JP7144104B1 - 構造体および板材 - Google Patents

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Abstract

【課題】板材の一面にシート材が貼付されたものにおいて、板材の他面側に曲げ変形する際にシート材にクラックが発生するのを抑制する。【解決手段】板材と、板材の一面に貼付されたシート材とを備える構造体であって、板材は、第1部位と、第1部位から離間した第2部位と、第1部位と第2部位とを繋ぐと共に板材の一面とは異なる他面側に曲げ変形可能な繋ぎ部とを有し、繋ぎ部は、第1部位と第2部位との間に設けられると共に繋ぎ部を介して第1部位と第2部位とが繋がる繋ぎ方向とは異なる方向に延在する梁部と、梁部を梁部の延在方向における第1位置で第1部位側から支持する第1支持部と、梁部を梁部の延在方向における第1位置とは異なる第2位置で第2部位側から支持する第2支持部とを有する。【選択図】図1

Description

本開示は、構造体および板材に関する。
従来、金属板材と、金属板材の表面を隠蔽する有色層と、有色層の表面に配置されるインク吹付塗布絵柄層と、絵柄層の表面に透光性を有する熱可塑性樹脂フィルム層と、を備える化粧金属板が提案されている(特許文献1参照)。この化粧金属板では、インク吹付塗布絵柄層が、金属板材の曲げ加工時に伴うインク吹付塗布絵柄層の最外R面の伸び変形以上の伸長性を有することにより、曲げ加工時にインク吹付塗布絵柄層にクラック(ひび割れ)が生じるのを抑制している。
特開2018-108658号公報
上述の化粧金属板では、曲げ加工時にインク吹付塗布絵柄層にクラックが発生するのを抑制するために、比較的高い伸張性を有する特殊なインク吹付塗布絵柄層を用いる必要がある。このため、板材の一面にシート材が貼り付けられたものにおいて、伸張性のそれほど高くないシート材を使用しにくいという課題がある。
本開示は、板材の一面にシート材が貼付されたものにおいて、伸張性がそれほど高くないシート材を用いても、板材の他面側に曲げ変形する際にシート材にクラックが発生するのを抑制することを主目的とする。
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示の構造体は、
板材と、前記板材の一面に貼付されたシート材とを備える構造体であって、
前記板材は、第1部位と、前記第1部位から離間した第2部位と、前記第1部位と前記第2部位とを繋ぐと共に前記板材の前記一面とは異なる他面側に曲げ変形可能な繋ぎ部とを有し、
前記繋ぎ部は、前記繋ぎ部を介して前記第1部位と前記第2部位とが繋がる繋ぎ方向とは異なる方向に延在する梁部と、前記梁部を前記梁部の延在方向における第1位置で前記第1部位側から支持する第1支持部と、前記梁部を前記梁部の延在方向における前記第1位置とは異なる第2位置で前記第2部位側から支持する第2支持部とを有する、
ことを要旨とする。
本開示の構造体によれば、上述の構成を備えることにより、構造体(繋ぎ部)が板材の他面側に曲げ変形した際に、梁部の捻れや撓みによって、繋ぎ部の一面側(シート材側)の面内変形、具体的には、繋ぎ部の一面側の繋ぎ方向の長さが長くなるのが抑制される。この結果、シート材に繋ぎ方向の大きな応力が作用するのを抑制することができるから、伸張性がそれほど高くないシート材を用いても、シート材にクラックが発生するのを抑制することができる。
本開示の一実施例としての構造体20の外観斜視図である。 構造体20の上面図である。 構造体20が板材22の下面側に曲げ変形した際の外観斜視図である。 変形例の構造体120の外観斜視図である。 構造体120の上面図である。 構造体120が板材22の下面側に曲げ変形した際の外観斜視図である。
次に、本開示を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本開示の一実施例としての構造体20の外観斜視図であり、図2は、構造体20の上面図である。なお、構造体20の左右方向、前後方向、上下方向は、図1や図2に示した通りである。また、見易さを考慮して、シート材40について、図1では点線で図示し、図2では図示を省略した。
図示するように、実施例の構造体20は、全体として矩形平板状であり、矩形平板状の板材22と、板材22の一面(図1では上面)に貼付されたシート材40とを備える。板材22は、一体部材であり、例えば、樹脂材料の射出成形、ブロー成形、押出し成形、3D印刷や、金属材料の鋳造、鍛造、プレス、切削、押出し成形、3D印刷などにより一体成形されたり、樹脂板や金属板、木板などに穴開け加工が施されて形成されたりする。シート材40は、板材22に比して厚みが十分に薄いシート状に形成されており、例えば、樹脂シート、金属シート、木材シート、紙シートなどが用いられる。
板材22は、矩形状の第1部位24と、第1部位24から離間した矩形状の第2部位26と、第1部位24と第2部位26とを繋ぐ繋ぎ部30とを有する。以下、板材22の延在方向(図1や図2では左右方向および前後方向)のうち、繋ぎ部30を介して第1部位24と第2部位26とが繋がる方向(図1や図2では左右方向)を「繋ぎ方向」といい、繋ぎ方向に直交する方向(図1や図2では前後方向)を「繋ぎ直交方向」という。
繋ぎ部30は、10個の梁部32(32[1]~32[10])と、22個の支持部34とを有する。なお、明細書中の[]内の数字は、第1部位24側から第2部位26側に向かって1,・・・,12の順に付し、各図の添え字(下付き数字)に対応する。10個の梁部32は、第1部位24と第2部位26との間に繋ぎ方向に間隔をおいて設けられ、それぞれ繋ぎ直交方向に延在する。22個の支持部34は、それぞれ、繋ぎ方向(図1では左右方向)に延在すると共に、第1部位24と梁部32、隣り合う2つの梁部32、梁部32と第2部位26、の何れかを繋ぐ。
梁部32[1]~32[10]のうち最も第1部位24側の梁部32[1]と第1部位24とは、前後方向における前端部と中央よりも若干後端側の位置(以下、「後端側位置」)とで各支持部34を介して繋がっている。また、最も第2部位26側の梁部32[10]と第2部位26とも、前後方向における前端部と後端側位置とで各支持部34を介して繋がっている。繋ぎ方向において隣り合う梁部32[i](i:1,3,5,7,9)と梁部32[i+1]とは、それぞれ、前後方向における後端部と中央よりも若干前端側の位置(以下、「前端側位置」という)とで各支持部34を介して繋がっている。繋ぎ方向において隣り合う梁部32[j](j:2,4,6,8)と梁部32[j+1]とは、それぞれ、前後方向における前端部と後端側位置とで各支持部34を介して繋がっている。即ち、各梁部32は、梁部32の延在方向における第1位置(前後方向における前端部および後端側位置と後端部および前端側位置とのうちの一方)で第1部位24側から各支持部34(第1支持部)により支持されていると共に、梁部32の延在方向における第1位置とは異なる第2位置(前後方向における前端部および後端側位置と後端部および前端側位置とのうちの他方)で第2部位26側から各支持部34(第2支持部)により支持されている。なお、実施例では、第1部位24や第2部位26、繋ぎ部30のそれぞれの前後方向における前端部、前端側位置、後端側位置、後端部は、前側からこの順に略等間隔で位置している。
図3は、構造体20が板材22の下面側(シート材40とは反対側)に曲げ変形した際の外観斜視図である。なお、図3では、見易さを考慮して、シート材40の図示を省略した。図示するように、構造体20が板材22の下面側に曲げ変形した際には、繋ぎ部30の各梁部32の撓みや捩れによって、繋ぎ部30の下面側で、繋ぎ方向(図3では前側から見て弧状の方向)の長さ(繋ぎ方向において隣り合う2つの支持部34間の距離)が短くなり、繋ぎ部30の上面側で、面内変形が抑制される、具体的には、繋ぎ方向の長さ(繋ぎ方向において隣り合う2つの支持部34間の距離)が長くなるのが抑制される。各梁部32の撓みや捩れは、各梁部32が、梁部32の延在方向における第1位置で第1部位24側から各支持部34(第1支持部)により支持されていると共に、梁部32の延在方向における第1位置とは異なる第2位置で第2部位26側から各支持部34(第2支持部)により支持されていることに起因する。繋ぎ部30の上面側の繋ぎ方向の長さが長くなるのが抑制されることにより、シート材40に繋ぎ方向の大きな応力が作用するのを抑制することができるから、伸張性がそれほど高くないシート材40を用いても、シート材40にクラックが発生するのを抑制することができる。見方を変えれば、構造体20(繋ぎ部30)は、シート材40によって繋ぎ部30の上面側の面内変形が抑制されながら所望の曲率に曲げ変形可能となっている。なお、梁部32は、繋ぎ部30の曲げ変形状態を維持するように塑性変形させてもよく、あるいは、繋ぎ部30が曲げ変形状態から元の平板状態に復元できるように弾性領域内で変形させてもよい。
以上説明した実施例の構造体20では、板材22の一面にシート材40が貼付されて構成されており、板材22では、第1部位24と第2部位26とが繋ぎ部30を介して繋がっている。そして、繋ぎ部30は、10個の梁部32(32[1]~32[10])と22個の支持部34とを有し、梁部32[1]と第1部位24、梁部32[10]と第2部位26、梁部32[j](j:2,4,6,8)と梁部32[j+1]がそれぞれ前後方向における前端部と後端側位置とで支持部34を介して繋がっており、梁部32[i](i:1,3,5,7,9)と梁部32[i+1]が前後方向における後端部と前端側位置とで支持部34を介して繋がっている。即ち、各梁部32は、梁部32の延在方向における第1位置で第1部位24側(図1等に図示した例では、図示左側)から各支持部34(第1支持部)により支持されていると共に、梁部32の延在方向における第1位置とは異なる第2位置で第2部位26側(図1等に図示した例では、図示右側)から各支持部34(第2支持部)により支持されている。これにより、構造体20が板材22の他面側(シート材40とは反対側)に曲げ変形した際に、シート材40に繋ぎ方向の大きな応力が作用するのを抑制することができるから、伸張性がそれほど高くないシート材を用いても、シート材40にクラックが発生するのを抑制することができる。
実施例の構造体20では、板材22の繋ぎ部30は、10個の梁部32を有するものとしたが、梁部32の数は、これに限定されるものではなく、1個以上であればよい。また、構造体20では、第1部位24と梁部32、隣り合う2つの梁部32、梁部32と第2部位26、をそれぞれ2個の支持部34により繋ぐものとしたが、支持部34の数は、これに限定されるものではなく、それぞれ1個以上であればよい。また、支持部34の数は、一定でなくてもよく、例えば、第1部位24と梁部32、梁部32と第2部位26をそれぞれ2個の支持部34により繋ぐと共に隣り合う2つの梁部32をそれぞれ1個の支持部34で繋ぐものとしてもよい。
なお、繋ぎ部30を有する板材22を備える構造体20と同様の構造体において、梁部32の数などは、例えば、以下のように設計される。最初に、繋ぎ部30の所望の曲率φと板材22(特に、繋ぎ部30)の厚みTとを設定する。続いて、繋ぎ部30の所望の曲率φと板材22の厚みTとに基づいて、繋ぎ部30の一面側(シート材40側)の面内変形量Dipを求める。面内変形量Dipは、シート材40にクラックを発生させない範囲内で求められる。そして、求めた面内変形量Dipに基づいて、繋ぎ部30の第1部位24と梁部32、隣り合う2つの梁部32、梁部32と第2部位26のギャップの繋ぎ方向の長さLgと、ギャップを繋ぎ方向に跨ぐ例えば2個の支持部34間の繋ぎ直交方向の距離Wgと、ギャップの数Ng(梁部32の数+1)とを求める。このようにして梁部32の数などを設計することができる。
ここで、梁部32が1個の場合について説明する。図4は、変形例の構造体120の外観斜視図であり、図5は、構造体120の上面図である。なお、構造体120の左右方向、前後方向、上下方向は、図4や図5に示した通りである。また、見易さを考慮して、シート材40について、図4では点線で図示し、図5では図示を省略した。
図4や図5の構造体120は、図1や図2の構造体20の板材22の繋ぎ部30が繋ぎ部130に置き換えられた点で異なる。繋ぎ部130は、1個の梁部32と、5個の支持部34とを有する。梁部32は、第1部位24と第2部位26との間に設けられ、繋ぎ直交方向に延在する。5個の支持部34は、それぞれ、繋ぎ方向(図5では左右方向)に延在し、第1部位24と梁部32、または、梁部32と第2部位26を繋ぐ。
梁部32と第1部位24とは、前後方向における前端部、中央部、後端部で各支持部34を介して繋がっている。また、梁部32と第2部位26とは、前後方向における前端部と中央部との間の位置(以下、「前側中間位置」という)、中央部と後端部との間の位置(以下、「後側中間位置」という)で各支持部34を介して繋がっている。即ち、各梁部32は、梁部32の延在方向における第1位置(前後方向における前端部、中央部、後端部)で第1部位24側から各支持部34(第1支持部)により支持されていると共に、梁部32の延在方向における第1位置とは異なる第2位置(前後方向における前側中間位置、後側中間位置)で第2部位26側から各支持部34(第2支持部)により支持されている。なお、変形例では、第1部位24や第2部位26、繋ぎ部130のそれぞれの前後方向における、前端部、前側中間位置、中央部、後側中間位置、後端部は、前側からこの順に略等間隔で位置している。
図6は、構造体120が板材22の下面側(シート材40とは反対側)に曲げ変形した際の外観斜視図である。なお、図6では、見易さを考慮してシート材40の図示を省略した。図示するように、構造体120が板材22の下面側に曲げ変形した際には、繋ぎ部30の梁部32の撓みや捩れによって、繋ぎ部30の上面側で、面内変形が抑制される、具体的には、繋ぎ方向(図6では前側から見て、繋ぎ部30を介して折れ曲がりの方向)の長さが長くなるのが抑制される。これにより、実施例と同様に、シート材40に繋ぎ方向の大きな応力が作用するのを抑制することができるから、伸張性がそれほど高くないシート材を用いても、シート材40にクラックが発生するのを抑制することができる。見方を変えれば、構造体120(繋ぎ部130)は、シート材40によって繋ぎ部30の上面側の面内変形が抑制されながら所望の曲率に曲げ変形可能となっている。
実施例の構造体20では、板材22は、一体部材であるものとした。しかし、複数部品として成形または形成され、互いに接合されて構成されるものとしてもよい。変形例の構造体120についても同様である。
実施例では、板材22の一面にシート材40が貼付され且つ全体として平板状の構造体20の形態とした。しかし、全体として板材22の他面側(シート材40と反対側)に曲げ変形されている状態(図3参照)の構造体20の形態としてもよい。また、構造体20に用いられる板材22の形態としてもよい。変形例の構造体120についても同様である。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した本開示の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、各梁部32が「梁部」に相当し、各梁部32から第1部位24側に延在する支持部34が「第1支持部」に相当し、各梁部32から第2部位26側に延在する支持部34が「第2支持部」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した本開示の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した本開示を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した本開示の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した本開示についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した本開示の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本開示を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本開示はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本開示の第1の構造体は、板材と、前記板材の一面に貼付されたシート材とを備える構造体であって、前記板材は、第1部位と、前記第1部位から離間した第2部位と、前記第1部位と前記第2部位とを繋ぐと共に前記板材の前記一面とは異なる他面側に曲げ変形可能な繋ぎ部とを有し、前記繋ぎ部は、前記繋ぎ部を介して前記第1部位と前記第2部位とが繋がる繋ぎ方向とは異なる方向に延在する梁部と、前記梁部を前記梁部の延在方向における第1位置で前記第1部位側から支持する第1支持部と、前記梁部を前記梁部の延在方向における前記第1位置とは異なる第2位置で前記第2部位側から支持する第2支持部とを有することを要旨とする。
本開示の構造体によれば、上述の構成を備えることにより、構造体(繋ぎ部)が板材の他面側に曲げ変形した際に、梁部の捻れや撓みによって、繋ぎ部の一面側(シート材側)の面内変形、具体的には、繋ぎ部の一面側の繋ぎ方向の長さが長くなるのが抑制される。この結果、シート材に繋ぎ方向の大きな応力が作用するのを抑制することができるから、伸張性がそれほど高くないシート材を用いても、シート材にクラックが発生するのを抑制することができる。
本開示の第1の構造体において、前記繋ぎ部は、1つの前記梁部を有し、前記梁部は、前記第1支持部を介して前記第1部位に繋がっていると共に、前記第2部位を介して前記第2部位に繋がっているものとしてもよい。また、前記繋ぎ部は、前記第1部位側から前記第2部位側に向かって間隔をおいて並ぶ複数の前記梁部を有し、前記複数の梁部は、それぞれ、前記第1支持部を介して前記第1部位または前記第1部位側で隣り合う前記梁部に繋がっていると共に、前記第2支持部を介して前記第2部位または前記第2部位側で隣り合う前記梁部に繋がっているものとしてもよい。
本開示の第2の構造体は、板材と、前記板材の一面に貼付されたシート材とを備える構造体であって、前記板材は、第1部位と、前記第1部位から離間した第2部位と、前記第1部位と前記第2部位とを繋ぐ繋ぎ部とを有し、前記繋ぎ部は、前記繋ぎ部を介して前記第1部位と前記第2部位とが繋がる繋ぎ方向とは異なる方向に延在する梁部と、前記梁部を前記梁部の延在方向における第1位置で前記第1部位側から支持する第1支持部と、前記梁部を前記梁部の延在方向における前記第1位置とは異なる第2位置で前記第2部位側から支持する第2支持部とを有し、前記構造体は、前記繋ぎ部の位置で、前記板材の前記一面とは異なる他面側に曲げ変形されていることを要旨とする。
本開示の第2の構造体では、板材は、第1部位と、第1部位から離間した第2部位と、第1部位と第2部位とを繋ぐ繋ぎ部とを有する。この場合に、繋ぎ部は、繋ぎ部を介して第1部位と第2部位とが繋がる繋ぎ方向とは異なる方向に延在する梁部と、梁部を梁部の延在方向における第1位置で第1部位側から支持する第1支持部と、梁部を梁部の延在方向における第1位置とは異なる第2位置で第2部位側から支持する第2支持部とを有する。そして、構造体は、繋ぎ部の位置で、板材の一面とは異なる他面側(シート材とは反対側)に曲げ変形されている。この構造体では、構造体(繋ぎ部)が板材の他面側に曲げ変形された際に、梁部の捻れや撓みによって、繋ぎ部の一面側(シート材側)の面内変形、具体的には、繋ぎ部の一面側の繋ぎ方向の長さが長くなるのが抑制されている。この結果、シート材に繋ぎ方向の大きな応力が作用するのが抑制されており、シート材にクラックが発生するのを抑制されている。
本開示の板材は、板材と、前記板材の一面に貼付されたシート材とを備える構造体に用いられる板材であって、前記板材は、第1部位と、前記第1部位から離間した第2部位と、前記第1部位と前記第2部位とを繋ぐと共に前記板材の前記一面とは異なる他面側に曲げ変形可能な繋ぎ部とを有し、前記繋ぎ部は、前記繋ぎ部を介して前記第1部位と前記第2部位とが繋がる繋ぎ方向とは異なる方向に延在する梁部と、前記梁部を前記梁部の延在方向における第1位置で前記第1部位側から支持する第1支持部と、前記梁部を前記梁部の延在方向における前記第1位置とは異なる第2位置で前記第2部位側から支持する第2支持部とを有することを要旨とする。
本開示の板材では、板材は、第1部位と、第1部位から離間した第2部位と、第1部位と第2部位とを繋ぐと共に板材の一面とは異なる他面側(シート材とは反対側)に曲げ変形可能な繋ぎ部とを有する。この場合に、繋ぎ部は、繋ぎ部を介して第1部位と第2部位とが繋がる繋ぎ方向とは異なる方向に延在する梁部と、梁部を梁部の延在方向における第1位置で第1部位側から支持する第1支持部と、梁部を梁部の延在方向における第1位置とは異なる第2位置で第2部位側から支持する第2支持部とを有する。これにより、構造体(繋ぎ部)が板材の他面側に曲げ変形した際に、梁部の捻れや撓みによって、繋ぎ部の一面側(シート材側)の面内変形、具体的には、繋ぎ部の一面側の繋ぎ方向の長さが長くなるのが抑制される。この結果、シート材に繋ぎ方向の大きな応力が作用するのを抑制し、シート材にクラックが発生するのを抑制することができる。
20,120 構造体、22 板材、24 第1部位、26 第2部位、30,130 繋ぎ部、32 ,32[1]~32[10] 梁部、34 支持部、40 シート材。

Claims (5)

  1. 板材と、前記板材の一面に貼付されたシート材とを備える構造体であって、
    前記板材は、第1部位と、前記第1部位から離間した第2部位と、前記第1部位と前記第2部位とを繋ぐと共に前記板材の前記一面とは異なる他面側に曲げ変形可能な繋ぎ部とを有し、
    前記繋ぎ部は、前記第1部位と前記第2部位との間に設けられると共に前記繋ぎ部を介して前記第1部位と前記第2部位とが繋がる繋ぎ方向とは異なる方向に延在する梁部と、前記梁部を前記梁部の延在方向における第1位置で前記第1部位側から支持する第1支持部と、前記梁部を前記梁部の延在方向における前記第1位置とは異なる第2位置で前記第2部位側から支持する第2支持部とを有し、
    更に、前記繋ぎ部は、前記構造体が前記他面側に曲げ変形する際に、前記梁部の撓みおよび捻れによって、曲げ変形する前に比して、前記他面側で前記繋ぎ方向の長さが短くなり、前記一面側で前記繋ぎ方向の長さが長くなるのが抑制されるように構成されている、
    構造体。
  2. 請求項1記載の構造体であって、
    前記繋ぎ部は、1つの前記梁部を有し、
    前記梁部は、前記第1支持部を介して前記第1部位に繋がっていると共に、前記第2支持部を介して前記第2部位に繋がっている、
    構造体。
  3. 請求項1記載の構造体であって、
    前記繋ぎ部は、前記第1部位側から前記第2部位側に向かって間隔をおいて並ぶ複数の前記梁部を有し、
    前記複数の梁部は、それぞれ、前記第1支持部を介して前記第1部位または前記第1部位側で隣り合う前記梁部に繋がっていると共に、前記第2支持部を介して前記第2部位または前記第2部位側で隣り合う前記梁部に繋がっている、
    構造体。
  4. 板材と、前記板材の一面に貼付されたシート材とを備える構造体であって、
    前記板材は、第1部位と、前記第1部位から離間した第2部位と、前記第1部位と前記第2部位とを繋ぐ繋ぎ部とを有し、
    前記繋ぎ部は、前記第1部位と前記第2部位との間に設けられると共に前記繋ぎ部を介して前記第1部位と前記第2部位とが繋がる繋ぎ方向とは異なる方向に延在する梁部と、前記梁部を前記梁部の延在方向における第1位置で前記第1部位側から支持する第1支持部と、前記梁部を前記梁部の延在方向における前記第1位置とは異なる第2位置で前記第2部位側から支持する第2支持部とを有し、
    更に、前記繋ぎ部は、前記構造体が前記一面とは異なる他面側に曲げ変形する際に、前記梁部の撓みおよび捻れによって、曲げ変形する前に比して、前記他面側で前記繋ぎ方向の長さが短くなり、前記一面側で前記繋ぎ方向の長さが長くなるのが抑制されるように構成されており、
    前記構造体は、前記繋ぎ部の位置で、前記板材の前記他面側に曲げ変形されている、
    構造体。
  5. 板材と、前記板材の一面に貼付されたシート材とを備える構造体に用いられる板材であって、
    前記板材は、第1部位と、前記第1部位から離間した第2部位と、前記第1部位と前記第2部位とを繋ぐと共に前記板材の前記一面とは異なる他面側に曲げ変形可能な繋ぎ部とを有し、
    前記繋ぎ部は、前記第1部位と前記第2部位との間に設けられると共に前記繋ぎ部を介して前記第1部位と前記第2部位とが繋がる繋ぎ方向とは異なる方向に延在する梁部と、前記梁部を前記梁部の延在方向における第1位置で前記第1部位側から支持する第1支持部と、前記梁部を前記梁部の延在方向における前記第1位置とは異なる第2位置で前記第2部位側から支持する第2支持部とを有し、
    更に、前記繋ぎ部は、前記構造体が前記他面側に曲げ変形する際に、前記梁部の撓みおよび捻れによって、曲げ変形する前に比して、前記他面側で前記繋ぎ方向の長さが短くなり、前記一面側で前記繋ぎ方向の長さが長くなるのが抑制されるように構成されている、
    板材。
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