JPH09126101A - 内燃機関の吸気構造 - Google Patents

内燃機関の吸気構造

Info

Publication number
JPH09126101A
JPH09126101A JP30666395A JP30666395A JPH09126101A JP H09126101 A JPH09126101 A JP H09126101A JP 30666395 A JP30666395 A JP 30666395A JP 30666395 A JP30666395 A JP 30666395A JP H09126101 A JPH09126101 A JP H09126101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake
cylinder head
intake port
fuel injection
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30666395A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Saito
弘 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP30666395A priority Critical patent/JPH09126101A/ja
Publication of JPH09126101A publication Critical patent/JPH09126101A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、内燃機関の吸気構造にお
いて、燃料の壁面付着を減少して運転性能を向上し、ま
た、内燃機関のコンパクト化や軽量化を図ることにあ
る。 【構成】 このため、この発明は、燃料噴射弁を吸気ポ
ートが形成されたシリンダヘッドの吸気ポート壁部とシ
リンダヘッドに接合される吸気マニホルドの接合端部と
に保持させて設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関の吸気
構造に係り、特に燃料の壁面付着を減少して運転性能を
向上し得る内燃機関の吸気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、各気筒に燃料を噴射す
る燃料噴射装置を備えているものがある。
【0003】この燃料噴射装置にあっては、図3に示す
如く、多気筒用の内燃機関102のシリンダヘッド10
4に吸気を各気筒に導く各吸気ポート106を吸気ポー
ト壁部108によって形成し、この各吸気ポート106
に連通する各吸気通路110が形成された吸気マニホル
ド112の接合端部114をシリンダヘッド104に接
合して設け、各気筒に燃料を噴射する各燃料噴射弁11
6をシリンダヘッド104と吸気マニホルド112の接
合部位で外部に突出し取付けている。なお、図3におい
て、符号118は燃焼室、120は吸気弁である。
【0004】このような内燃機関の吸気構造としては、
例えば、実開平2−22662号公報に開示されてい
る。この公報に記載のものは、各シリンダに吸気を供給
するための複数の独立吸気通路を並列に設け、各独立吸
気通路の上部に、各シリンダに燃料を供給するためのイ
ンジェクタを設けたエンジンの吸気構造において、隣接
する独立吸気通路の間に空間を形成するとともに、イン
ジェクタに接続される燃料配管を空間を通して配設した
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、内燃
機関の吸気構造においては、燃料噴射弁が吸気マニホル
ドの外部に位置して燃料を噴射するので、吸入する空気
の流速の変化量が大きくなり、噴射した燃料が吸気ポー
トの壁面に多量に付着し、このため、エンジン出力や燃
料噴射精度が低下し、もって、運転性能が悪化するとと
もに、排気有害成分が多くなるという不都合があった。
【0006】また、燃料噴射弁を吸気マニホルドの外部
に突出したり、デリバリパイプ等の部品が必要となるこ
とから、内燃機関の大型化や重量の増加を招くという不
都合があった。
【0007】更に、燃料噴射弁への配線も外部に突設し
ているので、配線と他の部品との干渉を回避させるため
に対策が必要であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、多気筒用の内燃機関のシ
リンダヘッドに各気筒に吸気を導く各吸気ポートを設
け、この各吸気ポートに連通する各吸気通路が形成され
た吸気マニホルドを前記シリンダヘッドに接合して設
け、前記各気筒に燃料を噴射する各燃料噴射弁を設けた
内燃機関の吸気構造において、前記燃料噴射弁を前記吸
気ポートが形成された前記シリンダヘッドの吸気ポート
壁部と前記シリンダヘッドに接合される前記吸気マニホ
ルドの接合端部とに保持させて設けたことを特徴とす
る。
【0009】また、多気筒用の内燃機関のシリンダヘッ
ドに各気筒に吸気を導く各吸気ポートを設け、この各吸
気ポートに連通する各吸気通路が形成された吸気マニホ
ルドを前記シリンダヘッドに接合して設け、前記各気筒
に燃料を噴射する各燃料噴射弁を設けた内燃機関の吸気
構造において、前記燃料噴射弁を前記吸気ポートが形成
された前記シリンダヘッドの吸気ポート壁部と前記シリ
ンダヘッドに接合される前記吸気マニホルドの接合端部
とに保持させるとともに前記吸気ポートの略中心部位に
配置して設けたことを特徴とする。
【0010】更に、多気筒用の内燃機関のシリンダヘッ
ドに各気筒に吸気を導く各吸気ポートを設け、この各吸
気ポートに連通する各吸気通路が形成された吸気マニホ
ルドを前記シリンダヘッドに接合して設け、前記各気筒
に燃料を噴射する各燃料噴射弁を設けた内燃機関の吸気
構造において、前記燃料噴射弁を前記吸気ポートが形成
された前記シリンダヘッドの吸気ポート壁部と前記シリ
ンダヘッドに接合される前記吸気マニホルドの接合端部
とに保持させて設け、前記燃料噴射弁への燃料を導く燃
料連通路を前記吸気マニホルドに設け、前記吸気マニホ
ルドの一側端部には前記燃料連通路に連通する燃料供給
通路が形成された燃料供給パイプを取付けて設けたこと
を特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明は、燃料噴射弁をシリン
ダヘッドの吸気ポート壁部と吸気マニホルドの接合端部
とに保持させているので、燃料噴射弁からの燃料噴霧の
回りに空気流を生じさせ、燃料の壁面付着を減少するこ
とができるので、エンジン出力や燃料制御の精度を向上
することができ、運転性能を向上するとともに、排気有
害成分の発生を低減することができる。
【0012】また、燃料噴射弁を内蔵し、デリバリパイ
プ等の部品を廃止できるので、内燃機関をコンパクトで
且つ軽量にすることができる。
【0013】更に、燃料噴射弁への配線が吸気マニホル
ド内に収めることができるので、他の部品との干渉がな
く、そのための対策を不要とすることができる。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1、2は、この発明の実施例
を示すものである。図1、2において、2は多気筒用の
内燃機関、4はシリンダヘッド、6は燃焼室、8は吸気
弁である。
【0015】シリンダヘッド4には、吸気ポート壁部1
0によって吸気ポート12が形成されている。
【0016】このシリンダヘッド4には、吸気ポート1
2に連通する吸気通路14が形成された吸気マニホルド
16の接合端部18が取付けて設けられる。
【0017】シリンダヘッド4と吸気マニホルド16と
の接合部位で、吸気ポート壁部10と接合端部18とに
は、ポート側弁装着穴20とマニホルド側弁装着穴22
とが形成されて燃料噴射弁24が保持される。この燃料
噴射弁24は、吸気ポート12の吸気ポート中心12c
上で、吸気ポート12の略中心部位に位置している。こ
のため、吸気マニホルド16にあっては、燃料噴射弁2
4部位で、空気流を円滑にするために、上流側に突出す
る空気ガイド壁26が略中央部位に形成されている。
【0018】吸気マニホルド16の接合端部18には、
図2に示す如く、両側端に指向する燃料連通路28が通
路形成壁30によって直線状に形成されている。この燃
料連通路28は、各燃料噴射弁24側に燃料を導くもの
である。
【0019】吸気マニホルド16には、左右の一側端
に、燃料連通路28に連通する燃料供給通路32が形成
された燃料供給パイプ34が、取付フランジ36を介し
て取付ボルト38によって取付けられる。
【0020】次に、この実施例の作用を説明する。
【0021】燃料供給通路32からの燃料は、燃料連通
路28に流入して各燃料噴射弁24に至り、この各燃料
噴射弁24から各吸気ポート12に噴射され、もって、
各気筒に供給される。
【0022】ところで、燃料噴射弁24が吸気ポート壁
部10と接合端部18とに保持されて吸気ポート12の
略中心部位に位置するので、燃料噴射弁24からの燃料
噴霧の回りに空気流を生じさせ、これにより、燃料の壁
面付着を減少させることができる。これにより、エンジ
ン出力を向上し、また、燃料噴射制御の精度が向上する
ので、運転性能が向上し、しかも、排気有害成分の発生
を低減することができる。
【0023】また、燃料噴射弁24をシリンダヘッド4
及び吸気マニホルド16内に内蔵することができ、ま
た、従来のデリバリパイプの廃止を行うことができ、内
燃機関2を、コンパクトにし、また、軽量にすることが
できる。
【0024】更に、燃料噴射弁24の配線を吸気マニホ
ルド16の接合端部18に収容させることが可能とな
り、他の部品と配線との干渉も避けるための対策を不要
とすることができる。
【0025】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、燃料噴射弁を吸気ポートが形成されたシ
リンダヘッドの吸気ポート壁部とシリンダヘッドに接合
される吸気マニホルドの接合端部とに保持させて設けた
ことにより、燃料噴射弁からの燃料噴霧の回りに空気流
を発生させ、燃料の壁面付着を減少することができるの
で、エンジン出力や燃料制御の精度を向上することがで
き、運転性能を向上するとともに、排気有害成分の発生
を低減し得る。
【0026】また、燃料噴射弁をシリンダヘッドと吸気
マニホルドとに内蔵し、デリバリパイプ等の部品を廃止
できるので、内燃機関をコンパクトで且つ軽量にするこ
とができる。
【0027】更に、燃料噴射弁への配線が吸気マニホル
ド内に収めることができるので、他の部品との干渉がな
く、そのための対策を不要とし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の吸気構造の要部構成図である。
【図2】内燃機関の吸気構造の一部断面図である。
【図3】従来における内燃機関の吸気構造の要部構成図
である。
【符号の説明】
2 内燃機関 4 シリンダヘッド 10 吸気ポート壁部 12 吸気ポート 16 吸気マニホルド 18 接合端部 24 燃料噴射弁 28 燃料連通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多気筒用の内燃機関のシリンダヘッドに
    各気筒に吸気を導く各吸気ポートを設け、この各吸気ポ
    ートに連通する各吸気通路が形成された吸気マニホルド
    を前記シリンダヘッドに接合して設け、前記各気筒に燃
    料を噴射する各燃料噴射弁を設けた内燃機関の吸気構造
    において、前記燃料噴射弁を前記吸気ポートが形成され
    た前記シリンダヘッドの吸気ポート壁部と前記シリンダ
    ヘッドに接合される前記吸気マニホルドの接合端部とに
    保持させて設けたことを特徴とする内燃機関の吸気構
    造。
  2. 【請求項2】 多気筒用の内燃機関のシリンダヘッドに
    各気筒に吸気を導く各吸気ポートを設け、この各吸気ポ
    ートに連通する各吸気通路が形成された吸気マニホルド
    を前記シリンダヘッドに接合して設け、前記各気筒に燃
    料を噴射する各燃料噴射弁を設けた内燃機関の吸気構造
    において、前記燃料噴射弁を前記吸気ポートが形成され
    た前記シリンダヘッドの吸気ポート壁部と前記シリンダ
    ヘッドに接合される前記吸気マニホルドの接合端部とに
    保持させるとともに前記吸気ポートの略中心部位に配置
    して設けたことを特徴とする内燃機関の吸気構造。
  3. 【請求項3】 多気筒用の内燃機関のシリンダヘッドに
    各気筒に吸気を導く各吸気ポートを設け、この各吸気ポ
    ートに連通する各吸気通路が形成された吸気マニホルド
    を前記シリンダヘッドに接合して設け、前記各気筒に燃
    料を噴射する各燃料噴射弁を設けた内燃機関の吸気構造
    において、前記燃料噴射弁を前記吸気ポートが形成され
    た前記シリンダヘッドの吸気ポート壁部と前記シリンダ
    ヘッドに接合される前記吸気マニホルドの接合端部とに
    保持させて設け、前記燃料噴射弁への燃料を導く燃料連
    通路を前記吸気マニホルドに設け、前記吸気マニホルド
    の一側端部には前記燃料連通路に連通する燃料供給通路
    が形成された燃料供給パイプを取付けて設けたことを特
    徴とする内燃機関の吸気構造。
JP30666395A 1995-10-31 1995-10-31 内燃機関の吸気構造 Pending JPH09126101A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30666395A JPH09126101A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 内燃機関の吸気構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30666395A JPH09126101A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 内燃機関の吸気構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09126101A true JPH09126101A (ja) 1997-05-13

Family

ID=17959831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30666395A Pending JPH09126101A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 内燃機関の吸気構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09126101A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980022218A (ko) * 1996-09-20 1998-07-06 박병재 엔진의 출력 향상 장치
WO2005100776A1 (ja) * 2004-04-02 2005-10-27 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha 燃料供給装置及びそれを備えた車両

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980022218A (ko) * 1996-09-20 1998-07-06 박병재 엔진의 출력 향상 장치
WO2005100776A1 (ja) * 2004-04-02 2005-10-27 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha 燃料供給装置及びそれを備えた車両
US7640921B2 (en) 2004-04-02 2010-01-05 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Fuel supply apparatus and vehicle provided with the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3003339B2 (ja) 燃料噴射式内燃機関の吸気装置
US5979421A (en) Cylinder head EGR system
US20100162984A1 (en) Intake manifold for internal combustion engine
JPH03121255A (ja) 空気燃料噴射式2サイクルエンジン
JPH08193547A (ja) V型多気筒エンジンの吸気装置
JP2001132589A (ja) エンジンの燃料供給装置
JP4529746B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JPH11351066A (ja) 排気ガス還流装置
JPH09126101A (ja) 内燃機関の吸気構造
JP2597081Y2 (ja) エンジンの吸気装置
JPS61201826A (ja) 内燃機関の吸気装置
JPH10252486A (ja) 内燃機関の吸排気装置
JPS62247166A (ja) エンジンの排気ガス還流装置
JP2798743B2 (ja) 空気燃料噴射式2サイクルエンジンのアイドリング制御装置
JP2000220540A (ja) 吸気マニホールド構造
JP2001003809A (ja) 筒内噴射式エンジンの吸気系構造
JP5302070B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射−吸気装置
JPH07103078A (ja) 筒内直接噴射式エンジンのegr装置
JPH09291868A (ja) 燃料噴射式多気筒エンジン
JPH0972263A (ja) 内燃機関の燃料供給装置及び燃料供給方法
JPS614821A (ja) 内燃機関の吸気装置
JP2003278627A (ja) 燃料噴射弁を備えた火花点火式エンジン
JPH0320502Y2 (ja)
JPH06317239A (ja) 燃料噴射装置
JPS6183481A (ja) 複式吸気機関における燃料噴射装置