JP2001233325A - 罫線入りプラスチックシートおよび罫線入りプラスチックシート製包装容器 - Google Patents

罫線入りプラスチックシートおよび罫線入りプラスチックシート製包装容器

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JP2001233325A
JP2001233325A JP2000044917A JP2000044917A JP2001233325A JP 2001233325 A JP2001233325 A JP 2001233325A JP 2000044917 A JP2000044917 A JP 2000044917A JP 2000044917 A JP2000044917 A JP 2000044917A JP 2001233325 A JP2001233325 A JP 2001233325A
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plastic sheet
ruled
bent
shaped
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Mitsuhiro Higuchi
充洋 樋口
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Asahi Kogyo KK
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Asahi Kogyo KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C53/00Shaping by bending, folding, twisting, straightening or flattening; Apparatus therefor
    • B29C53/02Bending or folding
    • B29C53/04Bending or folding of plates or sheets
    • B29C53/06Forming folding lines by pressing or scoring

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cartons (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】折り曲げ加工後に折り曲げ部分が湾曲しにく
く、また、強い折り曲げ力や挟圧力を必要とせず、ま
た、反対方向に折り曲げても折り曲げ線が割れたり、破
損したりすることが殆どなく、しかも、折り曲げ線の底
部に塵芥が溜まりにくく、さらに、罫線刃の加工が容易
な罫線入りプラスチックシートを提供する。 【解決手段】折り曲げ予定部分を有し、この折り曲げ予
定部分の両端に補強用の非切断部9が設けられ、これら
両非切断部9間に、底部が非凹凸部に形成された2条の
V字形切断溝部が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り曲げ用罫線が
形成された罫線入りプラスチックシートおよび罫線入り
プラスチックシート製包装容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種の透明な包装容器等は、
折り曲げ用罫線が形成された透明なプラスチックシート
を用い、このプラスチックシートを折り曲げ用罫線に沿
って折り曲げ加工等することにより作製されている。上
記折り曲げ用罫線は、通常、図18に示すように、プラ
スチックシート21に形成した凹溝22(底面22aが
平坦面に形成されている。図19参照)からなるもので
あり、折り曲げ予定部分の全幅にわたって形成されてい
る。このような凹溝22は、図20に示すような罫線刃
23を用い、この罫線刃23と平坦な受け台(図示せ
ず)との間でプラスチックシート21を挟圧し、その厚
み方向に凹ませることにより形成されている。
【0003】ところが、上記のプラスチックシート21
では、折り曲げ加工後に、凹溝22やその周辺部分に発
生する応力の影響を受け、折り曲げ部分が湾曲しやすい
という問題等があり、サイド貼り時に仮折加工してい
る。また、折り曲げ加工時に強い折り曲げ力を必要とし
たり、凹溝22の作製時に強い挟圧力を必要としたりす
るという問題もある。しかも、上記のプラスチックシー
ト21を反対方向(図19の矢印方向)に折り曲げる
と、折り曲げ部分に割れが生じたり、破損したりする。
そこで、このような問題を解決するために、図21に示
すように、折り曲げ線を形成する凹溝26の底部にその
長さ方向に沿って多数の凹凸27を形成した折り曲げ線
入りプラスチックシート25が提案されている(実開昭
63−91455号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図21
に示す折り曲げ線入りプラスチックシート25でも、折
り曲げ加工後に折り曲げ部分が湾曲しやすいという問題
や、強い折り曲げ力や強い挟圧力を必要とするという問
題が依然として残っている。また、反対方向(図21の
矢印方向)に折り曲げると、折り曲げ部分に割れが生じ
たり、破損したりするという問題も依然として残ってい
る。しかも、凹溝26の底部に多数の凹凸27を形成し
ているため、凹溝26の底部に塵芥等が溜まりやくなる
うえ、多数の凹凸27の高低等を正確に形成するために
は、罫線刃の刃先の加工が難しくなる。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、折り曲げ加工後に折り曲げ部分が湾曲しにく
く、また、強い折り曲げ力や挟圧力を必要とせず、ま
た、反対方向に折り曲げても折り曲げ線が割れたり、破
損したりすることが殆どなく、しかも、折り曲げ線の底
部に塵芥等が溜まりにくく、さらに、罫線刃の加工が容
易な罫線入りプラスチックシートおよび罫線入りプラス
チックシート製包装容器の提供をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、折り曲げ予定部分を有し、この折り曲げ
予定部分の両端に補強用の非切断部が設けられ、これら
両非切断部間に、底部が非凹凸部に形成された2条のV
字形切断溝部が形成されている罫線入りプラスチックシ
ートを第1の要旨とし、上記罫線入りプラスチックシー
トの折り曲げ予定部分を折り曲げて作製されている罫線
入りプラスチックシート製包装容器を第2の要旨とす
る。
【0007】すなわち、本発明の罫線入りプラスチック
シートは、折り曲げ予定部分の両端に補強用の非切断部
が設けられているとともに、これら両非切断部間に、底
部が非凹凸部に形成された2条のV字形切断溝部が形成
されている。このように、本発明の罫線入りプラスチッ
クシートは、その折り曲げ予定部分が、上記両V字形切
断溝部と、これら両V字形切断溝部の両端に設けられた
補強用の非切断部(切断されていないため、厚みが厚
く、補強作用をする)とで構成されているため、折り曲
げ加工等によっても、充分な強度を有し、保形性もあ
る。また、上記両V字形切断溝部を折り曲げ加工等して
も、この折り曲げ加工等ののちに上記両V字形切断溝部
やその周辺部分に応力が殆ど発生しない。このため、上
記折り曲げ予定部分を折り曲げ加工等した場合にも、こ
の折り曲げ加工等ののちに折り曲げ部分が湾曲しにくく
なる。また、上記両V字形切断溝部は弱い力でも折り曲
げ加工等することができるうえ、W字形刃先を有する罫
線刃により弱い力で作製することができる。また、本発
明の罫線入りプラスチックシートを反対方向に折り曲げ
る場合にも、折り曲げ部分の強度がアップしている(す
なわち、反対方向への折り曲げ時に、上記両V字形切断
溝部での折り曲げ角度が小さくなることや、上記両V字
形切断溝部に挟まれた部分により折り曲げ部分に生じる
応力が緩和されること等の結果、折り曲げ時に大きな強
度が発揮されると考えられる)ため、折り曲げ部分に割
れが生じたり、破損したりすることが殆どなくなる。し
かも、上記両V字形切断溝部の底部が非凹凸部に形成さ
れているため、底部に塵芥等が溜まりにくいうえ、W字
形刃先を有する罫線刃を用いることにより、その加工が
容易になる。
【0008】本発明において、上記2条のV字形切断溝
部の所定部分に補強用の点状非切断部が形成されている
場合には、上記折り曲げ予定部分が点状非切断部によっ
ても補強されているため、さらに強度がアップする。
【0009】一方、本発明の罫線入りプラスチックシー
ト製包装容器は、上記の優れた効果を奏する罫線入りプ
ラスチックシートの折り曲げ予定部分を折り曲げて作製
されたものである。
【0010】本発明の罫線入りプラスチックシートとし
ては、通常、厚みが0.2〜0.4mmに形成されたプ
ラスチックシートが用いられる。また、上記罫線入りプ
ラスチックシートに形成される2条のV字形切断溝部
は、好適には、溝深さが0.1〜0.3mmに、底部の
厚みが0.1〜0.2mmに、溝幅が0.2〜1.6m
mに、両V字形切断溝部間の距離L1 (図3および図7
参照)が0.25〜1.5mmに設定されている。
【0011】上記両V字形切断溝部を形成するために、
刃先が断面形状W字形に形状された罫線刃が用いられ
る。この罫線刃は、好適には、厚みT′が0.7〜2.
0mmに設定され、断面形状W字形の両刃先の刃先角度
α′が40〜60°に設定され、断面形状W字形の両刃
先間の距離L2 が0.2〜1.6mmに設定され、中央
谷部に対する刃先高さ(断面形状W字形の両刃先の、両
刃先で挟まれた谷部の底に対する高さ)H′が0.2〜
0.5mmに設定されている(図6参照)。
【0012】また、本発明では、上記両V字形切断溝部
の所定部分に点状非切断部を形成するために、上記罫線
刃の刃先の所定部分に、この刃先の長手方向に直交する
方向に切り欠き部を形成することが行われる。この切り
欠き部は、断面形状W字形の両刃先に一直線状に形成し
てもよいし、位相をずらして形成してもよい。また、上
記切り欠き部は、その幅(刃先の長手方向の長さ)が、
好適には、0.3〜0.7mmに設定されている。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面にもとづいて説明する。
【0014】図1は本発明の罫線入りプラスチックシー
ト1の一実施の形態を示している。この実施の形態で
は、上記罫線入りプラスチックシート1は、長方形状平
板体に形成された厚み0.3mmの透明なポリエチレン
テレフタレート(PET)製プラスチックシート(図示
せず)を、打ち抜き機〔ボブスト社製:SP102型〕
(図示せず)により、図1に示す形状に打ち抜いたもの
である。
【0015】図において、2は第1折り曲げ用罫線であ
り、図5に示す第1罫線刃4によりV字形にハーフカッ
トされた2本のV字形切断溝部2a(溝深さ0.2m
m,底部の厚み0.1mm,溝幅0.2mm,両V字形
切断溝部2a間の距離L1 0.15mm)からなる(図
2〜図4参照)。これら2本のV字形切断溝部2aの底
部は水平に(すなわち、凹凸のない形状に)形成されて
いる。3は第1折り曲げ用罫線2の両端に設けられた非
切断部(長さ1.5mm)であり、第1折り曲げ予定部
分ではあるが、第1罫線刃4によりカットされていな
い。したがって、この非切断部3は、元の長方形状平板
体のプラスチックシートの厚みのままであり、厚みが厚
く、補強作用をする。そして、これら2本のV字形切断
溝部2aと2つの非切断部3で第1折り曲げ予定部分が
形成されている。
【0016】上記第1罫線刃4は、図5に示すように、
刃先が断面形状V字形に形状された一対の罫線刃4aの
一側面同士を重ね合わせて接着等により一体化したもの
であり、これにより、刃先が断面形状W字形に形状され
ている。また、上記両罫線刃4aは一直線状に形成され
ており、その刃先の長さLは第1折り曲げ予定部分より
3mm短く設定されている。したがって、上記第1罫線
刃4も一直線状に形成されており、その刃先の長さL′
も第1折り曲げ予定部分より3mm短く設定されてい
る。また、上記両罫線刃4aの厚みTが0.7mmに設
定され、その刃先角度αが51°に設定され、刃先の位
置が上記一側面(両罫線刃4aを重ね合わせて第1罫線
刃4を作製する際に、互いに重ね合わせる側面)から
0.1mm内側に入った位置に設定され、上記一側面に
対する刃先の高さHが0.2mmに設定されている(図
6参照)。したがって、上記第1罫線刃4の厚みT′が
1.4mmに設定され、断面形状W字形の両刃先の刃先
角度α′が51°に設定され、断面形状W字形の両刃先
間の距離L2 が0.2mmに設定され、中央谷部に対す
る刃先高さ(断面形状W字形の両刃先の、両刃先で挟ま
れた谷部の底4bに対する高さ)H′が0.2mmに設
定されている。このような第1罫線刃4は、第1折り曲
げ予定部分に対し、この第1折り曲げ予定部分の両端を
1.5mm開けた位置に位置決めされた状態で、打ち抜
き機に固定されている。
【0017】5は第2折り曲げ用罫線であり、図5の第
1罫線刃4と同様形状に形成された(ただし、刃先の長
さは、第1罫線刃4よりやや長い)第2罫線刃(図示せ
ず)によりV字形にハーフカットされた2本のV字形切
断溝部5a(図2〜図4参照。溝深さ0.2mm,底部
の厚み0.1mm,溝幅0.2mm,両V字形切断溝部
5a間の距離L1 0.15mm)からなる。これら2本
のV字形切断溝部5aの底部は水平に(すなわち、凹凸
のない形状に)形成されている。6は第2折り曲げ用罫
線5の両端に設けられた非切断部(長さ1.5mm)で
あり、第2折り曲げ予定部分であるが、第2罫線刃によ
りカットされていない。したがって、この非切断部6
も、上記非切断部3と同様に、補強作用をする。そし
て、これら2本のV字形切断溝部5aと2つの非切断部
6で第2折り曲げ予定部分が形成されている。
【0018】8は第3折り曲げ用罫線であり、図9に示
す第3罫線刃11により形成された3組の溝部8a(各
組の溝部8aは、V字形にハーフカットされた2本のV
字形切断溝部8c〔溝深さ0.16mm,底部の厚み
0.1mm,溝幅0.2mm,両V字形切断溝部8c間
の距離L1 0.2mm〕からなる)と、各組の溝部8a
間に設けられた点状非切断部8b(両V字形切断溝部8
cの長手方向の長さ0.5mm)とからなる(図7およ
び図8参照)。そして、これら3組の溝部8aと2つの
点状非切断部8bが一直線状に並べられて、1本の第3
折り曲げ用罫線8が形成されている。また、上記各V字
形切断溝部8cの底部は水平に(すなわち、凹凸のない
形状に)形成されており、上記両点状非切断部8bは、
第3折り曲げ予定部分ではあるが、第3罫線刃11によ
りカットされていない。したがって、上記両点状非切断
部8bも、上記非切断部3と同様に、補強作用をする。
また、9は第3折り曲げ用罫線8の両端に設けられた非
切断部であり、第3折り曲げ予定部分ではあるが、第3
罫線刃11によりカットされていない。したがって、上
記両非切断部9も、上記非切断部3と同様に、補強作用
をする。そして、これら3組の溝部8aと2つの点状非
切断部8bと2つの非切断部9で第3折り曲げ予定部分
が形成されている。
【0019】上記第3罫線刃11は、図5に示す第1罫
線刃4において、その刃先の長さを第3折り曲げ予定部
分より3mm短く設定し、かつ、上記両点状非切断部8
b(図7および図8参照)に対応する上記刃先の部分
に、この刃先の長手方向に直交する方向に幅(刃先の長
手方向の長さ)0.5mmの切り欠き部12を一直線状
に形成したもので構成されている(図9〜図12参
照)。このような第3罫線刃11は、第3折り曲げ予定
部分に対し、この第3折り曲げ予定部分の両端を1.5
mm開けた位置に位置決めされた状態で、打ち抜き機に
固定されている。この実施の形態では、第1〜第3罫線
刃4,11を使用しているため、打ち抜き機による打ち
抜きが30トン〜80トンの力で行える。これに対し、
図20に示す罫線刃23では、80トン〜150トン程
度の力が必要になる。図9〜図12において、11aは
第3罫線刃11を構成する一対の罫線刃である。
【0020】上記の罫線入りプラスチックシート1を用
い、第1〜第3折り曲げ用罫線2,5,8等を折り曲げ
て、図13に示す透明な包装容器を作製した。この図1
3には、開蓋状態の包装容器が示されている。また、包
装容器の作製時に折り曲げた部分は直線で示している。
図1および図13において、15〜18は側板、18a
は接着板、19aは蓋板、19bは底板である。
【0021】このように、上記実施の形態では、各折り
曲げ予定部分に非切断部3,6,9を設けているため、
充分な強度を有している。特に、第3折り曲げ用罫線8
には点状非切断部8bが設けられているため、さらに強
度が向上している。また、各折り曲げ用罫線2,5,8
は2本のV字形切断溝部2a,5a,8cを備えてお
り、弱い力でも折り曲げ加工等することができる。しか
も、罫線入りプラスチックシート1を折り曲げて製函し
たのちに、蓋板19aを開閉等するために折り曲げ部分
を反対方向に折り曲げることがあっても、この折り曲げ
部分に割れが生じたり、破損したりすることが殆どな
い。しかも、上記各V字形切断溝部2a,5a,8cの
底部に塵芥等が溜まりにくい。
【0022】図14は第3罫線刃11の変形例である第
4罫線刃13を示している。この第4罫線刃13は、こ
れを構成する一対の罫線刃13aをそれぞれ3つの小形
罫線刃13bに分割したもので構成されており、それぞ
れを接着等により一体化したものである。それ以外の部
分は第3罫線刃11と同様であり、同様の部分には同じ
符号を付している。この第4罫線刃13を用いた場合に
も、第3罫線刃11を用いた場合と同様の作用・効果を
奏する。
【0023】図15は第3罫線刃11の変形例である第
5罫線刃14の要部を示している。この第5罫線刃14
は、これを構成する一対の罫線刃14aに形成された切
り欠き部12a,12bの位相が異なっている。すなわ
ち、両切り欠き部12a,12bが一直線状に形成され
ておらず、段違い状に並んでいる(図16参照)。これ
により、第5罫線刃14を用いる場合には、第3折り曲
げ用罫線8に形成される点状非切断部8bの位相も異な
っている(図17参照)。それ以外の部分は第3罫線刃
11と同様であり、同様の部分には同じ符号を付してい
る。この第5罫線刃14を用いた場合にも、第3罫線刃
11を用いた場合と同様の作用・効果を奏する。
【0024】なお、上記各実施の形態では、第1〜第5
罫線刃4,11,13,14の刃先は直線に形成されて
いるが、これに限定するものではなく、曲線に形成され
ていてもよい。また、第1〜第3罫線刃4,11および
第5罫線刃14を一体成形してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明の罫線入りプラス
チックシートによれば、その折り曲げ予定部分が、上記
両V字形切断溝部と、これら両V字形切断溝部の両端に
設けられた補強用の非切断部(切断されていないため、
厚みが厚く、補強作用をする)とで構成されているた
め、折り曲げ加工等によっても、充分な強度を有し、保
形性もある。また、上記両V字形切断溝部を折り曲げ加
工等しても、この折り曲げ加工等ののちに上記両V字形
切断溝部やその周辺部分に応力が殆ど発生しない。この
ため、上記折り曲げ予定部分を折り曲げ加工等した場合
にも、この折り曲げ加工等ののちに折り曲げ部分が湾曲
しにくくなる。また、上記両V字形切断溝部は弱い力で
も折り曲げ加工等することができるうえ、W字形刃先を
有する罫線刃により弱い力で作製することができる。ま
た、本発明の罫線入りプラスチックシートを反対方向に
折り曲げる場合にも、折り曲げ部分の強度がアップして
いる(すなわち、反対方向への折り曲げ時に、上記両V
字形切断溝部での折り曲げ角度が小さくなることや、上
記両V字形切断溝部に挟まれた部分により折り曲げ部分
に生じる応力が緩和されること等の結果、折り曲げ時に
大きな強度が発揮されると考えられる)ため、折り曲げ
部分に割れが生じたり、破損したりすることが殆どなく
なる。しかも、上記両V字形切断溝部の底部が非凹凸部
に形成されているため、底部に塵芥等が溜まりにくいう
え、W字形刃先を有する罫線刃を用いることにより、そ
の加工が容易になる。
【0026】本発明において、上記2条のV字形切断溝
部の所定部分に補強用の点状非切断部が形成されている
場合には、上記折り曲げ予定部分が点状非切断部によっ
ても補強されているため、さらに強度がアップする。
【0027】一方、本発明の罫線入りプラスチックシー
ト製包装容器は、上記の優れた効果を奏する罫線入りプ
ラスチックシートの折り曲げ予定部分を折り曲げて作製
されたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の罫線入りプラスチックシートの一実施
の形態を示す平面図である。
【図2】上記罫線入りプラスチックシートの要部の断面
図である。
【図3】上記罫線入りプラスチックシートの要部の平面
図である。
【図4】上記罫線入りプラスチックシートの要部の断面
図である。
【図5】第1罫線刃の斜視図である。
【図6】上記第1罫線刃の要部の説明図である。
【図7】上記罫線入りプラスチックシートの要部の平面
図である。
【図8】上記罫線入りプラスチックシートの要部の断面
図である。
【図9】第3罫線刃の斜視図である。
【図10】上記第3罫線刃の要部の斜視図である。
【図11】上記第3罫線刃の要部の断面図である。
【図12】上記第3罫線刃の要部の平面図である。
【図13】包装容器を示す斜視図である。
【図14】第4罫線刃を示す斜視図である。
【図15】第5罫線刃を示す要部の斜視図である。
【図16】上記第5罫線刃を示す要部の平面図である。
【図17】上記第5罫線刃を用いた場合に形成される第
3折り曲げ用罫線の要部の平面図である。
【図18】従来例を示す平面図である。
【図19】従来例の要部を示す斜視図である。
【図20】従来例の罫線刃を示す斜視図である。
【図21】他の従来例の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
9 非切断部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り曲げ予定部分を有し、この折り曲げ
    予定部分の両端に補強用の非切断部が設けられ、これら
    両非切断部間に、底部が非凹凸部に形成された2条のV
    字形切断溝部が形成されていることを特徴とする罫線入
    りプラスチックシート。
  2. 【請求項2】 上記2条のV字形切断溝部の所定部分に
    補強用の点状非切断部が形成されている請求項1記載の
    罫線入りプラスチックシート。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の罫線入りプラス
    チックシートの折り曲げ予定部分を折り曲げて作製され
    ていることを特徴とする罫線入りプラスチックシート製
    包装容器。
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