JP2001003809A - 筒内噴射式エンジンの吸気系構造 - Google Patents

筒内噴射式エンジンの吸気系構造

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JP2001003809A
JP2001003809A JP11176569A JP17656999A JP2001003809A JP 2001003809 A JP2001003809 A JP 2001003809A JP 11176569 A JP11176569 A JP 11176569A JP 17656999 A JP17656999 A JP 17656999A JP 2001003809 A JP2001003809 A JP 2001003809A
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intake port
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られた配置空間内で、燃料分配供給管を介
してインジェクタを適正に保持することができる筒内噴
射式エンジンの吸気系構造を提供する。 【解決手段】 シリンダヘッド2の一方の側壁を、一方
の吸気ポート8の存在域において他方の吸気ポート7の
存在域よりも吸気マニホールド接合面2aの略幅方向m
の他方側に引っ込むようにして、吸気マニホールド接合
面2aの略幅方向mの一方側外方に新たに所定の配設空
間42を確保し、その所定の配設空間42にインジェク
タ22と締結ボルト31とを気筒列方向においてできる
だけ近接状態をもって並ぶように配置することによっ
て、インジェクタ22の気筒軸心に対する傾斜角度を小
さくしつつ、該インジェクタ22の頭部の軸心と、該頭
部に嵌装するフューエルディスパイプ30の接続凹部の
軸心とのずれが無いようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの燃焼室
側方に臨むようにインジェクタを配設するようにした筒
内噴射式エンジンの吸気系構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンとして、気筒内燃焼室にインジ
ェクタにより直接、燃料を噴射供給するようにした筒内
噴射式エンジンがある。この筒内噴射式エンジンにおい
ては、インジェクタに供給する燃料の圧力が極めて高圧
になることから、燃料分配供給管の配設構造に種々の工
夫がなされている。例えば、特開平8−246992号
公報に開示されるエンジンでは、インジェクタに燃料を
分配供給する燃料分配供給管(デリバリパイプ)を、シ
リンダヘツドに取り付けるインジェクタの軸心上に位置
づけて、該シリンダヘツドに締結部材(例えばボルト)
により固定するとともに、インジェクタの基端側(接続
頭部側)をOリングを介装して燃料分配供給管の燃料供
給穴(接続凹部)内に嵌合させることにより、インジェ
クタを燃科分配供給管そのものによって保持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記締結部材
によるインジェクタの保持は、インジェクタの基端側の
シール性をより向上させる観点からは、できるだけイン
ジェクタに対して該インジェクタの軸心方向に作用させ
るようにすることが好ましく、これらのことを考慮する
ことなく、単に、締結部材をもって燃料分配供給管をシ
リンダヘッドに固定するだけでは、供給される燃料圧力
が、吸気ポートに配置されるインジェクタに対して20
〜30倍程度高いこの種のインジェクタと燃料分配供給
管との接続部においては、シール性向上の観点から好ま
しくはない。
【0004】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その技術的課題は、限られた配置空間内
で、燃料分配供給管によりインジェクタを適正に保持す
ることができる筒内噴射式エンジンの吸気系構造を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明(請求項1の発明)にあっては、シリンダヘッ
ドの一方の側壁に、各気筒における一対の吸気ポートの
上流端開口を開口するポート開口領域面が気筒列方向に
延びるようにして形成され、前記ポート開口領域面の幅
方向一方側外方に、前記各気筒における燃焼室にそれぞ
れ臨むインジェクタと、該各インジェクタに対応する接
続凹部を有して気筒列方向に延びる燃料分配供給管とが
配設され、該燃料分配供給管が、前記各接続凹部に前記
各インジェクタの接続頭部を嵌合するようにして前記シ
リンダヘッドに締結部材により締結されている筒内噴射
式エンジンの吸気系構造において、前記一対の吸気ポー
トのうちの一方の吸気ポートが、前記ポート開口領域面
の略幅方向において、該一対の吸気ポートのうちの他方
の吸気ポートよりも短くされて、前記シリンダヘッドの
一方の側壁が、前記一方の吸気ポートの存在域におい
て、前記他方の吸気ポートの存在域よりも前記ポート開
口領域面の略幅方向他方側に引っ込むようにして形成さ
れ、前記インジェクタと前記締結部材とが、前記ポート
開口領域面の略幅方向一方側における前記一方の吸気ポ
ートの対向領域において、気筒列方向に近接状態をもっ
て並ぶように配置されている構成としてある。この請求
項1の発明の好ましい態様としては、請求項2以下の記
載の通りとなる。
【0006】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、一
方の吸気ポートが、ポート開口領域面の略幅方向におい
て他方の吸気ポートよりも短くされて、シリンダヘッド
の一方の側壁が、前記一方の吸気ポートの存在域におい
て他方の吸気ポートの存在域よりもポート開口領域面の
略幅方向他方側に引っ込むようにして形成されているこ
とから、ポート開口領域面の略幅方向一方側外方に新た
に所定の配設空間を確保できることになり、その所定の
配設空間にインジェクタと締結部材とを気筒列方向にお
いて近接状態をもって並ぶように配置することによっ
て、締結部材をインジェクタに気筒列方向においてでき
るだけ近づけることができることになる。このため、燃
料分配供給管の接続凹部を介してインジェクタの接続頭
部に適正な状態(インジェクタと締結部材とを気筒列方
向においてできるだけ近づけて、インジェクタ軸心と締
結部材の軸心との距離が小さいことによる両軸心間の寸
法公差を縮小し、接続凹部の軸心と該インジェクタの軸
心とのずれを極力なくすこと)をもって接続凹部とイン
ジェクタの接続頭部との軸心のずれを極力少なくするこ
とができ、このセンタリングの向上によって、高圧燃料
通路を兼ねるこの接続凹部と接続頭部とのシール性を一
段と向上できることになる。また、シリンダヘッドの一
方の側壁が、一方の吸気ポートの存在域において他方の
吸気ポートの存在域よりもポート開口領域面の略幅方向
他方側に引っ込むように形成されて、ポート開口領域の
略幅方向一方側外方に所定の配設空間が確保されるに伴
い、その所定の配設空間を利用して、燃料分配供給管の
接続凹部(インジェクタ)、締結部材等がシリンダヘッ
ド等に干渉しない範囲を広げることができることにな
り、インジェクタ及び燃料分配供給管の接続凹部等を吸
気ポートに近づくように傾斜配置を高める(より立て
る)ことができることになり、燃料のシリンダ壁面付着
を低減して、燃費悪化や排気有害成分の増大等の問題を
解消できることになる。しかもこのとき、インジェクタ
等の上記配置に基づき、燃料分配供給管等が吸気ポート
側に近づくことになり、燃料分配供給管を含めた吸気系
構造をコンパクトにすることができることになる。さら
に、上記作用効果を得るために、一方の吸気ポートの存
在域においてポート開口領域面の幅を短くする構成を採
ることから、ポート開口領域面の幅を最大でも、他方の
吸気ポートの存在域におけるポート開口領域面の幅に抑
えることができることになり、コンパクトにすることが
できるばかりか、一方の吸気ポートと他方の吸気ポート
とをずらして前述のような所定の配設空間を得る場合に
比べて、シリンダヘッド上部における周辺補機等の配設
自由度を高めることができることになる。
【0007】請求項2に記載された発明によれば、シリ
ンダヘッドにインジェクタ自身が固定部材をもって固定
され、固定部材が、気筒列方向において、インジェクタ
と略同じ位置に位置されていることから、固定部材を前
述の締結部材と干渉させることなく配置しつつ、シリン
ダヘッドにインジェクタをより確実に固定できることに
なる。
【0008】請求項3に記載された発明によれば、シリ
ンダヘッドにインジェクタ自身が固定部材をもって固定
され、固定部材、インジェクタ、締結部材が、その各軸
心が平行となるように配置され、固定部材の軸心方向領
域に燃料分配供給管が臨んでいることから、インジェク
タに対して固定部材、締結部材を近づけ、その押圧力を
効果的に付与してインジェクタを適正に押圧固定し、か
つインジェクタ頭部のシール性をより向上することがで
きる一方、固定部材の軸心方向領域の頭上空間を有効に
利用して、燃料分配供給管をインジェクタの軸心ないし
締結部材に近づけた状態(気筒列方向に延びる燃料分配
供給管がインジェクタの軸心に対してオフセットするも
のの、オフセット量を少なくした状態)にすることがで
き、燃料分配供給管を含む吸気系構造を、よりコンパク
トにすることができることになる。しかも、このような
燃料分配供給管の配置により、燃料分配供給管がシリン
ダヘッドないしはそのシリンダヘッドに連なる吸気マニ
ホルドに干渉しない範囲が拡大されることになり、これ
に伴い、シリンダヘッドとシリンダブロックとの合わせ
面に対するインジェクタの傾斜角度を高めて(気筒の軸
心に対するインジェクタの傾斜角度を少なくして)、燃
料のシリンダ壁面付着を、より抑制することができるこ
とになる。
【0009】請求項4に記載された発明によれば、イン
ジェクタに、該インジェクタを締結部材とで挟む配置関
係をもって接続用カプラが設けられていることから、イ
ンジェクタを基準として、締結部材と反対側の空間を、
接続用カプラの配設空間として有効に利用して、コンパ
クトにまとめることができることになる。
【0010】請求項5に記載された発明によれば、一方
の吸気ポートがスワール生成用ポートとされ、他方の吸
気ポートがタンブル生成用ポートとされ、他方の吸気ポ
ートを含む吸気通路に、所定運転域で閉じる開閉弁が設
けられていることから、開閉弁を閉じるだけにより、一
方の吸気ポートにおける吸気流れを強めて燃焼室におけ
る吸気スワールを強めることができる。また、ポート開
口領域面の略幅方向において、一方の吸気ポートが他方
の吸気ポートよりも短くされている形状自体を利用し
て、燃焼室において、吸気スワールを得ることも可能に
なり、吸気スワールを効果的に生成させることが可能に
なる。勿論この場合、開閉弁を開くことにより、燃焼室
において、吸気タンブルを得ることもできることにな
る。
【0011】請求項6に記載された発明によれば、他方
の吸気ポートを含む吸気通路に開閉弁が設けられ、開閉
弁の弁軸が、他方の吸気ポートを含む吸気通路のみを貫
通して気筒列方向に延びていることから、弁軸が存在し
ない一方の吸気ポートを含む吸気通路において、弁軸に
よって吸気が乱されて吸気抵抗が増大することを回避す
ることができることになる。
【0012】請求項7に記載された発明によれば、一方
の吸気ポートの開口断面積が他方の吸気ポートの開口断
面積よりも小さくされ、ポート開口領域面の幅方向一方
側が、該ポート開口領域面の幅方向他方側よりも下方側
とされ、インジェクタ先端が燃焼室の周縁部に臨むよう
にされていることから、燃焼室側方から燃料を噴射する
タイプにおいて、インジェクタに対する適正且つ十分な
押圧力の付与、インジェクタの接続頭部のシール性、イ
ンジェクタの傾斜配置、吸気系構造のコンパクト性等の
観点から、具体的で好ましい態様の吸気系構造を提供で
きることになる。また、他方の吸気ポートを含む吸気通
路に開閉弁を設けて、この開閉弁を閉じるように構成す
れば、一方の吸気ポートの開口断面積が小さい分だけ、
該吸気ポートの吸気流速を高めることができ、吸気スワ
ールを強化することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づいて説明する。図1において、符号1は、本
実施形態に係る筒内噴射式エンジン本体であり、このエ
ンジン本体1は直列4気筒式とされている。このエンジ
ン本体1においては、既知の如く、シリンダブロック3
と、該シリンダブロック3上に配置されるシリンダヘッ
ド2と、前記シリンダブロック3の各気筒4内に嵌挿さ
れたピストン5とにより、燃焼室6がそれぞれ画成され
ており、シリンダヘッド2内部には、その各燃焼室6に
開口するようにして一対の吸気ポート8、7と一対の排
気ポート9とが形成されている。
【0014】前記シリンダヘッド2には、図1に示すよ
うに、その下部において、各気筒4毎に、燃焼室6上面
を構成する凹陥部41がそれぞれ形成されている。凹陥
部41は、気筒4の軸心xを基準として、エンジン本体
1の幅方向(図1中、左右方向)両側において傾斜方向
を相異ならせた傾斜面41a、41bにより形成されて
おり、その各傾斜面41a(41b)は、エンジン本体
1の幅方向外方に向かうに従って下方に向かうように傾
斜されている。その一方の傾斜面41aには、前記一対
の吸気ポート7、8の下流端開口が気筒列方向に並ぶよ
うに開口され、他方の傾斜面41bには、前記一対の排
気ポート9の上流端開口が気筒列方向に並ぶように開口
されており、その4つの開口は、気筒4の軸心を囲むよ
うに形成されている。その4つの開口には吸気弁及び排
気弁10がそれぞれ設けられており、各ポート7〜9
は、吸気弁及び排気弁10により、気筒4毎にエンジン
出力軸と同期して周知のタイミングで開閉されることに
なっている。このため、シリンダヘッド2の上部には、
図1、図2に示すように、吸気弁及び排気弁10をバル
ブリフタ19を介して往復動させる吸気側及び排気側の
2本のカム軸17、18がそれぞれ回転自在に配設さ
れ、その2本のカム軸17、18には、図示しないタイ
ミングベルト等を介してエンジン本体1の出力軸が駆動
連結されている。また、このような各気筒4における吸
気弁及び排気弁10に囲まれている部分(凹陥部41)
には、点火プラグ11がそれぞれ設けられており、各点
火プラグ11は、気筒4の軸心xに沿いつつ燃焼室6に
臨まされている。
【0015】前記シリンダヘッド2の一方の側壁43
(図1中、右壁)には、その上部において、図1〜図3
に示すように、ポート開口領域面としての吸気マニホー
ルド接合面2aが形成されている。吸気マニホールド接
合面2aは、所定の幅をもって、エンジン本体1の幅方
向外方側(図1中、右側)に向かうに従って下方に向か
うように傾斜されており(図1参照)、その吸気マニホ
ールド接合面2aは、略エンジン本体1全長に亘って気
筒列方向に延ばされている(図2、図3参照)。この吸
気マニホールド接合面2aには、各気筒4の一対の吸気
ポート8、7の上流端開口が並ぶようにして気筒列方向
に順次、開口されており、このため、各吸気ポート8
(7)は、その各上流端開口から各下流端開口に向けて
斜め下方に延ばされている。この各一対の吸気ポート8
(7)は、一方の吸気ポート8がスワール生成用ポート
とされ、他方の吸気ポート7がタンブル生成用ポートと
されており、一方の吸気ポート8の通路断面積は他方の
吸気ポート7の通路断面積よりも小さくされている。具
体的には、図2、図3、図8、図12に示すように、各
吸気ポート8(7)の上流端開口から下流側にかけて、
各一方の吸気ポート8が、吸気マニホールド接合面2a
の略幅方向mにおいて各他方の吸気ポート7よりも短く
されており、これに伴い、シリンダヘッド2の一方の側
壁43は、各一方の吸気ポート8の存在域において、各
他方の吸気ポート7の存在域よりも吸気マニホールド接
合面2aの略幅方向mの他方側(図8の上側)に引っ込
むようにして形成され、その各一方の吸気ポート8の存
在域における吸気マニホールド接合面2aの略幅方向m
の一方側外方(図8の下側)に新たに所定の配設空間4
2が形成されることになっている。
【0016】前記吸気マニホールド接合面2aには、図
1に示すように、吸気マニホールド12が接続されてい
る。吸気マニホールド12は、各気筒4毎の一対の吸気
ポート8(7)の上流端開口に対応した独立通路12
a、12bをそれぞれ備えており、その各独立通路12
a(12b)は、該当する吸気ポート8(7)に連なっ
て、これらは吸気通路を構成することになっている。こ
の場合、作業性を考慮して、吸気マニホールド12に
は、ボルト挿通孔が形成された複数のボス部12cが設
けられており、このボス部12cとボルト13を用いて
吸気マニホールド12は吸気マニホールド接合面2aに
接合されることになっている。
【0017】上記各他方の吸気ポート7に連なる独立通
路12b内には、燃焼室6の吸気流動状態を調節する開
閉弁としてのバタフライバルブ16がそれぞれ配設され
ている。この各バタフライバルブ16は、共通の弁軸1
6aによって連結されており、その弁軸16aは、図
1、図4に示すように、各他方の吸気ポート7に連なる
独立通路12bのみを貫通して気筒列方向に延び、各一
方の吸気ポート8に連なる独立通路12aを貫通しない
ことになっている。これは、各一方の吸気ポート8の上
流端開口が各他方の吸気ポート7の上流端開口よりも小
さくされていることと、それらに連なる吸気マニホール
ド12の独立通路12a、12bを、多少、上下方向に
ずらした配置を利用してなされているものであり、これ
により、一方の吸気ポート8に連なる独立通路12aに
おいて、弁軸16aが存在しないことにより、吸気が乱
されて吸気抵抗が増大することが回避されることなって
いる。この弁軸16aには、図外のアクチュエータが連
結されており、このアクチュエータにより、弁軸16a
が該弁軸16aの軸心を中心として回転駆動されて、バ
タフライバルブ16が開閉動されることになっている。
このバタフライバルブ16の開閉制御は、図外の制御装
置によるアクチュエータの制御により行われることにな
っており、所定運転域(スワール生成時)においてはバ
タフライバルブ16は閉とされ、タンブル流生成を強化
する時においてはバタフライバルブ16は開とされるこ
とになっている。
【0018】前記シリンダヘッド2の一方の側壁43に
は、図3に示すように、前記吸気マニホールド接合面2
aの下方側において、複数の孔部21、台座25、29
が各気筒4毎にそれぞれ設けられている。
【0019】上記各孔部21は、各気筒4毎に燃焼室6
に連通されおり、その内部にはインジェクタ22が収容
されている。このインジェクタ22の先端側噴孔は、図
1に示すように、吸気弁10の傘部に近接して燃焼室6
の周縁部に臨んでおり、このインジェクタ22の該イン
ジェクタ22軸心yと同一方向に軸心を持つ先端側噴孔
により、燃焼室6に側方から燃料が噴射されることにな
っている。このように側方から燃料を噴射するようにす
る場合において、噴射した燃料ができるだけ気筒4壁面
(シリンダ壁面)に付着しないようにするためには、イ
ンジェクタ22はできるだけ立てて配置することが好ま
しい。このため、この実施形態では、一対の吸気ポート
7、8の断面形状がインジェクタ22の外周に沿うよう
な異形のものとされると共に所定の配設空間42の一部
をも利用して、インジェクタ22は、他方の吸気ポート
7の内側に入り込むようにしつつ該吸気ポート7(8)
に近接させて配置されている(図12参照)。これによ
り、インジェクタ22軸心yの気筒4軸心xに対する傾
斜角度は約45°になリ、燃料のシリンダ壁面付着は十
分に低減されることになっている。尚、前記傾斜角度は
50°以下にすればよい。
【0020】前記インジェクタ22としては、先端側噴
孔の軸心がインジェクタ22軸心yと同一方向ゆえに、
例えば高圧スワールインジェクタを用いることが好まし
い。この高圧スワールインジェクタは、燃料噴霧にスワ
ールを生じさせて微粒化を促進するとともに、燃焼室圧
力が高い圧縮行程後期での噴射では噴霧角が40°以下
の狭角になり、一方、燃焼室圧力が低い吸気行程での噴
射では、それよりも噴霧角が広がる(約10°程度広が
る)機能を発揮する。
【0021】このようなインジェクタ22を用いた燃料
噴射制御に関しては、エンジン本体1が低負荷低回転の
所定領域にあるときには、点火プラグ11の近傍に混合
気が偏在する成層燃焼状態とすべく、各気筒4の圧縮行
程後期に燃料が噴射され、ピストン5の頂部のインジェ
クタ22側に偏位して形成された凹状のキャビティとの
協同で、点火時点において点火プラグ11の近傍に混合
気層を生成する。また、エンジン本体1が高負荷ないし
高回転領域にあるときには、均一燃焼状態とすべく、燃
料噴射は各気筒4の吸気行程前期に行われ、燃焼室6内
に均一に混合気を生成するように設定されている。この
燃料噴射制御は図示しない制街装置により行われること
になっており、その制御装置との間の信号ケーブル(図
示せず)は、インジェクタ22の外周部に設けられた接
続用カプラ23を介してインジェクタ22に接続される
ことになっている。この各接続用カプラ23は、気筒列
方向において、各インジェクタ22からエンジン後側に
向くようにして配置されている。
【0022】前記各台座25は、図3に示すように、前
記各孔部21の下方においてそれぞれ突出形成されてい
る。この各台座25には、図1、図5に示すように、ノ
ズルホルダ(固定部材)26がボルト27により締結さ
れており、このノズルホルダ26によりインジェクタ2
2は、軸心y方向の先端噴孔側に押付けられ、ワッシャ
45(図5参照)を押圧してシリンダヘッド2に固定さ
れている。このノズルホルダ26は、詳しくは図6、図
7に示すように、矩形状本体部の中心にボルト孔26a
が貫通形成され、その本体部から前方斜め下側に向かっ
て2本のアーム26b、26bが延びているもので、本
体部がボルト27により台座25に締結された状態で、
2本のアーム26b、26bの先端部がそれぞれインジ
ェクタ22のフランジ部に当接して、該インジェクタ2
2をその軸心y方向下側に押圧し、燃焼室6の高圧に抗
してシリンダヘッド2に確実に固定できることになって
いる。尚、前記ボルト27はインジェクタ22の軸心y
に平行に延びている。
【0023】前記各台座28は、図3に示すように、前
記各台座25よりも一段高い位置に位置されている。こ
の台座28にはボルト穴29が形成されており、そのボ
ルト穴29は、その軸心が前記インジェクタ22の軸心
yと平行となるように形成され、そのボルト穴29とイ
ンジェクタ22(孔部21)とは、気筒列方向において
近接した状態で並ぶように配置されている。
【0024】前記シリンダヘッド2の一方の側壁43上
部ないしは前記吸気マニホールド12の下方には、図1
に示すように、各インジェクタ22に燃料(ガソリン)
を分配供給する燃料分配供給管としてのフューエルディ
スパイプ30が配設されている。このフューエルディス
パイプ30は、図9〜図11に示すように、エンジン本
体1の略全体に亘って気筒列方向に延びるメインパイプ
部33と、そのメインパイプ部33からそれぞれ突出す
るように一体的に形成される4つのインジェクタホルダ
部34とにより構成されている。
【0025】上記各インジェクタホルダ部34には、図
9〜図11に示すように、収容孔37(接続凹部)及び
ボルト挿通孔39がそれぞれ形成されている。各収容孔
37は、各インジェクタホルダ部34の先端面から開口
するように形成されており、その各収容孔37には、前
記インジェクタ22の基端側嵌合軸(接続頭部(燃料導
入口))が、その嵌合軸に嵌装されたOリング24(図
5参照)を介して気密にそれぞれ嵌合されている。各ボ
ルト挿通孔39は、その軸心を上記収容孔37の軸心と
平行な状態にしてインジェクタホルダ部34を貫通して
おり、各ボルト挿通孔39と各収容孔37とは、メイン
パイプ部33の延び方向において並ぶように配置されて
いる。この各ボルト挿通孔39は、各インジェクタ22
の基端側嵌合軸が各収容孔37に嵌合されたとき、前記
各ボルト穴29にそれぞれ臨むことになっており、その
各ボルト挿通孔39に締結ボルト31(締結部材)をそ
れぞれ挿通させて該各締結ボルト31を各ボルト穴29
に螺合することにより、フューエルディスパイプ30は
シリンダヘッド2の側壁43に固定されることになって
いる。
【0026】このとき、各インジェクタホルダ部34
は、前記インジェクタ22の傾斜配置に対応すべく、前
記所定の配設空間42を利用して、吸気マニホールド接
合面2aの略幅方向mの一方側にできるだけ近づくよう
に傾斜配置されることになっており、各気筒4毎にイン
ジェクタ22の傾斜配置を高めた状態で、該インジェク
タ22と締結ボルト31とは、気筒列方向において近接
した状態で並ぶことになっている。
【0027】上記メインパイプ部33は、本実施形態に
おいては、気筒列方向に延びつつ吸気ポート7、8から
離れるようにオフセット配置されており、このメインパ
イプ部33は前記各ボルト27の軸心領域の該ボルト2
7頭部側に臨むことになっている(図1参照)。この場
合、吸気マニホールド12等に対するメインパイプ部3
3の干渉しない範囲が拡大されることになるが、これを
も考慮して、前述のインジェクタ22等の傾斜配置が設
定されることになっている。また、このメインパイプ部
33の後端側(図8、図10〜図11中、左端側)には
取付座33aが設けられている。その取付座33aには
燃料供給パイプ35が気密に取り付けられており、その
燃料供給パイプ35を介してメインパイプ部33に、図
示しない高圧供給ポンプに基づき燃料が供給されること
になっている。一方、メインパイプ部33の前端部(図
8、図10〜図11中、右端部)にはフランジ部33b
が設けられており、そのフランジ部33bに燃圧センサ
36が取り付けられるようになっている(図8参照)。
この場合、気筒4毎に、締結ボルト31がインジェクタ
22よりもエンジン本体1前側に配置されて、エンジン
本体1最前端部において、締結ボルト31と燃圧センサ
36との距離が極めて短くできることを利用し、重い燃
圧センサ36をフューエルディスバイブ30によって安
定して支持することができることになっている。
【0028】前記フューエルディスバイプ30内部に
は、図5、図9に示すように、複数の分配通路38が形
成されている。各分配通路38は、メインパイプ部33
の燃料通路33cと前記各収容孔内37とをそれぞれ連
通しており、これにより、高圧供給ポンプに基づき燃料
供給パイプ35からメインパイプ部33に圧送された燃
料は、燃料通路33aから各分配通路38を介して各収
容孔37に至り、その各収容孔37に臨むインジェクタ
22の燃料導入口(接続頭部)に供給されることになっ
ている。
【0029】したがって、このような構造においては、
シリンダヘッド2の一方の側壁43(図1中、右側壁4
3)が、前記一方の吸気ポート8の存在域において他方
の吸気ポート7の存在域よりも吸気マニホールド接合面
2aの略幅方向mの他方側に引っ込むようにして形成さ
れて、吸気マニホールド接合面2aの略幅方向mの一方
側外方に新たに所定の配設空間42を確保できることに
なり、その所定の配設空間42を利用して、インジェク
タ22と締結ボルト31とを気筒列方向においてできる
だけ近づけるように配置することができることになる。
このため、インジェクタ22と締結ボルト31とを気筒
列方向においてできるだけ近づけて、インジェクタ22
の軸心と締結ボルト31との軸心間距離が小さいことに
よる両軸心間の寸法公差を縮小し、収容孔37の軸心と
該インジェクタ22の軸心とのずれを極力なくすことが
できることになり、頭部の基端側嵌合軸と収容孔37の
センタリング(両軸心の一致)度合が向上し、基端側嵌
合軸に嵌装されたOリング24の周方向における面圧の
ばらつきが少なくなって、例えば、Oリング24が硬い
冷間時においてエンジンが始動された時など、Oリング
24に作用する動圧が大きい一方で、Oリング24の弾
性変形が少ない時においても、該インジェクタ22頭部
のシール性を十分に確保でき、長期的にシール性を高め
ることができる。これにより、インジェクタ22とイン
ジェクタホルダ部34との間の高圧燃料通路(約8〜1
0MPaの高い燃料圧力が作用する通路)の接続部のシ
ール性を一段と向上させつつ、フューエルディスパイプ
30をエンジン本体1に固定できることになる。
【0030】また、新たな所定の配設空間42を利用し
て、インジェクタ22、締結ボルト31等がシリンダヘ
ッド2等に干渉しない範囲を広げることができることに
なり、インジェクタ22及びフューエルディスパイプ3
0のインジェクタホルダ部34等を吸気ポート8(7)
に近づくように傾斜配置を高めることができることにな
り、燃料の気筒4壁面付着を低減して、燃費悪化や排気
有害成分の増大等の問題を解消できることになる。しか
もこのとき、インジェクタ22等の上記配置に基づき、
フューエルディスパイプ30等が吸気ポート8(7)側
に近づくことになり、フューエルディスパイプ30を含
めた吸気系構造をコンパクトにすることができることに
なる。特に本実施形態においては、ボルト27の軸心方
向領域の頭上空間を有効に利用して、フューエルディス
パイプ30をインジェクタ22、ないし締結ボルト31
に近づけた状態(フューエルディスパイプ30のメイン
パイプ部33が、インジェクタ22の軸心yに対してオ
フセットするものの、そのオフセット量を少なくした状
態)にすることができ、フューエルディスパイプ30を
含む吸気系構造を、よりコンパクトにすることができ
る。しかも、このようなフューエルディスパイプ30の
配置により、フューエルディスパイプ30がシリンダヘ
ッド2ないしは吸気マニホルド12に干渉しない範囲を
拡大できることになり、これに伴い、気筒4軸心xに対
するインジェクタ22軸心yの傾斜角度を小さくし、イ
ンジェクタ22を立て、燃料の気筒4壁面付着を、より
抑制することができることにもなる。
【0031】さらに、一方の吸気ポート8の存在域にお
いて吸気マニホールド接合面2aの幅を短くする構成を
採り、吸気マニホールド接合面2aの幅を最大でも、他
方の吸気ポート7の存在域における吸気マニホールド接
合面2aの幅に抑えることができることになり、コンパ
クトにすることができるばかりか、一方の吸気ポート8
と他方の吸気ポート7とをずらして所定の配設空間42
を得る場合に比べて、シリンダヘッド2上部における周
辺補器等の配設自由度を高めることができることにな
る。
【0032】さらにまた、一方の吸気ポート8がスワー
ル生成用ポートとされ、他方の吸気ポート7がタンブル
生成用ポートとされ、他方の吸気ポート7を含む吸気通
路に、所定運転域で閉じるバタフライバルブ16が設け
られていることから、バタフライバルブ16を閉じるだ
けにより、一方の吸気ポート8における吸気流れを強め
て燃焼室6における吸気スワールを強めることができる
だけでなく、吸気マニホールド接合面2aの略幅方向に
おいて、一方の吸気ポート8の断面積が他方の吸気ポー
ト7の断面積よりも小さいこと、ないし一方の吸気ポー
ト8が他方の吸気ポート7よりも短くされている形状自
体を利用して、燃焼室6において、吸気スワールを得る
ことができることになり、吸気スワールを効果的に生成
させることができることになる。
【0033】加えて、他方の吸気ポート7に連なる吸気
通路にバタフライバルブ16が設けられ、バタフライバ
ルブ16の弁軸16aが、他方の吸気ポート7に連なる
吸気通路のみを貫通して気筒列方向に延びていることか
ら、一方の吸気ポート8に連なる吸気通路において、弁
軸16aが存在しないことにより、この弁軸16aによ
って吸気が乱されて吸気抵抗が増大することを回避する
ことができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る筒内噴射式エンジンの
概略各構成を示す部分断面図。
【図2】シリンダヘッドの上面図。
【図3】シリンダヘッドの右側面図。
【図4】図1のIV-IV線断面図。
【図5】インジェクタの配設構造を示す拡大断面図。
【図6】ノズルホルダの構成を示す図。
【図7】図6のz−z線断面図
【図8】図1のVIII−VIII線断面図。
【図9】フューエルディスパイプの正面図。
【図10】フューエルディスパイプの右側面図。
【図11】フューエルディスパイプの上面図。
【図12】各気筒4毎の吸気ポート、インジェクタ、ノ
ズルホルダ、締結ボルト等の配置関係を示す図8の拡大
図。
【符号の説明】
1 エンジン本体 2 シリンダヘッド 2a 吸気マニホールド接合面 4 気筒 6 燃焼室 7 他方の吸気ポート 8 一方の吸気ポート 12 吸気マニホールド 12b 吸気マニホールドの独立通路 16 バタフライバルブ 22 インジェクタ 23 接続用カプラ 27 ボルト 30 フュエールディスパイプ 31 締結ボルト 34 インジェクタホルダ部 43 側壁 m 吸気マニホールド接合面の幅方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 55/02 330 F02M 55/02 330B 350 350H 61/14 320 61/14 320A 61/16 61/16 J Fターム(参考) 3G023 AA02 AA03 AA15 AA16 AB01 AC05 AD03 AD05 AD07 AF01 AG01 3G024 AA04 AA09 BA20 DA01 DA03 DA06 DA10 DA18 FA00 FA08 GA26 3G066 AA02 AA03 AA05 AB02 AD05 AD12 BA12 BA17 BA23 BA36 BA65 BA67 CB01 CB05 CB12 CC48 CD04 CD28 CD29 CE30 DC18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドの一方の側壁に、各気筒
    における一対の吸気ポートの上流端開口を開口するポー
    ト開口領域面が気筒列方向に延びるようにして形成さ
    れ、前記ポート開口領域面の幅方向一方側外方に、前記
    各気筒における燃焼室にそれぞれ臨むインジェクタと、
    該各インジェクタに対応する接続凹部をそれぞれ有して
    気筒列方向に延びる燃料分配供給管とが配設され、該燃
    料分配供給管が、前記各接続凹部に前記各インジェクタ
    の接続頭部を嵌合するようにして前記シリンダヘッドに
    締結部材により締結されている筒内噴射式エンジンの吸
    気系構造において、 前記一対の吸気ポートのうちの一方の吸気ポートが、前
    記ポート開口領域面の略幅方向において、該一対の吸気
    ポートのうちの他方の吸気ポートよりも短くされて、前
    記シリンダヘッドの一方の側壁が、前記一方の吸気ポー
    トの存在域において、前記他方の吸気ポートの存在域よ
    りも前記ポート開口領域面の略幅方向他方側に引っ込む
    ようにして形成され、 前記インジェクタと前記締結部材とが、前記ポート開口
    領域面の略幅方向一方側における前記一方の吸気ポート
    の対向領域において、気筒列方向に近接状態をもって並
    ぶように配置されている、ことを特徴とする筒内噴射式
    エンジンの吸気系構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記シリンダヘッドに前記インジェクタ自身が固定部材
    をもって固定され、 前記固定部材が、気筒列方向において、前記インジェク
    タと略同じ位置に位置されている、ことを特徴とする筒
    内噴射式エンジンの吸気系構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記シリンダヘッドに前記インジェクタ自身が固定部材
    をもって固定され、 前記固定部材、前記インジェクタ、前記締結部材が、そ
    の各軸心が平行となるように配置され、 前記固定部材の軸心方向領域に前記燃料分配供給管が臨
    んでいる、ことを特徴とする筒内噴射式エンジンの吸気
    系構造。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記インジェクタに、該インジェクタを前記締結部材と
    で挟む配置関係をもって接続用カプラが設けられてい
    る、ことを特徴とする筒内噴射式エンジンの吸気系構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記一方の吸気ポートがスワール生成用ポートとされ、 前記他方の吸気ポートがタンブル生成用ポートとされ、 前記他方の吸気ポートを含む吸気通路に、所定運転域で
    閉じる開閉弁が設けられている、ことを特徴とする筒内
    噴射式エンジンの吸気系構造。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記他方の吸気ポートを含む吸気通路に開閉弁が設けら
    れ、 前記開閉弁の弁軸が、前記他方の吸気ポートを含む吸気
    通路のみを貫通して気筒列方向に延びている、ことを特
    徴とする筒内噴射式エンジンの吸気系構造。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記一方の吸気ポートの開口断面積が前記他方の吸気ポ
    ートの開口断面積よりも小さくされ、 前記ポート開口領域面の幅方向一方側が、該ポート開口
    領域面の幅方向他方側よりも下方側とされ、 前記インジェクタ先端が、燃焼室の周縁部に臨むように
    されている、ことを特徴とする筒内噴射式エンジンの吸
    気系構造。
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