JP6026086B2 - 段ボール挟み梱包材 - Google Patents

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本発明は、段ボールを用いた梱包材に関する。
硬い物や重量物を封筒に入れて送る場合、それらの物が封筒の中で動くと封筒を破ってしまうおそれがある。また逆に、封筒の中に入れる物が壊れやすい物である場合、封筒の中で移動することにより、その物が壊れてしまうおそれがある。
このようなことを防止するため、従来、それらの物を封筒に入れる前に空気封入緩衝シート(いわゆる「プチプチシート」(川上産業株式会社の登録商標))で包んだり、或いは、そのようなシートを内張りした封筒を用いるという方法が用いられていた(例えば特許文献1)。
実開平05-051743号公報
空気封入緩衝シートはプラスチック製であるため、廃棄時に問題が生ずる。また、予め空気封入緩衝シートで包む方法は、手間がかかるうえ、やはり封筒内で動くために、輸送時に不安定である。空気封入緩衝シートを内張りした封筒を用いた場合でも、内容物は確実に保持されるとはいえず、少し大きい衝撃(加速度)が掛かった場合、内容物は移動してしまう。
本発明が解決しようとする課題は、硬い物や壊れやすい物を確実に保持し、衝撃から内容物を保護する梱包材を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明に係る段ボール挟み梱包材は、
a) 片面が波板となっている段ボール製の第1板であって、該第1板の少なくとも中央部分に、該波板の波筋方向に直交又は斜交し、少なくとも該波板の山部分を切断する切断線が複数本設けられている第1板と、
b) 前記第1板の前記波板面に対向するように配置される第2板と
を含み、
被保持物を前記第1板と前記第2板で挟んだときに、前記第1板の該被保持物と当接している部分の波板が潰れ、該被保持物がその外形に沿った前記切断線及び前記波板の波により囲まれることによって保持されるよう構成されていることを特徴とする。
本発明に係る段ボール挟み梱包材では、第1板は、片面が波板となっている段ボール(これを「片段」と呼ぶ)の平板側に別の片段の波板側を接着した2段片段を用いることが望ましい。もちろん、この「別の片段」は両段(2枚の平板の間に波板を挟んだもの)であってもよい。或いは更に、3段以上の段ボールを重ねてもよい。いずれにせよ、第2板と対向する面は前記のような構造を有するものとする。
本発明に係る段ボール挟み梱包材では、第1板の第2板に対向する面の波板に、JIS−P3904:2011に規定された最も柔らかい段ボール用中しん原紙よりも柔らかい素材紙を用いてもよい。
本発明に係る段ボール挟み梱包材では、第2板についても第1板と同様の構造のものを使用し、両板の波板面同士を対向させて使用することができる。
第1板と第2板は分離しているものでも良いが、1枚の板を、波板側を内側にして中央で折ることにより、折り線の両側が前記第1板及び前記第2板となるようにしてもよい。
第1板と第2板の対向面の少なくとも一方に、自己粘着剤を塗布しておいてもよい。この場合、第1板の波板の山の稜線に塗布しておくのが経済的である。
本発明に係る段ボール挟み梱包材では、第1板の切断線が設けられた中央部分に被保持物を置き、その上に第2板を置いて第1板と第2板を強く押さえると、第1板の中央部分の波板がその被保持物により潰れる(押圧されて山が低くなる、或いは、横に倒れる)が、波板には複数本の切断線が設けられているため、潰れるのは被保持物が当接している部分のみであり、その周囲の部分は元のままとなっている。従って、そのように被保持物を挟んだ状態で第1板と第2板を固定すると、被保持物はその外形に沿った切断線及び波板の波により囲まれ、確実に第1板と第2板の間に保持される。なお、このように保持する効果を確実に得るためには、切断線は波板の谷近くまで深く切り込んでおくことが望ましい。予め切断線を入れた波板を平板に接着して片段を作製するのは困難であるから、切断線は通常は平板に波板を接着して片段を完成した後に入れることになるが、その際、平板を切らないように、且つ、できるだけ深く切り込むことになる。
2段或いは3段以上の多段重ねとすることにより、緩衝性能が高まるとともに、2段目以降の段ボールも多少変形することにより、やや大きい被保持物でも保持することができるようになる。
第1板の第2板に対向する面の波板に、通常の段ボールで用いる素材紙よりも柔らかい素材紙を用いることにより、柔らかい被保持物を傷つけることなく保持できるようになる。
第2板についても第1板と同様の構造のものを使用し、両板の波板面同士を対向させて使用することにより、被保持物の保持がより確実になるとともに、より厚い被保持物をも保持できるようになる。
1枚の板を、波板側を内側にして中央で折って第1板・第2板とすることにより、本発明に係る段ボール挟み梱包材の取り扱いが簡単となる。
第1板と第2板の対向面の少なくとも一方に自己粘着剤を塗布しておくことにより、間に被保持物を挟み、両板を閉じた後は両板を押さえるだけで両板が固定される。なお、第1板と第2板の固定は、このような粘着剤・接着剤を用いる方法の他、粘着テープやゴムバンドで縛ったり、両板の大きさとほぼ同じ大きさの封筒に入れるという方法を用いることができる。
本発明の一実施例である段ボール挟み梱包材の使用前の状態の斜視図。 実施例の段ボール挟み梱包材の第1板の表面の拡大斜視図。 実施例の段ボール挟み梱包材の第1板の上に被保持物を置いた状態の斜視図。 実施例の段ボール挟み梱包材の両板の間に被保持物を挟んだ後、両板を開いた状態の斜視図。
本発明の一実施例である段ボール挟み梱包材の構造及び使用法を説明する。
本実施例の段ボール挟み梱包材10は、図1に示すように、1枚の2段段ボール11を中央で折ったものである。折り線12の両側が第1板13及び第2板14となる。
本実施例の段ボール挟み梱包材10で用いる2段段ボール11は、図2に示すように、2枚の片段を積層したものである。2段段ボール11の表面(折ったときに対向面となる面)側の波板15には、波板15の波筋16に垂直な方向に多数の切断線17が設けられている。切断線17は等間隔とするのが加工工程上も便利であるが、被保持物の形状や予定する大きさによっては、一部を粗く、一部を細かくするという形態も良い効果をもたらす。
切断線17は波板15の谷底ぎりぎりまで深く設けておくことが望ましい。本実施例のように2段段ボール11を用いている場合には、表面側の片段の平板まで、或いはそれを超して背面側の片段の波板にまで多少切れ込みが入ってもよいが、緩衝性能を重視する場合には、表面側の片段の波板15にとどめておくのが望ましい。
本実施例では切断線は波筋に垂直としているが、これは多少傾斜していてもよい。プラスマイナス30度程度以内であれば、垂直の場合とほぼ変わらない効果が得られる。被保持物の形状によっては、そのような角度を設けた方が保持しやすいことがある。
本実施例では素材となっている2段段ボール11の全面に切断線を設けているが、一部(中央部分)のみに設けるよりも、この方が加工が容易である。
2段段ボール11は、通常の段ボールで用いる素材紙を用いて形成しても良いが、表面側の片段の波板15は、通常の段ボールで用いる素材紙より柔らかい素材紙を用いることが好ましい。
本実施例の段ボール挟み梱包材10は次のようにして用いる。図3のように、第1板13と第2板14を開いた状態で第1板13の上に被保持物20を置く。そして、第1板13と第2板14を閉じ、両板13,14を強く押さえる。これにより、図4に示すように、両板13,14の表面の波板15のうち被保持物20と当接した領域(押圧領域)21の山が潰れる一方、その周囲の領域(非押圧領域)22の波板15の山は潰れない。
なお、本発明は上記した実施例に限定されない。例えば、第1板と第2板の表面側の波板の少なくとも一方に自己粘着材を塗布しておいても良い。この場合、第1板の表面側の波板の山の稜線に塗布しておくと経済的である。
また、上記実施例では、1枚の2段段ボールを中央で折り、折り線の両側を第1板及び第2板としたが、第1板及び第2板となる2枚の2段段ボールを接着テープ等で連結して1枚にしても良い。
さらに、第1板及び第2板には3段以上の段ボールを用いても良い。
10…段ボール挟み梱包材
11…2段段ボール
12…折り線
13…第1板
14…第2板
15…波板
16…波筋
17…切断線
20…被保持物
21…押圧領域
22…非押圧領域

Claims (5)

  1. a) 片面が波板となっている段ボール製の第1板であって、該第1板の少なくとも中央部分に、該波板の波筋方向に直交又は斜交し、少なくとも該波板の山部分を切断する切断線が複数本設けられている第1板と、
    b) 前記第1板の前記波板面に対向するように配置される第2板と
    を含み、
    被保持物を前記第1板と第2板で挟んだときに、前記第1板の該被保持物と当接している部分の波板が潰れ、該被保持物がその外形に沿った前記切断線及び前記波板の波により囲まれることによって保持されるよう構成されていることを特徴とする段ボール挟み梱包材。
  2. 第1板に、複数の片段を積層した複段片段を用いた請求項1に記載の段ボール挟み梱包材。
  3. 第1板の第2板に対向する面の波板に、JIS−P3904:2011に規定された最も柔らかい段ボール用中しん原紙よりも柔らかい素材紙を用いた請求項1又は2に記載の段ボール挟み梱包材。
  4. 1枚の板を、波板側を内側にして中央で折ることにより、折り線の両側が前記第1板及び前記第2板となるよう構成された請求項1〜3のいずれかに記載の段ボール挟み梱包材。
  5. 第1板と第2板の対向面の少なくとも一方に自己粘着剤が塗布されている請求項1〜4のいずれかに記載の段ボール挟み梱包材。
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