JP2001236537A - 移動体の運行管理方法、システム及びその構成装置 - Google Patents

移動体の運行管理方法、システム及びその構成装置

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JP2001236537A
JP2001236537A JP2000043633A JP2000043633A JP2001236537A JP 2001236537 A JP2001236537 A JP 2001236537A JP 2000043633 A JP2000043633 A JP 2000043633A JP 2000043633 A JP2000043633 A JP 2000043633A JP 2001236537 A JP2001236537 A JP 2001236537A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計測対象である移動体の挙動、及び、この移
動体を操作する運転者の操作傾向を適切に解析するため
に必要な計測データを各種条件に従って記録媒体に書き
込む。 【解決手段】 制御部13aは、センサ部11から送ら
れる計測データをバッファ13bに順次展開する。展開
された計測データが書き込み条件を満足した場合、バッ
ファ13bに展開された計測データが一般挙動を示すデ
ータとしてメモリカード20に書き込まれる。書き込み
処理は、終了条件が満足されるまで維持される。制御部
13は、所定の条件をトリガとして、特定挙動に関連す
る計測データを書き込むための割り込み処理を実行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばICチッ
プ搭載カードやメモリカード等の記録媒体に、車両のよ
うな移動体の運行状況に関するデータを記録し、この記
録されたデータをもとにその車両の挙動や運転者の運転
傾向等を詳細に解析して、運行状況を適切に管理するこ
とができる運行管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】車両等の挙動特徴をセンサで計測し、こ
のセンサで計測した計測データを記録媒体に書き込むデ
ータレコーダが知られている。データレコーダは、車両
の所定箇所に取り付けられ、計測終了後にその車両から
取り出されるようになっている。取り出された記録媒体
に書き込まれた計測データは、解析装置で解析され、危
険な運転操作の検出等に用いられる。
【0003】このようなデータレコーダに計測データを
書き込む手法として、従来、以下の2つの方式がある。
第1の方式は、所定の条件を満たす挙動(以下、このよ
うな挙動を「イベント」と称する)が検出されたとき
に、そのイベントが発生した時点から予め設定された時
間経過までの間の計測データを記録媒体に書き込む。イ
ベントの発生は、例えば、計測データが予め定められた
値(閾値)を超えるか否かによって判定される。第2の
方式は、計測データを随時サンプリングし、サンプリン
グ結果をある時間単位で随時バッファに展開(一時的な
記録の意、以下同じ)する。イベントの発生が検出され
ると、バッファヘのデータ展開を予め定められた時間だ
け継続させた後、バッファ内のすべての計測データを記
憶媒体に書き込む。第1の方式では、イベント発生以降
の計測データが記録媒体に書き込まれ、第2の方式で
は、イベント発生前後の計測データが記録媒体に書き込
まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の第1又は第2の
方式では、交通事故時の挙動や交通事故を引き起こす可
能性のある危険な挙動がイベントとしてデータレコーダ
の記録媒体に書き込まれることになる。しかし、データ
レコーダの利用形態は、必ずしも交通事故時や交通事故
を引き起こす可能性があった場合の解析用に止まるもの
ではない。運転者の運転傾向等を事前に把握するために
利用することも、データレコーダの重要な利用形態の一
つである。このような利用形態を実現するためには、第
1又は第2の方式で書き込まれた計測データでは不十分
であり、力ーブの旋回時や停止時、ブレーキを踏んだ
時、バックギアに入れた時等、通常の挙動に関する計測
データを記録媒体に書き込み、これを解析することが、
適切な運行管理を行う上で好ましい。言い換えると、日
常的な運転中の挙動を詳細に追っていく、いわゆる
「定点観測」を行うことが望ましい。一方、定点観測の
みを重視すると、危険な挙動を正確に観測できなくなる
おそれがある。
【0005】この発明は、移動体の挙動やこの移動体の
操作傾向を適切に解析するうえで必要なすべての計測デ
ータを効率的に書き込んで適切な運行管理を行うことが
できる運行管理方法及びシステムを提供することを主た
る課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の運行管理方法は、管理対象となる移動体に、この移
動体の運行状況を計測するセンサ、バッファ及び不揮発
性の記録媒体を有するデータレコーダを装着し、前記移
動体の移動に伴って前記センサから出力される計測デー
タを前記バッファにエンドレスに展開するとともに、前
記バッファに展開されている計測データのうち定点観測
用の一般挙動の特徴に適合する第1データを所定の終了
条件を満たすまで前記記録媒体の第1記録領域に書き込
み、一般挙動から逸脱した特定挙動の特徴に適合する第
2データを所定の終了条件を満たすまで前記記録媒体の
第2記録領域に書き込む処理を、前記記録媒体への書き
込みが許容される範囲で繰り返し、これにより前記記録
媒体に書き込まれたデータを用いて前記移動体の運行状
況を解析することを特徴とする。
【0007】移動体が車両である場合、「一般挙動」
は、日常運転における交差点での旋回時、交差点での停
止時、ブレーキ操作時、バックギア操作時の挙動等が含
まれる。このような挙動の特徴に適合する第1データ
は、例えば車両の発進、停止、旋回、加速、減速の際に
発生する、第1閾値以上第2閾値以下の加速度データ、
角速度データ、速度を表すデータの少なくとも一つ又は
これらの所定の組合せである。また、「特定挙動」は、
車両が事故を引き起こしたり事故に巻き込まれたときの
挙動や事故を引き起こす可能性のある挙動が含まれる。
このような挙動の特徴に適合する第2データは、例えば
所定時間内に第2閾値を超える加速度データ、角速度デ
ータ、速度を表すデータの少なくとも一つ又はこれらの
所定の組合せである。なお、一般挙動の特徴及び特定挙
動の特徴との適合の有無に代えて、又は適合の有無と共
に、車両の所定の操作要因と時間情報の少なくとも一方
を前記書き込みの条件とすることもできる。
【0008】本発明は、また、上記課題を解決する運行
管理システムの構成装置となる改良されたデータレコー
ダを提供する。本発明のデータレコーダは、計測対象と
なる移動体の運行状況を計測するセンサと、バッファ
と、所定の不揮発性の記録媒体を離脱自在に装着する媒
体装着機構と、前記センサ、バッファ及び前記装着機構
に装着された記録媒体の動作を制御する制御装置とを備
える。制御装置は、移動体の移動に伴って前記センサか
ら出力される計測データを前記バッファにエンドレスに
展開するデータ展開手段と、予め定めた定点観測用の一
般挙動の特徴を表す一般挙動条件、一般挙動から逸脱し
た特定挙動の特徴を表す特定挙動条件及び所定の終了条
件と前記バッファに展開されている計測データとを比較
して前記一般挙動条件を満たす計測データを第1デー
タ、前記特定挙動条件を満たす計測データを第2データ
として出力するとともに、前記終了条件を満たすかどう
かを判定する判定手段と、前記第1データを前記終了条
件を満たすまで前記記録媒体の第1記録領域に書き込
み、前記第2データを前記終了条件を満たすまで前記記
録媒体の第2記録領域に書き込むデータ書込手段とを有
するものである。
【0009】バッファは、前記計測データの書き込み位
置を示すポインタが最終位置の次に最初の位置に戻るリ
ングバッファである。装着される記録媒体は、第1記録
領域、第2記録領域及び前記データレコーダで計測され
たデータを書き込むための条件が記録された半導体メモ
リを有し、前記データレコーダが取り付けられる移動体
及びその操作者を特定可能な情報によって個性化されて
いる記録媒体である。好ましくは、PCMCIA規格に
準じた形状及び機構を有するメモリカードを用いる。上
記の半導体メモリとデータ記録残量検出機能を有するIC
(Integrated Circuit)チップとをカード状媒体に搭載
したカードを用いても良い。
【0010】センサは、複数の計器から構成される。通
常、これらの計器は、異なる軸線上に配されるため、複
数の計器による計測データが同時に一般挙動又は特定挙
動の特徴に適合するようになるのは、稀である。この点
に着目して、データ展開手段は、複数の計器による計測
データが同時に前記一般挙動又は特定挙動の特徴に適合
した場合にその計測データをノイズとしてキャンセルす
るように構成する。
【0011】前記判定手段は、一般挙動の特徴及び特定
挙動の特徴の少なくとも一方を所定データの時系列な変
化パターンとして保持し、バッファに展開されている計
測データを前記変化パターンと比較することで前記記録
媒体への書き込み条件を判定するように構成すること
が、処理の効率化を図る上で好ましい。
【0012】前記データ書込手段は、前記第1データに
ついては第1周波数でサンプリングして前記記録媒体の
第1記録領域に書き込み、前記第2データについては前
記第1周波数よりも高い周波数の第2周波数でサンプリ
ングして前記記録媒体の第2記録領域に書き込むように
する。このようにすれば、第2データの内容がより詳細
に書き込まれるので、この第2データの内容を正確に把
握することができる。
【0013】セキュリティ性を確保する観点からは、前
記データ書込手段を、バッファに展開されている計測デ
ータを書込対象となる記録媒体固有の鍵情報で暗号化
し、暗号化されたデータを当該記録媒体に書き込むよう
に構成する。
【0014】以上は、計測データのみを書き込む場合の
構成例であるが、移動体の運行状況を撮影する撮像装置
をさらに備えるようにしても良い。この場合、前記デー
タ書込手段は、第1データ又は第2データを前記記録媒
体に書き込むときに前記撮影装置で撮影された画像デー
タを当該第1データ又は第2データと時間軸上でリンク
させて書き込むように構成する。このようにすれば、挙
動発生時の様子を視覚的に把握できるようになり、解析
結果がより正確になる。
【0015】本発明が提供する運行管理システムは、上
記のデータレコーダ、記録媒体のほか、この記録媒体を
離脱自在に装着する媒体装着機構を有する運行管理支援
装置とを具備するシステムである。運行管理支援装置
は、前記データレコーダによって前記記録媒体の第1記
録領域及び第2記録領域に書き込まれたデータを読み出
し、読み出されたこれらのデータに従って前記移動体の
一般挙動の内容と前記特定挙動の内容とを特定するデー
タ解析手段と、このデータ解析手段によって特定された
挙動の内容を視認可能な形態で出力する出力手段とを有
するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した運行管理
システムの実施の形態を説明する。図1は、この運行管
理システムの全体構成図である。この実施形態では、管
理対象となる移動体が、一般車両であるものとして説明
する。但し、移動体は、航空機や鉄道等にも同様に適用
が可能なものである。
【0017】運行管理システム1は、本発明のデータレ
コーダ10と、このデータレコーダ10に離脱自在に装
着されるメモリカード20と、メモリカード20の媒体
装着機構を有する運行管理支援装置30とを有してい
る。データレコーダ10は、車両の所定位置に取り付け
られる。メモリカード20は、車両の運行状況を表すデ
ータを記録するために使用される。運行管理支援装置3
0は、メモリ力ード20に記録されたデータを読み出
し、車両の挙動やその運転傾向を判定するための判定用
情報を生成する。以下、これらの具体的な構成例を説明
する。
【0018】<データレコーダ>データレコーダ10
は、センサ部11、カード収容機構12、レコーダ部1
3により構成される。センサ部11は、角速度計111
x,111y,111z、加速度計112x,112
y,112z、GPS(Global Positioning System)レシ
ーバ113、パルス取得機構114を有する。角速度計
111x,111y,111zは、データレコーダ10
を搭載する車両における三次元軸線回りの角速度(ロー
ルレート、ピッチレート、ヨーレート)をそれぞれ計測
する。計測されたデータを角速度データとする。加速度
計112x,112y,112zは、車両の前後、左
右、及び上下方向の加速度(アクセル加速度、ブレーキ
加速度、旋回加速度、上下加速度等)を計測する。計測
されたデータを加速度データとする。GPSレシーバ1
13は、車両の現在の緯度・経度・速度・方位・時刻等
を表すGPSデータを受信する。パルス取得機構114
は、車両計器等から車速パルスを取得する。センサ部1
1において計測されるデータのうち、角速度データ、加
速度データ、及び車速を表すデータは、運転者の運転性
傾向を評価する上で重要な挙動特徴を表すデータであ
る。センサ部11は、GPSデータと車速パルスとを適
宜切り換えて出力できるように構成されている。すなわ
ち、速度及び走行距離については、車速パルスを取得し
ている場合にはこれが用いられ、取得していない場合に
はGPSデータが用いられる。
【0019】なお、センサ部11には、必ずしも上述し
た計測機器のすべてを搭載する必要はなく、適宜変更す
ることができる。例えば、後述する運行管理支援装置3
0による解析処理内容によれば、必ずしも3軸ジャイロ
(角速度計111x,111y,111z)及び加速度
計は必要ではなく、以下の組合せパターンによって実現
するようにしても良い。 (1)前後・横加速度計及び方位ジャイロ 前後加速度:アクセル、ブレーキの解析 横加速度 :旋回時の横加速度 方位ジャイロ:ハンドル操作の解析 (2)前後・横加速度計 (3)横加速度計及び車速パルス 車速パルス:車速パルスを微分して前後加速度の利用
【0020】この実施形態におけるセンサ部11からレ
コーダ部13に送られる計測データには、以下のものが
挙げられる。 (1)車両の回転のピッチ、ロール、ヨーの角軸の角速
度。 (2)前後、横、上下で発生する加速度。 (3)位置、時間情報。 (4)ハンドル角(ハンドル操作の挙動) (5)その他、ウインカ、ブレーキ、バックギア操作に
応じた情報
【0021】カード収容機構12は、メモリカード20
を離脱自在に収容してレコーダ部13との間のデータ読
出やデータ書込を支援する。
【0022】レコーダ部13は、制御部13aと、揮発
性メモリであるバッファ13bとにより構成される。バ
ッファ13bの容量は、特定挙動のうち、特に交通事故
の発生前後一定時間の計測データを展開できる容量とす
る。制御部13aは、CPU(Central Processing Uni
t)とRAM(Randam Access Memory)、ROM(Read
Only Memory)から構成される。CPUがROMに記憶
されているプログラムを読み込んでRAMに展開しなが
ら実行することにより、データ展開部131、判定部1
32、データ書き込み部133の各機能が実現される。
データ展開部131は、センサ部11から送られたアナ
ログの計測データをディジタル形式の計測データに変換
して(サンプリングして)バッファ13bにエンドレス
に展開する。レコーダ部13にA/D(Analog/Digital)
コンバータを設け、これを用いてデータ変換を行うよう
に構成しても良い。データ展開部131は、また、バッ
ファ13bに展開されている計測データのうち、角速度
データのオフセット成分及びドリフト成分の除去処理を
行う。更に、角速度データ及び加速度データから成る自
律データ(慣性データと呼ばれる場合もある)とGPS
データとのマッチング処理を行う。つまり、GPSデー
タは、自律データに対して2秒程度の遅れがあるので、
2秒前の自律データとマッチング処理される。これによ
り、分析処理時の精度を高めることができる。
【0023】判定部132は、バッファ13bに展開さ
れている計測データが一般挙動の特徴に適合するか否か
の判一般挙動の特徴に適合する計測データ(第1データ
の書き込みを終了させるための一般終了条件を満足した
か否かの判定、バッファ13bに展開された計測データ
が特定挙動の特徴に適合するか否かの判定、特定挙動の
特徴に適合する計測データ(第2データ)の書き込みを
終了させるための特定終了条件を満足したか否かの判定
等の各種判定処理を行う。判定処理に用いる各種条件
は、通常は、メモリカード20に記録されるようになっ
ているが、レコーダ部13の図示しない管理領域に、予
めテーブル形式で用意しておくことも可能である。な
お、各条件は、任意に書き換え可能なものである。
【0024】データ書き込み部133は、判定部132
による判定結果に従って、バッファ13bに展開された
計測データの中から第1データ、第2データに該当する
ものを、それぞれカード収容機構12に収容されている
メモリカード20に書き込むものである。
【0025】<メモリカード>メモリカード20は、半
導体メモリをカード媒体に搭載したものである。半導体
メモリには、上記の第1データを書き込むための第1記
録領域と、上記の第2データを書き込むための第2記録
領域と、カード自体を識別するカード番号、車両及びそ
の運転者を識別するための識別データ、上記の各種条件
を更新自在に書き込むための管理領域が形成されてい
る。各識別データは、メモリカード20の外表面に印刷
等によって形成するようにしても良い。このような識別
データによって、メモリカード20は、特定の車両用、
特定の運転者用として個性化されるようになっている。
【0026】メモリカード20の形状及び機構は、デー
タレコーダ10のカード収容機構12に離脱自在に装着
される形状及び機構であるが、好ましくは、運行管理支
援装置30を汎用のコンピュータシステムで構成するこ
とを考慮して、PCMCIA規格に準じた形状及び機構
(タイプII又はタイプIII)を有するメモリカードとす
る。半導体メモリは不揮発性メモリであるが、EEPR
OM(Electrically Erasable and Programmable Read
Only Memory)のようなフラッシュメモリであっても良
い。
【0027】<運行管理支援装置>運行管理支援装置3
0は、CPU、RAM、ROM、ディスクドライブ装
置、外部記憶装置、カード媒体装着機構、LCD(Liqu
id Crysta1 Display)やCRT(Cathode-Ray Tube)等
の表示装置及びプリンタを有し、BIOS(Basic lnpu
t/Output system)やOS(OperatingSystem)等の制御
プログラムと、外部記憶装置又はディスクドライブ装置
に装着されたディスク内のプログラムによって動作する
コンピュータシステムによって実現される。
【0028】上記の各プログラムの実行によって、運行
管理支援装置30には、データレコーダ10によってメ
モリカード20に書き込まれたデータを読み出し、読み
出されたこれらのデータに従って車両の一般挙動の内容
と特定挙動の内容とを特定するデータ解析部と、特定さ
れた各挙動の内容を上記の表示装置やプリンタに出力出
力制御部とが形成される。一般挙動の解析では、車両の
運転者の操作傾向を把握するための詳細な解析処理が行
われる。特定挙動の解析では、交通事故の原因解明や状
況把握のための解析処理、どのような危険挙動であった
か等の解析処理が行われる。なお、データ解析部は、統
計機能を有しており、一般挙動の場合は、読み出された
計測データを統計した解析の結果を出力できるようにな
っている。
【0029】<運用形態>次に、上記のように構成され
る運行管理システムの運用形態を説明する。 1.メモリカード装着 まず、運転者によって、データレコーダ10にメモリカ
ード20が装着される。データレコーダ10の制御部1
3aはこのメモリカード20が正常に動作するか否か
を、例えばフォーマット時に管理領域に記録されている
カード番号、運転者の識別コード、車両の識別コード等
を読みとれたかどうかで確認する。読み取れない場合
は、挿入されたメモリカード20が異常なものと判定
し、これを運転者などに通知する。メモリカード20へ
のリード/ライト試験を行い、その結果で正常/異常を
判定することもできる。つまり、カード装着確認後、そ
のメモリカード20の特定領域に試験データを書き込ん
だ後(リード)、その試験データを読み込み(ライ
ト)、両データの同一性を確認できれば正常と判定す
る。正常の場合は、ブザー等によって正常動作可能の通
知を行う。
【0030】2.データ展開 メモリカード20が装着され、データレコーダ10が正
常動作可能になった時点でセンサ部11による計測を開
始する。センサ部11からの計測データは、レコーダ部
13に送られる。レコーダ部13は、データ展開部13
1で、計測データをバッファ13bに展開する。本実施
形態では、バッファ13bを「リングバッファ」として
機能させ、データ展開部131で、計測データをエンド
レスに展開する。図2は、リングバッファの概要、図3
はデータ展開部131によるポインタ処理手順図であ
る。図中、「PS」は、バッファ13bにおける始めの
メモリセルのポインタ(番号)、「PE」は、リングバ
ッファの最後のメモリセルのポインタ、「Pn」は、現
在書き込みまたは読み込みするメモリセルのポインタを
示す。データ展開部131は、ポインタPnの示すメモ
リセルに計測データを書き込み(ステップS101)、
このポインタPnを「1」だけインクリメントしていく
(ステップS102)。インクリメントの度にポインタ
Pnの示すメモリセルが最終のメモリセルか否かを判定
し、最終のメモリセルであればポインタPnを最初のメ
モリセルに再セットする(ステップS103:YES、S
104)。ポインタPnの示すメモリセルが最終のメモ
リセルではない場合は、ステップS501の処理に戻る
(ステップS103:NO、S101)。 このようにし
て、計測データのエンドレスな展開を可能にする。
【0031】3.メモリカードヘのデータ書き込み 計測データがバッファ13bに展開されると、データレ
コーダ10は、一般挙動、特定挙動を検知し、それぞれ
の挙動の特徴に適合するデータ(第1データ/第2デー
タ)を逐次、メモリカード20(第1記録領域/第2記
録領域)に書き込んでいく。まず、図4を参照して、第
1データの書き込処理の手順を説明する。データ展開部
131によって、計測データがバッファ13bにエンド
レスに展開されることは前述のとおりである(ステップ
S201、S202)。判定部132は、バッファ13
bに展開されている計測データを常時参照し、それが書
き込み対象となる第1データか否かを判定する(ステッ
プS203)。第1データでない場合、つまり書き込み
条件を満足しない場合は(ステップS203:NO)、そ
の旨をデータ書き込み部133に通知する。これにより
データ書き込み部133は、書き込み処理をパスする。
第1データに該当する場合、つまり書き込み条件を満足
した場合は(ステップS203:YES)、その旨をデー
タ書き込み部133に通知する。これによりデータ書き
込み部133は、メモリカード20の第1記録領域への
書き込みを開始する(ステップS204)。
【0032】判定部132は、また、データ書き込み中
にそれを終了させるための条件(一般終了条件)をも判
定しており(ステップS205)、一般終了条件を満足
していない場合(ステップS205:NO)、第1データ
の書き込みが継続される。一般終了条件を満足した場合
は(ステップS205:YES)、その旨をデータ書き込み
部133に通知する。これにより、データ書き込み部1
33は、メモリカード20に対する第1データの書き込
みを終了させる(ステップS206)。以上の処理を、
データレコーダ10の電源断、メモリカード20の排
出、あるいはメモリカード20の書込可能容量に達する
まで繰り返す。
【0033】次に、第2データの書き込み処理の手順を
図5を参照して説明する。第2データの書き込みは、第
1データの書き込み処理中(図4参照)に、割込処理と
して実行される。判定部132は、バッファ13bに展
開されている計測データが第2データに該当するかどう
か、つまり、特定挙動が発生したか否かを判定する(ス
テップS301)。特定挙動が発生したと判定された場
合は(ステップS301:YES)、その旨をデータ書き
込み部133に通知する。これにより、データ書き込み
部133は、バッファ13bに展開されている計測デー
タを第2データとしてメモリカード20の第2記録領域
へ書き込む(ステップS302)。また、第2データの
書き込みを終了させるための条件(特定終了条件)を満
足するか否かを判定し(ステップS303)、満足する
場合は、その旨をデータ書き込み部133に通知する。
これにより、データ書き込み部133は、第2データの
書き込みを終了させる(ステップS303:YES、S3
04)。第2データの書き込み終了後、または、特定挙
動が発生していないと判定された場合(ステップS30
1:NO)は、再び一般挙動の計測処理に戻る。
【0034】なお、特定挙動が発生したときは、その前
後の計測データの状況の解析が重要となる場合がある。
そのため、バッファ13bの書込可能容量は、特定挙動
が発生した前後の計測データを十分に確保できるだけの
容量になっている。前述のように、バッファ13bには
エンドレスに計測データが展開されるので、最新データ
が常にバッファ13b内に残る。特定挙動が発生した後
は、通常は発生時点以降の計測データのみが第2データ
としてバッファ13bからメモリカード20の第2記録
領域に書き込まれる。もしも特定挙動発生時点以前に一
般挙動に適合する計測データがあれば、それが第1デー
タとしてメモリカード20の第1記録領域に書き込まれ
ているため、特定挙動との因果関係を解析することは容
易である。しかし、バッファ13bには特定挙動発生時
点以前の計測データがそのまま残っているため、これを
設定によって、すべてメモリカード20の第2記録領域
に転送して書き込むようにすることも可能である。この
場合は、バッファ13b内のすべてのデータであること
を識別できる識別データを付加することが便利である。
【0035】4.運行状況解析 運行状況解析を行うときは、運転者がデータレコーダ1
0からメモリカード20を離脱し、これを運行管理支援
装置30の媒体装着機構に装着する。運行管理支援装置
30は、メモリカード20に書き込まれた第1データ及
び第2データを読み取り、第1データについては所要の
統計処理後、メモリカード20に記録されている運転者
用の操作傾向を把握するための解析処理を行う。第2デ
ータについては、特定挙動の原因解明や状況把握のため
の解析処理、どのような挙動であったか等の解析処理を
行う。解析結果は表示装置に表示し、必要に応じてプリ
ンタから印字出力する。上記の解析によって明らかにな
るものとして、アクセル、ブレーキ操作、ハンドル操
作、車両旋回時の遠心力・横加速度・ロール角、車両速
度、一般挙動及び特定挙動の発生位置(緯度、経度)・
発生時間ないし継続時間等が挙げられる。
【0036】<各種条件の設定>運行管理システムにお
いて、上述の各種条件の内容をどのように設定するか
は、運行状況解析を適切に行う上で極めて重要である。
そこで、本実施形態において設定可能な各種条件につい
て、以下、詳細に説明する。
【0037】[第1データの書き込み開始条件:一般挙
動用]この条件は、定点観測用の一般挙動の特徴に適合
するかどうか、あるいは、車両に対する運転者の操作要
因が予め定めたものかどうか、あるいは予め定めた時刻
かどうかである。この条件を満たす計測データが第1デ
ータであり、車両の発進、停止、旋回、加速、減速の際
に発生する、加速度データ、角速度データ、速度を表す
データの少なくとも一つ又はこれらの所定の組合せとな
る。
【0038】(1−1)第1閾値以上 通常の運転操作中の加速度が第1閾値(図中、点線)以
上になった場合を書き込み開始の条件とする。例えば、
アクセル、ブレーキのデータ解析結果の一例を示した図
6において、矢印で示したポイントP1が、第1データ
として書き込みを開始するタイミングとなる。この場
合、加速度計から得られるアクセル、ブレーキの際の加
速度や、ジャイロから計測される旋回の角速度のデータ
のうち第1閾値を越える部分が第1データとしてメモリ
カード20の第1記録領域に書き込まれる。これによ
り、運行管理支援装置30で、書き込みの契機となった
一般挙動を中心に運転操作傾向を解析することが可能に
なる。なお、第2閾値(図示省略)を超えた場合は第2
データとなる。
【0039】(1−2)運転操作と車両の挙動との関連
を考慮した条件 車両が停止するためのブレーキ操作や高速走行時のハン
ドル操作等、運転操作とそのときの車両の挙動との関連
性を設定し、この設定内容に適合することを書き込み開
始の条件とする。この条件の意味を図7を参照して説明
する。図7(a)は、ブレーキ操作時の車両の走行速度
(km/h)の変化を示した図(車速パルス、GPSに
よる)、図7(b)は、同じブレーキ操作時の加速度
(G)の変化を示した図(加速度計による)である。速
度と加速度を例に挙げたのは、同じブレーキ操作により
生じる加速度であっても、40km/hの低速走行時の
0.2Gと、100km/hの高速走行時の0.2Gと
では、危険度の観点からは、全く異なるためである。ブ
レーキ操作であれば、通常は、走行速度10km/h以
下であって、且つ0.2G以上の加速度が発生する程度
を書き込み開始の条件とする。この条件を満たすのが、
図7(a)のポイントP2及び図7(b)のポイントP
3である。
【0040】(1−3)複合挙動を捉える条件1(ブレ
ーキ/アクセル) 車両の走行速度や加速度のような単独挙動に着目した条
件だけでなく、複合挙動の組合せに基づく条件設定も可
能である。例えば、ある走行速度のときのブレーキ/ア
クセル操作時の加速度を定量化し、停止時のブレーキの
大きさと走行速度から「停止・減速する場合に、どの位
の速度のときにどの位の加速度となるようにブレーキが
踏まれるのか」を表す指標とした条件を設定することが
できる。
【0041】具体的には、車両の走行速度をV、前進加
速度をax、方位角速度をωとし、Pvx=V×axの
演算を行うことで、ある走行速度のときのブレーキ・ア
クセル操作時の前進加速度を定量化することができる。
また、V×ωの演算により、旋回動作時に発生する横加
速度(遠心力)ayを定量化することができる。さら
に、Pvxy=V×(ax*ax+ay*ay)の1/
2乗(ルート演算)を演算することにより、旋回時に発
生する遠心力なども含めて速度との関連を定量化した値
と用することができる。(ax*ax+ay*ay)の
1/2乗は、アクセル・ブレーキと旋回時加速度とを合
成したベクトル成分であり、車両にかかるすべての加速
度を定量化したものである。このようにして定量化され
る値Pvx,Pvxyが、それぞれ所定の値以上の場合
を書き込み開始の条件とすることができる。実際の数値
で検証すると、例えば100km/h走行で、0.1G
以上の挙動を一般挙動として捉える条件とした場合、1
00×0.1=10.0、つまりPvxが10.0以上
の時が、第1データとしての書き込み開始の条件とな
る。
【0042】(1−4)複合挙動を捉える条件2(交差
点でのカーブ走行) 交差点において車両が右折または左折をするカーブ走行
の検出時点を書き込み開始の条件とすることができる。
図8は、この場合の判定処理手順図である。まず、セン
サ部11のジャイロによって角速度が計測される(ステ
ップS401)。この計測データは、100秒程度の時
定数のハイパスフィルタでDC成分(直流成分)がカッ
トされた後(ステップS402)、挙動抽出が可能な信
号として積算(積分)されて角度が算出される(ステッ
プS403)。算出された角度が、60°<角度<10
0゜の範囲であれば、交差点におけるカーブ走行と判定
され、このときの計測データ(第1データ)が、メモリ
カード20の第1記録領域に書き込まれる(ステップS
404:YES、S405)。角度が、60゜<角度<1
00の範囲でなければステップS401の処理に戻る
(ステップS404:NO、S401)。カーブ走行を認
識した場合は、カーブ走行の始まり、すなわち、角速度
の小さな、例えば10゜/秒以上に遡って計測データを
メモリカード20に書き込むようにするのが望ましい。
計測データは、バッファ13bに記録されているので、
これが可能である。
【0043】このように、車両の時系列に発生する複数
挙動をパターン化することにより、挙動の特徴を、運転
者や車両の相違に関わらず一律化できるようになる。こ
れは、交差点での走行は、都会や地方の違い、ラッシュ
時の時間帯にあまり依存しない挙動であること、対向車
の状況や歩行者の状況も都会や地方に関わらず同じ環境
となることによる。従って、他の運転者との比較が容易
であり、また、同じ運転者であっても時間的な経過によ
る違い、例えば朝9時と午後5時でのコンディションの
違い、曜日によるコンディションの違い等や疲労度の推
測等に役立つ。交通事故の7割が交差点で発生し、しか
もこれは複合挙動であることから、本発明による解析手
法による利点が、顕著に出やすくなる。
【0044】(1−5)複合挙動を捉える条件3(交差
点への突入速度) 交差点における旋回時のアクセル操作及びハンドル操作
とそのときの前後加速度及び角速度の組合せパターンを
書き込み開始の条件とすることができる。図9は、この
ときの計測データの正常時の例を示している。この図9
に示されるように、交差点における旋回動作は、交差点
前での減速→ハンドルを切ることによる交差点での進行
方向の変更(旋回)→加速の順に行われる。一方、交差
点前の減速が不十分なために交差点への突入速度が大き
くなっている様子を図10に示す。交差点への突入速度
が大きいため、カーブを旋回しながらブレーキとアクセ
ルが操作されている。これらの様子を定量化すると、以
下のようになる。前後加速度をax、方位角速度をωと
して下記の関係式を得る。 Px=ax×ω
【0045】図11は、上記の関係式を用いて図9に示
される旋回時の操作状態を定量化した値Pxをパターン
1(実線)、図10に示される旋回時の操作状態を定量
化した値Pxをパターン2(鎖線)としたときの実測図
である。パターン1とパターン2との比較から明らかな
ように、減速、旋回、加速の操作が正常に行われている
場合には、Pxの値は小さくなる。パターン2の場合に
は、交差点に進入してから操作がなされているため、P
xの値がパターン1に比べて大きくなる。
【0046】このように、Pxを用いて交差点における
組合せ挙動を定量化することができ、このときの値が設
定値以上になったことを書込開始の条件とすることがで
きる。例えば前後加速度が0.1Gで加速度が10°/
秒の値を複合挙動を捉える条件とした場合、0.1×1
0=1.0、つまりPxの値が1.0以上になったとき
を複合挙動の発生時点とし、そのときの計測データをメ
モリカード20に書き込み、運転の特徴の解析に利用す
る。
【0047】このほかにも、前後加速度(ax)及び横
加速度(ay)のベクトル合成と、方位角速度ωとの関
係を表す値Pxy(=ω×(ax*ax+ay*ay)
の1/2乗)を算出し、この値Pxyの大小を書き込み
開始の条件にしても良い。この値Pxyには、旋回時の
速度要素が含まれため、旋回中の加減速のみならず、旋
回時の走行速度がその値に反映される。例えば高速時に
旋回した場合は、値Pxyが大きな数値となる。
【0048】(1−6)複合挙動を捉える条件4(停止
後の再発進) 車両が停止している状態から再発進した状態を書き込み
開始の条件とすることができる。図12は、この場合の
処理手順図である。図12において、まず、停止判定に
よって車両の停止が認識された後(ステップS50
1)、0.1G以上のアクセル加速が検知されたことを
条件として書き込みを開始する(ステップS502:YE
S、S503)。0.1G未満のアクセル加速の場合は
書き込みを行わず、ステップS501の処理に戻る(ス
テップS502:NO、S501)。なお、車両の停止判
定には、本出願人による特開平10−132849号公
報に記載された技術を利用することができる。
【0049】(1−7)車両に対する運転者の操作要因
の併用 ブレーキ、バック、ウインカの操作時、各種スイッチの
入力時に発生する信号の発生、あるいはこのような信号
の発生と上記の各条件との組み合わせを書き込み開始の
条件とすることができる。例えば、ブレーキ操作時に発
生するブレーキON信号の入力を契機として計測データ
の書き込みを開始するようにする。また、走行速度や各
種加速度を組合せることにより、車両の走行状態とブレ
ーキ操作との関係、ウインカの操作タイミングと操作速
度との関係、ブレーキ操作とウインカの操作タイミング
との関係等を把握できるようになる。スイッチ入力をト
リガとした場合は、例えば初心運転者教育の際に、危な
い運転傾向を認識し、この運転傾向をスイッチで記録開
始して、後でそれを解析することに役立つ。書き込みを
開始する時刻を複数設定し、その時刻になったら第1閾
値を超えた値の計測データをすべてメモリカード20の
第1記録領域に書き込むようにする。1分毎や2分毎
に、自動的に書き込みを開始するようにしても良い。上
記の書き込み開始の条件は、各々単独であっても良く、
AND条件やOR条件で判定するようにしても良い。例
えば「特定の時間にブレーキ認識したら1分ごとに書き
込む」等のように、複数の条件を設定しても良い。ま
た、ブレーキ、バック、ウインカの操作、各種スイッチ
の入力を識別するために、各々を識別するための信号を
計測データ(第1データ)に付加することは、望ましい
実施の形態である。
【0050】[一般終了条件]第1データの書込処理の
一般終了条件は、例えば以下のように設定する。なお、
メモリカード20の第1記録領域の書込可能容量に達し
た場合、あるいは電源断が生じた場合は、当然に書き込
みが終了する。
【0051】(2−1)経過時間 書き込み開始から所定時間経過後、自動的に終了させ
る。図11に示されるように、経過時間の設定によって
第1データの書き込み処理を自動的に終了させる。図示
の例では、書き込み開始後、10秒経過をもって第1デ
ータの書き込みを終了する。
【0052】(2−2)スイッチ操作 図12、図16に示されるように、特定操作用のスイッ
チONで開始された第1データの書き込みをそのスイッ
チのOFFで終了させる。特定操作用のスイッチとは、
例えば、ウィンカ、オートマティック車でのバックレン
ジ(R−レンジ)、バックランプ、ブレーキ、ブレーキ
ランプの操作に応じたスイッチである。すなわち、ここ
での計測データの書き込みは、特定の操作を示すスイッ
チ信号を車両から受け取り、これに応じて行われること
になる。
【0053】(2−3)複合挙動の場合の条件 例えばカーブ走行時の計測データ(第1データ)を書き
込んでいる場合、カーブ走行を終えて定常走行を始めた
ことを検知したことを条件として書き込みを終了させ
る。図13は、交差点に突入した車両がカーブ走行10
Aして右折した後、直進定常走行10Bに至る様子を示
したものであるが、図14にその車両の走行中の角速度
の変化を示すように、直進定常走行に至ったときは、角
速度が極端に小さくなる。そこで、直進定常走行に至っ
たことを角速度の値から検知して書き込みを終了させる
ようにする。この例では、カーブ走行の開始から直線定
常走行に至るまでの計測データのみがメモリカード20
に書き込まれることになる。他の複合挙動についても同
様である。以上列挙された一般終了条件は、単独または
これを組み合わせた形で適用することができる。
【0054】[特定挙動の書き込み開始条件:第2デー
タとなる条件]一般挙動から逸脱した特定挙動の特徴に
適合するかどうかを判定するための条件である。この条
件を満たす計測データが第2データとなる。
【0055】(3−1)通常計測時のセンサのレンジオ
ーバ 車両の走行中、加速度計で計測される加速度は、正常走
行時には±10.0G程度であるが、事故発生時には±
10.0Gを超えるのが通常である。そのため、事故発
生時には、正常走行時の計測を目的とするセンサのレン
ジを大きくオーバーする。そこで、第2閾値を設定し、
この第2閾値を超えたことを条件として、書き込みを開
始する。因みに、通常利用されるセンサのレンジは、±
2.0G程度までであるため、その値を第2閾値として
設定すると良い。
【0056】(3−2)事故発生パターン 例えば軽自動車が走行速度50km/hで側面衝突され
た場合の横加速度(G)の変化を図15、小型自動車が
走行速度50km/hで正面衝突した場合の前後Gの変
化を図16に示す。いずれも横軸は時間(ms)であ
り、600Hzでサンプリングされたものである。図1
7は、車両の種類に関わらず、これらの事故をパターン
化したグラフであり、縦軸は加速度(G)、横軸は時間
(秒)である。図示のように、事故時には、0.2秒程
度の時間帯に、レンジオーバの衝撃が連続的あるいは断
続的に発生し、その後、0.3秒程度で0.1G以上の
不連続な加速が発生している。つまり、約0.2秒程度
での加速の立ち上がりと衝突後の加速の残余を読みとる
ことができる。このようなパターンに適合するかどうか
で事故の発生を認識し、加速度及び角速度の変化(微分
値)を検出し、その検出値が閾値を超えたかどうかで事
故かどうかを確定する。その他、急激なブレーキ操作を
伴うパニックブレーキの際のブレーキ操作をパターンで
判定できる条件を設定しても良い。また、ABS(Anti
‐lock Brake System)から出力される信号の組合せを
パターン化することによって、事故発生の条件を設定し
ても良い。 ABS作動時には、通常、ABSランプが
点灯するため、そのランプ信号を入力し、事故の有無を
判定するためのトリガとするものである。
【0057】(3−3)車輪スリップパターン 車輪のスリップは、車速パルスと加速度計の計測データ
のずれ量を条件とすることで、判定が可能となる。車速
パルスは、車輪の回転信号をパルスとして入力したもの
なので、そのパルス数から走行速度や移動距離を計測す
ることができる。もしも急激なブレーキによって車輪が
ロックしてしまうと、車速パルスは0になるが、車両の
前後加速度は大きくなり、大きな「ずれ」が発生する。
このことを示したのが図18である。図18(a)は、
ポイントP4で車輪がロックしたことにより車速0が計
測される様子(縦軸:速度)、図18(b)は、車速パ
ルスから計算される加速度が車輪のロックによって極め
て大きな値となる様子(縦軸:加速度)、図18(c)
は車両に搭載した加速度計によって計測される加速度が
図18(b)の加速度の変化よりも小さい様子(縦軸:
加速度)を示している。この場合に、「車速パルスから
の加速度>加速度計での加速度」を設定し、この相違が
ある閾値を超えることを特定挙動条件とすることで、車
輪のロック状態、空回り状態等を捉えることができる。
【0058】(3−4)車両横滑りパターン カーブ走行時に発生する遠心力をGc、車速をV、角速
度をωとした場合、これらの関係は、Gc=V×ωとな
る。横すべりの発生しない状態では、車両に搭載した横
方向の加速度を計測する横加速度計によって計測された
Gyは等しくなる(Gy=Gc)。ところが横滑りが発
生すると、遠心力以外の横方向への進行加速が発生する
ため、上記関係が成り立たなくなる。つまり、横すべり
によって発生した加速度をGsとすると、Gy=Gc+
Gsとなる。そこで、Gsの値を第2閾値とし、Gy=
Gc以外の条件を特定挙動条件とすることにより、車両
横滑りの状態を捉えることができる。同様に、他の複数
の挙動特徴をパターン化して、これを特定挙動条件とし
て設定することが可能である。
【0059】[特定終了条件]特定終了条件は、第2デ
ータを可能な限りメモリカード20に書き込むことを目
的として設定される。なお、メモリカード20の第2記
録領域の書込可能容量に達した場合、あるいは電源断が
生じた場合は、当然に書き込みが終了する。
【0060】(4−1)時間の経過 第2データの書き込み開始後、一定時間の経過を特定終
了条件とする。図19は、事故発生前後のバッファ13
bに展開される計測データの内容を示している。図中、
事故発生時点を境界線として、左側の時間T0は事故前
データ、右側の時間T1は事故後データとなる。第2デ
ータとして書き込まれるのは後者のデータである。前者
の計測データは、通常は、第1データとしてメモリカー
ド20の第1記録領域に書き込まれる。但し、設定によ
って、前者の計測データを強制的にメモリカード20に
取り込むことが可能であることは、前述のとおりであ
る。
【0061】(4−2)事故発生後の停止条件 例えば、図20(a)に示されるように、事故発生後、
車両が停止した状態を検知したとき、あるいは図20
(b)のように、事故が発生して車両の停止した状態を
検知した後、T0秒経過したことを条件として書き込み
を終了させる。
【0062】(4−3)その他 特定操作入カスイッチ等の入力、特定操作入力後所定時
間の経過を特定終了条件とする。これらの条件は、単独
または組み合わせた形で適宜設定される。
【0063】<その他の要素処理>運行管理システムの
概要は以上のとおりであるが、本実施形態では、この運
行管理システムによる解析内容を正確ならしめるため、
以下のような要素処理を行っている。
【0064】[ノイズキャンセル処理1]加速度計やジ
ャイロを含むセンサ部11で急激に変化する加速度や角
速度を計測する場合、信号成分とノイズとの区別ができ
ず、ノイズを信号成分と誤判定してしまう場合がある。
この事態は、各計器のダイナミックレンジぎりぎりの大
きさのノイズが瞬時に発生した場合に多く生じる。そこ
で、ノイズを適切に検出してそれをキャンセルすること
は、計測データ、特に第2データとして書き込まれる計
測データの信頼度を高める上で重要となる。加速度及び
角速度が急激に変化する原因には電源ノイズが考えられ
る。そこで、制御部13aは、電源のふらつきを常時監
視し、電源ノイズの有無を見極め、電源ノイズであった
場合は、これをデータ展開前にキャンセルする処理を行
っている。
【0065】図21は、この場合の機能構成図である。
図中、3つのセンサ#1〜#3は、図1に示されている
各種計測機器、すなわち、角速度計111x,111
y,111z、加速度計112x,112y,112
z、GPSレシーバ113、及び、パルス取得機構11
4を便宜的に簡略化して示したものである。電源監視I
C14は、通常は、レコーダ13内に設けられる。電源
監視IC14は、電源から供給される電圧レベルを常時
監視し、電圧レベルが所定の範囲外電圧になったことを
検出したときは、その旨を制御部13aに通知する。制
御部13aは、センサ#1〜#3から送られる計測デー
タと電源監視IC14からの通知データとに基づいて電
源の「ふらつき」の有無、すなわち、各センサ#1〜#
3が計測可能な電源条件内の電源電圧で計測しているか
どうかを監視し、計測データの信頼度を監視する。信頼
度が正常範囲のもののみを計測データとして展開し、他
のものを電源ノイズとしてキャンセルする。
【0066】[ノイズキャンセル処理2]複数の計器の
計測結果を利用してノイズをキャンセルすることもでき
る。例えば、図22は、事故時において発生した衝撃の
大きさを示している。図22(a)は正面衝突の前後
G、図22(b)は正面衝突の横G、図22(c)は側
面衝突の前後G、図22(d)は側面衝突の横G、図2
2(e)は斜め衝突の前後G、図22(f)は斜め衝突
の横Gをそれぞれ示している。正面衝突、側面衝突、斜
め衝突等の事故が発生した場合、複数の計器において同
時に同じような急激な計測データを出力することはな
い。しかし、電圧低下や機械的問題等によるノイズは、
図23(a)〜(c)に示されるように同時に発生す
る。図23(a)は、このときの前後G、図23(b)
は横G、図23(c)は方位角速度の変化図である。こ
のような場合、制御部13aは、複数の計器で同時に過
大となった信号をノイズとして扱い、これをデータ展開
前にキャンセルする。
【0067】[1次統計処理]特定挙動の発生確率は一
般挙動の発生確率よりも低く、正常運転を行っている場
合は、メモリカード20に記録されるデータの殆どは第
1データになる。一方、一般挙動を解析する場合には、
常に詳細な計測データ(生データ)を用いるとは限らな
い。生データを収集したとしても、それを用いて後で解
析を行う場合は統計的処理を実施するのが一般的だから
である。そこで、データ書き込み部133に第2のバッ
ファ(何らかのデータ記録領域)を用意しておき、この
第2のバッファ上に計測データを蓄積して1次統計処理
を行った後、これを第1データとしてメモリカード20
に書き込むのが合理的である。1次統計処理の結果とな
るデータは、ある時間間隔、例えば1分間(随時変更可
能)の走行の中での最大加速度(最大アクセル、ブレー
キ)、最大角速度(最大ハンドル操作量)、最大走行速
度、その時のGPSの計測位置、方位角速度で計測した
走行方向、平均加速度(アクセル、ブレーキの平均)、
平均角速度(ハンドルの平均操作量)、平均走行速度、
加速度の標準偏差、速度の標準偏差、角速度の標準偏
差、停止場所及び時刻等が挙げられる。
【0068】[停止時の計測データの展開抑制処理]車
両の電源をONにした状態で停止しているときは、デー
タレコーダ10が動作を継続しているため、バッファ1
3bへのデータ展開(殆ど変化のないデータ)がなされ
ている。そこで、統計処理上必要でない計測データがメ
モリカード20に書き込まれる事態を防止するため、停
止状態のときの計測データの展開を抑制する。図24
は、この様子を示している。図上部は、走行速度の計測
結果、図下部はデータ展開タイミングを示す。図の横軸
は時間を表している。図示の例でいえば、停止中の計測
データについてはデータ展開を中断し、走行再開した動
作検知によってデータ展開を再開する。
【0069】[サンプリング制御]一般挙動の場合(第
1データ)と特定挙動(第2データ)とで、バッファ1
3bへ展開するときの計測データのサンプリング周波数
を変える。すなわち、第1データについては、解析に必
要な最大周期、例えば10Hz程度のサンプリング周波
数とし、特定挙動の検知を契機に600Hzでサンプリ
ングするようにする。これにより、バッファ13bに
は、特定挙動の特徴をより詳細に反映した計測データ
(第2データ)が展開されるので、これをメモリカード
20に書き込むことで、より詳細な内容解析が可能にな
る。
【0070】[メモリカードの容量チェック]制御部1
3aは、常にメモリカード20における書込可能領域の
残容量をチェックし、データ書き込みに支障を起こしそ
うな時は、警報を発するように構成されている。残容量
は「全体容量L−現在容量G」で検出される。この残容
量があと1日分のデータ書込分しかなくなったときに警
報を発し、カード交換を利用者に促すようにすることが
可能である。このようにメモリカード20の容量チェッ
クを行うことで、必要な計測データを書き込むことがで
きないなどの事態を回避することができる。
【0071】[暗号化処理]制御部13aは、バッファ
13bに展開された計測データをメモリカード20に書
き込む際、計測データを暗号化し、これにより保護を強
化する機能を有している。暗号化処理に際しては、メモ
リカード20の管理領域に書き込まれたカード番号に対
応したスクランブルコードを発生させ、このスクランブ
ルコードをもとに暗号化する。暗号化されたデータを運
行管理支援装置30で復号する場合は、上述の暗号化処
理と逆手順の処理を行う。例えば、「15643」(ヘ
キサで3DIB)のカード番号がメモリカード20の特
定領域に設定されていたとすると、このカード番号のう
ち下位バイトと上位バイトとの合算値(=3D+1B=
58)を演算し、演算結果に該当するランダムコードを
所定のランダムテーブルから読み出してスクランブルコ
ードとし、このスクランブルコードで暗号化して、暗号
データを生成し、この暗号データをメモリカード20に
書き込む。このように、計測データを暗号化することに
より、事故発生後にメモリカード20内の計測データを
改竄するなどの不正な行為を防止することができる。
【0072】<本実施形態による効果>以上説明したよ
うに、本実施形態の運行管理システムでは、車両の運行
状況を表す計測データがデータレコーダ10のバッファ
13bにエンドレスに展開され、その中で、目的に応じ
て任意に設定された条件に適合するもののみがメモリカ
ード20に書き込まれるので、運行管理支援装置30側
で、きめ細かな運行管理を行うことが可能になる。例え
ば、交通事故の状況や車両の危険挙動の内容を詳細に分
析できるほか、定点観測用の一般挙動の特徴を表すデー
タの解析も可能になり、データレコーダの応用範囲を従
来よりも拡大することができる。
【0073】<変形例> [他のメモリカード]PCMCIA規格のメモリカード
20に代えて、半導体メモリとICチップとを搭載した
ICチップ搭載カードを用いることができる。この場
合、半導体メモリには、上記のメモリカード20と同
様、第1記録領域、第2記録領域及び管理頗域を形成
し、ICチップに、第1記録領域又は第2記録領域の記
録残量が一定値を超えたときに自動的に警報を出力する
機能を持たせる。このようなICチップ搭載カードを用
いることにより、メモリ残量管理をカード自身で行うこ
とができるので、データレコーダ10側の構成を簡略化
することができる。
【0074】[センサ部]データレコーダ10のセンサ
部11に、撮像手段の一例となるCCD(Charge‐Coup
led Device)カメラを付加し、このCCDカメラによ
って撮像された画像データを上記の計測データと共にメ
モリカード20(又はICチップ搭載カード)に書き込
むようにする。図25は、この場合のセンサ部11Aの
構成例を示した図である。CCDカメラ115は、画像
が車両のフロントガラスを通して運転者に見える映像と
なるように、車両に取り付ける。画像データは、計測デ
ータと同様、常時バッファリングするようにしても良
く、メモリカード20に書き込む際にCCDから取り込
まれるようにしても良い。メモリカード20に書き込む
際には、画像データと計測データ(第1/第2データ)
と時間軸上でリンクさせておく。このようにすれば、運
行管理支援装置30において、画像データを計測データ
と時間軸上で対応付けながら解析処理を行うことができ
る。また、図26に示されるように、解析処理の際に運
行管理支援装置30上で画像データによる映像と計測デ
ータとを同時に表示することができるようになる。
【0075】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、移動体の操作傾向を解析する上で必要なデ
ータを目的に応じて任意に設定した条件に従って記録媒
体に書き込むことができるので、この書き込まれたデー
タを用いてきめ細かな運行管理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る運行管理システムの
構成を示すブロック図。
【図2】リングバッファにおけるポインタを説明するた
めの図。
【図3】計測データを展開する際のポインタの処理を説
明するための手順説明図。
【図4】この実施形態において、一般挙動に係る計測デ
ータを書き込む処理を説明するための手順説明図。
【図5】この実施形態において、特定挙動に係る計測デ
ータを書き込む処理を説明するための手順説明図。
【図6】この実施形態において、アクセル、ブレーキの
データ解析結果の一例を示したグラフ。
【図7】(a)は、車速パルス、GPSで計測したブレ
ーキ操作を示すグラフであり、(b)は、加速時計で計
測したブレーキ操作を示すグラフ。
【図8】車両が右折する場合の力ーブ走行をトリガとす
るための判定処理を説明するための手順説明図。
【図9】交差点におけるのアクセル(前後加速度)とハ
ンドル(角速度)が操作される様子を示すグラフ。
【図10】交差点への突入速度が大きい場合のアクセル
とハンドルが操作される様子を示すグラフ。
【図11】図9に示される旋回時の操作状態のPxを実
線で、図10に示される旋回時の操作状態のPxを鎖線
で示すグラフ。
【図12】車両が停止から発進する場合を書き込み条件
とする判定処理を説明するための手順説明図。
【図13】交差点の概要と車両が右折後直進する様子を
示した図。
【図14】交差点内における車両の走行中の角速度を表
したグラフ。
【図15】軽自動車が側面衝突した際の計測データを示
したグラフ。
【図16】小型乗用車が正面衝突した際の計測データを
示したグラフ。
【図17】計測データをパターン認識のモデリングした
場合のグラフ。
【図18】車輪がスリップした際の計測データであり、
(a)は車速パルスで計測された速度データ、(b)は
車速パルスから計算された加速度データ、(c)は車両
に搭載した加速度計で計測された加速度データを示した
グラフ。
【図19】事故発生時の書き込み処理を説明するための
図。
【図20】(a)は、車両の停止認識を終了条件にした
書き込み処理のを説明するための図であり、(b)は、
設定時間に加え、車両の停止認識を終了条件にした書き
込み処理を説明するための図。
【図21】データレコーダにおける電源ノイズを除去す
るための要部構成を示す図。
【図22】(a)は、正面衝突の前後Gを、(b)は正
面衝突の横Gを、(c)は側面衝突の前後Gを、(d)
は側面衝突の横Gを、(e)は斜め衝突の前後Gを、
(f)は斜め衝突の横Gを示すグラフ。
【図23】(a)は前後G、(b)は横G、(c)は方
位角速度を示すグラフ。
【図24】車両停止の際の挙動データ削除の処理概要を
説明するための図。
【図25】変形例におけるセンサ部の構成を示すブロッ
ク図。
【図26】運行管理支援装置上で表示される映像と計測
データの例を示す図。
【符号の説明】
1 運行管理システム 10 データレコーダ 11,11A センサ部 12 カード収容機構 13 レコーダ部 13a 制御部 13b バッファ 20 メモリカード 30 運行管理支援装置 111x,111y,111z 角速度計 112x,112y,112z 加速度計 113 GPSレシーバ 114 車速パルス取得機構 115 CCDカメラ 131 データ展開部 132 判定部 133 データ書き込み部
フロントページの続き Fターム(参考) 3E038 AA01 AA03 AA07 BA09 BA12 BA20 BB04 CA03 CA07 CB05 CC01 EA02 FA03 HA05 5H180 AA01 AA26 AA27 BB12 CC12 FF01 FF04 FF05 FF10 5J062 AA05 BB01 CC07 9A001 BB04 BB06 JJ78 KK37 LL09

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理対象となる移動体に、この移動体の
    運行状況を計測するセンサ、バッファ及び不揮発性の記
    録媒体を有するデータレコーダを装着し、 前記移動体の移動に伴って前記センサから出力される計
    測データを前記バッファにエンドレスに展開するととも
    に、 前記バッファに展開されている計測データのうち予め定
    めた移動体の第1の挙動特徴に適合する第1データを所
    定の終了条件を満たすまで前記記録媒体の第1記録領域
    に書き込み、前記第1の挙動特徴と異なる、移動体の第
    2の挙動特徴に適合する第2データを所定の終了条件を
    満たすまで前記記録媒体の第2記録領域に書き込む処理
    を、前記記録媒体への書き込みが許容される範囲で繰り
    返し、これにより前記記録媒体に書き込まれたデータを
    用いて前記移動体の運行時の挙動を解析することを特徴
    とする、 移動体の運行管理方法。
  2. 【請求項2】 前記第1データは、前記移動体の発進、
    停止、旋回、加速、又は減速の際に発生する計測データ
    のうち、解析目的に応じて任意に設定した一般挙動特徴
    に適合する加速度データ、角速度データ、速度を表すデ
    ータの少なくとも一つ又はこれらの所定の組合せであ
    り、前記第2データは、前記計測データのうち、一般挙
    動特徴を逸脱する危険な挙動特徴に適合する加速度デー
    タ、角速度データ、速度を表すデータの少なくとも一つ
    又はこれらの所定の組合せである、 請求項1記載の運行管理方法。
  3. 【請求項3】 前記一般挙動特徴及び特定挙動特徴との
    適合の有無に代えて、又は各特徴との適合の有無と共
    に、前記移動体の所定の操作要因と時間情報の少なくと
    も一方を、前記書き込みの開始及び終了の条件とするこ
    とを特徴とする、 請求項2記載の運行管理方法。
  4. 【請求項4】 管理対象となる移動体の運行状況を計測
    するセンサと、バッファと、所定の不揮発性の記録媒体
    を離脱自在に装着する媒体装着機構と、前記センサ、バ
    ッファ及び前記媒体装着機構に装着された記録媒体の動
    作を制御する制御装置とを備え、 該制御装置は、 前記移動体の移動に伴って前記センサから出力される計
    測データを前記バッファにエンドレスに展開するデータ
    展開手段と、 解析目的に応じて任意に設定した一般挙動特徴を表す一
    般挙動条件及び前記一般挙動から逸脱した特定挙動特徴
    を表す特定挙動条件と前記バッファに展開されている計
    測データとを比較して前記一般挙動条件を満たす計測デ
    ータを第1データ、前記特定挙動条件を満たす計測デー
    タを第2データとして出力するとともに、所定の終了条
    件を満たすかどうかを判定する判定手段と、 前記第1データを前記終了条件を満たすまで前記記録媒
    体の第1記録領域に書き込み、前記第2データを前記終
    了条件を満たすまで前記記録媒体の第2記録領域に書き
    込むデータ書込手段とを有することを特徴とする、 データレコーダ。
  5. 【請求項5】 前記バッファが、前記計測データの書
    き込み位置を示すポインタが最終位置の次に最初の位置
    に戻るリングバッファである、 請求項4記載のデータレコーダ。
  6. 【請求項6】 前記装着される記録媒体が記録残量検出
    機能を有するIC搭載カードであり、前記第1記録領域
    又は第2記録領域の記録残量が一定値を超えたときに警
    報を出力するように構成されている、 請求項4記載のデータレコーダ。
  7. 【請求項7】 前記センサが複数の計器を有するもので
    あり、 前記データ展開手段は、複数の計器による計測データが
    同時に前記一般挙動又は特定挙動の特徴に適合した場合
    にその計測データをノイズとしてキャンセルするもので
    ある、 請求項4記載のデータレコーダ。
  8. 【請求項8】 前記判定手段は、前記一般挙動特徴及び
    特定挙動特徴の少なくとも一方を所定データの時系列な
    変化パターンとして用意しておき、前記バッファに展開
    されている計測データを時系列に前記変化パターンと照
    合することで前記記録媒体への書き込み条件を満たすか
    どうかを判定するように構成されている、 請求項4記載のデータレコーダ。
  9. 【請求項9】 前記データ展開手段は、前記第1データ
    に該当する計測データを第1周波数でサンプリングして
    前記バッファに展開し、前記第2データに該当する計測
    データについては前記第1周波数よりも高い周波数の第
    2周波数でサンプリングして前記バッファに展開するよ
    うに構成されている、 請求項4記載のデータレコーダ。
  10. 【請求項10】 前記データ書込手段が、前記バッファ
    に展開されている計測データを書込対象となる記録媒体
    固有の鍵情報で暗号化し、暗号化されたデータを当該記
    録媒体に書き込むように構成されている、 請求項4記載のデータレコーダ。
  11. 【請求項11】 前記移動体の運行状況を撮影する撮像
    装置をさらに備え、前記データ書込手段は、前記第1デ
    ータ又は第2データの書き込み時に前記撮影装置により
    撮影された画像データを当該第1データ又は第2データ
    と時間軸上でリンクさせて書き込むように構成されてい
    る、 請求項4乃至10のいずれかの項記載のデータレコー
    ダ。
  12. 【請求項12】 請求項4乃至11のいずれかの項に記
    載されたデータレコーダの媒体装着機構に離脱自在に装
    着される記録媒体であって、 第1記録領域、第2記録領域及び前記データレコーダで
    計測されたデータを書き込むための条件が記録された半
    導体メモリを有し、前記データレコーダが取り付けられ
    る移動体及びその操作者を特定可能な情報によって個性
    化されていることを特徴とする、 記録媒体。
  13. 【請求項13】 PCMCIA規格に準じた形状及び機
    構を有するメモリカードであることを特徴とする、 請求項12記載の記録媒体。
  14. 【請求項14】 請求項4乃至11のいずれか項に記載
    されたデータレコーダの媒体装着機構に離脱自在に装着
    される記録媒体であって、第1記録領域、第2記録領域
    及び前記データレコーダで計測されたデータを書き込む
    ための条件が記録された半導体メモリと、データ記録残
    量検出機能を有するICチップとをカード媒体に搭載し
    てなり、 前記ICチップは、前記第1記録領域又は第2記録領域
    の記録残量が一定値を超えたときに警報を出力するもの
    であり、 前記データレコーダが取り付けられる移動体及びその操
    作者を特定可能な情報によって個性化されていることを
    特徴とする、 記録媒体。
  15. 【請求項15】 請求項4乃至11のいずれかの項に記
    載されたデータレコーダと、請求項12乃至14のいず
    れかの項に記載された記録媒体と、この記録媒体を離脱
    自在に装着するための媒体装着機構を有する運行管理支
    援装置とを具備し、 前記運行管理支援装置は、 前記データレコーダによって前記記録媒体の第1記録領
    域及び第2記録領域に書き込まれたデータを読み出し、
    読み出されたこれらのデータに基づいて前記移動体の一
    般挙動の内容と前記特定挙動の内容とを特定するデータ
    解析手段と、 このデータ解析手段によって特定された挙動の内容を視
    認可能な形態で出力する出力手段とを有することを特徴
    とする、運行管理システム。
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