JP2001233649A - 人造大理石の製造方法 - Google Patents

人造大理石の製造方法

Info

Publication number
JP2001233649A
JP2001233649A JP2000047009A JP2000047009A JP2001233649A JP 2001233649 A JP2001233649 A JP 2001233649A JP 2000047009 A JP2000047009 A JP 2000047009A JP 2000047009 A JP2000047009 A JP 2000047009A JP 2001233649 A JP2001233649 A JP 2001233649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particle size
artificial marble
resin
mass
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000047009A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3724313B2 (ja
Inventor
Kiyomi Tagawa
清美 田川
Yoshiaki Tawara
慶昭 田原
Shinji Yamaguchi
信次 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2000047009A priority Critical patent/JP3724313B2/ja
Publication of JP2001233649A publication Critical patent/JP2001233649A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3724313B2 publication Critical patent/JP3724313B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B26/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing only organic binders, e.g. polymer or resin concrete
    • C04B26/02Macromolecular compounds
    • C04B26/04Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/00034Physico-chemical characteristics of the mixtures
    • C04B2111/00189Compositions or ingredients of the compositions characterised by analysis-spectra, e.g. NMR
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/54Substitutes for natural stone, artistic materials or the like
    • C04B2111/542Artificial natural stone
    • C04B2111/545Artificial marble

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人造大理石の耐衝撃強度を向上することがで
きて、人造大理石から形成される製品に補強板等を設け
る必要をなくし、製品の薄型化・軽量化を達成すること
ができると共に、透明性を高めて外観を向上することが
できる人造大理石の製造方法を提供する。 【解決手段】 樹脂成分及び充填材を含有する樹脂組成
物を成形硬化させて得られる人造大理石の製造方法に関
する。充填材として水酸化アルミニウムとガラスパウダ
ーとを用いる。この二種の充填材として、一方の粒径分
布の最大ピークと二番目のピークとの間に、他方の粒径
分布の最大ピークが存在するような粒径分布を有する充
填材を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具の部材や建材
として用いられる人造大理石の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、樹脂に充填材、補強材、内部
離型剤、硬化剤等の添加物を配合した樹脂組成物を所望
の形状を有する注型金型に注入し、加熱硬化させること
によって人造大理石を形成することが知られていた。
【0003】このような人造大理石を製造するための原
料となる樹脂としては、従来からポリエステル系、アク
リル系、ビニルエステル系などが用いられてきた。
【0004】これらを活用した人造大理石の成形品は、
洗面カウンター、キッチンカウンター、浴槽、洗面ボー
ル等に利用されている。
【0005】通常、人造大理石の耐衝撃強度(靱性)を
向上するためには、補強材として、ガラス繊維の配合量
を増大することが行なわれている。しかし、ガラス繊維
の配合量を増大させると、人造大理石に形成される柄や
模様の流れが著しく阻害されたり、混合分散性が不均一
になったり、製品の透明感が低下したり、製品面にガラ
ス繊維の毛羽立ちが発生したりして、均一な製品が得ら
れず、そのため、製品強度の向上には限界があった。
【0006】そのため、このような問題を解消するため
に、人造大理石の裏面に木製の補強板を設けたり、FR
P(繊維強化プラスチック)による補強層を設けたりし
て、製品の厚みを厚くすることが行なわれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
して人造大理石の裏面を補強するためには、加工の手間
がかかると共にコストアップにも繋がるものであった。
また、製品に補強板等の厚みが加わるため、製品の薄型
化が困難となり、それに伴って製品の重量が大きくなっ
て、製品の運搬や施工における負担が大きくなるもので
あった。また、補強板等を設けることにより製品の透明
性が損なわれ、外観も悪化するものであった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、人造大理石の耐衝撃強度を向上することができ
て、人造大理石から形成される製品に補強板等を設ける
必要をなくし、製品の薄型化・軽量化を達成することが
できると共に、透明性を高めて外観を向上することがで
きる人造大理石の製造方法を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
人造大理石の製造方法は、樹脂成分及び充填材を含有す
る樹脂組成物を成形硬化させて得られる人造大理石の製
造方法において、充填材として水酸化アルミニウムとガ
ラスパウダーとを用い、この二種の充填材として、一方
の粒径分布の最大ピークと二番目のピークとの間に、他
方の粒径分布の最大ピークが存在するような粒径分布を
有するものを用いることを特徴とするものである。
【0010】また請求項2に記載の発明は、請求項1の
構成に加えて、充填材である水酸化アルミニウムとガラ
スパウダーとして、一方の粒径分布の最大ピークの粒径
をXμm、二番目のピークの粒径をYμm、他方の最大
ピークをZμmとすると、X≧Z+2かつY≦Z−2の
関係となるような粒径分布を有するものを用いることを
特徴とするものである。
【0011】また請求項3に記載の発明は、請求項1又
は2の構成に加えて、充填材として、粒径分布の最大ピ
ークが10〜15μmの範囲にあり、二番目に大きいピ
ークが1〜2μmの範囲にある水酸化アルミニウムと、
粒径分布の最大ピークが4〜8μmの範囲にあるガラス
パウダーとを併用することを特徴とするものである。
【0012】また請求項4に記載の発明は、請求項1乃
至3のいずれかの構成に加えて、水酸化アルミニウム1
00質量部に対して、ガラスパウダーを1〜50質量部
用いることを特徴とするものである。
【0013】また請求項5に記載の発明は、請求項1乃
至4のいずれかの構成に加えて、樹脂組成物中における
充填材の配合量を、樹脂成分100質量部に対して18
0〜300質量部とすることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0015】人造大理石の製造に用いられる樹脂組成物
は、樹脂成分、充填材、補強材、内部離型剤、硬化剤等
を含有する。
【0016】樹脂成分は、熱硬化性樹脂に必要に応じて
架橋剤が配合されたものであり、熱硬化性樹脂として
は、ビニルエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル
樹脂のうちのいずれか一種、あるいは二種以上を併用す
ることができる。
【0017】ビニルエステル樹脂としてはビスフェノー
ル型ビニルエステル樹脂又はノボラック型ビニルエステ
ル樹脂のうちの、いずれか一方又は双方を用いることが
できる。
【0018】ここで、ビスフェノール型ビニルエステル
樹脂とは、ビスフェノール型エポキシ樹脂と酸との付加
反応物であり、またノボラック型エポキシ樹脂はノボラ
ック型エポキシ樹脂と酸との付加反応物であって、いず
れも両末端のみに反応性付加反応物を有する。
【0019】ビスフェノール型ビニルエステル樹脂を得
るためのビスフェノール型エポキシ樹脂としては、ビス
フェノールA型、ビスフェノールAD型、ビスフェノー
ルS型、ビスフェノールF型等の各種のものを用いるこ
とができる。
【0020】またエポキシ樹脂に付加させる酸としては
通常、不飽和一塩基酸を使用するものであり、アクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸、桂皮酸、ソルビン酸、
ヒドロキシエチルメタクリレート・マレート、ヒドロキ
シエチルアクリレート・マレート、ヒドロキシプロピル
メタクリレート・マレート、ヒドロキシプロピルアクリ
レート・マレート、ジシクロペンタジエン・マレート等
を用いることができる。
【0021】また通常、ビニルエステル樹脂には、架橋
剤としてスチレンモノマー、アクリルモノマー等が配合
されているが、特にこのような形態に限定されるもので
はない。
【0022】アクリル樹脂としては、通常、メチルメタ
アクリレートモノマー、多官能のアクリルモノマー、あ
るいはこれらのプレポリマー、あるいはこれらのポリマ
ーのうち、二種以上のものを含有する通常アクリルシロ
ップ樹脂と称される熱硬化型のものを用いることができ
るが、特にこのような形態に限定されるものではない。
【0023】またポリエステル樹脂としては、無水マレ
イン酸のような不飽和二塩基酸及び無水フタル酸のよう
な飽和二塩基酸とグリコール類とを縮合反応させて合成
され、分子内に不飽和結合とエステル結合とを有する熱
硬化型のものを用いることができる。また通常、このポ
リエステル樹脂としては、架橋剤としてスチレンモノマ
ー、アクリルモノマー等が配合されている不飽和ポリエ
ステル樹脂と称されるものが用いられるが、特にこのよ
うな形態に限定されるものではない。
【0024】また熱硬化性樹脂として、ビニルエステル
樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂のうちの二種以
上の混合型とする場合は、それぞれの樹脂の有する特
性、充填材として使用するアルミナの特性及び目的とす
る製品の物性等に適合した適宜の割合で配合されるもの
であり、その配合比は特に限定されるものではない。
【0025】硬化剤としては、1,1,3,3−テトラ
メチルブチルパーオキシ−2−エチルヘキサエートや、
t−ヘキシルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート等
を用いることができる。この硬化剤の配合割合は、例え
ば熱硬化性樹脂としてビニルエステル樹脂を用いている
場合は、熱硬化性樹脂及び必要に応じて配合される架橋
剤からなる樹脂成分の総量100質量部に対して、0.
5〜5質量部とすることが好ましい。
【0026】また、本発明においては、充填材としては
水酸化アルミニウムとガラスパウダーとの複合型にし
て、その粒径分布を均一にしたものが用いられる。
【0027】通常、上市されている水酸化アルミニウム
の粒度は平均粒径で示されるが、その分布は図1に示す
ように、大きく二つのピークを有する分布となってい
る。水酸化アルミニウムは通常大きな結晶粒径を有する
ものが生成され、これを破砕することによって細かくさ
せて所定の粒度(平均粒径)を有するものが得られる。
しかし、細かい分級作業を行なわない限り、得られる水
酸化アルミニウム粒子中には、粒径が非常に細かい粒子
と、所定の粒度に近い粒子とが混在したものとなる。そ
の結果、水酸化アルミニウムの粒径分布は、所定の粒度
に近い粒径付近に最大のピークが存在し、この最大のピ
ークよりも小さい粒径の領域に最大のピークよりも小さ
いピークが存在することとなる。
【0028】一方、ガラスパウダーの粒径分布について
も同様に、平均粒径に近い領域に最大のピークが存在す
ると共に、この最大のピークよりも小さい粒径の領域に
最大のピークよりも小さいピークが存在する。
【0029】また、水酸化アルミニウムとガラスパウダ
ーとは、ガラスパウダーの方が硬度が高いものであり、
水酸化アルミニウムのモース硬度が3であるのに対して
ガラスパウダーのモース硬度が7である。
【0030】本発明では、この水酸化アルミニウムとガ
ラスパウダーのうちの、一方の粒径分布の最大のピーク
と、最大ピークよりも小さい粒径の領域における二番目
のピークとの間の領域に、他方の粒径分布の最大ピーク
が存在するように粒径が調節された水酸化アルミニウム
とガラスパウダーとを併用して樹脂組成物を調製するも
のである。
【0031】このような充填材の粒径分布の例を図2に
示す。図中では一方の充填材の粒径分布を実線で、他方
の充填材の粒径分布を破線で示す。このとき、二種類の
充填材のうち、一方の充填材の粒径分布の最大ピークの
粒径をXμm、二番目のピークの粒径をYμm、他方の
充填材の最大ピークをZμmとすると、X≧Z+2かつ
Y≦Z−2の関係となるような粒径分布を有する充填材
を用いることが好ましい。
【0032】また、一方の充填材の最大ピークと他方の
充填材の最大ピークとの粒径の差をa、一方の充填材の
二番目のピークと他方の充填材の最大ピークとの粒径の
差をbとすると、a:bが2:2〜11:7の範囲にあ
るような粒径分布を有する充填材を用いることが好まし
い。
【0033】更に、水酸化アルミニウムの粒径分布の最
大のピークと、最大ピークよりも小さい粒径の領域にお
ける二番目のピークとの間の領域に、粒径分布の最大ピ
ークを有するガラスパウダーを用いることが好ましい。
例えば、水酸化アルミニウム粒子として、平均粒径が1
0μmであり、粒径分布が、図1、2の実線に示すよう
に、10〜15μmの範囲に最大のピークが存在し、二
番目のピークが、1〜2μmの範囲に存在するものを用
いる。それに対してガラスパウダーとしては、平均粒径
が5μmであり、粒径分布が、図2の破線に示すよう
に、4〜8μmの範囲に最大のピークが存在し、二番目
のピークが、0.5〜1.0μmの範囲に存在するもの
を用いる。
【0034】このような水酸化アルミニウムとガラスパ
ウダーとを併用すると、水酸化アルミニウムの粒径分布
の最大ピークと二番目のピークとの間の、粒径の分布が
少ない領域に、ガラスパウダーの粒径分布の最大ピーク
が存在することとなる。この場合、水酸化アルミニウム
とガラスパウダーとから構成される充填材の粒径分布
は、分離したピークの形成が抑制されて、充填材全体の
粒径が、広い粒径の範囲に亘って分布することとなる。
【0035】この結果、充填材の粒径分布が分離したピ
ークを有することによる耐衝撃強度のばらつきの発生を
抑制することができる。すなわち、このような充填材を
含む樹脂組成物を用いて多数の人造大理石を製造し、得
られる人造大理石の耐衝撃強度を測定した場合、耐衝撃
強度の分布の標準偏差の値を小さくして、人造大理石ご
とに耐衝撃強度の違いが発生することを抑制することが
でき、均一な品質を有する人造大理石を得ることができ
るものである。また更に、水酸化アルミニウム粒径分布
の分離したピークの間を、硬度の高いガラスパウダーの
粒径分布のピークが占めることにより、樹脂組成物にて
形成される人造大理石の耐衝撃強度が飛躍的に向上する
ものである。
【0036】ここで、水酸化アルミニウムとガラスパウ
ダーとの配合比は、特に限定するものではないが、水酸
化アルミニウム100質量部に対して、ガラスパウダー
の配合量を1〜50質量部の範囲とすると、切削性や加
工性が良好な人造大理石を得ることができる。ガラスパ
ウダーの配合量が多くなると、得られる人造大理石の耐
衝撃性は更に向上するが、人造大理石の硬度が高くなっ
て切削性が低下するため、水酸化アルミニウムとガラス
パウダーとの配合比は、所望の性質を有する人造大理石
を得るために、適宜設計することが好ましい。
【0037】上記のような充填材の配合量は、熱硬化性
樹脂及び必要に応じて配合される架橋剤からなる樹脂成
分の総量100質量部に対して、180〜300質量部
とすることが好ましい。配合量がこの範囲に満たない
と、得られる人造大理石の耐衝撃強度は向上することが
できるが、充分な耐熱性が得られないおそれがあり、ま
たこの範囲を超えると充分な耐熱性は得られるものの、
耐衝撃強度を充分に向上することができなくなるおそれ
がある。
【0038】また、充填材全体の平均粒径が、50μm
以下のものを用いることが好ましく、この場合、人造大
理石の靱性を向上して耐衝撃強度を効果的に向上するこ
とができる。一方、充填材全体の平均粒径が小さすぎる
と、樹脂組成物中における充填材の分散性が低下して充
填材の凝集が生じるおそれがあるため、充填材の平均粒
径の下限は3μmとすることが好ましい。
【0039】また充填材の表面に予めシランカップリン
グ剤処理を施しておくと、樹脂組成物中において充填材
と樹脂成分との密着性を向上することができ、更に充填
材の分散性も向上することができて、得られる人造大理
石の耐衝撃強度を更に向上することができるものであ
る。シランカップリング剤としては、γ−(メタクリロ
イルオキシプロピル)トリメトキシシラン等を用いるこ
とができる。
【0040】また、樹脂組成物には必要に応じて、紫外
線吸収剤、減粘剤、離型剤、ガラス繊維、着色剤等を配
合することもできる。
【0041】減粘剤としては例えばBKY製の品番「W
996」を、離型剤としては例えば中京油脂製の商品名
「セパール」を、ガラス繊維としては例えば日本板硝子
製の品番「RES03X−BM」を用いることができ
る。
【0042】また紫外線吸収剤としてはベンゾトリアゾ
ール系、トリアジン系、ベンゾエート系、サリレート
系、シアノアクリレート系、シュウ酸アニリド系、ベン
ゾフェノン系等のものを使用することができる。
【0043】樹脂組成物は、樹脂成分に充填材を配合
し、更に硬化剤及びその他の各種の添加剤を所定の割合
で配合し、攪拌機等により撹拌混合することによって調
製される。
【0044】樹脂組成物から人造大理石を製造するにあ
たっては、まず樹脂組成物を4.0〜66.5hPaの
減圧下で5〜30分間攪拌することにより脱泡する。こ
のようにて脱泡された樹脂組成物を、減圧状態から開圧
し、所定の金型内へ注入して、この金型を50〜110
℃の温度で30〜120分間加熱することにより、樹脂
組成物中の熱硬化性樹脂の重合反応を進行させて、硬化
成形を行う。
【0045】このようにして製造される人造大理石は、
優れた耐衝撃強度を有することとなり、人造大理石の裏
面に木製の補強板やFRP補強層等を形成して強度を補
うような必要がなく、高い耐衝撃性(靱性)を発揮する
ことができる。更にこの人造大理石にて形成される製品
の軽量化を図ると共に、外観、特に透明性に優れた人造
大理石を得ることができるものである。
【0046】この人造大理石は例えば板状に成形してキ
ッチンカウンターの天板等に使用することができる。
【0047】
【実施例】以下、本発明を実施例によって詳述する。
【0048】(実施例1)樹脂成分として、ビニルエス
テル樹脂(武田薬品工業株式会社製;商品名「プロミネ
ートP−311」)を用いた。
【0049】充填材としては、図1、2の実線に示す粒
径分布を有する平均粒径10μm、最大ピーク10〜1
5μm、二番目のピーク1〜2μmの水酸化アルミニウ
ム100質量部に対して、図2の破線に示す粒径分布を
有する平均粒径5μm、最大ピーク4〜8μm、二番目
のピーク0.5〜1.0μmのガラスパウダー25質量
部の割合で配合したものを樹脂成分100質量部に対し
て200質量部用いた。
【0050】硬化剤としては、1,1,3,3−テトラ
メチルブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート
(日本油脂株式会社製;商品名「パーキュアWO」)を
樹脂成分100質量部に対して3.0質量部用いた。
【0051】これらの各成分を配合し、攪拌機により撹
拌混合して樹脂組成物を調製した。
【0052】この樹脂組成物を、26.7hPaの減圧
下で、30分間真空脱泡処理した。更にこの樹脂組成物
を、厚み11mmの平板が成形できるキャビティを備え
る金型内に注入し、金型温度90℃で70分間加熱し
て、平板状の人造大理石を成形した。
【0053】(実施例2)樹脂成分として、アクリルシ
ロップ樹脂(日本フェロー株式会社製;商品名「AC−
02」)を用いた。
【0054】充填材としては、実施例1の場合と同様の
ものを、樹脂成分100質量部に対して180質量部用
いた。
【0055】硬化剤としては、化薬アクゾ株式会社製の
商品名「パーカドックス16」を、樹脂成分100質量
部に対して4.5質量部用いた。
【0056】これらの各成分を配合し、攪拌機により撹
拌混合して樹脂組成物を調製した。
【0057】この樹脂組成物を、26.7hPaの減圧
下で、30分間真空脱泡処理した。更にこの樹脂組成物
を、厚み11mmの平板が成形できるキャビティを備え
る金型内に注入し、金型温度90℃で50分間加熱し
て、平板状の人造大理石を成形した。
【0058】(実施例3)樹脂成分として、ポリエステ
ル樹脂(武田薬品工業株式会社製;商品名「ポリマール
5250」)を用いた。
【0059】充填材としては、実施例1の場合と同様の
ものを、樹脂成分100質量部に対して210質量部用
いた。
【0060】硬化剤としては、t−ヘキシルパーオキシ
2−エチルヘキサノエート(日本油脂株式会社製;商品
名「パーキュアHO」)を、樹脂成分100質量部に対
して3.2質量部用いた。
【0061】これらの各成分を配合し、攪拌機により撹
拌混合して樹脂組成物を調製した。
【0062】この樹脂組成物を、26.7hPaの減圧
下で、30分間真空脱泡処理した。更にこの樹脂組成物
を、厚み11mmの平板が成形できるキャビティを備え
る金型内に注入し、金型温度90℃で80分間加熱し
て、平板状の人造大理石を成形した。
【0063】(実施例4)樹脂成分として、ビニルエス
テル樹脂(昭和高分子株式会社製;商品名「リポキシR
−804」)60質量部と、ポリエステル樹脂(武田薬
品工業株式会社製;商品名「ポリマール5250」)4
0質量部とを混合したものを用いた。
【0064】充填材としては、実施例1の場合と同様の
ものを、樹脂成分100質量部に対して200質量部用
いた。
【0065】硬化剤としては、t−ヘキシルパーオキシ
2−エチルヘキサノエート(日本油脂株式会社製;商品
名「パーキュアHO」)を、樹脂成分100質量部に対
して2.8質量部用いた。
【0066】これらの各成分を配合し、攪拌機により撹
拌混合して樹脂組成物を調製した。
【0067】この樹脂組成物を、26.7hPaの減圧
下で、30分間真空脱泡処理した。更にこの樹脂組成物
を、厚み11mmの平板が成形できるキャビティを備え
る金型内に注入し、金型温度90℃で80分間加熱し
て、平板状の人造大理石を成形した。
【0068】(実施例5)樹脂成分として、ビニルエス
テル樹脂(昭和高分子株式会社製;商品名「リポキシR
−804」)65質量部と、アクリルシロップ樹脂(三
井化学株式会社製;商品名「XE924−1」)35質
量部とを混合したものを用いた。
【0069】充填材としては、実施例1の場合と同様の
ものを、樹脂成分100質量部に対して180質量部用
いた。
【0070】硬化剤としては、1,1,3,3−テトラ
メチルブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート
(日本油脂株式会社製;商品名「パーキュアWO」)を
樹脂成分100質量部に対して4.0質量部用いた。
【0071】これらの各成分を配合し、攪拌機により撹
拌混合して樹脂組成物を調製した。
【0072】この樹脂組成物を、26.7hPaの減圧
下で、30分間真空脱泡処理した。更にこの樹脂組成物
を、厚み11mmの平板が成形できるキャビティを備え
る金型内に注入し、金型温度90℃で80分間加熱し
て、平板状の人造大理石を成形した。
【0073】(実施例6)樹脂成分として、ビニルエス
テル樹脂(武田薬品工業株式会社製;商品名「プロミネ
ートP−311」)60質量部と、アクリルシロップ樹
脂(三井化学株式会社製;商品名「XE924−1」)
10質量部と、ポリエステル樹脂(武田薬品工業株式会
社製;商品名「ポリマール5250」)30質量部とを
混合したものを用いた。
【0074】充填材としては、実施例1の場合と同様の
ものを、樹脂成分100質量部に対して180質量部用
いた。
【0075】硬化剤としては、1,1,3,3−テトラ
メチルブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート
(日本油脂株式会社製;商品名「パーキュアWO」)を
樹脂成分100質量部に対して3.4質量部用いた。
【0076】これらの各成分を配合し、攪拌機により撹
拌混合して樹脂組成物を調製した。
【0077】この樹脂組成物を、26.7hPaの減圧
下で、30分間真空脱泡処理した。更にこの樹脂組成物
を、厚み11mmの平板が成形できるキャビティを備え
る金型内に注入し、金型温度90℃で80分間加熱し
て、平板状の人造大理石を成形した。
【0078】(比較例1〜6)充填材として、水酸化ア
ルミニウムのみを用いた以外は、それぞれ実施例1〜6
と同様にして、人造大理石を成形した。
【0079】(比較例7〜12)水酸化ナトリウムとし
て図3の実線に示す粒径分布を有する平均粒径10μm
の水酸化アルミニウムを用い、ガラスパウダーとして図
3の破線に示す粒径分布を有する平均粒径9.5μmの
ガラスパウダーを配合したものを用いた以外は、それぞ
れ実施例1乃至6と同様にして、人造大理石を成形し
た。
【0080】(評価試験)以上の各実施例及び各比較例
にて得られた人造大理石につき、シャルピー衝撃強度を
測定した結果を表1に示す。
【0081】
【表1】
【0082】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係る人
造大理石の製造方法は、樹脂成分及び充填材を含有する
樹脂組成物を成形硬化させて得られる人造大理石の製造
方法において、充填材として水酸化アルミニウムとガラ
スパウダーとを用い、この二種の充填材として、一方の
粒径分布の最大ピークと二番目のピークとの間に、他方
の粒径分布の最大ピークが存在するような粒径分布を有
するものを用いるため、優れた耐衝撃強度を有する人造
大理石を製造することができ、人造大理石の裏面に木製
の補強板やFRP補強層等を形成して強度を補うような
必要がなく、高い耐衝撃性を発揮することができるもの
であり、この人造大理石にて形成される製品の軽量化を
図ると共に、外観、特に透明性を向上することができる
ものである。
【0083】また請求項2に記載の発明は、請求項1の
構成に加えて、充填材である水酸化アルミニウムとガラ
スパウダーとして、一方の粒径分布の最大ピークの粒径
をXμm、二番目のピークの粒径をYμm、他方の最大
ピークをZμmとすると、X≧Z+2かつY≦Z−2の
関係となるような粒径分布を有するものを用いるため、
更に優れた耐衝撃強度を有する人造大理石を製造するこ
とができ、人造大理石の裏面に木製の補強板やFRP補
強層等を形成して強度を補うような必要がなく、高い耐
衝撃性を発揮することができるものであり、この人造大
理石にて形成される製品の軽量化を図ると共に、外観、
特に透明性を向上することができるものである。
【0084】また請求項3に記載の発明は、請求項1又
は2の構成に加えて、充填材として、粒径分布の最大ピ
ークが10〜15μmの範囲にあり、二番目に大きいピ
ークが1〜2μmの範囲にある水酸化アルミニウムと、
粒径分布の最大ピークが4〜8μmの範囲にあるガラス
パウダーとを併用するため、更に優れた耐衝撃強度を有
する人造大理石を製造することができ、人造大理石の裏
面に木製の補強板やFRP補強層等を形成して強度を補
うような必要がなく、高い耐衝撃性を発揮することがで
きるものであり、この人造大理石にて形成される製品の
軽量化を図ると共に、外観、特に透明性を向上すること
ができるものである。
【0085】また請求項4に記載の発明は、請求項1乃
至3のいずれかの構成に加えて、水酸化アルミニウム1
00質量部に対して、ガラスパウダーを1〜50質量部
用いるため、切削性や加工性が共に良好な人造大理石を
得ることができるものである。
【0086】また請求項5に記載の発明は、請求項1乃
至4のいずれかの構成に加えて、樹脂組成物中における
充填材の配合量を、樹脂成分100質量部に対して18
0〜300質量部とするため、耐衝撃強度と耐熱性がバ
ランス良く向上された人造大理石を得ることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における充填材の粒径分布の一例を示す
グラフである。
【図2】本発明における二種の充填材の粒径分布の一例
を示すグラフである。
【図3】比較例において用いられた水酸化アルミニウム
とガラスパウダーの粒径分布の一例を示すグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 3/22 C08K 3/22 3/40 3/40 C08L 101/00 C08L 101/00 // C04B 111:54 C04B 111:54 (72)発明者 山口 信次 福岡県北九州市若松区大字安瀬1番地の18 北九州松下電工株式会社内 Fターム(参考) 4J002 AA001 BG061 CD201 CF211 DE146 DL007 FD016 FD017 FD140 GL02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成分及び充填材を含有する樹脂組成
    物を成形硬化させて得られる人造大理石の製造方法にお
    いて、充填材として水酸化アルミニウムとガラスパウダ
    ーとを用い、この二種の充填材として、一方の粒径分布
    の最大ピークと二番目のピークとの間に、他方の粒径分
    布の最大ピークが存在するような粒径分布を有するもの
    を用いることを特徴とする人造大理石の製造方法。
  2. 【請求項2】 充填材である水酸化アルミニウムとガラ
    スパウダーとして、一方の粒径分布の最大ピークの粒径
    をXμm、二番目のピークの粒径をYμm、他方の最大
    ピークをZμmとすると、X≧Z+2かつY≦Z−2の
    関係となるような粒径分布を有するものを用いることを
    特徴とする請求項1に記載の人造大理石の製造方法。
  3. 【請求項3】 充填材として、粒径分布の最大ピークが
    10〜15μmの範囲にあり、二番目に大きいピークが
    1〜2μmの範囲にある水酸化アルミニウムと、粒径分
    布の最大ピークが4〜8μmの範囲にあるガラスパウダ
    ーとを併用することを特徴とする請求項1又は2に記載
    の人造大理石の製造方法。
  4. 【請求項4】 水酸化アルミニウム100質量部に対し
    て、ガラスパウダーを1〜50質量部用いることを特徴
    とする請求項1乃至3に記載の人造大理石の製造方法。
  5. 【請求項5】 樹脂組成物中における充填材の配合量
    を、樹脂成分100質量部に対して180〜300質量
    部とすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載の人造大理石の製造方法。
JP2000047009A 2000-02-24 2000-02-24 人造大理石の製造方法 Expired - Fee Related JP3724313B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000047009A JP3724313B2 (ja) 2000-02-24 2000-02-24 人造大理石の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000047009A JP3724313B2 (ja) 2000-02-24 2000-02-24 人造大理石の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001233649A true JP2001233649A (ja) 2001-08-28
JP3724313B2 JP3724313B2 (ja) 2005-12-07

Family

ID=18569332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000047009A Expired - Fee Related JP3724313B2 (ja) 2000-02-24 2000-02-24 人造大理石の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3724313B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200056810A (ko) * 2018-11-15 2020-05-25 (주)엘지하우시스 인조 대리석 및 이의 제조방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200056810A (ko) * 2018-11-15 2020-05-25 (주)엘지하우시스 인조 대리석 및 이의 제조방법
KR102444464B1 (ko) * 2018-11-15 2022-09-19 (주)엘엑스하우시스 인조 대리석 및 이의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3724313B2 (ja) 2005-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2744023B2 (ja) 反応硬化性組成物およびそれを成形硬化してなる人造大理石
JP2001114998A (ja) 不飽和ポリエステル樹脂及び成形材料用組成物
JP3724313B2 (ja) 人造大理石の製造方法
JP2002285006A (ja) 人造大理石製造用の樹脂組成物
JP2001233648A (ja) 人造大理石の製造方法
JP2002284559A (ja) 人造大理石
JP2002321231A (ja) 人造大理石の製造方法
JP2002220478A (ja) 人造大理石の製造方法
JP2001233650A (ja) 人造大理石の製造方法
JP3640163B2 (ja) 人造大理石の製造方法
JP3565130B2 (ja) 人造大理石の製造方法
JP3700647B2 (ja) 人造大理石の製造方法
JP2003266449A (ja) 人造大理石の製造方法
JP2001207066A (ja) 人造大理石用樹脂組成物
JP2001270753A (ja) 人造大理石の製造方法
JP2002348155A (ja) 人造大理石の製造方法
JPS6157644A (ja) 不飽和ポリエステル樹脂組成物
JP2003040661A (ja) 人造大理石製造用樹脂組成物
JP4960573B2 (ja) 人造大理石用の樹脂組成物
JP2002104859A (ja) 人造大理石の製造方法
JP3648591B2 (ja) 人造大理石製造用樹脂組成物
JP2002103343A (ja) 人造大理石の製造方法
JP2002104857A (ja) 人造大理石の製造方法
JP2002127158A (ja) 人造大理石の製造方法
JP2002104858A (ja) 人造大理石の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050223

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050301

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050502

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20050830

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20050912

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees