JP2001123417A - 道路橋の排水構造及び道路橋伸縮継手 - Google Patents
道路橋の排水構造及び道路橋伸縮継手Info
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- JP2001123417A JP2001123417A JP30410499A JP30410499A JP2001123417A JP 2001123417 A JP2001123417 A JP 2001123417A JP 30410499 A JP30410499 A JP 30410499A JP 30410499 A JP30410499 A JP 30410499A JP 2001123417 A JP2001123417 A JP 2001123417A
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- road bridge
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- bridge
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Abstract
(57)【要約】
【課題】道路橋縦断勾配の高位置側透水性舗装2aから
低位置側透水性舗装2bに排水管17によって排水をす
るにあたり、伸縮継手6の伸縮溝16の土砂や充填材に
よって排水管17が詰まることを防止する。 【解決手段】高位置側の排水管17aと低位置側の排水
管17bとを伸縮性排水管17cによって連結すること
によって、排水管17を高位置側透水性舗装2aから低
位置側透水性舗装2bまで連続させる。
低位置側透水性舗装2bに排水管17によって排水をす
るにあたり、伸縮継手6の伸縮溝16の土砂や充填材に
よって排水管17が詰まることを防止する。 【解決手段】高位置側の排水管17aと低位置側の排水
管17bとを伸縮性排水管17cによって連結すること
によって、排水管17を高位置側透水性舗装2aから低
位置側透水性舗装2bまで連続させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は道路橋の排水構造及
び該排水構造に用いる道路橋伸縮継手に関する。
び該排水構造に用いる道路橋伸縮継手に関する。
【0002】
【従来の技術】道路に透水性舗装を施せば、路面におけ
る雨水の跳ね返りやハイドロプレーニング現象等を防止
できることが知られている。この透水性舗装は、通常の
アスファルト合材(アスファルト、粗骨材、砂等の細骨
材等よりなる)のうちの細骨材を少なくして添加剤を混
入してなる舗装材によって形成されたものであって、細
骨材が少なくなっている分、表面が粗くなり、また、骨
材間の空隙が多くなって透水性が高くなっている。
る雨水の跳ね返りやハイドロプレーニング現象等を防止
できることが知られている。この透水性舗装は、通常の
アスファルト合材(アスファルト、粗骨材、砂等の細骨
材等よりなる)のうちの細骨材を少なくして添加剤を混
入してなる舗装材によって形成されたものであって、細
骨材が少なくなっている分、表面が粗くなり、また、骨
材間の空隙が多くなって透水性が高くなっている。
【0003】このように透水性舗装の場合、表面が粗い
から、表面が密で平滑である場合よりも降雨時の雨の跳
ね上がりが少なくなる。このため、雨が激しいときに、
この雨の飛沫によって路面から10〜60cmの高さに
生じていた煙幕(雨の飛沫によって生ずる霧状のもの)
の発生が防止される。また、透水性が高いから、降雨量
が少ない場合には雨水が当該透水性舗装内に浸透し、ハ
イドロプレーニング現象(自動車のタイヤが路面の水の
層の上を高速で通過するときに路面に対するタイヤのグ
リップが得られず、一種の水上スキーのようなすべり抵
抗が少なくなる現象)が防止される。さらに、透水性舗
装は、自動車のタイヤから発する音やエンジン音を吸収
するため、騒音を低減する効果がある。
から、表面が密で平滑である場合よりも降雨時の雨の跳
ね上がりが少なくなる。このため、雨が激しいときに、
この雨の飛沫によって路面から10〜60cmの高さに
生じていた煙幕(雨の飛沫によって生ずる霧状のもの)
の発生が防止される。また、透水性が高いから、降雨量
が少ない場合には雨水が当該透水性舗装内に浸透し、ハ
イドロプレーニング現象(自動車のタイヤが路面の水の
層の上を高速で通過するときに路面に対するタイヤのグ
リップが得られず、一種の水上スキーのようなすべり抵
抗が少なくなる現象)が防止される。さらに、透水性舗
装は、自動車のタイヤから発する音やエンジン音を吸収
するため、騒音を低減する効果がある。
【0004】しかし、図1及び図2に示すように、道路
橋Aの場合は、縱断勾配や横断勾配があるだけでなく、
舗装Bの下に床版コンクリートCがあって、これが不透
水層になっているとともに、道路橋の継目部に伸縮装置
Dが設けられている。この伸縮装置Dは、橋体の伸縮そ
の他の変形を許容し交通を円滑にするためのものであっ
て、不透水性の伸縮継手がコンクリートによって床版コ
ンクリート等に定着されている。この伸縮装置Dのコン
クリート部も不透水性である。
橋Aの場合は、縱断勾配や横断勾配があるだけでなく、
舗装Bの下に床版コンクリートCがあって、これが不透
水層になっているとともに、道路橋の継目部に伸縮装置
Dが設けられている。この伸縮装置Dは、橋体の伸縮そ
の他の変形を許容し交通を円滑にするためのものであっ
て、不透水性の伸縮継手がコンクリートによって床版コ
ンクリート等に定着されている。この伸縮装置Dのコン
クリート部も不透水性である。
【0005】従って、道路橋に透水性舗装を施した場合
は、該舗装に浸透した雨水が床版コンクリートC上を地
下水となって縱断勾配の下り方向に流れ、また、横断勾
配によって路端側に寄せられた状態で縱断方向に流れ
る。しかし、上記伸縮装置Dのコンクリート部がダムの
ように流水を塞き止める働きをして、道路橋継目部にお
いて縱断方向の流れが妨げられ、そこで透水性舗装にお
ける浸透水の流水レベルが上昇し(いわばダムアップさ
れ)、図1に斜線で示す部分において路面に滲み出るこ
とになり、上述のハイドロプレーニング現象を生ずるこ
とが懸念される。さらに、寒冷地では道路橋継目部にお
いて路面に滲み出た雨水が冬期に凍ることになるが、こ
のような凍結は路面全体ではなく、道路橋継目周辺部分
のみに生ずることになるから、自動車の運転を難しく
し、特に問題である。
は、該舗装に浸透した雨水が床版コンクリートC上を地
下水となって縱断勾配の下り方向に流れ、また、横断勾
配によって路端側に寄せられた状態で縱断方向に流れ
る。しかし、上記伸縮装置Dのコンクリート部がダムの
ように流水を塞き止める働きをして、道路橋継目部にお
いて縱断方向の流れが妨げられ、そこで透水性舗装にお
ける浸透水の流水レベルが上昇し(いわばダムアップさ
れ)、図1に斜線で示す部分において路面に滲み出るこ
とになり、上述のハイドロプレーニング現象を生ずるこ
とが懸念される。さらに、寒冷地では道路橋継目部にお
いて路面に滲み出た雨水が冬期に凍ることになるが、こ
のような凍結は路面全体ではなく、道路橋継目周辺部分
のみに生ずることになるから、自動車の運転を難しく
し、特に問題である。
【0006】また、上記透水性舗装の雨水が排水されな
いで舗装内に溜まった状態が続くと、該舗装のアスファ
ルトと骨材との接着力を著しく減じ、該舗装の早期破損
を招く結果となる。さらに、冬期には透水性舗装内に溜
まった雨水が凍り、その際の体積膨張によって該舗装が
破壊される、という問題もある。
いで舗装内に溜まった状態が続くと、該舗装のアスファ
ルトと骨材との接着力を著しく減じ、該舗装の早期破損
を招く結果となる。さらに、冬期には透水性舗装内に溜
まった雨水が凍り、その際の体積膨張によって該舗装が
破壊される、という問題もある。
【0007】このような問題に対して本出願人は、特願
平9−38871号の出願によって道路橋縦断勾配の高
位置側の透水性舗装から低位置側の道路に雨水を排水す
る装置を提案した。それは、一対の縦板間にシール部材
によって溝が形成されている伸縮継手を道路橋継目部に
設置し、高位置側の透水舗装から雨水を排水管によって
両縦板間の溝に導き、この溝から雨水を低位置側の道路
に排水管によって導くというものである(特開平10−
237806号公報参照)。
平9−38871号の出願によって道路橋縦断勾配の高
位置側の透水性舗装から低位置側の道路に雨水を排水す
る装置を提案した。それは、一対の縦板間にシール部材
によって溝が形成されている伸縮継手を道路橋継目部に
設置し、高位置側の透水舗装から雨水を排水管によって
両縦板間の溝に導き、この溝から雨水を低位置側の道路
に排水管によって導くというものである(特開平10−
237806号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記両縦板
間の溝には風によって或いは自動車のタイヤに付着して
運ばれてくる細粒土砂が溜まっていることが多く、ま
た、当該溝に異物が挟み込まれないように予め砂その他
の細粒材が充填されていることがある。従って、上記高
位置側の透水性舗装から雨水が排水管によって当該溝に
流入すると、この溝の土砂ないしは充填材が雨水と共に
低位置側の排水管に流入し、この排水管の目詰まりを生
ずるという問題がある。
間の溝には風によって或いは自動車のタイヤに付着して
運ばれてくる細粒土砂が溜まっていることが多く、ま
た、当該溝に異物が挟み込まれないように予め砂その他
の細粒材が充填されていることがある。従って、上記高
位置側の透水性舗装から雨水が排水管によって当該溝に
流入すると、この溝の土砂ないしは充填材が雨水と共に
低位置側の排水管に流入し、この排水管の目詰まりを生
ずるという問題がある。
【0009】また、上記両縦板間の溝に多量の雨水が流
入すると、シール部材が水浸し状態になるため道路橋下
への漏水を招き易くなり、また、この溝に流入した雨水
がオーバーフローすることに伴って該溝の充填材が流失
するという問題がある。
入すると、シール部材が水浸し状態になるため道路橋下
への漏水を招き易くなり、また、この溝に流入した雨水
がオーバーフローすることに伴って該溝の充填材が流失
するという問題がある。
【0010】そこで、本発明はこのような問題を解決す
るものである。
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を、排水路構成部材を高位置側の透水性舗装から低位
置側の道路まで連続させることによって解決したもので
ある。
題を、排水路構成部材を高位置側の透水性舗装から低位
置側の道路まで連続させることによって解決したもので
ある。
【0012】すなわち、本発明は、道路橋継目部に不透
水性の伸縮継手が設置され、該伸縮継手を挾む道路橋縱
断勾配の高位置側と低位置側の道路面のうち少なくとも
高位置側の道路面が透水性舗装によって形成されている
道路橋の排水構造であって、上記伸縮継手は、各々継目
長手方向に延び道路橋の伸縮を許容する遊隙を存して相
対する一対の縦板と、この両縦板間に設けられ道路橋下
への水漏れを阻止するシール部材とを備え、上記両縦板
の各々の上部に上方に開口した切欠き又は貫通孔が互い
に橋軸方向に相対するように形成され、上記遊隙を横切
って上記高位置側の透水性舗装から低位置側の道路に至
るまで連続して延び該高位置側の透水性舗装から低位置
側の道路に排水をする水路構成部材が上記両縦板の相対
する切欠き又は貫通孔に嵌められ、上記シール部材が上
記水路構成部材の下側を通って継目長手方向に延びてい
ることを特徴とする。
水性の伸縮継手が設置され、該伸縮継手を挾む道路橋縱
断勾配の高位置側と低位置側の道路面のうち少なくとも
高位置側の道路面が透水性舗装によって形成されている
道路橋の排水構造であって、上記伸縮継手は、各々継目
長手方向に延び道路橋の伸縮を許容する遊隙を存して相
対する一対の縦板と、この両縦板間に設けられ道路橋下
への水漏れを阻止するシール部材とを備え、上記両縦板
の各々の上部に上方に開口した切欠き又は貫通孔が互い
に橋軸方向に相対するように形成され、上記遊隙を横切
って上記高位置側の透水性舗装から低位置側の道路に至
るまで連続して延び該高位置側の透水性舗装から低位置
側の道路に排水をする水路構成部材が上記両縦板の相対
する切欠き又は貫通孔に嵌められ、上記シール部材が上
記水路構成部材の下側を通って継目長手方向に延びてい
ることを特徴とする。
【0013】従って、高位置側の透水性舗装に浸透した
雨水は上記水路構成部材により上記シール部材の上を通
って、つまり両縦板間の溝には流入することなく、低位
置側の道路に流出することになる。よって、このシール
部材の上に土砂が溜まっていたり、あるいは細粒材が充
填されていても、それらによる水路構成部材の目詰まり
は生じない。また、シール部材が水浸しになることが少
なくなるため漏水防止に有利になり、シール部材の上に
細粒材が充填されている場合にはその充填材の流失が避
けられる。
雨水は上記水路構成部材により上記シール部材の上を通
って、つまり両縦板間の溝には流入することなく、低位
置側の道路に流出することになる。よって、このシール
部材の上に土砂が溜まっていたり、あるいは細粒材が充
填されていても、それらによる水路構成部材の目詰まり
は生じない。また、シール部材が水浸しになることが少
なくなるため漏水防止に有利になり、シール部材の上に
細粒材が充填されている場合にはその充填材の流失が避
けられる。
【0014】また、本発明は、道路橋継目部を挾む道路
橋縱断勾配の高位置側と低位置側の道路面のうち少なく
とも高位置側の道路面が透水性舗装によって形成されて
いる道路橋継目部に構築される道路橋伸縮継手であっ
て、各々継目長手方向に延び、道路橋の伸縮を許容する
遊隙を存して相対し、且つ各々の上部に上方に開口した
切欠き又は貫通孔が互いに橋軸方向に相対するように形
成された一対の縦板と、上記道路橋下への水漏れを阻止
するように上記両縦板間に設けられたシール部材と、上
記両縦板の切欠き又は貫通孔に嵌められ、上記シール部
材の上側を通って一方の縦板から他方の縦板にわたって
連続して延び、上記高位置側の透水性舗装から低位置側
の道路に排水をする水路構成部材とを備えていることを
特徴とする。
橋縱断勾配の高位置側と低位置側の道路面のうち少なく
とも高位置側の道路面が透水性舗装によって形成されて
いる道路橋継目部に構築される道路橋伸縮継手であっ
て、各々継目長手方向に延び、道路橋の伸縮を許容する
遊隙を存して相対し、且つ各々の上部に上方に開口した
切欠き又は貫通孔が互いに橋軸方向に相対するように形
成された一対の縦板と、上記道路橋下への水漏れを阻止
するように上記両縦板間に設けられたシール部材と、上
記両縦板の切欠き又は貫通孔に嵌められ、上記シール部
材の上側を通って一方の縦板から他方の縦板にわたって
連続して延び、上記高位置側の透水性舗装から低位置側
の道路に排水をする水路構成部材とを備えていることを
特徴とする。
【0015】これにより、上記道路橋の排水構造を形成
し、水路構成部材の目詰まりを招くことなく、高位置側
の透水性舗装から低位置側の道路に雨水を確実に流すこ
とができる。
し、水路構成部材の目詰まりを招くことなく、高位置側
の透水性舗装から低位置側の道路に雨水を確実に流すこ
とができる。
【0016】また、本発明は、道路橋伸縮継手におい
て、上記水路構成部材は、上記高位置側の縦板の切欠き
又は貫通孔に端部が嵌められる排水管と、上記低位置側
の縦板の切欠き又は貫通孔に端部が嵌められる排水管
と、この両排水管を連結する橋軸方向に伸縮自在の排水
管とによって形成されていることを特徴とする。
て、上記水路構成部材は、上記高位置側の縦板の切欠き
又は貫通孔に端部が嵌められる排水管と、上記低位置側
の縦板の切欠き又は貫通孔に端部が嵌められる排水管
と、この両排水管を連結する橋軸方向に伸縮自在の排水
管とによって形成されていることを特徴とする。
【0017】従って、道路橋の伸縮に伴う遊隙の変動が
伸縮性の排水管によって許容されることになる。
伸縮性の排水管によって許容されることになる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、道路橋
縱断勾配の高位置側の透水性舗装から低位置側の道路に
排水をするために、道路橋の伸縮を許容する遊隙を存し
て相対する一対の縦板間に道路橋下への水漏れを阻止す
るシール部材を設けるとともに、両縦板の各々の上部に
上方に開口した切欠き又は貫通孔を橋軸方向に相対する
ように形成し、上記シール部材の上側を通って一方の縦
板から他方の縦板にわたって連続して延びる水路構成部
材を両縦板の切欠き又は貫通孔に嵌めるようにしたか
ら、両縦板間の細粒土砂や充填材による水路構成部材の
目詰まりを招くことなく、高位置側の透水性舗装から低
位置側道路への排水を確実にすることができ、しかも漏
水防止及び充填材の流失防止に有利になる。
縱断勾配の高位置側の透水性舗装から低位置側の道路に
排水をするために、道路橋の伸縮を許容する遊隙を存し
て相対する一対の縦板間に道路橋下への水漏れを阻止す
るシール部材を設けるとともに、両縦板の各々の上部に
上方に開口した切欠き又は貫通孔を橋軸方向に相対する
ように形成し、上記シール部材の上側を通って一方の縦
板から他方の縦板にわたって連続して延びる水路構成部
材を両縦板の切欠き又は貫通孔に嵌めるようにしたか
ら、両縦板間の細粒土砂や充填材による水路構成部材の
目詰まりを招くことなく、高位置側の透水性舗装から低
位置側道路への排水を確実にすることができ、しかも漏
水防止及び充填材の流失防止に有利になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0020】図3(平面図)及び図4(縦断面図)にお
いて、1は道路橋の継目部に構築された伸縮装置、2
a,2bは不透水性の床版コンクリート3,3の上に施
された透水性舗装、4は地覆部、5は高欄、6は道路橋
横断勾配における下った側の路端部に設置された排水用
の端部伸縮継手、7は車道部伸縮継手である。端部伸縮
継手6の部位において、道路橋縱断勾配の高位置側の透
水性舗装2aから低位置側の透水性舗装2bに排水がな
される。
いて、1は道路橋の継目部に構築された伸縮装置、2
a,2bは不透水性の床版コンクリート3,3の上に施
された透水性舗装、4は地覆部、5は高欄、6は道路橋
横断勾配における下った側の路端部に設置された排水用
の端部伸縮継手、7は車道部伸縮継手である。端部伸縮
継手6の部位において、道路橋縱断勾配の高位置側の透
水性舗装2aから低位置側の透水性舗装2bに排水がな
される。
【0021】車道部伸縮継手7は、継目長手方向にジグ
ザグに曲折して延び道路橋の伸縮を許容する波形の遊隙
を存して相対する一対の波板(波形縦板)11,11
と、該両波板11,11の対向する内面に両側部が結合
されたU字状のシール部材12とを備え、床版コンクリ
ート3,3に不透水性のコンクリート部8a,8bによ
って定着されている。
ザグに曲折して延び道路橋の伸縮を許容する波形の遊隙
を存して相対する一対の波板(波形縦板)11,11
と、該両波板11,11の対向する内面に両側部が結合
されたU字状のシール部材12とを備え、床版コンクリ
ート3,3に不透水性のコンクリート部8a,8bによ
って定着されている。
【0022】床版コンクリート3,3の継目遊間13を
存して相対する橋端部には切欠段部14,14が形成さ
れている。この両切欠き段部14,14間の中央部に上
記伸縮継手7が配置されており、該伸縮継手7の両側の
切欠段部14,14に上記コンクリート部8a,8bが
打設されている。このコンクリート部8a,8bは、そ
の上面が道路橋継目部の路面を形成しているとともに、
各々その背部の上記透水性舗装2a,2bに続いてい
る。
存して相対する橋端部には切欠段部14,14が形成さ
れている。この両切欠き段部14,14間の中央部に上
記伸縮継手7が配置されており、該伸縮継手7の両側の
切欠段部14,14に上記コンクリート部8a,8bが
打設されている。このコンクリート部8a,8bは、そ
の上面が道路橋継目部の路面を形成しているとともに、
各々その背部の上記透水性舗装2a,2bに続いてい
る。
【0023】波板11の背部にはアンカー15が突出
し、また波板11の凸部の下端には底板が設けられてい
る。シール部材12はゴム製であって、そのU字状の溝
に砂等の粒状物が入れられ、その上がゴム材によって覆
われている。この実施形態では、シール部材12の上が
橋軸方向に伸縮自在な伸縮溝16に形成されている。
し、また波板11の凸部の下端には底板が設けられてい
る。シール部材12はゴム製であって、そのU字状の溝
に砂等の粒状物が入れられ、その上がゴム材によって覆
われている。この実施形態では、シール部材12の上が
橋軸方向に伸縮自在な伸縮溝16に形成されている。
【0024】図3に示すように、端部伸縮継手6は、上
記車道部伸縮継手7の波板11,11に連結される縦板
11a,11bと、上記シール部材12に連結されたシ
ール部材12aと、排水管17,17とを備え、車道部
伸縮継手7と同様に床版コンクリート3,3に不透水性
のコンクリート部8a,8b及びアンカー15によって
定着されている。
記車道部伸縮継手7の波板11,11に連結される縦板
11a,11bと、上記シール部材12に連結されたシ
ール部材12aと、排水管17,17とを備え、車道部
伸縮継手7と同様に床版コンクリート3,3に不透水性
のコンクリート部8a,8b及びアンカー15によって
定着されている。
【0025】縦板11a,11bは、継目長手方向に直
線状に延びる直板部と、該直板部から上記車道部伸縮継
手7の波板11,11に連結すべく橋軸方向に少しオフ
セットしたオフセット部とからなり、道路橋の伸縮を許
容する遊隙を形成している。このオフセット部の端の下
部に設けたフランジと波板11,11の端の下部に設け
たフランジとがボルトによって結合されている。縦板1
1a,11bの直板部の上部には図6に示すように上方
に開口した矩形状の切欠き21,21が形成されてお
り、一方の縦板11aの切欠き21と他方の縦板11b
の切欠き21とは橋軸方向に相対している。
線状に延びる直板部と、該直板部から上記車道部伸縮継
手7の波板11,11に連結すべく橋軸方向に少しオフ
セットしたオフセット部とからなり、道路橋の伸縮を許
容する遊隙を形成している。このオフセット部の端の下
部に設けたフランジと波板11,11の端の下部に設け
たフランジとがボルトによって結合されている。縦板1
1a,11bの直板部の上部には図6に示すように上方
に開口した矩形状の切欠き21,21が形成されてお
り、一方の縦板11aの切欠き21と他方の縦板11b
の切欠き21とは橋軸方向に相対している。
【0026】シール部材12aは、車道部伸縮継手7と
同様に縦板11a,11bの対向する内面に両側部が結
合されたU字状のものであり、上記切欠き21,21の
存在する部位ではこの切欠き21,21の下側を通って
いる。
同様に縦板11a,11bの対向する内面に両側部が結
合されたU字状のものであり、上記切欠き21,21の
存在する部位ではこの切欠き21,21の下側を通って
いる。
【0027】縦板11a,11bの末端部は、地覆部4
の部位で立ち上がっており、これに対応して、シール部
材12も末端部は路面よりも立ち上がっている。これ
は、伸縮溝16に流入した雨水が地覆部4ないしは高欄
5の継目(隙間)から橋下へ洩れることを防止するため
である。
の部位で立ち上がっており、これに対応して、シール部
材12も末端部は路面よりも立ち上がっている。これ
は、伸縮溝16に流入した雨水が地覆部4ないしは高欄
5の継目(隙間)から橋下へ洩れることを防止するため
である。
【0028】排水管17は、高位置側の透水性舗装2a
からコンクリート部8aを通って上記縦板11aの切欠
き21まで延びる高位置側排水管17aと、他方の縦板
11bの切欠き21からコンクリート部8bを通って低
位置側の透水性舗装2bまで延びる低位置側排水管17
bと、この両排水管17a,17bを連結する伸縮性排
水管17cとによって構成されている。高位置側の透水
性舗装2aとコンクリート部8aとの境界部には継目長
手方向(道路橋横断勾配の方向)に延びる横排水路構成
部材18,19が設けられている。
からコンクリート部8aを通って上記縦板11aの切欠
き21まで延びる高位置側排水管17aと、他方の縦板
11bの切欠き21からコンクリート部8bを通って低
位置側の透水性舗装2bまで延びる低位置側排水管17
bと、この両排水管17a,17bを連結する伸縮性排
水管17cとによって構成されている。高位置側の透水
性舗装2aとコンクリート部8aとの境界部には継目長
手方向(道路橋横断勾配の方向)に延びる横排水路構成
部材18,19が設けられている。
【0029】排水管17a,17bは金属製又は合成樹
脂製の角パイプによって形成されている。伸縮性排水管
17cは、ゴム又は可撓性を有する合成樹脂によって蛇
腹状に形成されたものであり、その両端部が排水管17
a,17bの端部に嵌められて固着している。
脂製の角パイプによって形成されている。伸縮性排水管
17cは、ゴム又は可撓性を有する合成樹脂によって蛇
腹状に形成されたものであり、その両端部が排水管17
a,17bの端部に嵌められて固着している。
【0030】排水管17a,17bは、図5に示すよう
に上面を路面に一致させてコンクリート部8a,8bに
埋設されている。高位置側排水管17aは、その上流端
が上記横排水路構成部材18に接続され、その下流端が
縦板11aの切欠き21に伸縮性排水管17cを介して
嵌められている。低位置側排水管17bは、その上流端
が縦板11bの切欠き21に伸縮性排水管17cを介し
て嵌められ、その下流端は低位置側透水性舗装2bに接
続されている。
に上面を路面に一致させてコンクリート部8a,8bに
埋設されている。高位置側排水管17aは、その上流端
が上記横排水路構成部材18に接続され、その下流端が
縦板11aの切欠き21に伸縮性排水管17cを介して
嵌められている。低位置側排水管17bは、その上流端
が縦板11bの切欠き21に伸縮性排水管17cを介し
て嵌められ、その下流端は低位置側透水性舗装2bに接
続されている。
【0031】横水路構成部材18,19については図7
に示されている。この両水路構成部材18,19は、板
状のものであって、互いに相手側へ突出した不連続の多
数の突起18a,19aを備えており、この突起を互い
に相手側へ当接している。そして、両構成部材18,1
9間の隙間が雨水を路頂側から路端側の上記縦排水管1
7aに導く横水路22を形成している。
に示されている。この両水路構成部材18,19は、板
状のものであって、互いに相手側へ突出した不連続の多
数の突起18a,19aを備えており、この突起を互い
に相手側へ当接している。そして、両構成部材18,1
9間の隙間が雨水を路頂側から路端側の上記縦排水管1
7aに導く横水路22を形成している。
【0032】コンクリート部8a側に配置された横水路
構成部材18にはアンカー23が設けられている。ま
た、この構成部材18の路端部に貫通孔24が形成され
ており、上記縦排水管17aはこの貫通孔24の部位で
該構成部材18に接続されているものである。従って、
横水路22から貫通孔24を介して縦排水管17aに雨
水が流入することになる。また、他方の横水路構成部材
19は、透水性舗装2aに接しているとともに、透水性
舗装2aから雨水を横水路22に導入するための多数の
微小孔25が全面にわたって形成されている。
構成部材18にはアンカー23が設けられている。ま
た、この構成部材18の路端部に貫通孔24が形成され
ており、上記縦排水管17aはこの貫通孔24の部位で
該構成部材18に接続されているものである。従って、
横水路22から貫通孔24を介して縦排水管17aに雨
水が流入することになる。また、他方の横水路構成部材
19は、透水性舗装2aに接しているとともに、透水性
舗装2aから雨水を横水路22に導入するための多数の
微小孔25が全面にわたって形成されている。
【0033】従って、降雨時において、縱断勾配の高位
置側の透水性舗装2aに降った雨水は該透水性舗装2a
に浸透する。しかし、当該道路橋に縱断勾配及び横断勾
配があるため、この雨水は床版コンクリート3の上を地
下水のようになって該透水性舗装2a内を伸縮継手1へ
向かって流れるとともに、路端側へも流れ、この透水性
舗装2aから横水路22に流入する。路頂側で横水路2
2に流入した雨水は、該横水路22を横断勾配によって
路端側に流れることになる。
置側の透水性舗装2aに降った雨水は該透水性舗装2a
に浸透する。しかし、当該道路橋に縱断勾配及び横断勾
配があるため、この雨水は床版コンクリート3の上を地
下水のようになって該透水性舗装2a内を伸縮継手1へ
向かって流れるとともに、路端側へも流れ、この透水性
舗装2aから横水路22に流入する。路頂側で横水路2
2に流入した雨水は、該横水路22を横断勾配によって
路端側に流れることになる。
【0034】上記横水路22に流入した雨水は、路端側
において高位置側排水管17aに流入し、この排水管1
7aから伸縮性排水管17cを経て低位置側排水管17
bに流入し、そこから低位置側の透水性舗装2bに流出
する。
において高位置側排水管17aに流入し、この排水管1
7aから伸縮性排水管17cを経て低位置側排水管17
bに流入し、そこから低位置側の透水性舗装2bに流出
する。
【0035】このため、上記コンクリート部8aが不透
水性であっても、高位置側の透水性舗装2aに浸透した
雨水がコンクリート部8aの手前で路面に滲み出ること
がなくなる。また、仮に透水性舗装2a内での雨水の路
端側への流れが悪い場合でも、透水性舗装2aから一旦
横水路22に流入し該横水路22を路端側に流れて縦排
水管17aに流入するため、上述の雨水の路面への滲み
出しは防がれる。
水性であっても、高位置側の透水性舗装2aに浸透した
雨水がコンクリート部8aの手前で路面に滲み出ること
がなくなる。また、仮に透水性舗装2a内での雨水の路
端側への流れが悪い場合でも、透水性舗装2aから一旦
横水路22に流入し該横水路22を路端側に流れて縦排
水管17aに流入するため、上述の雨水の路面への滲み
出しは防がれる。
【0036】そうして、上述の如く排水管17は縦板1
1a,11bの間のシール部材12aの上側を連続して
延びているから、つまり、伸縮溝16を貫通して連続的
に伸びているから、伸縮溝16の土砂又は充填材が排水
管17、特に低位置側の排水管17bに入ることがな
く、該排水管17の目詰まりが避けられる。また、シー
ル部材12,12aが水浸しになることが少なくなるた
め漏水防止に有利になり、シール部材12,12aの充
填材の流失が避けられる。
1a,11bの間のシール部材12aの上側を連続して
延びているから、つまり、伸縮溝16を貫通して連続的
に伸びているから、伸縮溝16の土砂又は充填材が排水
管17、特に低位置側の排水管17bに入ることがな
く、該排水管17の目詰まりが避けられる。また、シー
ル部材12,12aが水浸しになることが少なくなるた
め漏水防止に有利になり、シール部材12,12aの充
填材の流失が避けられる。
【0037】また、高位置側と低位置側の両排水管17
a,17bは伸縮溝16に配置した伸縮性排水管17c
によって連結されているから、道路橋の伸縮に応じて伸
縮し、耐久性が得られる。
a,17bは伸縮溝16に配置した伸縮性排水管17c
によって連結されているから、道路橋の伸縮に応じて伸
縮し、耐久性が得られる。
【0038】なお、伸縮性排水管17cとしては、図8
に示すように腹が外側に突出した蛇腹状のものであって
も、図9に示すように全体が外側へ突出したものであっ
てもよい。
に示すように腹が外側に突出した蛇腹状のものであって
も、図9に示すように全体が外側へ突出したものであっ
てもよい。
【0039】また、上記実施形態の排水管17はパイプ
状に形成されているが、上面が開口した溝形状のもので
あってもよい。
状に形成されているが、上面が開口した溝形状のもので
あってもよい。
【0040】図10乃至図12は他の実施形態を示し、
端部伸縮継手6の排水管17の構成が先の実施形態と異
なる。すなわち、この排水管17は、相対する縦板11
a,11bを連結する連結管31と、この連結管31を
貫通した導水管32とによって構成されている。連結管
31は、ゴム又は可撓性を有する合成樹脂によって蛇腹
状に形成された防水性を有する伸縮管であり、その両端
には外側へ張り出したフランジ31a,31aを有す
る。導水管32は、図10に示すように、金属線材を螺
旋状に巻いてなるコイル33に丸打組物による伸縮性を
有する円筒カバー34が外嵌めされたものである。
端部伸縮継手6の排水管17の構成が先の実施形態と異
なる。すなわち、この排水管17は、相対する縦板11
a,11bを連結する連結管31と、この連結管31を
貫通した導水管32とによって構成されている。連結管
31は、ゴム又は可撓性を有する合成樹脂によって蛇腹
状に形成された防水性を有する伸縮管であり、その両端
には外側へ張り出したフランジ31a,31aを有す
る。導水管32は、図10に示すように、金属線材を螺
旋状に巻いてなるコイル33に丸打組物による伸縮性を
有する円筒カバー34が外嵌めされたものである。
【0041】縦板11a,11bには上方へ開口した切
欠き21,21が橋軸方向に相対するように形成されて
いて、この切欠き21,21に上記連結管31が嵌めら
れ、その両端のフランジ31a,31aが両縦板11
a,11bの外側の面に当てられている。導水管32は
高位置側の透水性舗装2aより上記連結管31を通って
低位置側の透水性舗装2bに至るまで延びている。
欠き21,21が橋軸方向に相対するように形成されて
いて、この切欠き21,21に上記連結管31が嵌めら
れ、その両端のフランジ31a,31aが両縦板11
a,11bの外側の面に当てられている。導水管32は
高位置側の透水性舗装2aより上記連結管31を通って
低位置側の透水性舗装2bに至るまで延びている。
【0042】施工に際しては、連結管31を両縦板11
a,11bの切欠き21,21に嵌め、導水管32を連
結管31に通して高位置側と低位置側の両透水性舗装2
a,2b間に配置し、しかる後にコンクリート部8a,
8bを打設する。導水管32のコイル33にはカバー3
4が設けられているため、打設したコンクリートがコイ
ル33に流入することはなく、その導水機能は損なわれ
ない。
a,11bの切欠き21,21に嵌め、導水管32を連
結管31に通して高位置側と低位置側の両透水性舗装2
a,2b間に配置し、しかる後にコンクリート部8a,
8bを打設する。導水管32のコイル33にはカバー3
4が設けられているため、打設したコンクリートがコイ
ル33に流入することはなく、その導水機能は損なわれ
ない。
【0043】従って、高位置側の透水性舗装2aの雨水
は導水管32を伝って低位置側の透水性舗装2bへと流
れることになり、先の実施形態と同様の作用効果が得ら
れる。また、連結管31は道路橋の伸縮に応じて伸縮
し、導水管32も両縦板11a,11bの部位が伸縮す
る。また、本実施形態では連結管31と導水管32とを
結合する必要がなく、施工が容易である。
は導水管32を伝って低位置側の透水性舗装2bへと流
れることになり、先の実施形態と同様の作用効果が得ら
れる。また、連結管31は道路橋の伸縮に応じて伸縮
し、導水管32も両縦板11a,11bの部位が伸縮す
る。また、本実施形態では連結管31と導水管32とを
結合する必要がなく、施工が容易である。
【0044】なお、上記各実施形態では端部伸縮継手6
の両側に後打ちコンクリート8a,8bが打設されてい
るが、端部伸縮継手6の両縦板11a,11bの背面ま
で透水性舗装2a,2bを延設してもよい。その場合、
排水管17は一方の縦板11aから他方の縦板11bに
わたるだけの短いものにすることができる。
の両側に後打ちコンクリート8a,8bが打設されてい
るが、端部伸縮継手6の両縦板11a,11bの背面ま
で透水性舗装2a,2bを延設してもよい。その場合、
排水管17は一方の縦板11aから他方の縦板11bに
わたるだけの短いものにすることができる。
【0045】また、排水管17は、その上流側の端部を
透水性舗装2a内に突出させてもよく、また、下流側の
端部を同様に透水性舗装2b内に突出させてもよい。
透水性舗装2a内に突出させてもよく、また、下流側の
端部を同様に透水性舗装2b内に突出させてもよい。
【0046】また、縦板11a,11bに切欠き21,
21に代えて貫通孔を形成し、排水管17を貫通孔に通
すようにしてもよい。
21に代えて貫通孔を形成し、排水管17を貫通孔に通
すようにしてもよい。
【図1】高架道路橋のランプ部を示す斜視図。
【図2】道路橋の断面図。
【図3】本発明の実施形態に係る道路橋排水施設の平面
図。
図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】図3のB−B線断面図。
【図6】同実施形態の縦板の端部の正面図。
【図7】同実施形態の端部伸縮継手の一部を示す分解斜
視図。
視図。
【図8】本発明に係る排水管の他の例を示す断面図。
【図9】本発明に係る排水管のさらに他の例を示す断面
図。
図。
【図10】本発明の他の実施形態に係る排水構造を示す
分解斜視図。
分解斜視図。
【図11】同排水構造の平面図。
【図12】同排水構造の断面図。
1 道路橋伸縮装置 2a,2b 透水性舗装 3 床版コンクリート 4 地覆部 5 高欄 6 端部伸縮継手 7 車道部伸縮継手 8a,8b コンクリート部 11 波板 11a,11b 縦板 12,12a シール部材 16 伸縮溝 17 排水管 17a 高位置側排水管 17b 低位置側排水管 17c 伸縮性排水管 18,19 横排水路構成部材 21 切欠き 31 連結管 32 導水管
Claims (3)
- 【請求項1】 道路橋継目部に不透水性の伸縮継手が設
置され、該伸縮継手を挾む道路橋縱断勾配の高位置側と
低位置側の道路面のうち少なくとも高位置側の道路面が
透水性舗装によって形成されている道路橋の排水構造で
あって、 上記伸縮継手は、各々継目長手方向に延び道路橋の伸縮
を許容する遊隙を存して相対する一対の縦板と、この両
縦板間に設けられ道路橋下への水漏れを阻止するシール
部材とを備え、 上記両縦板の各々の上部に上方に開口した切欠き又は貫
通孔が互いに橋軸方向に相対するように形成され、 上記遊隙を横切って上記高位置側の透水性舗装から低位
置側の道路に至るまで連続して延び該高位置側の透水性
舗装から低位置側の道路に排水をする水路構成部材が上
記両縦板の相対する切欠き又は貫通孔に嵌められ、 上記シール部材が上記水路構成部材の下側を通って継目
長手方向に延びていることを特徴とする道路橋の排水構
造。 - 【請求項2】 道路橋継目部を挾む道路橋縱断勾配の高
位置側と低位置側の道路面のうち少なくとも高位置側の
道路面が透水性舗装によって形成されている道路橋継目
部に構築される道路橋伸縮継手であって、 各々継目長手方向に延び、道路橋の伸縮を許容する遊隙
を存して相対し、且つ各々の上部に上方に開口した切欠
き又は貫通孔が互いに橋軸方向に相対するように形成さ
れた一対の縦板と、 上記道路橋下への水漏れを阻止するように上記両縦板間
に設けられたシール部材と、 上記両縦板の切欠き又は貫通孔に嵌められ、上記シール
部材の上側を通って一方の縦板から他方の縦板にわたっ
て連続して延び、上記高位置側の透水性舗装から低位置
側の道路に排水をする水路構成部材とを備えていること
を特徴とする道路橋伸縮継手。 - 【請求項3】 請求項2に記載されている道路橋伸縮継
手において、 上記水路構成部材は、上記高位置側の縦板の切欠き又は
貫通孔に端部が嵌められる排水管と、上記低位置側の縦
板の切欠き又は貫通孔に端部が嵌められる排水管と、こ
の両排水管を連結する橋軸方向に伸縮自在の排水管とに
よって形成されていることを特徴とする道路橋伸縮継
手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30410499A JP2001123417A (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 道路橋の排水構造及び道路橋伸縮継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30410499A JP2001123417A (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 道路橋の排水構造及び道路橋伸縮継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001123417A true JP2001123417A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17929089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30410499A Pending JP2001123417A (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 道路橋の排水構造及び道路橋伸縮継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001123417A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100869551B1 (ko) | 2008-08-26 | 2008-12-02 | 김종길 | 교량 신축이음구간 빗물받이 |
CN111236454A (zh) * | 2020-03-16 | 2020-06-05 | 中建四局第一建筑工程有限公司 | 一种建筑伸缩缝防渗漏排水装置 |
KR102186237B1 (ko) * | 2020-03-04 | 2020-12-03 | 김태호 | 유도배수관을 이용한 신축이음장치 |
KR20210112198A (ko) * | 2020-03-04 | 2021-09-14 | 김태호 | 유도배수관을 이용한 신축이음장치의 시공방법 |
CN113622293A (zh) * | 2021-07-30 | 2021-11-09 | 中铁十九局集团第五工程有限公司 | 桥梁伸缩缝排水系统及其安装方法 |
-
1999
- 1999-10-26 JP JP30410499A patent/JP2001123417A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100869551B1 (ko) | 2008-08-26 | 2008-12-02 | 김종길 | 교량 신축이음구간 빗물받이 |
KR102186237B1 (ko) * | 2020-03-04 | 2020-12-03 | 김태호 | 유도배수관을 이용한 신축이음장치 |
KR20210112198A (ko) * | 2020-03-04 | 2021-09-14 | 김태호 | 유도배수관을 이용한 신축이음장치의 시공방법 |
KR102321972B1 (ko) * | 2020-03-04 | 2021-11-08 | 김태호 | 유도배수관을 이용한 신축이음장치의 시공방법 |
CN111236454A (zh) * | 2020-03-16 | 2020-06-05 | 中建四局第一建筑工程有限公司 | 一种建筑伸缩缝防渗漏排水装置 |
CN113622293A (zh) * | 2021-07-30 | 2021-11-09 | 中铁十九局集团第五工程有限公司 | 桥梁伸缩缝排水系统及其安装方法 |
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