制される。
【0025】
図8(b) は商品取出ユニット31を水平方向に移動させる駆動機構32の水平移動機構91を示す。この水平移動機構91は、扉体2の下部に垂直移動用モータ72と並べて取り付けられた水平移動用モータ92を備え、この水平移動用モータ92の駆動軸93に固着された駆動プーリ94と従動プーリ95とに無端状の駆動伝達ベルト96が張設され、図9に示されるように、従動プーリ95の側面に固定された水平移動用プーリ97に駆動力が伝達される。水平移動用プーリ97は、プーリ74,75,77,78とともに支軸80に回転自在に取り付けられている。水平移動用プーリ97には水平移動用ワイヤ98が巻回され、この水平移動用ワイヤ98は、真上位置に位置する扉体2の取り付けられた水平移動用プーリ99と、水平ガイド部材36に取り付けられた3個の水平移動用プーリ100 ,101 ,102 に架け回され、水平移動用プーリ100 ,101 間においてその両端部が商品取出ユニット31に接続されている。そして、水平移動用モータ92を正逆回転させれば、その回転方向によって商品取出ユニット31が左右に移動する。
【0026】
図10に商品投出部34の側面図を示す。この商品投出部34は、箱状の枠体111 を備え、この枠体111 の前面に扉体2の前面に開口する商品取出口112 が形成され、後面には下方の回動軸113 を中心として後方に回動可能な回動扉114 が設けられている。
【0027】
枠体111 の一側部には、回動扉114 を回動させる回動機構121 が設けられている。この回動機構121 は、回動軸113 にレバー122 の一端が固定され、このレバー122 の他端と枠体111 の下部の突片123 との間にスプリング124 が張設されており、スプリング124 の引張力によって回動扉114 を通常閉じた状態に保持する。また、枠体111 の側面にソレノイド125 が取り付けられ、このソレノイド125 のプランジャ126 にリンク127 の一端が回転自在に連結されているとともに、リンク127 の他端がレバー122 の中間付近に回転自在に連結されており、ソレノイド125 が励磁されれば、リンク127 およびレバー122 が引き上げられ、回動扉114 が開かれる。そして、商品投出部34は、通常、水平ガイド部材36の軌道に重ならない位置にあるが、開いた際の回動扉114 の先端は商品取出ユニット31の後方に突出する。
【0028】
図3はリモコン130 の正面図を示し、このリモコン130 は、コード131 を介して扉体2の内側に設けられた接続部に接続されており、コード131 の長さ範囲で持ち運び可能とするハンディ型に形成されている。リモコン130 の表面には、バーコード読取手段としてのバーコードリーダ132 、操作部を兼用するディスプレイ部133 が設けられている。
【0029】
バーコードリーダ132 は、バーコード読取面132aをリモコン130 の表面に臨ませ、このバーコード読取面132aに押し当てられるたばこなどの商品Tに表示されたバーコードを読み取り、そのバーコードに対応した商品コードを出力する。
【0030】
ディスプレイ部133 は、液晶ディスプレイからなるとともにその表面がタッチスイッチが形成されたタッチパネルになっている。そして、ディスプレイ部133 では、コラムレイアウト表示部134 、商品名表示部135 、モード・コラム番号表示部136 、上下左右の4つのキーからなるカーソルキー137 、モードキー138 、クリアキー139 、終了キー140 、設定キー141 の表示が可能になっている。コラムレイアウト表示部134 では、各収納コラム11を四角形状のコラム表示枠で表示し、収納コラム11全体の配列に対応して全体の位置をグラフィック表示する。
【0031】
図2はコラム変更案内表示装置の制御部151 を示し、この制御部151 には、商品T毎にその商品Tを収納する収納コラム11を記憶する収納コラム記憶手段および販売された販売数量を各商品T毎に記憶する販売数量記憶手段としての記憶部152 、商品選択釦28、リモコン130 が接続されている。
【0032】
なお、記憶部152 には、各商品Tの商品コードと商品名および価格との対応関係が登録されている。この対応関係の入力は、自動販売機が取り扱う全ての商品の対応関係のデータを入れたROMまたはICカードによって行なわれる。したがって、制御部151 は、バーコードリーダ132 で読み込まれる商品コードから商品名および価格を読み出せる。
【0033】
そして、制御部151 は、記憶部152 に記憶された各商品T毎の販売数量に基づき、各商品T毎にその商品Tを収納するのに最適なコラム数を算出する算出手段の機能と、この算出手段によって算出された各商品T毎の最適コラム数と記憶部152 に記憶された現在の収納コラム11の数とに基づき、現在の収納コラム11の数の変更が必要か否かを判断する判断手段の機能と、この判断手段によって現在の収納コラムの数の変更が必要とされたとき、変更する収納コラム11を選択する選択手段の機能と、この選択手段で選択された収納コラム11の変更をリモコン130 で案内表示させる表示制御手段の機能とを備えている。
【0034】
次に、本実施例の作用を説明する。
【0035】
なお、各種類の商品T毎に、商品見本tが陳列される商品選択釦28が割り付けされれているとともに商品Tが収納される収納コラム11が割り付けられている。したがって、商品Tの種類別に、商品コード、釦番号およびコラム番号とが対応づけて記憶部152 に記憶されている。
【0036】
このとき、販売量の多い商品Tについては同一商品Tに対して複数の収納コラム11が割り付けられ、1つの商品コードに対して複数のコラム番号が記憶されている。
【0037】
そして、各収納コラム11には商品Tを前後方向に並べて収納する。このとき、コラム体15を取り外して商品Tを装填した後、棚板14に載置してもよい。収納コラム11に収納される商品Tは、コラム体15の底面部15a の傾斜によって、後面部15b に寄った位置を定位置として収納される。
【0038】
なお、商品Tの収納時において、商品Tのバーコードをリモコン130 のバーコードリーダ132 で読み取らせることにより、そのバーコードの商品コードに対応するコラム番号から、その商品Tを収納する収納コラム11の位置をリモコン130 のコラムレイアウト表示部134 に表示すれば、その商品Tを収納する収納コラム11がどこにあるかが簡単に分かって、商品Tの収納操作を容易にできる。
【0039】
次に、商品Tの販売動作について説明する。
【0040】
待機時において、商品取出ユニット31の伸縮体42は収納(収縮)状態にあって、取出部54は商品取出ユニット31内に収まった状態にあり、商品投出部34の回動扉114 は閉じられている。
【0041】
そして、利用者によって貨幣が投入され、商品選択釦28が押下されると、垂直移動用モータ72が駆動され、駆動伝達ベルト76を介して、垂直移動用プーリ77,78が回転される。この垂直移動用プーリ77,78の回転により、垂直移動用ワイヤ81,82を介して、水平ガイド部材36が垂直ガイド部材37に沿って上下方向に移動する。合わせて、水平移動用モータ92が駆動され、駆動伝達ベルト96を介して、水平移動用プーリ97が回転される。この水平移動用プーリ97の回転により、水平移動用ワイヤ98を介して、商品取出ユニット31が水平ガイド部材36に沿って左右方向に移動する。これらの移動の組み合わせにより、商品取出ユニット31が対応する収納コラム11の前方に移動される。
【0042】
商品取出ユニット31の移動後、商品取出ユニット31のモータ58が回転して伸縮体42が伸長し、取出部44が収納コラム11内に進出し、吸着パッド65が商品Tに接触する。ポンプ33によって吸着パッド65内の空気圧が下げられて商品Tが吸着される。さらに、モータ58が逆回転して伸縮体42が収縮し、収納コラム11内の商品Tのうち最前位の商品Tが取り出され、商品取出ユニット31側に保持される。
【0043】
その後、再び、垂直移動用モータ72および水平移動用モータ92が駆動されて、商品取出ユニット31が商品投出部34の上方位置に移動する。商品投出部34のソレノイド125 が励磁されて回動扉114 が開放された後、吸着パッド65内の空気圧が緩和されて商品Tが落下する。落下する商品Tは、回動扉114 に沿って商品投出部34内に入る。その後、ソレノイド125 の励磁が解除されると、回動扉114 がばね付勢によって閉鎖され販売動作を終了する。
【0044】
そして、同一種類の商品Tが複数の収納コラム11に収納され、この商品Tが選択されたときに商品投出対象となる1つの収納コラム11から商品Tの投出を行ない、その1つの収納コラム11が空になった後には次に商品投出対象となる次の収納コラム11から商品Tの投出を順次行なう。
【0045】
なお、販売された商品Tの販売数量は各商品T毎に記憶部152 に記憶する。
【0046】
次に、過去の売上げデータに基づいた商品収納量の変更について図1のフローチャートを参照して説明する。
【0047】
扉体2を開いてリモコン130 を取り出す。このとき、扉体2の開放を図示しないスイッチで検知することにより、無表示であったリモコン130 のディスプレイ部133 には、操作用のキー部分を表示する。そして、リモコン130 のモードキー138 を操作して、調整モードをモード・コラム番号表示部136 に表示させ、調整モードに設定する。
【0048】
調整モードになると、まず、制御部151 の算出手段の機能により、記憶部152 に記憶された各商品T毎の1日または数日単位の販売数量、現在の収容数およびコラム数などに基づき、各商品T毎にその商品Tを収納するのに最適なコラム数を算出する(ステップ1)。
【0049】
その算出方法としては、{(1日当りの販売数量)÷(収容数)}×(現在のコラム数)により、販売個数による最適コラム数を算出する。なお、小数点以下は四捨五入する。
【0050】
最適コラム数の算出の一例を、次の表1に示す。
【0051】
【表1】
Figure 0003689140
商品名Aの商品Tについて説明すると、販売期間10日間で309個販売されたため、1日当りの販売数量は30.9個となる。現在設定されている商品名Aの商品Tの収容数は40個で、コラム数は5個になっている(収納コラム11には8個の商品Tが収納されるものとする)。したがって、前記算出式から(30.9÷40)×5=約3.8となり、小数点以下四捨五入によって販売数量によるコラム数は4となる。したがって、販売数量による最適コラム数と現在のコラム数とのコラム数差は−1となる。
【0052】
このような販売数量によるコラム数の算出を他の各商品名B〜Fについても同様に行なう。
【0053】
そして、表1のとおり、コラム数がマイナスとなるのは商品名Aが1個、商品名Cが2個、商品名Dが2個の合計5個となり、逆にコラム数がプラスとなるのは商品名Bが1個、商品名Eが2個、商品名Fが5個となる。
【0054】
このマイナスとなるコラム数の5個分をプラスとなる各商品名B、E、Fにそれぞれ割り当てる。プラスとなる各商品名B、E、Fのコラム数の比率は1:2:5=1/10:2/10:5/10であるため、商品名Bは5×1/10=0.5で小数点以下四捨五入によって1個が割り当てられ、商品名Eは5×2/10=1で1個が割り当てられ、商品名Fは5×5/10=2.5で小数点以下四捨五入によって3個が割り当てられる。なお、小数点以下四捨五入によって求められた値の合計値とマイナスとなるコラム数との合計値とが一致しない場合には、例えばプラスする値が小さいものに+1したり、逆に大きいものから−1するように調整する。
【0055】
そして、次の表2に示すように、各商品名A、C、Dの現在のコラム数から−1,−2,−2した値、各商品名B、E、Fの現在のコラム数に+1,+1,+3した値が、最適コラム数となる。
【0056】
【表2】
Figure 0003689140
このように、全ての商品Tについての最適コラム数を算出する(ステップ2)。
【0057】
続いて、制御部151 の判断手段の機能により、算出された各商品T毎の最適コラム数と記憶部152 に記憶された現在のコラム数とに基づき、現在のコラム数の変更が必要な商品Tがあるか検索する(ステップ3)。
【0058】
ここで、現在のコラム数の変更が必要な商品Tがなければ、リモコン130 の例えば商品名表示部135 などにその旨を表示する。
【0059】
また、現在のコラム数の変更が必要な商品Tがあるときは、制御部151 の選択手段の機能により、各商品T毎に設定を削除する収納コラム11または設定に追加する収納コラム11を選択し、そして、制御部151 の表示制御手段の機能により、選択された収納コラム11の変更をリモコン130 で案内表示させる(ステップ4)。
【0060】
このリモコン130 での案内表示の一例を図3に示す。ここでは、1つの商品Tに対して、収納コラム11を追加する場合であり、コラムレイアウト表示部134 には現在設定されている収納コラム11の位置については点灯表示aで表示し、追加する収納コラム11の位置については点滅表示bで表示する。同時に、商品名を商品名表示部135 に表示する。
【0061】
そして、係員はリモコン130 の表示を見ることにより、この商品Tの販売数量に基づいて収納コラム11が自動的に追加されたことが容易に把握でき、点滅表示bのコラム位置の収納コラム11から前の商品Tを取り出し、変更後の商品Tを収納する。
【0062】
また、別の商品Tについて見るときは、カーソルキー137 の上キーと下キーまたは右キーと左キーを操作して、順送りまたは逆送りで次の商品Tまたは1つ前の商品Tについて見ることができるが追加すべき商品Tをまず表示させ、追加すべき商品Tが全てなくなってから、削減する商品Tを表示させるとよい。
【0063】
その後、ある商品Tに対して収納コラム11を削減する場合には、コラムレイアウト表示部134 に、削減する収納コラム11の位置以外の現在設定されている収納コラム11の位置についてのみ点灯表示aで表示する。この削減する収納コラム11は、前述のように追加のときに表示されて既に変更されている。
【0064】
そして、終了キー140 をオンすることにより(ステップ5)、コラムレイアウト表示部134 をオフして、調整モードを終了する。
【0065】
なお、前記実施例ではリモコン130 にコラムレイアウト表示部134 にコラム変更すべき箇所を案内表示するようにしたが、コラム変更すべき収納コラム11のコラム番号を表示させるようにしてもよい。
【0066】
また、表示手段はリモコン130 以外でもよく、収納コラム11との対応がつくものならどのようなものでもよい。
【0067】
また、前記実施例では1つの商品取出ユニット31が上下左右に移動して商品Tを投出するタイプの自動販売機で説明したが、これに限るものではなく、各収納コラム11に投出ユニットを備えた自動販売機でもよい。
【0068】
【発明の効果】
本発明の自動販売機におけるコラム変更案内表示装置によれば、各商品毎の販売数量に基づいて各商品毎の最適コラム数を算出し、その最適コラム数と現在の収納コラムの数とを比較し、現在の収納コラムの数の変更が必要なときには、表示手段によって収納コラムの変更を自動的に案内表示でき、過去の売上げデータに基づいた商品収納量の変更作業を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動販売機におけるコラム変更案内表示装置の一実施例を示すフローチャートである。
【図2】同上実施例の制御系のブロック図である。
【図3】同上実施例のリモコンの正面図である。
【図4】同上実施例のコラム変更案内表示装置を適用した自動販売機の内部構造を示す斜視図である。
【図5】同上実施例の正面図である。
【図6】同上実施例の収納コラムの一部の斜視図である。
【図7】同上実施例の商品取出ユニットおよび収納コラムの一部を切り欠いた側面図である。
【図8】同上実施例の商品取出ユニットの駆動機構を示し、(a) は垂直移動機構の説明図、(b) は水平移動機構の説明図である。
【図9】同上実施例の垂直移動機構および水平移動機構の一部の平面図である。
【図10】同上実施例の商品投出ユニットおよび商品投出部の側面図である。
【符号の説明】
11 収納コラム
130 表示手段としてのリモコン
151 算出手段および判断手段としての制御部
152 収納コラム記憶手段および販売数量記憶手段としての記憶部

Claims (1)

  1. 同一種類の商品が複数の収納コラムに収納される自動販売機において、
    商品毎にその商品を収納する収納コラムを記憶する収納コラム記憶手段と、
    販売された販売数量を各商品毎に記憶する販売数量記憶手段と、
    この販売数量記憶手段に記憶された各商品毎の販売数量に基づき、各商品毎にその商品を収納するのに最適なコラム数を算出する算出手段と、
    この算出手段によって算出された各商品毎の最適コラム数と前記収納コラム記憶手段に記憶された内容とに基づき、現在の収納コラムの数の変更が必要か否かを判断する判断手段と、
    この判断手段によって現在の収納コラムの数の変更が必要とされたとき、収納コラムの変更を案内表示する表示手段と
    を具備したことを特徴とする自動販売機におけるコラム変更案内表示装置。
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