JP2001234822A - インテークマニホールドおよびインジェクタの取り付け構造 - Google Patents

インテークマニホールドおよびインジェクタの取り付け構造

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JP2001234822A
JP2001234822A JP2000050935A JP2000050935A JP2001234822A JP 2001234822 A JP2001234822 A JP 2001234822A JP 2000050935 A JP2000050935 A JP 2000050935A JP 2000050935 A JP2000050935 A JP 2000050935A JP 2001234822 A JP2001234822 A JP 2001234822A
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injector
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fuel
fuel supply
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Takushi Nomura
宅志 野村
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Fuji Heavy Industries Ltd
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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】筒内噴射エンジンにおけるインジェクタまたは
燃料供給系を強固に保護するとともに、構成部品点数を
削減し、生産性の向上を図る。 【解決手段】噴射部から燃料を筒内に直接噴射するイン
ジェクタ4が取り付けられるインテークマニホールドに
おいて、インテークマニホールドの一部を構成するデリ
バリホルダ5に一体形成されているとともに、インジェ
クタ4に燃料を供給する燃料供給通路5d〜5fと、燃
料供給通路5d〜5fと連通するように、デリバリホル
ダ5のシリンダヘッド側に一体形成されているととも
に、インジェクタ4の噴射部側がシリンダヘッド12に
取り付けられた状態において、インジェクタ4の噴射部
の反対側が収納される取り付け部5cとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒内に燃料を直接
噴射するインジェクタが取り付けられるインテークマニ
ホールド、およびインジェクタの取り付け構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平8−312502号公報
には、筒内噴射エンジンにおけるインジェクタの取り付
け構造が開示されている。具体的には、インジェクタの
噴射部が燃焼室に臨むように、各気筒のインジェクタを
シリンダヘッドの取り付け部に嵌入する。そして、これ
らの嵌入されたインジェクタの後端側に、燃料通路が形
成されたデリバリパイプを配置する。このデリバリパイ
プには複数の嵌入孔が形成されており、各インジェクタ
の後端部を各嵌入孔に嵌入した状態で、デリバリパイプ
をシリンダヘッドにボルトで固定する。したがって、イ
ンジェクタは、ボルトの締め付け力によって、デリバリ
パイプを介して、燃焼室側へ向けて押圧される。これに
より、圧縮・膨張(爆発)行程において、大きな燃焼室
圧力(以下、筒内圧という)が生じ、燃焼室外へ押し出
すような力がインジェクタに作用した場合においても、
インジェクタを確実に固定することができる。
【0003】なお、筒内噴射エンジンに関するものでは
ないが、特開昭64−35072号公報には、マルチポ
イント・インジェクション(MPI)方式におけるイン
ジェクタの取り付け構造が開示されている。具体的に
は、インテークマニホールドには気筒毎に取り付け孔が
形成されており、各取り付け孔にインジェクタが嵌入さ
れる。そして、嵌入された各インジェクタの後端面に固
定部材(取り付けカバー)を配置し、これをインテーク
マニホールドにネジ止めする。これにより、インジェク
タの噴射部が吸気通路に臨む状態で、インジェクタはイ
ンテークマニホールドに固定される。また、このインテ
ークマニホールドには、フューエルレイルが一体形成さ
れている。フューエルレイルにおける燃料供給通路は、
各取り付け孔と直接連通するように直線状に延在してお
り、この通路を介してインジェクタに燃料が供給され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インジェクタの噴射孔
が筒内に臨んでいる筒内噴射エンジンでは、大きな筒内
圧が生じる膨張行程等においても、取り付けのガタ付き
等を招くことなく、インジェクタを確実に固定する必要
がある。また、このタイプのエンジンでは、燃焼特性上
の要求から燃料噴霧を微細化する必要があるため、イン
ジェクタには高圧化された燃料が供給される。したがっ
て、高圧燃料の漏れが生じないように、インジェクタに
燃料を供給する燃料供給通路(特に高圧燃料ギャラリ
ー)は、従来のエンジンの燃料供給通路と比べて、強固
なものでなければならない。
【0005】従来技術のように、デリバリパイプや取り
付けカバーといった固定部材をインジェクタの後端部側
に固設してインジェクタを固定した場合、インジェクタ
や燃料供給通路に大きな外力が直接加わるおそれがあ
る。なぜなら、インジェクタ周りに存在する周辺部材が
大きく変形または変位してしまった場合において、周辺
部材がインジェクタ等と直接接触し得るからである。こ
のような外力がインジェクタや燃料供給通路に加わる
と、インジェクタの破損や燃料漏れが生じる可能性があ
る。また、固定部材としてのデリパリパイプや取り付け
カバー等を別個の部品として構成した場合、構成部品点
数の削減や取り付け工程の効率化を図る上で限界があ
る。
【0006】そこで、本発明の目的は、筒内噴射エンジ
ンにおけるインジェクタまたは燃料供給系を強固に保護
することできる、インテークマニホールドの形状および
インジェクタの取り付け構造を提供することである。
【0007】また、本発明の別の目的は、インジェクタ
の取り付け構造に関する構成部品点数を削減し、生産性
の向上を図ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、第1の発明は、噴射部から燃料を筒内に直接噴
射するインジェクタが取り付けられるインテークマニホ
ールドにおいて、インテークマニホールドに一体形成さ
れているとともに、インジェクタに燃料を供給する燃料
供給通路と、燃料供給通路と連通するように、インテー
クマニホールドのシリンダヘッド側に一体形成されてい
るとともに、インジェクタの噴射部側がシリンダヘッド
に取り付けられた状態において、インジェクタの噴射部
の反対側が収納される取り付け部とを有するインテーク
マニホールドを提供する。
【0009】ここで、上記の燃料供給通路は、取り付け
部から延在した第1の通路と、第1の通路の中心軸線上
以外の位置に形成されたギャラリーと、第1の通路とギ
ャラリーとを連通する第2の通路とを有していてもよ
い。
【0010】また、第2の発明は、燃料を筒内に直接噴
射するインジェクタが取り付けられ、インジェクタに燃
料を供給する燃料供給通路が一体形成されたインテーク
マニホールドにおいて、燃料供給通路は、インジェクタ
の取り付け位置から、直線的に延在した第1の通路と、
第1の通路の中心軸線上以外の位置に形成されたギャラ
リーと、第1の通路とギャラリーとを連通する第2の通
路とを有するインテークマニホールドを提供する。
【0011】さらに、第3の発明は、噴射部から燃料を
筒内に直接噴射するインジェクタの取り付け構造におい
て、シリンダヘッドと、シリンダヘッドに取り付けられ
たインテークマニホールドと、噴射部側がシリンダヘッ
ドに収納されているとともに、噴射部の反対側がインテ
ークマニホールドに収納されたインジェクタとを有する
インジェクタの取り付け構造を提供する。
【0012】ここで、第3の発明において、上記のイン
テークマニホールドには、インジェクタに燃料を供給す
る燃料供給通路が一体形成されていることが好ましい。
この場合、この燃料供給通路は、インジェクタから延在
した第1の通路と、第1の通路の中心軸線上以外の位置
に形成されたギャラリーと、第1の通路とギャラリーと
を連通する第2の通路とで構成されていてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、第1の実施形態に係る水
平対向4気筒の筒内噴射エンジンの吸気系を示した概略
図である。一例として示したこのエンジンのシリンダブ
ロックにおける左バンクには、シリンダヘッドが設けら
れ、このシリンダヘッドとシリンダブロックとによって
気筒#1,#3が形成される。一方、右バンクに設けら
れたシリンダヘッドとシリンダブロックとによって気筒
#2,#4が形成される。各気筒#1〜#4は、2つの
吸気ポート1a,1bと2つの排気ポート2a,2bと
を有している。これらの吸気ポート1a,1bには、図
示しない吸気バルブがそれぞれ介装されているととも
に、排気ポート2a,2bには、図示しない排気バルブ
がそれぞれ介装されている。また、各気筒#1〜#4に
おける燃焼室の上部中央には、混合気を着火する点火プ
ラグの放電電極3が位置する。さらに、吸気ポート1
a,1bに介装された吸気バルブ近傍には、燃焼室内に
燃料(ガソリン)を直接噴射する第1のインジェクタ4
(筒内インジェクタ)が設けられている。筒内噴射エン
ジンでは、燃焼特性上の要求から燃料噴霧を微細化する
必要があり、また、圧縮行程で燃焼室内に燃料を直接噴
射する必要があるため、後述する燃料供給通路を介し
て、第1のインジェクタ4には高圧化された燃料が供給
される。
【0014】左バンク側の気筒#1,#3の吸気ポート
1a,1bは、インテークマニホールドの一部を構成す
る左側のデリバリホルダ5に形成された吸気通路(吸気
ポート毎に形成)を介して、インテークマニホールド本
体6(以下、「本体部」という)と連通している。ま
た、右バンク側の気筒#2,#4の吸気ポート1a,1
bは、右側のデリバリホルダ5に形成された吸気通路
(吸気ポート毎に形成)を介して、本体部6と連通して
いる。なお、図1には示していないが、実際には、各気
筒#1〜#4の吸気ポート1a側の吸気通路には、燃焼
室でのスワール生成を促進するための制御バルブ(スワ
ールコントロールバルブ)が介装されている。
【0015】本体部6には、気筒#1〜#4に吸入空気
を供給する4つの吸気通路6a〜6d、これらが集合す
るエアチャンバ6e等が一体的に形成されている。本体
部6における隣接した吸気通路(6aと6c,6bと6
d)の間に存在するスペースには、低圧燃料が供給され
る第2のインジェクタ9(筒外インジェクタ)が配設さ
れている。第2のインジェクタ9は、燃料を2方向に同
時に噴射でき、隣接した気筒#1,#3(#2,#4)
における吸気ポート1b側の吸気通路に向けて燃料を噴
射する。このインジェクタ9は、エンジン始動時におけ
る燃焼性を確保するために補助的に設けられている。す
なわち、エンジン始動直後は、第1のインジェクタ4へ
供給される燃料の圧力が低いため、充分な燃料噴射量が
得られず、また、第1のインジェクタ4から噴射される
燃料噴霧の粒径が大きくなる。この状態で成層燃焼を行
うと、放電電極3の周囲に着火可能な混合気を十分に形
成することが困難となり、燃焼性の悪化を招く。そこ
で、エンジン始動時は、第1のインジェクタ4に加え、
筒外に配設された第2のインジェクタ9によって燃料噴
射を行うようにしている(エンジン始動後、高圧燃料系
の燃料圧力が規定値に達した後は、第1のインジェクタ
4のみで燃料噴射を行う)。
【0016】また、本体部6の上流には、吸入空気量を
調整する電動スロットルバルブ10が介装されている。
このスロットルバルブ10は、アクセルペダルと機械的
にリンクしておらず、電動モータ等のアクチュエータ1
1の駆動力で開閉する。アクチュエータ11とリンクし
たスロットル開度は、アクセル開度等に基づいて決定さ
れる。
【0017】つぎに、本体部6と左右のデリバリホルダ
5とで構成されるインテークマニホールド6の形状、お
よび第1のインジェクタ4の取り付け構造について、図
2から図4を参照しながら説明する。ここで、図2は、
第1のインジェクタ4の取り付け構造の説明図である。
また、図3はデリバリホルダ5の上面図であり、図4は
その側面図である。なお、図2は、一方のバンク側にお
けるインジェクタの取り付け構造のみ示しているが、他
方のバンク側も同様の構成を有している。デリバリホル
ダ5および本体部6のそれぞれは、高剛性のアルミ合金
等で形成されている。
【0018】インテークマニホールドの一方の構成部材
である本体部6は、吸気通路6a〜6dおよびエアチャ
ンバ6e等を有する。エアチャンバ6eの正面側には、
電動スロットルバルブ10を経た吸入空気を取り入れる
ための開口部6fが形成されている。また、エアチャン
バ6eの左バンク側からは吸気通路6a,6cが延在し
ており、これらの吸気通路6a,6cの端部には左側の
プレート部6gが設けられている。一方、エアチャンバ
6e右バンク側からは、吸気通路6b,6dが延在して
おり、これらの吸気通路6b,6dの端部には右側のプ
レート部6gが設けられている。左右のプレート部6g
の下面は、吸気通路と位置的に対応する箇所が開口して
いる。プレート部6gの下面とデリバリホルダ5の上面
とが当接した状態で、本体部6および左右のデリバリホ
ルダ5はボルトで固定されている。
【0019】インテークマニホールドの他方の構成部材
であるデリバリホルダ5には、隣接した気筒#1,#3
(または#2,#4)毎の吸気ポート1a,1bに連通
する吸気通路5a,5bが形成されている。図4に示し
たように、一対の吸気通路5a,5bは、デリバリホル
ダ5の上下を貫通しており、下側へ向かうに従い両通路
5a,5bの間隔が徐々に広がっている。デリバリホル
ダ5の下面とシリンダヘッド12の上面とを当接し、吸
気通路5a,5bがシリンダヘッド12側の吸気ポート
1a,1bに連通した状態で、デリバリホルダ5はシリ
ンダヘッド12にボルトで固定されている。
【0020】図4に示したように、デリバリホルダ5の
下側(シリンダヘッド12側)における吸気通路5a,
5bの間には、第1のインジェクタ4の後端側を収納す
るための取り付け部5cが形成されている。この取り付
け部5cは、嵌入孔5hを有するとともに、デリバリホ
ルダ5の下面から円筒状に突出した部分を有する。嵌入
孔5hは、第1のインジェクタ4の後端部(噴射部とは
反対側の端部)を嵌入可能な径を有する。また、突出し
た円筒部分は、シリンダヘッド12に形成された収納部
に嵌入可能な外径を有する。
【0021】また、デリバリホルダ5には、第1のイン
ジェクタ4に高圧燃料を供給する燃料供給通路が一体形
成されている。この燃料供給通路は、デリバリホルダ5
にドリルで複数の孔を穿設し、必要に応じて、その開口
部にめくら栓(プラグ)を圧入・溶接することによって
形成され、ギャラリー5d、第1の通路5eおよび第2
の通路5f等で構成される。ここで、第1の通路5e
は、第1のインジェクタ4の後端部が取り付けられる取
り付け部5cから、嵌入孔5hの中心軸線(第1のイン
ジェクタ4の中心軸線)の方向に直線状に延在してい
る。また、ギャラリー5dは、容積を稼いでガソリンの
脈動を抑えるために、他の通路5e,5fよりも太く形
成された通路であり、本実施形態においては、隣接した
気筒#1,#3(または#2,#4)方向に直線状に延
在している。このギャラリー5dは、レイアウト上の理
由から、第1の通路5eの中心軸線上以外の位置に(換
言すれば、ギャラリー5dの中心軸が第1の通路5eの
中心軸線と交差しないようにオフセットして)形成され
ている。そのため、第1の通路5eとギャラリー5dと
は、直線状に延在する第2の通路5fを介して連通して
いる。高圧燃料は、ギャラリー5dの一端の燃料供給口
5gからギャラリー5dに供給される。なお、ギャラリ
ー5dの略中央に設けられた燃料取り出し口5iは、左
右のバンクの燃料通路を連通するために設けられてい
る。
【0022】シリンダヘッド12の収納部に第1のイン
ジェクタ4を収納した状態で、上述した構成を有するデ
リバリホルダ5を、ボルトによってシリンダヘッド12
の上部に固定する。これにより、ボルトの締め付け力に
よって、第1のインジェクタ4はシリンダヘッド12に
固定される。また、固定された第1のインジェクタ4の
大半の部分(コネクタ接続部等を除く)は、シリンダヘ
ッド12とデリバリホルダ5とで覆われる。すなわち、
第1のインジェクタ4の先端側は、噴射部が燃焼室に臨
んだ状態でシリンダヘッド12の収納孔に収納されてい
るとともに、その後端側はデリバリホルダ5の嵌入孔5
hに収納される。また、高圧燃料は、デリバリホルダ5
に一体形成されたギャラリー5d、第2の通路5f、第
1の通路5eを介して、第1のインジェクタ4の後端部
に供給される。
【0023】上述したインジェクタの取り付け構造にお
いて、第1のインジェクタ4の大半の部分(コネクタの
接続部等を除く)は、シリンダヘッド12とインテーク
マニホールドの一部を構成するデリバリホルダ5とで覆
われた状態となる。なぜなら、第1のインジェクタ4の
先端側は、噴射部が燃焼室に臨んだ状態でシリンダヘッ
ド12の収納孔に収納されおり、その後端側はデリバリ
ホルダ5の嵌入孔5hに収納されているからである。し
たがって、筒内圧によって筒外に押し出すような力が第
1のインジェクタ4に作用した場合においても、強固に
固設されたデリバリホルダ5によって、第1のインジェ
クタ4を確実に固定することができる。
【0024】また、万一の衝突時等において、吸気系周
辺に配置された車体部材が第1のインジェクタ4側へ変
形または変位したとしても、このインジェクタ4の周囲
を覆う高剛性のインテークマニホールド等が外力を吸収
する。これにより、第1のインジェクタ4に外力が直接
加わる可能性を低減することができ、インジェクタ4を
有効に保護することができる。
【0025】また、ギャラリーを含む燃料供給通路を、
高剛性のインテークマニホールドに一体形成しているた
め、これを別部材として取り付けた場合と比較して、外
力による燃料供給通路の破損、または燃料漏れの発生を
防ぐことができる。特に、インテークマニホールドのレ
イアウト上の理由から、ギャラリー5dの中心軸が第1
の通路5eの中心軸線と交差しないようにオフセットさ
せる必要がある場合、別部材として構成されたギャラリ
ーの強度の確保は容易ではない。これに対して、本実施
形態のように、ギャラリー5dをインテークマニホール
ドに一体形成すれば、このようなオフセットしたレイア
ウトにおいても、十分な強度を確保することができる。
【0026】さらに、シリンダヘッド12に取り付けら
れた第1のインジェクタ4の後端部にインテークマニホ
ールドを固設することによって、第1のインジェクタ4
を固定している。したがって、従来技術のように、第1
のインジェクタ4を固定するための固定部材(例えば、
従来の技術におけるデリバリパイプや取り付けカバー)
を別個に用いる必要がない。その結果、第1のインジェ
クタ4の取り付けに関する構成部品点数を削減すること
ができるとともに、取り付け工程の一層の効率化を図る
ことができる。
【発明の効果】このように、本発明によれば、シリンダ
ヘッドとインテークマニホールドとでインジェクタの大
半を覆うとともに、ギャラリーを含む燃料供給通路をイ
ンテークマニホールドに一体形成している。このような
構成では、吸気系近傍の周辺部材が変形または変位した
場合においても、インテークマニホールド等によってイ
ンジェクタや燃料供給系を有効に保護することができ
る。それとともに、インジェクタの取り付け構造に関す
る構成部品点数を削減し、生産性の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態に係るエンジンの吸気系の概
略図
【図2】 第1のインジェクタの取り付け構造の説明図
【図3】 デリバリホルダの上面図
【図4】 デリバリホルダの側面図
【符号の説明】
1a,1b 吸気ポート 2a,2b 排気ポート 3 放電電極 4 第1のインジェクタ(筒内インジェクタ) 5 デリバリホルダ 5a,5b 吸気通路 5c 取り付け部 5d ギャラリー 5e 第1の通路 5f 第2の通路 5g 燃料供給口 5h 嵌入孔 5i 燃料取り出し口 6 インテークマニホールド本体(本体部) 6a〜6d 吸気通路 6e エアチャンバ 6f 開口部 6g プレート部 9 第2のインジェクタ(筒外インジェクタ) 10 電動スロットルバルブ 11 アクチュ
エータ 12 シリンダヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 61/14 320 F02M 35/10 102P

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】噴射部から燃料を筒内に直接噴射するイン
    ジェクタが取り付けられるインテークマニホールドにお
    いて、 前記インテークマニホールドに一体形成されているとと
    もに、前記インジェクタに燃料を供給する燃料供給通路
    と、 前記燃料供給通路と連通するように、前記インテークマ
    ニホールドのシリンダヘット側に一体形成されていると
    ともに、前記インジェクタの噴射部側が前記シリンダヘ
    ッドに取り付けられた状態において、前記インジェクタ
    の噴射部の反対側が収納される取り付け部とを有するこ
    とを特徴とするインテークマニホールド。
  2. 【請求項2】前記燃料供給通路は、 前記取り付け部から延在した第1の通路と、 前記第1の通路の中心軸線上以外の位置に形成されたギ
    ャラリーと、 前記第1の通路と前記ギャラリーとを連通する第2の通
    路とを有することを特徴とする請求項1に記載されたイ
    ンテークマニホールド。
  3. 【請求項3】燃料を筒内に直接噴射するインジェクタが
    取り付けられ、前記インジェクタに燃料を供給する燃料
    供給通路が一体形成されたインテークマニホールドにお
    いて、 前記燃料供給通路は、 前記インジェクタの取り付け位置から、直線的に延在し
    た第1の通路と、 前記第1の通路の中心軸線上以外の位置に形成されたギ
    ャラリーと、 前記第1の通路と前記ギャラリーとを連通する第2の通
    路とを有することを特徴とするインテークマニホール
    ド。
  4. 【請求項4】噴射部から燃料を筒内に直接噴射するイン
    ジェクタの取り付け構造において、 シリンダヘッドと、 前記シリンダヘッドに取り付けられたインテークマニホ
    ールドと、 噴射部側が前記シリンダヘッドに収納されているととも
    に、前記噴射部の反対側が前記インテークマニホールド
    に収納されたインジェクタとを有することを特徴とする
    インジェクタの取り付け構造。
  5. 【請求項5】前記インテークマニホールドには、前記イ
    ンジェクタに燃料を供給する燃料供給通路が一体形成さ
    れていることを特徴とする請求項4に記載されたインテ
    ークマニホールドの取り付け構造。
  6. 【請求項6】前記燃料供給通路は、 前記インジェクタから延在した第1の通路と、 前記第1の通路の中心軸線上以外の位置に形成されたギ
    ャラリーと、 前記第1の通路と前記ギャラリーとを連通する第2の通
    路とを有することを特徴とする請求項5に記載されたイ
    ンテークマニホールドの取り付け構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003262145A (ja) * 2002-01-31 2003-09-19 Visteon Global Technologies Inc 一体形制御及び燃料供給システム
WO2020145158A1 (ja) * 2019-01-07 2020-07-16 三菱自動車工業株式会社 シリンダヘッド

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