JPH07103078A - 筒内直接噴射式エンジンのｅｇｒ装置 - Google Patents
筒内直接噴射式エンジンのｅｇｒ装置Info
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- JPH07103078A JPH07103078A JP5248299A JP24829993A JPH07103078A JP H07103078 A JPH07103078 A JP H07103078A JP 5248299 A JP5248299 A JP 5248299A JP 24829993 A JP24829993 A JP 24829993A JP H07103078 A JPH07103078 A JP H07103078A
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- combustion chamber
- intake
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/14—Direct injection into combustion chamber
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B23/00—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation
- F02B23/08—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition
- F02B23/10—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition with separate admission of air and fuel into cylinder
- F02B23/101—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition with separate admission of air and fuel into cylinder the injector being placed on or close to the cylinder centre axis, e.g. with mixture formation using spray guided concepts
Landscapes
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＥＧＲガスの還流時にＮＯｘの低減効果が大
きく期待できるＥＧＲ装置を提供する。 【構成】 各気筒の燃焼室１３中央部に臨んで燃料噴射
用のインジェクタ１４と点火栓１５とを配設している筒
内直接噴射式エンジンにおいて、上記点火栓１５を挾む
両側位置のシリンダヘッド２内に吸気弁で開閉する一対
の吸気ポート１８ａ，１８ｂを備え、それぞれの吸気ポ
ート１８ａ，１８ｂの通路内に、先端出口が点火栓１５
回りに指向する独立したＥＧＲ挿入通路２１ａ，２１ｂ
を各別に形成する。このＥＧＲ挿入通路２１ａ，２１ｂ
を、独立配管したＥＧＲ管路２２と各別に連通して、各
気筒の燃焼室内１３内においてその中央部に臨む点火栓
１５回りに還流されるＥＧＲガスが集中して供給される
ようにし、ＥＧＲ管路２２にＥＧＲガスの還流量を制御
するＥＧＲ制御弁２３を設けてなる。
きく期待できるＥＧＲ装置を提供する。 【構成】 各気筒の燃焼室１３中央部に臨んで燃料噴射
用のインジェクタ１４と点火栓１５とを配設している筒
内直接噴射式エンジンにおいて、上記点火栓１５を挾む
両側位置のシリンダヘッド２内に吸気弁で開閉する一対
の吸気ポート１８ａ，１８ｂを備え、それぞれの吸気ポ
ート１８ａ，１８ｂの通路内に、先端出口が点火栓１５
回りに指向する独立したＥＧＲ挿入通路２１ａ，２１ｂ
を各別に形成する。このＥＧＲ挿入通路２１ａ，２１ｂ
を、独立配管したＥＧＲ管路２２と各別に連通して、各
気筒の燃焼室内１３内においてその中央部に臨む点火栓
１５回りに還流されるＥＧＲガスが集中して供給される
ようにし、ＥＧＲ管路２２にＥＧＲガスの還流量を制御
するＥＧＲ制御弁２３を設けてなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用エンジンにお
いて、特に吸気弁が２弁式で燃焼室内に燃料噴射を直接
に行う筒内直接噴射式エンジンに対して最適なＥＧＲ装
置に関するものである。
いて、特に吸気弁が２弁式で燃焼室内に燃料噴射を直接
に行う筒内直接噴射式エンジンに対して最適なＥＧＲ装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車エンジンの排気ガス中のＮＯｘを
低減する１つの手段として、排気ガスの一部を吸気系に
還流させ、吸入混合気に混入させることにより燃焼時の
最高温度を下げてＮＯｘの発生を少なくする装置（ＥＧ
Ｒ装置）は、従来よりよく知られている。
低減する１つの手段として、排気ガスの一部を吸気系に
還流させ、吸入混合気に混入させることにより燃焼時の
最高温度を下げてＮＯｘの発生を少なくする装置（ＥＧ
Ｒ装置）は、従来よりよく知られている。
【０００３】このＥＧＲガスを吸気系に還流する方法と
して、従来、還流するＥＧＲガスを気筒の燃焼室内に導
入させるようにしたものが、例えば、１例を挙げると特
開昭６２−１３１９６１号公報によって提案されてい
る。この従来例を、図５の（Ａ）（Ｂ）に基づいて説明
すると、シリンダヘッド６０に開口されている吸気ポー
ト６１とこれに連なる吸気通路６２とに跨ってそれぞれ
の通路内部に、新気吸入用の通路ａとＥＧＲガス吸入用
の通路ｂとが独立した通路に構成されていて、新気は通
路ａを通って吸気弁口から燃焼室６３内に吸入され、一
方、ＥＧＲガスは、ＥＧＲ制御バルブ６４を経て通路ｂ
の端部より燃焼室６３内に導かれるようになっている。
して、従来、還流するＥＧＲガスを気筒の燃焼室内に導
入させるようにしたものが、例えば、１例を挙げると特
開昭６２−１３１９６１号公報によって提案されてい
る。この従来例を、図５の（Ａ）（Ｂ）に基づいて説明
すると、シリンダヘッド６０に開口されている吸気ポー
ト６１とこれに連なる吸気通路６２とに跨ってそれぞれ
の通路内部に、新気吸入用の通路ａとＥＧＲガス吸入用
の通路ｂとが独立した通路に構成されていて、新気は通
路ａを通って吸気弁口から燃焼室６３内に吸入され、一
方、ＥＧＲガスは、ＥＧＲ制御バルブ６４を経て通路ｂ
の端部より燃焼室６３内に導かれるようになっている。
【０００４】この場合、上述の従来例では、燃焼室６３
内に導入される新気ガス及びＥＧＲガスが、図５の
（Ｂ）に示されているように燃焼室壁面６３ａに沿って
スワールを生成する際、新気は内周側に、ＥＧＲガスは
外周側に導入されるようにして、燃焼室６３内の中心部
分において新気を利用した充分な燃焼を行って出力の確
保を図ると同時に、燃焼室壁面に沿う外周側ではＥＧＲ
ガスに生起するスワールによってノッキングを抑制する
構成としている。
内に導入される新気ガス及びＥＧＲガスが、図５の
（Ｂ）に示されているように燃焼室壁面６３ａに沿って
スワールを生成する際、新気は内周側に、ＥＧＲガスは
外周側に導入されるようにして、燃焼室６３内の中心部
分において新気を利用した充分な燃焼を行って出力の確
保を図ると同時に、燃焼室壁面に沿う外周側ではＥＧＲ
ガスに生起するスワールによってノッキングを抑制する
構成としている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
例によると、燃焼室壁面近くではＥＧＲガスに生起する
スワールにより異常燃焼が防止されて高負荷時のノッキ
ング抑制には期待する効果が得られるとしも、その反
面、燃焼室中心部分の点火栓近傍では新気のみの燃焼と
なり、ＥＧＲガスは供給されないので燃焼温度の降下は
期待し得ず、このためＮＯｘ発生に対して支配的である
燃焼初期段階でのＮＯｘの発生を充分に抑制できないと
いう問題点があった。
例によると、燃焼室壁面近くではＥＧＲガスに生起する
スワールにより異常燃焼が防止されて高負荷時のノッキ
ング抑制には期待する効果が得られるとしも、その反
面、燃焼室中心部分の点火栓近傍では新気のみの燃焼と
なり、ＥＧＲガスは供給されないので燃焼温度の降下は
期待し得ず、このためＮＯｘ発生に対して支配的である
燃焼初期段階でのＮＯｘの発生を充分に抑制できないと
いう問題点があった。
【０００６】本発明は、ＥＧＲガスの還流時に、燃焼室
内においてＥＧＲガスの成層燃焼化が実現され、燃焼初
期段階での燃焼温度を降下させてＮＯｘの発生を効果的
に低減できるＥＧＲ装置を提供することを目的とするも
のである。
内においてＥＧＲガスの成層燃焼化が実現され、燃焼初
期段階での燃焼温度を降下させてＮＯｘの発生を効果的
に低減できるＥＧＲ装置を提供することを目的とするも
のである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、各気筒の燃焼室中央部に臨んで燃料噴射
用のインジェクタと点火栓とが配設されている筒内直接
噴射式エンジンを対象とし、このエンジンに対し、上記
点火栓を挾む両側位置のシリンダヘッド内に吸気弁で開
閉する一対の吸気ポートを備え、それぞれの吸気ポート
の通路内に、先端出口が点火栓回りに指向する独立した
ＥＧＲ挿入通路を各別に形成すると共に、各吸気ポート
内のＥＧＲ挿入通路を、独立配管したＥＧＲ管路と各別
に連通させて、各気筒の燃焼室内においてその中央部に
臨む点火栓回りに還流されるＥＧＲガスが集中して供給
されるようにし、上記ＥＧＲ管路に、エンジン運転状態
に応じてＥＧＲガスの還流量を制御するＥＧＲ制御弁を
設けてなることを特徴とするものである。
め、本発明は、各気筒の燃焼室中央部に臨んで燃料噴射
用のインジェクタと点火栓とが配設されている筒内直接
噴射式エンジンを対象とし、このエンジンに対し、上記
点火栓を挾む両側位置のシリンダヘッド内に吸気弁で開
閉する一対の吸気ポートを備え、それぞれの吸気ポート
の通路内に、先端出口が点火栓回りに指向する独立した
ＥＧＲ挿入通路を各別に形成すると共に、各吸気ポート
内のＥＧＲ挿入通路を、独立配管したＥＧＲ管路と各別
に連通させて、各気筒の燃焼室内においてその中央部に
臨む点火栓回りに還流されるＥＧＲガスが集中して供給
されるようにし、上記ＥＧＲ管路に、エンジン運転状態
に応じてＥＧＲガスの還流量を制御するＥＧＲ制御弁を
設けてなることを特徴とするものである。
【０００８】
【作用】上記の構成よりなる本発明のＥＧＲ装置では、
インジェクタと点火栓とが燃焼室内の中央部に臨んで配
設されているので、燃焼室の中央部分に濃混合気層が形
成される。一方、還流されるＥＧＲガスは、吸気ポート
の通路内に形成したＥＧＲ挿入通路の先端出口が点火栓
回りに指向しているので、燃焼室内に導入されるＥＧＲ
ガス流は、点火栓が臨む燃焼室中央部の濃混合気層に対
して集中的に供給されるようになる。この結果、燃焼室
内において、中央部分の濃混合気が成層燃焼される際、
点火栓回りに供給されるＥＧＲガスにより燃焼の初期段
階（初期燃焼期間）での燃焼温度が降下し、ＮＯｘの排
出量が低減される。
インジェクタと点火栓とが燃焼室内の中央部に臨んで配
設されているので、燃焼室の中央部分に濃混合気層が形
成される。一方、還流されるＥＧＲガスは、吸気ポート
の通路内に形成したＥＧＲ挿入通路の先端出口が点火栓
回りに指向しているので、燃焼室内に導入されるＥＧＲ
ガス流は、点火栓が臨む燃焼室中央部の濃混合気層に対
して集中的に供給されるようになる。この結果、燃焼室
内において、中央部分の濃混合気が成層燃焼される際、
点火栓回りに供給されるＥＧＲガスにより燃焼の初期段
階（初期燃焼期間）での燃焼温度が降下し、ＮＯｘの排
出量が低減される。
【０００９】よって本発明によるＥＧＲ装置を、筒内直
接噴射式のエンジンに適用した場合、燃焼室中央部の濃
混合気層をベースとした成層燃焼が行われ、燃焼が安定
しているため、大量のＥＧＲガスの還流が可能となり、
ＮＯｘ低減の効果がより一層向上される。
接噴射式のエンジンに適用した場合、燃焼室中央部の濃
混合気層をベースとした成層燃焼が行われ、燃焼が安定
しているため、大量のＥＧＲガスの還流が可能となり、
ＮＯｘ低減の効果がより一層向上される。
【００１０】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図面は本発明に係るＥＧＲ装置を水平対向型４気
筒エンジンに適用した例を示すもので、図１は一部を断
面で示したエンジン全体の概略正面図、図２は同じくエ
ンジン全体の概略平面図、図３は燃焼室のレイアウトを
示す側面図、図４はシリンダヘッド内の通路構成を示す
図である。
する。図面は本発明に係るＥＧＲ装置を水平対向型４気
筒エンジンに適用した例を示すもので、図１は一部を断
面で示したエンジン全体の概略正面図、図２は同じくエ
ンジン全体の概略平面図、図３は燃焼室のレイアウトを
示す側面図、図４はシリンダヘッド内の通路構成を示す
図である。
【００１１】図１，図２において、符号１はシリンダブ
ロックであり、符号２はシリンダブロック１の左右に連
接するシリンダヘッド２で、シリンダブロック１には通
常のエンジンにみられるようにそれぞれ気筒３，４と、
気筒５，６とが設けられている。そしてシリンダブロッ
ク１には、左右に配置された各気筒の吸気ポートにそれ
ぞれ連通するように、中央に配置された吸気集合部７よ
り、一方側には気筒３，４に通じる吸気マニホールド
８，９と、他方側には気筒５，６に対して通じる吸気マ
ニホールド１０，１１とが並列に配置されてあり、中央
の吸気集合部７にはスロットルバルブ（図示省略）を有
する吸気通路１２が連設されている。
ロックであり、符号２はシリンダブロック１の左右に連
接するシリンダヘッド２で、シリンダブロック１には通
常のエンジンにみられるようにそれぞれ気筒３，４と、
気筒５，６とが設けられている。そしてシリンダブロッ
ク１には、左右に配置された各気筒の吸気ポートにそれ
ぞれ連通するように、中央に配置された吸気集合部７よ
り、一方側には気筒３，４に通じる吸気マニホールド
８，９と、他方側には気筒５，６に対して通じる吸気マ
ニホールド１０，１１とが並列に配置されてあり、中央
の吸気集合部７にはスロットルバルブ（図示省略）を有
する吸気通路１２が連設されている。
【００１２】上記各気筒３〜６には、図３に示されてい
るように、それぞれの気筒の燃焼室１３を形成するシリ
ンダヘッド２内に燃料噴射用のインジェクタ１４と、点
火栓１５とが設けられてあり、これらのインジェクタ１
４および点火栓１５は、その噴射ノズルおよび火花発生
部が燃焼室１３の中央部に臨んでいる。
るように、それぞれの気筒の燃焼室１３を形成するシリ
ンダヘッド２内に燃料噴射用のインジェクタ１４と、点
火栓１５とが設けられてあり、これらのインジェクタ１
４および点火栓１５は、その噴射ノズルおよび火花発生
部が燃焼室１３の中央部に臨んでいる。
【００１３】また各気筒３〜６には、図４に示されてい
るように、それぞれの単一の気筒に対して、それぞれ一
対の吸気弁１６ａ，１６ｂと、一対の排気弁１７ａ，１
７ｂとが設けられており、その一対の吸気弁１６ａ，１
６ｂに対応してシリンダヘッド２内に形成された一対の
吸気ポート１８ａ，１８ｂが、前記吸気マニホールド８
〜１１の各先端に形成されている二又の分岐通路に対し
て互いに連通するように各別に接続されている。また排
気弁１７ａ，１７ｂに対応してもシリンダヘッド２内に
はそれぞれ一対の排気ポート１９ａ，１９ｂが設けら
れ、これらの排気ポート１９ａ，１９ｂは下流において
集合されて単一の排気通路２０に連通されている。
るように、それぞれの単一の気筒に対して、それぞれ一
対の吸気弁１６ａ，１６ｂと、一対の排気弁１７ａ，１
７ｂとが設けられており、その一対の吸気弁１６ａ，１
６ｂに対応してシリンダヘッド２内に形成された一対の
吸気ポート１８ａ，１８ｂが、前記吸気マニホールド８
〜１１の各先端に形成されている二又の分岐通路に対し
て互いに連通するように各別に接続されている。また排
気弁１７ａ，１７ｂに対応してもシリンダヘッド２内に
はそれぞれ一対の排気ポート１９ａ，１９ｂが設けら
れ、これらの排気ポート１９ａ，１９ｂは下流において
集合されて単一の排気通路２０に連通されている。
【００１４】本発明においては、上記気筒毎のシリンダ
ヘッド２内に設けられている一対の吸気ポート１８ａ，
１８ｂが、燃焼室１３内の中央部に臨む点火栓１５を挾
んでその左右位置に形成してあり、それぞれの吸気ポー
ト１８ａ，１８ｂの通路内に対して、先端出口が点火栓
１５回りに指向するように各通路の対向内側（点火栓１
５に寄った側）に位置して独立するＥＧＲ挿入通路２１
ａ，２１ｂが各別に形成されている。
ヘッド２内に設けられている一対の吸気ポート１８ａ，
１８ｂが、燃焼室１３内の中央部に臨む点火栓１５を挾
んでその左右位置に形成してあり、それぞれの吸気ポー
ト１８ａ，１８ｂの通路内に対して、先端出口が点火栓
１５回りに指向するように各通路の対向内側（点火栓１
５に寄った側）に位置して独立するＥＧＲ挿入通路２１
ａ，２１ｂが各別に形成されている。
【００１５】これらのＥＧＲ挿入通路２１ａ，２１ｂ
は、それぞれ各別に、図１，図２に示されているＥＧＲ
管路２２と接続されてあり、ここにＥＧＲ管路２２は、
排気系より取り出した排気ガスを吸気系へ還流できるよ
うに、その上流端２２ａは図示していないが排気通路に
接続され、管路途中にはＥＧＲ制御弁２３を設け、制御
弁２３より下流の管路を中央部から左右に分岐し、左右
の分岐管路２２ｃ，２２ｄを各先端部において二又に分
岐し、さらにその先端部を二又に分岐して端部に形成さ
れた枝管２２ｅ，２２ｆの先端を、各吸気マニホールド
８〜１１の先端に形成されている二又の分岐通路に挿入
して前記ＥＧＲ挿入通路２１ａ，２１ｂと接続してなる
ものである。
は、それぞれ各別に、図１，図２に示されているＥＧＲ
管路２２と接続されてあり、ここにＥＧＲ管路２２は、
排気系より取り出した排気ガスを吸気系へ還流できるよ
うに、その上流端２２ａは図示していないが排気通路に
接続され、管路途中にはＥＧＲ制御弁２３を設け、制御
弁２３より下流の管路を中央部から左右に分岐し、左右
の分岐管路２２ｃ，２２ｄを各先端部において二又に分
岐し、さらにその先端部を二又に分岐して端部に形成さ
れた枝管２２ｅ，２２ｆの先端を、各吸気マニホールド
８〜１１の先端に形成されている二又の分岐通路に挿入
して前記ＥＧＲ挿入通路２１ａ，２１ｂと接続してなる
ものである。
【００１６】なお前記ＥＧＲ制御弁２３は、エンジンに
具備している電子制御ユニットにより制御されるもの
で、本実施例では、低中負荷，中速回転までのエンジン
実用負荷領域においてはＥＧＲガスの還流量を制御し、
上記実用負荷領域以外ではＥＧＲガスの還流をカットす
るように制御されている。
具備している電子制御ユニットにより制御されるもの
で、本実施例では、低中負荷，中速回転までのエンジン
実用負荷領域においてはＥＧＲガスの還流量を制御し、
上記実用負荷領域以外ではＥＧＲガスの還流をカットす
るように制御されている。
【００１７】上記のように構成された本実施例では、Ｅ
ＧＲガスの還流時に、インジェクタ１４と点火栓１５と
が燃焼室１３内の中央部に臨んで配設されているので、
燃焼室１３の中央部分に濃混合気層が形成される。一
方、還流されるＥＧＲガスは、ＥＧＲ管路２２を介して
その先端の枝管２２ｅ，２２ｆより、それぞれの気筒の
吸気ポート１８ａ，１８ｂ内に形成しているＥＧＲ挿入
通路２１ａ，２１ｂを通り、その先端出口より各燃焼室
１３の内部にもたらされる。この際、ＥＧＲ挿入通路２
１ａ，２１ｂは、燃焼室１３の中央部に臨む点火栓１５
を挾んで左右に位置する吸気ポート１８ａ，１８ｂ内に
形成され、且つ先端出口が各燃焼室１３の点火栓１５回
りに指向しているので、燃焼室１３内に導入されるＥＧ
Ｒガス流は、その点火栓１５が臨む燃焼室中央部の濃混
合気層に対して集中的に供給されるようになる。この結
果、燃焼室１３内の中央部分に形成される濃混合気が成
層燃焼される際、中央部分の濃混合気層に対して集中的
に供給されるＥＧＲガスにより燃焼温度が下がり、燃焼
の初期段階（初期燃焼期間）での燃焼温度が降下してＮ
Ｏｘの排出量が低減される。
ＧＲガスの還流時に、インジェクタ１４と点火栓１５と
が燃焼室１３内の中央部に臨んで配設されているので、
燃焼室１３の中央部分に濃混合気層が形成される。一
方、還流されるＥＧＲガスは、ＥＧＲ管路２２を介して
その先端の枝管２２ｅ，２２ｆより、それぞれの気筒の
吸気ポート１８ａ，１８ｂ内に形成しているＥＧＲ挿入
通路２１ａ，２１ｂを通り、その先端出口より各燃焼室
１３の内部にもたらされる。この際、ＥＧＲ挿入通路２
１ａ，２１ｂは、燃焼室１３の中央部に臨む点火栓１５
を挾んで左右に位置する吸気ポート１８ａ，１８ｂ内に
形成され、且つ先端出口が各燃焼室１３の点火栓１５回
りに指向しているので、燃焼室１３内に導入されるＥＧ
Ｒガス流は、その点火栓１５が臨む燃焼室中央部の濃混
合気層に対して集中的に供給されるようになる。この結
果、燃焼室１３内の中央部分に形成される濃混合気が成
層燃焼される際、中央部分の濃混合気層に対して集中的
に供給されるＥＧＲガスにより燃焼温度が下がり、燃焼
の初期段階（初期燃焼期間）での燃焼温度が降下してＮ
Ｏｘの排出量が低減される。
【００１８】よって本実施例によるＥＧＲ装置を、筒内
直接噴射式のエンジンに適用した場合、燃焼室１３中央
部の濃混合気層をベースとした成層燃焼が行われ、燃焼
が安定しているため、大量のＥＧＲガスの還流が可能と
なり、ＮＯｘ低減の効果がより一層向上できる結果が得
られる。
直接噴射式のエンジンに適用した場合、燃焼室１３中央
部の濃混合気層をベースとした成層燃焼が行われ、燃焼
が安定しているため、大量のＥＧＲガスの還流が可能と
なり、ＮＯｘ低減の効果がより一層向上できる結果が得
られる。
【００１９】
【発明の効果】以上本発明によれば、ＥＧＲガスの還流
時に、燃焼室内においてＥＧＲガスの成層化が実現で
き、本発明によるＥＧＲ装置を筒内直接噴射式のエンジ
ンに適用することで、燃焼室中央部の濃混合気層をベー
スとした成層燃焼が行われ、燃焼が安定しているため、
大量のＥＧＲガスの還流が可能となりＮＯｘ低減の効果
が大きく期待できるという優れた効果が得られる。
時に、燃焼室内においてＥＧＲガスの成層化が実現で
き、本発明によるＥＧＲ装置を筒内直接噴射式のエンジ
ンに適用することで、燃焼室中央部の濃混合気層をベー
スとした成層燃焼が行われ、燃焼が安定しているため、
大量のＥＧＲガスの還流が可能となりＮＯｘ低減の効果
が大きく期待できるという優れた効果が得られる。
【図１】本発明に係るＥＧＲ装置を水平対向型４気筒エ
ンジンに適用した例を示すエンジン全体の概略正面図、
ンジンに適用した例を示すエンジン全体の概略正面図、
【図２】図１に示すエンジン全体の概略平面図、
【図３】同上エンジンの燃焼室レイアウトを示す側断面
面図、
面図、
【図４】同上エンジンのシリンダヘッド内の通路構成を
示す図、
示す図、
【図５】従来例の説明図
１…シリンダブロック ２…シリンダヘッド ３〜６…気筒 ７…吸気集合部 ８〜１１…吸気マニホールド １３…燃焼室 １４…インジェクタ １５…点火栓 １６ａ，１６ｂ…吸気弁 １７ａ，１７ｂ…排気弁 １８ａ，１８ｂ…吸気ポート １９ａ，１９ｂ…排気ポート ２０…排気通路 ２１ａ，２１ｂ…ＥＧＲ挿入通路 ２２…ＥＧＲ管路 ２２ａ…ＥＧＲ管路の上流端 ２２ｃ，２２ｄ…ＥＧＲ管路の左右の分岐管路 ２２ｅ，２２ｆ…ＥＧＲ管路の末端の枝管 ２３…ＥＧＲ制御弁
Claims (2)
- 【請求項１】 各気筒の燃焼室中央部に臨んで燃料噴射
用のインジェクタと点火栓とが配設されている筒内直接
噴射式エンジンにおいて、 上記点火栓を挾む両側位置のシリンダヘッド内に吸気弁
で開閉する一対の吸気ポートを備え、それぞれの吸気ポ
ートの通路内に、先端出口が点火栓回りに指向する独立
したＥＧＲ挿入通路を各別に形成すると共に、各吸気ポ
ート内のＥＧＲ挿入通路を、独立配管したＥＧＲ管路と
各別に連通させて、各気筒の燃焼室内においてその中央
部に臨む点火栓回りに還流されるＥＧＲガスが集中して
供給されるようにし、 上記ＥＧＲ管路に、エンジン運転状態に応じてＥＧＲガ
スの還流量を制御するＥＧＲ制御弁を設けてなることを
特徴とする筒内直接噴射式エンジンのＥＧＲ装置。 - 【請求項２】 上記ＥＧＲ制御弁を、低中負荷，中速回
転までのエンジン実用負荷領域ではＥＧＲガスの還流量
を制御し、上記実用負荷領域以外ではＥＧＲガスの還流
をカットするように制御してなることを特徴とする請求
項１記載の筒内直接噴射式エンジンのＥＧＲ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5248299A JPH07103078A (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 筒内直接噴射式エンジンのｅｇｒ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5248299A JPH07103078A (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 筒内直接噴射式エンジンのｅｇｒ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07103078A true JPH07103078A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17176019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5248299A Pending JPH07103078A (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 筒内直接噴射式エンジンのｅｇｒ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07103078A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19644529A1 (de) * | 1996-10-26 | 1998-05-07 | Daimler Benz Ag | Brennkraftmaschine |
| US6543410B2 (en) | 2000-07-25 | 2003-04-08 | Hitachi, Ltd. | Direct injection engine |
| FR2852059A1 (fr) * | 2003-03-06 | 2004-09-10 | Renault Sa | Moteur thermique a recirculation de gaz brules |
| CN1309942C (zh) * | 2003-11-07 | 2007-04-11 | 株式会社丰田自动织机 | 压燃式内燃机 |
-
1993
- 1993-10-04 JP JP5248299A patent/JPH07103078A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19644529A1 (de) * | 1996-10-26 | 1998-05-07 | Daimler Benz Ag | Brennkraftmaschine |
| US6543410B2 (en) | 2000-07-25 | 2003-04-08 | Hitachi, Ltd. | Direct injection engine |
| FR2852059A1 (fr) * | 2003-03-06 | 2004-09-10 | Renault Sa | Moteur thermique a recirculation de gaz brules |
| CN1309942C (zh) * | 2003-11-07 | 2007-04-11 | 株式会社丰田自动织机 | 压燃式内燃机 |
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