JPS6183481A - 複式吸気機関における燃料噴射装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は複式吸気機関における燃料噴射装置に係り、
特に機関運転状態に応じた燃料供給を行い、低負荷時及
び高負荷時の機関性能の向上を図る複式吸気機関におけ
る燃料噴射装置に関する。

［従来の技術］ 燃料供給装置には、大別して気化器方式と燃料噴射方式
とがあり、気化器方式に比し燃料噴射方式は、燃料の分
配が均一となり、外気条件や運転条件に合わせて適正な
混合比が得られ、また減速時など必要なときには燃料の
カットができ、更にエンジン負荷の変動時に燃料供給の
追従性が良い等の利点を有している。

また、前記燃料噴射方式には、各気筒毎にインジェクタ
を配置したマルチポイントインジェクタや、吸気マニホ
ルドの集合部位に集中噴射するシングルポイントインジ
ェクタがあり、これらインジェクタによって機関運転状
態に応じた燃料供給を行い、機関性能の向上に寄与して
いる。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、従来の１気筒に２個の吸気弁を有する複式吸
気機関においては、独立する２つの第１、第２吸気通路
を設けたものはなく、しかもこれら第１、第２吸気通路
内に、前記マルチポイントインジェクタあるいはシング
ルポイントインジェクタを夫々設けたものはなかった。

また、第７．８図に示す如く、分岐する第１、第２吸気
ポート１Ｏ−１ａ、１Ｏ−２ａの下流端に夫々第１、第
２吸気弁１２−１ａ、１２−２ａが設けられるとともに
、第１、第２吸気ボート１Ｏ−１ａ、１〇−２ａ上流側
の分岐点Ａに上流側からインジェクタ６０を指向させ、
前記分岐点Ａに直接燃料を噴射させて前記両吸気ボート
１０−１２．１Ｏ−２ａを経て、燃焼室１４ａに燃料の
供給を行っていた。

このため、前記分岐点Ａに燃料を直接噴射させることに
より、噴霧燃料が分岐黒人に当接し、燃料の分配を良好
に果し得ないとともに、霧化を低下させるという不都合
がある。また、低負荷時においては吸気弁の一方が閉鎖
されることにより、吸気流に充分なスワールを生起させ
ることができず、混合気性状を改善し得ないという不都
合がある。

［発明の目的］ そこでこの発明の目的は、上述不都合を除去するために
、独立する２つの吸気通路の一方にシングルポイントイ
ンジェクタを設けるとともに、他方にはマルチポイント
インジェクタを設けることにより、機関運転状態に応じ
て少なくとも一方のインジェクタを作動させ、燃料の霧
化を促進させるとともに、強力なスワールを生起させ得
て、低負荷時及び高負荷時の機関性能を向上し得る複式
吸気機関における燃料噴射装置を実現するにある。

［問題点を解決するための手段］ この目的を達成するためにこの発明は、１気筒に２個の
吸気弁を有する複式吸気機関において、この吸気弁に夫
々独立する２つの吸気通路を形成し、一方の吸気通路に
シングルポイントインジェクタを装着するとともに他方
の吸気通路にはマルチポイントインジェクタを装着し、
機関運転状態に応じて少なくとも一方のインジェクタを
作動させる構成としたことを特徴とする。

［作用］ 上述の如く構成したことにより、低負荷時に一方のイン
ジェクタのみを作動させ、１つの吸気通路を利用して霧
化を良好に果すとともに、強力なスワールを生起させる
ことができ、また高負荷時には両インジェクタを作動さ
せ、吸気流入量を増大させることができ、出力の向上に
寄与するものである し実施例］ 以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する
。

第１図はこの発明の第１実施例を示すものである。第１
図において、２は複式吸気機関、４はエアクリーナ、６
−１．６−２は第１、第２吸気マニホルド、８はシリン
ダヘッド、１０−１、ｌ〇−２は第１、第２吸気ポート
、１２−１．１２−２は第１、第２吸気弁、１４は燃焼
室である。前記複式吸気機関２は以下の如（構成されて
いる。

前記シリンダヘッド８の第１吸気ポー）１０−１に第１
吸気マニホルド６−１を装着し、この第１吸気マニホル
ド６−１上流側に、第１スロツトル弁１６を内包する第
１スロツトルボデイ１８を介して、前記エアクリーナ４
を装着し、低負荷用第１吸気通路２０を形成する。また
、前記第２吸気ポート１０−２には第２吸気マニホルド
６−２を装着し、この第２吸気マニホルド６−２上流側
に、サージタンク２２と、第２スロツトル弁２４を内包
する第２スロツトルボデイ２６とを順次介設して、前記
エアクリーナ４に装着し、高負荷用第２吸気通路２８を
形成する。この独立配備された高負荷用第２吸気通路２
日と前記低負荷用第１吸気通路２０とにより、前記複式
吸気機関２の吸気通路３０を形成する。

また、前記低負荷用第１吸気通路２０の第１スロツトル
弁１６上流側にシングルポイントインジェクタ３２を配
置し、高負荷用第２吸気通路２８の第２吸気弁１２−２
直上流には、第２吸気弁１２−２の開口部位に指向する
マルチポイントインジェクタ３４を配置する。

なお符号３６は各気筒に連なる低負荷用第１吸気通路２
０の集合部位である。

次に作用について説明する。

機関の運転状態が低負荷時には、例えば作動源として吸
気管負圧を利用し、第１吸気通路２０内の第１スロツト
ル弁１６のみを開放するとともに、シングルポイントイ
ンジェクタ３２のみを連動作動させ、低負荷運転を行う
。これにより、燃料の霧化に必要な通路長さを十分に確
保することができるとともに、強力なスワールを生起さ
せることができ、低負荷時の機関運転性を向上し得る。

また、高負荷時には、低負荷用第１側に加えて第２１１
１をも作動させる。つまり、第１．第２スロットル弁１
６．２４を開放し、シングルポイントインジェクタ３２
とマルチポイントインジェクタ３４とを第１、第２スロ
ントル弁１６．２４に夫々連動作動させ、高負荷運転を
行う。これにより、充分な吸気流入量を確保することが
でき、両インジェクタによって各気筒間の燃料分配が良
好となるとともに、応答性も良好となり、出力が向上す
る。

第２．３図はこの発明の第２実施例を示すものである。

この第２実施例において上述第１実施例と同一機能を果
す箇所には同一符号を付して説明する。

この第２実施例の特徴とするところは以下の点にある。

すなわち、前記第１実施例の高負荷用第２吸気通路２８
側を低負荷用第１吸気通路４ｏ側とするとともに、低負
荷用第１吸気通路２０側を高負荷用第２吸気通路４２に
構成する。

さすれば、低負荷時に、第１吸気通路４ｏの第１スロツ
トル弁４４を開放するとともに、マルチインジェクタ３
４のみを作動させ、低負荷運転を行う。

また、高負荷時には第１、第２スロツトル弁４４．４６
を開放し、マルチポイントインジェクタ３４とシングル
ポイントインジェクタ３２とを作動させ、高負荷運転を
行う。

これにより、低負荷時において、第１側のみを作動させ
ることによって吸気の流速を大とすることができ、霧化
を良好に行い得るとともに、強力なスワールを生起させ
ることができる。

また、各気筒への吸気の分配がマルチポイントインジェ
クタによって効率良く果され、運転性能を向上できる。

更に、前記マルチポイントインジェクタの取付位置の変
更が可能であり、例えば、インジェクタを第１吸気弁の
開口部位に指向させることにより、噴射燃料が第１吸気
通路の壁面に付着するのを低減でき、噴射燃料を正確に
供給できる。

更にまた、高負荷時には、前記第１実施例と同様に、第
１、第２　（ｉｌ＋の両インジェクタによって燃料を噴
射することにより、充分な吸気流入量を確保することが
できるとともに、高出力を得ることができる。

第４〜６図はこの発明の第３実施例を示すものである。

この第３実施例の特徴とするところは以下の点にある。

すなわち、第２実施例においては、第２吸気通路４２内
の第２吸気マニホルドの分岐部位上流側に第２スロツト
ル弁４６を設けたが、この第２スロツトル弁４６を、第
２吸気マニホルド５０とシリンダヘット８間に介設した
スロットルボディ５２に内包するとともに、各気筒の第
２スロツトル弁４６を同一スロフトル軸５４に装着する
。

さすれば、第２スロツトル弁４６をシリンダヘッド近傍
に設けたことにより、第１側作動時において第２側の各
気筒の脈動・干渉による不都合を防止することができ、
より正確な吸気量制御ができる。また、同一スロフトル
軸に各気筒の第２スロツトル弁を装着することにより、
機関の高低負荷時の切換を容易・確実に行い得るもので
ある。

［発明の効果］ 以上詳細に説明した如くこの発明によれば、独立する２
つの吸気通路の一方にシングルポイントインジェクタを
設けるとともに、他方にはマルチポイントインジェクタ
を設ける構成としたので、機関運転状態に応じて少なく
とも一方のインジェクタを作動させ、燃料の霧化を促進
し得るとともに、特に低負荷時において強力なスワール
を生起させ得て、低負荷時及び高負荷時の機関性能を向
上し得る。

また、マルチポイントインジェクタを吸気弁に対して良
好な位置に設定できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１実施例を示す複式吸気機関の概
略断面側面図である。 第２．３図はこの発明の第２実施例を示し、第２図は複
式吸気機関の概略平面図、第３図は概略断面側面図であ
る。 第４〜６図はこの発明の第３実施例を示し、第４図は複
式吸気機関の概略一部切欠平面図、第５図は第１側の概
略断面側面図、第６図は第２側の概略断面側面図である
。 第７．８図はこの発明の従来技術を示し、第７図は吸気
機関の概略平面図、第８図は概略断面側面図である。 図において、２は複式吸気機関、４はエアクリーナ、６
は吸気マニホルド、８はシリンダヘッド、１０は吸気ポ
ート、Ｉ２は吸気弁、１４は燃焼室、１６は第１スロ７
）ル弁、２０は第１吸気通路、２４は第２スロ７トル弁
、２８は第２吸気通路、３０は吸気通路、３２はシング
ルポイントインジェクタ、３４はマルチポイントインジ
ェクタである。 ロアｆｉ二の、゛°：　　−・τ・ｊ−・第２図 第５図 手続ネｌｉ正書く方式〉 昭和５９年１１月　１日 特許庁長官　志　賀　　　学　　殿 １、事件の表示 昭和５９年特計願第２０４７４９号 ２、発明の名称 複式吸気機関における燃料噴射装置 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住　所　　静岡県浜名郡可美村高塚３００番地名　称　
　（２０８）鈴木自動車工業株式会社代表者　鈴　木　
　修 ４、代　理　人　〒１０５　　置　　０３−４３８−２
２４１　　（代表）住　所　　東京都港区虎ノ門３丁目
４番１７号鹿友第３ビル４階 ５、補正命令の日付　　　自発 ６、７ｉｆｉ正の対象　　　　　図面（内容に変更なし
）７、補正の内容

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １気筒に２個の吸気弁を有する複式吸気機関において、
   この吸気弁に夫々独立する２つの吸気通路を形成し、一
   方の吸気通路をその上流側において集合させて集合部を
   設け、この集合部にシングルポイントインジェクタを装
   着するとともに他方の吸気通路の夫々にはマルチポイン
   トインジェクタを装着し、機関運転状態に応じて少なく
   とも一方のインジェクタを作動させる構成としたことを
   特徴とする複式吸気機関における燃料噴射装置。