JP2001241003A - プレキャストコンクリート版およびその設置構造 - Google Patents

プレキャストコンクリート版およびその設置構造

Info

Publication number
JP2001241003A
JP2001241003A JP2000047994A JP2000047994A JP2001241003A JP 2001241003 A JP2001241003 A JP 2001241003A JP 2000047994 A JP2000047994 A JP 2000047994A JP 2000047994 A JP2000047994 A JP 2000047994A JP 2001241003 A JP2001241003 A JP 2001241003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
precast concrete
main structure
permeable
permeable structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000047994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3396458B2 (ja
Inventor
Hiroshi Tazaki
宏 田崎
Masa Kobarigawa
雅 小梁川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Road Construction Co Ltd
Original Assignee
Maeda Road Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maeda Road Construction Co Ltd filed Critical Maeda Road Construction Co Ltd
Priority to JP2000047994A priority Critical patent/JP3396458B2/ja
Publication of JP2001241003A publication Critical patent/JP2001241003A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3396458B2 publication Critical patent/JP3396458B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置面の状態に関わらず、表面に水が貯留す
る事態や不等沈下する事態を有効に防止すること。 【解決手段】 本発明では、コンクリートによって成形
した主構造体10と、この主構造体10に対して透水性
に富んだ多孔質コンクリート材からなる透水性構造体2
0とを具備し、少なくとも前記透水性構造体20の裏面
22を覆うように前記主構造体10を設けるとともに、
前記透水性構造体20を通じて浸透した水を周囲から外
部に排出するための排水孔30を設けるようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレキャストコン
クリート版およびその設置構造に関するもので、特に透
水性舗装材料として車道などの道路に使用可能なプレキ
ャストコンクリート版およびその設置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術としては、例えば特開
昭59−8804号公報に示されたものがある。すなわ
ち、この従来技術は、上下に貫通する空胴部分を有した
コンクリートブロック本体の上部もしくは内部に透水性
ブロックを取り付けたコンクリートブロックを複数用意
し、透水性ブロックが表面に臨むように路盤に設置して
道路の舗装を行うようにしたものである。
【0003】この従来技術によれば、舗装面となるコン
クリートブロックの表面に水を与えると、この水が透水
性ブロックを通じて内部に浸透するようになるため、例
えば降雨時においても舗装面の水が順次排出され、水溜
まりができ難い舗装道路を構築することが可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術においては、透水性ブロックを通じて内部に浸透
した水がコンクリートブロック本体の空胴部分を通過
し、当該コンクリートブロックの設置面である路盤に達
するようになり、さらにこの水が路盤中に浸透すること
で排水処理が完了するものである。換言すれば、コンク
リートブロックを設置した路盤の透水性が舗装面の排水
性に直接的に影響を及ぼすものである。従って、例えば
透水性に乏しい路盤に対してコンクリートブロックを設
置した場合には、路盤に達した水が当該路盤において滞
りがちとなる。この結果、集中豪雨時のように短時間に
多量の降雨がある状況下では、最早水を排出することが
困難となり、舗装面に水が溢れて容易に冠水する虞れが
ある。
【0005】一方、透水性に富む路盤に対してコンクリ
ートブロックを設置した場合には、集中豪雨時において
も舗装面の水を十分に排出することは可能になる。しか
しながら、多量の水が路盤に浸透するため、特に軟弱な
路盤にあってはこの水と共に流失する土砂も多量とな
り、舗装道路が不等沈下する要因となる。
【0006】本発明は、上記実情に鑑みて、設置面の状
態に関わらず、表面に水が貯留する事態や不等沈下する
事態を有効に防止することのできるプレキャストコンク
リート版およびその設置構造を提供することを解決課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、コンクリー
トによって成形した主構造体と、この主構造体に対して
透水性に富む透水性構造体とを具備し、少なくとも前記
透水性構造体の裏面を覆うように前記主構造体を設ける
とともに、前記透水性構造体を通じて浸透した水を周囲
から外部に排出するための排水孔を設けるようにしてい
る。
【0008】透水性構造体としては、多孔質コンクリー
トによって成形したものを適用することができる。透水
性構造体の強度を考慮した場合、主構造体は、透水性構
造体の周囲を覆うように設けることが好ましい。排水孔
は、主構造体と透水性構造体との境界域にパイプ材を埋
設することにより容易に構成することができる。
【0009】また本発明では、コンクリートによって成
形した主構造体と、この主構造体に対して透水性に富む
透水性構造体とを具備し、少なくとも前記透水性構造体
の裏面を覆うように前記主構造体を設けるとともに、前
記透水性構造体を通じて浸透した水を周囲から外部に排
出するための排水孔を設けたプレキャストコンクリート
版の設置構造であって、所定の設置面に前記プレキャス
トコンクリート版を複数並設し、かつ隣設するプレキャ
ストコンクリート版の排水孔を相互に接続して一連の排
水通路を構成するようにしている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本発明に係る
プレキャストコンクリート版の一実施形態を概念的に示
したものである。ここで例示するプレキャストコンクリ
ート版1は、車道の舗装材料として好適なもので、主構
造体10と透水性構造体20とを備えている。
【0011】主構造体10は、一般のコンクリートによ
って矩形の平板状に成形したものである。図には明示し
ていないが、この主構造体10は、その内部に適宜鉄筋
を配置し、車道用舗装材料として十分な強度・剛性をも
つように構成してある。
【0012】透水性構造体20は、主構造体10に対し
て透水性に富む多孔質コンクリート(例えば、透水係数
=1×10-2[cm/sec]以上のもの)によって矩
形の薄板状に成形したものである。この透水性構造体2
0は、主構造体10の表面11に形成した凹部12に嵌
合収容させてあり、その表面21が主構造体10の表面
11と合致して外部に臨んでいる一方、その裏面22並
びに全周囲が主構造体10によって覆ってある。なお、
この透水性構造体20としては、必ずしも多孔質コンク
リートによって成形したものである必要はなく、主構造
体10に対して透水性に富むものであれば、その他のも
ので成形しても構わない。特に、上述した構成の場合に
は、透水性構造体20の周囲をも主構造体10によって
覆うものであるため、強度的に有利であるばかりか、運
搬時や施工時において当該透水性構造体20の周囲が破
損する事態を未然に防止することができるようになる。
従って、単独ではプレキャスト版として用いることが困
難なもの、例えば透水性アスファルト、あるいは軟質ウ
レタン樹脂のチップやゴムのチップによって成形したも
の、さらには硬質ウレタン樹脂のチップによって成形し
たもの等を適用することも可能である。
【0013】透水性構造体20を主構造体10の凹部1
2に収容させるには、予め成形した透水性構造体20を
主構造体10の凹部12に嵌合させた後、両者を接着剤
やコンクリートによって接合させてもよいし、主構造体
10の凹部12に多孔質コンクリートの材料を流し込ん
でこれを硬化・接合させるようにしても構わない。
【0014】また、上記プレキャストコンクリート版1
には、複数の排水孔30を設けてある。排水孔30は、
主構造体10と透水性構造体20の裏面22との境界域
にパイプ材31を相互に平行に埋設することによって構
成したもので、その両端部がいずれも主構造体10の両
側面に開口している。パイプ材31は、透水性構造体2
0に対して通水性を有しているものであれば如何なるも
のであってもよい。例えば、図2(a)に示す第1例の
パイプ材31aのように、透水性構造体20に対応する
部位全体に切欠32を設けて半円弧状としたもの、図2
(b)に示す第2例のパイプ材31bのように、透水性
構造体20に対応する部位に複数の切溝33を形成した
もの、図2(c)に示す第3例のパイプ材31cのよう
に、透水性構造体20に対応する部位に複数の通水孔3
4を形成したもの、等々を用いることができる。
【0015】なお、図には明示していないが、上記プレ
キャストコンクリート版1には、その適所に上下方向に
沿って貫通するグラウトホールや高さ調整ボルト孔が設
けてある。
【0016】上記プレキャストコンクリート版1の具体
的な寸法を示せば以下のとおりである。すなわち、主構
造体10は、長辺Aが5500mm、短辺Bが1500
mm、板厚Cが250mmである。透水性構造体20
は、長辺および短辺がそれぞれ主構造体10よりも一回
り小さく、その板厚Dが50mmである。排水孔30
は、口径Eが12mmで、表面11から50mmの深さ
位置に主構造体10の短辺Bに沿って4箇所設けてあ
り、相互間隔Fが各1500mmで、短辺からの距離G
が500mmである。これらの寸法を有したプレキャス
トコンクリート版1の重量は、およそ5tとなる。但
し、上記の寸法は、あくまでも一例であり、その他の寸
法であってももちろん構わない。
【0017】以下、図3および図4を参照しながら、上
述したプレキャストコンクリート版1を用いて車道を舗
装する手順について説明する。但し、以下の説明におい
ては、路面がセンターラインから両側の路肩に向けて漸
次低くなる一般的な車道を前提としている。
【0018】まず、図3(a)に示すように、整地した
路盤100に対してプレキャストコンクリート版1を設
置する。本実施形態の場合、片側の車線に対してその幅
方向(図3および図4中の左右方向)にプレキャストコ
ンクリート版1を2枚ずつ、互いに排水孔30が対向
し、かつ相互間に所定の間隔(例えば10mm)を確保
するように並設していく。その際、グラウト材200の
路盤100への浸透を防止するとともに、該グラウト材
200の拡散がスムースとなるようにするため、予め路
盤100の表面101にビニールフィルム等の不浸透層
を設けることが好ましい。また、主構造体10の裏面1
3には、その周囲にグラウト流出防止材となるスポンジ
テープ300を貼り付けておく。路盤100が傾斜して
いる場合には、主構造体10の裏面中央部にもスポンジ
テープ300を貼り付け、グラウト材200が偏らない
ようにすることが好ましい。なお、従前のプレキャスト
コンクリート版を設置する場合と同様に、高さ調整ボル
ト孔に高さ調整ボルトを螺合させ、それぞれの高さを調
整することによって隣設するプレキャストコンクリート
版1に許容範囲(例えば5mm)以上の段差ができない
ようにすることが好ましいのはいうまでもない。また、
図3中の符号400は、路肩側のプレキャストコンクリ
ート版1に取り付けた瀝青繊維質からなる目地材であ
る。
【0019】一方、路盤100の側方には、路肩版50
0の内方に主排水管600を敷設する。主排水管600
は、車道に沿った管路であり、その適宜箇所に設けた排
水分岐管601を通じて排水桝700に開口している。
【0020】次いで、幅方向に隣設するプレキャストコ
ンクリート版1の相互間に連結管800を配置し、当該
連結管800によってこれらプレキャストコンクリート
版1の排水孔30をそれぞれ相互に接続するとともに、
路肩側に設置したプレキャストコンクリート版1におい
て当該路肩側に開口する排水孔30と上述した主排水管
600との間を延長管900によって相互に接続する。
すなわち、センターライン側に設置したプレキャストコ
ンクリート版1の排水孔30から連結管800を通じて
路肩側に設置したプレキャストコンクリート版1の排水
孔30に達し、さらにこの排水孔30から延長管900
および主排水管600を通じて排水桝700に至る一連
の排水通路を構成する。この場合、センターライン側に
設置したプレキャストコンクリート版1において当該セ
ンターライン側に開口する排水孔30に関しては、シー
ル部材(図示せず)を貼り付けることによって閉塞する
ことが好ましい。
【0021】作業の効率化を考慮した場合、連結管80
0としては、ラバー等の弾性材によって円管状に成形し
たものを適用することが好ましい。すなわち、連結管8
00が弾性材であれば、プレキャストコンクリート版1
の相互設置間隔に誤差があったり、排水孔30の相互に
位置ずれがある場合にも、当該連結管800が適宜変形
することによってこれらを吸収することが可能になる。
また、連結管800としてプレキャストコンクリート版
1の相互間隔よりも長いものを適用し、これを圧縮した
状態でプレキャストコンクリート版1の相互間に配置す
れば、別途シール材を要することなく両者の水密性を確
保することが可能になる。
【0022】延長管900としては、予め主排水管60
0から分岐するように設けたものであってもよいし、単
独の管を用いてプレキャストコンクリート版1の排水孔
30と主排水管600の入水孔との間を接続するように
してもよい。延長管900として単独の管を用いる場合
には、上述した連結管800と同様に、弾性材によって
これを成形するようにすれば、主排水管600に対する
プレキャストコンクリート版1の設置間隔の誤差や主排
水管600の入水孔に対する排水孔30の位置ずれを吸
収することが可能になる。
【0023】なお、上述した一連の排水通路は、路面の
傾斜状況に応じて適宜変更する必要がある。例えば、路
面が一方の路肩から他方の路肩に向けて漸次低くなるよ
うな車道の場合には、他方の路肩にのみ主排水管600
および排水桝700を設けるとともに、センターライン
を挟んで互いに隣設するプレキャストコンクリート版1
の相互間にも連結管800を配置してこれらの排水孔3
0を相互に接続し、一方の路肩側から他方の路肩側に向
けて順次プレキャストコンクリート版1の排水孔30を
通過するような排水通路を構成する。また、路面が両側
の路肩からセンターラインに向けて漸次低くなるような
車道にあっては、センターライン側に主排水管600お
よび排水桝700を設け、それぞれの路肩側からセンタ
ーライン側に向けて順次プレキャストコンクリート版1
の排水孔30を通過するような排水通路を構成する。
【0024】次いで、図3(b)に示すように、プレキ
ャストコンクリート版1における主構造体10の裏面1
3と路盤100との間、並びに路肩側に設置したプレキ
ャストコンクリート版1と路肩版500との間にそれぞ
れグラウト材200を充填する。また、プレキャストコ
ンクリート版1の相互間にバックアップ材(発泡体)1
000を充填し、このバックアップ材1000の上部に
シール材1100を充填する。さらに、路肩側に設置し
たプレキャストコンクリート版1と路肩版500との間
に充填したグラウト材200の上部には、間詰め(調
整)コンクリート材1200を充填する。これら充填し
たグラウト材200、バックアップ材1000、シール
材1100および間詰めコンクリート材1200を硬化
させれば車道の舗装が完了する。
【0025】上記のような舗装構造においては、予め成
形されたプレキャストコンクリート版1を順次設置する
ようにしたものであるため、コンクリート材を直接路盤
に打設していく舗装構造に比べて工期を著しく短縮でき
るばかりか、作業幅を狭くして車両通行幅を確保するこ
とができるため、トンネルやスノーシェッド等の狭隘部
分の舗装にもきわめて有効である。また、多孔質コンク
リートからなる透水性構造体20は、吸音性にも優れ、
交通騒音を低減することが可能になる。
【0026】しかも、降雨等によって舗装面に与えられ
た水は、各プレキャストコンクリート版1の透水性構造
体20を通じて内部に浸透するようになるため、水溜ま
りができ難い舗装道路を構築することが可能になる。
【0027】さらに、各プレキャストコンクリート版1
において透水性構造体20を通じて内部に浸透した水
は、その裏面22を覆う主構造体10で受止められ、路
盤100に達することなくそれぞれの排水孔30を通じ
て周囲から外部に排出され、最終的に排水桝700に排
出されるようになる。つまり、プレキャストコンクリー
ト版1を設置した路盤100の透水性に何等影響を受け
ることなく排水処理が完了するものである。従って、例
えば透水性に乏しい路盤100に対してプレキャストコ
ンクリート版1を設置した場合であっても、内部に浸透
した水が順次排水桝700に排出されるようになり、集
中豪雨時のように短時間に多量の降雨がある状況下でさ
え、舗装面に水が溢れて冠水する事態を招来する虞れが
ない。
【0028】一方、軟弱な路盤100に対してプレキャ
ストコンクリート版1を設置した場合にも、当該路盤1
00を構成する土砂が流失する事態が発生することがな
く、舗装道路が不等沈下する虞れもない。
【0029】なお、上述した実施の形態では、プレキャ
ストコンクリート版の用途として車道を舗装するものを
例示しているが、法面をカバーする場合等、その他の用
途にも適用することができるのはいうまでもない。
【0030】また、上述した実施の形態では、直方状を
成すプレキャストコンクリート版を例示しているが、設
置場所に応じて外径形状を適宜変更しても構わない。排
水孔に関しても浸透した水を周囲から外部に排出するも
のであれば、その数や延在方向は任意である。さらに、
パイプ材を埋設することによって排水孔を構成するよう
にしているが、必ずしもパイプ材によって排水孔を構成
する必要はなく、単に孔さえあればよい。また、透水性
構造体の周囲をも主構造体によって覆うようにしている
が、図5に示す変形例のように、主構造体10′は透水
性構造体20′の裏面22′を覆うように設ければ十分
である。なお、1枚のプレキャストコンクリート版につ
き、透水性構造体をひとつ設けるようにしているが、1
枚のプレキャストコンクリート版が複数の独立した透水
性構造体を有するようにしても構わない。この場合、透
水性構造体が矩形の薄板状を成している必要もない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
透水性構造体を通じて浸透した水が、設置面に達するこ
となく排水孔を通じてプレキャストコンクリート版の周
囲から外部に排出されることになる。従って、設置面の
透水性に何等影響を受けることなく排水処理が完了する
ものであり、透水性に乏しい設置面に対してプレキャス
トコンクリート版を設置した場合であっても表面に水が
溢れて冠水する事態を招来する虞れがなく、一方、軟弱
な設置面に対してプレキャストコンクリート版を設置し
た場合にも不等沈下を招来する虞れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレキャストコンクリート版の一
実施形態を示すもので、(a)は外観斜視図、(b)お
よび(c)はそれぞれ断面図である。
【図2】プレキャストコンクリート版の排水孔を構成す
るパイプ材の実施形態を概念的に示すもので、(a)は
第1例の斜視図、(b)は第2例の斜視図、(c)は第
3例の斜視図である。
【図3】プレキャストコンクリート版の設置構造を示す
るもので、(a)は路盤にプレキャストコンクリート版
を設置し、かつ排水孔を相互に接続して排水通路を構成
した状態を示す断面図、(b)は設置完了後の状態を示
す断面図である。
【図4】プレキャストコンクリート版の設置構造を示す
断面平面図である。
【図5】プレキャストコンクリート版の変形例を示す外
観斜視図である。
【符号の説明】
1 プレキャストコンクリート版 10 主構造体 11 表面 12 凹部 13 裏面 20 透水性構造体 21 表面 22 裏面 30 排水孔 31(31a,31b,31c) パイプ材 32 切欠 33 切溝 34 通水孔 100 路盤 101 表面 200 グラウト材 300 スポンジテープ 400 目地材 500 路肩版 600 主排水管 601 排水分岐管 700 排水桝 800 連結管 900 延長管 1000 バックアップ材 1100 シール材 1200 間詰めコンクリート材
フロントページの続き Fターム(参考) 2D051 AA02 AF03 DA11 DB03 4G052 AB02 AB18 AB22 AB45 4G058 GA01 GB02 GC01 GC05 GC07 GE06 GE14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートによって成形した主構造体
    と、この主構造体に対して透水性に富む透水性構造体と
    を具備し、少なくとも前記透水性構造体の裏面を覆うよ
    うに前記主構造体を設けるとともに、前記透水性構造体
    を通じて浸透した水を周囲から外部に排出するための排
    水孔を設けたことを特徴とするプレキャストコンクリー
    ト版。
  2. 【請求項2】 前記透水性構造体は、多孔質コンクリー
    トによって成形したものである請求項1記載のプレキャ
    ストコンクリート版。
  3. 【請求項3】 前記主構造体は、前記透水性構造体の周
    囲を覆うように設けたものである請求項1記載のプレキ
    ャストコンクリート版。
  4. 【請求項4】 前記排水孔は、前記主構造体と前記透水
    性構造体との境界域にパイプ材を埋設することによって
    構成したものである請求項1記載のプレキャストコンク
    リート版。
  5. 【請求項5】 コンクリートによって成形した主構造体
    と、この主構造体に対して透水性に富む透水性構造体と
    を具備し、少なくとも前記透水性構造体の裏面を覆うよ
    うに前記主構造体を設けるとともに、前記透水性構造体
    を通じて浸透した水を周囲から外部に排出するための排
    水孔を設けたプレキャストコンクリート版の設置構造で
    あって、 所定の設置面に前記プレキャストコンクリート版を複数
    並設し、かつ隣設するプレキャストコンクリート版の排
    水孔を相互に接続して一連の排水通路を構成したことを
    特徴とするプレキャストコンクリート版の設置構造。
JP2000047994A 2000-02-24 2000-02-24 プレキャストコンクリート版およびその設置構造 Expired - Fee Related JP3396458B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000047994A JP3396458B2 (ja) 2000-02-24 2000-02-24 プレキャストコンクリート版およびその設置構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000047994A JP3396458B2 (ja) 2000-02-24 2000-02-24 プレキャストコンクリート版およびその設置構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001241003A true JP2001241003A (ja) 2001-09-04
JP3396458B2 JP3396458B2 (ja) 2003-04-14

Family

ID=18570149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000047994A Expired - Fee Related JP3396458B2 (ja) 2000-02-24 2000-02-24 プレキャストコンクリート版およびその設置構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3396458B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101059455B1 (ko) * 2008-09-25 2011-08-25 이소라 프리캐스트 패널 및 이를 이용한 도로포장공법
JP2012082594A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Univ Of Fukui 熱交換型排水性舗装構造及びそれに用いる通水板
JP2012143941A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Taisei Corp プレキャストコンクリート柱部材
CN113668323A (zh) * 2021-07-23 2021-11-19 上海宝冶集团有限公司 自带排水系统的预制混凝土防滑板面施工方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105019335A (zh) * 2015-07-30 2015-11-04 常州南夏墅建设有限公司 地面砖改进结构

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101059455B1 (ko) * 2008-09-25 2011-08-25 이소라 프리캐스트 패널 및 이를 이용한 도로포장공법
JP2012082594A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Univ Of Fukui 熱交換型排水性舗装構造及びそれに用いる通水板
JP2012143941A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Taisei Corp プレキャストコンクリート柱部材
CN113668323A (zh) * 2021-07-23 2021-11-19 上海宝冶集团有限公司 自带排水系统的预制混凝土防滑板面施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3396458B2 (ja) 2003-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970065905A (ko) 구조물용 보강틀 및 보강틀을 이용한 건설구조물의 시공방법
KR101996133B1 (ko) 개착식 지하 터널 구조물의 소음 진동 저감을 위한 상부 토핑을 시공하는 방법
JP2001241003A (ja) プレキャストコンクリート版およびその設置構造
KR20110022253A (ko) 도로용 블록의 시공구조 및 도로용 블록의 시공방법
KR101770268B1 (ko) 우수 침투 및 저류를 위한 저류 단위블록, 저류조 구조물 및 그 시공 방법
JP2504690B2 (ja) 地下貯水槽
JP2518390Y2 (ja) 張出歩道ブロック及びそれを用いた張出歩道構造
JP2849347B2 (ja) 透水性舗装用排水溝
JP3186992B2 (ja) 道路橋の排水施設、伸縮装置、伸縮継手及び排水装置
JPH11190002A (ja) 透水性舗装用コンクリートブロック
JP3334947B2 (ja) 透水性舗装用街渠の構造及び街渠用ブロック
JP2000179034A (ja) 側溝、側溝の蓋部材、および境界ブロック
KR200181673Y1 (ko) 포장체 도수장치용 보호시트
JP2005097999A (ja) 張り出し歩道構造及びそれに用いられる土台部ブロック
JP2000328641A (ja) 縁石付き蓋版を備えた側溝
JP2001123417A (ja) 道路橋の排水構造及び道路橋伸縮継手
CN217710841U (zh) 应用于跨地下空间顶板渠道的防水抗滑结构
JPH0369736A (ja) 土木建築用の被土圧部材
JP4142949B2 (ja) ドレンブロックを用いた舗装道路の排水構造
JP2799845B2 (ja) 地下浸透型側溝の構築工法
JP2753884B2 (ja) ハニカム形状板による地中の貯溜・浸透工法
JPS6329035Y2 (ja)
KR101859056B1 (ko) 우수 침투 및 저류를 위한 저류 단위 블록, 저류조 구조물 및 그 시공방법
JPS627736Y2 (ja)
JPH0885906A (ja) 透水性ある道路舗装の構造

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3396458

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090207

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090207

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100207

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110207

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110207

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120207

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120207

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130207

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130207

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140207

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees