JPH11190002A - 透水性舗装用コンクリートブロック - Google Patents
透水性舗装用コンクリートブロックInfo
- Publication number
- JPH11190002A JPH11190002A JP35876397A JP35876397A JPH11190002A JP H11190002 A JPH11190002 A JP H11190002A JP 35876397 A JP35876397 A JP 35876397A JP 35876397 A JP35876397 A JP 35876397A JP H11190002 A JPH11190002 A JP H11190002A
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- JP
- Japan
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- water
- concrete
- permeable
- blocks
- holes
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度の高い透水性舗装用コンクリートブロッ
クを得るようにした。 【解決手段】 普通コンクリートからなるブロック本体
２に、上面から下面に向かって貫通する通水孔３を複数
開設し、前記通水孔３の内部に透水性の間詰めコンクリ
ート層４を設け、通水孔３の一部に土砂等を充填して芝
等の植物を植え付けることができるようにした。
クを得るようにした。 【解決手段】 普通コンクリートからなるブロック本体
２に、上面から下面に向かって貫通する通水孔３を複数
開設し、前記通水孔３の内部に透水性の間詰めコンクリ
ート層４を設け、通水孔３の一部に土砂等を充填して芝
等の植物を植え付けることができるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車道、歩道、若し
くは公園や駐車場に敷設して使用する透水性舗装用コン
クリートブロックに関するものである。
くは公園や駐車場に敷設して使用する透水性舗装用コン
クリートブロックに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、雨水等の排水処理施設の
負担を低減させるため、及び地下水を豊富にするため、
雨水を地中に浸透させる方法が提案されている。従来の
雨水の地中浸透手段としては、ほとんどの舗装面に透水
性コンクリートをブロックにより、若しくは現場で施工
し、透水性の舗装面を形成して雨水を地中に浸透させる
ようにしている。
負担を低減させるため、及び地下水を豊富にするため、
雨水を地中に浸透させる方法が提案されている。従来の
雨水の地中浸透手段としては、ほとんどの舗装面に透水
性コンクリートをブロックにより、若しくは現場で施工
し、透水性の舗装面を形成して雨水を地中に浸透させる
ようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の透
水性舗装は、骨材相互をモルタルやセメント、その他の
接着剤でスポット状に接合し、連続する空隙を無数に形
成したものである。したがって、圧縮強度が低いし外部
からの衝撃にきわめて脆いため、車道等に利用できない
ばかりでなく、連続空隙が微細であるから土砂や塵埃に
よって閉塞し、透水機能が著しく低下する。このため、
従来から物理的強度が著しく高くて、しかも長期間の利
用により透水機能が低下しない透水性のブロックが要望
されている。
水性舗装は、骨材相互をモルタルやセメント、その他の
接着剤でスポット状に接合し、連続する空隙を無数に形
成したものである。したがって、圧縮強度が低いし外部
からの衝撃にきわめて脆いため、車道等に利用できない
ばかりでなく、連続空隙が微細であるから土砂や塵埃に
よって閉塞し、透水機能が著しく低下する。このため、
従来から物理的強度が著しく高くて、しかも長期間の利
用により透水機能が低下しない透水性のブロックが要望
されている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来から
の欠点と要望とに鑑み提案されたもので、請求項１に記
載の発明は、普通コンクリートからなるブロック本体に
上面から下面に向かって貫通する通水孔を複数開設し、
前記通水孔の内部に透水性の間詰めコンクリート層を設
けてなる構成である。
の欠点と要望とに鑑み提案されたもので、請求項１に記
載の発明は、普通コンクリートからなるブロック本体に
上面から下面に向かって貫通する通水孔を複数開設し、
前記通水孔の内部に透水性の間詰めコンクリート層を設
けてなる構成である。
【０００５】また本発明の請求項２に記載された発明
は、前記請求項１に記載の構成に加えて、通水孔の一部
に土砂等を充填して芝等の植物を植え付けることができ
る構成である。
は、前記請求項１に記載の構成に加えて、通水孔の一部
に土砂等を充填して芝等の植物を植え付けることができ
る構成である。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。本発明の透水性舗装用コン
クリートブロック１は、厚板状のブロック本体２に複数
の通水孔３を開設し、上記通水孔３に透水性の間詰めコ
ンクリート層４を設けた構成である。
に基づいて詳細に説明する。本発明の透水性舗装用コン
クリートブロック１は、厚板状のブロック本体２に複数
の通水孔３を開設し、上記通水孔３に透水性の間詰めコ
ンクリート層４を設けた構成である。
【０００７】前記ブロック本体２は普通コンクリートか
らなり、例えば長さが６０センチ、幅が３０センチ、厚
さが２０センチ程度の長方形の厚板状で、上面から下面
に貫通する複数の通水孔３を設けてある。図面の実施の
形態では、通水孔３は前後２個で横方向に３個並列状に
して形成しているが、４個でも８個程度若しくはその他
の複数個であってもよい。上記通水孔３は、長さが１３
センチ、幅が４センチ程度が望ましい。
らなり、例えば長さが６０センチ、幅が３０センチ、厚
さが２０センチ程度の長方形の厚板状で、上面から下面
に貫通する複数の通水孔３を設けてある。図面の実施の
形態では、通水孔３は前後２個で横方向に３個並列状に
して形成しているが、４個でも８個程度若しくはその他
の複数個であってもよい。上記通水孔３は、長さが１３
センチ、幅が４センチ程度が望ましい。
【０００８】また、ブロック本体２の対向する側辺の高
さの途中位置には、嵌合凸部５と嵌入凹部６とを設け、
路盤に並設した状態で高低差が発生するのを防止すると
ともに、浮き上がりやずれを防止して並設した場合の強
度を高めるものである。したがって、前記嵌合凸部５と
嵌入凹部６は、図面の実施の形態のように２辺に限ら
ず、他の２辺にも嵌合凸部５と嵌入凹部６とを設けるこ
とができる。
さの途中位置には、嵌合凸部５と嵌入凹部６とを設け、
路盤に並設した状態で高低差が発生するのを防止すると
ともに、浮き上がりやずれを防止して並設した場合の強
度を高めるものである。したがって、前記嵌合凸部５と
嵌入凹部６は、図面の実施の形態のように２辺に限ら
ず、他の２辺にも嵌合凸部５と嵌入凹部６とを設けるこ
とができる。
【０００９】前記間詰めコンクリート層４は、骨材相互
がモルタル、セメント等の接着剤によってスポット状に
接合し、連続する空隙部を無数に設けたコンクリート
で、前記通水孔３に充填するには、接着剤が硬化する以
前の間詰めコンクリート層４を通水孔３に充填してから
養生硬化してもよいし、通水孔３の形状に成形した柱状
の間詰めコンクリート層４を通水孔３の内部に装着して
もよい。
がモルタル、セメント等の接着剤によってスポット状に
接合し、連続する空隙部を無数に設けたコンクリート
で、前記通水孔３に充填するには、接着剤が硬化する以
前の間詰めコンクリート層４を通水孔３に充填してから
養生硬化してもよいし、通水孔３の形状に成形した柱状
の間詰めコンクリート層４を通水孔３の内部に装着して
もよい。
【００１０】本発明のコンクリートブロック１は前記し
た構成であるから、図４で示すように、例えば車道ａに
敷設する場合、路床及び路盤を透水性の構造にして、そ
の上面にコンクリートブロック１を並列状に敷設する。
そして、必要であれば隣り合うコンクリートブロック１
相互の目地間に間詰めコンクリートを充填して固定す
る。
た構成であるから、図４で示すように、例えば車道ａに
敷設する場合、路床及び路盤を透水性の構造にして、そ
の上面にコンクリートブロック１を並列状に敷設する。
そして、必要であれば隣り合うコンクリートブロック１
相互の目地間に間詰めコンクリートを充填して固定す
る。
【００１１】したがって、このようにして車道ａを構築
すると、降雨時の雨水が通水孔３を通過し、透水性の路
盤、路床を通過して地中に浸透する。そして、コンクリ
ートブロック１はほとんどが普通コンクリートからなる
ので、耐圧強度、耐衝撃性等に優れるので、車道ばかり
でなく歩道、駐車場、その他あらゆる面の舗装材として
使用することができる。
すると、降雨時の雨水が通水孔３を通過し、透水性の路
盤、路床を通過して地中に浸透する。そして、コンクリ
ートブロック１はほとんどが普通コンクリートからなる
ので、耐圧強度、耐衝撃性等に優れるので、車道ばかり
でなく歩道、駐車場、その他あらゆる面の舗装材として
使用することができる。
【００１２】図５は本発明のコンクリートブロック１の
他の実施の形態で、ブロック本体２の一部の通水孔３’
を空間部のままとして残りの通水孔３に間詰めコンクリ
ート層４を設けた構成である。そして、コンクリートブ
ロック１を舗装材として敷設したら、通水孔３’の内部
に土砂等の植物を充填して芝生を植えたり、小さな植物
を植え付けると、舗装面を植物により緑化することがで
きる。したがって、公園や遊歩道等、特に景観を尊重す
る舗装面に利用することができる。尚、間詰めコンクリ
ート層４を通水孔３に充填したブロック本体２と、空間
部の通水孔３’を有するブロック本体２とを交互に、若
しくは適当の配列で舗装面に敷設してもよい。
他の実施の形態で、ブロック本体２の一部の通水孔３’
を空間部のままとして残りの通水孔３に間詰めコンクリ
ート層４を設けた構成である。そして、コンクリートブ
ロック１を舗装材として敷設したら、通水孔３’の内部
に土砂等の植物を充填して芝生を植えたり、小さな植物
を植え付けると、舗装面を植物により緑化することがで
きる。したがって、公園や遊歩道等、特に景観を尊重す
る舗装面に利用することができる。尚、間詰めコンクリ
ート層４を通水孔３に充填したブロック本体２と、空間
部の通水孔３’を有するブロック本体２とを交互に、若
しくは適当の配列で舗装面に敷設してもよい。
【００１３】以上本発明を図面に示す実施の形態に基づ
いて説明したが、本発明は前記実施の形態に限定される
ものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しな
い限りどのようにでも実施することができる。
いて説明したが、本発明は前記実施の形態に限定される
ものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しな
い限りどのようにでも実施することができる。
【００１４】
【発明の効果】以上要するに本発明は、普通コンクリー
トからなるブロック本体に、上面から下面に向かって貫
通する通水孔を複数開設し、前記通水孔の内部に透水性
の間詰めコンクリート層を設けてなる構成である。
トからなるブロック本体に、上面から下面に向かって貫
通する通水孔を複数開設し、前記通水孔の内部に透水性
の間詰めコンクリート層を設けてなる構成である。
【００１５】したがって、普通コンクリートのブロック
本体により、耐圧強度、耐衝撃性等の物理的特性が良好
で、車道ばかりでなくあらゆる面の舗装用に利用するこ
とができる。しかも、ブロック本体に複数の通水孔を設
けてあって、透水性の間詰めコンクリート層を有するの
で、雨水を確実に地下浸透できるし、一部の通水孔が目
詰まりしてもその他の通水孔により雨水の地下浸透をも
たらせることができるため、実用的価値の高いものとな
る。
本体により、耐圧強度、耐衝撃性等の物理的特性が良好
で、車道ばかりでなくあらゆる面の舗装用に利用するこ
とができる。しかも、ブロック本体に複数の通水孔を設
けてあって、透水性の間詰めコンクリート層を有するの
で、雨水を確実に地下浸透できるし、一部の通水孔が目
詰まりしてもその他の通水孔により雨水の地下浸透をも
たらせることができるため、実用的価値の高いものとな
る。
【００１６】また、請求項２に記載の発明は、前記請求
項１に記載の構成において、通水孔の一部に土砂等を充
填して芝等の植物を植え付けることができるようにした
ものである。
項１に記載の構成において、通水孔の一部に土砂等を充
填して芝等の植物を植え付けることができるようにした
ものである。
【００１７】したがって、舗装路面を植生することがで
きるので、特に公園、遊歩道、その他緑化すると望まし
い舗装面において景観を高めることができる。
きるので、特に公園、遊歩道、その他緑化すると望まし
い舗装面において景観を高めることができる。
【図１】本発明のコンクリートブロックの実施の形態の
斜視図である。
斜視図である。
【図２】図１の平面図である。
【図３】図１の一部を縦断面にした側面図である。
【図４】本発明のコンクリートブロックによる舗装路面
の平面図である。
の平面図である。
【図５】本発明の他の実施の形態の一部を縦断面にした
側面図である。
側面図である。
１ コンクリートブロック ２ ブロック本体 ３ 通水孔 ４ 間詰めコンクリート層 ５ 嵌合凸部 ６ 嵌入凹部
Claims (2)
- 【請求項１】 普通コンクリートからなるブロック本体
に、上面から下面に向かって貫通する通水孔を複数開設
し、前記通水孔の内部に透水性の間詰めコンクリート層
を設けてなる透水性舗装用コンクリートブロック。 - 【請求項２】 通水孔の一部に土砂等を充填して芝等の
植物を植え付けることができる請求項１に記載の透水性
舗装用コンクリートブロック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35876397A JPH11190002A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 透水性舗装用コンクリートブロック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35876397A JPH11190002A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 透水性舗装用コンクリートブロック |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11190002A true JPH11190002A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18460992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35876397A Pending JPH11190002A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 透水性舗装用コンクリートブロック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11190002A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100502726B1 (ko) * | 2001-11-12 | 2005-07-22 | 수석토건설(주) | 에폭시수지 모르타르 블록 및 제조 방법 |
| WO2008126956A1 (en) * | 2007-04-12 | 2008-10-23 | Heung Sik Yu | Block having a load divergence function and manufacturing and road constructing method for the same |
| KR100925049B1 (ko) | 2009-04-16 | 2009-11-03 | 유흥식 | 다층 블록 포장을 이용한 수자원 보존 시스템 및 그 시공 방법 |
| KR101067829B1 (ko) | 2011-04-11 | 2011-09-27 | (주)대창콘크리트 | 잔디블록 |
| CN104452510A (zh) * | 2014-10-21 | 2015-03-25 | 山东科技大学 | 乡村公路即时修筑法 |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP35876397A patent/JPH11190002A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100502726B1 (ko) * | 2001-11-12 | 2005-07-22 | 수석토건설(주) | 에폭시수지 모르타르 블록 및 제조 방법 |
| WO2008126956A1 (en) * | 2007-04-12 | 2008-10-23 | Heung Sik Yu | Block having a load divergence function and manufacturing and road constructing method for the same |
| KR100925049B1 (ko) | 2009-04-16 | 2009-11-03 | 유흥식 | 다층 블록 포장을 이용한 수자원 보존 시스템 및 그 시공 방법 |
| WO2010120022A1 (ko) * | 2009-04-16 | 2010-10-21 | Yu Heung Sik | 다층 블록 포장을 이용한 수자원 보존 시스템 및 그 시공 방법 |
| KR101067829B1 (ko) | 2011-04-11 | 2011-09-27 | (주)대창콘크리트 | 잔디블록 |
| CN104452510A (zh) * | 2014-10-21 | 2015-03-25 | 山东科技大学 | 乡村公路即时修筑法 |
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