JP2001222759A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP2001222759A
JP2001222759A JP2000034259A JP2000034259A JP2001222759A JP 2001222759 A JP2001222759 A JP 2001222759A JP 2000034259 A JP2000034259 A JP 2000034259A JP 2000034259 A JP2000034259 A JP 2000034259A JP 2001222759 A JP2001222759 A JP 2001222759A
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JP
Japan
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rack
product
hook
vending machine
chain
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JP2000034259A
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English (en)
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Masahiro Nishi
正博 西
Takeshi Tamura
武史 田村
Koji Kawakami
浩二 川上
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種多様な商品を販売できる自動販売機を提
供すること。 【解決手段】 商品Gを吊り下げるフック38を揺動自
在に保持する無端状のチェーン34と、チェーン34を
駆動するチェーン駆動機構36と、チェーン34に保持
された任意のフック38をその位置情報および姿勢情報
に基づいて揺動させ、吊り下げられた商品Gを落下させ
るフック揺動機構40とを有した吊り下げラック4を備
えるとともに、スパイラルラック5、コンベヤラック
6、プッシャ式ラック63のいずれかを任意に組み合わ
せて構成した。これにより、自動販売機の設置ロケーシ
ョンや販売商品種の特性に応じて、柔軟に商品を販売す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動販売機に関
し、さらに詳しくは、多種多様な商品を販売できる吊り
下げラックを備え、該商品およびその販売動作を透視で
きる自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、商品の購入意欲をより喚起できる
ことから、庫内の商品およびその商品の販売動作を透視
できる自動販売機が提供されている。かかる自動販売機
は、商品を収納し搬送するためのラックを庫内に備えて
おり、当該ラックの種類としては、その商品搬送形態に
よって、いわゆるスパイラルラックやコンベヤラック、
プッシャ式ラックなどが知られている。
【0003】これらのラックは、いずれも同種の商品を
所定ピッチで保持可能に構成され、上記スパイラルやコ
ンベヤ、プッシャを販売指令に基づいて当該ピッチ分だ
け送り出すことによって、商品を搬送できるように構成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
パイラルラックやコンベヤラック、プッシャ式ラック
は、形状や大きさが揃っている同種の商品を販売する場
合には適しているものの、これらが異なる多種多様な商
品の販売には適していないという問題点があった。
【0005】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、多種多様な商品を販売できる自動販売機を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明の請求項1にかかる自動販売機は、商品
を吊り下げるフックを揺動自在に保持する無端状の搬送
体と、前記搬送体を駆動する搬送体駆動装置と、前記搬
送体に保持された任意のフックを当該フックの位置情報
および姿勢情報に基づいて揺動させ、吊り下げられた商
品を落下させるフック揺動装置とを有した吊り下げラッ
クを備えるとともに、スパイラルによって商品を搬送す
るスパイラルラックと、コンベヤによって商品を搬送す
るコンベヤラックと、プッシャによって商品を搬送する
プッシャ式ラックのうちの少なくとも一つ以上のラック
を備えたものである。
【0007】吊り下げラックの動作は、つぎの通りであ
る。搬送体に配設された各フックには、予め絶対番地
(アドレス)が割り当てられている。搬送体のホームポ
ジションや、各フックのアドレス、商品有無の情報がセ
ンサによって検知される。商品購入希望者は、搬送体を
回転させ、フックに吊り下げられた商品と商品番号およ
び価格等を確認する。商品番号が入力され、必要額が支
払われると、その販売指令に基づいて搬送体が回転し、
希望商品の吊り下がったフックが吊り下げラックの前面
に移動して停止するとともに、X−Y搬送機構の動作に
よりバケットが当該フックの下方に移動する。そして、
フック揺動装置の動作により、当該フックが跳ね上げら
れて商品がフックから外れ、上記バケット内に落下す
る。フックの跳ね上げ、すなわち商品の落下は、上記セ
ンサによって検知され、その信号に基づいてバケットが
X−Y搬送機構より商品搬出位置に移動し、商品は商品
取出口から搬出される。
【0008】また、スパイラルラック、コンベヤラッ
ク、プッシャ式ラックのいずれかによって商品を購入す
る場合は、商品番号が入力され、必要額が支払われる
と、その販売指令に基づいて各ラックが商品を搬送し、
上述した要領にてバケットがこれを受容し、商品取出口
から搬出される。
【0009】このように、この自動販売機は、吊り下げ
ラックと、スパイラルラック、コンベヤラック、プッシ
ャ式ラックのいずれかを任意に組み合わせて構成されて
いるので、吊り下げラックにより多種多様の商品を販売
できるとともに、他のラックとの組合せを適宜変更する
ことにより、自動販売機の設置ロケーションや販売商品
種の特性に応じて、柔軟に商品を販売することができ
る。
【0010】また、この発明の請求項2にかかる自動販
売機は、スパイラルラック、コンベヤラックおよびプッ
シャ式ラックは、本体ケースに配設されたラック支持板
上の任意の位置にそれぞれ着脱自在に設けたものであ
る。これにより、各ラックの配設作業が容易になるとと
もに、ラックのレイアウトを柔軟に変更できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる自動販売
機の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明す
る。なお、この実施の形態によりこの発明が限定される
ものではない。
【0012】図1は、この発明の実施の形態にかかる自
動販売機を示す斜視図、図2は、吊り下げラックのフッ
ク揺動機構を示す側面図、図3は、吊り下げラックを示
す側面図、図4は、吊り下げラックを示す平面図、図5
は、吊り下げラックを示す正面図、図6は、フック揺動
機構の要部を示す斜視図、図7は、フックを示す正面
図、図8は、フックを示す側面図、図9は、フックを示
す底面図である。
【0013】また、図10は、フック吊り下げ用のチェ
ーン構成体を示す平面図(a)および側面図(b)、図
11は、他のチェーン構成体を示す平面図(a)および
側面図(b)、図12は、ホームポジション用のチェー
ン構成体を示す平面図(a)および側面図(b)、図1
3は、フックの姿勢保持機構を示す部分断面図、図14
は、板ばねを示す斜視図、図15は、自動販売機を模式
的に示す正面図、図16は、X−Y搬送機構を示す斜視
図、図17は、自動販売機を示す要部斜視図、図18
は、スパイラルラックを示す平面図、図19は、コンベ
ヤラックを示す斜視図、図20は、プッシャ式ラックを
示す斜視図である。
【0014】まず、自動販売機の全体構成について図
1、図15および図17に基づいて説明する。本体ケー
ス1は、図1に示すように、商品を収納保存し必要に応
じてこれを搬出するものであり、透明板2aを有した外
扉2と、透明板3aを有した内扉3とを開閉自在に備え
ている。また、本体ケース1は、上部内壁面1aに本発
明の要部たる吊り下げラック4を2つ備えるとともに、
その下方に、後述するスパイラルラック5およびコンベ
ヤラック6を備えている。スパイラルラック5およびコ
ンベヤラック6は、本体ケース1に設けられたラック支
持板1bによって着脱自在に支持されており、また、設
置位置を互いに変更できるように構成されている。これ
は、後述するプッシャ式ラック63についても同様であ
る。なお、本体ケース1の庫内温度は、扱う商品に応じ
て所定温度(たとえば、常温、弱温、冷蔵の3温度モー
ド)に保持できるようになっている。
【0015】内扉3の内側には、各ラック4,5,6の
前面をXY座標面とした、X−Y搬送機構7が設けられ
ている。このX−Y搬送機構7は、図16に示すよう
に、各ラック4,5,6に対し水平方向に移動するX軸
搬送部7aと、垂直方向に移動するY軸搬送部7bとか
ら構成されている。X軸搬送部7aには、商品を受容す
るバケット8が設けられている。このバケット8は、タ
イミングベルト9に固定され、減速機構10を介したX
軸モータ11によって駆動される。なお、このバケット
8には、各ラック4,5,6から商品を受容するための
開口部(図示せず)が設けられており、その底面には搬
出扉16を介して商品取出口17に商品を搬出するコン
ベヤ(図示せず)が設けられている。
【0016】また、Y軸搬送部7bは、X軸搬送部7a
を摺動支持するレール部12と、レール部12の頂部に
渡した回転軸13と、この回転軸13を回転させるY軸
モータ14とを有する。X軸搬送部7aは、タイミング
ベルト15に固定され、Y軸モータ14によって昇降駆
動される。X軸モータ11およびY軸モータ14は、図
示しない制御部によって制御される。
【0017】また、外扉2の前面には、図15に示すよ
うに、商品を選択するテンキーボタン18、表示器1
9、紙幣挿入口20、硬貨投入口21、硬貨返却レバー
22、硬貨返却口23、購入希望商品を確認するために
吊り下げラック4の商品を移動させる吊り下げラック回
転ボタン24、搬出扉16と連通する商品取出口17な
どが設けられている。一方、外扉2の裏面には、挿入さ
れた紙幣を識別し収納するビルバリデータ(図示せ
ず)、硬貨を識別し収納する硬貨処理機構25、硬貨回
収用のキャッシュボックス26、制御部(図示せず)へ
の入力操作を行うキーボード27などを備えている。
【0018】つぎに、吊り下げラック4について図2〜
図14に基づいて説明する。図2〜図5に示すように、
吊り下げラック4は、平面形状がほぼ長方形の本体30
と、本体30の四隅に回転自在に配設されたスプロケッ
ト32と、当該スプロケット32によって本体30の周
囲に沿って回転する無端状のチェーン34と、スプロケ
ット32に駆動力を与えてチェーン34を正・逆回転さ
せるチェーン駆動機構36と、チェーン34に対して所
定ピッチで着脱自在かつ揺動自在に配設され、商品Gを
吊り下げるためのフック38と、当該フック38を揺動
させて商品Gを落下させるフック揺動機構40とを備え
ている。
【0019】本体30には、図3および図4に示すよう
に、上部内壁面1aから突設されたL字状の係止片1c
の先端部を引っかけるための係止穴30aと、当該先端
部をねじ止めするためのねじ穴30bが設けられてい
る。また、図2、図3および図5に示すように、本体3
0上面に突設したL字状の係止片30cは、上部内壁面
1aから突設された係止片1dの係止穴1eに先端部を
引っかけて、ねじ30dによって固定するためのねじ穴
30eを有している。
【0020】チェーン駆動機構36は、モータ41と、
これに減速機構を介して設けられたプーリ42と、一の
スプロケット32に同軸状に設けられたプーリ43と、
モータ41の駆動力をプーリ42からプーリ43に伝達
させるベルト44とから構成されている。なお、チェー
ン34は、図示しない張力調節機構によって最適な張力
を維持できるようになっている。
【0021】フック揺動機構40は、シャフト45を往
復動させる駆動装置46と、シャフト45に後端部を連
結され、本体30のベース板47上をスライドするスラ
イド板48とから構成されている。なお、駆動装置46
は、商品Gが安定した姿勢で落下できるように、シャフ
ト45を緩やかに往復動させる構成となっている。
【0022】スライド板48の先端部には、スライド板
48の動作時(図2における右方向)にフック38の被
押圧片38aを押圧可能に形成した押圧片48aを備え
ている。また、図6に示すように、スライド板48に
は、スライド溝48bが設けられ、このスライド溝48
bに、ベース板47上に設けられたねじ47aが挿通し
てある。
【0023】フック38は、樹脂(たとえば、ポリアセ
タール)にて形成され、図7〜図9に示すように、被押
圧片38a、係合突起38b、当て板38d、フック部
38c、突片38eとから一体形成されている。係合突
起38bは、後述するチェーン構成体52の係合凹部5
2aに着脱自在かつ揺動自在に係合するように形成され
ている。フック部38cは、フック38が係合突起38
bを回動中心として跳ね上がったときに、商品Gが円滑
に落下するように傾斜させてある。
【0024】また、商品番号や商品名称等の商品情報が
前面に表示された当て板38dは、販売可能商品の幅と
ほぼ同寸法に形成され、フック部38cに吊り下げられ
た商品Gの上部に当接してその姿勢を安定させるととも
に、商品Gを吊り下げる者が、販売可能な商品の寸法を
容易に認識できるように形成したものである。すなわ
ち、フック38の取付ピッチ以下の幅寸法を有した商品
Gのみを容易に吊り下げられるようにしたものである。
【0025】突片38eは、フック38が押圧片48a
によって跳ね上げられたこと(商品売り切れ状態等)を
センサ50に検出させるために突設したものである。ま
た、この突片38eの底面には、フック38が跳ね上げ
られた状態において、商品名称等の商品情報が視認でき
るように当該商品情報が表示されている。なお、センサ
50には、たとえば、透過型のフォトインタラプタを使
用することができる。
【0026】チェーン34は、樹脂(たとえば、ポリア
セタール)にて形成され、図10〜図12に示すよう
に、フック38を吊り下げるための必要数のチェーン構
成体52と、その他の多数のチェーン構成体53と、ホ
ームポジション検出用の1つのチェーン構成体54とが
互いに連結されて構成されている。図10に示すよう
に、チェーン構成体52の係合凹部52aは、フック3
8の係合突起38bが着脱自在かつ揺動自在に係合する
ように形成されている。凹部52bには、図13に示す
ように、フック38を跳ね上げた状態でその姿勢を保持
するための板ばね60(図14参照)を設けてある。
【0027】ガイド片52cは、本体30のガイド板5
6を挟むように形成され、チェーン34が本体30から
脱落するのを防止するようになっている。当接面52d
は、本体30のガイド板57に当接することで、チェー
ン34にかかる商品荷重を受けることができるように形
成されている。突片52eは、フック38の位置情報
(アドレス)をセンサ58に検出させるために突設した
ものである。なお、センサ58には、たとえば、透過型
のフォトインタラプタを使用することができる。
【0028】また、図11に示すように、チェーン構成
体53のガイド片53aは、上記ガイド片52cと同様
に、本体30のガイド板56を挟むように形成され、チ
ェーン34が本体30から脱落するのを防止するように
なっている。このガイド片53aは、ねじ53bにより
チェーン構成体53に取り付けられているが、一体成形
により形成してもよい。当接面53cは、本体30のガ
イド板57に当接することで、チェーン34にかかる商
品荷重を受けることができるように形成されている。
【0029】また、図12に示すように、チェーン構成
体54のガイド片54aは、本体30のガイド板56を
挟むように形成され、チェーン34が本体30から脱落
するのを防止するようになっている。当接面54cは、
本体30のガイド板57に当接することで、チェーン3
4にかかる商品荷重を受けることができるように形成さ
れている。ガイド片54aに固定された突片54dは、
チェーン34の基準位置情報(ホームポジション)をセ
ンサ61に検出させるために突設したものである。な
お、これらガイド片54aおよび突片54dは、ねじ5
4bによりチェーン構成体54に取り付けられている
が、一体成形により形成してもよい。また、センサ61
には、たとえば、透過型のフォトインタラプタを使用す
ることができる。
【0030】このように形成されたチェーン構成体5
2,53,54は、扱う商品Gの大きさに応じて所定数
のフック38を配設できるように連結されている。な
お、チェーン構成体52,53,54は、互いに着脱自
在となるように樹脂にて形成され、互いに嵌合させて連
結してあるので、連結位置の変更は容易である。
【0031】以上のように構成された吊り下げラック4
は、図1、図15および図17に示すように、本体1の
内壁上面1aに2つ配設されている。
【0032】つぎに、スパイラルラック5について図1
8に基づいて説明する。スパイラルラック5は、板金製
作したコラムケース5a内の長手方向に2本の金属製ス
パイラル5bを配置した構成である。このスパイラル5
bの一端は、スパイラル取付用フランジ5cによってス
パイラル軸5dに固定され、他端は、ラック前面側で開
放状態となっている。また、スパイラル5bは、コラム
ケース5a底面に設けた山形のガイド部5eにより保持
されている。
【0033】コラムケース5aには、スパイラル5bの
中を貫き、帯状板を曲げ加工したレール部材5fが設け
られている。このレール部材5fの一端は、コラムケー
ス5aの前端縁に固定されている。動力ボックス5g
は、図示しないモータおよび歯車機構から構成されてお
り、制御部(図示せず)によって制御される。ガイド車
5hは、本体ケース1のラック支持板1bに設けられた
レール部材(図示せず)上を動作し、スパイラルラック
5の本体ケース1への着脱が容易になるように設けたも
のである。
【0034】つぎに、コンベヤラック6について図19
に基づいて説明する。コンベヤラック6は、板金製作し
たコラムケース6a内の長手方向に商品搬送用のベルト
6bを回転自在に配置した構成である。ベルト6bは、
回転軸6cの回転により回転し、この回転軸6cは、ラ
ックギヤ6dによりギヤ群6eを介して回転するように
構成されている。ラックギヤ6dは、バケット8側に設
けられた連結ギヤ(図示せず)と噛み合うことによって
駆動力を伝達されるようになっている。ガイド車6f
は、本体ケース1のラック支持板1bに設けられたレー
ル部材(図示せず)上を動作し、コンベヤラック6の本
体ケース1への着脱が容易になるように設けたものであ
る。
【0035】つぎに、プッシャ式ラック63について図
20に基づいて説明する。プッシャ式ラック63は、コ
ラムケース63a内の長手方向にラックベルト63bを
回転自在に配置し、当該ラックベルト63bにより商品
搬出用のプッシャ63dを前方に移動させるように構成
されている。ラックベルト63bは、ラックギヤ63c
からの駆動力で回転するように構成されている。
【0036】ラックギヤ63cは、バケット8側に設け
られた連結ギヤ(図示せず)と噛み合うことによって駆
動力を伝達されるようになっている。レバー63eは、
バケット8のピンプッシャー(図示せず)の動作によ
り、ゲート63fを開閉するものである。ゲート63f
およびストッパ63gは、ラックへの商品充填時等に商
品が前方へ倒れ落ちるのを規制するためのものである。
ガイド車63hは、本体ケース1のラック支持板1bに
設けられたレール部材(図示せず)上を動作し、プッシ
ャ式ラック63の本体ケース1への着脱が容易になるよ
うに設けたものである。
【0037】これらの各ラック5,6,63は、外形寸
法を共通化することにより、本体ケース1のラック支持
板1bの任意の位置にそれぞれ設置できるようにしてあ
る。また、上述した吊り下げラック4を本体ケース1か
ら取り外して、その空きスペースにラック支持板1bを
配置し、各ラック5,6,63を任意に配設することも
できるように構成されている。なお、各ラック5,6,
63をラック支持板1bに配設する際には、図示しない
係止部材によって係止される。
【0038】このように、本発明にかかる自動販売機
は、その設置ロケーションや販売商品種の特性に応じ
て、上記各ラック4,5,6,63を任意に組み合わせ
て配設でき、かつ、容易にこれを変更できるように構成
したものである。
【0039】つぎに、商品の販売準備動作について説明
する。なお、以下、本発明の要部たる吊り下げラック4
の動作に関して説明するものとし、スパイラルラック
5、コンベヤラック6およびプッシャ式ラック63につ
いての詳細な動作説明は省略する。まず、自動販売機の
設置者等は、図1に示すように、商品Gを吊り下げラッ
ク4のフック38に吊り下げ、販売準備を行う。このと
き、上記設置者は、フック38の当て板38dの幅を目
安にすることによって、販売可能な商品Gの寸法を容易
に認識できる。
【0040】また、1つのフック38の幅に収まらない
商品Gを吊り下げる場合には、隣接するフック38を跳
ね上げておく(売り切れ状態にしておく)ことで、必要
な吊り下げピッチを確保でき、商品同士の干渉を避ける
ことができる。また、フック38は、板ばね60によっ
て跳ね上げた状態および商品Gを吊り下げた状態の姿勢
を容易に維持できる。
【0041】チェーン34に配設された各フック38に
絶対番地(アドレス)を割り当てるために、上記設置者
等は、キーボード27によって商品情報等を制御部(図
示せず)に入力するとともに、チェーン34を1周回転
させることにより、センサ61によるホームポジション
検知と、センサ58によるアドレス検知、センサ50に
よる商品有無の検知を行う。
【0042】つぎに、商品の販売動作について説明す
る。商品購入希望者は、外扉2の透明板2aから購入希
望商品を確認するために、吊り下げラック回転ボタン2
4(図15参照)を押してチェーン34を回転させ、フ
ック38に吊り下げられた商品Gと商品番号および価格
等を確認する。
【0043】上記確認後、商品番号をテンキーボタン1
8によって入力し、必要額を支払うと、購入希望商品を
吊り下げたフック38のアドレスに基づいて、制御部
(図示せず)によって当該商品の搬出時間が最短となる
吊り下げラック4が、2つの吊り下げラックの中から選
択され、当該制御部の商品搬出指令によって後述する商
品搬出動作をする。これにより、商品Gの搬出時間、す
なわち、商品購入時間を短縮することができる。
【0044】このように選択された吊り下げラック4に
あっては、上記制御部の販売指令に基づいてチェーン3
4が回転し、希望商品の吊り下がったフック38が吊り
下げラック4の前面に移動して停止するとともに、X−
Y搬送機構7の動作によりバケット8が当該フック38
の下方に移動する。
【0045】そして、フック揺動機構40の動作によ
り、当該フック38が跳ね上げられて商品Gがフック部
38cから外れ、バケット8内に落下する。フック38
の跳ね上げ、すなわち商品Gの落下は、センサ50によ
って検知され、その信号に基づいてバケット8がX−Y
搬送機構7により商品搬出位置に移動し、商品Gは搬出
扉16を介して商品取出口17から搬出される。
【0046】なお、スパイラルラック5やコンベヤラッ
ク6、プッシャ式ラック63の商品を購入する場合は、
当該商品番号をテンキーボタン18によって入力し、必
要額を支払うと、制御部(図示せず)の販売指令によ
り、バケット8が所定位置に移動するとともに、ラック
からの搬出商品を収容し、搬出扉16を介して商品取出
口17から搬出される。
【0047】以上のように、この実施の形態にかかる自
動販売機によれば、吊り下げラック4を備えたことによ
り、多種多様の商品を販売できるとともに、自動販売機
の設置ロケーションや販売商品種の特性に応じて、上記
各ラック4,5,6,63を任意に組み合わせて配設で
き、かつ、容易にこれを変更できる。
【0048】なお、上記実施の形態においては、吊り下
げラック4を2つ並列に設けるものとして説明したが、
3つ以上並列に設けてもよく、さらに多種多様の商品を
販売することができる。
【0049】また、吊り下げラック4の平面形状がほぼ
長方形であるものとして説明したが、奥行き側に末広が
りとなるような台形とすることもできる(図示せず)。
これにより、本体ケース1の奥行方向に配置される商品
Gが当該本体ケース1の前面側から見えやすくなり、多
種多様な商品Gを販売できるとともに、商品購入者が商
品番号等を確認しやすくなる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
自動販売機(請求項1)によれば、商品を吊り下げるフ
ックを揺動自在に保持する無端状の搬送体と、前記搬送
体を駆動する搬送体駆動装置と、前記搬送体に保持され
た任意のフックを当該フックの位置情報および姿勢情報
に基づいて揺動させ、吊り下げられた商品を落下させる
フック揺動装置とを有した吊り下げラックを備えるとと
もに、スパイラルによって商品を搬送するスパイラルラ
ックと、コンベヤによって商品を搬送するコンベヤラッ
クと、プッシャによって商品を搬送するプッシャ式ラッ
クのうちの少なくとも一つ以上のラックを備えたので、
吊り下げラックにより多種多様の商品を販売できるとと
もに、他のラックとの組合せを適宜変更することによ
り、自動販売機の設置ロケーションや販売商品種の特性
に応じて、柔軟に商品を販売することができる。
【0051】また、この発明にかかる自動販売機(請求
項2)によれば、スパイラルラック、コンベヤラックお
よびプッシャ式ラックは、本体ケースに配設されたラッ
ク支持板上の任意の位置にそれぞれ着脱自在に設けたの
で、各ラックの配設作業が容易になるとともに、ラック
のレイアウトを柔軟に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる自動販売機を示
す斜視図である。
【図2】吊り下げラックのフック揺動機構を示す側面図
である。
【図3】吊り下げラックを示す側面図である。
【図4】吊り下げラックを示す平面図である。
【図5】吊り下げラックを示す正面図である。
【図6】フック揺動機構の要部を示す斜視図である。
【図7】フックを示す正面図である。
【図8】フックを示す側面図である。
【図9】フックを示す底面図である。
【図10】フック吊り下げ用のチェーン構成体を示す平
面図(a)および側面図(b)である。
【図11】他のチェーン構成体を示す平面図(a)およ
び側面図(b)である。
【図12】ホームポジション用のチェーン構成体を示す
平面図(a)および側面図(b)である。
【図13】フックの姿勢保持機構を示す部分断面図であ
る。
【図14】板ばねを示す斜視図である。
【図15】自動販売機を模式的に示す正面図である。
【図16】X−Y搬送機構を示す斜視図である。
【図17】自動販売機を示す要部斜視図である。
【図18】スパイラルラックを示す平面図である。
【図19】コンベヤラックを示す斜視図である。
【図20】プッシャ式ラックを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 本体 1a 上部内壁面 1b ラック支持板 4 吊り下げラック 5 スパイラルラック 6 コンベヤラック 7 X−Y搬送機構 8 バケット G 商品 30 本体 32 スプロケット 34 チェーン 36 チェーン駆動機構 38 フック 40 フック揺動機構 46 駆動装置 50、58、61 センサ 63 プッシャ式ラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 浩二 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 3E046 BA01 BB01 CB03 CB06 CC03 DA03 DA07 EA01 EA11 EA13 EB01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を吊り下げるフックを揺動自在に保
    持する無端状の搬送体と、 前記搬送体を駆動する搬送体駆動装置と、 前記搬送体に保持された任意のフックを当該フックの位
    置情報および姿勢情報に基づいて揺動させ、吊り下げら
    れた商品を落下させるフック揺動装置と、 を有した吊り下げラックを備えるとともに、 スパイラルによって商品を搬送するスパイラルラック
    と、 コンベヤによって商品を搬送するコンベヤラックと、 プッシャによって商品を搬送するプッシャ式ラックのう
    ちの少なくとも一つ以上のラックを備えた自動販売機。
  2. 【請求項2】 スパイラルラック、コンベヤラックおよ
    びプッシャ式ラックは、本体ケースに配設されたラック
    支持板上の任意の位置にそれぞれ着脱自在に設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021161827A1 (ja) * 2020-02-10 2021-08-19 サンデン・リテールシステム株式会社 搬送装置及び物品販売機

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