JP2001242791A - 配送用タグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用後に配送容器などから、効率よく、きれ
いに取り外すことのできる配送用タグを提供する。 【解決手段】 配送用タグ１は、タグ片６と控票である
配送管理票４，５を備え、タグ片６の表面側には配送に
関する情報を表示する配送情報記入部を設け、裏面側に
は互いに接着してループを形成しうるように２箇所に接
着部を設けるとともに、この接着部には接着剤２１，２
２を塗布し、ループを形成する部分となる各接着剤２
１，２２塗布部分の間には切り用ミシン目２３を設け、
前記接着剤２１，２２は剥離紙２４で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、配送作業で使用す
るタグに関し、より具体的には、例えば配送管理コード
や配送先を表示して配送容器などに取り付けて使用する
配送用タグに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来におけるこの種の配送用タグは、配
送管理コードなどを表示して配送容器などに接着して使
用するのが一般的であるが、使用後に不要となったタグ
片は、配送容器から剥離する必要がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、従来におい
ては、剥離動作が煩雑で、手間取るとともに、きれいに
剥離することができず、配送容器などが接着剤や剥離で
きなかった配送用タグの残部で汚れてしまうという不都
合があった。本発明は、このような不都合を解消して、
使用後に配送容器などから、効率よく、きれいに取り外
すことのできる配送用タグを提供することを目的とす
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本願の請求項１に記載した配送用タグは、配送作業に
使用するタグであって、表面側には配送に関する情報を
表示する配送情報表示部を設け、裏面側には互いに接着
してループを形成しうるように２箇所に接着部を設ける
とともに、少なくともその一方には接着剤を塗布し、ル
ープを形成する部分となる各接着部間には切り取り部を
設け、前記接着部の接着剤は剥離紙で被覆したものであ
る。

【０００５】以下、本発明の好適な実施形態を添付図面
に基づいて詳細に説明する。ここにおいて、図１は必要
な情報を印字した状態の配送用タグを示す平面図、図２
はそのＡ−Ａ線断面図、図３は使用状態を示す斜視図で
ある。

【０００６】図１及び図２に示すように、配送用タグ１
は、切り用ミシン目２，３を介して連接した２枚の控票
である配送管理票４，５と、タグ片６とからなる。図で
は明らかでないが、この配送用タグ１は、感熱用紙から
なり、一般的な感熱プリンタで印字可能なものである。

【０００７】図１に示すように、各配送管理票４，５の
表面側には、（１），（２）という番号とともに「配送
管理票」という文字からなる標題７，８を印字あるいは
印刷し、また、配送管理コードを示すバーコード９，１
０と、配送先の名称、電話番号からなる配送先情報１
１，１２を印字してある。

【０００８】同じく図１に示すように、タグ片６の表面
側には、配送情報表示部たる配送管理コード表示部１
３，１４と配送先情報表示部１５，１６とを設け、配送
管理コード表示部１３，１４には配送管理コードを示す
バーコード１７，１８を印字し、配送先情報表示部１
５，１６には配送先の住所、名称、電話番号からなる配
送先情報１９，２０を印字してある。前記バーコード１
７，１８は各配送管理票４，５のバーコード９，１０と
同一内容であり、また、前記配送先情報１９，２０も各
配送管理票４，５の配送先情報１１，１２と住所表示の
有無を除いて同一内容である。

【０００９】図２に示すように、タグ片６の裏面側に
は、互いに接着してループを形成しうるように、幅方向
両端部に沿った２箇所に所定幅に及んで接着剤２１，２
２を塗布してなる接着部を形成している。そして、ルー
プを形成する部分となる各接着剤２１，２２の塗布部分
間には、配送管理コード表示部１３及び配送先情報表示
部１５と配送管理コード表示部１４及び配送先情報表示
部１６との間に切り取り部たる切り用ミシン目２３を設
けている。そして、前記各接着剤２１，２２を配送用タ
グ１と同一大の剥離紙２４で被覆保護している。

【００１０】続いて、上述した配送用タグ１の使用方法
について説明する。当初、配送用タグ１には、標題７，
８が印字あるいは印刷されているだけであり、この状態
の配送用タグ１に、あらかじめ必要なデータを入力して
ある、図示していないコンピュータに連動する感熱プリ
ンタで、各配送管理コード９，１０，１７，１８と各配
送先情報１１，１２，１９，２０を所定位置に印字す
る。

【００１１】使用にあたっては、タグ片６と各配送管理
票４，５を切り用ミシン目３で切り離し、各配送管理票
４，５は控票として使用する。一方、前記タグ片６は、
裏面側の剥離紙２４を剥離して接着剤２１，２２を露出
し、図３に示すように、配送品を収納する配送容器２５
の指掛け孔２６に通したうえ、接着剤２１，２２同士を
対接して接着し、ループを形成して、前記配送容器２５
に取り付けて使用する。

【００１２】そして、タグ片６が不要になった段階で、
切り用ミシン目２３を破断すれば、前記タグ片６を配送
容器２５から容易に外すことができる。そして、配送容
器２５にはタグ片６の接着剤２１，２２が触れることが
ないので、前記配送容器２５が接着剤２１，２２で汚れ
ることはなく、また、取り外した後のタグ片６も前記接
着剤２１，２２が露出することはないので、このタグ片
６の廃棄動作も容易である。

【００１３】なお、本発明は上述の実施形態に限定され
るものではなく、例えば、控票である配送管理票４，５
は設けなくてもよいし、剥離紙２４は少なくとも、タグ
片６の接着剤２１，２２に対応して設ければよいもので
ある。また、接着剤２１，２２は接着部の一方にのみ設
ければ足りるものである。さらに、配送情報表示部は配
送管理コード表示部１３，１４と配送先情報表示部１
５，１６とに限らないほか、配送情報表示部は１箇所で
もよい。またさらに、切り取り部２３は、配送情報表示
部にかかる位置に設けてもよい。

【００１４】

【発明の効果】以上説明したところで明らかなように、
本発明の請求項１に記載した配送用タグによれば、使用
後に不要となったタグを、取り付けていた配送容器など
から、効率よく、きれいに取り外すことのできるという
効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】必要な情報を印字した状態の配送用タグを示す
平面図。

【図２】図１のＡ−Ａ線断面図。

【図３】使用状態を示す斜視図。

【符号の説明】

１ 配送用タグ ２，３，２３ 切り用ミシン目 ４，５ 配送管理票 ６ タグ片 １３，１４ 配送管理コード表示部 １５，１６ 配送先情報表示部 １７，１８ バーコード １９，２０ 配送先情報 ２１，２２ 接着剤 ２４ 剥離紙 ２５ 配送容器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 配送作業に使用するタグであって、表面
   側には配送に関する情報を表示する配送情報表示部を設
   け、裏面側には互いに接着してループを形成しうるよう
   に２箇所に接着部を設けるとともに、少なくともその一
   方には接着剤を塗布し、ループを形成する部分となる各
   接着部間には切り取り部を設け、前記接着部の接着剤は
   剥離紙で被覆してなることを特徴とする配送用タグ。