JP2001241794A - パルス管冷凍機 - Google Patents
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- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B9/00—Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
- F25B9/14—Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the cycle used, e.g. Stirling cycle
- F25B9/145—Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the cycle used, e.g. Stirling cycle pulse-tube cycle
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- F25B2309/00—Gas cycle refrigeration machines
- F25B2309/14—Compression machines, plants or systems characterised by the cycle used
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- F25B2309/14—Compression machines, plants or systems characterised by the cycle used
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- F25B2309/14—Compression machines, plants or systems characterised by the cycle used
- F25B2309/1426—Pulse tubes with basic schematic including at the pulse tube warm end a so called warm end expander
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 緩衝空間の容積の小型化をすることができる
パルス管冷凍機を提供する。 【解決手段】 パルス管冷凍機10は略最高圧力Phを
有する高圧バッファタンク13と、略最低圧力Plを有
する低圧バッファタンク14とを備えており、それぞれ
バッファ側ロータリバルブ15を介して高温熱交換器3
5に連結されている。高圧バッファタンク13は、ダイ
ヤフラム46により、バッファ側ロータリバルブ15の
高圧ポート15aに連通される第1室13aと、同高圧
ポート15aから遮断される第2室13bとに区画され
ている。一方、低圧バッファタンク14は、ダイヤフラ
ム51により、バッファ側ロータリバルブ15の低圧ポ
ート15bに連通される第1室14aと、同低圧ポート
15bから遮断される第2室14bとに区画されてい
る。ダイヤフラム46,51は、第1室13a,14a
と第2室13b,14bとの間に生じる差圧に基づき、
第1室13a,14aの圧力変化を抑制する。
パルス管冷凍機を提供する。 【解決手段】 パルス管冷凍機10は略最高圧力Phを
有する高圧バッファタンク13と、略最低圧力Plを有
する低圧バッファタンク14とを備えており、それぞれ
バッファ側ロータリバルブ15を介して高温熱交換器3
5に連結されている。高圧バッファタンク13は、ダイ
ヤフラム46により、バッファ側ロータリバルブ15の
高圧ポート15aに連通される第1室13aと、同高圧
ポート15aから遮断される第2室13bとに区画され
ている。一方、低圧バッファタンク14は、ダイヤフラ
ム51により、バッファ側ロータリバルブ15の低圧ポ
ート15bに連通される第1室14aと、同低圧ポート
15bから遮断される第2室14bとに区画されてい
る。ダイヤフラム46,51は、第1室13a,14a
と第2室13b,14bとの間に生じる差圧に基づき、
第1室13a,14aの圧力変化を抑制する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として極低温冷
凍に用いられるパルス管冷凍機に関するものである。
凍に用いられるパルス管冷凍機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パルス管冷凍機としては、例えば
特許公報第2553822号に記載されたものが知られ
ている。図7は、この公報に紹介されたパルス管冷凍機
の概略構成図である。同図に示されるように、このパル
ス管冷凍機100は、パルスチューブ(パルス管)10
1の冷端101aに蓋体102、層流化部材103が配
設されている。高圧給気バルブ104、低圧排気バルブ
105は、それぞれ図示しない高圧ガス源と連通する給
気管106、図示しない低圧ガス源と連通する排気管1
07を介し、総管88を経て上記冷端101aに連通さ
れている。そして、作動ガスの給排気は、上記高圧給気
バルブ104及び低圧排気バルブ105によって切換え
られる。
特許公報第2553822号に記載されたものが知られ
ている。図7は、この公報に紹介されたパルス管冷凍機
の概略構成図である。同図に示されるように、このパル
ス管冷凍機100は、パルスチューブ(パルス管)10
1の冷端101aに蓋体102、層流化部材103が配
設されている。高圧給気バルブ104、低圧排気バルブ
105は、それぞれ図示しない高圧ガス源と連通する給
気管106、図示しない低圧ガス源と連通する排気管1
07を介し、総管88を経て上記冷端101aに連通さ
れている。そして、作動ガスの給排気は、上記高圧給気
バルブ104及び低圧排気バルブ105によって切換え
られる。
【0003】一方、このパルス管冷凍機100は、パル
スチューブ101の熱端101bに蓋体89、層流化部
材90が配設されている。上記熱端101bには高圧ガ
ス溜め(高圧緩衝空間)91、低圧ガス溜め(低圧緩衝
空間)92がそれぞれ連接管93,94を介し、総管9
5を経て連通されている。そして、上記高圧ガス溜め9
1とパルスチューブ101の熱端101b間の連接管9
3に高圧ガス溜めバルブ96、また低圧ガス溜め92と
パルスチューブ101の熱端101b間の連接管94に
低圧ガス溜めバルブ97が配設されている。
スチューブ101の熱端101bに蓋体89、層流化部
材90が配設されている。上記熱端101bには高圧ガ
ス溜め(高圧緩衝空間)91、低圧ガス溜め(低圧緩衝
空間)92がそれぞれ連接管93,94を介し、総管9
5を経て連通されている。そして、上記高圧ガス溜め9
1とパルスチューブ101の熱端101b間の連接管9
3に高圧ガス溜めバルブ96、また低圧ガス溜め92と
パルスチューブ101の熱端101b間の連接管94に
低圧ガス溜めバルブ97が配設されている。
【0004】なお、高圧ガス源と高圧ガス溜め91、低
圧ガス源と低圧ガス溜め92の圧力はそれぞれ同等に設
定されている。このパルス管冷凍機100の基本的な動
作について図8を参照して説明する。なお、パルス管冷
凍機100の1サイクル内の動作は以下に説明する4つ
の段階からなり、各段階は上記高圧給気バルブ104、
低圧排気バルブ105、高圧ガス溜めバルブ96及び低
圧ガス溜めバルブ97の各開閉状態に対応して区分され
ている。
圧ガス源と低圧ガス溜め92の圧力はそれぞれ同等に設
定されている。このパルス管冷凍機100の基本的な動
作について図8を参照して説明する。なお、パルス管冷
凍機100の1サイクル内の動作は以下に説明する4つ
の段階からなり、各段階は上記高圧給気バルブ104、
低圧排気バルブ105、高圧ガス溜めバルブ96及び低
圧ガス溜めバルブ97の各開閉状態に対応して区分され
ている。
【0005】第1段階:高圧給気バルブ104、低圧排
気バルブ105を閉め、また低圧ガス溜めバルブ97も
閉める。この時、パルスチューブ101内は低圧ガス源
の圧力より若干高い。次に高圧ガス溜めバルブ96を開
くと、高圧ガス溜め91より高圧の作動ガス(図8にお
いてブロックIV)がパルスチューブ101の熱端101
bに流れ込むので、パルスチューブ101内の圧力は高
圧ガス溜め91の圧力近くまで上昇する。
気バルブ105を閉め、また低圧ガス溜めバルブ97も
閉める。この時、パルスチューブ101内は低圧ガス源
の圧力より若干高い。次に高圧ガス溜めバルブ96を開
くと、高圧ガス溜め91より高圧の作動ガス(図8にお
いてブロックIV)がパルスチューブ101の熱端101
bに流れ込むので、パルスチューブ101内の圧力は高
圧ガス溜め91の圧力近くまで上昇する。
【0006】第2段階:高圧ガス溜めバルブ96を開い
た状態で高圧給気バルブ104のみを開くと、高圧の作
動ガス(図8においてブロックI)が高圧給気バルブ1
04よりパルスチューブ101の冷端101aに流入す
る。高圧ガス源の圧力が高圧ガス溜め91の圧力よりも
若干、高いので、第1段階で上記パルスチューブ101
の冷端101aに流れ込んだ高圧ガス溜め91の作動ガ
ス(図8においてブロックIV)はただちに同高圧ガス溜
め91内に戻される。
た状態で高圧給気バルブ104のみを開くと、高圧の作
動ガス(図8においてブロックI)が高圧給気バルブ1
04よりパルスチューブ101の冷端101aに流入す
る。高圧ガス源の圧力が高圧ガス溜め91の圧力よりも
若干、高いので、第1段階で上記パルスチューブ101
の冷端101aに流れ込んだ高圧ガス溜め91の作動ガ
ス(図8においてブロックIV)はただちに同高圧ガス溜
め91内に戻される。
【0007】第3段階:高圧ガス溜めバルブ96と高圧
給気バルブ104を閉める。次いで、低圧ガス溜めバル
ブ97を開く。この時、パルスチューブ101の熱端1
01bの作動ガス(図8においてブロックIII )が低圧
ガス溜め92に流入するので、パルスチューブ101内
の圧力が低圧ガス溜め92の圧力近くまで低下する。す
なわち、第2段階においてパルスチューブ101の冷端
101aに入った作動ガスを含む同パルスチューブ10
1内の作動ガス(図8においてブロックI、II)は、低
圧ガス溜め92の圧力まで膨張し、温度降下してパルス
チューブ101の冷端101a側を冷却する。
給気バルブ104を閉める。次いで、低圧ガス溜めバル
ブ97を開く。この時、パルスチューブ101の熱端1
01bの作動ガス(図8においてブロックIII )が低圧
ガス溜め92に流入するので、パルスチューブ101内
の圧力が低圧ガス溜め92の圧力近くまで低下する。す
なわち、第2段階においてパルスチューブ101の冷端
101aに入った作動ガスを含む同パルスチューブ10
1内の作動ガス(図8においてブロックI、II)は、低
圧ガス溜め92の圧力まで膨張し、温度降下してパルス
チューブ101の冷端101a側を冷却する。
【0008】第4段階:低圧排気バルブ105を開く
と、第2段階においてパルスチューブ101の冷端10
1aに入り、第3段階においてパルスチューブ101内
で膨張した作動ガス(図8においてブロックI)が低圧
排気バルブ105を介して低圧ガス源に排出され、第3
段階において低圧ガス溜め92に流入した作動ガス(図
8においてブロックIII )がパルスチューブ101に戻
る。
と、第2段階においてパルスチューブ101の冷端10
1aに入り、第3段階においてパルスチューブ101内
で膨張した作動ガス(図8においてブロックI)が低圧
排気バルブ105を介して低圧ガス源に排出され、第3
段階において低圧ガス溜め92に流入した作動ガス(図
8においてブロックIII )がパルスチューブ101に戻
る。
【0009】以上の第1〜第4段階の動作により、作動
ガスが高圧ガス源から入ってパルスチューブ101内で
断熱膨張し寒冷を発生した後、低圧ガス源に排出され
る。そして、この第1〜第4段階を1サイクルとし、こ
れを繰り返すことにより、パルス管冷凍機100は冷凍
を発生する。
ガスが高圧ガス源から入ってパルスチューブ101内で
断熱膨張し寒冷を発生した後、低圧ガス源に排出され
る。そして、この第1〜第4段階を1サイクルとし、こ
れを繰り返すことにより、パルス管冷凍機100は冷凍
を発生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
パルス管冷凍機においては、その作動時における作動ガ
スの各移動後においても、高圧ガス溜め91、低圧ガス
溜め92内の圧力をそれぞれ高圧ガス源、低圧ガス源と
同等の圧力に維持する必要があるため、これら高圧ガス
溜め91、低圧ガス溜め92の容積の大型化を余儀なく
されていた。
パルス管冷凍機においては、その作動時における作動ガ
スの各移動後においても、高圧ガス溜め91、低圧ガス
溜め92内の圧力をそれぞれ高圧ガス源、低圧ガス源と
同等の圧力に維持する必要があるため、これら高圧ガス
溜め91、低圧ガス溜め92の容積の大型化を余儀なく
されていた。
【0011】本発明の目的は、緩衝空間の容積の小型化
をすることができるパルス管冷凍機を提供することにあ
る。
をすることができるパルス管冷凍機を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、蓄冷器、低温熱交換
器、パルス管及び高温熱交換器が連結されて構成された
冷凍部と、該蓄冷器に連結されて該パルス管の内部の作
動ガスに圧力変動を発生させる圧力振動装置と、所定圧
力を有し、該高温熱交換器に流路制御手段を介して連結
されて該パルス管の内部の作動ガスの圧力変動と位置変
動との位相差を調節する緩衝空間と、前記緩衝空間の圧
力変化に応じて該圧力変化を抑制するように該緩衝空間
の容積を変える緩衝空間容積可変手段とを備えたことを
要旨とする。
めに、請求項1に記載の発明は、蓄冷器、低温熱交換
器、パルス管及び高温熱交換器が連結されて構成された
冷凍部と、該蓄冷器に連結されて該パルス管の内部の作
動ガスに圧力変動を発生させる圧力振動装置と、所定圧
力を有し、該高温熱交換器に流路制御手段を介して連結
されて該パルス管の内部の作動ガスの圧力変動と位置変
動との位相差を調節する緩衝空間と、前記緩衝空間の圧
力変化に応じて該圧力変化を抑制するように該緩衝空間
の容積を変える緩衝空間容積可変手段とを備えたことを
要旨とする。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のパルス管冷凍機において、前記所定圧力を有するバッ
ファタンクと、該バッファタンク内を前記流路制御手段
に連通される緩衝空間としての第1室及び該流路制御手
段から遮断される第2室とに区画する伸縮部材とを備
え、前記緩衝空間容積可変手段は、前記第1室の圧力変
化に応じて前記第2室との間に生じる差圧に基づき、該
第1室の圧力変化を抑制するように前記伸縮部材を変形
させて該第1室の容積を変えることを要旨とする。
のパルス管冷凍機において、前記所定圧力を有するバッ
ファタンクと、該バッファタンク内を前記流路制御手段
に連通される緩衝空間としての第1室及び該流路制御手
段から遮断される第2室とに区画する伸縮部材とを備
え、前記緩衝空間容積可変手段は、前記第1室の圧力変
化に応じて前記第2室との間に生じる差圧に基づき、該
第1室の圧力変化を抑制するように前記伸縮部材を変形
させて該第1室の容積を変えることを要旨とする。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のパルス管冷凍機において、前記伸縮部材と前記第1室
の対向壁面との間に弾装される第1付勢手段と、前記伸
縮部材と前記第2室の対向壁面との間に弾装される第2
付勢手段とを備え、前記第1付勢手段及び第2付勢手段
は、前記第1室と前記第2室との差圧が解消された状態
において均衡をとるように設定されていることを要旨と
する。
のパルス管冷凍機において、前記伸縮部材と前記第1室
の対向壁面との間に弾装される第1付勢手段と、前記伸
縮部材と前記第2室の対向壁面との間に弾装される第2
付勢手段とを備え、前記第1付勢手段及び第2付勢手段
は、前記第1室と前記第2室との差圧が解消された状態
において均衡をとるように設定されていることを要旨と
する。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
に記載のパルス管冷凍機において、前記第1室と前記第
2室とを絞り弁を介して連通したことを要旨とする。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、上記緩衝空間
の圧力変化に応じて同圧力変化を抑制するように同緩衝
空間の容積を変える緩衝空間容積可変手段を備えてい
る。従って、この緩衝空間の圧力変化が抑制されること
により、同緩衝空間及び高温熱交換器(パルス管)間の
作動ガスの移動は促進される。このように、緩衝空間の
圧力変化を抑制して同緩衝空間及び高温熱交換器(パル
ス管)間の作動ガスの移動を促進するように、同緩衝空
間の容積を可変としたことで、同緩衝空間に必要とされ
る容積は低減される。
に記載のパルス管冷凍機において、前記第1室と前記第
2室とを絞り弁を介して連通したことを要旨とする。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、上記緩衝空間
の圧力変化に応じて同圧力変化を抑制するように同緩衝
空間の容積を変える緩衝空間容積可変手段を備えてい
る。従って、この緩衝空間の圧力変化が抑制されること
により、同緩衝空間及び高温熱交換器(パルス管)間の
作動ガスの移動は促進される。このように、緩衝空間の
圧力変化を抑制して同緩衝空間及び高温熱交換器(パル
ス管)間の作動ガスの移動を促進するように、同緩衝空
間の容積を可変としたことで、同緩衝空間に必要とされ
る容積は低減される。
【0016】尚、請求項1において、上記流路制御手段
とは、作動ガスの流通を遮断または制限する機能をもっ
たものであり、例えば開閉弁やオリフィスが利用でき
る。請求項2に記載の発明によれば、上記緩衝空間容積
可変手段は、上記第1室の圧力変化に応じて第2室との
間に生じる差圧に基づき、同第1室の圧力変化を抑制す
るように上記伸縮部材を変形させて第1室の容積を変え
る。従って、第1室の圧力変化を抑制して同第1室及び
高温熱交換器(パルス管)間の作動ガスの移動を促進す
るように、伸縮部材を変形させて同第1室の容積を変え
ることで、同第1室、ひいてはバッファタンクそのもの
に必要とされる容積は低減される。
とは、作動ガスの流通を遮断または制限する機能をもっ
たものであり、例えば開閉弁やオリフィスが利用でき
る。請求項2に記載の発明によれば、上記緩衝空間容積
可変手段は、上記第1室の圧力変化に応じて第2室との
間に生じる差圧に基づき、同第1室の圧力変化を抑制す
るように上記伸縮部材を変形させて第1室の容積を変え
る。従って、第1室の圧力変化を抑制して同第1室及び
高温熱交換器(パルス管)間の作動ガスの移動を促進す
るように、伸縮部材を変形させて同第1室の容積を変え
ることで、同第1室、ひいてはバッファタンクそのもの
に必要とされる容積は低減される。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、上記バッ
ファタンクの第1室と前記第2室との差圧が解消された
状態において均衡をとるように設定された第1付勢手段
及び第2付勢手段を設けた。従って、上記伸縮部材の変
形後において、これら第1室及び第2室の圧力が互いに
同等に戻ると、これら第1及び第2付勢手段の作用によ
り伸縮部材は速やかに原位置に復帰する。
ファタンクの第1室と前記第2室との差圧が解消された
状態において均衡をとるように設定された第1付勢手段
及び第2付勢手段を設けた。従って、上記伸縮部材の変
形後において、これら第1室及び第2室の圧力が互いに
同等に戻ると、これら第1及び第2付勢手段の作用によ
り伸縮部材は速やかに原位置に復帰する。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、上記バッ
ファタンクの第1室と第2室とを絞り弁を介して連通し
た。従って、例えば上記第2室内の圧力が作動ガスの移
動などによって上記所定圧から変化した場合において
も、第1室の作動ガスが同所定圧に維持されれば、上記
絞り弁を介して作動ガスが緩やかに移動し、同圧力変化
は回復する。
ファタンクの第1室と第2室とを絞り弁を介して連通し
た。従って、例えば上記第2室内の圧力が作動ガスの移
動などによって上記所定圧から変化した場合において
も、第1室の作動ガスが同所定圧に維持されれば、上記
絞り弁を介して作動ガスが緩やかに移動し、同圧力変化
は回復する。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化したパルス管冷凍機の第1実施形態について図1
〜図3に基づき説明する。
具体化したパルス管冷凍機の第1実施形態について図1
〜図3に基づき説明する。
【0020】図1に示されるように、本実施形態におけ
るパルス管冷凍機10は、圧力振動装置11と、冷凍部
12と、高圧バッファタンク13及び低圧バッファタン
ク14と、バッファ側ロータリバルブ15とを備えてい
る。
るパルス管冷凍機10は、圧力振動装置11と、冷凍部
12と、高圧バッファタンク13及び低圧バッファタン
ク14と、バッファ側ロータリバルブ15とを備えてい
る。
【0021】前記圧力振動装置11は、パルス管冷凍機
10内に充填してあるヘリウム等の作動ガスに圧力振動
を発生させるもので、圧縮機21と、圧縮機側ロータリ
バルブ22とを備えている。そして、圧縮機21の吐出
口は、上記圧縮機側ロータリバルブ22の高圧ポート2
2aに連通しており、同圧縮機21の吸入口は、同圧縮
機側ロータリバルブ22の低圧ポート22bにフィルタ
40を介して連通している。また、上記圧縮機側ロータ
リバルブ22のポート22cは上記冷凍部12の一側
(図1の左側)にフィルタ41を介して連通している。
この圧力振動装置11は、圧縮機側ロータリバルブ22
が所定のタイミングで回転駆動されることで、上記パル
ス管冷凍機10(冷凍部12)内の作動ガスに所要の圧
力振動を発生させる。なお、上記フィルタ40,41
は、パルス管冷凍機10の運転時における圧縮機側ロー
タリバルブ22の回転駆動の際に、そのシール部が摩耗
して発生する摩耗粉等を除去するためのものである。
10内に充填してあるヘリウム等の作動ガスに圧力振動
を発生させるもので、圧縮機21と、圧縮機側ロータリ
バルブ22とを備えている。そして、圧縮機21の吐出
口は、上記圧縮機側ロータリバルブ22の高圧ポート2
2aに連通しており、同圧縮機21の吸入口は、同圧縮
機側ロータリバルブ22の低圧ポート22bにフィルタ
40を介して連通している。また、上記圧縮機側ロータ
リバルブ22のポート22cは上記冷凍部12の一側
(図1の左側)にフィルタ41を介して連通している。
この圧力振動装置11は、圧縮機側ロータリバルブ22
が所定のタイミングで回転駆動されることで、上記パル
ス管冷凍機10(冷凍部12)内の作動ガスに所要の圧
力振動を発生させる。なお、上記フィルタ40,41
は、パルス管冷凍機10の運転時における圧縮機側ロー
タリバルブ22の回転駆動の際に、そのシール部が摩耗
して発生する摩耗粉等を除去するためのものである。
【0022】前記冷凍部12は、蓄冷器31、低温熱交
換器32,33、パルス管34及び高温熱交換器35が
順次直列に連結されて構成されている。上記蓄冷器31
は、例えば、ステンレス鋼、リン青銅等のメッシュから
なる蓄冷材31aが充填されたもので、その高温端は上
記圧縮機側ロータリバルブ22のポート22cに上記フ
ィルタ41を介して連通されており、低温端は上記低温
熱交換器32,33に連結されている。この蓄冷器31
は、作動ガスが上記低温熱交換器32,33側に向かっ
て内部を進行する際に同作動ガスを徐々に冷却し、反対
に、上記圧力振動装置11側に向かって進行する(戻
る)際に同作動ガスを徐々に温めるように作動ガスとの
熱交換を行う。
換器32,33、パルス管34及び高温熱交換器35が
順次直列に連結されて構成されている。上記蓄冷器31
は、例えば、ステンレス鋼、リン青銅等のメッシュから
なる蓄冷材31aが充填されたもので、その高温端は上
記圧縮機側ロータリバルブ22のポート22cに上記フ
ィルタ41を介して連通されており、低温端は上記低温
熱交換器32,33に連結されている。この蓄冷器31
は、作動ガスが上記低温熱交換器32,33側に向かっ
て内部を進行する際に同作動ガスを徐々に冷却し、反対
に、上記圧力振動装置11側に向かって進行する(戻
る)際に同作動ガスを徐々に温めるように作動ガスとの
熱交換を行う。
【0023】上記蓄冷器31の低温端に連結された低温
熱交換器32,33は低温発生部となっている。この低
温熱交換器32,33は、同低温熱交換器32,33に
接触された被冷却体から効率よく熱を奪うため、例えば
作動ガスの流れ方向に沿って規則的な多数の穴を有し
て、例えば銅等の熱伝導性に優れた材料により形成され
ている。
熱交換器32,33は低温発生部となっている。この低
温熱交換器32,33は、同低温熱交換器32,33に
接触された被冷却体から効率よく熱を奪うため、例えば
作動ガスの流れ方向に沿って規則的な多数の穴を有し
て、例えば銅等の熱伝導性に優れた材料により形成され
ている。
【0024】上記低温熱交換器32,33に連結された
パルス管34は、その高温端側(高温熱交換器35側)
の熱が振動によって低温熱交換器32,33に伝達され
るのを防止するための中空の管であって、例えばステン
レス鋼等の熱伝導率の小さい材料により形成されてい
る。
パルス管34は、その高温端側(高温熱交換器35側)
の熱が振動によって低温熱交換器32,33に伝達され
るのを防止するための中空の管であって、例えばステン
レス鋼等の熱伝導率の小さい材料により形成されてい
る。
【0025】上記パルス管34に連結された高温熱交換
器35は、例えば作動ガスの流れ方向に沿って規則的な
多数の穴を有して、例えば銅にて形成されている。この
高温熱交換器35は、内部を流れる作動ガスの熱を外部
に放出することで、上記パルス管34の高温端側を冷却
するためのものである。この高温熱交換器35は、上記
バッファ側ロータリバルブ15にフィルタ42を介して
連通されている。なお、このフィルタ42は、パルス管
冷凍機10の運転時における前記バッファ側ロータリバ
ルブ15の回転駆動の際に、そのシール部が摩耗して発
生する摩耗粉等を除去するためのものである。
器35は、例えば作動ガスの流れ方向に沿って規則的な
多数の穴を有して、例えば銅にて形成されている。この
高温熱交換器35は、内部を流れる作動ガスの熱を外部
に放出することで、上記パルス管34の高温端側を冷却
するためのものである。この高温熱交換器35は、上記
バッファ側ロータリバルブ15にフィルタ42を介して
連通されている。なお、このフィルタ42は、パルス管
冷凍機10の運転時における前記バッファ側ロータリバ
ルブ15の回転駆動の際に、そのシール部が摩耗して発
生する摩耗粉等を除去するためのものである。
【0026】前記高圧バッファタンク13には、前記圧
縮機21の吐出口の圧力(以下、「最高圧力Ph」とい
う)とほぼ同等の高圧の作動ガスが充填されており、前
記低圧バッファタンク14には、同圧縮機21の吸入口
の圧力(以下、「最低圧力Pl」という)とほぼ同等の
低圧の作動ガスが充填されている。これら高圧バッファ
タンク13及び低圧バッファタンク14は上記バッファ
側ロータリバルブ15及びフィルタ42を介して前記高
温熱交換器35に接続されている。すなわち、上記高圧
バッファタンク13及び低圧バッファタンク14は、バ
ッファ側ロータリバルブ15の高圧ポート15a及び低
圧ポート15bにそれぞれ連通されており、同バッファ
側ロータリバルブ15のポート15dはフィルタ42を
介して高温熱交換器35に連通されている。従って、こ
のバッファ側ロータリバルブ15が所定のタイミングで
回転駆動されることで、上記パルス管冷凍機10(パル
ス管34)内の作動ガスに補助的に圧力振動を発生さ
せ、同作動ガスの圧力変動と位置変動との位相差を調節
する。
縮機21の吐出口の圧力(以下、「最高圧力Ph」とい
う)とほぼ同等の高圧の作動ガスが充填されており、前
記低圧バッファタンク14には、同圧縮機21の吸入口
の圧力(以下、「最低圧力Pl」という)とほぼ同等の
低圧の作動ガスが充填されている。これら高圧バッファ
タンク13及び低圧バッファタンク14は上記バッファ
側ロータリバルブ15及びフィルタ42を介して前記高
温熱交換器35に接続されている。すなわち、上記高圧
バッファタンク13及び低圧バッファタンク14は、バ
ッファ側ロータリバルブ15の高圧ポート15a及び低
圧ポート15bにそれぞれ連通されており、同バッファ
側ロータリバルブ15のポート15dはフィルタ42を
介して高温熱交換器35に連通されている。従って、こ
のバッファ側ロータリバルブ15が所定のタイミングで
回転駆動されることで、上記パルス管冷凍機10(パル
ス管34)内の作動ガスに補助的に圧力振動を発生さ
せ、同作動ガスの圧力変動と位置変動との位相差を調節
する。
【0027】本実施形態における高圧バッファタンク1
3内は、伸縮部材としてのダイヤフラム46によって区
画されており、上記バッファ側ロータリバルブ15の高
圧ポート15aに連通する第1室13aと、同高圧ポー
ト15aから遮断される第2室13bとが形成されてい
る。また、ダイヤフラム46と、第1室13aの対向壁
面の間には、ばね47が設けられており、一方、ダイヤ
フラム46と、第2室13bの対向壁面の間には、ばね
48が設けられている。そして、これらばね47,48
は、上記高圧バッファタンク13の第1室13a及び第
2室13bの圧力が互いに同等の状態において、上記ダ
イヤフラム46を互いに押し出す態様で均衡をとって介
装されている。従って、図2(a)に示されるように、
上記第1室13a内の圧力が第2室13b内の圧力より
も低くなると、その差圧に基づきダイヤフラム46は第
1室13a側に押し出され、同第1室13aの容積を低
減する。また、再びこれら第1室13a及び第2室13
bの圧力が互いに同等になると、ダイヤフラム46は、
ばね47,48の作用により原位置に復帰する。
3内は、伸縮部材としてのダイヤフラム46によって区
画されており、上記バッファ側ロータリバルブ15の高
圧ポート15aに連通する第1室13aと、同高圧ポー
ト15aから遮断される第2室13bとが形成されてい
る。また、ダイヤフラム46と、第1室13aの対向壁
面の間には、ばね47が設けられており、一方、ダイヤ
フラム46と、第2室13bの対向壁面の間には、ばね
48が設けられている。そして、これらばね47,48
は、上記高圧バッファタンク13の第1室13a及び第
2室13bの圧力が互いに同等の状態において、上記ダ
イヤフラム46を互いに押し出す態様で均衡をとって介
装されている。従って、図2(a)に示されるように、
上記第1室13a内の圧力が第2室13b内の圧力より
も低くなると、その差圧に基づきダイヤフラム46は第
1室13a側に押し出され、同第1室13aの容積を低
減する。また、再びこれら第1室13a及び第2室13
bの圧力が互いに同等になると、ダイヤフラム46は、
ばね47,48の作用により原位置に復帰する。
【0028】また、上記高圧バッファタンク13の第1
室13aと第2室13bとは、絞り弁49を介して接続
されている。従って、低温熱交換器32,33に入る熱
負荷量の変化、あるいは圧縮機21の吐出圧力の変化等
の外乱により作動ガスの圧力変動が起こり、第1室13
aと第2室13bの圧力バランスがくずれる場合におい
ても、第1室13aと第2室13bの間で作動ガスが上
記絞り弁49を介して移動し、第1室13aと第2室1
3bの圧力バランスが回復される。
室13aと第2室13bとは、絞り弁49を介して接続
されている。従って、低温熱交換器32,33に入る熱
負荷量の変化、あるいは圧縮機21の吐出圧力の変化等
の外乱により作動ガスの圧力変動が起こり、第1室13
aと第2室13bの圧力バランスがくずれる場合におい
ても、第1室13aと第2室13bの間で作動ガスが上
記絞り弁49を介して移動し、第1室13aと第2室1
3bの圧力バランスが回復される。
【0029】一方、低圧バッファタンク14内は、伸縮
部材としてのダイヤフラム51によって区画されてお
り、上記バッファ側ロータリバルブ15の低圧ポート1
5bに連通する第1室14aと、同低圧ポート15bか
ら遮断される第2室14bとが形成されている。また、
ダイヤフラム51と、第1室14aの対向壁面の間に
は、ばね52が設けられており、一方、ダイヤフラム5
1と、第2室14bの対向壁面の間には、ばね53が設
けられている。そして、これらばね52,53は、上記
低圧バッファタンク14の第1室14a及び第2室14
bの圧力が互いに同等の状態において、上記ダイヤフラ
ム46を互いに引き戻す態様で均衡をとって介装されて
いる。従って、上記第1室14a内の圧力が第2室14
b内の圧力よりも高くなると、その差圧に基づきダイヤ
フラム51は第2室14b側に引き戻され、同第1室1
4aの容積を増大する。また、再びこれら第1室14a
及び第2室14bの圧力が互いに同等になると、ダイヤ
フラム51は、ばね52,53の作用により原位置に復
帰する。
部材としてのダイヤフラム51によって区画されてお
り、上記バッファ側ロータリバルブ15の低圧ポート1
5bに連通する第1室14aと、同低圧ポート15bか
ら遮断される第2室14bとが形成されている。また、
ダイヤフラム51と、第1室14aの対向壁面の間に
は、ばね52が設けられており、一方、ダイヤフラム5
1と、第2室14bの対向壁面の間には、ばね53が設
けられている。そして、これらばね52,53は、上記
低圧バッファタンク14の第1室14a及び第2室14
bの圧力が互いに同等の状態において、上記ダイヤフラ
ム46を互いに引き戻す態様で均衡をとって介装されて
いる。従って、上記第1室14a内の圧力が第2室14
b内の圧力よりも高くなると、その差圧に基づきダイヤ
フラム51は第2室14b側に引き戻され、同第1室1
4aの容積を増大する。また、再びこれら第1室14a
及び第2室14bの圧力が互いに同等になると、ダイヤ
フラム51は、ばね52,53の作用により原位置に復
帰する。
【0030】また、上記低圧バッファタンク14の第1
室14aと第2室14bとは、絞り弁54を介して接続
されている。従って、低温熱交換器32,33に入る熱
負荷量の変化、あるいは圧縮機21の吸入圧の変化等の
外乱により作動ガスの圧力変動が起こり、第1室14a
と第2室14bとの圧力バランスがくずれる場合におい
ても、第1室14aと第2室14bの間で作動ガスが上
記絞り弁54を介して移動し、第1室14aと第2室1
4bとの圧力バランスを回復させる。
室14aと第2室14bとは、絞り弁54を介して接続
されている。従って、低温熱交換器32,33に入る熱
負荷量の変化、あるいは圧縮機21の吸入圧の変化等の
外乱により作動ガスの圧力変動が起こり、第1室14a
と第2室14bとの圧力バランスがくずれる場合におい
ても、第1室14aと第2室14bの間で作動ガスが上
記絞り弁54を介して移動し、第1室14aと第2室1
4bとの圧力バランスを回復させる。
【0031】次に、このパルス管冷凍機10の動作につ
いて図3を併せ参照して説明する。なお、パルス管冷凍
機10の1サイクル内の動作は以下に説明する4つの段
階からなり、各段階は上記圧縮機側ロータリバルブ22
及びバッファ側ロータリバルブ15の各開閉状態(連通
状態)に対応して区分されている。図3は、上記パルス
管冷凍機10の1サイクル内の各段階(第1〜第4段
階)におけるパルス管34内の作動ガスの分布を示す模
式図となっている。ちなみに、図3において、符号Iは
圧縮機21からパルス管34の低温端に対して流入出す
る作動ガスのブロックであり、符号IIはパルス管34内
においていわゆるガスピストンとして作用し、1サイク
ル中常にパルス管34内に存在する作動ガスのブロック
であり、符号III はパルス管34の高温端から低圧バッ
ファタンク14の第1室14aに対して流入出する作動
ガスのブロックであり、符号IVは高圧バッファタンク1
3の第1室13aから同パルス管34の高温端に対して
流入出する作動ガスのブロックである。
いて図3を併せ参照して説明する。なお、パルス管冷凍
機10の1サイクル内の動作は以下に説明する4つの段
階からなり、各段階は上記圧縮機側ロータリバルブ22
及びバッファ側ロータリバルブ15の各開閉状態(連通
状態)に対応して区分されている。図3は、上記パルス
管冷凍機10の1サイクル内の各段階(第1〜第4段
階)におけるパルス管34内の作動ガスの分布を示す模
式図となっている。ちなみに、図3において、符号Iは
圧縮機21からパルス管34の低温端に対して流入出す
る作動ガスのブロックであり、符号IIはパルス管34内
においていわゆるガスピストンとして作用し、1サイク
ル中常にパルス管34内に存在する作動ガスのブロック
であり、符号III はパルス管34の高温端から低圧バッ
ファタンク14の第1室14aに対して流入出する作動
ガスのブロックであり、符号IVは高圧バッファタンク1
3の第1室13aから同パルス管34の高温端に対して
流入出する作動ガスのブロックである。
【0032】以下、パルス管冷凍機10の1サイクル内
の動作について、各段階ごとに説明する。 第1段階(圧縮過程):圧縮機側ロータリバルブ22の
高圧ポート22a、低圧ポート22b及びバッファ側ロ
ータリバルブ15の低圧ポート15bを閉状態とする。
このとき、パルス管34内の圧力は、圧縮機21の吸入
口の圧力(最低圧力Pl)よりも若干、高くなってい
る。この状態で、上記バッファ側ロータリバルブ15の
高圧ポート15aを開状態とすると、略最高圧力Phに
保持された高圧バッファタンク13の第1室13a内の
作動ガス(ブロックIV)が同高圧ポート15aを介して
高温熱交換器35からパルス管34の内部へと流出す
る。そして、この作動ガス(ブロックIV)の流出によ
り、高圧バッファタンク13の第1室13aの圧力は、
同第2室13bの圧力よりも低くなる。従って、上記第
1室13aと第2室13bとの差圧に基づき上記ダイヤ
フラム46は第1室13a側に押し出され、同第1室1
3aの容積を低減する。このため、この第1室13aの
容積の低減の分だけ同第1室13a内の圧力低下は抑制
され、同第1室13aから高温熱交換器35(パルス管
34)の内部への作動ガスの流出は促進される。そし
て、パルス管34内の圧力は速やかに最低圧力Plから
最高圧力Ph付近まで上昇する。
の動作について、各段階ごとに説明する。 第1段階(圧縮過程):圧縮機側ロータリバルブ22の
高圧ポート22a、低圧ポート22b及びバッファ側ロ
ータリバルブ15の低圧ポート15bを閉状態とする。
このとき、パルス管34内の圧力は、圧縮機21の吸入
口の圧力(最低圧力Pl)よりも若干、高くなってい
る。この状態で、上記バッファ側ロータリバルブ15の
高圧ポート15aを開状態とすると、略最高圧力Phに
保持された高圧バッファタンク13の第1室13a内の
作動ガス(ブロックIV)が同高圧ポート15aを介して
高温熱交換器35からパルス管34の内部へと流出す
る。そして、この作動ガス(ブロックIV)の流出によ
り、高圧バッファタンク13の第1室13aの圧力は、
同第2室13bの圧力よりも低くなる。従って、上記第
1室13aと第2室13bとの差圧に基づき上記ダイヤ
フラム46は第1室13a側に押し出され、同第1室1
3aの容積を低減する。このため、この第1室13aの
容積の低減の分だけ同第1室13a内の圧力低下は抑制
され、同第1室13aから高温熱交換器35(パルス管
34)の内部への作動ガスの流出は促進される。そし
て、パルス管34内の圧力は速やかに最低圧力Plから
最高圧力Ph付近まで上昇する。
【0033】なお、この過程は短時間で行われるため、
上記絞り弁49を介して高圧バッファタンク13の第2
室13bから第1室13aへと流出する作動ガスの流量
はわずかとなっている。
上記絞り弁49を介して高圧バッファタンク13の第2
室13bから第1室13aへと流出する作動ガスの流量
はわずかとなっている。
【0034】第2段階(高圧移送過程):バッファ側ロ
ータリバルブ15の高圧ポート15aの開状態を保持し
たまま、圧縮機側ロータリバルブ22の高圧ポート22
aを開状態とする。このとき、最高圧力Phである圧縮
機21の吐出口からの作動ガス(ブロックI)が圧縮機
側ロータリバルブ22の高圧ポート22a、ポート22
c、蓄冷器31、低温熱交換器32,33を介してパル
ス管34の低温端からその内部に流入する。このとき、
上記高圧バッファタンク13の第1室13aの作動ガス
の圧力は、上記最高圧力Phよりも若干、低くなってい
るため、圧縮機21の吐出口からの作動ガス(ブロック
I)により、高圧バッファタンク13の第1室13aか
らの作動ガス(ブロックIV)は、同第1室13a内に戻
される。そして、上記ダイヤフラム46は第2室13b
側に押し戻され、第1室13aの容積を増大する。この
第1室13aの容積の増大の分だけ更に高温熱交換器3
5(パルス管34)から作動ガスが流入する。
ータリバルブ15の高圧ポート15aの開状態を保持し
たまま、圧縮機側ロータリバルブ22の高圧ポート22
aを開状態とする。このとき、最高圧力Phである圧縮
機21の吐出口からの作動ガス(ブロックI)が圧縮機
側ロータリバルブ22の高圧ポート22a、ポート22
c、蓄冷器31、低温熱交換器32,33を介してパル
ス管34の低温端からその内部に流入する。このとき、
上記高圧バッファタンク13の第1室13aの作動ガス
の圧力は、上記最高圧力Phよりも若干、低くなってい
るため、圧縮機21の吐出口からの作動ガス(ブロック
I)により、高圧バッファタンク13の第1室13aか
らの作動ガス(ブロックIV)は、同第1室13a内に戻
される。そして、上記ダイヤフラム46は第2室13b
側に押し戻され、第1室13aの容積を増大する。この
第1室13aの容積の増大の分だけ更に高温熱交換器3
5(パルス管34)から作動ガスが流入する。
【0035】なお、この過程は比較的長時間で行われる
ため、上記高圧バッファタンク13の第1室13aと第
2室13bとの圧力差がなくなるまで(第1室13a及
び第2室13bの圧力がともに略最高圧力Phになるま
で)、上記絞り弁49を介して高圧バッファタンク13
の第1室13aと第2室13bとの間で作動ガスが移動
する。
ため、上記高圧バッファタンク13の第1室13aと第
2室13bとの圧力差がなくなるまで(第1室13a及
び第2室13bの圧力がともに略最高圧力Phになるま
で)、上記絞り弁49を介して高圧バッファタンク13
の第1室13aと第2室13bとの間で作動ガスが移動
する。
【0036】第3段階(膨張過程):圧縮機側ロータリ
バルブ22の高圧ポート22a及びバッファ側ロータリ
バルブ15の高圧ポート15aを閉状態とすると略同時
に同低圧ポート15bを開状態とする。この状態では、
バッファ側ロータリバルブ15の低圧ポート15bを介
して略最低圧力Plに保持された低圧バッファタンク1
4の第1室14aとパルス管34とが連通状態とされる
ので、同パルス管34内の作動ガス(ブロックIII )
は、同低圧ポート15bを介して同第1室14aに流入
する。そして、この作動ガス(ブロックIII )の流入に
より、低圧バッファタンク14の第1室14aの圧力
は、同第2室14bの圧力よりも高くなる。従って、上
記第1室14aと第2室14bとの差圧に基づき上記ダ
イヤフラム51は第2室14b側に押し戻され、同第1
室14aの容積を増大する。このため、この第1室14
aの容積の増大の分だけ同第1室14a内の圧力増加は
抑制され、高温熱交換器35(パルス管34)から同第
1室14aの内部への作動ガスの流入は促進される。そ
して、パルス管34内の圧力は速やかに最高圧力Phか
ら最低圧力Pl付近まで下降する。この圧力低下により
パルス管34内の作動ガス(ブロックI,II)が断熱膨
張し、温度が低下する。
バルブ22の高圧ポート22a及びバッファ側ロータリ
バルブ15の高圧ポート15aを閉状態とすると略同時
に同低圧ポート15bを開状態とする。この状態では、
バッファ側ロータリバルブ15の低圧ポート15bを介
して略最低圧力Plに保持された低圧バッファタンク1
4の第1室14aとパルス管34とが連通状態とされる
ので、同パルス管34内の作動ガス(ブロックIII )
は、同低圧ポート15bを介して同第1室14aに流入
する。そして、この作動ガス(ブロックIII )の流入に
より、低圧バッファタンク14の第1室14aの圧力
は、同第2室14bの圧力よりも高くなる。従って、上
記第1室14aと第2室14bとの差圧に基づき上記ダ
イヤフラム51は第2室14b側に押し戻され、同第1
室14aの容積を増大する。このため、この第1室14
aの容積の増大の分だけ同第1室14a内の圧力増加は
抑制され、高温熱交換器35(パルス管34)から同第
1室14aの内部への作動ガスの流入は促進される。そ
して、パルス管34内の圧力は速やかに最高圧力Phか
ら最低圧力Pl付近まで下降する。この圧力低下により
パルス管34内の作動ガス(ブロックI,II)が断熱膨
張し、温度が低下する。
【0037】なお、この過程は短時間で行われるため、
上記絞り弁54を介して低圧バッファタンク14の第1
室14aから第2室14bへと流出する作動ガスの流量
はわずかとなっている。
上記絞り弁54を介して低圧バッファタンク14の第1
室14aから第2室14bへと流出する作動ガスの流量
はわずかとなっている。
【0038】第4段階(低圧移送過程):バッファ側ロ
ータリバルブ15の低圧ポート15bの開状態を保持し
たまま、圧縮機側ロータリバルブ22の低圧ポート22
bを開状態とする。この状態では、圧縮機21の吐出口
から流入した作動ガス(ブロックI)が圧縮機側ロータ
リバルブ22の低圧ポート22bを介して同圧縮機21
の吸入口へと吸入される。このとき、低圧バッファタン
ク14の第1室14a内の作動ガスの圧力は、上記最低
圧力Plよりも若干、高くなっているため、同低圧バッ
ファタンク14の第1室14a内の作動ガス(ブロック
III )がバッファ側ロータリバルブ15の低圧ポート1
5bを介してパルス管34の高温端からその内部に流入
する。そして、上記ダイヤフラム51は第1室14a側
に押し出され、第1室14aの容積を低減する。この第
1室14aの容積の低減の分だけ更に高温熱交換器35
(パルス管34)へと作動ガスが流出する。
ータリバルブ15の低圧ポート15bの開状態を保持し
たまま、圧縮機側ロータリバルブ22の低圧ポート22
bを開状態とする。この状態では、圧縮機21の吐出口
から流入した作動ガス(ブロックI)が圧縮機側ロータ
リバルブ22の低圧ポート22bを介して同圧縮機21
の吸入口へと吸入される。このとき、低圧バッファタン
ク14の第1室14a内の作動ガスの圧力は、上記最低
圧力Plよりも若干、高くなっているため、同低圧バッ
ファタンク14の第1室14a内の作動ガス(ブロック
III )がバッファ側ロータリバルブ15の低圧ポート1
5bを介してパルス管34の高温端からその内部に流入
する。そして、上記ダイヤフラム51は第1室14a側
に押し出され、第1室14aの容積を低減する。この第
1室14aの容積の低減の分だけ更に高温熱交換器35
(パルス管34)へと作動ガスが流出する。
【0039】なお、この過程は比較的長時間で行われる
ため、上記低圧バッファタンク14の第1室14aと第
2室14bとの圧力差がなくなるまで(第1室14a及
び第2室14bの圧力がともに略最低圧力Plになるま
で)、上記絞り弁54を介して低圧バッファタンク14
の第2室14bと第1室14aとの間で作動ガスが移動
する。
ため、上記低圧バッファタンク14の第1室14aと第
2室14bとの圧力差がなくなるまで(第1室14a及
び第2室14bの圧力がともに略最低圧力Plになるま
で)、上記絞り弁54を介して低圧バッファタンク14
の第2室14bと第1室14aとの間で作動ガスが移動
する。
【0040】なお、作動ガス(ブロックI)が低温熱交
換器32,33側へと移動することで、同低温熱交換器
32,33との間で熱交換を行い、第1段階の状態に戻
る。以上の第1〜第4段階を1サイクルとし、これを繰
り返すことにより、パルス管冷凍機10は、その冷凍部
12(低温熱交換器32,33)において冷凍を発生す
る。
換器32,33側へと移動することで、同低温熱交換器
32,33との間で熱交換を行い、第1段階の状態に戻
る。以上の第1〜第4段階を1サイクルとし、これを繰
り返すことにより、パルス管冷凍機10は、その冷凍部
12(低温熱交換器32,33)において冷凍を発生す
る。
【0041】パルス管冷凍機10は、以上の動作により
冷凍を行う。以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、以下に示す効果が得られるようになる。
冷凍を行う。以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、以下に示す効果が得られるようになる。
【0042】(1)本実施形態では、高圧バッファタン
ク13内をダイヤフラム46によって第1室13a及び
第2室13bに区画した。そして、高圧バッファタンク
13の第1室13a及び第2室13bの圧力が互いに同
等の状態において、ダイヤフラム46を互いに押し出す
態様で均衡をとるようにばね47,48を設けた。従っ
て、第1段階(圧縮過程)において、略最高圧力Phに
保持された高圧バッファタンク13の第1室13a内の
作動ガス(ブロックIV)が流出すると、上記第1室13
aと第2室13bとの差圧に基づき上記ダイヤフラム4
6は第1室13a側に押し出され、同第1室13aの容
積を低減する。そして、この第1室13aの容積の低減
の分だけ同第1室13a内の圧力低下は抑制され、同第
1室13aから高温熱交換器35(パルス管34)の内
部への作動ガスの流出は促進される。このように、第1
室13a内の圧力低下を抑制して同第1室14aから高
温熱交換器35(パルス管34)への作動ガスの流出を
促進するように、同第1室13aの容積を可変としたこ
とで、高圧バッファタンク13に必要とされる容積を低
減することができる。
ク13内をダイヤフラム46によって第1室13a及び
第2室13bに区画した。そして、高圧バッファタンク
13の第1室13a及び第2室13bの圧力が互いに同
等の状態において、ダイヤフラム46を互いに押し出す
態様で均衡をとるようにばね47,48を設けた。従っ
て、第1段階(圧縮過程)において、略最高圧力Phに
保持された高圧バッファタンク13の第1室13a内の
作動ガス(ブロックIV)が流出すると、上記第1室13
aと第2室13bとの差圧に基づき上記ダイヤフラム4
6は第1室13a側に押し出され、同第1室13aの容
積を低減する。そして、この第1室13aの容積の低減
の分だけ同第1室13a内の圧力低下は抑制され、同第
1室13aから高温熱交換器35(パルス管34)の内
部への作動ガスの流出は促進される。このように、第1
室13a内の圧力低下を抑制して同第1室14aから高
温熱交換器35(パルス管34)への作動ガスの流出を
促進するように、同第1室13aの容積を可変としたこ
とで、高圧バッファタンク13に必要とされる容積を低
減することができる。
【0043】(2)本実施形態では、低圧バッファタン
ク14内をダイヤフラム51によって第1室14a及び
第2室14bに区画した。そして、低圧バッファタンク
14の第1室14a及び第2室14bの圧力が互いに同
等の状態において、ダイヤフラム51を互いに押し戻す
態様で均衡をとるようにばね52,53を設けた。従っ
て、第3段階(膨張過程)において、略最低圧力Plに
保持された低圧バッファタンク14の第1室14aに作
動ガス(ブロックIII )が流入すると、上記第1室14
aと第2室14bとの差圧に基づき上記ダイヤフラム5
1は第2室14b側に押し戻され、同第1室14aの容
積を増大する。そして、この第1室14aの容積の増大
の分だけ同第1室14a内の圧力増加は抑制され、高温
熱交換器35(パルス管34)から同第1室14aの内
部への作動ガスの流入は促進される。このように、第1
室14a内の圧力増加を抑制して高温熱交換器35(パ
ルス管34)から同第1室14aの内部への作動ガスの
流入を促進するように、同第1室14aの容積を可変と
したことで、低圧バッファタンク14に必要とされる容
積を低減することができる。
ク14内をダイヤフラム51によって第1室14a及び
第2室14bに区画した。そして、低圧バッファタンク
14の第1室14a及び第2室14bの圧力が互いに同
等の状態において、ダイヤフラム51を互いに押し戻す
態様で均衡をとるようにばね52,53を設けた。従っ
て、第3段階(膨張過程)において、略最低圧力Plに
保持された低圧バッファタンク14の第1室14aに作
動ガス(ブロックIII )が流入すると、上記第1室14
aと第2室14bとの差圧に基づき上記ダイヤフラム5
1は第2室14b側に押し戻され、同第1室14aの容
積を増大する。そして、この第1室14aの容積の増大
の分だけ同第1室14a内の圧力増加は抑制され、高温
熱交換器35(パルス管34)から同第1室14aの内
部への作動ガスの流入は促進される。このように、第1
室14a内の圧力増加を抑制して高温熱交換器35(パ
ルス管34)から同第1室14aの内部への作動ガスの
流入を促進するように、同第1室14aの容積を可変と
したことで、低圧バッファタンク14に必要とされる容
積を低減することができる。
【0044】(3)本実施形態では、ダイヤフラム46
と、第1室13a、第2室13bの各対向壁面の間にそ
れぞればね47,48を設けた。従って、ダイヤフラム
46の変形後において、これら第1室13a及び第2室
13bの圧力が互いに同等に戻ると、これらばね47,
48の作用によりダイヤフラム46を速やかに原位置に
復帰させることができる。
と、第1室13a、第2室13bの各対向壁面の間にそ
れぞればね47,48を設けた。従って、ダイヤフラム
46の変形後において、これら第1室13a及び第2室
13bの圧力が互いに同等に戻ると、これらばね47,
48の作用によりダイヤフラム46を速やかに原位置に
復帰させることができる。
【0045】(4)本実施形態では、ダイヤフラム51
と、第1室14a、第2室14bの各対向壁面の間にそ
れぞればね52,53を設けた。従って、ダイヤフラム
51の変形後において、これら第1室14a及び第2室
14bの圧力が互いに同等に戻ると、これらばね52,
53の作用によりダイヤフラム51を速やかに原位置に
復帰させることができる。
と、第1室14a、第2室14bの各対向壁面の間にそ
れぞればね52,53を設けた。従って、ダイヤフラム
51の変形後において、これら第1室14a及び第2室
14bの圧力が互いに同等に戻ると、これらばね52,
53の作用によりダイヤフラム51を速やかに原位置に
復帰させることができる。
【0046】(5)本実施形態では、高圧バッファタン
ク13の第1室13aと第2室13bとを絞り弁49を
介して接続した。従って、低温熱交換器32,33に入
る熱負荷量の変化、あるいは圧縮機21の吐出圧力の変
化等の外乱により作動ガスの圧力変動が起こり、第1室
13aと第2室13bの圧力バランスがくずれる場合に
おいても、第1室13aと第2室13bの間で作動ガス
が上記絞り弁49を介して移動し、第1室13aと第2
室13bの圧力バランスが回復される。
ク13の第1室13aと第2室13bとを絞り弁49を
介して接続した。従って、低温熱交換器32,33に入
る熱負荷量の変化、あるいは圧縮機21の吐出圧力の変
化等の外乱により作動ガスの圧力変動が起こり、第1室
13aと第2室13bの圧力バランスがくずれる場合に
おいても、第1室13aと第2室13bの間で作動ガス
が上記絞り弁49を介して移動し、第1室13aと第2
室13bの圧力バランスが回復される。
【0047】(6)本実施形態では、低圧バッファタン
ク14の第1室14aと第2室14bとを絞り弁54を
介して接続した。従って、低温熱交換器32,33に入
る熱負荷量の変化、あるいは圧縮機21の吸入圧の変化
等の外乱により作動ガスの圧力変動が起こり、第1室1
4aと第2室14bとの圧力バランスがくずれる場合に
おいても、第1室14aと第2室14bの間で作動ガス
が上記絞り弁54を介して移動し、第1室14aと第2
室14bとの圧力バランスを回復させる。
ク14の第1室14aと第2室14bとを絞り弁54を
介して接続した。従って、低温熱交換器32,33に入
る熱負荷量の変化、あるいは圧縮機21の吸入圧の変化
等の外乱により作動ガスの圧力変動が起こり、第1室1
4aと第2室14bとの圧力バランスがくずれる場合に
おいても、第1室14aと第2室14bの間で作動ガス
が上記絞り弁54を介して移動し、第1室14aと第2
室14bとの圧力バランスを回復させる。
【0048】(7)本実施形態では、1サイクル内の第
2及び第4段階(高圧移送過程、低圧移送過程)におけ
る圧縮機側ロータリバルブ22の高圧ポート22a及び
低圧ポート22bの開動作を微妙な圧力差の下で行うよ
うにした。従って、これら第2及び第4段階における圧
縮機側ロータリバルブ22の高圧ポート22a及び低圧
ポート22bにおいて発生する弁損失を低減することが
できる。
2及び第4段階(高圧移送過程、低圧移送過程)におけ
る圧縮機側ロータリバルブ22の高圧ポート22a及び
低圧ポート22bの開動作を微妙な圧力差の下で行うよ
うにした。従って、これら第2及び第4段階における圧
縮機側ロータリバルブ22の高圧ポート22a及び低圧
ポート22bにおいて発生する弁損失を低減することが
できる。
【0049】(8)本実施形態では、圧縮機側ロータリ
バルブ22の低圧ポート22bと圧縮機21の吸入口と
の間にフィルタ40を設けた。従って、パルス管冷凍機
10の運転時におけるバッファ側ロータリバルブ15の
回転駆動の際にそのシール部が磨耗して発生する磨耗粉
が圧縮機21の吸入口に流入することを防止することが
できる。これにより、パルス管冷凍機10を長時間、運
転した場合においても圧縮機21の汚れを低減してその
性能低下を抑制することができる。
バルブ22の低圧ポート22bと圧縮機21の吸入口と
の間にフィルタ40を設けた。従って、パルス管冷凍機
10の運転時におけるバッファ側ロータリバルブ15の
回転駆動の際にそのシール部が磨耗して発生する磨耗粉
が圧縮機21の吸入口に流入することを防止することが
できる。これにより、パルス管冷凍機10を長時間、運
転した場合においても圧縮機21の汚れを低減してその
性能低下を抑制することができる。
【0050】(9)本実施形態では、圧縮機側ロータリ
バルブ22のポート22cと蓄冷器31との間にフィル
タ41を設けた。また、バッファ側ロータリバルブ15
のポート15dと高温熱交換器35との間にフィルタ4
2を設けた。従って、パルス管冷凍機10の運転時にお
けるこれら圧縮機側ロータリバルブ22及びバッファ側
ロータリバルブ15の回転駆動の際にそのシール部が磨
耗して発生する磨耗粉が蓄冷器31に流入することを防
止することができる。これにより、パルス管冷凍機10
を長時間、運転した場合においても蓄冷器31の蓄冷材
31aの汚れを低減してその性能低下を抑制することが
できる。そして、蓄冷器31の蓄冷材31aの性能低下
に伴う整備の負担も軽減することができる。
バルブ22のポート22cと蓄冷器31との間にフィル
タ41を設けた。また、バッファ側ロータリバルブ15
のポート15dと高温熱交換器35との間にフィルタ4
2を設けた。従って、パルス管冷凍機10の運転時にお
けるこれら圧縮機側ロータリバルブ22及びバッファ側
ロータリバルブ15の回転駆動の際にそのシール部が磨
耗して発生する磨耗粉が蓄冷器31に流入することを防
止することができる。これにより、パルス管冷凍機10
を長時間、運転した場合においても蓄冷器31の蓄冷材
31aの汚れを低減してその性能低下を抑制することが
できる。そして、蓄冷器31の蓄冷材31aの性能低下
に伴う整備の負担も軽減することができる。
【0051】(第2実施形態)以下、本発明を具体化し
たパルス管冷凍機の第2実施形態について図4に基づき
説明する。なお、第2実施形態のパルス管冷凍機60
は、別途、中圧バッファタンク61が設けられたことが
第1実施形態と異なる。この中圧バッファタンク61に
は、前記高圧バッファタンク13及び低圧バッファタン
ク14内の作動ガスの略中間の圧力(以下、「中間圧力
Pm」という)を有する作動ガスが充填されている。そ
して、この中圧バッファタンク61は、前記バッファ側
ロータリバルブ15及びフィルタ42を介して高温熱交
換器35に接続されている。すなわち、上記中圧バッフ
ァタンク61は、バッファ側ロータリバルブ15の中圧
ポート15cに連通されている。
たパルス管冷凍機の第2実施形態について図4に基づき
説明する。なお、第2実施形態のパルス管冷凍機60
は、別途、中圧バッファタンク61が設けられたことが
第1実施形態と異なる。この中圧バッファタンク61に
は、前記高圧バッファタンク13及び低圧バッファタン
ク14内の作動ガスの略中間の圧力(以下、「中間圧力
Pm」という)を有する作動ガスが充填されている。そ
して、この中圧バッファタンク61は、前記バッファ側
ロータリバルブ15及びフィルタ42を介して高温熱交
換器35に接続されている。すなわち、上記中圧バッフ
ァタンク61は、バッファ側ロータリバルブ15の中圧
ポート15cに連通されている。
【0052】このような構造を有するパルス管冷凍機6
0の動作について、以下に説明する。本実施形態では、
第1実施形態の第2段階(高圧移送過程)と第3段階
(膨張過程)の間、第4段階(低圧移送過程)と第1段
階(圧縮過程)との間に、それぞれ上記バッファ側ロー
タリバルブ15の中圧ポート15cを開状態とする過程
が入る。
0の動作について、以下に説明する。本実施形態では、
第1実施形態の第2段階(高圧移送過程)と第3段階
(膨張過程)の間、第4段階(低圧移送過程)と第1段
階(圧縮過程)との間に、それぞれ上記バッファ側ロー
タリバルブ15の中圧ポート15cを開状態とする過程
が入る。
【0053】すなわち、第1実施形態の第2段階(高圧
移送過程)の次に、圧縮機側ロータリバルブ22の高圧
ポート22a及びバッファ側ロータリバルブ15の高圧
ポート15aを閉状態とするとともにバッファ側ロータ
リバルブ15の中圧ポート15cを開状態とする。この
状態では、冷凍部12内の略最高圧力Phの作動ガスが
パルス管34の高温端からバッファ側ロータリバルブ1
5の中圧ポート15cを介して上記中圧バッファタンク
61内に流入する。そして、パルス管34内の圧力は速
やかに最高圧力Phから中圧バッファタンク61の圧力
(中間圧力Pm)まで低下する。この圧力低下によりパ
ルス管26内の作動ガスが断熱膨張し、温度が低下す
る。
移送過程)の次に、圧縮機側ロータリバルブ22の高圧
ポート22a及びバッファ側ロータリバルブ15の高圧
ポート15aを閉状態とするとともにバッファ側ロータ
リバルブ15の中圧ポート15cを開状態とする。この
状態では、冷凍部12内の略最高圧力Phの作動ガスが
パルス管34の高温端からバッファ側ロータリバルブ1
5の中圧ポート15cを介して上記中圧バッファタンク
61内に流入する。そして、パルス管34内の圧力は速
やかに最高圧力Phから中圧バッファタンク61の圧力
(中間圧力Pm)まで低下する。この圧力低下によりパ
ルス管26内の作動ガスが断熱膨張し、温度が低下す
る。
【0054】第1実施形態の第3段階(膨張過程)に相
当する過程では、パルス管34内の圧力が略中間圧力P
mの状態から始まり、上記バッファ側ロータリバルブ1
5の中圧ポート15cを閉状態にするとともに低圧ポー
ト15bを開状態にした状態である。この状態では、冷
凍部12内の作動ガスが低圧バッファタンク14に流入
し、パルス管34の高温端からバッファ側ロータリバル
ブ15の低圧ポート15bを介して低圧バッファタンク
14内に流入する。そして、パルス管34内の圧力は上
記中間圧力Pmから最低圧力Plまで更に低下する。こ
の圧力低下によりパルス管34内の作動ガスが更に断熱
膨張し、温度が低下する。
当する過程では、パルス管34内の圧力が略中間圧力P
mの状態から始まり、上記バッファ側ロータリバルブ1
5の中圧ポート15cを閉状態にするとともに低圧ポー
ト15bを開状態にした状態である。この状態では、冷
凍部12内の作動ガスが低圧バッファタンク14に流入
し、パルス管34の高温端からバッファ側ロータリバル
ブ15の低圧ポート15bを介して低圧バッファタンク
14内に流入する。そして、パルス管34内の圧力は上
記中間圧力Pmから最低圧力Plまで更に低下する。こ
の圧力低下によりパルス管34内の作動ガスが更に断熱
膨張し、温度が低下する。
【0055】また、第1実施形態の第4段階(低圧移送
過程)の次に、圧縮機側ロータリバルブ22の低圧ポー
ト22b及びバッファ側ロータリバルブ15の低圧ポー
ト15bを閉状態とするとともにバッファ側ロータリバ
ルブ15の中圧ポート15cを開状態とする。この状態
では、中間圧力Pmに保持された中圧バッファタンク6
1内の作動ガスがバッファ側ロータリバルブ15の中圧
ポート15cを介してパルス管34の高温端から冷凍部
12内に流入する。そして、パルス管34内の圧力は速
やかに最低圧力Plから中圧バッファタンク61の圧力
(中間圧力Pm)まで上昇する。
過程)の次に、圧縮機側ロータリバルブ22の低圧ポー
ト22b及びバッファ側ロータリバルブ15の低圧ポー
ト15bを閉状態とするとともにバッファ側ロータリバ
ルブ15の中圧ポート15cを開状態とする。この状態
では、中間圧力Pmに保持された中圧バッファタンク6
1内の作動ガスがバッファ側ロータリバルブ15の中圧
ポート15cを介してパルス管34の高温端から冷凍部
12内に流入する。そして、パルス管34内の圧力は速
やかに最低圧力Plから中圧バッファタンク61の圧力
(中間圧力Pm)まで上昇する。
【0056】第1実施形態の第1段階(圧縮過程)に相
当する過程では、パルス管34内の圧力が略中間圧力P
mの状態から始まり、上記バッファ側ロータリバルブ1
5の中圧ポート15cを閉状態にするとともに高圧ポー
ト15aを開状態にした状態である。この状態では、高
圧バッファタンク13内の作動ガスがバッファ側ロータ
リバルブ15の高圧ポート15a、パルス管34の高温
端から冷凍部12内に流入する。そして、パルス管34
内の圧力は上記中間圧力Pmから更に上昇する。
当する過程では、パルス管34内の圧力が略中間圧力P
mの状態から始まり、上記バッファ側ロータリバルブ1
5の中圧ポート15cを閉状態にするとともに高圧ポー
ト15aを開状態にした状態である。この状態では、高
圧バッファタンク13内の作動ガスがバッファ側ロータ
リバルブ15の高圧ポート15a、パルス管34の高温
端から冷凍部12内に流入する。そして、パルス管34
内の圧力は上記中間圧力Pmから更に上昇する。
【0057】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、前記第1実施形態における(1)〜(9)の効果に
加えて以下に示す効果が得られるようになる。 (1)本実施形態では、パルス管34内の圧力を最高圧
力Phから最低圧力Pl、あるいは最低圧力Plから最
高圧力Phへと一気に変化させるのではなく、中間圧力
Pmを介して圧力低下、あるいは圧力上昇をするように
したため、作動ガスの圧力損失を低減し、高効率化を図
ることができる。
ば、前記第1実施形態における(1)〜(9)の効果に
加えて以下に示す効果が得られるようになる。 (1)本実施形態では、パルス管34内の圧力を最高圧
力Phから最低圧力Pl、あるいは最低圧力Plから最
高圧力Phへと一気に変化させるのではなく、中間圧力
Pmを介して圧力低下、あるいは圧力上昇をするように
したため、作動ガスの圧力損失を低減し、高効率化を図
ることができる。
【0058】(第3実施形態)以下、本発明を具体化し
たパルス管冷凍機の第3実施形態について、図5に基づ
き説明する。この実施形態で説明するパルス管冷凍機
は、いわゆるオリフィスバッファタイプのパルス管冷凍
機のバッファタンク内の緩衝空間の容積を可変としたも
のである。
たパルス管冷凍機の第3実施形態について、図5に基づ
き説明する。この実施形態で説明するパルス管冷凍機
は、いわゆるオリフィスバッファタイプのパルス管冷凍
機のバッファタンク内の緩衝空間の容積を可変としたも
のである。
【0059】第3実施形態のパルス管冷凍機80は、高
温熱交換器35とフィルタ42の一端側との間にオリフ
ィス86を設け、フィルタ42の他端側をバッファタン
ク81の第1室81aに連通している。バッファタンク
81内は、伸縮部材としてのダイヤフラム85によって
第1室81aと第2室81bとに区画される。ダイヤフ
ラム85と第1室81aの対向壁面の間には、ばね82
が設けられており、一方、ダイヤフラム85と第2室8
1bの対向壁面の間にはばね83が設けられている。第
1室81aと第2室81bとは、絞り84を介して接続
されている。その他の構成及び冷凍発生の作動は第1実
施形態と同一であるのでその具体的説明を省略する。
温熱交換器35とフィルタ42の一端側との間にオリフ
ィス86を設け、フィルタ42の他端側をバッファタン
ク81の第1室81aに連通している。バッファタンク
81内は、伸縮部材としてのダイヤフラム85によって
第1室81aと第2室81bとに区画される。ダイヤフ
ラム85と第1室81aの対向壁面の間には、ばね82
が設けられており、一方、ダイヤフラム85と第2室8
1bの対向壁面の間にはばね83が設けられている。第
1室81aと第2室81bとは、絞り84を介して接続
されている。その他の構成及び冷凍発生の作動は第1実
施形態と同一であるのでその具体的説明を省略する。
【0060】上記構成のパルス管冷凍機80において、
圧縮機側ロータリバルブ22の高圧ポート22aと低圧
ポート22bとを交互に開閉させる。これにより、圧縮
機21の吐出口(高圧)と吸入口(低圧)とが交互に冷
凍部12と連通することとなり、冷凍部12は圧力振動
する。このとき、オリフィス86及びバッファタンク8
1によって、冷凍部12内の作動ガスの圧力変動と変位
との位相が調節され、この位相を適宜調節することで、
パルス管34内の作動ガスが断熱膨張し、温度が低下す
る。
圧縮機側ロータリバルブ22の高圧ポート22aと低圧
ポート22bとを交互に開閉させる。これにより、圧縮
機21の吐出口(高圧)と吸入口(低圧)とが交互に冷
凍部12と連通することとなり、冷凍部12は圧力振動
する。このとき、オリフィス86及びバッファタンク8
1によって、冷凍部12内の作動ガスの圧力変動と変位
との位相が調節され、この位相を適宜調節することで、
パルス管34内の作動ガスが断熱膨張し、温度が低下す
る。
【0061】上記のようなパルス管冷凍機80の運転
中、パルス管34から第1室81aに作動ガスが流出し
た場合、第1室81aと第2室81bとの差圧に基づき
ダイヤフラム85は第2室81b側に押出され、第1室
81a内の容積を増加する。そして、この第1室81a
の容積の増加の分だけ同第1室81a内の圧力増加は抑
制され、パルス管34から同第1室81aの内部への作
動ガスの流出は促進される。
中、パルス管34から第1室81aに作動ガスが流出し
た場合、第1室81aと第2室81bとの差圧に基づき
ダイヤフラム85は第2室81b側に押出され、第1室
81a内の容積を増加する。そして、この第1室81a
の容積の増加の分だけ同第1室81a内の圧力増加は抑
制され、パルス管34から同第1室81aの内部への作
動ガスの流出は促進される。
【0062】また、第1室81aからパルス管34に作
動ガスが流入した場合、第1室81aと第2室81bと
の差圧に基づきダイヤフラム85は第1室81a側に押
出され、第1室81a内の容積を減少する。そして、こ
の第1室81aの容積の減少の分だけ同第1室81a内
の圧力減少は抑制され、第1室81aからパルス管34
への作動ガスの流入は促進される。
動ガスが流入した場合、第1室81aと第2室81bと
の差圧に基づきダイヤフラム85は第1室81a側に押
出され、第1室81a内の容積を減少する。そして、こ
の第1室81aの容積の減少の分だけ同第1室81a内
の圧力減少は抑制され、第1室81aからパルス管34
への作動ガスの流入は促進される。
【0063】このように、第1室81a内の圧力の増加
及び低下を抑制して同第1室81aからの作動ガスの流
入出を促進するように、同第1室81aの容積を可変と
したことで、バッファタンク81に必要とされる容積を
低減することができる。
及び低下を抑制して同第1室81aからの作動ガスの流
入出を促進するように、同第1室81aの容積を可変と
したことで、バッファタンク81に必要とされる容積を
低減することができる。
【0064】なお、本発明の実施の形態は上記実施形態
に限定されるものではなく、次のように変更してもよ
い。・前記第1実施形態においては、高圧バッファタン
ク13及び低圧バッファタンク14にそれぞれ設けたダ
イヤフラム46,51及びその周辺構造により、第1室
13a若しくは第1室14aの圧力変化に対応してその
容積を変え、同圧力変化を抑制するようにした。このダ
イヤフラム46,51及びその周辺構造に代えて、例え
ば図6に示される構造を採用してもよい。すなわち、同
図に示される高圧バッファ71は、高圧側シリンダ72
と、同高圧側シリンダ72内に気密的に摺動自在に収容
される高圧側ピストン73と、同高圧側ピストン73と
不動部との間に設けられたばね74とを備えている。そ
して、このばね74は、上記高圧側シリンダ72の緩衝
室R1の圧力が略最高圧力Phの状態において、上記高
圧側ピストン73を押し出す態様で均衡をとって介装さ
れている。従って、上記緩衝室R1内の圧力が最高圧力
Phよりも低くなると、その差圧に基づき高圧側ピスト
ン73は押し出され、上記緩衝室R1の容積を低減す
る。また、再び緩衝室R1の圧力が最高圧力Phになる
と、高圧側ピストン73は、ばね74の作用により原位
置に復帰する。
に限定されるものではなく、次のように変更してもよ
い。・前記第1実施形態においては、高圧バッファタン
ク13及び低圧バッファタンク14にそれぞれ設けたダ
イヤフラム46,51及びその周辺構造により、第1室
13a若しくは第1室14aの圧力変化に対応してその
容積を変え、同圧力変化を抑制するようにした。このダ
イヤフラム46,51及びその周辺構造に代えて、例え
ば図6に示される構造を採用してもよい。すなわち、同
図に示される高圧バッファ71は、高圧側シリンダ72
と、同高圧側シリンダ72内に気密的に摺動自在に収容
される高圧側ピストン73と、同高圧側ピストン73と
不動部との間に設けられたばね74とを備えている。そ
して、このばね74は、上記高圧側シリンダ72の緩衝
室R1の圧力が略最高圧力Phの状態において、上記高
圧側ピストン73を押し出す態様で均衡をとって介装さ
れている。従って、上記緩衝室R1内の圧力が最高圧力
Phよりも低くなると、その差圧に基づき高圧側ピスト
ン73は押し出され、上記緩衝室R1の容積を低減す
る。また、再び緩衝室R1の圧力が最高圧力Phになる
と、高圧側ピストン73は、ばね74の作用により原位
置に復帰する。
【0065】また、同図に示される低圧バッファ76
は、低圧側シリンダ77と、同低圧側シリンダ77内に
気密的に摺動自在に収容される低圧側ピストン78と、
同低圧側ピストン78と不動部との間に設けられたばね
79とを備えている。そして、このばね79は、上記低
圧側シリンダ77の緩衝室R2の圧力が略最低圧力Pl
の状態において、上記低圧側ピストン78を引き戻す態
様で均衡をとって介装されている。従って、上記緩衝室
R2内の圧力が最低圧力Plよりも高くなると、その差
圧に基づき低圧側ピストン78は引き戻され、上記緩衝
室R2の容積を低減する。また、再び緩衝室R2の圧力
が最低圧力Plになると、低圧側ピストン78は、ばね
79の作用により原位置に復帰する。
は、低圧側シリンダ77と、同低圧側シリンダ77内に
気密的に摺動自在に収容される低圧側ピストン78と、
同低圧側ピストン78と不動部との間に設けられたばね
79とを備えている。そして、このばね79は、上記低
圧側シリンダ77の緩衝室R2の圧力が略最低圧力Pl
の状態において、上記低圧側ピストン78を引き戻す態
様で均衡をとって介装されている。従って、上記緩衝室
R2内の圧力が最低圧力Plよりも高くなると、その差
圧に基づき低圧側ピストン78は引き戻され、上記緩衝
室R2の容積を低減する。また、再び緩衝室R2の圧力
が最低圧力Plになると、低圧側ピストン78は、ばね
79の作用により原位置に復帰する。
【0066】このような構造においても、前記第1実施
形態と同様の効果が得られるようになる。・前記各実施
形態において採用したバッファタンク(高圧バッファタ
ンク13、低圧バッファタンク14、中圧バッファタン
ク61)の数量及び圧力設定は一例であって、その他の
数量・圧力設定であってもよい。
形態と同様の効果が得られるようになる。・前記各実施
形態において採用したバッファタンク(高圧バッファタ
ンク13、低圧バッファタンク14、中圧バッファタン
ク61)の数量及び圧力設定は一例であって、その他の
数量・圧力設定であってもよい。
【0067】・前記各実施形態においては、圧力振動装
置11として圧縮機21を備えた構成を採用したが、例
えば前記蓄冷器31に接続されるシリンダと、同シリン
ダ内を摺動するピストンとを備えた構成であってもよ
い。
置11として圧縮機21を備えた構成を採用したが、例
えば前記蓄冷器31に接続されるシリンダと、同シリン
ダ内を摺動するピストンとを備えた構成であってもよ
い。
【0068】・前記各実施形態において採用されたパル
ス管冷凍機の構造は一例であって、その他の構造であっ
てもよい。・尚、上記第1、第2、第3実施形態では、
緩衝空間容積可変手段を構成する伸縮部材としてダイヤ
フラムを使用した例を示したが、本発明はこれに限定さ
れることはなく、例えばこの伸縮部材として、ベロフラ
ムも使用することができる。
ス管冷凍機の構造は一例であって、その他の構造であっ
てもよい。・尚、上記第1、第2、第3実施形態では、
緩衝空間容積可変手段を構成する伸縮部材としてダイヤ
フラムを使用した例を示したが、本発明はこれに限定さ
れることはなく、例えばこの伸縮部材として、ベロフラ
ムも使用することができる。
【0069】次に、以上の実施形態から把握することが
できる請求項以外の技術的思想を、その効果とともに以
下に記載する。 (イ)請求項1〜4のいずれかに記載のパルス管冷凍機
において、前記流路制御手段と前記高温熱交換器との間
にフィルタを設けたことを特徴とするパルス管冷凍機。
同構成によれば、パルス管冷凍機の運転時における流路
制御手段の開閉駆動の際、同流路制御手段のシール部が
磨耗して発生する磨耗粉は、上記流路制御手段と高温熱
交換器との間に設けたフィルタによりろ過されて同高温
熱交換器、すなわちパルス管及び低温熱交換器を介して
蓄冷器に流入することは防止される。このため、パルス
管冷凍機を長時間、運転した場合においても上記蓄冷器
の蓄冷材の汚れは低減されてその性能低下は抑制され
る。そして、上記蓄冷器の蓄冷材の性能低下に伴う整備
の負担も軽減される。
できる請求項以外の技術的思想を、その効果とともに以
下に記載する。 (イ)請求項1〜4のいずれかに記載のパルス管冷凍機
において、前記流路制御手段と前記高温熱交換器との間
にフィルタを設けたことを特徴とするパルス管冷凍機。
同構成によれば、パルス管冷凍機の運転時における流路
制御手段の開閉駆動の際、同流路制御手段のシール部が
磨耗して発生する磨耗粉は、上記流路制御手段と高温熱
交換器との間に設けたフィルタによりろ過されて同高温
熱交換器、すなわちパルス管及び低温熱交換器を介して
蓄冷器に流入することは防止される。このため、パルス
管冷凍機を長時間、運転した場合においても上記蓄冷器
の蓄冷材の汚れは低減されてその性能低下は抑制され
る。そして、上記蓄冷器の蓄冷材の性能低下に伴う整備
の負担も軽減される。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、緩衝空間の容積の小型化をすることがで
きる請求項2に記載の発明によれば、第1室の圧力変化
を抑制して同第1室及び高温熱交換器(パルス管)間の
作動ガスの移動を促進するように、伸縮部材を変形させ
て同第1室の容積を変えることで、同第1室、ひいては
バッファタンクそのものに必要とされる容積を低減する
ことができる。
発明によれば、緩衝空間の容積の小型化をすることがで
きる請求項2に記載の発明によれば、第1室の圧力変化
を抑制して同第1室及び高温熱交換器(パルス管)間の
作動ガスの移動を促進するように、伸縮部材を変形させ
て同第1室の容積を変えることで、同第1室、ひいては
バッファタンクそのものに必要とされる容積を低減する
ことができる。
【0071】請求項3に記載の発明によれば、伸縮部材
の変形後において、これら第1室及び第2室の圧力が互
いに同等に戻ると、これら第1及び第2付勢手段の作用
により伸縮部材を速やかに原位置に復帰することができ
る。
の変形後において、これら第1室及び第2室の圧力が互
いに同等に戻ると、これら第1及び第2付勢手段の作用
により伸縮部材を速やかに原位置に復帰することができ
る。
【0072】請求項4に記載の発明によれば、第2室内
の圧力が作動ガスの移動などによって所定圧から変化し
た場合においても、第1室の作動ガスが同所定圧に維持
されることで、絞り弁を介して作動ガスが緩やかに移動
し、同圧力変化を回復することができる。
の圧力が作動ガスの移動などによって所定圧から変化し
た場合においても、第1室の作動ガスが同所定圧に維持
されることで、絞り弁を介して作動ガスが緩やかに移動
し、同圧力変化を回復することができる。
【図1】本発明に係るパルス管冷凍機の第1実施形態を
示す概略構成図。
示す概略構成図。
【図2】同実施形態を示す概略構成図。
【図3】同実施形態の作動ガスの分布を示す模式図。
【図4】本発明に係るパルス管冷凍機の第2実施形態を
示す概略構成図。
示す概略構成図。
【図5】本発明に係るパルス管冷凍機の第3実施形態を
示す概略構成図。
示す概略構成図。
【図6】本発明に係るパルス管冷凍機の他の実施形態を
示す概略構成図。
示す概略構成図。
【図7】従来のパルス管冷凍機を示す概略構成図。
【図8】同冷凍機の作動ガスの分布を示す模式図。
13a,14a 緩衝空間としての第1室 13b,14b 第2室 10,60 パルス管冷凍機 11 圧力振動装置 12 冷凍部 13 バッファタンクとしての高圧バッファタンク 14 バッファタンクとしての低圧バッファタンク 26,34 パルス管 31 蓄冷器 32,33 低温熱交換器 35 高温熱交換器 46,51 緩衝空間容積可変手段を構成する伸縮部材
としてのダイヤフラム 47,52 第1付勢手段としてのばね 48,53 第2付勢手段としてのばね 49,54 絞り弁 72 緩衝空間容積可変手段を構成する高圧側シリンダ 73 緩衝空間容積可変手段を構成する高圧側ピストン 74,79 緩衝空間容積可変手段を構成するばね 77 緩衝空間容積可変手段を構成する低圧側シリンダ 78 緩衝空間容積可変手段を構成する低圧側ピストン R1,R2 緩衝空間としての緩衝室
としてのダイヤフラム 47,52 第1付勢手段としてのばね 48,53 第2付勢手段としてのばね 49,54 絞り弁 72 緩衝空間容積可変手段を構成する高圧側シリンダ 73 緩衝空間容積可変手段を構成する高圧側ピストン 74,79 緩衝空間容積可変手段を構成するばね 77 緩衝空間容積可変手段を構成する低圧側シリンダ 78 緩衝空間容積可変手段を構成する低圧側ピストン R1,R2 緩衝空間としての緩衝室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 明良 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機 株式会社内 (72)発明者 山田 豊久 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機 株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 蓄冷器、低温熱交換器、パルス管及び
高温熱交換器が連結されて構成された冷凍部と、 該蓄冷器に連結されて該パルス管の内部の作動ガスに圧
力変動を発生させる圧力振動装置と、 所定圧力を有し、該高温熱交換器に流路制御手段を介し
て連結されて該パルス管の内部の作動ガスの圧力変動と
位置変動との位相差を調節する緩衝空間と、 前記緩衝空間の圧力変化に応じて該圧力変化を抑制する
ように該緩衝空間の容積を変える緩衝空間容積可変手段
とを備えたことを特徴とするパルス管冷凍機。 - 【請求項2】 請求項1に記載のパルス管冷凍機にお
いて、 前記所定圧力を有するバッファタンクと、該バッファタ
ンク内を前記流路制御手段に連通される緩衝空間として
の第1室及び該流路制御手段から遮断される第2室とに
区画する伸縮部材とを備え、 前記緩衝空間容積可変手段は、前記第1室の圧力変化に
応じて前記第2室との間に生じる差圧に基づき、該第1
室の圧力変化を抑制するように前記伸縮部材を変形させ
て該第1室の容積を変えることを特徴とするパルス管冷
凍機。 - 【請求項3】 請求項2に記載のパルス管冷凍機にお
いて、 前記伸縮部材と前記第1室の対向壁面との間に弾装され
る第1付勢手段と、 前記伸縮部材と前記第2室の対向壁面との間に弾装され
る第2付勢手段とを備え、 前記第1付勢手段及び第2付勢手段は、前記第1室と前
記第2室との差圧が解消された状態において均衡をとる
ように設定されていることを特徴とするパルス管冷凍
機。 - 【請求項4】 請求項2又は3に記載のパルス管冷凍
機において、前記第1室と前記第2室とを絞り弁を介し
て連通したことを特徴とするパルス管冷凍機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000052388A JP2001241794A (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | パルス管冷凍機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000052388A JP2001241794A (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | パルス管冷凍機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001241794A true JP2001241794A (ja) | 2001-09-07 |
Family
ID=18573911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000052388A Pending JP2001241794A (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | パルス管冷凍機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001241794A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008527308A (ja) * | 2005-01-13 | 2008-07-24 | 住友重機械工業株式会社 | 入力電力が低減された極低温冷凍機 |
JP2009257727A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-11-05 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | パルス管冷凍機及び蓄冷型冷凍機 |
-
2000
- 2000-02-28 JP JP2000052388A patent/JP2001241794A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008527308A (ja) * | 2005-01-13 | 2008-07-24 | 住友重機械工業株式会社 | 入力電力が低減された極低温冷凍機 |
US8783045B2 (en) | 2005-01-13 | 2014-07-22 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Reduced input power cryogenic refrigerator |
JP2009257727A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-11-05 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | パルス管冷凍機及び蓄冷型冷凍機 |
US8499568B2 (en) | 2008-03-25 | 2013-08-06 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Pulse tube refrigerator and regenerative refrigerator |
US9134046B2 (en) | 2008-03-25 | 2015-09-15 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Pulse tube refrigerator and regenerative refrigerator |
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