JP2001243528A - 自動販売機の制御方法 - Google Patents
自動販売機の制御方法Info
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- JP2001243528A JP2001243528A JP2000054802A JP2000054802A JP2001243528A JP 2001243528 A JP2001243528 A JP 2001243528A JP 2000054802 A JP2000054802 A JP 2000054802A JP 2000054802 A JP2000054802 A JP 2000054802A JP 2001243528 A JP2001243528 A JP 2001243528A
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- Japan
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- hook
- vending machine
- product
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- Vending Machines For Individual Products (AREA)
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多種多様な商品を販売できる自動販売機の制
御方法を提供すること。 【解決手段】 購入希望商品が吊り下げられたフック3
8を揺動場所まで最短時間で移動させるために、当該フ
ック38の位置情報(コラム番号m,m+1,m+2,
・・・,m+nが設定されたフック38のアドレス)に
基づいて、チェーン34の回転方向を選択し、当該フッ
ク38が前記揺動場所に移動するまでチェーン34の駆
動用モータ41を駆動させるようにしたので、商品購入
時間を短縮できる。
御方法を提供すること。 【解決手段】 購入希望商品が吊り下げられたフック3
8を揺動場所まで最短時間で移動させるために、当該フ
ック38の位置情報(コラム番号m,m+1,m+2,
・・・,m+nが設定されたフック38のアドレス)に
基づいて、チェーン34の回転方向を選択し、当該フッ
ク38が前記揺動場所に移動するまでチェーン34の駆
動用モータ41を駆動させるようにしたので、商品購入
時間を短縮できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動販売機の制
御方法に関し、さらに詳しくは、多種多様な商品を販売
できる吊り下げラックを備え、該商品およびその販売動
作を透視できる自動販売機の制御方法に関する。
御方法に関し、さらに詳しくは、多種多様な商品を販売
できる吊り下げラックを備え、該商品およびその販売動
作を透視できる自動販売機の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、商品の購入意欲をより喚起できる
ことから、庫内の商品およびその販売動作を透視できる
自動販売機が提供されている。かかる自動販売機は、商
品を収納し搬送するためのラックを庫内に備えており、
当該ラックの種類としては、その商品搬送形態によっ
て、いわゆるスパイラルラックやコンベヤラック、プッ
シャ式ラックなどが知られている。
ことから、庫内の商品およびその販売動作を透視できる
自動販売機が提供されている。かかる自動販売機は、商
品を収納し搬送するためのラックを庫内に備えており、
当該ラックの種類としては、その商品搬送形態によっ
て、いわゆるスパイラルラックやコンベヤラック、プッ
シャ式ラックなどが知られている。
【0003】これらのラックは、いずれも同種の商品を
所定ピッチで保持可能に構成され、上記スパイラルやコ
ンベヤ、プッシャを販売指令に基づいて当該ピッチ分だ
け送り出すことによって、商品を搬送できるように構成
されている。
所定ピッチで保持可能に構成され、上記スパイラルやコ
ンベヤ、プッシャを販売指令に基づいて当該ピッチ分だ
け送り出すことによって、商品を搬送できるように構成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
パイラルラックやコンベヤラック、プッシャ式ラック
は、形状や大きさが揃っている同種の商品を販売する場
合には適しているものの、これらが異なる多種多様な商
品の販売には適していないという問題点があった。そこ
で、本願出願人は、多種多様な商品を販売できる自動販
売機を提供するに至り(特願2000−034253、
特願2000−034254等)、その制御方法の提供
が望まれていた。
パイラルラックやコンベヤラック、プッシャ式ラック
は、形状や大きさが揃っている同種の商品を販売する場
合には適しているものの、これらが異なる多種多様な商
品の販売には適していないという問題点があった。そこ
で、本願出願人は、多種多様な商品を販売できる自動販
売機を提供するに至り(特願2000−034253、
特願2000−034254等)、その制御方法の提供
が望まれていた。
【0005】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、多種多様な商品を販売できる自動販売機の制御
方法を提供することを目的とする。
あって、多種多様な商品を販売できる自動販売機の制御
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明にかかる自動販売機の制御方法は、商品
を吊り下げるフックを揺動自在に保持する無端状の搬送
体と、前記搬送体を駆動する搬送体駆動装置と、前記搬
送体に保持された任意のフックを当該フックの位置情報
および姿勢情報に基づいて揺動させ、吊り下げられた商
品を落下させるフック揺動装置とを有した吊り下げラッ
クを備えた自動販売機の制御方法において、購入希望商
品が吊り下げられた前記フックを揺動場所まで最短時間
で移動させるために、当該フックの位置情報に基づいて
前記搬送体の駆動方向を選択し、当該フックが前記揺動
場所に移動するまで当該搬送体を駆動させるようにした
ものである。これにより、搬送体の駆動時間を短縮で
き、商品購入時間を短縮できる。
めに、この発明にかかる自動販売機の制御方法は、商品
を吊り下げるフックを揺動自在に保持する無端状の搬送
体と、前記搬送体を駆動する搬送体駆動装置と、前記搬
送体に保持された任意のフックを当該フックの位置情報
および姿勢情報に基づいて揺動させ、吊り下げられた商
品を落下させるフック揺動装置とを有した吊り下げラッ
クを備えた自動販売機の制御方法において、購入希望商
品が吊り下げられた前記フックを揺動場所まで最短時間
で移動させるために、当該フックの位置情報に基づいて
前記搬送体の駆動方向を選択し、当該フックが前記揺動
場所に移動するまで当該搬送体を駆動させるようにした
ものである。これにより、搬送体の駆動時間を短縮で
き、商品購入時間を短縮できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる自動販売
機の制御方法の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細
に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限
定されるものではない。
機の制御方法の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細
に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限
定されるものではない。
【0008】図1は、この発明の実施の形態にかかる吊
り下げラックのフックにコラム番号を設定した状態を示
す模式図、図2は、チェーン駆動用モータの制御動作を
示すフローチャート、図3は、自動販売機の要部を示す
ブロック図、図4は、各フックごとに記憶されたコラム
番号とアドレスと売り上げデータおよび価格データを示
す説明図、図5は、吊り下げラック示す側面図、図6
は、吊り下げラックを示す平面図、図7は、フックを示
す正面図、図8は、フックを示す側面図である。
り下げラックのフックにコラム番号を設定した状態を示
す模式図、図2は、チェーン駆動用モータの制御動作を
示すフローチャート、図3は、自動販売機の要部を示す
ブロック図、図4は、各フックごとに記憶されたコラム
番号とアドレスと売り上げデータおよび価格データを示
す説明図、図5は、吊り下げラック示す側面図、図6
は、吊り下げラックを示す平面図、図7は、フックを示
す正面図、図8は、フックを示す側面図である。
【0009】また、図9は、フック吊り下げ用のチェー
ン構成体を示す平面図(a)および側面図(b)、図1
0は、他のチェーン構成体を示す平面図(a)および側
面図(b)、図11は、ホームポジション用のチェーン
構成体を示す平面図(a)おび側面図(b)、図12
は、自動販売機を模式的に示す正面図、図13は、自動
販売機の外扉を開いた状態を示す斜視図、図14は、吊
り下げラックの要部を示す斜視図である。
ン構成体を示す平面図(a)および側面図(b)、図1
0は、他のチェーン構成体を示す平面図(a)および側
面図(b)、図11は、ホームポジション用のチェーン
構成体を示す平面図(a)おび側面図(b)、図12
は、自動販売機を模式的に示す正面図、図13は、自動
販売機の外扉を開いた状態を示す斜視図、図14は、吊
り下げラックの要部を示す斜視図である。
【0010】まず、自動販売機の全体構成について図1
2〜図14に基づいて説明する。本体ケース1は、商品
を収納保存し必要に応じてこれを搬出するものであり、
透明板2aを有した外扉2と、透明板3aを有した内扉
3とを開閉自在に備えている。また、本体ケース1は、
上部内壁面1aに吊り下げラック4を2つ備えるととも
に、その下方にスパイラルラック5およびコンベヤラッ
ク6を備えている。スパイラルラック5およびコンベヤ
ラック6は、本体ケース1に設けられたラック支持板1
bによって支持されており、設置位置を互いに変更でき
るように構成されている。
2〜図14に基づいて説明する。本体ケース1は、商品
を収納保存し必要に応じてこれを搬出するものであり、
透明板2aを有した外扉2と、透明板3aを有した内扉
3とを開閉自在に備えている。また、本体ケース1は、
上部内壁面1aに吊り下げラック4を2つ備えるととも
に、その下方にスパイラルラック5およびコンベヤラッ
ク6を備えている。スパイラルラック5およびコンベヤ
ラック6は、本体ケース1に設けられたラック支持板1
bによって支持されており、設置位置を互いに変更でき
るように構成されている。
【0011】内扉3の内側には、各ラック4,5,6の
前面をXY座標面とした、X−Y搬送機構7が設けられ
ている。このX−Y搬送機構7は、各ラック4,5,6
に対し水平方向に移動するX軸搬送部(図示せず)と、
垂直方向に移動するY軸搬送部(図示せず)とから構成
され、後述するメカ制御部86によって制御される。上
記X軸搬送部には、商品を受容するバケット8が設けら
れている。
前面をXY座標面とした、X−Y搬送機構7が設けられ
ている。このX−Y搬送機構7は、各ラック4,5,6
に対し水平方向に移動するX軸搬送部(図示せず)と、
垂直方向に移動するY軸搬送部(図示せず)とから構成
され、後述するメカ制御部86によって制御される。上
記X軸搬送部には、商品を受容するバケット8が設けら
れている。
【0012】また、外扉2の前面には、商品を選択する
テンキーボタン18、表示器19、紙幣挿入口20、硬
貨投入口21、硬貨返却レバー22、硬貨返却口23、
購入希望商品を確認するために吊り下げラック4の商品
を移動させる吊り下げラック回転ボタン24、搬出扉1
6と連通する商品取出口17などが設けられている。一
方、外扉2の裏面には、挿入された紙幣を識別し収納す
るビルバリデータ(図示せず)、硬貨を識別し収納する
硬貨処理機構25、硬貨回収用のキャッシュボックス2
6、後述する主制御部80への入力操作を行うキーボー
ド27などを備えている。
テンキーボタン18、表示器19、紙幣挿入口20、硬
貨投入口21、硬貨返却レバー22、硬貨返却口23、
購入希望商品を確認するために吊り下げラック4の商品
を移動させる吊り下げラック回転ボタン24、搬出扉1
6と連通する商品取出口17などが設けられている。一
方、外扉2の裏面には、挿入された紙幣を識別し収納す
るビルバリデータ(図示せず)、硬貨を識別し収納する
硬貨処理機構25、硬貨回収用のキャッシュボックス2
6、後述する主制御部80への入力操作を行うキーボー
ド27などを備えている。
【0013】つぎに、吊り下げラック4について説明す
る。図5および図6に示すように、吊り下げラック4
は、平面形状がほぼ台形の本体30と、本体30の四隅
に回転自在に配設されたスプロケット32と、当該スプ
ロケット32によって本体30の周囲に沿って回転する
無端状のチェーン34と、スプロケット32に駆動力を
与えてチェーン34を正・逆回転させるチェーン駆動機
構36と、チェーン34に対して所定ピッチで着脱自在
かつ揺動自在に配設され、商品Gを吊り下げるためのフ
ック38と、当該フック38を揺動させて商品Gを落下
させるフック揺動機構40とを備えている。
る。図5および図6に示すように、吊り下げラック4
は、平面形状がほぼ台形の本体30と、本体30の四隅
に回転自在に配設されたスプロケット32と、当該スプ
ロケット32によって本体30の周囲に沿って回転する
無端状のチェーン34と、スプロケット32に駆動力を
与えてチェーン34を正・逆回転させるチェーン駆動機
構36と、チェーン34に対して所定ピッチで着脱自在
かつ揺動自在に配設され、商品Gを吊り下げるためのフ
ック38と、当該フック38を揺動させて商品Gを落下
させるフック揺動機構40とを備えている。
【0014】本体30には、上部内壁面1aから突設さ
れた係止片1c,1dに係止するための係止穴30aや
ねじ穴30b、係止片30cが設けられている。チェー
ン駆動機構36は、モータ41と、これに減速機構を介
して設けられたプーリ42と、一のスプロケット32に
同軸状に設けられたプーリ43と、モータ41の駆動力
をプーリ42からプーリ43に伝達させるベルト44と
から構成されている。このチェーン駆動機構36は、後
述するメカ制御部86によって制御される。
れた係止片1c,1dに係止するための係止穴30aや
ねじ穴30b、係止片30cが設けられている。チェー
ン駆動機構36は、モータ41と、これに減速機構を介
して設けられたプーリ42と、一のスプロケット32に
同軸状に設けられたプーリ43と、モータ41の駆動力
をプーリ42からプーリ43に伝達させるベルト44と
から構成されている。このチェーン駆動機構36は、後
述するメカ制御部86によって制御される。
【0015】フック揺動機構40は、シャフト45を往
復動させる駆動装置46と、シャフト45に後端部を連
結され、本体30のベース板47上をスライドするスラ
イド板48とから構成されている。スライド板48の先
端部には、スライド板48の動作時にフック38の被押
圧片38aを押圧可能に形成した押圧片48aを備えて
いる。また、本体30の前面には、商品情報(商品価格
等)を表示するための表示器89を備えている。
復動させる駆動装置46と、シャフト45に後端部を連
結され、本体30のベース板47上をスライドするスラ
イド板48とから構成されている。スライド板48の先
端部には、スライド板48の動作時にフック38の被押
圧片38aを押圧可能に形成した押圧片48aを備えて
いる。また、本体30の前面には、商品情報(商品価格
等)を表示するための表示器89を備えている。
【0016】フック38は、樹脂にて形成され、図7お
よび図8に示すように、被押圧片38a、係合突起38
b、当て板38d、フック部38c、突片38eとから
一体形成されている。係合突起38bは、後述するチェ
ーン構成体52の係合凹部52aに着脱自在かつ揺動自
在に係合するように形成されている。突片38eは、フ
ック38が押圧片48aによって跳ね上げられたこと
(商品売り切れ状態等)をセンサ50に検出させるため
に突設したものである。
よび図8に示すように、被押圧片38a、係合突起38
b、当て板38d、フック部38c、突片38eとから
一体形成されている。係合突起38bは、後述するチェ
ーン構成体52の係合凹部52aに着脱自在かつ揺動自
在に係合するように形成されている。突片38eは、フ
ック38が押圧片48aによって跳ね上げられたこと
(商品売り切れ状態等)をセンサ50に検出させるため
に突設したものである。
【0017】チェーン34は、樹脂にて形成され、図9
〜図11に示すように、フック38を吊り下げるための
必要数のチェーン構成体52と、その他の多数のチェー
ン構成体53と、ホームポジション検出用の1つのチェ
ーン構成体54とが互いに連結されて構成されている。
チェーン構成体52の係合凹部52aは、フック38の
係合突起38bが着脱自在かつ揺動自在に係合するよう
に形成されている。凹部52bには、フック38を跳ね
上げた状態でその姿勢を保持するための板ばね(図示せ
ず)を設けてある。
〜図11に示すように、フック38を吊り下げるための
必要数のチェーン構成体52と、その他の多数のチェー
ン構成体53と、ホームポジション検出用の1つのチェ
ーン構成体54とが互いに連結されて構成されている。
チェーン構成体52の係合凹部52aは、フック38の
係合突起38bが着脱自在かつ揺動自在に係合するよう
に形成されている。凹部52bには、フック38を跳ね
上げた状態でその姿勢を保持するための板ばね(図示せ
ず)を設けてある。
【0018】また、チェーン構成体52,53,54の
ガイド片52c,53a,54aおよび当接面52d,
53c,54cは、チェーン34の動作を安定させるた
めに設けたものである。突片52eは、フック38の位
置情報(アドレス)をセンサ58に検出させるために突
設したものである。突片54dは、チェーン34の基準
位置情報(ホームポジション)をセンサ61に検出させ
るために突設したものである。なお、ガイド片53a,
54a、突片54dは、ねじ53b,54bによりチェ
ーン構成体53,54に取り付けられているが、一体成
形により形成してもよい。
ガイド片52c,53a,54aおよび当接面52d,
53c,54cは、チェーン34の動作を安定させるた
めに設けたものである。突片52eは、フック38の位
置情報(アドレス)をセンサ58に検出させるために突
設したものである。突片54dは、チェーン34の基準
位置情報(ホームポジション)をセンサ61に検出させ
るために突設したものである。なお、ガイド片53a,
54a、突片54dは、ねじ53b,54bによりチェ
ーン構成体53,54に取り付けられているが、一体成
形により形成してもよい。
【0019】このように形成された吊り下げラック4の
各フック38には、図1に示すように、異なる選択番
号、すなわちコラム番号(m,m+1,m+2,m+
3,・・・,m+n;m,nは整数)が設定されてい
る。
各フック38には、図1に示すように、異なる選択番
号、すなわちコラム番号(m,m+1,m+2,m+
3,・・・,m+n;m,nは整数)が設定されてい
る。
【0020】以上のように構成された自動販売機の制御
ブロック図は、図3に示す通りである。同図において、
すでに説明した部材には、同一符号を付してある。主制
御部80は、キーボード27によって入力された種々の
データ(たとえば、価格、時間、商品フックアドレス、
お勧め商品等)に基づいて、メカ制御部86のほか、自
動販売機全体を制御するためのものである。扉スイッチ
82は、外扉2(または内扉3)の開閉状態を検知する
ものであり、本体ケース1に設けられている。人感セン
サ84は、外扉2の前面に商品購入希望者が存在するか
否かを検知するためものであり、たとえば、外扉2に設
けられている。メカ制御部86は、主制御部80からの
送信データに基づいて、吊り下げラック4を制御する。
また、メカ制御部86からの制御情報(たとえば、コラ
ム番号、価格データ、売り上げデータ、アドレス等)
は、メモリ手段に保存できるようになっている。
ブロック図は、図3に示す通りである。同図において、
すでに説明した部材には、同一符号を付してある。主制
御部80は、キーボード27によって入力された種々の
データ(たとえば、価格、時間、商品フックアドレス、
お勧め商品等)に基づいて、メカ制御部86のほか、自
動販売機全体を制御するためのものである。扉スイッチ
82は、外扉2(または内扉3)の開閉状態を検知する
ものであり、本体ケース1に設けられている。人感セン
サ84は、外扉2の前面に商品購入希望者が存在するか
否かを検知するためものであり、たとえば、外扉2に設
けられている。メカ制御部86は、主制御部80からの
送信データに基づいて、吊り下げラック4を制御する。
また、メカ制御部86からの制御情報(たとえば、コラ
ム番号、価格データ、売り上げデータ、アドレス等)
は、メモリ手段に保存できるようになっている。
【0021】つぎに、自動販売機の制御方法について図
2に基づいて説明する。なお、以下、本発明の要部たる
吊り下げラック4の動作に関して説明するものとし、ス
パイラルラック5およびコンベヤラック6についての動
作説明は省略する。前述したように、フック38の商品
Gを払い出す位置は、吊り下げラック4の前面部である
から、販売指令を受けたときには、チェーン34を回転
させ、購入希望商品が吊り下げられているフック38を
当該前面部に移動させる必要がある。このとき、チェー
ン34の回転方向を適切に選択することにより、上記フ
ック38の商品払出位置までの移動時間を最短とするこ
とが、本発明にかかる制御方法の要部である。
2に基づいて説明する。なお、以下、本発明の要部たる
吊り下げラック4の動作に関して説明するものとし、ス
パイラルラック5およびコンベヤラック6についての動
作説明は省略する。前述したように、フック38の商品
Gを払い出す位置は、吊り下げラック4の前面部である
から、販売指令を受けたときには、チェーン34を回転
させ、購入希望商品が吊り下げられているフック38を
当該前面部に移動させる必要がある。このとき、チェー
ン34の回転方向を適切に選択することにより、上記フ
ック38の商品払出位置までの移動時間を最短とするこ
とが、本発明にかかる制御方法の要部である。
【0022】まず、目標フックまでの移動カウント数が
セットされる(ステップS10)。ここで、コラム番号
がm+1の場合には、カウント数にCm+1をセットす
る。つぎに、このカウント数Cm+1が0以上である
か、負であるかの判断をする(ステップS11)。
セットされる(ステップS10)。ここで、コラム番号
がm+1の場合には、カウント数にCm+1をセットす
る。つぎに、このカウント数Cm+1が0以上である
か、負であるかの判断をする(ステップS11)。
【0023】カウント数Cm+1が0以上である場合に
は、カウント数Cm+1が、(n+1)/2以上である
か、(n+1)/2未満であるかによって、モータ41
の動作方向が判断される。ここで、(n+1)は、吊り
下げラック4が有するフック38の総数である。すなわ
ち、カウント数Cm+1が、(n+1)/2以上である
場合には、モータ41の動作方向を逆回転とし、(n+
1)/2未満である場合には、正回転とする(ステップ
S11)。
は、カウント数Cm+1が、(n+1)/2以上である
か、(n+1)/2未満であるかによって、モータ41
の動作方向が判断される。ここで、(n+1)は、吊り
下げラック4が有するフック38の総数である。すなわ
ち、カウント数Cm+1が、(n+1)/2以上である
場合には、モータ41の動作方向を逆回転とし、(n+
1)/2未満である場合には、正回転とする(ステップ
S11)。
【0024】一方、カウント数Cm+1が負である場合
には、カウント数Cm+1の絶対値が、(n+1)/2
以上であるか、(n+1)/2未満であるかによって、
モータ41の動作方向が判断される。すなわち、カウン
ト数Cm+1の絶対値が、(n+1)/2以上である場
合には、モータ41の動作方向を正回転とし、(n+
1)/2未満である場合には、逆回転とする(ステップ
S11)。
には、カウント数Cm+1の絶対値が、(n+1)/2
以上であるか、(n+1)/2未満であるかによって、
モータ41の動作方向が判断される。すなわち、カウン
ト数Cm+1の絶対値が、(n+1)/2以上である場
合には、モータ41の動作方向を正回転とし、(n+
1)/2未満である場合には、逆回転とする(ステップ
S11)。
【0025】モータ41の動作方向が正回転と判断され
たら(ステップS11肯定)、モータ41を正回転させ
る(ステップS12)。そして、チェーン34の回転位
置を検知するセンサ58からの入力があれば(ステップ
S13肯定)、カウント数のデータが減算されて(ステ
ップS14)、目標フックまでの移動カウント数が判断
されることとなる(ステップS15)。
たら(ステップS11肯定)、モータ41を正回転させ
る(ステップS12)。そして、チェーン34の回転位
置を検知するセンサ58からの入力があれば(ステップ
S13肯定)、カウント数のデータが減算されて(ステ
ップS14)、目標フックまでの移動カウント数が判断
されることとなる(ステップS15)。
【0026】ここでは、現状位置におけるカウント数が
0になった場合に、目標フックに達したと判断される。
カウント数が目標フックに達していたら(ステップS1
5肯定)、モータ41を停止し(ステップS16)、待
機状態とする(ステップS17)。このようにして、所
望のフック38が商品払出位置まで移動する。
0になった場合に、目標フックに達したと判断される。
カウント数が目標フックに達していたら(ステップS1
5肯定)、モータ41を停止し(ステップS16)、待
機状態とする(ステップS17)。このようにして、所
望のフック38が商品払出位置まで移動する。
【0027】センサ58からの入力がなければ(ステッ
プS13否定)、カウント数のデータは減算されず、カ
ウント数が目標フックに達していなかったら(ステップ
S15否定)、達するまで上記動作(ステップS13〜
S14)が繰り返される。
プS13否定)、カウント数のデータは減算されず、カ
ウント数が目標フックに達していなかったら(ステップ
S15否定)、達するまで上記動作(ステップS13〜
S14)が繰り返される。
【0028】一方、モータ41の動作方向が逆回転と判
断されたら(ステップS11否定)、モータ41を逆回
転させる(ステップS20)。その後の動作(ステップ
S21〜S25)は、カウント数のデータが加算される
(ステップS22)点で異なるのみであるので、説明を
省略する。
断されたら(ステップS11否定)、モータ41を逆回
転させる(ステップS20)。その後の動作(ステップ
S21〜S25)は、カウント数のデータが加算される
(ステップS22)点で異なるのみであるので、説明を
省略する。
【0029】このように、購入希望商品の吊り下げられ
たフック38のアドレスを検出し、その位置に応じてモ
ータ41の回転方向を選択し、フック38の商品払出位
置までの移動時間を最短としている。
たフック38のアドレスを検出し、その位置に応じてモ
ータ41の回転方向を選択し、フック38の商品払出位
置までの移動時間を最短としている。
【0030】なお、各フック38の商品有無の検知動作
は、商品有無検知用のセンサ50からの入力(商品売り
切れ信号)の有無によって判別される。商品の価格、吊
り下げ時間、フックアドレス等のデータは、キーボード
27によって主制御部80に予め入力されており、この
データと、吊り下げラック4からの商品有無情報とか
ら、商品の売り上げ状況(売り切れ商品、売れ残り商
品、売上額等)が演算され、図示しないメモリ手段に記
憶される(図4参照)。
は、商品有無検知用のセンサ50からの入力(商品売り
切れ信号)の有無によって判別される。商品の価格、吊
り下げ時間、フックアドレス等のデータは、キーボード
27によって主制御部80に予め入力されており、この
データと、吊り下げラック4からの商品有無情報とか
ら、商品の売り上げ状況(売り切れ商品、売れ残り商
品、売上額等)が演算され、図示しないメモリ手段に記
憶される(図4参照)。
【0031】以上のように、この実施の形態にかかる自
動販売機の制御方法によれば、購入希望商品の吊り下げ
られたフック38の位置に応じて、チェーン34を駆動
するモータ41の回転方向を選択し、フック38の商品
払出位置までの移動時間を最短とすることができる。
動販売機の制御方法によれば、購入希望商品の吊り下げ
られたフック38の位置に応じて、チェーン34を駆動
するモータ41の回転方向を選択し、フック38の商品
払出位置までの移動時間を最短とすることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
自動販売機の制御方法によれば、購入希望商品が吊り下
げられたフックを揺動場所まで最短時間で移動させるた
めに、当該フックの位置情報に基づいて搬送体の駆動方
向を選択し、当該フックが前記揺動場所に移動するまで
当該搬送体を駆動させるようにしたので、当該搬送体の
駆動時間を短縮でき、商品購入時間を短縮できる。
自動販売機の制御方法によれば、購入希望商品が吊り下
げられたフックを揺動場所まで最短時間で移動させるた
めに、当該フックの位置情報に基づいて搬送体の駆動方
向を選択し、当該フックが前記揺動場所に移動するまで
当該搬送体を駆動させるようにしたので、当該搬送体の
駆動時間を短縮でき、商品購入時間を短縮できる。
【図1】この発明の実施の形態にかかる吊り下げラック
のフックにコラム番号を設定した状態を示す模式図であ
る。
のフックにコラム番号を設定した状態を示す模式図であ
る。
【図2】チェーン駆動用モータの制御動作を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図3】自動販売機の要部を示すブロック図である。
【図4】各フックごとに記憶されたコラム番号とアドレ
スと売り上げデータおよび価格データを示す説明図であ
る。
スと売り上げデータおよび価格データを示す説明図であ
る。
【図5】吊り下げラック示す側面図である。
【図6】吊り下げラックを示す平面図である。
【図7】フックを示す正面図である。
【図8】フックを示す側面図である。
【図9】フック吊り下げ用のチェーン構成体を示す平面
図(a)および側面図(b)である。
図(a)および側面図(b)である。
【図10】他のチェーン構成体を示す平面図(a)およ
び側面図(b)である。
び側面図(b)である。
【図11】ホームポジション用のチェーン構成体を示す
平面図(a)および側面図(b)である。
平面図(a)および側面図(b)である。
【図12】自動販売機を模式的に示す正面図である。
【図13】自動販売機の外扉を開いた状態を示す斜視図
である。
である。
【図14】吊り下げラックの要部を示す斜視図である。
4 吊り下げラック G 商品 34 チェーン 36 チェーン駆動機構 38 フック 38e 突片 40 フック揺動機構 41 モータ 46 駆動装置 50、58、61 センサ 52、53、54 チェーン構成体 52e、54d 突片 80 主制御部 86 メカ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 武史 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 川上 浩二 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 FB05 FB09 3E046 BA01 BB01 CB02 CC01 DA03 EB01
Claims (1)
- 【請求項1】 商品を吊り下げるフックを揺動自在に保
持する無端状の搬送体と、 前記搬送体を駆動する搬送体駆動装置と、 前記搬送体に保持された任意のフックを当該フックの位
置情報および姿勢情報に基づいて揺動させ、吊り下げら
れた商品を落下させるフック揺動装置と、 を有した吊り下げラックを備えた自動販売機の制御方法
において、 購入希望商品が吊り下げられた前記フックを揺動場所ま
で最短時間で移動させるために、当該フックの位置情報
に基づいて前記搬送体の駆動方向を選択し、当該フック
が前記揺動場所に移動するまで当該搬送体を駆動させる
ようにしたことを特徴とする自動販売機の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000054802A JP2001243528A (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | 自動販売機の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000054802A JP2001243528A (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | 自動販売機の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001243528A true JP2001243528A (ja) | 2001-09-07 |
Family
ID=18576006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000054802A Pending JP2001243528A (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | 自動販売機の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001243528A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014030796A1 (ko) * | 2012-08-20 | 2014-02-27 | Ko Dong Jin | 무한궤도를 구비하는 자판기 |
CN109785515A (zh) * | 2019-03-12 | 2019-05-21 | 武汉市鸿盛华航旅服务股份有限公司 | 旅行包移动式自动售货机 |
-
2000
- 2000-02-29 JP JP2000054802A patent/JP2001243528A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014030796A1 (ko) * | 2012-08-20 | 2014-02-27 | Ko Dong Jin | 무한궤도를 구비하는 자판기 |
CN109785515A (zh) * | 2019-03-12 | 2019-05-21 | 武汉市鸿盛华航旅服务股份有限公司 | 旅行包移动式自动售货机 |
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