JP2001233113A - 貨物自動車におけるリフトフレーム安全装置 - Google Patents
貨物自動車におけるリフトフレーム安全装置Info
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Abstract
を行う際に、後端を接地させた状態のリフトフレーム4
のフック47とボディ9の被係合部材15との係合をス
ムーズに行えるようにする。 【解決手段】 リフトフレーム4はサブフレーム3の後
部に設けたガイドローラ22に支持されて後傾可能であ
る。地上にあるボディ9の前端に設けた被係合部材15
にリフトフレーム4の後端にあるフック47を係合させ
るべく、リフト装置6でリフトフレーム4を後方に移動
させながら後傾させて接地させたときに、サブフレーム
3のガイドローラ22からリフトフレーム4が離れた瞬
間を検出手段が検出するとリフト装置6の作動が停止す
るので、リフトフレーム4が過剰に後傾してガイドロー
ラ22から離れるのを未然に回避し、フック47が被係
合部材15に係合し難くなるの防止することができる。
Description
して揺動可能に支持したリフトフレーム上にボディを載
置して走行する貨物自動車に関する。
10−281695号により既に提案している。この貨
物自動車は、前後に移動可能なフックを有するリフトフ
レームをサブフレームに対してリフト手段で揺動自在に
支持しており、リフトフレームを大きく後傾させて後端
を接地させた状態で、地上にあるボディの前端に設けた
被係合部材をリフトフレームの後端に後退したフックに
係合させることにより、リフトフレームの水平姿勢への
揺動とフックの前進移動とによってボディを牽引してリ
フトフレーム上に水平姿勢で積み込むようになってい
る。
のは、サブフレームに設けた左右一対のリフトフレーム
ガイド用ローラ上にリフトフレームが支持された状態で
リフト手段で揺動するようになっているため、ボディを
積み込むべくリフトフレームを後傾させて後端を接地さ
せたとき、リフトフレームの後傾角度が大きくなり過ぎ
ると、該リフトフレームの下面がサブフレームに設けた
リフトフレームガイド用ローラから離れてしまう場合が
あった。この状態でリフトフレームの後端に移動させた
フックにボディの被係合部材を位置合わせした後に、リ
フトフレームをリフト手段で水平方向に向けて揺動させ
てフックをボディの被係合部材に係合させようとして
も、リフトフレームの下面がサブフレームのリフトフレ
ームガイド用ローラから離れているため、リフトフレー
ムはリフトフレームガイド用ローラに当接するまで上昇
せずに前進するだけであり、フックを被係合部材にスム
ーズに係合させることができない場合があった(図36
(B)参照)。
で、リフトフレームにボディを積み込む作業を行う際
に、後端を接地させた状態のリフトフレームのフックと
ボディの被係合部材との係合をスムーズに行えるように
することを目的とする。
に、請求項1に記載された発明によれば、車体フレーム
と、車体フレームの後部に設けたガイド部材上に支持さ
れたリフトフレームと、ガイド部材上に支持されたリフ
トフレームの後端を接地させるべく、該リフトフレーム
を後方に移動させながら後傾させるリフト手段と、リフ
トフレーム上に支持されてフック駆動手段により前後方
向に移動するフックと、リフト手段により接地したリフ
トフレームの後端に移動したフックに係合可能な被係合
部材を前端に有し、フック駆動手段により前方に移動す
るフックに牽引されてリフトフレーム上に移動可能なボ
ディとを備えた貨物自動車において、リフト手段により
後方に移動しながら後傾したリフトフレームが車体フレ
ームのガイド部材から離れたことを検出する検出手段
と、検出手段の出力に基づいてリフト手段の作動を停止
する制御装置とを備えたことを特徴とする貨物自動車に
おけるリフトフレーム安全装置が提案される。
にあるフックを地上にあるボディの前端に設けた被係合
部材に係合させるべく、リフト手段によりリフトフレー
ムを後方に移動させながら後傾させて接地させたとき、
リフトフレームが車体フレームのガイド部材から離れる
と、そのことを検出手段が検出して制御装置がリフト手
段を停止させるので、リフトフレームが車体フレームの
ガイド部材から離れて過剰に後傾するのを未然に回避
し、フックが被係合部材に係合し難くなるの防止するこ
とができる。
車体フレームと、車体フレームの後部に設けたガイド部
材上に支持されたリフトフレームと、ガイド部材上に支
持されたリフトフレームの後端を接地させるべく、該リ
フトフレームを後方に移動させながら後傾させるリフト
手段と、リフトフレーム上に支持されてフック駆動手段
により前後方向に移動するフックと、リフト手段により
接地したリフトフレームの後端に移動したフックに係合
可能な被係合部材を前端に有し、フック駆動手段により
前方に移動するフックに牽引されてリフトフレーム上に
移動可能なボディとを備えた貨物自動車において、リフ
ト手段により後方に移動しながら後傾したリフトフレー
ムが車体フレームのガイド部材から離れたことを検出す
る検出手段と、検出手段の出力に基づいて警報を発する
警報装置とを備えたことを特徴とする貨物自動車におけ
るリフトフレーム安全装置が提案される。
にあるフックを地上にあるボディの前端に設けた被係合
部材に係合させるべく、リフト手段によりリフトフレー
ムを後方に移動させながら後傾させて接地させたとき、
リフトフレームが車体フレームのガイド部材から離れる
と、そのことを検出手段が検出して警報装置が警報を発
するので、作業者がリフト手段を停止させてリフトフレ
ームが車体フレームのガイド部材から離れて過剰に後傾
するのを未然に回避し、フックが被係合部材に係合し難
くなるの防止することができる。
フレーム3は本発明の車体フレームに対応し、実施例の
リフトフレーム用ガイドローラ22は本発明のガイド部
材に対応し、実施例のリフトシリンダ34は本発明のリ
フト手段に対応し、実施例のスライドモータ44は本発
明のフック駆動手段に対応し、実施例の固定フック47
は本発明のフックに対応し、実施例の第5スイッチA5
は本発明の検出手段に対応する。
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
ので、図1は貨物自動車の全体側面図、図2はボディの
平面図、図3は図2の3方向矢視図、図4は図2の4−
4線拡大断面図、図5は図1の5方向矢視図、図6は図
5の6−6線拡大断面図、図7は図5の7−7線拡大断
面図、図8は図5の8−8線拡大断面図、図9は図5の
9−9線拡大断面図、図10はフック装置の平面図、図
11は図10の11方向矢視図、図12は図10の12
方向矢視図、図13は図10の13−13線断面図、図
14はフック装置がリフトフレームの後端の手前位置に
ある状態を示す図、図15はフック装置がリフトフレー
ムの後端にある状態を示す図、図16はジャッキ装置の
側面図(格納時の状態)、図17はジャッキ装置の側面
図(張出時の状態)、図18は図17の18方向矢視
図、図19は第3スイッチを示す図(図1の要部拡大
図)、図20は第4スイッチを示す図(図1の要部拡大
図)、図21は第5スイッチを示す図(図1の要部拡大
図)、図22は図21の22方向矢視図、図23は第8
スイッチを示す図、図24は第9スイッチを示す、図2
5は制御系の構成を示すブロック図、図26は作用を説
明するフローチャートの第1分図、図27は作用を説明
するフローチャートの第2分図、図28は貨物自動車に
ボディを搭載した状態を示す図、図29はジャッキ装置
を張り出した状態を示す図、図30はボディを中間位置
まで後退させた状態を示す図、図31はリフトフレーム
を13°後傾させた状態を示す図、図32はフック装置
をリフトフレームの後端位置まで移動させた状態を示す
図、図33はフック装置をリフトフレームの後端の直前
位置まで移動させた状態を示す図、図34はリフトフレ
ームの後端を接地させた状態を示す図、図35は貨物自
動車およびボディのセンターラインをずらせた状態を示
す図、図36はフック装置を被係合部材に係合させる際
の作用説明図である。
構造を説明する。
シャシフレーム2と、このシャシフレーム2の上面に固
定されたサブレーム3と、サブフレーム3に対してリフ
ト可能に支持されたリフトフレーム4と、リフトフレー
ム4に沿って前後移動可能なフック装置5と、サブフレ
ーム3に対してリフトフレーム4をリフトさせるリフト
装置6と、サブフレーム3の後端に設けられたジャッキ
装置7と、コンテナ8(図28〜図34参照)等の積荷
を支持してリフトフレーム4上に搭載可能な平坦な板状
のボディ9とを備える。尚、シャシフレーム2およびサ
ブレーム3は本発明の車体フレームを構成するが、サブ
レーム3を持たずにシャシフレーム2だけで車体フレー
ムを構成する場合もある。
造を説明する。
左右方向に延びる複数本の補強材で補強したもので、そ
の下面後部に接地可能な左右一対の車輪12,12が設
けられ、かつ下面前部に接地可能な左右一対のキャスタ
13,13が設けられる。基板11の下面には前後方向
に延びる左右一対のガイドレール14,14が設けられ
ており、その前端部はボディ9をリフトフレーム4に積
込む際のガイドとなる上向きの傾斜面14a,14aが
設けられる。ボディ9の前端には棒材を屈曲させて構成
した被係合部材15が固定されており、ボディ9をリフ
トフレーム4に積み降ろしする際に前記フック装置5に
被係合部材15が係合する。ボディ9の前部には左右一
対のガイドローラ16,16が設けられており、これら
ガイドローラ16,16はボディ9を積み降ろしする際
にリフトフレーム4上を転動する。ボディ9をリフトフ
レーム4上に位置決めして固定すべく、左右のガイドレ
ール14,14の前部に一対の第1固定ピン17,17
が設けられ、中央後寄りの位置に一対の第2固定ピン1
8,18が設けられ、その後部に一対の第3固定ピン1
9,19が設けられる。
3の構造を説明する。
対のチャンネル材21,21を備えており、その後端部
の左右方向内側に、リフトフレーム4が揺動する際の支
点となり、かつリフトフレーム4が前後移動する際のガ
イドとなる左右一対のリフトフレーム用ガイドローラ2
2,22が設けられる。各リフトフレーム用ガイドロー
ラ22は一対の支持ブラケット23,23間に架設した
ローラ軸24に回転自在に支持される(図6参照)。
の前部には、第1固定部材37,37が補強部材38,
38を介して固定される。第1固定部材37,37はボ
ディの第1固定ピン17,17に係合し、その前方およ
び上方への移動を規制する(図7および図1の左側の拡
大円内参照)。またサブフレーム3のチャンネル材2
1,21の中間には第2固定部材39,39が直接固定
される。第2固定部材39,39はボディの第2固定ピ
ン18,18に係合し、その前方および上方への移動を
規制する(図8および図1の右側の拡大円内参照)。
フトフレーム4の構造を説明する。
レーム4は車体前後方向に延びる一対のチャンネル材2
5,25を備えており、その後端部にボディ9が前後移
動する際のガイドとなる左右一対のボディ用ガイドロー
ラ26,26が設けられる。即ち、リフトフレーム4の
左右のチャンネル材25,25の外側面に前後方向に延
びる一対のガイド部材27,27が固定されており、各
ガイド部材27に一対の支持ブラケット28,28を介
して架設したローラ軸29に段付きのボディ用ガイドロ
ーラ26,26が回転自在に支持される。一対のボディ
用ガイドローラ26,26の上面にボディ9の一対のガ
イドレール14,14がそれぞれ載置され、ボディ9は
左右方向の位置を規制された状態で前後方向に移動可能
に支持される(図9参照)。リフトフレーム4の一対の
ガイド部材27,27は、サブフレーム3の前記一対の
リフトフレーム用ガイドローラ22,22の上面に載置
されており、これらガイド部材27,27を介してリフ
トフレーム4がサブフレーム3に揺動可能かつ前後移動
可能にガイドされる(図6参照)。
を揺動させるリフト装置6は、一端がピン31,31で
サブフレーム3に枢支され、他端がピン32,32でリ
フトフレーム4に枢支された一対のリンク33,33
と、このリンク33,33を駆動する一対のリフトシリ
ンダ34,34とを備える。リフトシリンダ34,34
の本体部はピン35,35でサブフレーム3に枢支さ
れ、リフトシリンダ34,34の出力ロッドはピン3
6,36でリンク33,33の中間部に枢支される。従
って、リフトシリンダ34,34を収縮駆動するとリフ
トフレーム4はサブフレーム3の内側に重なる位置に倒
伏し(図28参照)、リフトシリンダ34,34を伸長
駆動するとリフトフレーム4は前端が後端よりも高くな
る後傾姿勢に起立する(図34参照)。その際に、リフ
トフレーム4のガイド部材27,27がサブフレーム3
のリフトフレーム用ガイドローラ22,22にガイドさ
れることにより、リフトフレーム4のサブフレーム3に
対する揺動および前後移動が許容される。
置5の構造を説明する。
スプロケット41,41(図1参照)とサブフレーム3
の後端に設けた一対の従動スプロケット42,42(図
14および図15参照)との間に2条の無端チェーン4
3,43が巻き掛けられており、駆動スプロケット4
1,41をスライドモータ44(図5参照)で回転駆動
することにより無端チェーン43,43は前後に往復移
動可能である。フック支持基板45の下面に突設した一
対の取付ブラケット46,46がそれぞれ無端チェーン
43,43に固定されており(図13参照)、従って無
端チェーン43,43に牽引されたフック支持基板45
はリフトフレーム4のチャンネル材25,25に沿って
前後に移動可能である。
ク支持基板45の上面には強固なブロック材よりなる固
定フック47が固定されており、この固定フック47に
支軸48を介して可動フック49が開閉自在に支持され
る。可動フック49は固定フック47の両側に位置する
2枚の側板49a,49aと、これら2枚の側板49
a,49aを接続する2枚の板材よりなる連結部材49
b,49cとから構成される。固定フック47の後部に
はボディ9の被係合部材15が当接可能な係合部47a
が形成されており、その前方側は開放部47bにより開
放している。また固定フック47に対して可動フック4
9を閉じたとき、両フック47,49間に円形断面の被
係合部材15の直径の約3倍の前後方向長さを有する空
間50が形成される(図12参照)。
には一対の第1ガイドローラ51,51と一対の第2ガ
イドローラ52,52とが回転自在に設けられており、
第1ガイドローラ51,51はリフトフレーム4のチャ
ンネル材25,25の上面を転動し、また第2ガイドロ
ーラ52,52は前記チャンネル材25,25の外側面
を転動する。また固定フック47の後部を左右に貫通す
るローラ軸53の両端に回転自在に支持した一対の第3
ガイドローラ54,54は前記チャンネル材25,25
の上面を転動し、更に第3ガイドローラ54,54の後
部に上下方向に延びる一対のローラ軸55,55にそれ
ぞれ回転自在に支持した第4ガイドローラ56,56は
前記チャンネル材25,25の内側面を転動する(図1
0参照)。而して、第1〜第4ガイドローラ51,5
1;52,52;54,54;56,56によって、フ
ック支持基板45はリフトフレーム4に沿ってスムーズ
に前後移動することができる。尚、フック支持基板45
がリフトフレーム4から浮き上がるのを防止すべく、チ
ャンネル材25,25の上側フランジの下面に対向する
合成樹脂製のパッド57,57がフック支持基板45に
設けられる(図11参照)。
固定フック47の左右両側面に突設した2本ピン58,
58と、可動フック49の側板49a,49aに左右両
側面に突設した2本ピン59,59とがコイルスプリン
グ60,60で接続されており、これらコイルスプリン
グ60,60の収縮方向の弾発力で可動フック49は閉
方向に付勢される。フック支持基板45の上面に2本の
スライドロッド61,61が前後摺動可能に支持されて
おり、これらスライドロッド61,61の後端間が当て
板62で相互に連結され、かつ前端間がロック板63で
相互に連結される。スライドロッド61,61の外周に
支持したコイルスプリング64,64の前端をフック支
持基板45の上面に突設したバネ座65,65に支持
し、後端を前記当て板62に支持することにより、スラ
イドロッド61,61はコイルスプリング64,64の
伸長方向の弾発力で後方に向けて付勢される。
ライドロッド61,61が後退しているとき(図13
(A)参照)、可動フック49の側板49a,49aに
形成した切欠49d,49dにロック板63の上面が係
合することにより、可動フック49が閉位置にロックさ
れる。ロック板63に固定した2枚のブラケット66,
66には前後方向に延びる長孔66a,66aが形成さ
れており、これらの長孔66a,66aに摺動自在に嵌
合するガイドロッド67の両端に「L」字状のリンク6
8,68の前端が枢支され、かつ前記リンク68,68
の後端が可動フック49のピン59,59に枢支され
る。従って、フック支持基板45がリフトフレーム4の
後端まで後退し、リフトフレーム4に設けたストッパ6
9に当て板62が当接してスライドロッド61,61が
コイルスプリング60,60の弾発力に抗して前進する
と、ロック板63が可動フック49の切欠49d,49
dから外れると同時に、ブラケット66,66の長孔6
6a,66aの後端がコイルスプリング60,60の弾
発力に抗してリンク68,68を引くため、可動フック
49が固定フック47に対して開かれる(図13(B)
参照)。
装置7の構造を説明する。
1,21の後端からロッド状の支持部材71,71が下
方に延びており、両支持部材71,71の中間部が補強
用のクロスメンバ72で連結される。左右の支持部材7
1,71の下端間に支軸73が架設されており、この支
軸73の両端近傍に固定したジャッキアーム74,74
の先端にジャッキローラ74aの両端が支持される。前
記支軸73の中央部に相互に隣接して概略三角形の2枚
の回動板75,75の一端部が固定されており、サブフ
レーム3の左右のチャンネル材21,21を連結するク
ロスメンバ76と前記回動板75,75の中間部とが、
それぞれピン77,78を介してジャッキシリンダ79
で接続される。また左右のジャッキアーム74,74と
2枚の回動板75,75とが連結パイプ88で連結され
ており、従ってジャッキアーム74,74および回動板
75,75は支軸73回りに一体に回転する。左右の支
持部材71,71の後面にそれぞれ固定したブラケット
80,80にピン81,81を介して2本のアーム8
2,82が枢支されており、これら2本のアーム82,
82の中間部がクロスメンバ83で接続され、後端部が
リヤバンパー84で接続される。2枚の回動板75,7
5の一方の他端に設けたピン85と、前記クロスメンバ
83の中間部に設けたピン86とが2本のリンク87,
87で連結される。
リンダ79が収縮状態にあるとき、回動板75,75は
略水平状態になり、回動板75,75と一体のジャッキ
アーム74,74も水平な格納状態に保持される。この
とき、一方の回動板75がリンク87を介してクロスメ
ンバ83を後方に押圧するため、リヤバンパー84は後
方に張り出した状態に保持される。ジャッキシリンダ7
9が収縮限界は、支持部材71に設けたストッパ95と
リヤバンパー84のアーム82の基部に設けたストッパ
96との当接により規制され、かつクロスメンバ83に
設けたストッパ97とジャッキアーム74に設けたスト
ッパ98との当接により規制される(図23および図2
4参照)。一方、図17に示すように、ジャッキシリン
ダ79が伸長状態にあるとき、回動板75,75は略鉛
直状態になり、回動板75,75と一体のジャッキアー
ム74,74も鉛直な張出状態に保持される。このと
き、一方の回動板75がリンク87を介してクロスメン
バ83を前方に牽引するため、リヤバンパー84は下方
に揺動した格納状態に保持される。
1,21を連結するクロスメンバ76の両端部に一対の
ブラケット89,89が固定されており、これらブラケ
ット89,89にピン90,90を介して位置規制部材
91,91の中間部が枢支される。位置規制部材91,
91の上端には、ボディ9の第3固定ピン19,19を
後方から押圧可能な押圧部91a,91aが形成され
る。そして位置規制部材91,91の下端に設けたピン
92,92とジャッキアーム74,74の上端に設けた
ピン93,93とが、それぞれ連結ロッド94,94で
連結される。従って、ジャッキシリンダ79が伸長して
ジャッキアーム74,74が下方に張出したときに位置
規制部材91,91の押圧部91a,91aは後方に倒
れ(図17参照)、ジャッキシリンダ79が収縮してジ
ャッキアーム74,74が前方に格納されたときに位置
規制部材91,91の押圧部91a,91aは前方に起
立してボディ9の第3固定ピン19,19を後方から押
圧する(図16参照)。
込みおよび降ろしを制御するための9個のスイッチA1
〜A9について説明する。9個のスイッチA1〜A9は
全て近接スイッチから構成され、それぞれ対応する被検
出部材の接近によりONするようになっている。以下、
9個のスイッチスイッチA1〜A9の機能を順番に説明
する。 ・第1スイッチA1 図1に示すように、第1スイッチA1はフック装置5が
リフトフレーム4の前端位置に達したことを検出するも
のである。第1スイッチA1はリフトフレーム4の前端
に設けられており、そこに被検出部材としての左右一方
の第1ガイドローラ51が接近したときにONするよう
になっている。 ・第2スイッチA2 図5に示すように、第2スイッチA2はフック装置5が
前後方向のストローク範囲の中間部に達したことを検出
するものである。第2スイッチA2はリフトフレーム4
の前後方向中間部に設けられており、そこに被検出部材
としての左右一方の第2ガイドローラ52(図10参
照)が接近したときにONするようになっている。 ・第3スイッチA3 図1および図19に示すように、第3スイッチA3はリ
フトフレーム4が水平状態にあることを検出するもので
ある。第3スイッチA3はリフト装置6の左右一方のリ
ンク33の前部に設けられており、それがサブフレーム
3に設けた被検出部材101に接近するとONするよう
になっている。 ・第4スイッチA4 図1および図20に示すように、第4スイッチA4はリ
フトフレーム4がサブフレーム3に対して13°後傾し
たことを検出するものである。第4スイッチA4はリフ
ト装置6の左右一方のリンク33の後端近傍に対応する
サブフレーム3に設けられており、そこから前記リンク
33に設けた被検出部材102が離反するとONするよ
うになっている。 ・第5スイッチA5 図5、図6、図21および図22に示すように、第5ス
イッチA5はリフトフレーム4がサブフレーム3に対し
て大きく後傾して該リフトフレーム4の後端が接地した
結果、リフトフレーム4のチャンネル材25,25と一
体のガイド部材27,27がサブフレーム3のリフトフ
レーム用ガイドローラ22,22から離反した瞬間を検
出するものである。サブフレーム3のチャンネル材21
に設けられたリフトフレーム用ガイドローラ22用のロ
ーラ軸24に検出プレート103が枢支されており、こ
の検出プレート103はサブフレーム3と一体のブラケ
ット23(図6参照)に設けたボルト104との間に張
設したコイルスプリング105で図21の反時計方向に
付勢される。検出プレート103の一端には前記コイル
スプリング105の付勢力でリフトフレーム4のチャン
ネル材25の下面に当接するローラ106が設けられる
とともに、その検出プレート103の他端には被検出部
材を構成する前記チャンネル材25の下面に対向する第
5スイッチA5が設けられる。
7がリフトフレーム用ガイドローラ22に沿って揺動お
よび前後移動する場合には、第5スイッチA5とチャン
ネル材25の下面との距離が変化しないために該第5ス
イッチA5はOFF状態に維持される。しかしながら、
ガイド部材27がリフトフレーム用ガイドローラ22か
ら離れると、ローラ106がチャンネル材25の下面に
追従することにより、コイルスプリング105に引かれ
た検出プレート103が図21の反時計方向に揺動し、
第5スイッチA5がチャンネル材25の下面から離反し
てONするようになっている。尚、第5スイッチA5は
同じものが左右に設けられており、その一方がONした
ときにリフトフレーム4の後端の接地が検出される。 ・第6スイッチA6 図14に示すように、第6スイッチA6はフック装置5
がリフトフレーム4の後端位置の僅かに手前に達し、可
動フック49が閉じた状態にあることを検出するもので
ある。第6スイッチA6はリフトフレーム4の後部右側
面に設けられており、そこに固定フック47に設けた被
検出部材107が接近したときにONするようになって
いる。 ・第7スイッチA7 図15に示すように、第7スイッチA7はフック装置5
がリフトフレーム4の後端位置に達し、可動フック49
が開いた状態にあることを検出するものである。第7ス
イッチA7はリフトフレーム4の後部左側面に設けられ
ており、そこに固定フック47に設けた被検出部材10
8が接近したときにONするようになっている。 ・第8スイッチA8 図23に示すように、第8スイッチA8はジャッキ装置
7のジャッキアーム74が格納状態にあることを検出す
るものである。第8スイッチA8は右側の支持部材71
に設けられており、そこに右側のジャッキアーム74に
設けた被検出部材109が接近したときにONするよう
になっている。 ・第9スイッチA9 図24に示すように、第9スイッチA9はジャッキ装置
7のジャッキアーム74が張出状態にあることを検出す
るものである。第9スイッチA9は左側の支持部材71
に設けられており、そこに左側のジャッキアーム74に
設けた被検出部材110が接近したときにONするよう
になっている。
作業および降ろし作業を制御する制御系を示すものであ
る。
11には、フック装置5がリフトフレーム4の前端位置
にあることを検出する第1スイッチA1と、フック装置
5がリフトフレーム4の前後方向の中間位置にあること
を検出する第2スイッチA2と、リフトフレーム4が水
平な倒伏状態にあることを検出する第3スイッチA3
と、リフトフレーム4の後傾角度が13°になったこと
を検出する第4スイッチA4と、リフトフレーム4の後
端が接地してリフトフレーム用ガイドローラ22,22
から離れたことを検出する第5スイッチA5と、フック
装置5の可動フック49が閉状態にあることを検出する
第6スイッチA6と、フック装置5の可動フック49が
開状態にあることを検出する第7スイッチA7と、ジャ
ッキ装置7が格納状態にあることを検出する第8スイッ
チA8と、ジャッキ装置7が張出状態にあることを検出
する第9スイッチA9とからの信号が入力される。
込み作業を開始する際に操作する積込みスイッチ112
と、ボディ9の降ろし作業を開始する際に操作する降ろ
しスイッチ113と、牽引モードおよび脱着モードを選
択するモード選択スイッチ114とが接続される。前記
牽引モードとは、リフトフレーム4を13°後傾させて
ボディ9の後端を接地させた状態で、フック装置5の可
動フック49を閉状態に保持するモードであり、貨物自
動車Vを前後進を繰り返して該貨物自動車Vのセターラ
インとボディ9のセンターラインとをずらしたり一致さ
せたりする際に使用される(図35参照)。前記脱着モ
ードとは、フック装置5をリフトフレーム4の後端まで
移動させて可動フック49を開状態に保持するモードで
あり、リフトフレーム4に対してボディを脱着する際に
使用される(図34参照)。
信号に基づいて、リフトフレーム4を揺動させるリフト
シリンダ34,34の作動と、フック装置5を前後移動
させるスライドモータ44の作動と、ジャッキ装置7を
張出および格納するジャッキシリンダ79の作動とを制
御する。
トを参照して本実施例の作用を説明する。
地上に降ろして切り離す場合について説明する。この場
合、ステップS1で降ろしスイッチ113はON状態に
操作され、ステップS2でモード選択スイッチ114は
脱着モード状態に操作される。ボディ9が貨物自動車V
に積まれた状態では(図28参照)、フック装置5はリ
フトフレーム4の前端位置にあるため、ステップS3で
第1スイッチA1はONしており、ステップS4でジャ
ッキシリンダ79が伸長駆動される。その結果、ジャッ
キ装置7は図28に示す格納状態から図29に示す張出
状態に変化し、これに連動してリヤバンパー84は張出
状態から格納状態へと揺動し、位置規制部材91,91
は起立状態から倒伏状態へと揺動する。位置規制部材9
1,91が図17に示す状態に倒伏することにより、ボ
ディ9の第3固定ピン19,19の位置規制部材91,
91による拘束が解除される。
Nしてジャッキ装置7が図29に示す張出状態になった
ことが確認されると、ステップS6でスライドモータ4
4が作動してフック装置5がリフトフレーム4に沿って
後方に移動し、フック装置5に被係合部材15に押圧さ
れたボディ9がリフトフレーム4上を後方に移動する。
続くステップS7で第2スイッチA2がONし、フック
装置5が所定距離だけ後退してボディ9がリフトフレー
ム4上の中間位置まで後退したことが確認されると(図
30参照)、ステップS8でスライドモータ44が停止
するとともに、リフトシリンダ34,34が伸長する。
フレーム4がサブフレーム3に対して後傾する。続くス
テップS9で第4スイッチA4がONしてリフトフレー
ム4が13°後傾したことが確認されると(図31参
照)、ステップS10でリフトシリンダ34,34が停
止するとともに、ステップS11でスライドモータ4
4,44が作動してフック装置5がリフトフレーム4に
沿って更に後方に移動し、ボディ9の後端の車輪12,
12が接地する。そしてステップS12で第7スイッチ
A7がONしてフック装置5がリフトフレーム4の後端
に達し、可動フック49が開いたことが確認されると
(図32および図15参照)、ステップS13でスライ
ドモータ44が停止するとともにリフトシリンダ34,
34が更に伸長する。
フレーム4がサブフレーム3に対して更に後傾し、リフ
トフレーム4の後端が地面に接近する。続くステップS
14で第5スイッチA5がONしてリフトフレーム4の
後端が接地してリフトフレーム用ガイドローラ22,2
2から離れたことが検出されると、ステップS15でリ
フトシリンダ34,34を停止してリフトフレーム4が
それ以上後傾するのを防止する。このとき、フック装置
5の可動フック49は開いているため、貨物自動車Vを
前進させることによりリフトフレーム4からボディ9を
切り離すことができる(図34参照)。
地上に降ろす過程で、図35に示すように、貨物自動車
Vのセンターラインとボディ9のセンターラインとをず
らしてから切り離す場合について説明する。この場合、
ステップS1で降ろしスイッチ113はON状態に操作
され、ステップS2でモード選択スイッチ114は脱着
モード状態に操作されずにステップS17で牽引モード
に操作される。続くステップS18〜ステップS25で
は、前記ステップS3〜ステップS11と同じ作用が行
われ、13°後傾したリフトフレーム4に沿ってボディ
9が後方に移動して該ボディ9の後端の車輪12,12
が接地する。
ONしてフック装置5がリフトフレーム4の後端に直前
位置に達したことが確認されると(図33および図14
参照)、ステップS27でスライドモータ44が停止す
る。このとき、フック装置5の可動フック49は閉じた
状態にあるため、ボディ9の被係合部材15は外れない
ように固定フック47および可動フック49に挟まれた
ままである。従って、この状態で貨物自動車Vに前進お
よび後進を繰り返し行わせることにより、図35に示す
ように、貨物自動車Vのセンターラインとボディ9のセ
ンターラインとをずらしても、その間にボディ9の被係
合部材15がフック装置5から外れる虞はない。
インとボディ9のセンターラインとをずらした後にボデ
ィ9を切り離す場合には、モード選択スイッチ114を
牽引モードから脱着モードに切り換えれば良い。モード
選択スイッチ114を脱着モードに切り換えると、次の
制御ループのステップS2の答えがYESになってステ
ップS3に移行する。このときフック装置5は後退して
いて第1スイッチA1はOFFしているのでステップS
16に移行し、ステップS16でフック装置5がリフト
フレーム4の後端の直前位置にあることを検出する第6
スイッチA6がONしているため(前記ステップS26
参照)、ステップS11に移行する。そして既に説明し
たステップS11〜S15を繰り返し、フック装置5が
リフトフレーム4の後端に達して可動フック49が開い
た後に、リフトフレーム4の後傾角度が増加して後端が
接地した状態で停止することにより、ボディ9をリフト
フレーム4から切り離すことができる。
に積み込む場合について説明する。この場合、ステップ
S1で降ろしスイッチ113はOFFにあり、ステップ
S28で積込みスイッチ112はON状態に操作され、
ステップS29でモード選択スイッチ114は脱着モー
ド状態に操作される。ボディ9を積み込む前の状態では
リフトフレーム4は後傾して後端が接地している(図3
4参照)。従って、ステップS30で第7スイッチA7
はONして可動フック49は開いており、ステップS3
1でリフトシリンダ34,34が収縮してリフトフレー
ム4が前方に揺動を開始すると、リフトフレーム4の後
端に位置して可動フック49が開いた状態にあるフック
装置5が前上方に斜めに移動し、図36(A)に矢印a
で示すように、その固定フック47がボディ9の前端の
被係合部材15に係合する。
後端が接地するとき、図21に示す第5スイッチA5の
作用でリフトフレーム4のガイド部材27,27の下面
がサブフレーム3のリフトフレーム用ガイドローラ2
2,22から離反するのを防止するため、リフトフレー
ム4が接地状態から前方に揺動を開始したとき、前述し
たようにフック装置5が前上方に斜めに移動して固定フ
ック47がボディ9の前端の被係合部材15に確実に係
合する。仮に、リフトフレーム4が後傾するとき、その
後端が接地してから更にリフトフレーム4が後傾した場
合には、図36(B)に示すように、リフトフレーム4
のガイド部材27,27の下面がサブフレーム3のリフ
トフレーム用ガイドローラ22,22から離反してしま
う。この状態からリフトフレーム4を前方に揺動させて
固定フック47を被係合部材15に係合させようとして
も固定フック47は直ちに上昇せず、図36(B)に矢
印bで示すように前方に滑った後に上昇するため、固定
フック47を被係合部材15にスムーズに係合させるこ
とができなくなる。
47をボディ9の被係合部材15に係合させた状態でリ
フトフレーム4が前方に揺動を続け、そのリフトフレー
ム4の後傾角度が13°になると(図32参照)、ステ
ップS32で第4スイッチA4がONするため、ステッ
プS33でリフトシリンダ34,34が停止する。
が作動してフック装置5がボディ9を引き上げながら前
進し、ステップS35でフック装置5が中間位置に達し
て第2スイッチA2がONすると(図31参照)、ステ
ップS36でスライドモータ44が停止してリフトシリ
ンダ34,34が収縮する。その過程で、フック装置5
がリフトフレーム4の後端から離れると、可動フック4
9が固定フック47に向けて閉じられる(図33および
図13参照)。リフトシリンダ34,34の収縮により
リフトフレーム4は13°の後傾状態から水平状態に向
けて前方に揺動し、ステップS37で第3スイッチA3
がONしてリフトフレーム4が水平姿勢に復帰したこと
が確認されると(図30参照)、ステップS38でリフ
トシリンダ34,34が停止してスライドモータ44が
作動する。
ィ9が前進し、ステップS39で第1スイッチA1がO
Nしてフック装置5がリフトフレーム4の前端に達した
ことが確認されると(図29参照)、ステップS40で
スライドモータ44が停止する。そしてステップS41
でジャッキシリンダ79が収縮し、ステップS42で第
8スイッチA8がONしてジャッキ装置7が格納された
ことが確認されると(図28参照)、ステップS43で
ジャッキシリンダ79が停止してボディ9の積込みが完
了する。
図17に示す状態から図16に示す状態に収縮してジャ
ッキ装置7が格納されると、それに連動して位置規制部
材91,91が図17に示す状態から図16に示す状態
に起立し、ボディ9の第3固定ピン19,19を前方に
押圧する。その結果、ボディ9はリフトフレーム4に対
して僅かに前進し、それまで図12の鎖線位置にあった
ボディ9の被係合部材15が実線位置まで前進して固定
フック47の係合部47aから離反し、固定フック47
および可動フック49に囲まれた空間50の略中央位置
に移動する。これと同時に、ボディ9がリフトフレーム
4に対して僅かに前進することにより、図1の円内に示
すように、ボディ9の第1固定ピン17,17がサブフ
レーム3の第1固定部材37,37に後方から係合し、
かつボディ9の第2固定ピン18,18がサブフレーム
3の第2固定部材39,39に後方から係合する。
7、第2固定ピン18,18および第3固定ピン19,
19をそれぞれ第1固定部材37,37、第2固定部材
39,39および位置規制部材91,91に係止される
ため、貨物自動車Vの走行に伴う慣性力や振動に耐え得
るように前後方向、左右方向および上下方向に移動不能
に固定される。しかもボディ9の被係合部材15が固定
フック47の後端の係合部47aから離反するため(図
12参照)、被係合部材15と固定フック47の係合部
47aとの当接による摩耗の発生を回避することができ
る。また貨物自動車Vの急加速や急発進に伴ってボディ
9に後ろ向きの強い慣性力が作用しても、その慣性力は
被係合部材15から固定フック47に伝達されないた
め、被係合部材15や固定フック47の損傷を未然に防
止することができる。
のセンターラインとボディ9のセンターラインとがずれ
た状態から、ボディ9を貨物自動車Vに積み込む場合に
ついて説明する。この場合、ステップS29でモード選
択スイッチ114は脱着モードに操作されずにステップ
S45で牽引モードに操作される。続くステップS46
〜ステップS49では、前記ステップS30〜ステップ
S34と同じ作用が行われ、リフトフレーム4の後端に
位置して可動フック49が開いた状態にあるフック装置
5が前上方に斜めに移動して固定フック47がボディ9
の前端の被係合部材15に係合し、リフトフレーム4が
13°後傾した状態になるまで前方に揺動した後に、フ
ック装置5がリフトフレーム4の後端から前進を開始す
る(図32参照)。
ーム4の後端から僅かに離れると、該フック装置5の可
動フック49が閉じるためにステップS50で第6スイ
ッチA6がONし、ステップS51でスライドモータ4
4が停止してリフトフレーム4の引き上げも停止する
(図33参照)。このとき貨物自動車Vのセンターライ
ンとボディ9のセンターラインとがずれた状態にあるた
め、貨物自動車Vに前進および後進を繰り返し行わせる
ことにより両者のセンターラインとを一致させるが、フ
ック装置5の可動フック49が閉じているためにボディ
9の被係合部材15がフック装置5から外れる虞はな
い。
インとボディ9のセンターラインとを一致させた後にボ
ディ9を貨物自動車Vに積み込む場合には、モード選択
スイッチ114を牽引モードから脱着モードに切り換え
れば良い。モード選択スイッチ114を脱着モードに切
り換えると、次の制御ループのステップS29の答えが
YESになってステップS30に移行する。このときフ
ック装置5はリフトフレーム4の後端から離れて可動フ
ック49が閉じているため、可動フック49の開状態を
検出する第7スイッチA7はOFF状態になっていてス
テップS44に移行する。ステップS44では可動フッ
ク49の閉状態を検出する第6スイッチA6がON状態
になってステップS34に移行する。而して、前述した
ステップS34〜ステップS43が繰り返されて、図3
3→図31→図30→図29→図28の状態へ経てボデ
ィ9の積み込みが完了する。
ブザー、チャイム、ランプ等の警報装置115を接続
し、リフトフレーム4がリフトフレーム用ガイドローラ
22,22から離れて第5スイッチA5がONしたとき
に、リフトシリンダ34,34を停止させる代わりに、
警報装置115を作動させて作業者にリフトシリンダ3
4,34を停止させるように警報を発することも可能で
ある。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
て近接スイッチを採用しているが、リミットスイッチや
光電管スイッチ等の任意の検出手段を採用することがで
きる。
47と可動フック49とが無端チェーン43,43で一
体に移動するようになっているが、可動フック49は必
ずしも必要ではない。この場合、リフトフレーム4の前
端に第2の固定フックを設け無端チェーン43,43で
前進する固定フック47が前進端に達したときに前記第
2の固定フックと協働して被係合部材15を保持するよ
うにすれば、被係合部材15の外れを確実に防止するこ
とができる。
9を例示したが、箱型やコンテナ型のボディを採用する
ことも可能である。
るガイド部材としてリフトフレーム用ガイドローラ2
2,22を採用しているが、リフトフレーム4を摺動可
能かつ揺動可能に案内できるものであれば、ローラ以外
の任意の構造のガイド部材を採用することができる。
によれば、リフトフレームの後端にあるフックを地上に
あるボディの前端に設けた被係合部材に係合させるべ
く、リフト手段によりリフトフレームを後方に移動させ
ながら後傾させて接地させたとき、リフトフレームが車
体フレームのガイド部材から離れると、そのことを検出
手段が検出して制御装置がリフト手段を停止させるの
で、リフトフレームが車体フレームのガイド部材から離
れて過剰に後傾するのを未然に回避し、フックが被係合
部材に係合し難くなるの防止することができる。
リフトフレームの後端にあるフックを地上にあるボディ
の前端に設けた被係合部材に係合させるべく、リフト手
段によりリフトフレームを後方に移動させながら後傾さ
せて接地させたとき、リフトフレームが車体フレームの
ガイド部材から離れると、そのことを検出手段が検出し
て警報装置が警報を発するので、作業者がリフト手段を
停止させてリフトフレームが車体フレームのガイド部材
から離れて過剰に後傾するのを未然に回避し、フックが
被係合部材に係合し難くなるの防止することができる。
置にある状態を示す図
態を示す図
図
す図
移動させた状態を示す図
置まで移動させた状態を示す図
す図
ずらせた状態を示す図
用説明図
材) 34 リフトシリンダ(リフト手段) 44 スライドモータ(フック駆動手段) 47 固定フック(フック) 111 制御装置 115 警報装置 A5 第5スイッチ(検出手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 車体フレーム(2,3)と、 車体フレーム(2,3)の後部に設けたガイド部材(2
2)上に支持されたリフトフレーム(4)と、 ガイド部材(22)上に支持されたリフトフレーム
(4)の後端を接地させるべく、該リフトフレーム
(4)を後方に移動させながら後傾させるリフト手段
(34)と、 リフトフレーム(4)上に支持されてフック駆動手段
(44)により前後方向に移動するフック(47)と、 リフト手段(34)により接地したリフトフレーム
(4)の後端に移動したフック(47)に係合可能な被
係合部材(15)を前端に有し、フック駆動手段(4
4)により前方に移動するフック(47)に牽引されて
リフトフレーム(4)上に移動可能なボディ(9)と、
を備えた貨物自動車において、 リフト手段(34)により後方に移動しながら後傾した
リフトフレーム(4)が車体フレーム(2,3)のガイ
ド部材(22)から離れたことを検出する検出手段(A
5)と、 検出手段(A5)の出力に基づいてリフト手段(34)
の作動を停止する制御装置(111)と、を備えたこと
を特徴とする、貨物自動車におけるリフトフレーム安全
装置。 - 【請求項2】 車体フレーム(2,3)と、 車体フレーム(2,3)の後部に設けたガイド部材(2
2)上に支持されたリフトフレーム(4)と、 ガイド部材(22)上に支持されたリフトフレーム
(4)の後端を接地させるべく、該リフトフレーム
(4)を後方に移動させながら後傾させるリフト手段
(34)と、 リフトフレーム(4)上に支持されてフック駆動手段
(44)により前後方向に移動するフック(47)と、 リフト手段(34)により接地したリフトフレーム
(4)の後端に移動したフック(47)に係合可能な被
係合部材(15)を前端に有し、フック駆動手段(4
4)により前方に移動するフック(47)に牽引されて
リフトフレーム(4)上に移動可能なボディ(9)と、
を備えた貨物自動車において、 リフト手段(34)により後方に移動しながら後傾した
リフトフレーム(4)が車体フレーム(2,3)のガイ
ド部材(22)から離れたことを検出する検出手段(A
5)と、 検出手段(A5)の出力に基づいて警報を発する警報装
置(115)と、を備えたことを特徴とする、貨物自動
車におけるリフトフレーム安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000046811A JP3769163B2 (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | 貨物自動車におけるリフトフレーム安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000046811A JP3769163B2 (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | 貨物自動車におけるリフトフレーム安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001233113A true JP2001233113A (ja) | 2001-08-28 |
JP3769163B2 JP3769163B2 (ja) | 2006-04-19 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3769163B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011131757A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Tadano Ltd | 荷台移動式運搬車における荷台接地状態報知装置 |
JP2016124483A (ja) * | 2015-01-07 | 2016-07-11 | ファイヤテクノス合同会社 | 梯子昇降装置 |
-
2000
- 2000-02-18 JP JP2000046811A patent/JP3769163B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016124483A (ja) * | 2015-01-07 | 2016-07-11 | ファイヤテクノス合同会社 | 梯子昇降装置 |
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