JP2005186638A - 車枠用サイドメンバ - Google Patents

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Hisanao Maruyama
久直 丸山
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Abstract

【課題】成形時に前記捩れを生じない車枠のサイドメンバの提供。
【解決手段】本発明は、トラック用車枠に使用する溝形断面のサイドメンバ10の形状変化部における、上及び/又は下フランジ面10aの曲げ角度を鈍角としたもので、金型内で発生した残留応力はスプリングバックによって減少ないし消失し、サイドメンバのウエブ面の変形を軽減乃至防止してサイドメンバの捩れが軽減乃至防止される。従って、サイドメンバを使用して車枠を組立てる場合の工数の増加もなく、組立て精度も良好に保たれる。もちろん、サイドメンバを単体の状態で前記捩れを修正する必要もなく、この修正のための高い熟練度や大きな工数を必要としない。
【選択図】図1

Description

本発明は、主としてトラック用車枠(シャシフレーム)に使用されるサイドメンバ(サイドフレーム)であって、捩れを生じないサイドメンバに関するものである。
トラックでは、周知のごとく、2本の並行したサイドメンバを複数本のクロスメンバにより連結したはしご形シャシフレームが一般に使用されているが、そのサイドメンバは、長く且つ比較的厚い鋼板材を、図4に1で示すように溝形にプレスして形成されており、車軸やエンジン等のレイアウトの最適化のため一部上下又は左右方向に曲げられた形状変化部をもっている。
このため、図5に示すように、前記サイドメンバ1のフランジ1aは、前記形状変化部イ、ウ、エ、オ及びこれらに近いアにおいて、成形時にサイドメンバ1の長手方向に伸ばされたり、縮められたりし、これが成形後にイ、ウ、エ、オ及びこれらに近いアおいてそれぞれ長手方向の引張又は圧縮応力として残留し、これら残留応力によってサイドメンバ1の前記形状変化部におけるウエブ面1bは、凸または凹に曲げられる。
この結果、サイドメンバ1は捩れた形状となり、サイドメンバ1を使用して車枠を組立てる場合の工数の増加や組立て精度の悪化に繋がる。実際には、サイドメンバ1を単体の状態で前記捩れを修正する場合が多いが、この修正には高い熟練度と大きな工数を必要とする。
前記捩れの問題を解消するために、たとえば後記特開に示すように、車枠として組立て後に、車枠に生じた捩れを荷台の縦根太と関連付けて修正することも考えられるが、適用が限定され、且つ車枠メーカーのみでは対応できない。そこで本発明者は、成形後に前記捩れを生ずることのないサイドメンバを得ることを目的として研究を進めた結果、本発明に至ったものである。
特開平10−264848号公報
本発明が解決しようとする課題は、車枠のサイドメンバとして、成形時に前記捩れを生じないサイドメンバを提供することである。
本発明車枠用サイドメンバは、トラック用車枠に使用する溝形断面のサイドメンバの、少なくとも形状変化部における上及び/又は下フランジ面の曲げ角度を鈍角としたことを特徴とする。
本発明の車枠用サイドメンバは、トラック用車枠に使用する溝形断面のサイドメンバの、少なくとも形状変化部における上及び/又は下フランジ面の曲げ角度を鈍角としたことを特徴とするので、金型内で発生した残留応力はスプリングバックによって減少ないし消失せしめられ、サイドメンバのウエブ面の変形を軽減乃至防止してサイドメンバの前記捩れが軽減乃至防止される。従って、サイドメンバを使用して車枠を組立てる場合の工数の増加もなく、組立て精度も良好に保たれる。もちろん、サイドメンバを単体の状態で前記捩れを修正する必要もなく、この修正のための高い熟練度や大きな工数を必要としない。
本発明の好ましい実施の形態を図1〜図4により説明すると、本発明車枠用サイドメンバは、トラック用車枠に使用する溝形断面のサイドメンバ10の形状変化部イ〜オ等における、上下フランジ面10aの曲げ角度を鈍角としたものである。
本発明を図1乃至図4により、その実施例を更に詳細に説明する。
図1、図2に示す車枠用サイドメンバ10は、従来のサイドメンバ1と同様に、図5に示す如き形状変化部イ〜オ等を備えるよう成形される。
車枠用サイドメンバ10を成形する金型装置は、図3に示すように、内幅をサイドフレーム10の溝形断面の幅(高さ)としたダイ21と、ワークWを所定のクッション圧で支持するパッド22と、ワークWを押圧するパンチ23を主構成部材とし、前記パッド22はその下方からクッションピン24により、押上げ力(クッション圧)の調節可能に押上げられるようになっている。
そして、パッド22のクッション圧を低く設定すれば、パンチ23を押し下げたとき、加工途中では図3(a)のようにワークWの下面、即ち製品のウエブ面10bは凸となり、加工終了時には図3(c)のように前記ワークWの下面(ウエブ面)も平面状となるが、金型から取り出せば、図3(d)のようにスプリングバックが小でフランジ面10aはウエブ面10bに対しほぼ直角となる。
逆に、パッド22のクッション圧を高く設定すれば、パンチ23を押し下げたとき、加工途中でも図3(b)のようにワークWの下面、即ち製品のウエブ面10bは平面状となり、加工終了後{図3(c)}に金型から取り出せば、図3(e)のようにスプリングバックが大のフランジ面10aが得られる。
従って、前記クッション圧を調整することにより、サイドメンバ10の予想捩れ量を打消すことのできる、フランジ面10aを鈍角に形成されたサイドメンバが得られる。そして、このようなサイドメンバ10では前記捩れが(ほとんど)ないので、サイドメンバ10を使用して車枠を組立てる場合の工数の増加もなく、組立て精度も良好に保たれる。もちろん、サイドメンバ10を単体の状態で前記捩れを修正する必要もなく、この修正のための高い熟練度や大きな工数が不要なる。
なお、フランジ面10aを鈍角とすることの影響については、結論からいえばこれはほとんど影響ないといえる。即ち最近の車枠の傾向として、クロスメンバをサイドメンバのフランジでなくウエブ面に結合するようになってきたため、フランジの直角度の必要性が薄れてきた感があるが、クロスメンバをサイドメンバのフランジ面と結合する従来の形式のものでも、サイドメンバにおける形状変化部にクロスメンバを配設することは少ないから形状変化部に限っていえばフランジ面の直角度は必要ないといえる。
図1に示し、前述した例は、サイドメンバ10の全長に亘ってそのフランジ面10aを鈍角とした例であるが、図2に示すようにサイドメンバ10’の形状変化部のフランジ面10’aのみを鈍角としてもよい。このときは、金型を図5のア〜オの部分を含めてサイドメンバ10の長手方向にいくつかの部分に分割しておき、前記クッション圧をその箇所毎に予想される捩れに対応して設定すれば、捩れのないサイドメンバ10’が容易に得られる。
前記クッション圧の調整によらず、フランジ面の曲げ半径を大きくすることでもフランジ面の前記角度を大きくすることができる。一般的に曲げ部分でのスプリングバック量は、材質、板厚が同じなら曲げ半径に比例するとされており、曲げ半径の大きい部分は曲げ半径の小さい他部と同じクッション圧ではスプリングバックが取りきれないので、この事象を利用して形状変化部のみフランジ面の曲げ角が鈍角となるサイドメンバを容易に得ることができる。
本発明に係る車枠用サイドメンバの一例の正面図及びA−A断面図である。 本発明に係る車枠用サイドメンバの他の一例の正面図及びB−B断面図である。 本発明に係る車枠用サイドメンバを加工する金型装置の断面図、該装置によるサイドメンパの加工の順序及び製品の断面図である。 従来の車枠用サイドメンバの一例の正面図及びC−C断面図であり、また金型内での本発明に係る車枠用サイドメンバの正面図及び断面図も表している。 従来の車枠用サイドメンバの捩れ部位を示す模式的斜視図である。 従来の車枠用サイドメンバの捩れ状況を図5のD方向から見た模式的斜視図である。
符号の説明
1、10、10’ サイドメンバ
1a、10a、10’a フランジ面
1b、10b、10’b ウエブ面
21 ダイ
22 パッド
23 パンチ
24 クッションピン
W ワーク。

Claims (2)

  1. トラック用車枠に使用する溝形断面のサイドメンバの、少なくとも形状変化部における上及び/又は下フランジ面の曲げ角度を鈍角としたことを特徴とする車枠用サイドメンバ。
  2. 前記形状変化部におけるフランジの曲げ半径を、他に比して大としたことを特徴とする請求項1記載の車枠用サイドメンバ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007090940A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Nippon Steel Corp 形状凍結性に優れたハット型金属製部材とその設計方法
JP2007253173A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Press Kogyo Co Ltd チャンネル材の加工方法およびチャンネル材
CN113978555A (zh) * 2021-12-29 2022-01-28 临工集团济南重机有限公司 一种车架总成及工程车辆

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