JP6024248B2 - 鍵盤構造 - Google Patents

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Description

この発明は、電子ピアノや電子オルガンなどの鍵盤楽器に用いられる鍵盤構造に関する。
例えば、鍵盤楽器の鍵盤構造においては、特許文献1に記載されているように、複数の鍵の各後端部を複数の鍵の配列方向に沿って連続する共通支持部にそれぞれ屈曲部を介して連結して、複数の鍵を所定間隔で配列させることにより、複数の鍵ユニットを構成し、この複数の鍵ユニットの各共通支持部を重ね合わせて、複数の鍵ユニットのうち、1つの鍵ユニットにおける複数の鍵の各間に他の鍵ユニットの各鍵を配置させ、この状態で各共通支持部をねじなどの締結部材で鍵盤シャーシ上に締め付けて固定することにより、多数の鍵を鍵盤シャーシ上に並列に配列させるように構成されたものが知られている。
特開2010−152092号公報
このような鍵盤構造では、複数の鍵ユニットの各共通支持部を重ね合わせて締結部材で締め付けた際に、互いに隣接する鍵同士の隙間が均一になるように修正するために、複数の共通支持部が重なり合って対向する対向面の双方にそれぞれ傾斜部を設け、この互いに対向する傾斜部が締結部材の締付力に応じて共通支持部の一部を傾斜部に沿って変形させることにより、互いに隣接する鍵同士の隙間を調整するように構成されている。
しかしながら、このような鍵盤構造では、複数の鍵ユニットの各鍵を隣接する各鍵間に配置させて、複数の鍵ユニットの各共通支持部を重ね合わせ、この状態で各共通支持部を締結部材で締め付ける際に、互いに隣接する鍵同士の隙間がすべて不均一である訳ではなく、一部の鍵同士の隙間が不均一になるのであるが、複数の鍵ユニットにおける各共通支持部の各対向面に傾斜部を各鍵に対応させて設けなければならないという問題がある。
また、このような鍵盤構造における鍵同士の隙間の不揃いは、鍵の捻じれ、鍵の前後方向における位置ずれ、あるいは鍵配列方向における鍵の位置ずれなどによって発生するが、これらの原因で生じる鍵の不揃いを単純な一方向の傾斜部で解消することは困難であり、鍵が不揃いになる原因に応じて傾斜部を複数方向に傾斜させる必要があるため、傾斜部の傾斜形状が煩雑で複雑になり、その製作が面倒であるなどの問題もある。
この発明が解決しようとする課題は、複数の鍵が連結された共通支持部を特殊な形状に形成する必要がなく、不揃いな鍵のみを容易に且つ確実に調整することができる鍵盤構造を提供することである。
この発明は、複数の鍵の各後端部を、前記複数の鍵の配列方向に沿って連結する共通支持部と、前記共通支持部上の位置に配置され、前記共通支持部を前記鍵盤シャーシ上に固定する際に、前記複数の鍵の中で隣接する鍵同士の隙間が均一となるように前記鍵を変位させて前記鍵の配列状態を調整する配列調整部材と、
を備え
前記隣接する鍵同士の隙間がそれぞれ異なる状況に対応して、前記隣接する鍵同士の隙間が均一となるように前記鍵を変位させて前記鍵の配列状態を調整可能とする夫々異なる種類の配列調整部材を複数有していることを特徴とする鍵盤構造である。
この発明によれば、複数の鍵の各後端部がそれぞれ屈曲部を介して連結された共通支持部を鍵盤シャーシ上に固定する際に、不揃いな鍵に対応する箇所の共通支持部上に配列調整部材を配置し、この配列調整部材を締め付けると、その締付力に応じて配列調整部材が鍵を個別に変位させて鍵の配列状態を調整することができる。これにより、複数の鍵が連結された共通支持部を特殊な形状に形成する必要がなく、不揃いな鍵のみを容易に且つ確実に調整することができる。
この発明を適用した鍵盤構造の一実施形態を示した要部の平面図である。 図1に示された鍵盤構造のA−A矢視における一部破断した側面図である。 図1の鍵盤構造における第1の白鍵ユニットを示し、(a)はその平面図、(b)はそのB−B矢視における一部破断した側面図である。 図1の鍵盤構造における第2の白鍵ユニットを示し、(a)はその平面図、(b)はそのC−C矢視における一部破断した側面図である。 図1の鍵盤構造における黒鍵ユニットを示し、(a)はその平面図、(b)はそのD−D矢視における一部破断した側面図である。 図1に示された鍵盤構造のE−E矢視において、第1配列調整部材が配置された状態を示した要部の拡大断面図である。 図6に示された第1配列調整部材を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はその拡大側面図である。 図3に示された第1の白鍵ユニットにおいて、左下がりに捻じれている白鍵を第1配列調整部材で調整した状態を示した図である。 図3に示された第1の白鍵ユニットにおいて、右下がりに捻じれている白鍵を第1配列調整部材で調整した状態を示した図である。 図1に示された鍵盤構造のE−E矢視において、第2配列調整部材が配置された状態を示した要部の拡大断面図である。 図10に示された第2配列調整部材を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はそのF−F矢視における拡大断面図である。 図3に示された第1の白鍵ユニットにおいて、前側に位置ずれしている白鍵を第2配列調整部材で調整した状態を示した平面図である。 図1に示された鍵盤構造のE−E矢視において、第3配列調整部材が配置された状態を示した要部の拡大断面図である。 図13に示された第3配列調整部材を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はその拡大側面図である。 図3に示された第1の白鍵ユニットにおいて、鍵配列方向の左側に位置ずれしている白鍵を第3配列調整部材で調整する状態を示した図である。 この発明の鍵盤構造における第2変位突起部の第1変形例を示し、(a)は第1の白鍵ユニットに配置した状態を示した平面図、(b)はそのG−G矢視における要部の拡大断面図である。 この発明の鍵盤構造における第3変位突起部の第2変形例を示し、(a)は第1の白鍵ユニットに配置した状態を示した平面図、(b)はそのH−H矢視における要部の拡大断面図である。
以下、図1〜図15を参照して、この発明を適用した鍵盤構造の一実施形態について説明する。
この鍵盤構造は、図1および図2に示すように、第1の白鍵ユニット1と、第2の白鍵ユニット2と、黒鍵ユニット3とを備えている。第1の白鍵ユニット1は複数の白鍵4を有し、第2の白鍵ユニット2は複数の白鍵7を有し、黒鍵ユニット3は複数の黒鍵10を有している。これら白鍵4、7および黒鍵10は、並列に配列された状態で、第1の白鍵共通支持部5、第2の白鍵共通支持部8、および黒鍵共通支持部11にそれぞれ屈曲部6、9、12を介して連結されている。
すなわち、第1の白鍵ユニット1は、図3(a)および図3(b)に示すように、複数の白鍵4(C、E、G、Bの各鍵)の各後端部(図3(b)では右端部)を、白鍵4の配列方向に沿って連続する第1の白鍵共通支持部5に、それぞれ屈曲部6を介して一体に連結することにより、複数の白鍵4が所定間隔で配列された構成になっている。
第2の白鍵ユニット2は、図4(a)および図4(b)に示すように、複数の白鍵7(D、F、Aの各鍵)の各後端部(図4(b)では右端部)を、白鍵7の配列方向に沿って連続する第2の白鍵共通支持部8に、それぞれ屈曲部9を介して一体に連結することにより、複数の白鍵7が所定間隔、つまり第1の白鍵ユニット1の各鍵4の間に配置される間隔で配列された構成になっている。
黒鍵ユニット3は、図5(a)および図5(b)に示すように、複数の黒鍵10(C#、D#、F#、G#、A#の各鍵)の各後端部(図5(b)では右端部)を、黒鍵10の配列方向に沿って連続する黒鍵共通支持部11に、それぞれ屈曲部12を介して一体に連結することにより、複数の黒鍵10が所定間隔、つまり第1、第2の各白鍵ユニット1、2の各鍵4、7の間に配置される間隔で配列された構成になっている。
この場合、第1の白鍵ユニット1における複数の白鍵4は、図3(a)および図3(b)に示すように、その各後端部に形成されて第1の白鍵共通支持部5に一体に連結された各屈曲部6を支点として上下方向に回動変位するように構成されている。この屈曲部6は、上下方向に撓み変形する薄肉の平板状に形成され、図3(b)に示すように、白鍵4の上面よりも低い位置において、白鍵4の後端面におけるほぼ中間部に設けられている。
この屈曲部6が連結された第1の白鍵共通支持部5は、図3(a)および図3(b)に示すように、白鍵4の配列方向に沿って連続する帯板状に形成され、その前端面(図3(b)では左端面)における下端部に屈曲部6がそれぞれ一体に連結形成され、これにより屈曲部6の上側に位置するように構成されている。この第1の白鍵共通支持部5における下面側の所定箇所、つまり白鍵共通支持部5の長手方向における両側部付近には、図2および図3(b)に示すように、凹凸形状の第1位置決め部5aが形成されている。
また、第2の白鍵ユニット2における複数の白鍵7は、図4(a)および図4(b)に示すように、その各後端部に形成されて第2の白鍵共通支持部8に一体に連結された各屈曲部9を支点として上下方向に回動変位するように構成されている。この場合にも、屈曲部9は、上下方向に撓み変形する薄肉の平板状に形成され、図4(b)に示すように、白鍵7の上面よりも低い位置において、白鍵7の後端面における下端部に設けられている。
この屈曲部9が連結された第2の白鍵共通支持部8も、図4(a)および図4(b)に示すように、白鍵7の配列方向に沿って連続する帯板状に形成され、その前端面(図4(b)では左端面)に屈曲部9がそれぞれ一体に連結形成され、これにより屈曲部9と同じ高さに位置するように構成されている。
この場合、第2の白鍵共通支持部8における上面の所定箇所、つまり白鍵共通支持部8の長手方向における両側部付近には、図2および図4(b)に示すように、第1の白鍵共通支持部5の第1位置決め部5aに係合して位置決めされる凹凸形状の第2位置決め部8aが形成されている。また、この第2の白鍵共通支持部8における下面の所定箇所、つまり第2位置決め部8aに対応する箇所には、凹凸形状の第3位置決め部8bが形成されている。
同様に、黒鍵ユニット3における複数の黒鍵10は、図5(a)および図5(b)に示すように、その各後端部に形成されて黒鍵共通支持部11に一体に連結された各屈曲部12を支点として上下方向に回動変位するように構成されている。この場合にも、屈曲部12は、上下方向に撓み変形する薄肉の平板状に形成され、図5(b)に示すように、黒鍵10の上面よりも低い位置において、黒鍵10の後端面における下端部に設けられている。
この屈曲部12が連結された黒鍵共通支持部11も、図5(a)および図5(b)に示すように、黒鍵10の配列方向に連続する帯板状に形成され、その前端部(図5(b)では左端面)の上面に屈曲部12がそれぞれ一体に連結形成され、これにより屈曲部12の下側に位置するように構成されている。
この黒鍵共通支持部11における上面の所定箇所には、図2および図5(b)に示すように、第2の白鍵共通支持部8の第3位置決め部8aに係合して位置決めされる凹凸形状の第4位置決め部11aが形成されている。また、この黒鍵共通支持部11における下面の所定箇所、つまり第4位置決め部11aに対応する箇所には、鍵盤シャーシ13に対して位置決めされる凸形状の第5位置決め部11bが形成されている。
ところで、第1、第2の各白鍵ユニット1、2および黒鍵ユニット3は、図1および図2に示すように、第1、第2の各白鍵共通支持部5、8および黒鍵共通支持部11を重ね合わせて、第1の白鍵ユニット1における各白鍵4の間、第2の白鍵ユニット2における各白鍵7の間、および黒鍵ユニット3における各黒鍵10の間に、相互に各白鍵4、7および各黒鍵10が並列に配置されて音階順に配列されるように構成されている。
この場合、第1、第2の各白鍵ユニット1、2および黒鍵ユニット3は、図1および図2に示すように、各白鍵4、7および各黒鍵10が音階順に配列された状態で、第1、第2の各白鍵共通支持部5、8および黒鍵共通支持部11が、複数の締結部材14によって締め付けられて鍵盤シャーシ13上に固定されるように構成されている。
この複数の締結部材14は、図1に示すように、第1、第2の各白鍵ユニット1、2における複数の白鍵4、7に対応する箇所、および黒鍵ユニット3における黒鍵10に対応する箇所において、第1、第2の各白鍵共通支持部5、8および黒鍵共通支持部11を締め付けて鍵盤シャーシ13上に固定するように構成されている。
また、第1、第2の各白鍵ユニット1、2における第1、第2の各白鍵共通支持部5、8、および黒鍵ユニット3における黒鍵共通支持部11のうち、最上部に位置する第1の白鍵ユニット1における第1の白鍵共通支持部5の上面には、図1、図6〜図15に示すように、第1〜第3の各配列調整部材15〜17のいずれかが白鍵4、7および黒鍵10のいずれかに対応した状態で選択的に配置されている。
この第1〜第3の各配列調整部材15〜17は、図6〜図15に示すように、締結部材14の締付力に応じて、不揃いになっている白鍵4、7および黒鍵10のいずれかを変位させて白鍵4、7および黒鍵10の配列状態を調整するものである。この第1〜第3の各配列調整部材15〜17は、白鍵4、7および黒鍵10のいずれかに対応した状態で、最上部の白鍵共通支持部5上に選択的に配置される第1〜第3の各固定板18〜20と、この第1〜第3の各固定板18〜20にそれぞれ設けられて締結部材14の締付力に応じて白鍵4、7および黒鍵10を変位させる第1〜第3の各変位突起部21〜23とを備えている。
この第1〜第3の各配列調整部材15〜17のうち、第1配列調整部材15は、白鍵4、7および黒鍵10の捻じれによる白鍵4、7および黒鍵10の配列状態を調整するためのものである。この第1配列調整部材15の第1固定板18は、図7(a)および図7(b)に示すように、四角形の板状に形成されており、その中心部には、締結部材14が挿入する挿入孔18aが設けられている。
この第1固定板18は、図7(a)および図7(b)に示すように、その前後方向の長さが白鍵共通支持部5の前後方向の長さとほぼ同じで、且つ鍵配列方向の長さが白鍵4、7および黒鍵10の各屈曲部6、9、12における鍵配列方向の長さ(幅)とほぼ同じ大きさに形成されている。この場合、第1固定板18は、ほぼ正方形に形成されていることが望ましい。
また、この第1配列調整部材15の第1変位突起部21は、図8および図9に示すように、白鍵共通支持部5に接近する各屈曲部6、9、12の後端部における鍵配列方向(図8では左右方向)に位置する一方の端部(図8では左側の辺部6b)を締結部材14の締付力に応じて押圧することにより、白鍵4、7および黒鍵10を捻じれ変形させて、隣接する鍵同士の隙間Sを調整するように構成されている。
すなわち、この第1変位突起部21は、図6および図7に示すように、第1固定板18の対角線上に位置する各角部にそれぞれ設けられている。この第1変位突起部21は、図8に示すように、第1固定板18が白鍵共通支持部5上に配置された状態で、締結部材14によって締め付けられた際に、屈曲部6の後端部における鍵配列方向に位置する一方の端部(図8では右側の辺部6b)を押圧して、白鍵4を捻じれ変形させるように構成されている。
また、この第1変位突起部21は、図9に示すように、第1固定板18が90度回転して白鍵共通支持部5上に配置され、この状態で締結部材14によって締め付けられた際に、屈曲部6の後端部における鍵配列方向に位置する一方の端部(図9では左側の辺部6a)を押圧して、白鍵4を捻じれ変形させるように構成されている。この第1変位突起部21は、第2の白鍵ユニット2の白鍵7および黒鍵ユニット3の黒鍵10についても、同様に、捻じれ変形させるように構成されている。
一方、第2配列調整部材16は、図10〜図12に示すように、白鍵4、7および黒鍵10の前後方向に位置ずれしている白鍵4、7および黒鍵10の配列状態を調整するためのものである。この第2配列調整部材16の第2固定板19も、第1固定板17と同様、四角形の板状に形成されており、その中心部には、締結部材14が挿入する挿入孔19aが設けられている。
この第2固定板19も、図10〜図12に示すように、第1固定板17と同様、その前後方向の長さが白鍵共通支持部5の前後方向の長さとほぼ同じで、且つ鍵配列方向の長さが白鍵4、7および黒鍵10の各屈曲部6、9、12における鍵配列方向の長さ(幅)とほぼ同じ大きさに形成されている。この場合にも、第2固定板19は、ほぼ正方形に形成されていることが望ましい。
また、この第2配列調整部材16の第2変位突起部22は、図10〜図12に示すように、白鍵共通支持部5の前後部の一方(図10では左側)に対応して突出し、この突出した部分における後面(図10では右側面)に傾斜面22aが上下方向に沿って設けられ、締結部材14の締付力に応じて傾斜面22aが最上部の白鍵共通支持部5の前後部の一方(図10では左端部)を押圧して、白鍵4、7および黒鍵10をその前後方向(図10では右側)に変位させるように構成されている。
すなわち、この第2変位突起部22は、図10〜図12に示すように、第2固定板19の前後部に位置する一方(図10では左側)の辺部19bに設けられている。これにより、第2変位突起部22は、第2固定板19が白鍵共通支持部5上に配置された状態で、締結部材14によって締め付けられた際に、傾斜面22aが白鍵共通支持部5の前端部5bを後方(図10では右側)に向けて徐々に押圧して、白鍵4を後方に変位させるように構成されている。
また、この第2変位突起部22は、第2固定板19が180度回転して白鍵共通支持部5上に配置された状態で、締結部材14によって締め付けられた際に、傾斜面22aが白鍵共通支持部5の後端部5cを前方(図10では左側)に向けて徐々に押圧して、白鍵4を前方に変位させるように構成されている。この第2変位突起部22は、第2の白鍵ユニット2の白鍵7および黒鍵ユニット3の黒鍵10についても、同様に、前後方向に変位させるように構成されている。
さらに、第3配列調整部材17は、図13〜図15に示すように、白鍵4、7および黒鍵10の左右方向つまり鍵配列方向の位置ずれを調整するためのものである。この第3配列調整部材17の第3固定板20も、第1、第2の各固定板18、19と同様、四角形の板状に形成されており、その中心部には、締結部材14が挿入する挿入孔20aが設けられている。
この第3固定板20も、図13〜図15に示すように、第1、第2の各固定板18、19と同様、その前後方向の長さが白鍵共通支持部5の前後方向の長さとほぼ同じで、且つ鍵配列方向の長さが白鍵4、7および黒鍵10の各屈曲部6、9、12における鍵配列方向の長さ(幅)とほぼ同じ大きさに形成されている。この場合にも、第3固定板20は、ほぼ正方形に形成されていることが望ましい。
また、この第3配列調整部材17の第3変位突起部23は、図13〜図15に示すように、各屈曲部6、9、12の鍵配列方向における両側部の一方(図13では左側の辺部6a)に沿って突出し、この突出した部分における両側面の一方(図13では右側面)に傾斜面23aが上下方向に沿って設けられ、締結部材14の締付力に応じて傾斜面23aが各屈曲部6、9、12の鍵配列方向における両側部の一方(図13では左側の辺部6a)を徐々に押圧して、白鍵4、7および黒鍵10を鍵配列方向に変位させるように構成されている。
すなわち、この第3変位突起部23は、図13〜図15に示すように、第3固定板20の前後に位置する各辺部にそれぞれ屈曲部6における鍵配列方向の一方(図13では左側)の辺部6aに沿って突出して設けられている。この第3変位突起部23は、第3固定板20が白鍵共通支持部5上に配置された状態で、締結部材14によって締め付けられた際に、傾斜面23aが屈曲部6の辺部6aを徐々に押圧して、白鍵4を鍵配列方向の右側に変位させるように構成されている。
また、この第3変位突起部23は、第3固定板20が面方向に180度回転して白鍵共通支持部5上に配置された状態で、締結部材14によって締め付けられた際に、傾斜面23aが屈曲部6の辺部6aと反対側に位置する辺部6bを徐々に押圧して、白鍵4を鍵配列方向の左側に変位させるように構成されている。この第3変位突起部23は、第2の白鍵ユニット2の白鍵7および黒鍵ユニット3の黒鍵10についても、同様に、鍵配列方向に変位させるように構成されている。
次に、このような鍵盤構造の作用について説明する。
この場合には、まず、黒鍵ユニット3を鍵盤シャーシ13上に配置する。このときには、黒鍵ユニット3の黒鍵共通支持部11の下面に設けられた第5位置決め部11bによって鍵盤シャーシ13上に位置決めする。この状態で、黒鍵ユニット3上に第2の白鍵ユニット2を組み付ける。
このときには、図1に示すように、黒鍵ユニット3における複数の黒鍵10の各間に、第2の白鍵ユニット2における複数の白鍵7を配置して、図2に示すように、黒鍵ユニット3の黒鍵共通支持部11上に第2の白鍵ユニット2における第2の白鍵共通支持部8を重ね合わせる。この場合には、黒鍵共通支持部11の上面に設けられた第4位置決め部11aに、第2の白鍵共通支持部8の下面に設けられた第3位置決め部8bを係合させて、黒鍵共通支持部11に対して第2の白鍵共通支持部8を位置決めする。
この後、図1に示すように、黒鍵ユニット3における複数の黒鍵10の各間、および第2の白鍵ユニット2における複数の白鍵7の各間に、第1の白鍵ユニット1における複数の白鍵4を配置して、図2に示すように、第2の白鍵ユニット2における第2の白鍵共通支持部8上に第1の白鍵ユニット1における第1の白鍵共通支持部5を重ね合わせる。この場合にも、第2の白鍵共通支持部8の上面に設けられた第2位置決め部8aに、第1の白鍵共通支持部5の下面に設けられた第1位置決め部5aを係合させて、第2の白鍵共通支持部8に対して第1の白鍵共通支持部5を位置決めする。
これにより、図1および図2に示すように、第1の白鍵共通支持部5、第2の白鍵共通支持部8、および黒鍵共通支持部11が重ね合わされて、白鍵4、7および黒鍵10が音階順に並列に配列される。この状態で、第1の白鍵共通支持部5、第2の白鍵共通支持部8、および黒鍵共通支持部11を複数の締結部材14によって相互に締め付けて鍵盤シャーシ13上に固定する。
このときに、音階順に並列に配列された白鍵4、7および黒鍵10のうち、いずれかが不揃いである場合には、その不揃いの白鍵4、7および黒鍵10を第1〜第3の各配列調整部材15〜17のいずれかによって調整する。例えば、図8に示すように、第1、第2の各白鍵ユニット1、2の各白鍵4、7のうち、第1の白鍵ユニット1における一部の白鍵4(例えばEの白鍵)が鍵配列方向の左下りに捻じれて、配列状態が不揃いになっている場合には、その一部の白鍵4の捻じれを第1配列調整部材15によって調整する。
すなわち、第1の白鍵ユニット1における一部の白鍵4(例えばEの白鍵)が鍵配列方向の左下りに捻じれ、これに隣接する第2の白鍵ユニット2の白鍵7(例えばFの白鍵)との間の隙間Sが不揃いである場合には、白鍵4(例えばEの各白鍵)に対応する白鍵共通支持部5上に第1配列調整部材15を配置し、この状態で締結部材14によって第1配列調整部材15を白鍵共通支持部5と共に鍵盤シャーシ13上に固定する。
このときには、図8に示すように、第1配列調整部材15の第1固定板18を、捻じれている白鍵4に対応する白鍵共通支持部5上に配置し、この第1固定板18の下面における対角線上の角部に設けられた一方の第1変位突起部21を、捻じれている白鍵4の屈曲部6の後端部における鍵配列方向に位置する一方(図8では右側)の辺部6b上に配置する。
この状態で、締結部材14を締め付けると、第1変位突起部21が屈曲部6の後端部における鍵配列方向に位置する右側の辺部6bを押圧する。すると、締結部材14の締付力に応じて屈曲部6が右下りに捻じれ、白鍵4が左上りに捻じれる。これにより、捻じれていた白鍵4(例えばEの白鍵)の捻じれが修正され、この修正された白鍵4とこれに隣接する第2の白鍵ユニット2の白鍵7(例えばFの白鍵)との間の隙間Sが調整され、第1、第2の各鍵ユニット1、2の各白鍵4、7の配列状態が均一に揃う。
この場合、例えば、図8において第1、第2の各白鍵ユニット1、2の各白鍵4、7のうち、第1の白鍵ユニット1における一部の白鍵4(例えばEの白鍵)が、上述した場合とは逆に、鍵配列方向の右下りに捻じれて、配列状態が不揃いになっている場合には、図9に示すように、第1配列調整部材15の第1固定板18を、捻じれている白鍵4に対応する白鍵共通支持部5上に90度回転させて配置し、この第1固定板18の下面における対角線上の角部に設けられた一方の第1変位突起部21を、捻じれている白鍵4の屈曲部6の後端部における鍵配列方向に位置する一方(図9では右側)の辺部6a上に配置する。
この状態で、締結部材14を締め付けると、第1変位突起部21が屈曲部6の後端部における鍵配列方向に位置する右側の辺部6aを押圧する。すると、締結部材14の締付力に応じて屈曲部6が左下りに捻じれ、白鍵4が右上りに捻じれる。これにより、上述した場合と同様、捻じれていた白鍵4(例えばEの白鍵)の捻じれが修正され、この修正された白鍵4とこれに隣接する第2の白鍵ユニット2の白鍵7(例えばFの白鍵)との間の隙間Sが調整され、第1、第2の各鍵ユニット1、2の各白鍵4、7の配列状態が均一に揃う。
また、例えば、図12に示すように、第1、第2の各白鍵ユニット1、2の各白鍵4、7のうち、第1の白鍵ユニット1における一部の白鍵4(例えばEの白鍵)が前後方向(つまり白鍵4の長手方向)に位置がずれて、配列状態が不揃いになっている場合には、その白鍵4を第2配列調整部材16によって前後方向(図12では上下方向)に調整する。
すなわち、第1の白鍵ユニット1における一部の白鍵4(例えばEの白鍵)が、図12に2点鎖線で示すように、前側に位置ずれし、これに隣接する第2の白鍵ユニット2の白鍵7(例えばD、Fの各白鍵)に対して前方に位置がずれている場合には、その一部の白鍵4(例えばEの各白鍵)に対応する白鍵共通支持部5上に第2配列調整部材16を配置し、この状態で締結部材14によって第2配列調整部材16を白鍵共通支持部5と共に鍵盤シャーシ13上に固定する。
このときには、図10および図12に示すように、第2配列調整部材16の第2固定板19を、前後に位置がずれている白鍵4に対応する白鍵共通支持部5上に配置し、この第2固定板19の下面における前後方向の辺部19bに設けられた第2変位突起部22を白鍵共通支持部5の前端部5bに対応させて配置する。
この状態で、締結部材14を締め付けると、第2変位突起部22の傾斜面22aが白鍵共通支持部5の前端部5bを徐々に押圧する。すると、締結部材14の締付力に応じて白鍵共通支持部5が第2変位突起部22の傾斜面22aによって後方(図12では上側)に向けて変位し、これに伴って前側に位置ずれしている白鍵4が屈曲部6を介して後方に変位する。これにより、前側に位置ずれしている白鍵4の前端面がこれに隣接する白鍵7の前端面と同じ位置に調整され、第1、第2の各鍵ユニット1、2の各白鍵4、7の配列状態が均一に揃う。
この場合、例えば、図12において第1、第2の各白鍵ユニット1、2の各白鍵4、7のうち、第1の白鍵ユニット1における一部の白鍵4(例えばEの白鍵)が、上述した場合とは逆に、後方に位置ずれして、配列状態が不揃いになっている場合には、第2配列調整部材16の第2固定板19を、後方に位置ずれしている白鍵4に対応する白鍵共通支持部5上に180度回転させて配置し、この第2固定板19の下面における一方の辺部19bに設けられた第2変位突起部22を、位置ずれしている白鍵4に対応する白鍵共通支持部5の後端部5cに対応させて配置する。
この状態で、締結部材14を締め付けると、第2変位突起部22の傾斜面22aが白鍵共通支持部5の後端部5cを徐々に押圧する。すると、締結部材14の締付力に応じて白鍵共通支持部5が第2変位突起部22の傾斜面22aによって前方(図12では下側)に向けて変位し、これに伴って後側に位置ずれしている白鍵4が屈曲部6を介して前方に変位する。これにより、後側に位置ずれしている白鍵4の前端面がこれに隣接する白鍵7の前端面と同じ位置に調整され、第1、第2の各鍵ユニット1、2の各白鍵4、7の配列状態が均一に揃う。
さらに、例えば、図15に示すように、第1、第2の各白鍵ユニット1、2の各白鍵4、7のうち、第1の白鍵ユニット1における一部の白鍵4(例えばEの白鍵)が左右方向つまり鍵配列方向に傾いた状態で位置ずれし、白鍵4、7の配列状態が不揃いになっている場合には、その白鍵4の左右方向の位置ずれを第3配列調整部材17によって調整する。
すなわち、第1の白鍵ユニット1における一部の白鍵4(例えばEの白鍵)が左側に傾いた状態で位置ずれし、これに隣接する第2の白鍵ユニット2の白鍵7(例えばFの各白鍵)に対して位置ずれし、その隙間Sが不揃いである場合には、その一部の白鍵4(例えばEの各白鍵)に対応する白鍵共通支持部5上に第3の配列調整部材17を配置し、この状態で締結部材14によって第3の配列調整部材17を白鍵共通支持部5と共に鍵盤シャーシ13上に固定する。
このときには、図13〜図15に示すように、第3配列調整部材17の第3固定板20を、位置ずれしている白鍵4に対応する白鍵共通支持部5上に配置し、この第3固定板20に屈曲部6の鍵配列方向における両側部の一方に沿って突出した第3変位突起部23を、位置ずれしている白鍵4の屈曲部6における鍵配列方向に位置する一方(図13では左側)の辺部6aに対応させて配置する。
この状態で、締結部材14を締め付けると、第3変位突起部23の傾斜面23aが屈曲部6の左側に位置する辺部6aを徐々に押圧する。すると、締結部材14の締付力に応じて屈曲部6が第3変位突起部23の傾斜面23aによって右側に向けて徐々に押され、白鍵4が右側に変位する。これにより、位置ずれしていた白鍵4(例えばEの白鍵)とこれに隣接する第2の白鍵ユニット2の白鍵7(例えばFの白鍵)との間の隙間Sが調整され、第1、第2の各鍵ユニット1、2の各白鍵4、7の配列状態が均一に揃う。
この場合、例えば、図15において第1、第2の各白鍵ユニット1、2の各白鍵4、7のうち、第1の白鍵ユニット1における一部の白鍵4(例えばEの白鍵)が、上述した場合とは逆に、鍵配列方向の右側に位置ずれして、配列状態が不揃いになっている場合には、第3配列調整部材17の第3固定板20を位置ずれしている白鍵4に対応する白鍵共通支持部5上に180度回転させて配置し、この第3固定板20の第3変位突起部23を、位置ずれしている白鍵4の屈曲部6の右側の辺部6bに対応させて配置する。
この状態で、締結部材14を締め付けると、第3変位突起部23の傾斜面23aが屈曲部6の右側に位置する辺部6bを徐々に押圧する。すると、締結部材14の締付力に応じて屈曲部6が第3変位突起部23の傾斜面23aによって左側に向けて徐々に押されて、白鍵4が左側に変位する。これにより、上述した場合と同様、位置ずれしていた白鍵4(例えばEの白鍵)とこれに隣接する第2の白鍵ユニット2の白鍵7(例えばFの白鍵)との間の隙間Sが調整され、第1、第2の各鍵ユニット1、2の各白鍵4、7の配列状態が均一に揃う。
このように、この鍵盤構造によれば、第1、第2の各白鍵ユニット1、2および黒鍵ユニット3のうち、第1の白鍵ユニット1における複数の白鍵4の各間に、第2の白鍵ユニット2の各白鍵7を配置させて、各白鍵共通支持部5、8を重ねて合わせて締結部材14によって固定するときに、不揃いになっている一部の白鍵4、7に対応する箇所の共通支持部5上に第1〜第3の各配列調整部材15〜17のいずれかを選択して配置し、この選択した第1〜第3の配列調整部材15〜17のいずれかを締結部材14の締付力によって押え付けることにより、白鍵4、7の不揃いを容易に且つ確実に調整することができる。
すなわち、この鍵盤構造では、第1の白鍵ユニット1における複数の白鍵4の各間に、第2の白鍵ユニット2の各白鍵7を配置させて、各白鍵共通支持部5、8を重ねて合わせた際に、不揃いになっている一部の白鍵4、7に対応する箇所の共通支持部5上に第1〜第3の各配列調整部材15〜17のいずれかを選択して配置し、締結部材14によって締め付けると、その締結部材14の締付力に応じて白鍵4、7を個別に変位させることができ、これにより白鍵4、7の配列状態を調整することができるので、第1、第2の白鍵ユニット1、2の各共通支持部5、8を特殊な形状に形成する必要がなく、白鍵4、7の不揃いを容易に且つ確実に調整することができる。
また、この鍵盤構造では、白鍵4、7および黒鍵10の不揃いな状況に応じて複数の種類、つまり第1〜第3の各配列調整部材15〜17を有しているので、白鍵4、7および黒鍵10の不揃いの状態に応じて第1〜第3の各配列調整部材15〜17のいずれかを選択することができ、これにより第1〜第3の各配列調整部材15〜17のいずれかによって白鍵4、7および黒鍵10の不揃いを容易に且つ正確に調整することができる。
この場合、第1〜第3の配列調整部材15〜17は、最上部の共通支持部5上に配置される第1〜第3の固定板18〜20と、この第1〜第3の固定板18〜20の各下面に設けられて締結部材14の締付力に応じて白鍵4、7の一部を変位させる第1〜第3の変位突起部21〜23とを備えていることにより、白鍵4、7の不揃いの状態に応じて第1〜第3の各配列調整部材15〜17のいずれかを選択することができ、これにより白鍵ユニット1、2の各共通支持部5、8を特殊な形状に形成する必要がなく、第1〜第3の各配列調整部材15〜17のいずれかによって白鍵4、7の不揃いを容易に且つ確実に調整することができる。
すなわち、この鍵盤構造では、第1配列調整部材15の第1変位突起部21が、最上部の共通支持部5に接近する白鍵4、7の屈曲部6、9の後端部における鍵配列方向に位置する一方の端部、例えば屈曲部6の左側の辺部6aまたは右側の辺部6bの一方を押圧して、白鍵4、7を捻じれ変形させることにより、白鍵4、7が成形時に捻じれていても、締結部材14の締付力による第1変位突起部21の押圧力で屈曲部6、9を捻じれ変形させることができ、これにより白鍵4、7を捻じれ変形させて白鍵4、7を均一な配列状態に調整することができる。
この場合、白鍵4、7の各屈曲部6、9は、白鍵4、7の各上面よりも低い位置に設けられていることにより、屈曲部6、9が第1変位突起部21によって押されて捻じれ変形する際に、屈曲部6、9を中心に白鍵4、7が捻じれるように回転するので、白鍵4、7の上面のうち、鍵配列方向における捻じれによる高い面が下り、捻じれによる低い面が上がるように、白鍵4、7を捻じれ変形させることができ、これにより白鍵4、7を均一な配列状態になるように調整することができる。
例えば、締結部材14を締め付けることにより、第1変位突起部21が屈曲部6の後端部における鍵配列方向に位置する左側の辺部6aを押圧すると、締結部材14の締付力に応じて屈曲部6が左下りに捻じれ、白鍵4を右上りに捻じることができる。これにより、捻じれていた白鍵4(例えばEの白鍵)のねじれを修正することができると共に、この修正された白鍵4とこれに隣接する第2の白鍵ユニット2の白鍵7(例えばFの白鍵)との間の隙間Sを調整することができ、第1、第2の各鍵ユニット1、2の各白鍵4、7の配列状態を均一に揃えることができる。
この場合、第1固定板18を90度回転させて共通支持部5上に配置した状態で、締結部材14を締め付けると、第1変位突起部21が屈曲部6の後端部における鍵配列方向に位置する右側の辺部6bを押圧するので、締結部材14の締付力に応じて屈曲部6が右下りに捻じれ、白鍵4を左上りに捻じることができる。これによっても、捻じれていた白鍵4(例えばEの白鍵)のねじれを修正することができると共に、この修正された白鍵4とこれに隣接する第2の白鍵ユニット2の白鍵7(例えばFの白鍵)との間の隙間Sを調整することができ、第1、第2の各鍵ユニット1、2の各白鍵4、7の配列状態を均一に揃えることができる。
また、この鍵盤構造では、第2、第3の各配列調整部材16、17における第2、第3の各変位突起部22、23が、最上部の共通支持部5の前後部と白鍵4、7の屈曲部6、9における鍵配列方向の両側部とのいずれかを押圧して、白鍵4、7をその前後方向および鍵配列方向のいずれかの方向に変位させることにより、白鍵4、7の捻じれ変形による白鍵4、7の不揃いに限らず、白鍵4、7の前端面の前後方向における不揃い、または鍵配列方向に対する白鍵4、7の偏りによる白鍵4、7の不揃いをも調整して、白鍵4、7を均一な状態に配列させることができる。
すなわち、第2配列調整部材16の第2変位突起部22は、最上部の共通支持部5の前後部の一方に対応して突出し、この突出した部分における前後面の一方に傾斜面22aが上下方向に沿って設けられ、締結部材14によって共通支持部5を鍵盤シャーシ13上に固定する際に、共通支持部5の前後部の一方を傾斜面22aが押圧して、白鍵4、7をその前後方向に変位させることにより、白鍵4、7の前端面が前後方向に不揃いになっている場合に、その不揃いになっている白鍵4、7に対応する箇所に位置する共通支持部5の前後部を第2変位突起部22の傾斜面22aによって前後に変位させることにより、白鍵4、7を均一な配列状態に調整することができる。
例えば、白鍵4(例えばEの白鍵)が前方に位置ずれしている場合には、締結部材14を締め付けて、第2変位突起部22の傾斜面22aが白鍵共通支持部5の前端部5aを押圧すると、締結部材14の締付力に応じて傾斜面22aが白鍵共通支持部5を後方に向けて変位させることができ、これに伴って前側に位置ずれしている白鍵4を後方に変位させることができる。これにより、前側に位置ずれしている白鍵4の前端面をこれに隣接する白鍵7の前端面と同じ位置に調整することができ、第1、第2の各鍵ユニット1、2の各白鍵4、7の配列状態を均一に揃えることができる。
この場合、白鍵4(例えばEの白鍵)が、上述した場合とは逆に、後方に位置ずれして場合には、第2固定板19を白鍵共通支持部5上に180度回転させて配置し、この状態で、締結部材14を締め付けると、第2変位突起部22の傾斜面22aが白鍵共通支持部5の後端部5bを押圧するので、締結部材14の締付力に応じて傾斜面22aが白鍵共通支持部5を前方に向けて変位させることができ、これに伴って後側に位置ずれしている白鍵4を前方に変位させることができる。これにより、後側に位置ずれしている白鍵4の前端面をこれに隣接する白鍵7の前端面と同じ位置に調整することができ、第1、第2の各鍵ユニット1、2の各白鍵4、7の配列状態を均一に揃えることができる。
また、第3配列調整部材17の第3変位突起部23は、白鍵4、7の屈曲部6、9における鍵配列方向に位置する両側部の一方に対応して突出し、この突出した部分における両側面の一方に傾斜面23aが上下方向に沿って設けられ、締結部材14によって共通支持部5を鍵盤シャーシ13上に固定する際に、鍵配列方向における屈曲部6、9の両側部の一方を傾斜面23aが押圧して、白鍵4、7を鍵配列方向に変位させることにより、鍵配列方向に対する白鍵4、7の偏りによって白鍵4、7が不揃いになっている場合に、その不揃いになっている白鍵4、7における屈曲部6、9の両側部を第3変位突起部23の傾斜面23aによって鍵配列方向に変位させることができ、これにより白鍵4、7を均一な配列状態に調整することができる。
例えば、白鍵4(例えばEの白鍵)が左右方向つまり鍵配列方向における左側に位置がずれて、白鍵4、7の配列状態が不揃いになっている場合には、締結部材14を締め付けて、第3変位突起部23の傾斜面23aが屈曲部6の左側に位置する辺部6aを押圧すると、締結部材14の締付力に応じて傾斜面23aが屈曲部6を右側に向けて押すので、白鍵4を右側に変位させることができる。これにより、位置ずれしていた白鍵4(例えばEの白鍵)とこれに隣接する第2の白鍵ユニット2の白鍵7(例えばFの白鍵)との間の隙間Sを調整することができ、第1、第2の各鍵ユニット1、2の各白鍵4、7の配列状態を均一に揃えることができる。
この場合、白鍵4(例えばEの白鍵)が、上述した場合とは逆に、鍵配列方向の右側に位置がずれて、配列状態が不揃いになっている場合には、第3固定板20を白鍵共通支持部5上に180度回転させて配置し、この状態で締結部材14を締め付けて、第3変位突起部23の傾斜面23aが屈曲部6の右側に位置する辺部6bを押圧すると、締結部材14の締付力に応じて傾斜面23aが屈曲部6を左側に向けて変位させることができ、白鍵4を左側に変位させることができる。これにより、位置ずれしていた白鍵4(例えばEの白鍵)とこれに隣接する第2の白鍵ユニット2の白鍵7(例えばFの白鍵)との間の隙間Sを調整することができ、第1、第2の各鍵ユニット1、2の各白鍵4、7の配列状態を均一に揃えることができる。
なお、上述した実施形態では、第2配列調整部材16の第2変位突起部22が共通支持部材5の前後部を前後方向に押圧するように構成した場合について述べたが、これに限らず、例えば図16(a)および図16(b)に示す第1変形例のように構成しても良い。すなわち、この第1変形例の第2変位突起部25は、白鍵4、7の屈曲部6、9に鍵配列方向に沿って形成された長孔26内に挿入する際に、屈曲部6、9を前後方向に変位させることにより、白鍵4、7を前後方向に変位させるように構成されている。
この場合、第2変位突起部25は、第2配列調整部材16の第2固定板19の前後部にそれぞれ形成され、その前後部の一方における前面に傾斜面25aが形成され、その他方の後面に傾斜面25bが形成されている。これにより、第2変位突起部25は、前面に形成された傾斜面25aが長孔26内に挿入すると、屈曲部6、9を前方に変位させて白鍵4、7を前側に変位させ、また第2固定板19が180度回転して後面に形成された傾斜面25bが長孔26内に挿入すると、屈曲部6、9を後方に変位させて白鍵4、7を後側に変位させることができる。
また、上述した実施形態では、第3配列調整部材17の第3変位突起部23が鍵配列方向に位置する屈曲部6、9の両側部を鍵配列方向に押圧するように構成した場合について述べたが、これに限らず、例えば図17(a)および図17(b)に示す第2変形例のように構成しても良い。すなわち、この第2変形例の第3変位突起部27は、白鍵4、7の屈曲部6、9に前後方向に沿って形成された長孔28内に挿入する際に、屈曲部6、9を鍵配列方向に変位させることにより、白鍵4、7を鍵配列方向に変位させるように構成されている。
この場合、第3変位突起部27は、第3配列調整部材17の第3固定板20の前後部にそれぞれ形成され、その前後部の一方における鍵配列方向の一方(右側)の側面に傾斜面27aが形成され、前後部の他方における鍵配列方向の他方(右側)の側面に傾斜面27bが形成されている。これにより、第3変位突起部27は、一方の傾斜面27aが長孔28内に挿入すると、屈曲部6、9を左側に変位させて白鍵4、7を左側に変位させ、また第3固定板20が180度回転して他方の傾斜面27bが長孔28内に挿入すると、屈曲部6、9を右方に変位させて、白鍵4、7を右側に変位させることができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、複数の鍵の各後端部を前記複数の鍵の配列方向に沿って連続して連結する共通支持部と、前記共通支持部を鍵盤シャーシ上に固定することにより、前記複数の鍵を前記鍵盤シャーシ上に並列に配列させると、前記によって前記共通支持部を前記鍵盤シャーシ上に固定する際に、前記鍵の配列状態が不揃いな鍵に対応する前記共通支持部上の位置に配置され、前記の締付力に応じて前記不揃いな鍵を変位させて前記鍵の配列状態を調整する配列調整部材と、を備えていることを特徴とする鍵盤構造である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鍵盤構造において、前記配列調整部材は、前記鍵の不揃いな状況に応じて複数の種類を有していることを特徴とする鍵盤構造である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の鍵盤構造において、前記配列調整部材は、前記共通支持部上に配置される固定板と、この固定板の下面に設けられて前記の締付力に応じて前記鍵を変位させる変位突起部とを備えていることを特徴とする鍵盤構造である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の鍵盤構造において、前記複数種類の配列調整部材のうち、1種類の配列調整部材の前記変位突起部は、前記共通支持部に接近する前記屈曲部の後端部における前記鍵配列方向に位置する一方の端部を押圧して、前記鍵を捻じれ変形させることを特徴とする鍵盤構造である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の鍵盤構造において、前記鍵の前記屈曲部は前記鍵の上面よりも低い位置に設けられていることを特徴とする鍵盤構造である。
請求項6に記載の発明は、請求項3に記載の鍵盤構造において、前記複数種類の配列調整部材のうち、いずれか複数の配列調整部材の前記変位突起部は、前記共通支持部の前後部と前記鍵配列方向における前記屈曲部の両側部とのいずれかを面方向に沿って押圧して、前記鍵をその前後方向および鍵配列方向のいずれかの方向に変位させることを特徴とする鍵盤構造である。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の鍵盤構造において、前記配列調整部材の前記変位突起部は、前記共通支持部の前後部の一方に対応して突出し、この突出した部分における前後面の一方に傾斜面が上下方向に沿って設けられ、前記によって前記共通支持部を前記鍵盤シャーシ上に固定する際に、前記共通支持部の前後部の前記一方を前記傾斜面で押圧して、前記鍵をその前後方向に変位させることを特徴とする鍵盤構造である。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の鍵盤構造において、前記配列調整部材の前記変位突起部は、前記鍵配列方向における前記屈曲部の両側部の一方に対応して突出し、この突出した部分における両側面の一方に傾斜面が上下方向に沿って設けられ、前記によって前記共通支持部を前記鍵盤シャーシ上に固定する際に、前記鍵配列方向における前記屈曲部の両側部の前記一方を前記傾斜面で押圧して、前記鍵を前記鍵配列方向に変位させることを特徴とする鍵盤構造である。
1 第1の白鍵ユニット
2 第2の白鍵ユニット
3 黒鍵ユニット
4、7 白鍵
5、8、11 共通支持部
5b 前端部
5c 後端部
6、9、12 屈曲部
6a、6b 辺部
10 黒鍵
13 鍵盤シャーシ
14 締結部材
15〜17 第1〜第3の各配列調整部材
18〜20 第1〜第3の各固定板
21〜23 第1〜第3の各変位突起部
22a、23a 傾斜面
25 第1変形例の変位突起部
25a、25b 傾斜面
27 第2変形例の変位突起部
27a、27b 傾斜面

Claims (7)

  1. 複数の鍵の各後端部を、前記複数の鍵の配列方向に沿って連結する共通支持部と、
    前記共通支持部上の位置に配置され、前記共通支持部を前記鍵盤シャーシ上に固定する際に、前記複数の鍵の中で隣接する鍵同士の隙間が均一となるように前記鍵を変位させて前記鍵の配列状態を調整する配列調整部材と、
    を備え
    前記隣接する鍵同士の隙間がそれぞれ異なる状況に対応して、前記隣接する鍵同士の隙間が均一となるように前記鍵を変位させて前記鍵の配列状態を調整可能とする夫々異なる種類の配列調整部材を複数有していることを特徴とする鍵盤構造。
  2. 請求項1に記載の鍵盤構造において、前記共通支持部を前記鍵盤シャーシ上に固定するための締結部材を有し、
    前記配列調整部材は、前記共通支持部上に配置される固定板と、この固定板の下面に設けられて前記締結部材の締付力に応じて前記鍵を変位させる変位突起部とを備えていることを特徴とする鍵盤構造。
  3. 請求項に記載の鍵盤構造において、前記複数種類の配列調整部材のうち、1種類の配列調整部材の前記変位突起部は、前記鍵の後端部に形成されるとともに前記共通支持部と一体に連結された屈曲部の後端部における前記鍵配列方向に位置する一方の端部を押圧して、前記鍵を捻じれ変形させることを特徴とする鍵盤構造。
  4. 請求項に記載の鍵盤構造において、前記鍵の前記屈曲部は前記鍵の上面よりも低い位置に設けられていることを特徴とする鍵盤構造。
  5. 請求項に記載の鍵盤構造において、前記複数種類の配列調整部材のうち、いずれか複数の配列調整部材の前記変位突起部は、前記共通支持部の前後部と前記鍵配列方向における前記屈曲部の両側部とのいずれかを面方向に沿って押圧して、前記鍵をその前後方向および鍵配列方向のいずれかの方向に変位させることを特徴とする鍵盤構造。
  6. 請求項に記載の鍵盤構造において、前記配列調整部材の前記変位突起部は、前記共通支持部の前後部の一方に対応して突出し、この突出した部分における前後面の一方に傾斜面が上下方向に沿って設けられ、前記締結部材によって前記共通支持部を前記鍵盤シャーシ上に固定する際に、前記共通支持部の前後部の前記一方を前記傾斜面で押圧して、前記鍵をその前後方向に変位させることを特徴とする鍵盤構造。
  7. 請求項に記載の鍵盤構造において、前記配列調整部材の前記変位突起部は、前記鍵配列方向における前記屈曲部の両側部の一方に対応して突出し、この突出した部分における両側面の一方に傾斜面が上下方向に沿って設けられ、前記締結部材によって前記共通支持部を前記鍵盤シャーシ上に固定する際に、前記鍵配列方向における前記屈曲部の両側部の前記一方を前記傾斜面で押圧して、前記鍵を前記鍵配列方向に変位させることを特徴とする鍵盤構造。
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